2022年5月22日(日)
若鳥たち

 繁殖期と越冬期にそれぞれ6回の鳥類調査をしています。今シーズンの繁殖期調査、まだ4回目を終えたばかりというのに若鳥の群れが活発に活動。年々何もかもが早くなっているように思います。今日は電線にコサメビタキと思われる若鳥が止まっていました(写真左)。またバードバスではヤマガラの若鳥が水浴び(写真右)。生きるエネルギーを発散させている若鳥たちに、見ている私も元気をもらいます。ところで、雑木林ではキビタキの囀りとともに「テッペンカケタカ」の鳴き声がして、ホトトギスの飛来を確認しました。これは昨年と同じ日です。(Y)

2022年5月21日(土)
マコモ取りとシュレーゲルアオガエルの卵塊

 一昨日、田んぼビオトープにマコモ取りに行きました(写真左)。暖かくなるとマコモは一気に伸びます。真夏の猛暑は作業ができなくて秋まで放っておくとマコモはしっかりと根を張り、地下茎を張り巡らせます。そうなると作業が2倍も3倍も大変になるので、マコモが小さいうちに取り除きます。作業しながらふと畔を見ると、窪みにシュレーゲルアオガエルの泡に包まれた卵塊(写真右)がたくさんありました。幼生は泡の中で孵化。雨が降った時に雨水の流れとともに水の中に入りますが、降らないと乾燥して死んでしまいます。早く適度な雨がほしい…。(Y)

2022年5月20日(金)
ナキイナゴの脱皮

 田の草刈りに行く途中、ため池の堤防を歩いていたらバッタの新しい脱皮殻を見つけました(写真左)。すぐそばからバッタの幼虫が飛び出して(写真右)、この脱皮殻の主はナキイナゴだったようです(写真右)。午後、庭のバードバスではエナガの若鳥たちが集団で水浴び。命を輝かせて生きる生きものたち。そのすぐそばで暮らせる幸せを感じます。(Y)

2022年5月19日(木)
「初めまして」と「お久しぶりです」

 夕方、自宅そばの小さな畑でイチゴの収穫をしていて、ハッと目に留まったのが体長4cmほどのベニスズメ(写真左)。鳥(外来種)にもベニスズメがいるので、こちらはベニスズメガとも言われるガの仲間。私にとっては初めて見る昆虫です。右の写真はツチイナゴ成虫。前年の9〜10月頃成虫になり、そのまま越冬したものです。春に活動を始め、交尾・産卵。7月頃まで越冬した成虫を見ることができます。厳しい冬を乗り越えたと思うとうれしくて、つい「お久しぶり!」と声を掛けたくなります。(Y)

2022年5月18日(水)
ホオノキの花とタツナミソウ

 ホオノキの花が咲きました(写真左。5月15日撮影)。ホオノキは私たちが当地を見に来た20年以上前にすでにありました。でも成長が早く、何度も伐採されたので花が咲かず、3〜4年前に初めて咲いたときは嬉しかった! 右の写真はタツナミソウ。草刈りの効果か、驚くほど株が増えました。畔やため池の土手に群生する様は何とも美しい。ところで先日、冊子写真集作成にあたって助成金をいただいた団体の報告会がありました。多様な生物が生息する里山の価値をわかってもらえたでしょうか…。(Y)

2022年5月17日(火)
鳥類調査

 繁殖期3、4回目の鳥類調査をしました。早くに巣立ったスズメやエナガなどの若鳥は集まって行動(写真左はスズメの若鳥)。カワラヒワやヤマガラはヒノキの梢でタネを、カワラヒワの若鳥は畑の小松菜のタネを食べていました。若鳥たちや子育て中の親鳥の活動がとても活発。また、アオゲラの「ピョーピョーピョー」と高音の美しい囀りを間近で何度も聞くことができたし楽しい調査でした。確認したのは、コサメビタキ(写真右)、ブッポウソウ、キビタキ、コジュケイ、シジュウカラなど20種です。(Y)

2022年5月16日(月)
セトウチサンショウウオ幼生の今

 飼育しているセトウチサンショウウオ幼生は、成長して体長3〜4cmになりました(写真左は上から、右は横から撮影)。大きいものでは4cmを超えたものも。ヒレだったのが指ができて後肢になりました。指の数は前肢が4本、後肢が5本です。今年はミジンコが発生しないので、まだブラインシュリンプを与えています。でも飼育容器に田んぼビオトープの泥やタヌキモなどの水草を入れているせいか水が汚れず、泥の中にいるミズムシなどの小さな幼体も食べて順調に成長。来月には変態して、外鰓のない亜成体になって陸に上がります。(Y)

2022年5月15日(日)
吸蜜

 左の写真は春菊の花で吸蜜しているベニシジミ。春の初めに現れて、寒くなるまでほぼ一年中姿を見ることができます。ベニシジミの食草はスイバ。卵や幼虫を探しますが、なかなか見つけることができません。右はカンサイタンポポに吸蜜にやって来たハナバチの仲間。後脚の花粉ポケットがいっぱいになっています。自分たちや幼虫の食料を集めているのですが、花粉まみれの姿を見ると、花粉媒介に果たす役割の大きさも相当なものだとわかります。(Y)

2022年5月13日(金)
棚田の風景

 左の写真の黄色いのは菜の花畑(2022.04.19)。農家の方たちが休耕田を耕して、種を蒔いて丹精されたものです。地面が緑色に色づき始めた頃に咲く菜の花の黄色は人の心を和ませます。道路からもっと近いところにあれば、たくさんの人が楽しめるのにとちょっと残念な気もします。右の写真は私たちが田んぼビオトープとして管理している休耕田。白く見えるのは畔補強のために張ってある板。周年水を溜めていると畔が弱るのです。初代は腐ってしまって、今あるのは先日完成した2代目です。(Y)

2022年5月12日(木)
ヒシバッタ

 1枚の休耕田に、3か所の大きな水たまりと水路、湿地、草地のある田んぼビオトープでのこと。体長2cmほどのトゲヒシバッタがいました。私が近づいても逃げません。よく見ると、細くて鋭い「イ」に薄い後翅が刺さっています(写真左)。そっと抜いてやったら急いで逃げていきました。少し離れた所にいたのは体長1cm弱のヒシバッタ成虫(写真右)。様々な生物がいて、それぞれの今を生きています。(Y)

2022年5月11日(水)
今、田んぼビオトープでは

 左の写真は大きくなったカエルの幼生とアカハライモリ成体。幼生は、アカガエル以外にもシュレーゲルアオガエル、ツチガエル、アマガエルなど。識別はこれからちょっと腰を据えて…。ところで、アカハライモリは4月〜6月が産卵期。今年はオスの婚姻色を撮影したい。またイモリの幼生を見ることも楽しみです(2018年7月24日の当欄)。右の写真はマツモムシの幼虫。体長4〜5mmの孵化して間もない幼虫です。(Y)

2022年5月10日(火)
ササユリ1年生

 ササユリが芽を出し、大きく育ってきました。秋に実ったササユリのタネは翌年の秋に土の中で芽を出し、その翌年の春に地上に出てきます。通常1枚の葉で1年目を過ごします(写真左)。花が咲くのは3年目から。ササユリはタネから花が咲くまで5〜6年もかかるのです。とすると、ササユリ1年生のすぐそばの蕾を1つつけたのは3年生というところ(写真右)。北斜面の雑木林が自生地になっています。蕾も膨らんで、もうすぐ開花です。(Y)

2022年5月9日(月)
アゲハとダイミョウセセリの羽化

 保護していた越冬蛹のうち、昨日、アゲハ(写真左)とダイミョウセセリ(2021年7月5日11日の当欄)が羽化しました。ところで、ヤマノイモの葉の間で蛹化するダイミョウセセリ。葉が枯れ落ちたらどうなるの?調べたら、落ち葉の中で冬を越し初夏に羽化すると。それで去年の秋、蛹をヤマノイモの落ち葉とともに飼育箱に入れました。そして昨日無事に羽化。あんまり元気がよくて、写真を撮る間もなく飛んで行きました。右の写真は、落ち葉を探ったら出てきた春型の小さな羽化殻です。(Y)

2022年5月8日(日)
アキグミ

 玄関先のアキグミが5月の初めころ満開になりました(写真左)。花の数も今までで一番多くとてもきれいで、アゲハアオスジアゲハコマルハナバチ(写真右)などたくさんの昆虫が吸蜜にやって来ました。ところで今年はアキグミのすぐ近くのエゴノキが新芽を吹くことなく枯れました。元気であれば今が花の季節(2021年5月18日の当欄)。秋には熟した実を貯食するためにヤマガラが頻繁にやって来ます。毎年楽しみにしていて残念でしたが、これも自然の摂理。代わりにアキグミが十分に楽しませてくれました。(Y)

2022年5月7日(土)
ツバメ

 隣町の道の駅に行きました。以前はツバメの巣がたくさんあったところですが、苦情があったのでしょう、巣を作らせないようにしてしまいました。巣を落とした痕跡もあります。でも今日は巣材をくわえたたくさんのツバメ(写真左)。多分巣を作りかけたら壊される、の繰り返し。それでも諦められないのでしょう…。私たちの家に近い古い農家の倉庫では毎年ツバメが子育てをします(写真右。2018.06.20)。ツバメの巣を落とすと火事になると言われて大切にしてきたそうです。害虫を食べてくれる愛らしい存在だったのでしょう。人々の暮らしのすぐそばで人と共存してきたツバメ。道の駅での巣作り、何とかしてやれないでしょうか。(Y)

2022年5月6日(金)
センス・オブ・ワンダー

 こどもの日の山陽新聞のコラム「滴一滴」は「センス・オブ・ワンダー」について書かれていました。原文通りではありませんが内容を一部紹介します。「センス・オブ・ワンダー」とは美しいものや未知なものに目を見張る感性のこと。「沈黙の春」の著者レイチェル・カーソンが、幼少時に自然の神秘に触れることがいかにのちの人生を豊かにするかについてつづった本の題名でもある。子どもには知識よりも、そばで一緒に驚き、発見の喜びを分かち合える大人こそが欠かせないとカーソンは考えていた…。この本「センス・オブ・ワンダー」をもう一度読み直したいと思いました。そして、子どもたちが驚き感動するような自然を残してあげたい!写真左はハラビロカマキリの幼虫。右は四季折々の花々が楽しめる小道です。(Y)

2022年5月5日(木)
命あふれる季節

 初夏、里山はたくさんの生きものたちが活発に活動する命あふれる季節。キビタキが今日も雑木林に来ました(写真左は2019年に近くの森でで撮影したものです)。美しいさえずりの合間に時折コジュケイの鳴きまねをします。「チョットコイ、チョットコイ」って。畑では、ホオジロやビンズイ(写真右。2022.05.03撮影)スズメ、コジュケイが採餌。昨日はキビタキがバードバス・デビュー。環境整備と雑木林が豊かになったことが奏功しているのでしょうか。鳥の種類も数も今までで一番多いような気がします。平和を祈りつつ、命の愛おしさや新緑の美しさを今までにもまして強く感じています。(Y)

2022年5月4日(水)
オトシブミ

 娘たちが小さかった頃は大阪にいて、新緑の季節によく金剛山に登りました。山道に葉をクルクル巻いたものが落ちています。これはオトシブミのメスが作った揺らん(ようらん・ゆりかごのこと)。メスは中に卵を1つ産み、孵化した幼虫は葉を食べて育ち、成虫になって揺らんから出てきます。おとしぶみ(落文)とは、昔、巻紙に手紙を書いて想いを伝えたい人の近くの路上に落としたと言われる文のこと。「オトシブミ」は揺らんが落文に似ていることからついた名前です。左の写真はイチゴの葉で作られた揺らん、右は制作中のヒメクロオトシブミです。(Y)

2022年5月3日(火)
ため池の堤防(冬から春へ)

 心配していたブッポウソウは、新しい巣箱を使い始めたようです。昨年はヒナに餌(甲虫類、セミ、トンボ、バッタ、カタツムリなど)を与える時期に雨が降り続き、巣立ったヒナの数も例年より少なかったようです。今年は穏やかな天候でありますように。また、大きな災害がありませんように…。さて、昨シーズンは堤防の整備も頑張りました。写真は冬から春へ移り変わる堤防をほぼ同じ場所から撮影したものです。左は冬(2月12日)、右は春(4月20日)。正面の森でブッポウソウがひと夏を過ごします。(Y)

2022年5月2日(月)
鳥類調査

 「環境省モニタリングサイト1000・里地」の鳥類調査、今シーズン繁殖期の1、2回目をしました。確認したのは、ブッポウソウ、キビタキ、コシアカツバメ、アオバトなど21種。そのうちブッポウソウは4月28日にペアがこの場所にやって来ました(写真左。遠いのでただの証拠写真です)。巣箱は傷んだので新しいものに交換し、さらに昨年まであった電柱から少し離れたポールに移動しました(写真右。左側に昨年までの電柱、中央が新しい巣箱)。ブッポウソウのペアは戸惑っているのか、昨年まで巣箱があった電柱に頻繁に来ています。多分、昨年ここで繁殖したペアでしょう。遠く東南アジアから当地を目指してやってくる鳥の能力に驚きます。早く新しい巣箱に慣れて利用してほしいです。(Y)

2022年5月1日(日)
フジの花

 フジの花が満開です。自宅近辺でも街に行く途中の山々でも。すごくきれいですが、こんなにフジの花が増えたのは山の手入れができていないから。確かにフジの蔓は放っておくと暴れるように伸びて巨大になり、絡まれた木は枯れてしまうこともあります。我が家の周囲の雑木林は、冬の間の手入れを頑張ったので今までになくきれいになりました。でも暖かくなった今、フジの細い蔓があちらこちらから伸び始めて絡まる木を探しています。さてどうするか?今は伸びてきた蔓を見つけたら切るしかありません。左の写真はクリの木に絡んだフジ。右は花のアップです。(Y)

2022年4月30日(土)
アカガエル幼生の放流

 3月27日にアカガエルの今シーズン最後の産卵。ニホンアカガエルの卵塊5個です。その卵塊を守るため自宅で飼育開始(4月10日の当欄)。天敵から生き残る確率を高めるために、幼生の体長が2cmになるくらいまで育ててやりたい。でも、ニホンアカガエルの1卵塊の卵数は500〜3000個。案の定、幼生の成長につれ飼育容器は過密状態に(写真左)。もう少し育てたかったけど、もう無理。今日、田んぼビオトープに放流しました。そこにいる幼生は4〜5cmになっていますが放流したのは2cm弱。ちょっと心配だけど生き残る確率は高くなったかな。右の写真は放流した幼生の1匹。(Y)

2022年4月29日(金)
セトウチサンショウウオの幼生

 今シーズン、田んぼビオトープや水路で確認できたセトウチサンショウウオの卵のうは最終的に16個。卵から孵った幼生は順調に育ち、大きいものは体長3〜4cmに(写真左)。右の写真は自宅で飼育している幼生(3月29日4月9日の当欄を参照ください)。毎年のことですが、自然下の方が成長が速いです。でも自然のものは水底の砂に紛れて細かな成長具合がわからないので、飼育個体を観察します。右の個体は体長約2cm。指のある前肢がわかります。体の後方にあるヒレはもうすぐ後肢に変化。ヒレから四肢へ。ダイナミックな形態変化の不思議に好奇心が募ります。(Y)

2022年4月28日(木)
カサスゲ群落

 例年なら草を刈るだけで精一杯。でも昨シーズンは「草を刈って集めて焼いて」を頑張りました。そのせいか、カサスゲが今までになく大きな群落になり、満開の花を咲かせています(写真左)。ここはカヤネズミの生息場所として保全している所。写真を撮っていると、周辺からキビタキやウグイスの美しいさえずりや、時折ブッポウソウの「ゲッ」という鼻にかかったような声。今年も心弾む季節になりました。右の写真はカサスゲ群落がある休耕田の全景。カサスゲの成長とともに環境がどう変わっていくか楽しみです。(Y)

2022年4月27日(水)
ヒメハギとオカオグルマ

 今年もブッポウソウが飛来しました。今まで一番早かったのは4月29日ですから、それより2日早い飛来です。さて、今日は気持ちのよい天気。キンランやトンボソウの芽が出ていないか探しながら歩いていると、例年とは違う場所でヒメハギを見つけました(写真左)。畑の一角ではオカオグルマが満開(写真右)。季節の移ろいは、生きものたちや花々とともに…です。(Y)

2022年4月26日(火)
マツノキハバチ

 アカマツの幼木に今年もマツノキハバチの幼虫がいました。1、2齢期の幼虫は1本の針葉を数頭で取り囲むように食害(写真左)。そして、針葉の中心を糸状に残します。右の写真でクルクル巻いているのが食べ残した針葉の中心部。3齢期以降になると針葉を先端から基部まで食い尽くすようになり、食害量も多くなります。鳥は食べないのだろうか。1〜2年間の発生で終息するようなので、様子をみたいと思います。(Y)

2022年4月25日(月)
ヤマツツジとコバノガマズミ

 コバノミツバツツジが花の時期を終えたと思ったらヤマツツジが満開(写真左)。私はどちらかというと、ピンク色のコバノミツバツツジより赤いヤマツツジが好きです。右の写真はコバノガマズミ。白い花を撮るのが難しくて、蕾の頃から何度も取り直していたら、いつの間にか満開に。まだ納得がいかないけれど、もうすぐ花が終わってしまいそうで…。今の精一杯の写真です
。(Y)

2022年4月24日(日)
未来を生きる人たちへ

 今朝は3羽ほどのビンズイが庭で雑草などの実を食べていました。シジュウカラやヤマガラ、エナガは採食と水浴びに。雑木林ではシロハラも。空を見上げればツバメやコシアカツバメが飛び交っています。田んぼビオトープからはカエルの大合唱。葉桜では子育て中のスズメが大きな幼虫をゲット。このような環境を未来を生きる人たちにも残してあげたい…。左の写真は田んぼビオトープ周辺。右はため池の堤防。どちらも里山の春の風景です。(Y)

2022年4月23日(土)
タンポポ

 当地のタンポポは在来種のカンサイタンポポ(写真左)、キビシロタンポポ(写真右)、そして外来種のセイヨウタンポポの3種類あります。毎年実が熟すちょうど今頃、カワラヒワが実を食べにやって来ます。カワラヒワがうれしそうで、それを見るのがまた楽しみなのです。(2021年4月18日の当欄も参照ください)(Y)

2022年4月22日(金)
二つの風景

 左の写真は2020年の12月のもの。休耕田1枚の草刈りをして、刈草を片づけてホッとしたところでふと見上げたら…まだまだ嵩の高いススキなどの草がいっぱい。思わずため息が出た記憶があります。右の写真は今年の4月の作業中に撮影したもの。よく見ると2枚の写真はほぼ同じ場所!去年から今年にかけて休耕田の整備をかなり頑張りました。手を加えたらこんなに綺麗になるんだ。本格的に休耕田で作業をするようになって10年。ようやく納得できる形に近づいたかな。(Y)

2022年4月21日(木)
クロスジギンヤンマの羽化

 昨日ビオトープ池(人工池)でクロスジギンヤンマの羽化殻を見つけました。今日見に行くと2頭のクロスジギンヤンマが羽化の最中(写真左)。一昨年までは毎年たくさんの羽化がありましたが、夏に池が漏水して干上がってしまい残念なことになりました。その後水漏れを補修(2021年3月20日4月13日の当欄)したところ、今年は2年ぶりにクロスジギンヤンマの羽化を見ることができました。地域で絶滅さえしていなければ、環境を整えることで生きものは戻ってくる。貴重な経験でした。池に隣接する湿地ではカサスゲの花が満開です(写真右)。(Y)

2022年4月20日(水)
ウワミズザクラとミツバアケビ

 今年は雨が少なく昼間は初夏の日差しで、花の季節は主役を変えながら急ぎ足で過ぎていきます。今の主役はウワミズザクラ(写真左)。白い小さな花が房状に咲いてすごく美しいです。右の写真はミツバアケビ。上にある大きなのが雌花で、その下に小さくて多数あるのが雄花です。アケビの花に比べて地味だけど大好きな花。秋に熟す実を小さくしたような雌しべを見ると、当たり前なのに不思議な気がしてきます。(Y)

2022年4月19日(火)
トノサマガエルとアマガエル

 一昨日の当欄で紹介した体長約10cmのトノサマガエル。やっとカメラに収めることができました(写真左)。右の写真は畑で見つけたニホンアマガエル(4月8日撮影)。冬眠から目覚めたばかりのようで、すごく痩せています。今、畑には1cmほどのバッタ科やキリギリス科の幼虫が多数活動中。このアマガエルもいっぱい食べて、じきに大きくなるでしょう。厳しい冬を無事乗り越えた生きものたちは、これから次々と繁殖期に。つながる命をしっかり観察したいと思います。(Y)

2022年4月18日(月)
タンポポとカスミザクラ

 今日もアゲハが2頭羽化しました。家の前の小道はタンポポが満開(写真左)。毎日カワラヒワがタネを食べにやって来ます。庭ではカスミザクラが満開になり、木々も新緑の柔らかい色です(写真右)。ホオジロのペアが雑草のタネを食べに来ました。庭の地面に来たのは初めてでちょっと新鮮な気持ちに。でも昨日までしょっちゅう来ていたシロハラは今日は来ませんでした。季節の移り変わりは速いです。(Y)

2022年4月17日(日)
アゲハとクロアゲハ

 田んぼビオトープではシュレーゲルアオガエルの声がよく聞こえます。自宅そばのビオトープ池で、今季初めてトノサマガエルを見つけました。体長10cm近くある大きなメスです。水草をもっと除いて産卵できる環境を作ってやりたいと思います。さて今日、保護していたアゲハ(写真左)とクロアゲハ(写真右)が羽化しました。寄生されて死んでしまったものが多い中で、無事羽化したのはうれしい出来事でした。(Y)

2022年4月16日(土)
アカガエル幼生の救出

 久しぶりの雨で田んぼビオトープの危機は解消しましたが、今度は水が溢れてアカガエルの幼生がビオトープの外へ出てしまいました(写真左の左側)。そこは今は水が溜まっていてもすぐに抜けてしまいます。そこで幼生の救出作戦です。でも数が多すぎて、今日はやっと三分の一くらい。明日また続きをします。作業中に出てきた、卵を背負ったオオコオイムシのオス(写真右)。空を見上げればコシアカツバメ。えーっ!例年より2週間早い飛来です。(Y)

2022年4月15日(金)
冬芽から新芽へ

 初めてクサギの冬芽を見た時(2月3日の当欄)、とても面白く感じて、春になったら新しい芽はどんなふうに展開していくのか興味いっぱいで観察していました。左の写真は4月4日、右は4月15日に同じ部分を撮影したものです。うーん、すごい。「はるになれば もっと きれいに なるんだよ パッパッパッパッ…」(4月2日の当欄)。次の冬はもっと冬芽にこだわってみよう!(Y)

2022年4月14日(木)
イボタガとアマガエル

 今日は久しぶりの雨。このところずっと高温・乾燥の初夏のようなお天気が続いていたので、人も生きものもようやくほっと一息です。さて、昨日は建物の板壁にイボタガがいました(写真左)。春に現れる大型のガです。翅がデコボコした立体に見えますが目の錯覚。翅の複雑な模様でそのように見えるのです。右の写真はニホンアマガエル。大きなお腹をしているので産卵間近でしょう。田んぼに水が入るころ、初春のアカガエルの時より一層賑やかなカエルの声が響きます.(Y)

2022年4月13日(水)
アケビとショウジョウバカマ

 棚田の入り口で、防獣柵に絡んだアケビの雄花が咲き始めました(写真左)。白い花びら(正確にはがく片)に雄しべの色(何と表現したらいいのかわかりませんが)。いつまでも眺めていたい、清楚で美しい花です。右の写真は、北斜面に咲くショウジョウバカマ。1週間ほど前に見た時は蕾が少し出ていただけなのに、今日見たら満開!全部で17輪。株も増えました。草を刈って、集めて焼く。その繰り返しが花を元気にさせるようです。これからの時期は、短く刈ったササとともにササユリが育ってきます。(Y)

2022年4月12日(火)
オオカマキリとヤブキリの幼虫

 草刈りの時、よく見つかるのがオオカマキリの卵鞘。見つけた卵鞘は持ち帰って飼育箱の中で保護し、暖かくなったら適当な場所に分散して置いてやります。先日、卵鞘の乾燥が気になってスプレーで水をかけてやろうと飼育箱を開けたら、中に体長約1cmの幼虫が(写真左)。すでに孵化していたのです。畑には体長7〜8mmのヤブキリ幼虫(写真右)。ヤブキリは獰猛な肉食昆虫ですが、小さいうちは花粉など植物質のものを食べています。今年はバッタの仲間の成長をじっくり観察したいと思っています。(Y)

2022年4月11日(月)
雨がほしい

 私の若い頃、3月下旬〜4月上旬の菜の花が咲く時期にしとしと降る長雨がありました。「菜種梅雨」、「催花雨」(さいかう・花を咲かせる雨の意)と呼ばれます。でもいつの頃からか、この時期に雨がほとんど降らなくなりました。冬に満水だった田んぼビオトープも雨が降らず、季節外れの強い日差しで干上がってきた場所があります(写真左)。アカガエルやセトウチサンショウウオがまだ幼生期で水の中にたくさんいるのに…。まとまった雨がほしい。何とかこの時期を乗り越えたいと水路の手入れを毎日のようにしています。右の写真はシオヤトンボの脱皮殻。生きものの気配に励まされます。(Y)

2022年4月10日(日)
カエルの外鰓

 3月27日、小さな水たまりに新たに5個のアカガエル卵塊がありました。数日後その水たまりが干上がりそうになって卵塊がピンチ!急いで水の多いところに移したら、先に生まれた幼生(オタマジャクシ)がたくさん集まって卵を食べ始めました。それは大変と卵塊を自宅に持ち帰ることに。4月8日に水槽の中で卵はすべて孵化。しばらくすると幼生は水面すれすれのところに集まって水槽の壁に腹部をつけています(写真左)。幼生をよく見ると左右に突き出た外鰓(がいさい・体の外にでている「えら」のこと)がはっきり認められます。今日見るとどの個体も外鰓は左側だけ(写真は腹側から撮っているので右側に見えますが体の左側です)。調べてみると、カエルの外鰓があるのは孵化後2、3日だけで、まず右の外鰓が先に消え、翌日には左の外鰓も消えるのだそうです。消えるタイミングが左右で違うなんて初めて知りました。(Y)

2022年4月9日(土)
セトウチサンショウウオの卵のう

 今季のアカガエルの産卵は終わりました。田んぼビオトープ全体でおよそ270卵塊。270匹のメスが産卵に来たということです。また、セトウチサンショウウオの産卵はまだあるかもしれませんが、今のところ見つけた卵のうは15個(15対)です。自宅に持ち帰った1個の卵のうを、幼生が外に出てくる(「出のう」と言います。2022年3月29日の当欄)時期に詳しく観察しました。左の写真が1個(1対)の卵のうで、Vの字形の下端部分がくびれていて水中の細い草に付着していました。両側の上端に穴が開いていてここから幼生が出てきます。右の写真は幼生が穴から卵のうの外へ出たところです。また一つ知らなかった生きものの世界に触れることができました。(Y)

2022年4月8日(金)
スジグロシロチョウ

 昨年の晩秋に台所でチョウの蛹を見つけました(写真左)。室内では暖かいので、冬に羽化しても困ると思って蛹をそっと外して保護ポケット(2020年10月28日の当欄)に入れて室外に置いた飼育箱で保護することにしました。そして今日、チョウが羽化しました。保護していた蛹のうちの羽化第一号です。モンシロチョウの蛹だと思っていましたが、出てきたのはスジグロシロチョウ(写真右)。何度見ても羽化したばかりのチョウの美しさには感動します。(Y)

2022年4月7日(木)
里山が美しいのは

 先日、休耕田の草刈りをして刈草を焼きました(写真左は草刈り前、右は草焼き後)。ここは長い間の放棄田でひどい藪と湿地でしたが、数年前に大勢で藪の刈り払いをしました。その後私たちで少しづつ手入れをしている内に、マコモやチゴザサ、ガマ、ススキが群落を作り、カヤネズミの秋の繁殖巣や冬の越冬巣がたくさん見つかるようになりました。それで、カヤネズミに影響が及ばないよう春暖かくなってから草刈りをします。毎年刈っては焼くを繰り返しているうちに生えてくる草も優しい感じになってきました。「里山の美しさは人の汗の賜物」。きれいになった風景を眺めながら改めて実感します。(Y)

2022年4月6日(水)
芽吹きの季節(その2)

 左の写真はウワミズザクラの花芽と葉芽。赤みがかった色をしています。右は休耕田の作業中、東に見える山。新芽のいろいろな色が混じってパステルトーンに彩られます。その中にパッチワークのようなヤマザクラのピンク色が何とも美しい。(Y)

2022年4月6日(水)
芽吹きの季節(その1)

 樹々が芽吹いてきました(写真左:リョウブ、右:コナラ)。周辺の山々も萌黄色から若草色、濃い緑色へと刻々と変化していきます。秋の紅葉の時期とともに、周辺の山々が一年で最も美しい季節です。(Y)

2022年4月5日(火)
サクランボとシダレザクラ

 サクランボが花の季節を終えました。左の写真は3月27日、満開の時のサクランボの花です。もっと早く紹介したいと思っていたのに今頃になってしまいました。実のなる季節にはヒヨドリに負けないように収穫して少しでも味わいたいです(毎年負けるので…)。右の写真は咲き始めたばかりのシダレザクラ(品種名不明)。サクランボもシダレザクラも淡くて優しいピンク色。眺めていると心が落ち着いてきます。(Y)

2022年4月4日(月)
シュンランとコバノミツバツツジ

 雑木林を歩いているとシュンランが満開(写真左)。株も毎年増えています。大阪にいた今から20年以上前のこと。自然観察インストラクター養成講座の講習会が服部緑地でありました。その時、同じ受講生が1輪の花をつけたシュンランの小さな株を見つけました。みんな大興奮!私も見るのは初めて。清楚な美しさにしばし見入りました。当地に来て、この時期たくさんのシュンランを見られるようになりましたが、初めて見た時の感激は今も変わりません。シュンランのそばではコバノミツバツツジが咲き始めました(写真右)。(Y)

2022年4月3日(日)
様々な生活スタイル

 田んぼビオトープでは、アカガエルのほかにいろんな水生生物が生息しています。左の写真は交尾中のマツモムシ。大きい方がメスです。2匹のアメンボはトゲヒシバッタを捕食中(写真右)。種によって生きる姿は様々です。オオコオイムシのオスは卵を背負っているし、サワガニの卵はメスの腹部で孵化し、稚ガニとなって生まれます。様々な生活スタイル。だからこそ、多様な生物が長く命を繋いでこれたということでしょう。(Y)

2022年4月2日(土)
春が来た!(その3)

  「みんなは みんなは きのめだよ はるに なれば もっと きれいに なるんだよ パッパッパッパッ…」(「ふゆめがっしょうだん」2022年1月29日の当欄)。春になって、冬芽(写真左)の中で小さくたたまれていた葉や花や茎になる芽が伸びて一層きれいに、豪華になりました(写真右)。写真の植物は朝倉ザンショウです。(Y)

2022年4月1日(金)
春が来た!(その2)

 畑ではハナモモやサクラがもうすぐ満開です。雑木林ではクロモジ(写真左)やウグイスカグラ(写真右)も開花。里山はこれから6月頃まで、一年で最も美しい花の季節を迎えます。(Y)

2022年4月1日(金)
春が来た!(その1)

 田んぼビオトープではアカガエルの卵のほとんどが孵化して幼生になりました。2月14日に産卵が始まり、その後3月2日と14日に産卵のピークが。最初に産卵されたものと最後のものとでは1か月の差があり、幼生も体長3cmを超えるものから孵化したばかりの体長約1cmのものまで様々です(写真左)。産卵時期の早いものは、生まれたばかりのほとんど動けない幼生を食べます(写真右)。空からはサギなどの鳥類、水の中ではマツモムシなどの昆虫類、イモリ、そして同じアカガエル幼生にまで…。食べられて数を減らしながら成長していきます。(Y)

2022年3月31日(木)
オオタカの狩り

 3月29日と30日に、上のため池の堤防に近いところで鳥の羽根の散乱を見つけました(写真左)。獲物を堤防の法面に追いつめて仕留めたようです(写真右は堤防の法面。上部に防獣柵もあります)。この狩りの仕方から考えて、襲ったのはオオタカ。羽根の特徴から、犠牲になったのはどちらもキジバトです。可愛そうだけど、キジバトの死はオオタカの命を支えます。自然の中での死は決して無駄になりません。(Y)

2022年3月30日(水)
草焼き(その2)

 法面の草を下ろしてきれいにすると、ツクシの他にノカンゾウの若い株が多数(写真左)。株が増えているのに驚きました。右の写真の緑色の部分は全部ノカンゾウです。これがみんな大きく育って花を咲かせたらきれいだろうな…。10年ほど前に十数輪の花を見ましたが、それから何年も花が咲かず、昨年やっと2輪咲きました。ノカンゾウの開花に必要なのは、適度な湿り気と日当たりだとか。今年はたくさんの花を咲かせたいです。(Y)

2022年3月30日(水)
草焼き(その1)

 今朝も休耕田の草焼きをしました。ここは水が浸み出す場所でマコモやカサスゲが育ち、カヤネズミの巣がよく見つかるところです。休憩後作業を再開して法面の草を熊手で下ろしていたら、目の前に姿の良いツクシがたくさん。そこで急遽予定変更でツクシ採り。またまたハカマ取りの面倒さを忘れてたくさん採ってしまいました(写真右は収穫の一部)。今夜の一品は「ツクシの卵とじ」。とても美味しく、春の味がしました。(Y)

2022年3月29日(火)
出のう

 3月は日差しが強くなるので、晴天が続くと田んぼビオトープの干上がりが心配です。特に心配な場所に産卵されたセトウチサンショウウオの卵のう1つを家に持ち帰って飼育を始めました。3月23日に卵のうの中で孵化した幼生1匹が、卵のうに開いた穴から泳ぎ出てきました(これを出のうといいます)。すべて出のうしたのが3月26日で幼生は全部でおよそ40匹。10匹ほどを残して残りは田んぼビオトープの水量の安定した場所に放流しました。写真は出のうしたばかりの幼生で体長は15mmほど。左は上から、右は真横から撮ったものです。同じ個体なのに横から見ると魚のようです。この不思議で魅力的な生物の成長を今年も大切に見守りたいと思います。(Y)

2022年3月28日(月)
1年ぶりの旅行(その3)

 港で乗船を待っていると、1匹の野良犬がやって来ました(写真左)。出産したばかりの様子。子犬が近くにいるのでしょう。犬はひどく痩せていましたが穏やかな顔つき。盛港は漁港でもあるので、漁を終えた船が入港すると魚を少し分けてもらっているのかもしれません。「野良犬にエサをあげないで」の札(写真右)がありましたが、そっと魚をもらっていると思いたい…。乗船が始まると犬は去っていきました。子犬の元へ帰ったのでしょう。母子ともに保護されていい飼い主に恵まれますように。犬たちの幸せを願わずにはおれませんでした。(Y)

2022年3月27日(日)
1年ぶりの旅行(その2)

 旅行2日目は、「しまなみ海道」を大三島で降りて盛港(さかりこう)から船で10分ほどの大久野島へ。この島は太平洋戦争の時に毒ガスを作っていた所。今はウサギ700匹が迎えてくれる癒しの島です。船が出るまで時間があったので、車で近くを見て回りました。左の写真は「盛五反田海岸」。ここも美しい砂浜でした。正面に見える島が大久野島です。船の時間が来たので港へ(写真右)。わずかの時間とはいえ、久しぶりの船旅に心が弾みます。(Y)

2022年3月26日(土)
1年ぶりの旅行(その1)

 3月24日〜26日、1年ぶりの旅行に行きました。まずは24日。飼い犬のウリを連れて2〜3回行った愛媛県東予の桜井海岸へ(写真左)。以前と変わらない美しい海と砂浜。春になったらまたウリと一緒に行こうと思っていたのに…。大切にしていても日常はあっさりと壊れます。ロシアの軍事侵攻、度重なる大地震と津波、気象災害などなど。その真っただ中にいる人たちに平和な日常が戻ることを祈り、自分たちも一日一日を大切に生きなければと思います。暖かい東予の海岸近くではサクラやコバノミツバツツジが咲き始めていました。右の写真は展望台近くに咲いていたヒサカキの雌花です。(Y)

2022年3月23日(水)
「角ぐむ」マコモ

 朝のうちは風がなかったので21日の続きの草焼きをしました。焼いていると汗が出るほど。でも作業を終えた午後からは、また冷たい風が吹く寒いお天気になりました。なかなかすっきりと春本番にはなりません。午前中の作業で、カヤネズミ生息地として保全している休耕田1枚の草焼き終了。左の写真は草を除けた後に顔を出した「角ぐむ(つのぐむ)」マコモ。右は作業からの帰り道で咲き始めたヒサカキ。里山では季節は生物とともに移り変わっていきます。(「角ぐむ」という言葉に関しては2018年3月28日の当欄を参照してください)(Y)

2022年3月22日(火)
田んぼビオトープ

 冷たい風が吹く寒い一日でしたが、今日も田んぼビオトープを見に行きました。セトウチサンショウウオの卵のうは6個に増えました。最初に見つけた卵のうはすでにもぬけの殻。みんな孵化して卵のうから出て行ったようです。アカガエルの新しい卵塊が1つありました。今シーズンの産卵は多分これで終わりでしょう。早くも卵を背負ったオオコオイムシのオスを見付けました(写真左)。なぜか赤っぽい色をしたミズカマキリ(写真右)も現れて、少しずつ生きものの賑わいを増す田んぼビオトープです。(Y)

2022年3月21日(月)
草焼きと春の風景

 今日は風もなく曇りがち。絶好の草焼き日和です。ススキやカサスゲ、マコモ群落があるカヤネズミ生息地の刈草を焼きました。嵩の大きい草ばかりで、一年でここまで育つ光合成のすごさに驚きます。作業を終えてほっと一息。一段下にはまだ大量の刈草が残っていますが、その先はきれいな春の風景が広がっていました(写真左)。そばのノカンゾウの芽生えが何とも愛おしく感じます(写真右)。(Y)

2022年3月20日(日)
自然からの恵み

 田んぼビオトープで、体長1.5〜2cmに成長したアカガエルの幼生を見ていたら、すぐ近くできれいな鳴き声がします。2羽のセグロセキレイです。1羽は私から3〜4m先。これなら私のカメラでも撮影できるかと思って撮ったのが左の写真。泥の中から獲物を捕えたところですが残念ながらピントがよくないです。右の写真はアメンボがアカガエルの卵を食べています(針のように先が尖った口を突き刺して卵の液を吸う)。泥の中にたくさんいるイトミミズや水生昆虫、またこの季節のアカガエルの卵塊は多くの生きものたちにとっては自然からの恵みでしょうか。ここの豊かな環境を維持したいと思います。(Y)

2022年3月19日(土)
ロシアの軍事侵攻

 ロシアがウクライナに侵攻してもうすぐ1か月。国連安全保障理事会の常任理事国であり、世界の超大国ロシアがまさか軍事侵攻するとは…。破壊された建物、その中にいたたくさんの民間人、多くの子どもまで犠牲になっています。戦争は人間の生命、幸福、環境に対する大きな脅威です。世界が力を合わせて気候危機や自然災害、パンデミックに立ち向かうべき時なのに。写真は咲き始めた梅とアセビの花。平和への願いを込めて…。(Y)

2022年3月18日(金)
ニンジンの収穫

 今日は冷たい雨。いつもよりちょっと丁寧に家事をしたり、いただいたお手紙に返事をしたり、以前の写真を整理したりして過ごしました。あっという間の一日です。さて、少し前の暖かい日に休耕田の畑でニンジンの収穫をしました(写真左)。収穫し残したニンジンの葉にナナホシテントウ(写真右)。このテントウムシはほとんど年中見るような気がしますが、春に見るのは格別です。ニンジンの何株かは残して花を楽しみたいと思います。ニンジンはセリ科。白いレースのようなきれいな花が咲きます。(Y)

2022年3月17日(木)
休耕田の畑

 田んぼで作業をした後、休耕田の畑に様子を見に行きます。今日はキャベツを収穫(写真左)。すぐそばでは採り残したコマツナが花を咲かせています(写真右)。氷点下の朝が続いた寒い冬がいつの間にか終わり、暖かい春になりました。(Y)

2022年3月17日(木)
もしアカガエルがいなければ…

 当地には、ニホンアカガエルとヤマアカガエルの2種のアカガエルがいます。1卵塊の卵数は、ニホンアカガエルで500〜3000個、ヤマアカガエルでは1000〜1900個ということです。大変な数の幼生が誕生しますが、成体まで育ってさらに繁殖まで至るカエルはほんの一握り。ほとんどがそれまでに天敵に食べられてしまいます(写真左、マツモムシに捕食される幼生)。でもそれは里山に棲む他の様々な生物の命を支えているということ。こんなに多数の卵を産むアカガエルがいなければ、里山の生物は数も種類も随分乏しいものになるでしょう。右の写真は、孵化したばかりの外鰓のある幼生。よく見ると体色は様々です。(Y)

2022年3月16日(水)
卵塊の数がメスの数

 私たちの管理地がある棚田に、1枚だけ農家の方がお米を作っておられる田があります。その方の田の水路にアカガエルがたくさん産卵しました(写真左)。この水路はいずれ水がなくなってしまうので、卵塊を救出して田んぼビオトープに入れました。その数は42個。田んぼビオトープの分と合わせると250個ほどになります。アカガエルのメスはそのシーズンに1個の卵塊を産みます。だから卵塊の数がここで産卵したメスの数です。卵や卵から孵った幼生が他の生きものに食べられるのは自然の摂理。でも成長途中で水切れで死んでしまうのはできるだけ避けたいのです。右の写真は水中で包接中のアカガエル。上がオスです。(Y)

2022年3月14日(月)
アカガエルの3回目の産卵

 予報通り少しまとまった雨が降り、朝から賑やかなアカガエルの声。田んぼビオトープに行くと、たくさんのアカガエルの卵塊とセトウチサンショウウオの卵のう2個がありました。今日新たに見付けたアカガエルの卵塊は112個、累計では188個になります。セトウチサンショウウオの卵のうは前のと合わせて4個になりました。早速天敵のアメンボやマツモムシの動きが活発に。また、変わった色のイモリが卵を食べていました(写真左)。何はともあれ、干上がりかけた田んぼビオトープが満水になって(写真右)ホッと一息です。

2022年3月13日(日)
雨を待ちわびて

 2月14日以来雨が降らないし、日差しも強くなってきて田んぼビオトープの一部が干上がる寸前です(写真左)。アカガエルの卵塊もこのままでは干からびそうです(写真右)。泥上げをして何とか今日一日をしのぎました。最近は天気予報も当たらないことがありますが、今夜遅くから雨が降るとか。天気予報が当たりますように。人間もカエルも雨を待ちわびています。(Y)

2022年3月12日(土)
防獣柵の際の草刈り

 いつも気になりながら放置していた防獣柵の際の草(写真左)。草刈り機ではできないので諦めていました。でも今冬は頑張って手刈りでやろうと…。防獣柵が二重になっているので小さな隙間に手を入れて鎌とハサミで少しずつ。何日もかかりましたが、手入れされた地道はとてもきれいです(写真右)。5月になればまた草が勢いよく伸びてきます。それまでのほんのひと時を楽しみたいと思います。(Y)

2022年3月11日(金)
カエルの外鰓

 早くに産卵されたアカガエルの卵が次々と孵化を始めました(写真左)。これはヤマアカガエルの崩れかかった卵塊で、黒い部分が体長約1cmの幼生の集団です。1匹を拡大したものが右の写真。前方左右に出ている細い紐のようなものは外鰓です。サンショウウオやイモリは変態して成体になるまで外鰓がありますが、カエルは孵化後数日で消失します。アカガエルの卵塊を観察していると、受精卵から幼生、そしてカエルへと変化していく様子が間近で見られ、生命の神秘を感じます。(Y)

2022年3月9日(水)
ビオトープ池の変遷(その3)

 左の写真は完成したビオトープ池。2つの池を繋ぐ水路に木の橋を架け、そばにベンチを作りました。池に真っ先に集まってきたのはミズスマシ。その後ガムシやアカハライモリ、アカガエル、トノサマガエル、シュレーゲルアオガエルなどが繁殖。トンボの羽化もたくさん見られました(写真右)。当たり前だけど生物には水が必要。野生生物との共生のためには水のある場所が必要なのだと、乾田が広がる里山地域を見ながら考えてしまいました。(Y)

2022年3月8日(火)
ビオトープ池の変遷(その2)

 最初のビオトープ池は手掘りで作り、近くのため池から採ってきた2〜3株のマコモを移植しました(写真左)。また、自宅の修繕に来た業者の方にお願いして、重機で手前にもう一つ深い池を掘ってもらいました(写真右)。そしてその方のアイデアで、軒下の雨水タンクが満水になったら地面に埋めたパイプを通して水が入るような仕組みに。最後に2つの池を水路で繋いでひょうたん型のビオトープ池完成。でもその後、浅い手掘りの方は何度も水が抜けてしまうので池にすることは断念。今はカサスゲなどが生えた湿地の状態です。昨日の満水の池はこの写真の右側のほうです。(2021年3月20日2021年4月19日の写真も見てください)(Y)

2022年3月7日(月)
ビオトープ池の変遷(その1)

 もう随分前の2010年に一念発起。自宅そばの畑の一角に池を作ることにしました。その後休耕田を借りて田んぼビオトープを作るとは想像もしていなかった頃で、生きものが集まる水のある場所がどうしても欲しかったのです。もともとこの場所は田んぼで、穴を掘れば割合簡単に水が溜まると思っていました。しかし最近になって地元の方に聞いたら、田んぼではなく山であったと。道理で手を入れないとすぐに水が抜けてしまうはず…。いずれにせよ、穴を掘ったので水抜け対策が必要でした。ビニルシートを使うのは嫌だったので「たたき粘土」でやりました。左の写真は池を掘り始めたころ(2010年11月)。右は何度かの水漏れ補修を経て、満水の現在の池です。これからこの池の変遷について紹介したいと思います。(Y)

2022年3月5日(土)
フキノトウ味噌

 20日ほど前、大阪の友達からフキノトウ味噌を作ったとメールがありました。私も作ろうと思ってフキノトウを探しましたが、当地では少し早かったようです。そしてようやく今日、いつもの場所にフキノトウが5、6個顔を出しているのを見つけました(写真左)。早速フキノトウ味噌作り(写真右)。うど菜、ツクシ、ワラビ、コシアブラなどとともに、季節になると無性に食べたくなる味です。(Y)

2022年3月4日(金)
ヤマアカガエル

 新聞記事の中で、俳優・仲代達矢さんの次のような言葉が心に残りました。「もうけが唯一の指標になり、市場原理を神のようにあがめ、無駄なもの、非効率なもの、弱い者を容赦なく切り捨てていった。迎え入れたのが異常気象やコロナ禍でなかったか。」 うーん…強い共感を覚えます。自然を大切にすることは人間の命を大切にするのと同じこと。その思いが強くなりました。左の写真は3月2日の蛙合戦の時に畔に上がってきたヤマアカガエル(体長5〜6cm)。右は以前撮影した体長約2cmの子ガエルです(2020.06.06撮影)。ニホンアカガエルの成体は畑や草地で一年中見ますが、ヤマアカガエルの成体を見ることは稀です。いつの間にか雑木林などに移動するようです。(Y)

2022年3月3日(木)
アカガエルの産卵

 サーバーへのアップロードがうまくいかず、ホームページがしばらく表示されなくなっていました。昨日やっと回復しましたが、心配してくださった方もおられたと思います。ご心配をおかけしました。また、よろしくお願いいたします。さて、一昨日は冷たい雨。昨日は暖かくなって、昼頃からアカガエルの賑やかな鳴き声。急いで田んぼビオトープへ見に行きました。たくさんのアカガエルが激しく動き回っていました。鳴のうを膨らませて鳴くオス(写真左)。たくさんの卵塊のそばで包接するアカガエル(写真右の中央。オスの下にメスがいますがわかりにくいです)。昨日の産卵はヤマアカガエル25、ニホンアカガエル23卵塊でした。(Y)

2022年2月27日(日)
アカガエルの新たな産卵

 夜の間に少し雨が降って、日中は暖かく穏やかなお天気。午後2時半頃、田んぼビオトープの方からアカガエルの鳴き声がしたので急いで行ってみました。カエルの鳴き声は止んでいましたが、新たに2卵塊を見つけました。2月14日に10個、15日に2個の卵塊を見つけましたが、その後の産卵は途絶えていて、久々の産卵です。左の写真は今日産卵された卵塊の1個。手ですくうと、コロンと両手に収まりました(写真右)。産卵のピークが待ち遠しいです。雨で産卵のスイッチが入るので、早く暖かい雨降らないかな…。(Y)

2022年2月26日(土)
明るい日差しの中で

 今日は久しぶりの明るい日差しで暖かかったので、双眼鏡とカメラを持って近くを散歩。ヤマガラがアカマツの実を上手に取り出していました(写真左)、他にもエナガ、ミヤマホオジロ、アオジ、ツグミ、シロハラ、トラツグミ、モズ、ノスリなど合計17種の野鳥を見ることができました。また、道路際に植えられたカシワバアジサイの冬芽(写真右)も面白かったです。同じアジサイ科でもアジサイやガクアジサイの冬芽(2月5日の当欄)とは違い、埴輪のような形をしています。(Y)

2022年2月25日(金)
最低気温−6.5℃

 今日の最低気温は−6.5℃。この冬一番の冷え込みでした。10時頃まで給湯器は水しか出ないし、水を入れて庭に置いていたペットボトルは底まで全体が凍ってしまいました(写真左)。それでも昼間は久しぶりに8℃まで気温が上がってホッと一息。田んぼビオトープではアカガエルの産卵はありませんでしたが、1月15日に今シーズン初めて見つけたセトウチサンショウウオの卵のう(1月15日の当欄)は40日経った今日、順調に発生が進んでいました(写真右)。もうすぐ卵のうの中で幼生になります。(Y)

2022年2月24日(木)
薪ストーブ

 地元のIさんが声をかけてくださって、薪作りのための原木をいただきに行きました。家の周辺で大きくなって邪魔になった木を伐採したということで、軽トラに積みやすい長さに玉切りされていてとても助かりました(写真左)。今の時期に作った薪は夏の強烈な日差しを浴びて乾燥し、来シーズンの薪になります。あと必要な物は焚き付け用の柴(しば)。「お爺さんは山へ柴刈りに」の柴です。昔は「芝刈り」と思っていて、変な気がしていたのですが芝ではなく柴で、雑木の枝などのことです。細い柴(写真右)は焚き付け用にとても役立ちます。雑木林には意外なほどたくさんの枯れ落ちた小枝が落ちていて、放置すると山が荒れてしまいます。かつての「柴刈り」は雑木林をきれいにすることでもあったのでしょう。そう考えると、薪ストーブは環境に負荷をかけない究極の再生可能エネルギー利用だと思います。(Y)

2022年2月23日(水)
春の兆し

 畑で菜の花(写真左)やスイセンが、庭ではフクジュソウ(写真右)が咲き始めました。田んぼビオトープでは2羽のセグロセキレイが脚を水に浸けて餌探し、林ではエナガが15羽ほどの群れで元気に動き回っていました。厳しい寒さは続いていますが、生きものたちは明るい日差しに春の訪れを感じているのでしょうか。例年にも増して、暖かい春を待ち望む今日この頃です。(Y)

2022年2月21日(月)
春よ来い

 今日も雪(写真左)。今年の冬はよく雪が降ります。積雪はせいぜい5cmほどですが、ここ数日の気温は札幌とあまり変わりません。でも、北海道や本州日本海側の大雪のニュースを見るたび胸が痛みます。早く暖かい春が来てほしいと祈るような思いです。右の写真はパソコン机から見える南側の風景。ここはすぐ近くで野鳥の観察ができるのです。昨日はエナガが群れでやって来て、窓ガラスのすぐ外の物干しフックを伝いながら移動。また、窓の下にある薪置き場の木枠にはきれいな色のジョウビタキ。日々自然と触れ合える幸せを感じます。(Y)

2022年2月20日(日)
春よ来い

 最低気温−2℃、最高気温+2℃。今日も寒い一日でした。昨日は二十四節気の雨水(うすい)。暦の上では雪が雨に変わり、草木が芽吹き始める時季。鳥取県の米子水鳥公園では昨日、コハクチョウの第一陣が北の繁殖地に向けて旅立ったそうです。それにしても、このところの寒さはいつまで続く?人も動物も暖かい春が待ち遠しいです。左の写真は、暖かい日に泥を上げて土手を高くした田んぼビオトープ。右は作業中、泥の中から出てきたニホンアカガエルのメス。アカガエルの産卵も寒さでストップしたままです。(Y)

2022年2月19日(土)
雪の日の草焼き

 天気予報は、お昼過ぎから雨または雪。朝は風が全く無くて絶好の草焼き日和。冷え込みは厳しいけど、この時期は仕方なし。軽トラに熊手や水タンクを積んで急いで田んぼに行きました。着いたらもう雪がチラチラ。これぐらいなら適度なお湿りで却って安全です。早速作業開始。少しずつ草をずらしながら焼くと、帯状の焼け跡ができます(写真左)。火が広がることもないので散水も必要なく、いい具合です。でも程なく雪が本降りになって、もう限界(写真右)。1時間ほどで作業を終えました。雪は午後から雨に変わりました。積雪は少なくすんでよかったですが、雪の降り始めがもう少し遅かったら、この田1枚すっかりきれいにできたのに…。(Y)

2022年2月17日(木)
雪の日

 月曜日の穏やかなお天気とは打って変わって、この冬一番級の寒さ。昨日は最低気温−3℃、最高気温+3℃、そして今日は最低気温−6℃、最高気温+0.5℃。雪も降って縮み上がるような寒さです。こんな日は何もできないので気分転換も兼ねて街へ買い物に。帰宅してから撮ったままになっている冬芽の写真を整理しました。左はサクランボの、右はイチョウの冬芽。何とも個性的な冬芽たち。春までもう少し…。(Y)

2022年2月15日(火)
草焼きをしながら

 今日は午前中風がなかったので、休耕田2枚の刈草を焼きました(写真左)。ここはヒマワリを植えていたところです(2021年9月6日の当欄)。以前は草を山のように積んで焼いていましたが、火が大きくなりすぎて危ないので、今は草を少しずつ帯状に焼いています。これだと火が大きくならないし、耕運機で耕す時も灰が満遍なく土に混ざり栄養がいきわたります。すぐそばの畑では、秋にタネを蒔いたレンゲソウが元気に育ち、寒さのピークを乗り越えました(写真右)。花の時期が楽しみです。(Y)

2022年2月14日(月)
アカガエルの産卵

 春は3段階でやって来るそうです。日差しが明るくなる「光の春」、雪解けが進む「音の春」、暖かくなる「気温の春」。昨日は終日冷たい雨でしたが、今日は一転、日差しの心地よい「光の春」となりました。生きものたちの活動も活発になってきました。キジやコジュケイの鳴き声。シジュウカラの巣箱探し、そして田んぼビオトープでは昼間から盛んにアカガエルの鳴き声が。そっと近づいて見ると、たくさんのアカガエルが集まって「蛙合戦」の真っ最中(写真左)。激しく水面が波立ちます。そして今シーズン初めての卵塊確認(写真右)。10個見つけました。いよいよ今年もアカガエルの産卵が始まりました。(Y)

2022年2月12日(土)
ベニシジミ幼虫

 スイバの葉の食痕(写真左)。裏返してみたら小さな虫がいました。ベニシジミの幼虫です(写真右。体長7〜8mm)。幼虫の実物を見るのは初めて。ベニシジミは食草のスイバなどの根元で幼虫越冬します。幼虫は気温10℃以上の暖かい日には葉を食べに出てきます。葉肉だけを食べるのでこのような食痕になります。実際にスイバにいる幼虫を見て、食草と昆虫について感慨深いものがありました。知識を持っているだけでは気付かないことがいっぱいあります。しっかりと自然を見ることは大切だと改めて実感しました.(Y)

2022年2月11日(金)
セトウチサンショウウオ2つ目の卵のう

 今日も暖かいお天気。アカガエルの卵塊探しに行きましたが、まだ産卵は始まっていないようです。仕方がないので、一番下の田んぼビオトープの泥を上げて土手を高くする作業をしました。土手が低いと少しの雨でも水はすぐに土手を越えて、孵化したアカガエルの幼生が出てしまうのです。作業中にセトウチサンショウウオの今シーズン2つ目の卵のうを見つけました(写真左)。また、そこから1mほどのところにはメスの成体がいました(写真右)。明後日は雨予報。久々の雨でアカガエルもサンショウウオも産卵ラッシュになるといいな。(Y)

2022年2月9日(水)
鳥類調査

 昨日に続いて、風のない暖かく穏やかなお天気。「環境省モニタリングサイト1000・里地」鳥類調査5,6回目をしました。これで今シーズンの越冬期調査は終了です。確認したのは、オオタカ、ノスリ、モズ、メジロ(写真左)、ヒヨドリ(写真右)など21種。ちょっとビックリはフクロウ!調査コースの防獣柵に止まっていて、間近で見ることができました。昨年、Tさんのお宅の裏山で繁殖していた様子のフクロウ。今年もオスとメスの鳴き交わしが楽しみです。フクロウの写真はトップページの「季節の1コマ」に。(Y)

2022年2月8日(火)
草焼き日和

 今日は最低気温−1.5℃、最高気温+10℃。風もなく久しぶりの暖かいお天気。絶好の草焼き日和で、ため池の堤防に集めていた草を焼きました(写真左)。作業の途中に現れたのは茶褐色の体、鼻筋と目の周りが黒いニホンイタチ。写真は撮れなかったけど、しっかりと特徴を見ることができました。右の写真は作業を終えてスッキリときれいになった堤防です。(Y)

2022年2月6日(日)
厳寒の日は

 今日の最低気温−4℃、最高気温+1.5℃。一日中雪が降ったり止んだりで冷たい風が吹き抜けます。こんな日は外の作業は諦めて、普段は手抜きばかりの家事をほんの少し丁寧にしたり、たまっている写真の整理をしたりします。さて、これは天気が良かった2月1日のこと。暖かく明るい日差しにやる気が出て、久しぶりに鎌で草刈り。およそ7m四方のチガヤ群落で、カヤネズミの繁殖期が終わるまで刈らずにおいていたものです(写真左)。1時間もあれば終わると思って始めましたが、そんな甘いものではなく、1時間半かかってやっと半分。秋の繁殖巣と思われる巣が2個ありました(写真右。2個のうちの1個)。刈り残しておいてよかったです。(Y)

2022年2月5日(土)
孫とお爺さん

 ガクアジサイの冬芽です。左の写真はよだれかけをした可愛い孫、右は白い眉毛と白いひげのお爺さん…に見えませんか?左の写真は1月31日、右は2月4日に撮影したものです。同じ冬芽ではありませんが、孫の帽子のように見える赤紫の部分がはがれ落ちると、右のお爺さん顔になります。毎日観察していると、冬芽の形も様子も日々変化するのがわかります。畑の隅にある3本のガクアジサイは手入れが行き届かなくてすぐに藪状態に。この冬にすべて切ってしまうつもりでした。でもよく見ると3株ともたくさんの冬芽…。ちゃんと手入れして育てます!(Y)

2022年2月4日(金)
冬芽探し

 昨日は節分で今日は立春。暦の上では春とはいえ、最低気温は−4℃、最高気温7℃の寒い一日でした。それでも時折出る明るい日差しに誘われて冬芽探し。左の写真はサンゴジュの、右はネジキの冬芽。冬芽は夏から秋に作られるそうですが、これから冬芽がどのように変化して葉や花になっていくのか…。知りたい気持ちが溢れてきます。(Y)

2022年2月3日(木)
冬芽

 左の写真は朝倉ザンショウの冬芽。1月3日の当欄で紹介した朝倉ザンショウの冬芽は「両手を広げたお兄さん」という感じで今回のとは全く違った形です。冬芽には、春になって葉が出てくるもの、花が咲くもの、枝になるものといろいろあって、同じ樹種でも様々な形をしています。右の写真はクサギの冬芽。みんないろんな仕組みで寒さや乾燥から芽を守り、芽吹きの春を待っています。(Y)

2022年2月2日(水)
苦戦

 今日は私たちの管理地で、草刈りをしたままにしていた刈草を集めました。その休耕田は防獣柵があるために自由に出入りできません。それで、刈草をガーデンバケツに入るだけ詰め込んで柵の上から「よいしょ」と外に出します。すべて出し終えたら防獣柵の外に草の山(写真右)。それをまたほかの場所に運んで、苦戦した今日の作業はようやく終了。今月中の風のない日に安全な場所で焼きます。それにしても、防獣柵は必要だけど人間にとっても厄介です。(Y)

2022年1月31日(月)
アカガエルの産卵を待つ

 今日は最後に残っていた、一番下の田んぼビオトープの泥上げをしました。泥の中から現れたのは大きなお腹をしたニホンアカガエルのメス(写真左)。暖かい雨が降れば、一気に産卵が始まりそうです。水が溢れて孵化した幼生が流されないように、土手を高くしておかないといけません。アカガエルの産卵に影響が出ないようにと気にしつつの作業です。右の写真は今の田んぼビオトープ。写真ではわかりませんが、あと4か所水が溜まっています。(Y)

2022年1月29日(土)
ふゆめ がっしょうだん

 「みんなは みんなは きのめだよ はるに なれば はが でて はなが さく パッパッパッパッ…」 写真絵本「ふゆめ がっしょうだん」(福音館書店)の一節です。冬芽の面白さと長 新太さんのリズミカルな文章に惹き付けられて幼い娘たちと楽しみました。もう30年以上前のこと。最近になって、身近なところに魅力的な冬芽がたくさんあることに気づきました(12月30日1月24日の当欄)。冬芽は冬越しをしている芽のこと。冬の寒さや乾燥から芽を守るためにさまざまな仕組みを持っています。写真は左がガクアジサイの、右がクズの冬芽。今、冬芽に夢中です。(Y)

2022年1月28日(金)
セトウチサンショウウオの卵のう(その後)

 1月15日に田んぼビオトープで見つけたセトウチサンショウウオの卵のう(2022年1月15日の当欄)。12日後の1月27日に再度見に行きました(写真左)。卵のうは水を含んでふっくら。中の卵は発生が進んでいて、神経胚でしょうか。昨季までは見つけた卵のうは、かなり発生が進んだものばかりだった気がします。これから卵がどのように変化するか楽しみ。右の写真の植物は卵のうが付けられていたコウガイゼキショウ(イグサ科)です。(Y)

2022年1月27日(木)
セミの産卵痕

 昨日、左の写真のようなリョウブの小枝を見つけました。それが何かわからなかったので枝を持ち帰り、もっと近くから撮影しました(写真右)。小さい穴とささくれ立った木の繊維が規則正しく並んでいます。どうやらこれはセミが産卵管を突き立てた痕。セミはその穴に卵を1つずつ産むそうです。夏の終わりに産卵された卵は、翌年の初夏に孵化して地中に潜り、長い地中生活を経て成虫になります。小枝は飼育ケースに入れました。ちゃんと管理して、できればセミの孵化を見たいと思います。産卵したのはニイニイゼミかな。(Y)

2022年1月24日(月)
冬芽と葉痕

 左の写真は高さ約1mのイヌザンショウ、右は高さ50cmほどのカラスザンショウ幼木の冬芽と葉痕です。どちらも同じミカン科ですが、カラスザンショウの方は大きく成長して葉も大きくなります(2021年9月22日の当欄)。大きくなったカラスザンショウの葉痕を見てみたい気がしますが、高くて見ることができません。それにしても、カラスザンショウの幼木の棘はなんてカラフル。初めて気づきました。(Y)

2022年1月23日(日)
田んぼビオトープ1

 2013年に1枚の休耕田をお借りしました(写真左、2013年4月25日)。排水の良くない田だったそうで、この写真の時もぬかるみの状態。主に生えている水草は「イ」。水草を抜いていたら少しずつ水が溜まり始めたので、ここを「田んぼビオトープ1」と名付けました。当時、米作りをやめた棚田の一部ではナタネ栽培が行われていて、春のきれいな風景が広がっていました。右の写真は今日のほぼ同じ場所。冬枯れの風景ですが、水草がかなり取り除かれて水面が広がっています。ここを含めてビオトープは4枚に。もうすぐアカガエルの産卵が始まります。(Y)

2022年1月21日(金)
再生可能エネルギー

 津山市の標高約1000mの五輪原高原に、高さ約120m、幅110mの風力発電機16基が建設されます。県内最大級の風力発電事業だそうです。すでに昨年の10月に着工され、2024年6月に発電開始予定。確かに風力発電は再生可能エネルギーですが、設置場所造成やアクセス道路建設には大規模な伐採や土木工事を伴います。そして発電機の設置場所は渡り鳥の通過コースでもあります。再生可能エネルギーを作るために今ある豊かな自然環境を壊す?違和感を覚えるのは私だけではないはず。太陽光パネルが増え続けている里山地域(写真左)もこれでいいのでしょうか?このようなことについては、事業者任せにせず、自然保護の立場に立った規制強化が必要だと考えます。写真右は我が家の薪ストーブ。主に敷地内の大きくなった木を伐採して薪を作っています。ささやかながら自分たちができる再生可能エネルギー利用です。節電も心がけてはいますが、一方で「再生可能エネルギー生産」を免罪符とした大規模な自然破壊が許されるとしたら…。何やらむなしいです。(Y)

2022年1月20日(木)
雪の日

 今日は二十四節季の大寒。その通りの寒さとなって、今朝も雪景色(写真左)。あまりの寒さで外の作業ができないし、今日は別の話題を。お世話になってきた自動車整備工場経営のTさんのこと。Tさんが長年やってこられたお店を昨年末で閉じられました。12月に行ったときに「旭の里山・生きもの写真集」と少しばかりお礼の品をお渡しました。その時にいただいたのがTさんが作った木彫りのカエルの置物。以前にもいただいた(2020年4月9日の当欄)のですが、今回のバーベルはドングリ。Tさんは蛙と筋トレが好きなんだそうです。なるほど!それにしても素晴らしい作品。宝物がまた一つ増えました。(Y)

2022年1月16日(日)
鳥類調査

 数日前から昼間でも5℃以下という厳しい寒さが続いていました。予報では土・日と少し和らぎ、その後また冬型気圧配置になるらしい。貴重な2日間です。昨日は田んぼビオトープの水草取りをしたので、今日は鳥類調査。ところが予報と違って雲が取れず肌寒い。鳥は種類も数も少なくて、確認できたのはカケス、セグロセキレイ、カシラダカなど16種。ちょっと寂しい結果になりました。左の写真はシロハラ。ツグミやヒヨドリとともにヤマウルシの実を食べていました。右はアオジ(メス)。地上で落ち葉を跳ねのけて熱心に餌探し。(Y)

2022年1月15日(土)
セトウチサンショウウオの産卵

 久しぶりの暖かくいいお天気。田んぼビオトープの水草取りをしました。今日はいつものマコモではなく、チゴザサ(イネ科)やコウガイゼキショウ(イグサ科)などの低い草。作業中に今シーズン初めてのセトウチサンショウウオの卵のうを見つけました(写真左)。中の卵がきれいな丸い形。産卵されて間がないようです。同じ田んぼビオトープの少し離れた場所では、ニホンアカガエルのメス(写真右)。お腹が卵で膨らんでいました。泥を落として撮影したかったけど、きれいな水がなかったので泥だらけのカエルです。(Y)

2022年1月13日(木)
アカガエルの産卵間近

 今日は最低気温が−3℃、最高気温は+2℃でした。朝日が差してきたと思ったら急に雪が降り出して、あっという間に銀世界(写真左)。このところ厳しい寒さが続いて、外の作業ができません。それでも少し寒さが緩んだ日に、夫が田んぼビオトープの水草を取り除いて開放水面を広げてくれました(写真右。1月10日)。作業完了まであと少し。寒い日が続いたあと、ふっと緩んで暖かい雨が降るとアカガエルの産卵が始まります。例年なら1月末頃から。今年は少し早いかもしれません。空模様を見ながら、ちょっと焦る気持ちのこの頃です。(Y)

2022年1月11日(火)
冬のクモ類

 田んぼビオトープで作業していると、たくさんの小さなクモに出会います(写真左・右)。体長は数mmから1cm以下。小さなクモも写真を撮って拡大するといろんな特徴がよくわかり、多くの種類がいることに気付きます。この日の作業中にクモ類以外で見つけたのは、アワフキの仲間、ナメクジ(体長約5cm、幅1.5cmほどの大きなもの)など。真冬でも水の中や水辺では意外とたくさんの生き物が活動しています。(Y)

2022年1月9日(日)
マコモ取りとカワセミ

 今日もわりと暖かかったので、田んぼビオトープのマコモ取りをしました。今は枯れたようになっていますが(写真左)、今のうちに根を取っておかないと夏には水面を覆いつくすほどになってしまいます。アカガエルやセトウチサンショウウオの産卵まであと20日ほどでしょうか。それまでに終えたいので、ちょっと気がせきます。今日は水中で動いているのはメダカだけ。でもふと見上げたら電線にきれいなカワセミが止まっていました。今日の作業のご褒美かな。右の写真は近くのため池に来たカワセミで(2019年4月4日撮影)、画像がよくありませんが今日は撮れなかったので…。(Y)

2022年1月8日(土)
セトウチサンショウウオ

 朝は−4.5℃まで冷え込みましたが、昼近くなると日差しが暖かくいいお天気。午後から田んぼビオトープの水草取りに行きました。現れた生きものたちは、オオコオイムシマツモムシ、小型のガムシ、小さなクモ類が多数。さらにうれしいことに、セトウチサンショウウオのオスを見つけました(写真左)。早くもやってきて、メスが来るのを待っているようです。泥や水草はオスの隠れ場所です。水草を一部残してこの田んぼビオトープでの作業を終了しました(写真右)。作業はまだ3か所残っています。産卵までに何とかなりそう…かな。(Y)

2022年1月7日(金)
ユズ仕事

 11月にTさんのお宅で収穫させてもらったユズ(2021年11月12日の当欄)のこと。まずは果汁を絞って冷蔵庫に保管しました。こうしておけばすぐにポン酢を作ることができます。また、ユズ茶とジャムも作りました。残りのユズは最近ようやく続きの作業を。おろし金で皮をおろし、果肉は絞って果汁を保存。おろした皮はパックに入れて冷凍保存(写真左・右)。これでユズ味噌も簡単です。ヤレヤレ、今年もユズ仕事無事終了です。大変だけどやめられない。これからちょっと贅沢にユズをいただきます。(Y)

2022年1月6日(木)
セイタカアワダチソウ

 セイタカアワダチソウは北アメリカ原産の帰化植物。茎は2.5m以上になることもあります。刈っても刈っても寒さが厳しくなる頃まで出てきて(写真左。高さ約15cm。2021年12月19日)、地下茎に栄養をため込みます。根や地下茎からは他の植物が嫌う化学物質を出して、他の植物の成長を阻害するということです。そのような植物が増えると在来の植物を圧迫するので、見つけたら刈ったり根や地下茎を引き抜いたりします。でも、先日は残った地下茎から3cmほどの芽が出ているのを見つけました(写真右)。外来生物法で「要注意外来生物」に指定されている逞しく悩ましい植物です。(Y)

2022年1月5日(水)
アカマツの新芽

 庭に高さ1mほどの自生のアカマツがあります。その新芽をよく見ていたら、もう若い葉が出ているものがありました(写真左)。また、去年できた若い球果(松ぼっくり)を一つ見つけました(写真右)。球果は1年半をかけて成長し、今年の秋に種を作ります。何気なく見ていた松ぼっくりですが、この新芽がどんな風に成長し雄花や雌花を咲かせ球果ができるのかを知りたくなりました。今年は一年間じっくりと観察したいと思います。(Y)

2022年1月4日(火)
初仕事

 今日は私たちも今年の初仕事。田んぼビオトープの水草取りをしました。泥の中からたくさんのコガムシ(写真左)やガムシオオコオイムシなどが出てくるし、水面には多数の小さなクモもいて厳寒期でも生き物は見られます。ところで、12月に中山間地保全事業の方々と一緒に草刈りをしました。その折にこの場所に初めて来られた方が、上の方から田んぼビオトープ(写真右)を見てあれは何をしているのか?と尋ねられました。説明すると、とても良い試みだ、子どもたちがたくさん見に来たらいいなと言ってくださいました。長年農業をされている方にも新鮮な風景だったようです。田んぼビオトープに関心を持ってくれたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。(Y)

2022年1月3日(月)
明けましておめでとうございます

 早いもので、今日は3日。左の写真は夫が作ったミニ門松です。右は朝倉ザンショウの冬芽と葉痕。この葉痕はちょっと「強面のお兄さん」って感じで面白かったので載せました。今年もよろしくお願いします。(Y)

※今年から新しいページにしました。

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