| 2025年12月31日(水) |
| 大晦日 |
 |
 |
|
早いもので今日は大晦日。昨日は今年最後の水草取りをしました。現れたのはヤンマのヤゴ(写真左。多分ギンヤンマ)。アカハライモリ(写真右)、オオコオイムシ、多数の小さなクモなど。早春のアカガエルの産卵が気になりますが、今日から3日ぐらいまでは外の作業はお休み。家の中で静かに過ごします。来年こそ戦争が止んで世界中が平和になりますように。環境問題にもっと関心が持たれますように。多発する自然災害に遭われた方たちの一日も早い平穏を祈りつつの年越しです。(Y)
|
|
|
| 2025年12月29日(月) |
| ツバメ類(その2) |
 |
 |
|
左の写真は、集めた泥をくわえるコシアカツバメ(以下コシアカ)。近所の施設の軒先で毎年大きなコロニーを作っていました。昨年もたくさんのコシアカが飛来。でも施設の大規模補修工事が始まり、巣はすべて外され繁殖はできず…。工事は1年以上かかり、今年も多数飛来したのに巣作りができないので次第に数が減ってしまいました。でもその後、施設の軒先に2~3個の巣を発見!来年の繁殖に期待です。ところで我が家の上空はツバメ類の渡りのコース。一昨年の秋までは電線に大きな集団が見られました(写真右。コシアカの集団)。しかし、昨年も今年の秋もその光景が見られず残念なことでした。ツバメもコシアカも全国的に減少。フン害はありますがみんなで掃除するなど協力して、この愛らしい生きものたちと共生したいです。(Y)
|
|
|
| 2025年12月29日(月) |
| ツバメ類(その1) |
 |
 |
|
当地のツバメ類はツバメとコシアカツバメの2種。左の写真は子育て中のツバメ。昔からイネの害虫を食べるツバメは大切にされてきました。屋内の土間や玄関にも巣があったそうです。でも今はツバメやその巣を見ることは少なくなりました。以前はスーパーや道の駅などにたくさんの巣がありましたが、ほとんどは落とされてしまいました。また、空き家が増えたことも影響していると思います。ツバメは主のいない家には巣を作らないのです。来年はどうなるのでしょうか。うちではいつでも巣作りOK、ヘビ除け万全(写真右)にして待っているのに毎年空振りです。(Y)
|
|
|
| 2025年12月24日(水) |
| 冬芽(クロモジとサンショウ) |
 |
 |
|
新聞に、東京の初産婦調査のことが掲載されていました。初めて妊娠・出産をした人(初産婦)は「産後うつ」になりやすいとされます。でも妊娠中、困ったときに頼れる人が4人以上いると産後うつが軽減される、また25才以下の若年初産婦に限ると、頼れる人は6人以上必要とのこと。子育てをする共働き夫婦の多くが親と離れて暮らしている現代社会。そういう若い人たちに温かい手を差し伸べる社会であってほしい。「働いて、働いて、働いて…」ではなく、子育て世代が幸せ感を持って働ける社会を。そのような社会は女性だけでなく、男性にとっても働きやすいはずです。さて、左の写真はクロモジの冬芽。細長いのが葉芽(ようが)、球形をしているのが花芽(はなめ・かが)です。右はサンショウ(朝倉ザンショウ)の冬芽。万歳サンショウ…なんちゃって!(Y)
|
|
|
| 2025年12月22日(月) |
| 冬芽(クズ) |
 |
 |
|
例年なら2月頃にクズの冬芽に気付きます。乾ききってどれが冬芽かわからないようなものも。今年は夏に草刈りができずクズがはびこったせいでしょうか、若くて瑞々しい冬芽に出会うことができました(写真左。2025年12月19日)。顔のように見えるのが葉痕、目や鼻のように見えるのは維管束痕で、写真の向かって右には眉もありますね。葉痕の上の毛むくじゃらの耳のようなのが冬芽です。右の写真は春の芽吹きの頃(2022年4月4日)。来春の芽吹きが待ち遠しいです。(Y)
|
|
|
| 2025年12月21日(日) |
| 水草取り開始(その2) |
 |
 |
|
昨年の秋以来の水草取り。しっかり根を張ったマコモは手ごわいです。少しずつ少しずつ、やれるところまで…。作業中に出てきたのはツチガエル(写真左。体長約2cm)、オオコオイムシ(写真右)。ミズムシ(ワラジムシの仲間)、甲虫の幼虫、ヒル、小さなクモ多数など。水草取りで今日進んだのはわずか1mほど。生物調査をしながら、生きものたちとの出会いを楽しみながら作業を続けます。(Y)
|
|
|
| 2025年12月21日(日) |
| 水草取り開始(その1) |
 |
 |
|
12月中旬を過ぎても昼間は暖かい日が続きます。草刈りが少し一段落したので、暖かい昼間に田んぼビオトープの水草取りを始めました。早春のアカガエルの産卵に間に合うように。アカガエルは水草のない開放水面が広くないと産卵しないのです。写真は作業前の状態。マコモが全面にはびこっています。さあここから頑張って作業開始です。(Y)
|
|
|
| 2025年12月18日(木) |
| 自然共生サイト |
 |
 |
|
12月12日の山陽新聞に、岡山市が「自然共生サイト」の拡大を目指し2026年度から取組みを強化という記事。自然共生サイトは、生物多様性が保全されている区域として環境省が認定する制度。今までの住民主体の保全活動の取組みを企業にまで拡大することで、活動の強化や継続性を期待でき企業にも企業価値の向上といったメリットが。企業が制作したビオトープの写真もありました。もちろん良いことですが、荒れてきている中山間地の休耕田や放棄田を整備すればより豊かな生物多様性保全が可能なのに…との思いも。記事に「生物多様性の保全は人間生活の基盤を守ることでもある」との記述もありました。岡山市だけでなく全県的な取組みの広がりが必要だと感じました。左の写真は草刈り中に見つけたオオカマキリの卵鞘。オオカマキリも激減しています。刈り残してたくさんの刈草を被せておきました。(Y)
|
|
|
| 2025年12月16日(火) |
| 初めて見るガ類2種 |
 |
 |
|
左の写真はモンクロシャチホコ成虫(2025年7月29日)。見つけた時はちょっと不思議な感じがしました。写真の左側が頭部。落ち葉の上で頭を腹側に引っ込め、脚も体の下にしまい込んで、じっとして動きません。鳥の糞に擬態しているそうです。幼虫はサクラの葉を食べる害虫として知られています。右の写真はマダラエグリバ終齢幼虫(2025年6月25日)。こちらも不思議な感じで、やはり鳥の糞に擬態? ジャコウアゲハ幼虫に似ているようにも…。本種の食草は周辺にたくさんあるアオツヅラフジ。来年も幼虫を見つけて、その時は飼育したい。ガの魅力にはまってしまいそうなこの頃です。(Y)
|
|
|
| 2025年12月14日(日) |
| 自然の再生を考える |
 |
 |
|
昨日、「自然の再生を考える」という学習会に行きました。その中で、生物多様性が豊かで「野鳥の楽園」と言われた干拓地や湿地、山の尾根筋が次々と破壊されて、メガソーラーや風力発電所、住宅地に変わっていることを知りました。税金はAI開発などお金になる研究には豊富につぎ込まれても、お金にならない環境分野には少ししか回ってこない。だから環境問題がほとんど解決しないということも知りました。良好な環境やそれを支える生物多様性を守ることは、すぐにはお金にならないけど、未来に向けてかけがえのない財産になります。眼下のもうけばかりに目を向けず、50年100年先のこの国を見据えた政治をしてほしいし、有権者もよく考えなければ、と考えさせられた学習会でした。さて、写真はバードバスに来たシメです。左が水浴び前、右は水浴び中。右の写真では、ほとんど裏返って水浴びをしています。飛来したばかりで長旅の汚れが気になるのでしょうか。激しい水浴びです。(Y)
|
|
|
| 2025年12月11日(木) |
| 冬芽 |
 |
 |
|
冬芽とは、休眠・越冬して春に伸びて葉や花になる芽のこと。組織の活動が活発な晩秋から秋に形成され、冬の間は休眠しています。冬芽は寒さや乾燥を防ぐため、鱗片(芽鱗)や毛、樹脂などで覆われ、木の種類のよってさまざまな工夫がなされています。左の写真はゴンズイ。葉が落ちたばかりでその跡(葉痕)は淡い緑色をしています。右はカラスザンショウ。ちょっと元気が出るような、笑顔の冬芽と葉痕です。冬芽探しに出かけませんか(Y)
|
|
|
| 2025年12月8日(月) |
| ガ類 |
 |
 |
|
左の写真はイチジクキンウワバ(体長約2cm)。12月2日、洗濯物を取り込むとき衣類についている本種を見つけました。見たことがないガだったので、写真を撮って種名を調べることにしました。写真の右下側が頭部、左上側の金粉を散らしたような部分が翅です。まるでイノシシのように見えませんか。さて、種名調べは難航。それでも何度も図鑑とにらめっこしていると、種による特徴の違いがわかってきます。名前がわかった時はとてもうれしい。右の写真はキマダラコウモリ(2012年7月2日)。名前がわかるまで何と13年! 両種とも翅をたたんでいます。翅を広げたらどんなだろう…。興味は尽きることがありません。(Y)
|
|
|
| 2025年12月7日(日) |
| 柚子狩り |
 |
 |
|
今年もご近所のTさんのお宅に柚子狩りに行きました。昨年の夏は強い日差しのせいで多くの柚子が日焼けで傷んでいました。今年も昨年同様の酷暑の夏だったのに、柚子は日焼けもなく見事な豊作(写真左)。以前いた大阪では柚子1個が200円ほどもしていました。今は採りたての果汁たっぷりの柚子がどっさり手に入ります。ポン酢、柚子味噌、柚子茶、柚子ジャム…。自然からの恵み、大切にいただきます。さて、帰宅したら玄関先で孵化して間もないカマキリの幼虫が(写真右)。今頃孵化しても餌になるものは何もないのに…。冬とはいえ暖かい日が多いせいでしょうか。(Y)
|
|
|
| 2025年12月4日(木) |
| 西田俊英「不死鳥」 |
 |
 |
|
今季一番の寒波で初雪が降りました(写真左)。過ごしやすい秋はとても短いです。さて一昨日、新見美術館で開催中の西田俊英作「不死鳥」を見に行きました(写真右。ポスターより)。作者が屋久島で1年間暮らし、そこでの取材をもとに描く大作で、人間と自然との共生、生命の循環が主題となっています。未完ですが完成すれば縦2.05m、横約100mの壮大な絵巻物に。第一章「生命の根源」、第二章「太古からの森」、第三章「森の慟哭」、第四章「彷徨う精霊たち」、第五章「森の再生・命のバトンタッチ」、最終章「森と人のユートピア」と続きます。今回新見美術館では第三章の一部、51.60mまでを展示。その第三章では、豊かな森の伐採が始まり、巨樹が切り倒されていく苦難の時代が描かれています。完成は2027年の見込みということです。自然が顧みられない時代だからこそ余計に、精緻で美しい日本画から伝わってくる作者の思いが心に沁みました。完成したら是非また見に行きたいです。(Y)
|
|
|
| 2025年11月30日(日) |
| クマ被害 |
 |
 |
|
人里に下りてきたクマによる人的被害が東日本を中心に続発しています。ただ、岡山県内では10月末までの出没件数は32件で2024年度の同じ時期と比べて約3割にとどまっているそうです。山に餌となるミズナラやコナラの実が豊富だったことが要因として挙げられています。さて、山中に作られるメガソーラーがクマ出没の原因だ、そうではないと論争が起きています。私は、山の木を大量伐採して広範囲に人工物を設置するメガソーラもやはり原因の1つではないかと思います。駆除だけでは問題の解決にならない。クマが棲める森を守ること、ヒトとクマが棲み分けできる仕組み作りなど中長期的な視点でクマ被害の対策を進めてほしいと思います。左の写真はクマの餌となるドングリ(小さいのはコナラ、大きいのはクヌギ)、右は車で20分ほど走った所で見つけた看板。クマ被害は他人事ではないのです。(Y)
|
|
|
| 2025年11月27日(木) |
| リンドウとホシササキリ |
 |
 |
|
少しずつ休耕田の草刈りを進めています。草が元気になる5月からの草刈りができなかったので、チガヤやススキがはびこっています。ススキは憎らしいほど元気ですが、チガヤは勢いがありません。夏の高温と少雨が原因でしょうか。例年より草丈が低く疎らなチガヤを刈っていると、草の間から見えるたくさんのリンドウの花。草に守られて、倒れることなくすっくと立っています(写真左)。ここをチガヤとリンドウの群落にするのもいいな。来春に向けて楽しい想像をしていると、生きものの気配が少なくなった草むらでホシササキリを見つけました(写真右)。
|
|
|
| 2025年11月25日(火) |
| 見上げた空の広さ |
 |
 |
|
急速に深まる秋。朝晩は0℃近くにもなる冷え込みです。暑すぎても寒すぎても外の作業はできません。そして良い季節は短い…。急かれるようにポカポカ陽気の昼間に休耕田へ。作業の合間に見上げた空の美しさと広さに、思わずシャッターを切りました(写真左。手前はソーラーパネル)。帰宅して写真をパソコンに取り入れた時、ふと思い出したのは東京の空(写真右。2024年6月)。ほどほどの便利さと空の広さと自然の豊かさと…。どれも人が生きていくのに大切なもの。どこに住んでいても、それらを享受できる社会であってほしい。(Y)
|
|
|
| 2025年11月23日(日) |
| ジャコウアゲハの蛹化(その2) |
 |
 |
|
以前は帯糸が切れて宙ぶらりんになった前蛹は、ティッシュペーパー片とともにフィルムケースに入れて蛹化させていました。しかし最近、ティッシュペーパーなどの上に転がしておくだけで良いというのを知って試してみました(写真左)。そして紙箱に入れて暖かい室内へ。すると昨夜のうちに3個体、今朝には残りの1個体も蛹になっていました(写真右)。やはり低温が蛹化の妨げになっていたようです。蛹の状態が落ち着いたら、デッキに置いている飼育箱に戻して見守りたいと思います。それにしても転がしておくだけで良いなんて…。蛹の形や屈曲の具合は、幼虫の中に最初から組み込まれているのですね。(Y)
|
|
|
| 2025年11月23日(日) |
| ジャコウアゲハの蛹化(その1) |
 |
 |
|
11月8日、ジャコウアゲハ幼虫の最後の1匹が飼育箱の天井で前蛹になりました。食草の補給もようやく終了とホッと一息。ところが朝晩の冷え込みのせいか、昨日になっても蛹化せず前蛹のまま(写真左)。幼虫は寒くなると動けなくなるので前蛹から蛹への脱皮ができなくなっているのでしょう。アゲハチョウ科は蛹にならないと越冬できず死んでしまいます。気温はこれからもっと下がるので、ダメもとで帯糸を切って腹部の先端の固定も外して室内に入れることに。1個体はすでに腹節の間隔が大きくなって蛹化が始まりそうでした(写真右)。(Y)
|
|
|
| 2025年11月21日(金) |
| アゲハの蛹化(その3) |
 |
 |
|
思い出して写真を探しました。昨年モンキアゲハの蛹化の時に、その働きを観察・撮影する機会があったのです。写真を繰り返し見直しました。まず前蛹が頭部を持ち上げると、内部から一対の突起のようなものが伸びてきて頭部の殻を破るのです(写真左・右)。そうして殻が取れると、体をくねらせてその殻や幼虫時代の皮を落下させます。その後、体が反ったような形になって蛹の完成です。アゲハの蛹の「耳」もこういう働きをしていたのでしょう。では幼虫や蛹の形がかなり違っているジャコウアゲハが蛹になる時はどのように?…次々と疑問が湧いてきます。(Y)
|
|
|
| 2025年11月21日(金) |
| アゲハの蛹化(その2) |
 |
 |
|
左の写真は午後5時頃の前蛹。表面の色がさらに白っぽくなり、30分後に激しく動いて蛹化のための脱皮が始まりました。前蛹も蛹も同じ緑色なので、脱皮途中の変化はあまりよくわかりません。およそ15分後、脱いだ皮の塊が落下して脱皮終了です。それから1時間ほどかかって最終的な蛹の形になりました(写真右)。さて、新たな疑問…蛹の上に突き出した耳のようなものは何?(Y)
|
|
|
| 2025年11月21日(金) |
| アゲハの蛹化(その1) |
 |
 |
| 飼育していたアゲハ幼虫が、イヌザンショウの細い軸で前蛹になりました(写真左。11月14日)。今の時期、昼間は暖かくても朝晩の冷え込みは厳しく、最低気温は2℃ぐらいまで下がる日もあります。この気温で蛹になれるだろうかと心配していたら、細い軸が垂れて前蛹の頭部が下に。これでは蛹になれません。急いで頭部を上にして軸を割りばしに固定しました(写真右)。よく見ると、前蛹の皮の色が褪せ、乾いたような感じに。脱皮が近いようです。(Y) |
|
|
| 2025年11月16日(日) |
| 農家民宿シャンブルドットe(その2) |
 |
 |
|
米や野菜は無農薬で栽培。それらが食事に提供されます。今年の稲刈りはすべて手刈りだったそうです。その時に見つかった、イネに作られたカヤネズミの巣(写真左)。10個もあったそうです。カヤネズミが棲む田んぼは、他の生きものにも棲みやすい多様性豊かな環境です。そのような環境で手間をかけてつくられた米や野菜は、人にも優しい価値のあるものだと思いました。ところで、ヤギは柿が大好きなのですね。熟した柿を小枝ごともらったヤギたちは、競って実も葉も食べていました(写真右)。さて、娘家族は2日目は我が家へ。落ち葉を掻いて、焚火をして焼き芋。畑のワタから木綿の収穫、原木シイタケの収穫など都会とは違う楽しみに大はしゃぎ。「12月にまた来たい!」孫たちのうれしい言葉。私たちも里山環境の魅力や価値に改めて気づかされた3日間でした。(Y)
|
|
|
| 2025年11月16日(日) |
| 農家民宿シャンブルドットe(その1) |
 |
 |
|
同じ町内に、若いご夫婦が古民家を改修して始められた農家民宿「シャンブルドットe」があります(写真左)。右の写真の左方は家畜小屋。ヤギとニワトリがいます。昔は棚田だった沢沿いの草地でのびのびと放牧されている4頭のヤギたち。ヤギが草を食むので草刈りの必要はないそうです。空が美しく、木々が色づき始めて、いつまでも包まれていたいような心地よい空気。11月初めに東京から来た娘家族は1泊をここで過ごしました。私たちは晩御飯だけいただいて帰宅。季節の食材や地元のものをふんだんに使い、工夫され、心のこもったおいしい料理の数々。楽しい時間を過ごすことができました。(Y)
|
|
|
| 2025年11月13日(木) |
| 大根の間引き |
 |
 |
|
休耕田の畑で大根の間引きをしました(写真左)。余った種がもったいないからと全部蒔いたので、込み合っていて間引きも大変。作業を終えて腰を伸ばすと夕暮れ前の美しい秋の空(写真右)。間引き大根の葉は、湯がいて乾煎りしてチリメンジャコやゴマ、かつお節とともにふりかけに。この時期の大根葉は大きすぎず小さすぎず、とてもおいしくてご飯が進みます。話変わりますが、昨日の夕方、上空をツグミと思われる20羽ほどの鳥の群れが飛んで行きました。最近はめっきり少なくなってしまったツグミ。今年はたくさんの飛来を願っています。(Y)
|
|
|
| 2025年11月11日(火) |
| 棚田のヒマワリとコスモス |
 |
 |
|
8年ほど前から、中山間地保全事業で棚田状の休耕田およそ60aの管理を任されました。それを遡る2013年から休耕田をお借りして、田んぼビオトープやカヤネズミの棲む草はらをつくっていました。それが、さらに広い管理地になったのです。さてどうするか…。草刈りだけではもったいない。そこで一部を畑にして、さらに棚田の休耕田何枚かにヒマワリとコスモスを植えました(写真)。それは3年前まで続けましたが、その後の夏の酷暑と少雨でやむなく中断。再開の目途はつきません。振り返れば愛おしい日々です。(Y)
|
|
|
| 2025年11月10日(月) |
| 柿仕事(その2) |
 |
 |
|
目の前の大量の柿。柿はすぐに熟して柔らかくなるので、まだ固いものは急いで皮をむいて干し柿に(写真左)。熟して柔らかくなってしまったものは柿酢にしました。泡が出て、柿の表面に付いている酵母菌によるアルコール発酵が始まりました(写真右)。その後、酢酸菌によって酢になります。柿が獲れすぎて困る時は柿酢作り。熟れた柿を洗わずにヘタだけ取ってカメに入れて、毎日かき混ぜたら出来上がります。酸度は米酢と同じくらい。柿酢があると酢は買いません。毎日カメの中をかき混ぜて。柿仕事進行中です。(Y)
|
|
|
| 2025年11月9日(日) |
| 柿仕事(その1) |
 |
 |
|
ご近所のTさんに声をかけてもらって、お宅に柿狩りに行きました。Tさんは毎年、柿やキウイ、柚子、ブルーベリーの収穫時期になると声をかけてくれます。柿を収穫していると、カゴの縁にアマガエル、枯葉の上にはヒナバッタ。自宅周辺ではイナゴや成虫越冬のツチイナゴなどを除いてバッタ類はすっかり姿を消しましたが、日当たりの良いこの場所にはまだいます。柿は大きなカゴに山盛り2杯収穫しました。さて、この柿をどうするか…。(Y)
|
|
|
| 2025年11月8日(土) |
| リンドウとヤクシソウ |
 |
 |
|
久しぶりに田んぼビオトープ周辺を歩いていると、チガヤの群落でリンドウがたくさん咲いていました(写真左)。株は例年より小さめですが、株数は多く、花がとてもきれい。夏の暑さで草刈りができず、今年のリンドウは諦めていたのでとてもうれしかったです。自宅周辺では盛りを過ぎたヤクシソウをハナアブ科のホソヒラタアブが訪れていました(写真右)。しばらく秋らしい爽やかな晴天が続いて、洗濯や布団干しがはかどりました。明日は一日中雨予報。ちょっと一休み…恵みの雨になりそうです。(Y)
|
|
|
| 2025年11月7日(金) |
| 樹々の紅葉 |
 |
 |
|
紅葉が美しくなりました(写真左)。中央がトチノキ、その左奥の高い木はケヤキです。さて、今年はチョウやガの幼虫を200匹ほど飼育しました。今、飼育箱に残っている幼虫はジャコウアゲハ3匹とアゲハ1匹(写真右)だけ。他はすべて飼育箱の天井や食草の小枝で蛹になって休眠中です。樹々の紅葉が進むとともに、5月から始まった食草補給も最終盤となりました。(Y)
|
|
|
| 2025年10月30日(木) |
| ジョウビタキ飛来 |
 |
 |
|
10月25日、ヒッヒッという微かな鳴き声を聞いてジョウビタキの飛来を確認。例年より遅い飛来です。また毎日聞こえるモズの高鳴き。やっと秋が来たと思ったら、昨日の最低気温は2℃。急速な秋の深まりを感じます。これから気候はどうなるのでしょう…。さて、玄関付近には産卵を控えてお腹の大きなハラビロカマキリ(写真左)。右の写真は、ヨメナで吸蜜しているアサマイチモンジ(9月24日)。1か月以上前の写真ですが、ヨメナとともに紹介したくて忘れたものです。バタフライガーデンにアゲハチョウ科は来なくなりましたが、キタキチョウ、キタテハ、アカタテハなどがやってきます。(Y)
|
|
|
| 2025年10月27日(月) |
| 久しぶりに田んぼビオトープへ(その3) |
 |
 |
|
草刈りをしないでいたらどうなるか…。草の勢いの凄さに呆然としながら田んぼビオトープ周辺の状況を記録しています。左の写真は2020年4月のもの。年に2、3回は草刈りをして、刈草を焼き、水草を取り除いて開放水面を広げるという作業が出来ていた頃です。5月頃には草が萌え花が咲く美しい風景になります。右の写真は今日の田んぼビオトープ周辺。法面に丈の高いススキなどの草が繫茂して田んぼビオトープの全容を見ることができません。平坦部の水は減り、マコモで覆われています。このまま放置すれば田んぼビオトープの乾燥化、陸地化が進み、両生類は生きていけなくなります。ようやく作業ができる気候になったので、これから頑張って早春のアカガエルの産卵までには整備を終わらせたい…。稲作の営みとともに里山で種類も数も増えた生きものたち、里山の景観、そして文化。時代の流れだからと簡単に絶やしてしまうのは、やはり間違っているとの思いを強くしています。(Y)
|
|
|
| 2025年10月26日(日) |
| 久しぶりに田んぼビオトープへ(その2) |
 |
 |
|
田んぼビオトープはひどい荒れようでした。5月末まで忙しかったので、6月から草刈りを頑張るつもりでしたが、いきなりの体に危険な暑さ。南に面して早朝から午後7時頃まで陽が照りつける棚田状の休耕田ではとても作業できません。それで10月まで草刈りをせず放置していたら、セイタカアワダチソウやススキ、クズなどがはびこるひどい状況に(写真左)。ここは放棄田ですが年に2、3回草を刈っていたら夏には美しい草はらになり(写真右)、カヤネズミの巣がたくさん見つかりました。2枚の写真は、ほぼ同じ場所から撮影したものです。夫婦2人の里山保全活動に、いよいよ限界を感じるようになりました。美しい棚田を守るためには人手が必要なのだと、つくづく思うこの頃です。(Y)
|
|
|
| 2025年10月25日(土) |
| 久しぶりに田んぼビオトープへ(その1) |
 |
 |
|
涼しくなったので、田んぼビオトープ周辺の様子が気になって出かけました。途中の道でムラサキシジミを見つけました(写真左)。瑠璃色の翅がとても美しいです。さらに歩くと、クズの葉で日除けしていたセスジツユムシ(写真右)。朝晩は10℃以下に冷え込みますが、晴れた日の昼間の日差しはまだまだ強いです。それでも、6月から続いた酷暑と湿度70%以上の日々がようやくおさまりました。(Y)
|
|
|
| 2025年10月21日(火) |
| コメ作りとわらぐろ(その4) |
 |
 |
|
翌年もコメ作りをしました。畑の一角に籾を蒔いて苗を育てます。鳥に食べられないように上に被せる稲わらは、わらぐろをほどいて使いました。上から半分ぐらいほどいた所に小さなわらの塊が…これはカヤネズミの越冬巣!(写真左)。わらぐろの中は暖かいのか、直径5cmほどの小さくて粗い巣。かつては、わらぐろはカヤネズミの格好の越冬場所だったそうです。思いがけずカヤネズミの役に立ったようで嬉しかった。カヤネズミ(写真右。琵琶湖博物館で飼育個体を撮ったものです)は尾を除いた体長が約6cm(大人の親指大)、体重7~8g(500円玉1枚分)の日本最小のネズミです。ススキやチガヤを編んだ球状の巣を作り、その中で子育てしたり、寝たり、休息したりします。主食はイナゴなどの昆虫や雑草の種で、コメはほとんど食べないそうです。さて、その後もコメ作りを試みましたが、高温少雨とイノシシの被害で、最初の年ほどの収穫はありませんでした。できればもう一度コメ作りを頑張って、大きなわらぐろも作りたいです。(Y)
|
|
|
| 2025年10月20日(月) |
| コメ作りとわらぐろ |
 |
 |
|
コメ作りをして稲わらが手に入ったので「わらぐろ」を作ってみました。わらぐろとは、稲わらを保存のために積み上げたもので、「わらにお」など地方によって違う呼び名もあります。もちろん作った経験はなく、わらの量も少なかったので、まるで編み笠を被った武士のような姿に…(写真左)。子どもの頃に見た本物とはほど遠い形です。スズメが目ざとく見つけて、わらに残ったお米を食べにやってきました。(Y)
|
|
|
| 2025年10月19日(日) |
| コメ作りとわらぐろ(その2) |
 |
 |
|
収穫したイネを「はでかけ」して天日干し。さあここからが大変。竹で手作りした「穂こき」や「千歯こき」で脱穀。そしてやはり手作りの籾摺り道具(写真左)で籾殻をはずして扇風機で風選。毎日少しずつ、何カ月もかけて収穫したコメの半量を精米しました。でも、そこでとうとうギブアップ! 残りは鳥たちに提供しました。右の写真は精米した赤米です。農機具店の人に見せたら、三等米だとキツイことを言われましたが、白米に少しずつ混ぜて美味しく食べました。機械ができるまでは、コメを作って食べるのはこんなに大変なことだったのかと改めて思いました。(Y)
|
|
|
| 2025年10月18日(土) |
| コメ作りとわらぐろ |
 |
 |
|
2014年、田んぼビオトープで初めてのコメ栽培をしました。コメの品種は禾(のぎ)が長い古代米の赤米。9月5日、花が咲きました(写真左)。赤い禾がとてもきれいでした。やがて実りの秋が来て、10月11日に稲刈り(写真右)。たった30坪ほどの小さな田でしたが、鎌で刈るのは結構くたびれました。イノシシも近くまで来ていたようですが、長い禾がイヤだったのか荒らされずにすみました。(Y)
|
|
|
| 2025年10月16日(木) |
| 羽化(その2・ヨモギエダシャク) |
 |
 |
|
キアゲハと同じ日に、ヨモギエダシャクも羽化(写真左)。アゲハの幼虫に食草のカラスザンショウを与える時に付いていた幼虫(右)を飼育したものです。まるで木の枝のような姿で、葉をモリモリ食べ、飼育箱の底に入れた土の中で蛹になりました。幼虫の時にはわからなかったのですが、無事羽化したのでヨモギエダシャクと判明しました。幼虫は様々な植物を食べるそうです。(Y)
|
|
|
| 2025年10月15日(水) |
| 羽化(その1・キアゲハ) |
 |
 |
|
キアゲハが羽化しました(写真左・右)。この個体は7月10日に蛹化したものです。前日まで蛹の色に変化がなかったのに、今朝見たら翅の模様が透けて見えて…。そしてその3時間後に羽化。翅を広げると開張12cmほどの大きな美しいチョウです。今年、本種の若齢幼虫を3匹保護・飼育しましたが、ここまで2匹が羽化不全でした。最後の1匹が無事羽化したのはとてもうれしい出来事。それにしても3か月以上休眠しての羽化。本種は蛹でないと越冬できません。配偶相手が見つかるか、食草はあるか、これから産卵して孵化した幼虫が蛹まで育つかどうか。いろいろ気になって…。温暖化の影響が目に見える形で現れるようになった気がします。(Y)
|
|
|
| 2025年10月14日(火) |
| ルリタテハ羽化 |
 |
 |
|
ルリタテハが羽化しました(写真左)。この個体はササユリで見つけた幼虫を保護のため飼育して、10月1日に蛹化したものです(10月1日の当欄)。ちょうど2週間で羽化したことになります。モンシロチョウはもっと早いですが、ルリタテハやアゲハ、ジャコウアゲハなど大きなチョウは2週間ほどかかります。ルリタテハは成虫越冬なので、このまま越冬し来春産卵して一生を終えます。右の写真は蛹化した翌日の蛹。中央部に蛹化直後にはなかったゴールドとシルバーの模様があります。(Y)
|
|
|
| 2025年10月13日(月) |
| キアゲハ羽化不全と口吻の不思議(その2) |
 |
 |
|
飼育したものは最期まで見届けたいので様子を見ることにしました。栄養補給にポカリスエットを与えながら観察していると、口吻の先が2本に分かれているのに気付きました(写真左)。口吻は1本のストローのようなものと思っていましたが…。調べると、羽化直後の口吻は2本あって、クルクル曲げたり伸ばしたりしているうちに2本が根元の方からくっついて、1本のストロー状になるのだそうです(写真右。2本がくっついている)。また1つ、チョウの不思議を知ることができました。(Y)
|
|
|
| 2025年10月13日(月) |
| キアゲハ羽化不全と口吻の不思議(その1) |
 |
 |
|
6月29日、ニンジンの葉でキアゲハ若齢幼虫を2匹発見。当地では数が減っているキアゲハを天敵から保護しようと飼育しました。順調に成長し、1匹は7月9日に、もう1匹も翌日に蛹化。普通、蛹化から2週間ほどで羽化するはず。ところが蛹が死んだ様子はないのに2か月経っても羽化しません。あまりの暑さに休眠したのか?…。そのまま様子を見ていると突然蛹の色が変わり始め、10月10日には翅の色が透けて見えるように(写真左)。羽化直前です。10月12日羽化が始まったのですが、うまくいかず羽化不全となってしまいました。その写真は可哀想なので、右は代わりに昨年うまく羽化したキアゲハの写真です。このようになることを願っていましたが残念です。(Y)
|
|
|
| 2025年10月11日(土) |
| トノサマガエル、眼をつぶる |
 |
 |
|
トノサマガエルを撮影して後で画像を見たら、眼をつぶっているのがありました(写真左)。カエルには目を閉じる時に使う「まぶた」とは別に、下から上に閉じる「瞬膜」があります。瞬膜には乾燥などから眼を保護する役割があります。さて左の写真を見ると、まぶたを閉じている時は眼が凹んだように見えます。普段は飛び出しているのに(写真右)…。おかしいなと思って調べたら、カエルは眼をつぶることで眼球が食べた物を喉の奥へ押し込む仕組みになっているのだそうです。すなわち、獲物を飲み込むために眼をつぶるのです。左の写真はそういう瞬間だったのですね。今まで知らなかった、面白いカエルの体の仕組みです。(Y)
|
|
|
| 2025年10月8日(水) |
| バタフライガーデン |
 |
 |
|
バタフライガーデンには、野草も含めて様々な花が咲いています。昆虫たちの一番人気はキバナコスモス。アゲハチョウ科のチョウは少なくなりましたが、ツマグロヒョウモン(写真左)やホシホウジャク(写真右)、オオスカシバなどホウジャク類、またハチの仲間が多数吸蜜に来ています。それらを狙うカマキリやクモ類も。少し環境を整えるだけで、多様な生物が関わる生態系ができるのですね。(Y)
|
|
|
| 2025年10月7日(火) |
| モンキアゲハ羽化 |
 |
 |
|
少し前のことですが、10月1日に飼育箱の中でモンキアゲハが羽化しました(写真左)。右の写真は、左の個体の終齢幼虫時代です。それにしてもすごい形相…。黒くて目のように見えているのは眼状紋といって胸部にある模様です。胸部の前(この写真では下)に出ている白い部分が頭部で(先端に何か白いゴミが付いているようですが…)、頭部の左右に小さな6個ずつの単眼。それが本当の眼です。単眼は明るさを感じる程度の働きしかないと言われています。食草を食べて大きくなるだけなので、それで十分ということでしょう。幼虫は気持ち悪いという人も多いと思いますが、食欲旺盛な幼虫を見るのは楽しいし、そのうち可愛く思えてきます。そして成長すれば美しいチョウの誕生。飼育はとても楽しいです。(Y)
|
|
|
| 2025年10月6日(月) |
| 棚田の一本道 |
 |
 |
|
棚田の一本道。棚田の真ん中を通る道なので、そう呼んでいます。この道はかつては2つの地区を繋ぐメイン道路で、子どもたちの通学路でもあったそうです。そういえば20年ほど前、一本道はきれいに手入れされて両側に美しい田んぼが広がっていました。ところが、いつしか田は耕作放棄地となり、イノシシが多数現れるようになって道は閉鎖。その後、私たちが草刈りなど手入れを始めました(写真左)。右の写真は最近撮ったもの。あまりの暑さで夏の間草刈りができずにいると、このような状況。草の勢いはすごいです。棚田が美しいのは人の汗の賜物…涼しくなってきたので今から草刈り頑張ります。(Y)
|
|
|
| 2025年10月4日(土) |
| 洗濯物を取り込むときは |
 |
 |
|
左の写真はセスジササキリモドキ、右はクルマバッタ。どちらも乾いた洗濯物に付いていました。この時は気付いて写真を撮ってから放してやりました。でも気付かずに衣類と一緒に持ち込んでしまうことがあるのでしょうか。夜に家の中できれいな虫の声を聞くことがよくあります。姿がわからないまま、いつしか声がしなくなって…。家の中で虫の死骸を見つけるたび後悔します。洗濯物を取り込むときは、ちゃんと確かめないと…。
|
|
|
| 2025年10月3日(金) |
| 草むらの生きものたち(その8) |
 |
 |
|
今日は冷たい雨。田植え時に雨が降らず、稲刈りの頃によく降ります。今年も秋は短く、冬が急にやって来ると気象予報士の人が伝えていました。とはいえ待ちに待った秋。心地よい貴重な秋を大切に過ごしたいと思います。さて、今日の最低気温は16℃、最高気温は18℃。急速に寒くなってきました。草が枯れてしまう前に、急いで草むらの生きものたちを紹介します。左の写真はクサキリ、右はホシササキリ。どちらもメスで剣のような産卵管が見えます。早い季節の移ろいとともに、草むらの主人公も変わっていきます。(Y)
|
|
|
| 2025年10月1日(水) |
| ルリタテハ蛹化(その2) |
 |
 |
|
左の写真は脱皮直前の前蛹です。それまでより体が伸びています。この1時間半後に見たら蛹になっていました。飼育箱の床には、毛の生えた脱皮殻が落ちていました(写真右)。ぶら下がった前蛹は、どのように脱皮して蛹になったのでしょう。前蛹から蛹になる時の脱皮は、アゲハやモンシロチョウなどではよく見ますが、ルリタテハでは見たことがありません。機会があればぜひ見たいです。それにしてもチョウの種類によって、前蛹も蛹も、姿・形は様々ですね。(Y)
|
|
|
| 2025年10月1日(水) |
| ルリタテハ蛹化(その1) |
 |
 |
|
9月27日にササユリの葉で見つけたルリタテハ終齢幼虫。9月30日に保護して飼育箱に入れたら、その日のうちに前蛹に(写真左)。そして今日蛹になりました(写真右)。タテハチョウ科の蛹は、他のグループのチョウと違って逆さにぶら下がった状態になっています。(Y)
|
|
|
| 2025年9月30日(火) |
| ショウリョウバッタモドキとルリタテハ終齢幼虫 |
 |
 |
|
休耕田の草むらで、ショウリョウバッタモドキ成虫を見つけました(写真左)。この夏の酷暑で南に面した休耕田に行く気にならなかったせいでしょうか、本種を見るのは今年初めてです。また、雑木林の林縁ではササユリの葉を食べるルリタテハ終齢幼虫(写真右)。飼育箱に入れて保護したら、しばらくして食べるのをやめて蛹化場所を求めて移動を始めました。ルリタテハ幼虫の毛は硬いですが毒はありません。愛おしくなるような、命が躍動する秋の里山です。(Y)
|
|
|
| 2025年9月28日(日) |
| 太陽光パネルリサイクル義務化見送り |
 |
 |
|
今年度国会での太陽光パネルリサイクル義務化法案の提出が見送られたそうです。太陽光パネルに関しては、寿命を迎え始める2030年代以降の大量破棄問題が懸念されています。パネルには鉛、カドミウム、ヒ素などの有害物質が含まれる場合があり、廃棄時に適切な処理が必要です。パネルが放置されると有害物質が流れ出して下流域を広く汚染する可能性があります。早急に太陽光パネルリサイクルの義務化を実現させてほしいです。さて昨日は久々の好天でフィールドに出てみました。畑や草むらではさまざまな昆虫が活発に活動していました。左の写真はトノサマバッタ、右はキリギリスでどちらもメス。きっと産卵にきたのでしょう。(Y)
|
|
|
| 2025年9月27日(土) |
| クロアゲハの羽化 |
 |
 |
|
今日はクロアゲハの羽化がありました(写真左)。この個体は8月11日にカラタチに産み付けられた卵が成長したもの。8月16日に孵化、4回脱皮して9月11日に前蛹、9月12日に蛹になりました。そして今日羽化ですから、卵から1か月半かかってチョウになったのです。記録しておくといろんなことがわかり、飼育がより楽しいものになります。ところで、右の写真は8月17日に蛹化したキアゲハの蛹。蛹化後2週間ほどで羽化のはずが、まだ蛹のままです。きれいなので死んでしまったとは思えません。あまりの暑さで休眠してしまったのでしょうか? 休眠した蛹は寒さに当たらないと羽化しないということです。来春の羽化を楽しみにしたいと思います。(Y)
|
|
|
| 2025年9月25日(木) |
| 草むらの生きものたち(その7 オンブバッタ) |
 |
 |
|
昨日、草むらでメスがオスをおんぶしているオンブバッタを見つけました(写真左)。このバッタはどうしてこんなふうに、ずっとおんぶしているのでしょう? それは、交尾したあと、他のオスが来て交尾しないようにガードしているのだそうです。交尾後に他のオスが来て交尾すると自分の子孫が残る確率が減るから、それは避けたいということでしょう。メスがオスをおんぶしているのはトノサマバッタなど他のバッタ類でもよく見ますが、オンブバッタはその行動がすごく長い。時にはオスの上にさらに別のオスが乗ってくることがあって、下のオスはメスを取られまいと必死でメスにしがみつくそうです。そんなシーンも見てみたい…。8月5日にはオンブバッタの幼虫がたくさんいました(写真右。体長約2cm)。幼虫時代にはもちろんおんぶはありません。
|
|
|
| 2025年9月24日(水) |
| 草刈り |
 |
 |
|
今日は、隣の地区の草刈りの応援に行きました。高齢化・人口減少で草刈りができない場所が増え、年々荒地が増えています。ここは年2回初夏と秋に草刈りが行われる場所ですが、草が元気で毎年草刈り前には左の写真のような状況。里山が美しいのは人の汗の賜物。農家の方たちが、田んぼ、畑、果樹園、さらに周辺の草刈りを行ってきたからです。さて、休憩中に脱皮したばかりのツチイナゴ成虫を見つけました(写真右)。本種は成虫で越冬し、翌年の初夏に産卵して一生を終えます。当地には本種をはじめ、多くの生きものが命を繋いでいける環境があります。人と多様な生物との共生の大切さを発信していきたいと思います。(Y)
|
|
|
| 2025年9月23日(火) |
| 草むらの生きものたち(その6)…9月9日に続いて |
 |
 |
|
春から何かと忙しく、6月になったらいきなりの体に危険な暑さ。それで草刈りを怠っていたら、ウマノスズクサ畑は雑草で覆われてしまいました。ウマノスズクサが雑草に負けずに成長するように、また頑張らないと…。さて、草むらをしばらく眺めていると、さまざまな生きものたちの姿が見えてきます。左の写真はキツネノマゴで吸蜜するオオチャバネセセリ。右はチョウセンカマキリです。オオカマキリとよく似ていますが、カマの付け根がオレンジ色なのでこれはチョウセンカマキリ。オオカマキリはくすんだ薄黄色です。(Y)
|
|
|
| 2025年9月21日(日) |
| 送粉者 |
 |
 |
|
「送粉者」とは、植物の花粉を運び受粉させる動物のことで、「花粉媒介者」や「ポリネーター」とも呼ばれます。送粉者の種類は昆虫、鳥類、ほ乳類など世界で20万種と推定され、その大部分は昆虫です。多くの農作物の果実や種子の生産は送粉者に依存しています。しかし今、送粉者が世界的に減少しています。森や自然植生など送粉者の生息地を保全しないと、人間の生存も危ういのです。左の写真はニラの花の蜜や花粉を食べるコアオハナムグリ、右はヒヨドリバナに来たツチバチの一種。ともに送粉者で、体には花粉がたくさん付いています。(Y)
|
|
|
| 2025年9月20日(土) |
| ウマノスズクサ自生地へ(その2) |
 |
 |
|
自生地にはウマノスズクサがたくさん育っていました(写真左)。ここは草刈りのタイミングのせいか、ジャコウアゲハの卵や幼虫はほとんど見られません。それで、飼育中の幼虫の食草が足りなくなると十分採らせてもらい、いつも助かっています。でも、自生地が減っているので、幼虫がこの植物しか食べないジャコウアゲハも減っています。ジャコウアゲハを増やすにはウマノスズクサが増えることが必要です。葉を持ち帰ったので、我が家の幼虫(写真右)には今日からたっぷりと食草を与えられます。(Y)
|
|
|
| 2025年9月19日(金) |
| ウマノスズクサ自生地へ(その1) |
 |
 |
|
今日は21匹目のジャコウアゲハの羽化がありました。ところで、いよいよ幼虫の食草のウマノスズクサが足りなくなって、今年も少し離れた自生地へ採りに行くことに。自生地は棚田百選に選ばれた棚田の一端にあります。棚田の下部の田は稲刈りがほぼ終わっていますが、上部は放棄されているようです(写真左)。右の写真は棚田の別の場所。以前は美しい田んぼが広がっていましたが、今は草に埋め尽くされています。耕作放棄地は数年でこのようになってしまいます。(Y)
|
|
|
| 2025年9月17日(水) |
| ジャコウアゲハ・今季20匹目の羽化 |
 |
 |
|
春に越冬蛹から羽化したジャコウアゲハ(1化目)が庭のウマノスズクサに産卵。その卵から今年の飼育が始まりました。ところがその卵から孵った幼虫はすべて寄生バエの被害に遭って途中で死んでしまいました。したがって2化目の羽化はゼロ。それでも他所から来た個体が産卵したので30匹ほどの幼虫を飼育。寄生バエの卵を取り除くためにウマノスズクサの葉を丁寧に洗ってから与えるようにしました。その成果か寄生がほとんどなく、昨日20匹目が羽化(写真左。オス)。3化目の個体です。ホッとしたのも束の間、先に羽化した個体が産んだ卵から、また新しい命が誕生(写真右。卵の殻を食べています)。この幼虫は蛹の状態で休眠して越冬、来春羽化します。無事に育ってほしいのですが、この夏の高温と少雨で食草のウマノスズクサがうまく育っていません。少し離れたウマノスズクサの自生地に採りに行くつもりですが、そこではうまく育っているのかな? 食草補給が心配になってきました。(Y)
|
|
|
| 2025年9月15日(月) |
| コカマキリとヤブツルアズキ |
 |
 |
|
畑には、お腹が大きくなり始めたコカマキリのメス(写真左)。ヤブツルアズキの花も咲いて(写真右)、やっと秋になったのかな…。昼間の蒸し暑さは耐え難いものがありますが、朝晩は凌ぎやすくなりました。最近は曇天の日が多く、雨もよく降ります。今日は久しぶりの日差し。午前中、バタフライガーデンのニラの花にはアカタテハ、キバナコスモスにはアゲハ、ジャコウアゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハ、キアゲハなどが吸蜜に。心が浮き立つような光景でした。(Y)
|
|
|
| 2025年9月13日(土) |
| クロアゲハとモンキアゲハの蛹 |
 |
 |
|
クロアゲハとモンキアゲハの終齢幼虫が蛹になりました。左の写真がクロアゲハ、右がモンキアゲハの蛹です。2種の蛹を比べると、モンキアゲハの方が屈曲が大きく90度に近いです。この屈曲の大きさで2種を見分けることができます。さて、アゲハチョウ科の越冬態は蛹で、蛹でないと越冬できません。観察記録から類推すると、この蛹たちがおよそ2週間後に羽化したとして、その子世代が蛹になるのは11月前半ぐらい。それともこの蛹たちがこのまま越冬して来春の羽化となるのでしょうか? 見守りたいと思います。(Y)
|
|
|
| 2025年9月11日(木) |
| モンキアゲハとクロアゲハ |
 |
 |
|
今年は例年になく、たくさんのチョウの産卵がありました。今飼育しているのは、カラタチに産卵されたクロアゲハとカラスザンショウに産卵されたモンキアゲハ。幼虫は母蝶が産卵した植物にこだわる習性があって、同じ科でも別の植物は食べないことが多く、元と同じ植物を与えるようにしています。左の写真はクロアゲハの、右はモンキアゲハの終齢幼虫。クロアゲハは腹部背面の斜帯がつながっているのに対して、モンキアゲハは中央で離れているので区別できます。色も違いますが、じっくりと観察したのは初めてで、改めてよく似ていると思いました。野外での交雑種も確認されているそうです。(Y)
|
|
|
| 2025年9月9日(火) |
| 草むらの生きものたち(その6) |
 |
 |
|
左の写真はヘクソカズラ(8月29日)。名前が気の毒なほどに、かわいくて香りの良い花です。右はツチイナゴ幼虫(9月3日)。7月14日と比べて大きくなりました。もうすぐ成虫出現です。(Y)
|
|
|
| 2025年9月9日(火) |
| 草むらの生きものたち(その5) |
 |
 |
|
日が短くなり朝晩はしのぎやすくなりましたが、昼間の高温多湿は何とも…。さて、8月10日に続いて草むらの生きものたちを紹介します。左の写真はヒメギスの緑色型メス成虫(8月2日)。昨年、一昨年と数を減らしていましたが、今年はたくさん見られます。右はナキイナゴのメス成虫。すぐにカメラをむけてしまう大好きなバッタです。(Y)
|
|
|
| 2025年9月5日(金) |
| バタフライガーデン(その2) |
 |
 |
|
大きなオクラの葉にはオオカマキリのオス(写真左)。昨日は何かの昆虫を捕らえて食べていました。また、糸で綴じた葉の中を伺うオオフタオビドロバチ(写真右)。この巻かれた葉の中には、葉を食べるガの幼虫が潜んでいるのです。見ているとハチは葉の上を歩き回って、巧みに幼虫をおびき出して捕えます。そして竹筒などを利用して作った巣に持ち帰り、自分の幼虫の餌にするのです。チョウが飛び交う庭を目指したバタフライガーデンですが、それ以上に生物多様性が豊かな庭になりました。豊かな自然環境ではある特定の種の生物が増えすぎることはありません。多種多様な生物が「食う-食われる」の複雑な関係の中で、広い意味でお互い支えあって命を繋いでいるのだと実感します。(Y)
|
|
|
| 2025年9月4日(木) |
| バタフライガーデン(その1) |
 |
 |
|
自宅のそばに小さなバタフライガーデンを作っています。そこではチョウが好むマリーゴールド、ヒャクニチソウ、キバナコスモスなどが満開(写真左)。また、カラスザンショウやウマノスズクサなどのチョウの食草があって、幼虫がたくさん育っています。今日は花々を巡ってアゲハ、モンキアゲハ、ホシホウジャク(写真右)などが忙しく飛びながら吸蜜していました。(Y)
|
|
|
| 2025年9月3日(水) |
| 羽化不全 |
 |
 |
|
チョウが羽化する時に蛹の殻がうまく脱げないことがあります。気付いてほんの数秒後に殻を取ってやっても翅は十分に伸びず羽化不全に。左の写真はモンシロチョウ。左の翅はうまく伸びましたが、右の翅がすぐに抜けなかったために縮んだままになってしまいました。左右のバランスが悪いのかうまく動けず…。それでも何とか生かしてやりたい。調べるとポカリスエットを好むらしい。早速キッチンペーパーにしみこませて与えると、口吻を伸ばして飲みました!(写真右)。このモンシロチョウに限らず、飼育することで、チョウの様々なことを学びました。(Y)
|
|
|
| 2025年9月1日(月) |
| 日除け(その2) |
 |
 |
|
草むらの中から現れたのはニホンアカガエルの成体(写真左)。初春に田んぼビオトープで産卵した個体かもしれません。右の写真はヤマクダマキモドキ。今年初めて見る成虫です。軒下で日差しを避けていました。(Y)
|
|
|
| 2025年9月1日(月) |
| 日除け(その1) |
 |
 |
|
6月からずっと強い日差しと高い湿度。ジメジメした暑さが続いています。湿度が高いのは海水温が高く、空気中の水蒸気が増加しているため。また大気中の水蒸気が温室効果ガスとして働き、さらに地球温暖化を加速させるとも…。さて、生きものたちも日中は強い日差しを避けて生きています。左の写真は玄関の日陰にいたナナフシモドキ。右側に長く伸びた触角のように見えるのは前脚で、短い触角は前脚に沿わせているので分かりにくい。翅も無いので慣れないと4本脚の奇妙な生きものと思ってしまいます。右はセスジツユムシ(褐色型)の成虫。ヘチマの葉裏で日除け中。(Y)
|
|
|
| 2025年8月30日(土) |
| 甲虫類2種 |
 |
 |
|
撮りためた写真の中から甲虫類2種を紹介します。左の写真はセモンジンガサハムシ(2025.04.16撮影。体長約1cm)。本種は背中に金色に輝くX字型の模様があること、また武士が戦(いくさ)の時にかぶる「陣笠」のような形状をしていることから名付けられました。幼虫は脱皮殻を背負うので、何回脱皮したかわかるそうです。幼虫も見てみたい…。右は初めて見るナガゴマフカミキリ(2025.08.17撮影)。本種は平地の雑木林で見られる普通種ですが、樹皮によく似ていて見つけにくいそうです。この個体は灯りに来たのか、室内で見つけました。(Y)
|
|
|
| 2025年8月28日(木) |
| アゲハの羽化(その2) |
 |
 |
|
羽化が始まって、体がすべて外に出るまで1分20秒。まだ翅は伸びていません(写真左)。翅がすっかり伸びるまでおよそ15分(写真右)。そのまま静止してゆっくりと翅を乾かします。その後いなくなったので探したら隣の部屋に。日が暮れていたので、翌朝ネットで掬って大空へ放ちました。思いがけず目の前で羽化の一部始終を観察することができました。(Y)
|
|
|
| 2025年8月28日(木) |
| アゲハの羽化(その1) |
 |
 |
|
帯糸が外れて宙ぶらりんになったアゲハの蛹を、保護ポケットに入れてテーブルに置いていました(写真左。8月17日)。8月24日、たまたま見ていた時に蛹の頭部が動きました。何だろう…? ほどなく蛹の殻が割れて、羽化が始まったことに気付きました(写真右)。(Y)
|
|
|
| 2025年8月18日(月) |
| アゲハチョウ科・1齢幼虫(その2) |
 |
 |
|
左の写真は卵殻を食べているジャコウアゲハの1齢幼虫。右はアオスジアゲハの1齢幼虫です。これら4種の1齢幼虫はどれも体に毛が生えていますが、成長とともに毛は無くなります。今までチョウといえば成虫しか思い浮かびませんでした。でも飼育することによって、卵から幼虫、蛹、成虫へとダイナミックに、そして個性的に変化していくのだと学ぶことができました。(Y)
|
|
|
| 2025年8月18日(月) |
| アゲハチョウ科・1齢幼虫(その1) |
 |
 |
|
撮りためた写真の中から、アゲハチョウ科4種の1齢幼虫を紹介します。左の写真はアゲハの、右はクロアゲハの1齢幼虫です。このアゲハ幼虫は自分が生まれた卵の殻をほぼ食べ終えたところで、卵の跡がリング状に残っています。チョウの幼虫は、まず卵殻を食べてから食草の葉を食べ始めます。(Y)
|
|
|
| 2025年8月16日(土) |
| ジャコウアゲハの羽化(その2) |
 |
 |
|
左の写真は羽化直後(3匹のうちの1匹)。まだ翅が十分に伸びていません。それからおよそ1時間後には翅がすっかり伸びて(写真右)、飼育箱の扉を開けると元気に飛んで行きました。また春のように庭をひらひらと優雅に舞う姿が見られそうです。(Y)
|
|
|
| 2025年8月16日(土) |
| ジャコウアゲハの羽化(その1) |
 |
 |
|
昨日、ジャコウアゲハが3匹羽化。3化目誕生です。今年は、越冬蛹から羽化したチョウ(1化目)が産卵したものはすべて寄生されました(7月24日の当欄)。したがって飼育個体では2化目の羽化はゼロ。しかし他所から飛来した個体の産卵があり、新たに飼育。そして昨日、羽化を見ることができたのです。左の写真は羽化直前の蛹。黒い翅の色が透けて見えます。右の写真は寄生された蛹。腹の辺りが不自然に黒くなるので寄生がわかります。(Y)
|
|
|
| 2025年8月15日(金) |
| 雨のあとで(その2) |
 |
 |
|
左の写真はアマガエル。右は体長約10cmのカナヘビ。どちらも今年生まれの幼体です。「食う-食われる」の食物連鎖の中で、生き残りをかけた闘いの連続…。そんな生きものたちの命が、雨上がりの草はらでいっそう輝いて見えます。(Y)
|
|
|
| 2025年8月15日(金) |
| 雨のあとで(その1) |
 |
 |
|
激しい雨が止んだあと、カメラを持って庭に出ました。目を凝らすと、様々な生物の姿が見えてきます。左の写真はコバネイナゴ、右はセスジツユムシ。2種ともに、今年初めて見る成虫です。ニイニイゼミやヒグラシの鳴き声がツクツクボウシやミンミンゼミに変わっていくように、季節の移ろいとともに草はらのバッタ類も幼虫から成虫へと変わっていきます。それにしても、雨上がりのこの蒸し暑さは…。(Y)
|
|
|
| 2025年8月14日(木) |
| 家の周りで(ツチガエルとコベソマイマイ) |
 |
 |
|
一昨日の雨上がりの夕方、ブッポウソウ8羽以上とツバメ(多分コシアカツバメ)10羽以上が上空をクルクルと飛び回っていました。ブッポウソウは時折「ゲッ・ゲッ」と小さな鳴き声。こういう場面を見るのは初めてです。何をしていたのでしょう? 雨が止んで気温と湿度が高くなると、セミや甲虫などの昆虫が元気になって飛び回るそうです。鳥たちは昆虫を捕食していたのでしょうか。不思議な眺め…幸運な時間でした。庭には2匹のお客さん。左の写真はツチガエル。以前は全くいなかったのに最近は数が増えました。右は久しぶりのコベソマイマイ。殻の径が4~5cmの大きな個体、カタツムリの仲間です。(Y)
|
|
|
| 2025年8月12日(火) |
| 家の周りで(ウマオイとオナガササキリ) |
 |
 |
|
梅雨の間はほとんど雨が降らなかったのに、8月4日からは程度の差はあっても毎日雨が降ります。湿度が高くムッとするようなお天気。九州などでは豪雨災害に見舞われた地域も多く、ニュースで水に浸かった家の中や商品を見ると胸が痛みます。地球規模での異常気象。温暖化が主原因なのは明らかなのに、打つ手はないのでしょうか。夕方、雨が止んだ庭でウスバキトンボの群飛が見られました。板壁にウマオイ(写真左)、波板を張った扉の向こうにはオナガササキリ(写真右)。今年は家の周りでたくさんの生物を見ることができます。さて、この環境を如何にして守るか…とても悩ましいです。(Y)
|
|
|
| 2025年8月11日(月) |
| クルマバッタ1齢幼虫とアズチグモ |
 |
 |
|
6月25日、庭のトチノキの根元あたりに体長5mmほどのバッタの幼虫(写真左)が一斉に出てきました。名前を知りたくて飼育しましたがうまくいかず、わからないままになっていました。ところがトノサマバッタの幼虫を調べていて、先日の幼虫がクルマバッタの1齢幼虫だと判明。成虫になるまで大きく変化するものですね。また、飼育中のアゲハ幼虫に与えるカラスザンショウの葉を採ってきたら、葉にアズチグモ(写真左)がついていました。頭胸部先端の三角形の褐色斑が特徴です。(Y)
|
|
|
| 2025年8月10日(日) |
| 草むらの生きものたち(その4) |
 |
 |
|
左の写真はエンマコオロギの幼虫。白い帯が特徴です。右は今年生まれのトノサマガエル(体長3~4cm)。数が減って一時地域絶滅も心配しましたが、今日は子ガエルをたくさん見つけました。近くでの繁殖がわかり、とてもうれしいです。ここでは多くの種類の生物がいて、食べて食べられて…お互い種の存続を支えあっていることを実感します。(Y)
|
|
|
| 2025年8月10日(日) |
| 草むらの生きものたち(その3) |
|
|
|
| 2025年8月8日(金) |
| アオムシコマユバチ |
 |
 |
|
1か月ほど前のこと。アオムシコマユバチに寄生されて、小さな繭がたくさん付いているモンシロチョウ幼虫(以下アオムシ)を見つけました(写真左。7月12日)。この寄生バチは、母バチがアオムシに産卵管を突き立てて、体内に数十個の卵を産卵。孵化したハチの幼虫は内側からアオムシを食べ、成長すると体表を食い破って出てきます。そして直ちに繭を紡ぎ蛹化、アオムシは死んでしまいます。この繭を飼育容器に入れておくと、数日後小さなハチが多数羽化しました(写真右。体長約3mm。7月17日)。このコマユバチに寄生する、もっと小さなハチもいるそうです。命の繋がりを実感させてくれました。(Y)
|
|
|
| 2025年8月7日(木) |
| 草むらの生きものたち(その2) |
 |
 |
|
昨日は平和記念式典での広島県知事のスピーチに感動して、思わずテレビに見入ってしまいました。「もし核による抑止が、歴史が証明するようにいつか破られて核戦争になれば、人類も地球も再生不能な惨禍に見舞われます。概念としての国は守るが、国土も国民も復興不能な結末が有りうる安全保障に、どんな意味があるのでしょう。…」 核抑止がフィクションであること、抑止力から核という要素を取り除かなければならないということ。改めて心に刻みました。さて、草むらのたくさんの生きものたち。踏まないかと歩くのに気を遣うほど。左の写真は満開のクルマバナ、右はオンブバッタ幼虫(体長約2cm)。生を謳歌する生きものたちに励まされているような気がします。(Y)
|
|
|
| 2025年8月6日(水) |
| 草むらの生きものたち(その1) |
 |
 |
|
現在の棚田の休耕田と田んぼビオトープ周辺の状況です(写真左)。各地で40℃超えの体に危険な暑さ。草刈りも、早朝や夕方に少しずつで、田んぼビオトープの畔と水路際がやっとです。涼しくなったら頑張ろう…できるかな~? それでも草むらの中は昆虫やカエル、草花などの命であふれています。右の写真は交尾中のツマグロバッタ。これから少しずつ草むらの生物を紹介したいと思います。(Y)
|
|
|
| 2025年8月5日(火) |
| ジャコウアゲハの蛹化(その2) |
 |
 |
|
腹部末端が壁に固着されており、胸部は帯糸で支えられています。脱皮中は、この状態で体をくねらせるように激しく動きます。脱皮殻が脱落したあと(写真左)もこの動きはしばらく続きました。蛹の中はドロドロに近い状態らしいのに、どうしてこのような激しい動きができるのだろう…? 飼育して幼虫の生態を知れば知るほど新たな疑問が湧いてきます。さて、蛹化が完全に終了して静止状態になるまでにさらに大きな動きがあるかと見守っていましたが、次第に穏やかな変化になり、見慣れた蛹の形になって蛹化終了(写真右)。蛹化に気付いてからここまでおよそ25分でした。(Y)
|
|
|
| 2025年8月5日(火) |
| ジャコウアゲハの蛹化(その1) |
 |
 |
|
ジャコウアゲハの幼虫を入れた飼育箱をデッキに置いていたら、あまりの暑さのせいか死んでしまったり、羽化に失敗するものがありました。そこで、飼育箱を室内に移動。そして昨夜何気なく飼育箱を見ていたら、ジャコウアゲハの前蛹に異変!よく見ると蛹化の始まりです。左の写真は幼虫最後の脱皮が始まって、蛹の一部が現れたところ。このおよそ2分後に、黒い外皮から完全に抜け出て脱皮を終えましたが、脱皮殻がまだ残っています(写真右)。(Y)
|
|
|
| 2025年8月3日(日) |
| 田んぼビオトープ(その2) |
 |
 |
|
畔を歩きながらの帰り道、セリの葉表にキアゲハのまだ小さな幼虫を見つけました(写真左。飼育のため持ち帰って、脱皮を終えたところ)。キアゲハは最近激減しているので嬉しい発見。西の空には美しい上弦の月(写真右)。日中の暑さを忘れて、心が弾みました。(Y)
|
|
|
| 2025年8月3日(日) |
| 田んぼビオトープ(その1) |
 |
 |
|
昨夕、久しぶりに田んぼビオトープに行きました。6月にいきなりの猛暑で十分に草刈りが出来ず、田んぼビオトープ周辺は草、草、草!(写真左)。この時期の草の勢いはすごいです。農家の方は草と闘いながら、お米を作っています。その大変さを政治家や都会の人はわかっておられるでしょうか…。満開のミソハギがとてもきれいでした(写真右)。(Y)
|
|
|
| 2025年8月2日(土) |
| ゴマダラチョウとクルマバッタ |
 |
 |
|
酷暑の日々。生きものたちは日中、強い日差しを避けて日陰で過ごしています。ガレージに止めた軽トラの荷台にゴマダラチョウ(写真左)。荷台のゴムの部分に黄色い口吻を突っ込んで何かを吸っているよう。何をしているのでしょう? 右の写真は庭で見つけたクルマバッタ。身近で様々な生物との出会いが楽しめます。雑木林の木々が大きくなって、あちらこちらにできた緑陰。近くには畑、人工池、バードバス…いろんな生物が生息できる環境になってきたのなら、この上なく嬉しい。(Y)
|
|
|
| 2025年8月1日(金) |
| バタフライガーデン |
 |
 |
|
8月になりました。心配していたジャコウアゲハの産卵ですが、尾状突起が片方とれた個体(7月24日の当欄)の他にあと少し産卵に来たようで、今20数匹の幼虫を飼育しています。ここ数日、体温超えの気温。また雨も7月11日以来全く降らず、強烈な日差しです。それでもバタフライガーデンの花が例年より遅れて咲き始めました(写真左。ヒャクニチソウとマリーゴールド)。あと、キバナコスモス、ブッドレア、ボタンクサギなど。写真右は隣接するビオトープ池のセリの花で吸蜜するベニシジミ。気候異変の中ですが、生物の生息環境を少しでも整えてやりたいと思います。(Y)
|
|
|
| 2025年7月28日(月) |
| ゴミグモ |
 |
 |
|
ゴミグモは円網の真ん中に食べかす、脱皮殻、枯葉などのゴミを縦に並べます。そしてその真ん中付近で頭を下に向け、じっと身を隠しています(写真左)。右の写真は、ゴミの中のクモを拡大したもの(風に揺れてピントが合っていませんが)。よく見ないとクモがいると気付かない…生き残るための驚くべき技です。(Y)
|
|
|
| 2025年7月26日(土) |
| 避暑(クダマキモドキとイナゴ) |
 |
 |
|
7月11日のまとまった雨の後、全く雨が降らず強烈な日差し。田んぼビオトープはいよいよ干上がってしまいそう…。 北海道では信じられないような高温、また米どころの新潟では干ばつで田んぼにひび割れ! このような状況の中、「温暖化対策 国に法的義務」と国際司法裁判所の勧告的意見。危機打開につながってほしいです。さて、生きものたちも日中、庭の日陰で日差しを避けていました。写真はクダマキモドキとイナゴのいずれも幼虫。「写真集・昆虫」の成虫と比べて見ると面白いですよ。(Y)
|
|
|
| 2025年7月24日(木) |
| ジャコウアゲハと寄生(その2) |
 |
 |
|
その卵から孵化した幼虫は、大きいもので体長約1cm、およそ5mmの1齢幼虫も(写真左)。この1時間半後に小さい方の幼虫が脱皮、2齢幼虫です(写真右)。それにしても、アゲハやモンシロチョウは多くが無事羽化するのにジャコウアゲハの寄生の多さはなぜ? アゲハやモンシロチョウの食草は多種あるのに、ジャコウアゲハはウマノスズクサ1種だということ。このヤドリバエはウマノスズクサに直接産卵すること(4月27日の当欄)。また、温暖化で寄生バエが増えているのではないか…。様々考えられますが、今は1匹の母蝶が産んだ卵、大切に飼育しようと思います。(Y)
|
|
|
| 2025年7月24日(木) |
| ジャコウアゲハと寄生(その1) |
 |
 |
|
昨秋には30個のジャコウアゲハの越冬蛹がありました。ところが越冬中に次々と寄生を受けていることが判明、春に羽化したのは9匹だけでした(1化目)。でもうれしいことに、その倍以上の数のジャコウアゲハが飛来して庭をひらひらと飛び交う美しい光景が見られました。そして多くの産卵も。そのまま放置するとほぼすべてが寄生されるので、食草のウマノスズクサを1枚1枚洗って飼育箱で飼育。その数90匹…でもその甲斐なく全てが寄生され、2化目の羽化は0に。次の世代は諦めていたら、7月13日に片方の尾状突起が取れたメスが飛来(写真左)。産卵もありました(写真右)。他の個体による更なる産卵も期待しましたが、結局産卵はこの1個体だけ。今のところ他地域の情報はありませんが、ヤドリバエの寄生による全国的なジャコウアゲハの減少を危惧します。(Y)
|
|
|
| 2025年7月22日(火) |
| チョウの蛹化場所 |
 |
 |
|
飼育下のチョウが蛹になるのは飼育箱の壁面だと思っていましたが、ほとんどが天井で蛹になります。不思議でしたが、羽化した時に重力で翅が伸びやすいのだろう、ということに考えが至りました。左の写真はアゲハの、右はスジグロシロチョウの羽化。それぞれ、チョウのそばにあるのが羽化殻です。天井で羽化すると羽化不全もまずありません。様々な蛹、そこから現れる様々に美しいチョウです。(Y)
|
|
|
| 2025年7月20日(日) |
| アカハライモリ(その2) |
 |
 |
|
イモリの成体の腹は、名前の通り赤い色をしています(写真左。2018年10月30日撮影)。飼育中の上陸間近の幼生の腹は? 興味を持って容器の底から観察しました(写真右)。わずかに色づいて淡いピンク色です。身近で飼育して成長を見ているとイモリの印象が大きく変わり、愛おしさを感じるようになりました。(Y)
|
|
|
| 2025年7月20日(日) |
| アカハライモリ(その1) |
 |
 |
|
人工の小さな池(ビオトープ池と呼んでいます)の水を汲んだら、アカハライモリ(以下イモリ)の小さな幼生が2匹入っていました。イモリは飼育したことがなかったので飼育することに。そのうち、あれ?もう1匹、また1匹と数が増え、何と6匹もいました。小さくて気付かなかったようです。その後すべて順調に育ち、外えらが小さくなって上陸間近になったものもいます。そろそろ元の環境に放す時期。今日は記録のための写真撮影をしました。まだ外えらが大きい個体(写真左)もいるし、縮んだ外えらがわずかに残っているだけの個体(写真右)もいます。(Y)
|
|
|
| 2025年7月18日(金) |
| アキノタムラソウとトノサマガエル |
 |
 |
|
参院選を2日後に控え、根拠のないデマとともに外国人への偏見が広がっています。新聞の記事に「外国人も1人の労働者であり、また納税者だ。この社会のインフラを支える成員の1人なのだ。」とありました。人手不足の中で、外国人は現役の働き手として欠かせない存在です。排外主義ではなく、共生社会でありたい…。よく考えて投票しなければと思います。さて、周辺でアキノタムラソウが咲き始めました(写真左)。庭にはトノサマガエルの子ガエル(写真右)。ここ1~2年見なかったので地域絶滅を心配しましたが、近くでの繁殖がわかってうれしいです。(Y)
|
|
|
| 2025年7月17日(木) |
| 前蛹と蛹(その2・シロチョウ科) |
 |
 |
|
初めてのモンシロチョウ(シロチョウ科)の飼育。アゲハチョウ科のような形しか意識になかったので、どれが前蛹かと探したけど見つからない…。調べると体に糸を掛けて動かなくなった状態が前蛹だということ(写真左)。体が湾曲せず、腹側はピッタリと壁に付いているので、てっきり終齢幼虫だと思っていました。右の写真が蛹です。チョウの飼育、まだまだ興味が尽きません。(Y)
|
|
|
| 2025年7月17日(木) |
| 前蛹と蛹(その1・アゲハチョウ科) |
 |
 |
|
写真左はキアゲハ(アゲハチョウ科)の前蛹、右は蛹です。前蛹(ぜんよう)とは幼虫が蛹になる直前の状態のこと。腹部の後端を固定し、巧みに胸部背中側に糸掛けをして、しばらく動かなくなります。その時、体は写真のように湾曲しています。その後、幼虫最後の脱皮をして蛹になります。蛹の上半分は前蛹時とは反対に湾曲しています。(Y)
|
|
|
| 2025年7月15日(火) |
| マユタテアカネとミソハギ |
 |
 |
|
7月8日の新聞に、政治ジャーナリストの後藤謙次さんによる「2025参院選特別寄稿」が掲載されていました。その中で「この参院選で選ばれる議員の任期は6年後の2031年7月までということ…6年後の日本はどうあるべきか。そこを見据えた長期的視点が有権者に求められている。」とありました。6年後を見据えて貴重な一票を投じようと思います。さて、ため池に通じる小道にマユタテアカネ(写真左)が現れ、休耕田ではミソハギの花(写真右)が咲き始めました。早く涼しくならないかと思うけど、例年ならそろそろ梅雨明けくらい。これからが夏本番…。(Y)
|
|
|
| 2025年7月14日(月) |
| ツチイナゴ |
 |
 |
|
先日、庭にツチイナゴの幼虫が現れました(写真左)。本種の特徴である眼の下の涙目模様がうっすらと出ています。孵化して間もない個体です。また同じ頃に成虫を見つけました(写真右)。ツチイナゴは日本のバッタ科で唯一成虫越冬する珍しいバッタ。春に産卵し、6月頃幼虫が孵化。幼虫は9月頃成虫になり、そのまま越冬します。今いる成虫は、そろそろ退場です。この時期は成虫と幼虫を同時に見ることができ、命の繋がりが感じられます。(Y)
|
|
|
| 2025年7月13日(日) |
| 田んぼビオトープの現状 |
 |
 |
|
少し前のことです。猛暑に加えて雨も降らないので、気になって田んぼビオトープの水の具合を見に行きました。5月に小学生と観察会をした場所は、水が無くなって湿地のようでした(写真左。7月9日)。水がわずかに残っている所には10cmほどの大きなミズカマキリ!(写真右)。でも水がきれいには見えません。油膜のようなものは、水中や土壌に生息する鉄バクテリアが作ったもの。害はありませんが、水路の水が涸れて停滞しているからこんな様子になります。雷鳴は聞こえても雨は降らない…そんな日々が続いて気をもみましたが、11日にようやくまとまった雨。田んぼビオトープにも一気に水が入って一息つきました。(Y)
|
|
|
| 2025年7月12日(土) |
| シロオビトリノフンダマシとコガタコガネグモ |
 |
 |
|
休耕田のサワヒヨドリ(キク科)の葉表でシロオビトリノフンダマシ(写真左)、自宅の戸袋でコガタコガネグモ(写真右)を見つけました。どちらも幼体です。クモ類では昆虫のように成虫・幼虫と言わず、成体・幼体という言い方をします。当地に来てこの2種を初めて見た時、クモの様々な形態に驚き興味を持つようになりました。昨日は久しぶりにまとまった雨。結構強い雨でしたが短時間だったので、人にも野生生物にも恵みの雨になりました。(Y)
|
|
|
| 2025年7月11日(金) |
| トックリバチの巣 |
 |
 |
|
生協の共同購入の日。品物を入れるキャリーカートを取り出したら、底に泥で作られたトックリバチの巣! 時間が迫っていたので、そっと巣を外しました。ひっくり返すと、たくさんの小さなガの幼虫らしいものが見えました。帰宅してから改めて観察と写真撮影(写真左・右)。巣の中に詰め込まれた幼虫は、トックリバチの母バチが狩りをして運んできたもの。自分の幼虫の餌だったのです。ハチの幼虫は安全な巣の中でガの幼虫を食べて成長し、羽化すると巣の壁に穴を開けて出てきます。また一つ、生物の巧みな技に触れることができました。(Y)
|
|
|
| 2025年7月9日(水) |
| モンシロチョウとスジグロシロチョウ |
 |
 |
|
プランターの二十日大根の葉に、モンシロチョウ(以下、モンシロ)とスジグロシロチョウ(以下、スジグロ)がたくさんの卵を産みました。この2種は飼育したことがなかったので飼育することに。幼虫の食草はアブラナ科の植物。二十日大根の葉はすぐに食べつくされて、その後は畑の小松菜を与えました。写真は、落下した2種の蛹を保護ポケットに入れて室内のテーブルに置いたもの。羽化を目の前で観察できました。左がモンシロ、右がスジグロ。スジグロのほうが翅裏が黄色く、体も大きいです。羽化したばかりのチョウは輝くように美しい。飼育の醍醐味かな。(Y)
|
|
|
| 2025年7月6日(日) |
| アオスジカミキリとキボシカミキリ |
 |
 |
|
昨日の最高気温36℃。緑に囲まれた標高300mの我が家の気温です。参院選の最大の争点は物価高対策。現金給付か減税か…。有権者は現在の物価高とも関係が深く、将来世代の幸せに繋がる農業政策、温暖化対策などもしっかり見極めなければと思います。さて、左の写真は家の中の網戸にいたアオスジカミキリ、右はヤマグワの小枝にいたキボシカミキリ。どちらも中型のカミキリムシです。シロスジカミキリのように大型ではないけど、カミキリムシに出会うとうれしい。多様な生物がいる環境を大切にしたいです。(Y)
|
|
|
| 2025年7月4日(金) |
| ニンジン(その2) |
 |
 |
|
ニンジンの柔らかい葉にキアゲハの若齢幼虫が2匹いました(写真左はそのうちの1匹。6月29日)。アゲハチョウ類は天敵も多く、科全体の羽化率(卵から成虫になる確率)は0.6%程度とされています。自然状態では100個の卵から1匹の成虫が育つかどうかです。当地であまり見ないキアゲハを天敵から保護して、無事羽化させようと飼育することにしました。右の写真は7月2日の幼虫。左側にいるのが終齢、右は4齢です。そして今日、右の個体も終齢になりました。ニンジンは花や葉も様々な生物を生かしているのですね。(Y)
|
|
|
| 2025年7月2日(水) |
| ニンジン(その1) |
 |
 |
|
6月からの猛暑でぐったりして、なかなか外に出る気になりません。それでも最近は夕方に、ほんの少し外に出て観察したり作業をするようにしています。先日、休耕田の畑に行くとニンジンの花が満開(写真左)。ニンジンは春になるとこぼれ種から芽を出して花を咲かせ、花にはたくさんの昆虫が集まります。右の写真はコアオハナムグリ。花に潜り込んで花粉や蜜を食べていました。ハナムグリが幸せそうで、私も幸せな気分になります。(Y)
|
|
|
| 2025年7月1日(火) |
| ネジバナとナツツバキ |
 |
 |
|
7月になりました。今年は梅雨がなかったような…。当地でも35℃前後の日が続き、6月から真夏になったようです。年々気温が上昇して、学校では水泳の授業や部活動にも影響。また、ここ数年は梅や柿も不作です。ご近所のTさんのお宅で毎年採らせてもらっている柚子も、昨年はひどい日焼け。コメなど農作物への影響も心配です。以前は梅雨がないと言われていた北海道では当地以上に雨が降っているようです。こんな心配な状況でも、地球温暖化や農業が参院選の争点にならないのが不思議…。写真は強い日差しの下で咲くネジバナ(左。6月18日)とナツツバキ(右。6月30日)です。(Y)
|
|
|
| 2025年6月30日(月) |
| モンシロチョウの羽化(その2) |
 |
 |
|
蛹を保護ポケットに入れると、すでに羽化が始まっていました(写真左。殻の真ん中が割れています)。それから9分後、チョウの体がすべて外に。とてもチョウに見えませんが、これからゆっくり翅を伸ばして美しいチョウになります。思いがけず、チョウの羽化の一部始終を見ることができました。(Y)
|
|
|
| 2025年6月30日(月) |
| モンシロチョウの羽化(その1) |
 |
 |
|
家の中で4匹のモンシロチョウが羽化しているのに気付きました(写真左)。そういえば以前、二十日大根の葉にモンシロチョウの幼虫が付いたままで室内に入れました。終齢幼虫が気付かないうちに移動して段ボール箱などで蛹化、そして羽化したのです。よく見るとまだ蛹が1個あります。帯糸が切れていたので保護ポケットに入れることに。蛹はチョウの翅や触角が透けて見えて、羽化間近です(写真右)。(Y)
|
|
|
| 2025年6月29日(日) |
| ビオトープ池(その2) |
 |
 |
|
飼育しているセトウチサンショウウオ幼生の水をこのビオトープ池で調達しています。水を掬うと、ミジンコのような小さな生物が多数見られます。アカハライモリの孵化したばかりの幼生が入っていたことも(写真左。6月6日)。このイモリの幼生も飼育。写真右は同じ幼生(6月27日)。ピンボケ写真ですが、成長したのがわかるでしょうか。小さな池を様々な生物が利用しています。小さくても水環境があると生物は助かるのだと実感しました。(Y)
|
|
|
| 2025年6月29日(日) |
| ビオトープ池(その1) |
 |
 |
|
先日、自宅そばのビオトープ池(写真左)で今年初めてトノサマガエルを見ました。以前はたくさんいました。でも産卵が4月から6月の暖かい時期なので、卵がイモリなどの天敵に食べられて育たず、年々数が減っています。今回、わずかでも生き延びているのがわかってホッとしました。右の写真は2010年から作り始めたビオトープ池が完成した頃のもの。最初は瓢箪池でしたが、奥はよく水が抜けるので手前だけ池として残しました。(Y)
|
|
|
| 2025年6月27日(金) |
| ダイミョウセセリ幼虫とホシヒメホウジャク |
 |
 |
|
6月25日に見つけたダイミョウセセリの幼虫がいたところに大きな巣ができていました(写真左)。あの幼虫は新しい巣を作るために外に出ていたのでしょう。この巣で蛹になるようです。また今日は庭で、初めて見るガを見つけました(写真右)。静止していたので最初は枯葉かと思いました。自信がないけどホシヒメホウジャクかな? この仲間は昼行性で、ハチドリのようにホバリングしながら花の蜜を吸います。興味深い生物の世界です。(Y)
|
|
|
| 2025年6月26日(木) |
| ツマグロヒョウモン幼虫とナツアカネ |
 |
 |
|
夕方、庭に出たらスミレの葉にいたのはツマグロヒョウモンの幼虫(写真左)。トゲだらけで恐ろしそうですが毒はもたず、危険はありません。これがやがてきれいなチョウになるのです。ツマグロヒョウモンは南方系のチョウで、全国的に増加傾向。この辺りでも他のヒョウモンチョウ類が激減する中で増えています。食草はスミレ類で飼育が簡単なので、子どもにチョウになるまでを見せてやると喜ぶと思います。写真右は庭の片隅で明るいうちから眠りに就いたナツアカネのメス。赤トンボの仲間で、他の赤トンボが減っているのにナツアカネは多数見られます。チョウにしろトンボにしろ種類が減って単純化してきているようです。生物多様性減少を目の当たりにしているような気がします。(Y)
|
|
|
| 2025年6月25日(水) |
| ダイミョウセセリの幼虫 |
 |
 |
|
シオンの小さな群落にダイミョウセセリの幼虫がいました(写真左)。そばには食草のヤマノイモのつるが絡んでいて、その葉に作られた別の幼虫の巣もありました(写真右)。幼虫は体の成長に合わせて巣を大きくします。普段は巣の中にいて、食草を食べる時と巣を作り変える時だけ外に出ます。そして巣の中で蛹になり、やがて羽化。様々な生物の生き様に接するたび、いつも見事だなぁと感心します。(Y)
|
|
|
| 2025年6月24日(火) |
| サカキとオカトラノオ |
 |
 |
|
毎日蒸し暑い日が続いています。晴れると6月というのに猛暑日に。雨が降ると豪雨になって各地に災害をもたらします。私が子どもだった時の、梅雨のしとしと雨や夏の夕立が懐かしい…。あまりの蒸し暑さに外に出るのが億劫になります。でも今日はちょっと頑張って、草刈りをしながらため池へと続く道を歩きました。サカキ(写真左)とオカトラノオ(写真右)の花が満開。緑の風景とともにある野の花はとても美しいです。(Y)
|
|
|
| 2025年6月23日(月) |
| セトウチサンショウウオ、幼生から亜成体へ(その2) |
 |
 |
|
写真左の個体は、外えらが無くなってもう亜成体です(6月18日)。右の写真は左と同じ個体。上陸してコケの間から顔を出しています(6月19日)。その後完全にコケの中に潜り込んでしまいました。エントツドロバチの時もそうですが、生物と間近に接すると命の重みやかけがえのなさを感じさせてくれます。(Y)
|
|
|
| 2025年6月23日(月) |
| セトウチサンショウウオ、幼生から亜成体へ(その1) |
 |
 |
|
今までに30匹ほどを放流しましたが、まだ10数個体の飼育を継続しています。外えらが無くなって成体(正しくはまだ成熟していないので亜成体)までの過程をしっかりと観察するためです。左の写真は先日放流した時のもの(6月17日)。まだ立派な外えらがあります。右は継続飼育の個体で、外えらが縮んできています。(Y)
|
|
|
| 2025年6月22日(日) |
| エントツドロバチ(その3) |
 |
 |
|
このハチは、土を唾液と混ぜて泥玉を作り、それを運んできてエントツを作ります。今回は他所から運ばずに、古い巣の土をリサイクルして使っているようです。左の写真の左上方の黒っぽい部分が新しく作ったばかりのエントツです(6月22日)。巣が出来上がると入口を塞ぎます。ハチが古いエントツの中に入って壁の土を削って壊している時、ガリガリと音がしました。右の写真は大あごをうまく使って入口を塞いでいるところです(6月11日)。また一つ、生物のすごさを知りました。(Y)
|
|
|
| 2025年6月22日(日) |
| エントツドロバチ(その2) |
 |
 |
|
6月7日に、飼育ケースに入れていた巣から3匹のエントツドロバチが出てきました(6月8日の当欄もご覧ください)。左の写真はその時の巣です。片付けずに巣をそのままにしておいたら、またハチが現れて巣をいじっている様子。見守っていると、日に日に巣の様子が変化。エントツが増えたり壊れたりしているのです(写真右。6月21日)。同じく泥で巣を作るコシアカツバメは前年度の巣をメンテナンスしながら利用しますが、エントツドロバチも古い巣を再利用するようです。現れたハチは昨年巣作りをした親バチか、ここで生まれたハチかはわかりません。(Y)
|
|
|
| 2025年6月21日(土) |
| チョウセンカマキリの孵化 |
 |
 |
|
6月17日、玄関近くに孵化したばかりの小さなカマキリの幼虫がいっぱい(写真左)。この辺りにカマキリの卵鞘あったかな? そういえば、木製ベンチの裏側にチョウセンカマキリの卵鞘があったはず。探すとベンチの裏側の角にあって、幼虫が出た痕跡も(写真右)。成虫では、チョウセンカマキリは鎌(前脚)の付け根がオレンジ色、よく似たオオカマキリは黄色なので見分けが付きます。でも孵化したばかりの小さな幼虫では…。よく似ているので、写真をよく見て違いを見つけようと思います。(Y)
|
|
|
| 2025年6月18日(水) |
| セトウチサンショウウオ幼生の放流 |
 |
 |
|
セトウチサンショウウオの幼生13匹を生まれた水辺に放流しました。まずは放流前の記念写真(写真左)。逞しくなりました。頭の上にカゲロウの幼虫を乗せているのはご愛嬌。その後、放流。無事成長して成熟する2~3年後にまた産卵に来ることを願って…。水の中には、この時期にもオタマジャクシがたくさん。春のアカガエル幼生とは明らかに違う種類です。種名を調べたくて、いろんな方向から撮影。右の写真は正面から。両生類の幼生ってユーモラス! 改めて思いました。子どもたちにはいろんな生きものと出会ってほしい。そのために豊かな自然を残すことは、大人の責任ではないでしょうか。(Y)
|
|
|
| 2025年6月15日(日) |
| マムシとミヤコグサと |
 |
 |
|
標高300mにある我が家でも最高気温30.5℃。湿度も高かったので、暑がりの私としては辛い一日になりました。これからもっと暑くなるのに、今から弱音を吐いていてはダメですね。それでも体に危険な暑さは勘弁してほしい。温暖化、何とかならないかな…。さて、一昨日久しぶりに休耕田に草刈りに行きました。ため池の堤防を歩いていると、目の前にマムシ!(写真左)。ボーっと歩いていたら咬まれたかもしれません。用心、用心…。畔にミヤコグサがきれいに咲いて(写真右)、ちょっと気を取り直しました。(Y)
|
|
|
| 2025年6月14日(土) |
| モンキアゲハ幼虫(その2) |
 |
 |
|
幼虫はアゲハと違ってキラキラしています。モンキアゲハかな? クロアゲハかな? 終齢になるとわかるので楽しみにしていました。そして6月11日に終齢に(写真左)。シワシワの脱皮直後です。右の写真は3日後の14日。葉をよく食べてポチャポチャです。この幼虫は、腹部背面の斜帯が中央で離れているので、その他の特徴と合わせてモンキアゲハと判明。クロアゲハは斜帯がつながっているので区別できます。(Y)
|
|
|
| 2025年6月14日(土) |
| モンキアゲハ幼虫(その1) |
 |
 |
|
左の写真は、アゲハチョウ科幼虫の食草であるカラスザンショウの葉。大きい方は見上げるような大木の葉で、右下の小さい葉は幼木のものです。このように、小さな葉が葉軸の左右に鳥の羽根のように並んでいる葉を羽状複葉(うじょうふくよう)といいます。大木と幼木とで葉の大きさがこんなに違うのには驚きます。アゲハの幼虫を最初は幼木の葉で飼育していましたが、終齢になるとものすごい食欲で全く足りない。大木の葉は高枝バサミでも届かないので、枝をロープで引き下ろして何とか取りました。そして数日後、大きなアゲハの終齢幼虫に混じって小さな幼虫がいるのに気付きました(写真右)。葉に卵がついていたのですね。アゲハの幼虫ではないようですが、この段階ではよくわかりません。(Y)
|
|
|
| 2025年6月11日(水) |
| 梅雨入り |
 |
 |
|
9日に梅雨入りしました。それまでは昼間暑くても夕方には気温が下がって過ごしやすかったのに、さすがに昨日今日は蒸し暑くなりました。私はグッタリですが、生きものたちは元気です。脱皮中の昆虫や脱皮殻がたくさん見つかるし、モンシロチョウはプランターの二十日大根の葉に次々と産卵。仕方がないので、二十日大根はモンシロチョウにプレゼント。私の口に入ったのは最初の1回だけ…。雑木林ではササユリ(写真左)やハナウド(写真右)が咲き始め、季節がまた1つ進みました。
|
|
|
| 2025年6月9日(月) |
| ジャコウアゲハの蛹化(その2) |
 |
 |
|
ほどなく脱皮殻が落下(写真左)。その後も蛹は帯糸と腹部先端の固定で体を支えてクネクネと激しく動きます。脱皮を終えてから1時間半後に見たら、いつもの蛹の姿になって静止していました(写真右)。蛹の下面が背中側です。生きものたちの不思議な世界。子どもたちが見たら驚くだろうな。見せてあげたいと思いました。(Y)
|
|
|
| 2025年6月9日(月) |
| ジャコウアゲハの蛹化(その1) |
 |
 |
|
何気なく飼育箱の天井を見て「アッ!」と声をあげそうに。ジャコウアゲハの前蛹だった個体が幼虫最後の皮を1/3ほど脱いだところでした。急いでカメラを取りに行って戻ったら2/3脱いでいました(写真左 15:02)。脱皮前の前蛹と呼ばれる状態では2~3日全く動かないのですが、脱皮が始まるとあっという間に終わります。右の写真は脱皮終了直後です(15:07)。(Y)
|
|
|
| 2025年6月8日(日) |
| エントツドロバチ |
 |
 |
|
昨年の12月1日に見つけた、ゴム手袋の中に作られたエントツドロバチの巣(写真左)。昨日、無事冬を越して3匹のハチが出てきました(写真右)。大きな巣でしたから、泥を少しずつ何度も運んできていくつもの部屋を作って、餌となるガの幼虫を入れて卵を1つずつ産む。人間の過剰な思い入れは良くないけれど、母バチの行動を見ているとつい涙ぐましく思ってしまいます。また、卵から孵化したハチの幼虫が母バチが狩ってきた餌を食べて成虫まで育ち、そして巣から出てくる…それぞれの生物の様々な能力に驚きます。(Y)
|
|
|
| 2025年6月6日(金) |
| セトウチサンショウウオのその後 |
 |
 |
|
飼育しているセトウチサンショウウオ(以下セトウチ)の幼生のえらがなくなって、成体になる(変態といいます)時が近づいてきました(写真左)。えらが無くなると肺呼吸になるので水に溺れてしまいます。それで別の水槽にレンガ、ミズゴケ、庭のコケを使って陸地を作りそこに移してやりました(写真右)。体長約5cm。今まで飼育した中で一番大きく育ちました。ここで無事に変態して亜成体になることを願っています。亜成体とは見た目は成体と同じでも、まだ小さく成熟していない個体のこと。山や雑木林で2~3年生活し、成熟すると繁殖期に水辺に下りてきます。セトウチが生きていくためには雑木林と水辺の両方の環境が必要です。セトウチは岡山県の絶滅危惧Ⅰ類。採取・飼育は保護の目的で行っているものです.(Y)
|
|
|
| 2025年6月5日(木) |
| アゲハ、蛹へ |
 |
 |
|
ジャコウアゲハの今季1回目の産卵期が終わりました。それより早くに産卵が始まったアゲハは、終齢幼虫から前蛹、蛹へと次々変化しています。飼育すると成長の様々な変化を見ることができて面白いです。左の写真は飼育箱の天井で幼虫最後の脱皮を終えたところ、蛹になったばかりです(午前8時42分)。ぶら下がっているのは脱皮殻。。胸を張っているように見えますが、蛹の丸くなっている方が背中側なので実際はお辞儀をしているような感じです。およそ6時間後に見ると色も変わり、背中側の丸みもなくなって本来の蛹の姿になっていました(写真右)。蛹になっても密やかに変化しているのですね。生物の不思議をまた1つ知ることができました。(Y)
|
|
|
| 2025年6月3日(火) |
| 雨の日に思うこと |
 |
 |
|
昨日の夕方から降り始めた雨は、今日の午後2時頃にようやく上がりました。曇り空で肌寒い日が多かった5月。スカッと晴れ上がる日はあまりなかったような気がします。カマキリやバッタ類の幼虫が現れる頃。昨日は草むらで、オオカマキリ、ツマグロバッタ、フキバッタ、キリギリスの幼虫を見ました。ドクダミの花(写真左)、ノアザミの花(写真右)もあちこちで咲いています。でも、湿っぽい季節になってもマイマイ(カタツムリ)やヤマナメクジをほとんど見ないのは何故だろう…。気候や環境が大きく変わることなく、未来を生きる人たちが生きることを喜べるような世界であることを祈りながら、ささやかでも自分にできることを続けたいと思います。(Y)
|
|
|
| 2025年6月2日(月) |
| 南側の小道とウツギの花 |
 |
 |
|
しばらく屋内での作業が続いたので、今日は久しぶりに草刈りをしました。腰痛があるので休み休みです。左の写真は、きれいになった緑滴る南側の小道です(4月19日の当欄、春と冬の写真もご覧ください)。さて、気付かずにいたら、ウツギの花が盛りを少し過ぎていました(写真右)。花数が多く、盛りの頃はさぞ美しかったのだろうな…。ちょっと残念に思いました。(Y)
|
|
|
| 2025年6月1日(日) |
| 生涯学習講座・里山学校 |
 |
 |
|
昨日、夫と二人で講座の講師をさせていただきました。当地のさまざまな生きものの写真をスクリーンで見ていただき、お話しとセットでお伝えしようとしたのは次の4項目。①当地には豊かな里山の自然があり、身近で命が輝いている。 ②身近に多くの生きものがいることの価値(健全な生態系が我々の暮らしの下支えとなる、子どもの感性・知性を育てるのにとても重要であることなど)。③人の配慮で豊かな自然を取り戻すことができること。④生物多様性を守るためには多くの人が関心を持つことが大切だということ…。参加者の方々はとても熱心に聴いてくださいましたし、私たちにとっても今までの活動を振り返り、まとめるよい機会となりました。さて、アゲハが次々と終齢幼虫から前蛹や蛹になっています。2~3日、飼育箱の底で転がっていた若齢幼虫(写真左)。死んだと思っていたら、この24分後に終齢幼虫になりました(写真右)。自然は不思議や驚きで溢れています。(Y)
|
|
|
| 2025年5月28日(水) |
| フキバッタ幼虫の脱皮 |
 |
 |
|
コサメビタキの幼鳥がバードバスに水浴びに来ました。また、アオスジアゲハの今季3匹目の羽化も。これで昨秋から蛹で越冬していた3個体がすべて羽化しました。さて、今日は畑で脱皮中のバッタを見つけました(写真左)。一昨日は脱皮直後のツマグロバッタの幼虫を見ましたが、今回も同じかな? しばらくして見に行くと、脱皮したてではわからなかった体色がはっきりして、フキバッタだとわかりました(写真右)。孵化、脱皮、羽化…生物の成長の節目に出会えることが、とてもうれしいです。(Y)
|
|
|
| 2025年5月26日(月) |
| ツマグロバッタ幼虫 |
 |
 |
|
このところ、次々とバッタやキリギリスの仲間の幼虫が現れます。ウマノスズクサ畑で今季初めてツマグロバッタの幼虫に会いました(写真左)。そばには脱皮殻(写真右)。脱皮直後なんだ…。改めて、殻から出たばかりの幼虫にしばし見惚れてしまいました。(Y)
|
|
|
|
|
| 2025年5月22日(木) |
| 今年も飼育が始まりました |
 |
 |
|
20日に前蛹になったアゲハが、翌日には蛹になっていました(写真左)。ジャコウアゲハも卵から成長して、食べ残った葉に5~6匹の幼虫が集まっています(写真右)。母蝶が産卵した葉でしょうか。孵化したばかりのチョウは自分の生まれた卵殻をまず食べ、それから卵のあった葉を食べます。すっかり食べ終わったら、それぞれの気に入った場所に移動して食べるようになります。今年もまた、忙しくて楽しい飼育が始まりました。(Y)
|
|
|
| 2025年5月21日(水) |
| シジュウカラの巣立ち |
 |
 |
|
シジュウカラの親鳥がヒナの巣立ちを促すようになり、その様子が見られるかと期待していました。ところが日中は巣立ちがなく、翌日の早朝に巣立ちしたようです。7時には巣箱の周りはすでに静まり返っていました。今回も巣立ちの瞬間は見られませんでしたが、元気に巣立ったのなら何よりです。さて、2齢から飼育を始めたアゲハの幼虫(5月8日の当欄)が前蛹になりました(写真左)。また、ダイミョウセセリがローズマリーの花で吸蜜。身近に多様な生物がいる幸せを感じます。(Y)
|
|
|
| 2025年5月19日(月) |
| コメ高騰(その2) |
 |
 |
|
農水大臣の発言にはあきれてしまいました。コメ価格高騰で国民も米農家もやきもきしている中で、何という無神経さ。現下の問題に真剣に対峙すべき担当大臣がこれでは…。今まで何度も似たようなことがありました。十把一絡げは良くないですが、これだから苦労知らずの二世議員に庶民のことなんかわからないし、わかろうともしないのだと感じてしまいます。5月というのに北海道も含め各地で夏日。今年はさらに過酷な夏になりそうです。そんな中、今年もコメ不足が心配されます。中山間地の田で、間近でコメ作りをしている様子を見ると、農家の労働対価があまりに低いことを感じます。対症療法ばかりではなく、農家にコメ作りで生活ができるような収入保障を。そうでなければ子に農家を継がせることはできないし、若者の参入も望めない。主食のコメ作りが持続可能なものにならないと国の安全保障も何もないでしょう。(Y)
|
|
|
| 2025年5月18日(日) |
| アゲハ8匹目の羽化 |
 |
 |
|
4月22日の7匹目を最後に羽化がなかったアゲハですが、5月11日に今季8匹目が羽化しました。こんなに羽化にずれがあるのは、お天気が安定しないからでしょうか。このアゲハの蛹はゆがんだ形で、羽化はないと思っていました。ところが何気なく飼育箱を見た時、底で翅が巻いたままでもがくアゲハが。殻から出た直後に落下したようです。すぐに小枝につかまらせたら、ゆっくり翅が伸びていきました。(写真左)。翅を広げると、腹部が曲がっていて後翅の赤い斑が左右ずれています(写真右)。それでも翅が十分に乾いたら元気に飛んで行きました。よかった…。
|
|
|
| 2025年5月17日(土) |
| 孵化 |
 |
 |
|
孵化とは、昆虫の場合は十分に発育した胚が幼虫となって卵殻を破って外に出てくること。また胚とは受精卵が細胞分裂を始めてから幼虫になるまでの初期段階の状態を指す言葉です。左の写真はアゲハの、右はジャコウアゲハの孵化直後の1齢幼虫です。どちらも午後11時前後、深夜の孵化でした。孵化は深夜に行われるものでしょうか。それとも偶然? これから秋まで様々なチョウが産卵するので、しっかり観察しようと思います。命の誕生は受精卵からですが、チョウの場合、孵化や羽化の度に命の誕生を感じます。
|
|
|
| 2025年5月16日(金) |
| ホオノキとトチノキの花 |
 |
 |
|
「ゲッ、ゲゲッ」と、休耕田の巣箱の辺りでブッポウソウの大きな鳴き声。例年より2週間遅れの飛来に喜んでいたら、巣箱をめぐる激しい争いでした。争いに負けた方は無事かな…。来てくれたのはうれしいけど、何かと心配事が増える季節です。さて、雑木林でホオノキ(写真左)とトチノキ(写真右)の花が咲きました。ホオノキは当地に移住した時にはすでにありましたが、何度も伐採されて花が咲くようになったのは数年前から。最初はほんの2、3輪でしたが、年々花の数が増えています。トチノキは10年以上前に苗木を植えて、今年やっと花が咲きました。ジャコウアゲハがしきりに吸蜜に訪れています。(Y)
|
|
|
| 2025年5月14日(水) |
| 自然観察会 |
 |
 |
|
今日は小学生と田んぼビオトープで自然観察会の日。午前中の観察会は絶好の日和でした。子どもたちは、夥しい数のオタマジャクシに興味津々。以前より水生昆虫は減ったけど、クロゲンゴロウやヒメガムシ、ドジョウ、卵を背負ったオスのオオコオイムシ、産卵間近のアカハライモリのメスなど。またシオヤトンボ、ショウジョウトンボ、ギンヤンマ、モートンイトトンボなど、思っていた以上に生きものたちが現れました。観察会の終わりには、みんなで今日捕まえた生物や私たちがここで採集して飼育していた生物の放流。ブッポウソウの鳴き声も聞こえて心に残る観察会でした。(Y)
|
|
|
| 2025年5月12日(月) |
| 水生昆虫がいなくなったのは(その2) |
 |
 |
|
水生昆虫や水生生物がいなくなった原因をいろいろ調べて、ネオニコチノイド系の農薬に行きつきました。ネオニコチノイド系農薬は、もともとは「害虫だけに選択的な毒性」をもつとされ、ヒトには安全な殺虫剤として売り出されたもの。しかしミツバチなど花粉媒介生物や生態系全体にダメージを与えることへの懸念は早くから指摘されています。また、浸透性があり環境中で分解されにくいので、水質汚染や土壌汚染を引き起こす可能性が高く、農産物や食品を通じて発達期の子どもの神経細胞に影響を及ぼすのではないかとも言われています。EU諸国などでは使用禁止となっていますが、日本では緩い規制のままで、メディアで取り上げられることもほとんどありません。専門家ではないので断定はできませんが、水生昆虫や里山の生きものを日々観察していると、この農薬の生態系への悪影響を疑わざるを得ません。多くの人に関心を持ってもらいたいです。タツナミソウが咲き(写真左)、サトキマダラヒカゲが現れました(写真右)。(Y)
|
|
|
| 2025年5月11日(日) |
| 水生昆虫がいなくなったのは(その1) |
 |
 |
|
2013年3月、休耕田1枚を借りて田んぼビオトープ作りを始めました。水がなかなか溜まらず困りましたが、9月に5日間のまとまった雨が降り、一気に満水に。満水になるとタイコウチ、ガムシ、クロゲンゴロウなど様々な生物が現れるようになりました。その後、現在までに田んぼビオトープも4枚に増加。圃場整備されていないので土水路を通って湧水が入ります。手入れをするうちに水がきれいになり、水量も安定してきました。環境は良くなっているのに、2018年を境にまずタイコウチ(写真左。2015年5月30日)がいなくなり、その後は水生昆虫をはじめ水生生物が種類も数も減っていき、今はほとんど見られなくなりました。右の写真はタイコウチの幼虫です(2015年8月18日)。(Y)
|
|
|
| 2025年5月9日(金) |
| 生物の命と環境を守るには… |
 |
 |
|
庭の巣箱でシジュウカラが子育てしています。親鳥はヒナに与える昆虫(イモムシ)をくわえて忙しく巣穴に出入り。ヘビやカラスに襲われないように、ヒナが無事巣立つまで見守ってやりたいです。さて、ため池堤防の法面で作業をしていたらベニシジミ(写真左)とショウジョウトンボ(写真右)に気付きました。時刻は午後6時前。昆虫たちはすでに深い眠りに就いていました。ゼンマイの葉にいたベニシジミはかなり翅が傷んでいます。これから産卵をして命を次の世代に託して一生を終えます。世界的に野生生物が減少。それでも当地ではまだまだ多様な生物を見ることができます。この地の環境をどうしたら守れるでしょうか。(Y)
|
|
|
| 2025年5月8日(木) |
| アゲハ幼虫、2齢と3齢の違い |
 |
 |
|
5月3日のアゲハ幼虫、3齢と書きましたが2齢の間違いでした。お詫びして訂正します(写真左は同じ写真、2齢幼虫です)。さて、幼虫が鳥の糞のようになるのは2齢から。右の写真は、その2齢幼虫が脱皮したもので3齢です(幼虫の手前の丸いものは頭部の脱皮殻)。3齢になると白い部分が多くなり、2齢の時より鳥の糞に近い感じになります。いつも多数を一緒に飼育するので、2齢から3齢への変化がわからずにいました。今回は野外で見つけた時2齢幼虫と卵だったので、違いをゆっくり観察できました。違いがわかるとうれしくなります。(Y)
|
|
|
| 2025年5月5日(月) |
| ある日のシュレーゲルアオガエル |
 |
 |
|
「バケツにはまりましてん。うち、アマガエルに負けんぐらいの吸盤持ってるから普通やったらこれぐらい簡単に登れるんやけどな。この家の人ズボラみたいでバケツがえらい汚れとるから滑って登られへん。困っとったらさっき悪口言うたこの家のおばさんがバケツ傾けてくれて、やっとフチまで上がれましたわ。フーやれやれ…」 もしも喋ることができたら、こんなことを言ってたかな(「何で大阪弁やねん!」)。(Y)
|
|
|
| 2025年5月4日(日) |
| 羽化 |
 |
 |
|
モンキアゲハの今季3匹目、アオスジアゲハの今季1匹目の羽化がありました(写真左。アオスジアゲハ)。飼育箱の中にはアオスジアゲハの蛹が3個あり、そのうちの2個はきれいな緑色(1月12日の左の写真をご覧ください)。残りの1個は色が褪せて体に黒いしみ(写真右)。てっきりヤドリバエに寄生されて死んだものと思っていました。でも、羽化したのはこの蛹から。このしみは何だったのでしょうか。寄生ではなかった? 寄生者が途中で死んだ? とても不思議です。(Y)
|
|
|
| 2025年5月3日(土) |
| ジャコウアゲハの産卵 |
 |
 |
|
ジャコウアゲハの今季初の産卵がありました(写真左)。飼育箱の越冬蛹から羽化したのは2匹、自然下での羽化が1匹。それにしては庭を飛び回るジャコウアゲハの数がやけに多い…。庭のアキグミの花がお目当てのよう。ひらひらと飛び交う姿に和みます。また、カラスザンショウの幼木に多数のアゲハの卵。別のカラスザンショウにはアゲハの3齢幼虫がいました(写真右)。庭の巣箱ではシジュウカラが子育て。田んぼビオトープで作業をしていると、間近でキビタキやコジュケイの囀り。夢のような一日でした。(Y)
|
|
|
| 2025年5月2日(金) |
| セトウチサンショウウオの幼生 |
 |
 |
|
昨日、田んぼビオトープの水路でセトウチサンショウウオの幼生を1匹見つけました(。写真左。体長約2cm)。今年は未受精卵が多く、貴重な自然下の幼生です。また、今月の小学生との観察会で、子どもたち一人一人にセトウチの幼生を1匹ずつ田んぼビオトープに放流してもらおうと思っています。そのために、1対の卵のうを持ち帰って保護。4月23日、その卵のうから小さな幼生が50匹ほど出てきました(写真右)。ミジンコを食べて、今は1.5~2cmに成長。幼生が放流の日まで無事育ち、子どもたちも喜んでくれることを願っています。(Y)
|
|
|
| 2025年4月30日(水) |
| コメ高騰 |
 |
 |
|
昨日、街まで買い物に行きました。一番の目的は米。一昨年までは5kg1900~2000円の米を買っていました。大幅に値上がりして、前回買ったのは5kg4120円。備蓄米放出後は多少は落ち着くだろうと待っていましたが、高騰するばかり。そのうち米容器が底をついてしまいました。まず道の駅に行ったら、米の棚が空。こんなこと今までありませんでした。不安を抱きつつスーパーに行くと、ありました! その中で一番安い5kg4880円(税別)の米を買いました。こんなに米が高騰しても、農家の手取りは60kg16800円とか。5kg換算で1400円です。消費者も生産者も苦しい。このままでは日本の主食である米が食べられなくなりそうです。さて、左の写真はショウジョウバカマ(4月21日撮影)。右はベニシジミ(2月25日撮影)。自然を守ることと、米生産を守ることはどこかでつながっていると思うのですが…。(Y)
|
|
|
| 2025年4月28日(月) |
| 減少するチョウ |
 |
 |
|
一昨年頃から、この季節に見られたテングチョウ、ヒオドシチョウ、ツマキチョウを見なくなりました。テングチョウは2014~2018年頃、毎年6月頃に大発生し、車に当たって道路際で多数が死んでいるほどでした。また、2021年5月にはヒオドシチョウ幼虫が大発生して自宅ガレージ付近で多数蛹化しましたが、全く羽化せず…。その後2種は激減しました。ツマキチョウは大発生はありませんでしたが、2021年を最後に見なくなってしまいました。世界的にチョウを含む昆虫全体が減少しています。原因は気候変動?農薬? チョウの減少は人間への警告のような気がします。さて、今季2匹目のモンキアゲハが羽化(写真左)。右の写真は羽化前日のこのモンキアゲハの蛹です。羽化が近くなると黒い翅の色が透けて、蛹の色が黒くなります。(Y)
|
|
|
| 2025年4月27日(日) |
| ジャコウアゲハ羽化 |
 |
 |
|
ジャコウアゲハが今季初めて羽化しました(写真左)。プランターで栽培している幼虫の食草ウマノスズクサも大きく展開(写真右)。もうすぐ産卵も見られることでしょう。秋には30個の越冬蛹がありましたが、そのうち18個がすでに寄生が判明。今日1匹羽化したので、残っている蛹は11個。あと何匹羽化できるか…。ジャコウアゲハはヤドリバエに寄生されます。ヤドリバエは食草のウマノスズクサに微小卵を産み付けて、それを食べた幼虫の体内で寄生が始まります。対策として卵や若齢幼虫から飼育を始め、ハエの卵を除くように葉をこすり洗いしてから幼虫に与えました。自然下では、3齢を過ぎるとほとんどが寄生されています。生き残るのは厳しいです。(Y)
|
|
|
| 2025年4月26日(土) |
| 久しぶりのコメ作り |
 |
 |
|
今日は籾まきをしました(写真左)。自然栽培されたコシヒカリの籾です。畑の一隅の土を掘って、ふるいにかけて苗床に。籾をまいて上から土を被せ、さらに乾燥しないようにススキやチガヤの枯草を被せました。できた苗は田んぼビオトープの一部に植えます。もみすり機などは持っていないので食べることは期待していません。稲の出穂を間近で見たいこと、藁がほしいこと、水質がよくなることへの期待…そんな思いの米作りです。作業を終えて、付近で見つけたのはお腹の大きなアマガエル(写真右)。アマガエルも産卵の季節を迎えています。(Y)
|
|
|
| 2025年4月25日(金) |
| ブッポウソウの巣箱架け |
 |
 |
|
もうすぐブッポウソウが渡ってくる時期なので、今日は巣箱架けをしました(写真左)。4年前までは毎年繁殖がうまくいっていたのに、3年前はおそらく猛烈な暑さのために巣箱の中のヒナが死にました。一昨年は涼しい場所に巣箱を移動したら、今度はヘビに襲われてしまった。昨年はその影響か巣箱は利用されずに終わって…。もうやめようかと思ったけど、やはりもう一度とできるだけのことはしました。巣箱の下、透明な傘のようなものはヘビ対策。今年は巣箱が利用されてヒナが無事に育つことを願っています。巣箱は棚田の一番高い所にあります。見下ろすと、緑色が濃くなった田んぼビオトープがとても美しかったです(写真右)。(Y)
|
|
|
| 2025年4月24日(木) |
| アケビとコバノガマズミの花 |
 |
 |
|
田んぼへの道の途中で、アケビ(写真左)とコバノガマズミ(写真右)の花が咲き始めました。アケビの花は、写真上方の大きいのが雌花、小さいのが雄花です。白い蕾の時も花も美しい。甘い香りとともに大好きな花です。次々と移り変わる花々。1日2枚の写真では紹介しきれない美しい花たちです。(Y)
|
|
|
| 2025年4月23日(水) |
| 少しずつ、少しずつ |
 |
 |
|
今日の新聞に「温暖化対策をしなければ40年後、夏の部活困難に」とありました。温暖化がここまで進んでいるのに、それが政治の争点にならないのが不思議だし、たまらない思いです。さて昨日、飼育箱から今季7匹目のアゲハが羽化。そして今日、イヌザンショウの幼木に昨日まではなかったアゲハの卵が多数ありました(写真左)。空地ではスジグロシロチョウがタンポポの花に吸蜜に来ていたし(写真右)、Kさんのお宅の赤いサツキにはきれいなカラスアゲハが吸蜜に来ていました。身近な自然を整えることで生物は集まってきます。それが少しずつでも周辺に広がっていけば…。少しずつ、少しずつです。(Y)
|
|
|
| 2025年4月22日(火) |
| 未受精卵とは? |
 |
 |
|
サンショウウオの繁殖は、50~140の卵を「卵のう」という袋にまとめて産卵し、卵のうの中で孵化まで安全に育てるという方法です(卵のうの写真は3月25日の当欄をご覧ください)。さて、3月25日に見つけたセトウチサンショウウオの卵のうが、1か月近く経っても変化がないので、卵のうの中を調べました。卵のうを破ると卵がぎっしり(写真左)。灰褐色の粒が卵で、卵をゼリー状物質が包み、外側に卵膜があります。発生が進むと卵膜が破れて孵化となるのに、未受精卵だったために発生が全く進まなかったのです。ところが、よく見ると1匹の幼生の死骸(写真右)。1個だけ受精卵があったのでしょうか? 未受精卵に阻まれて身動きがとれず死んでしまったようです。こんなこともあるのですね。(Y)
|
|
|
| 2025年4月21日(月) |
| サクラの季節 |
 |
 |
|
左の写真はウワミズザクラ。ソメイヨシノなどと同じくサクラの仲間ですが、小さな花を房状につけます。冬芽の頃はよく観察していたのに、忙しく過ごしていて、ふと見上げれば花が咲き始めていました。今年はとても美しいです。右は満開のカスミザクラ。ソメイヨシノ、ヤマザクラ等々、長く続いたサクラの季節もカスミザクラで終わります。目に見えて季節が進んでいきますが、穏やかな1年でありますように…。(Y)
|
|
|
| 2025年4月20日(日) |
| 二人展 |
 |
 |
|
少し前に、ご近所の画家Uさんから絵画と写真の二人展をしないかとの提案をいただき実施の運びに。その会期が今日で終了しました。Uさんは色彩豊かな抽象画(写真左)、夫は地域の生きものたちの写真です(写真右)。Uさんの抽象画はとても魅力的で、わかろうとするものではなく感じるものかと自分なりに理解しました。私は左の写真で中央下の緑色の絵が好きです。また、多くの方々が生きものたちの写真も熱心に見てくださり、たくさんの質問をいただきました。夫が撮りためた写真を多くの方に見てもらえたのは、とてもうれしいことでした。誘ってくださったUさんご夫妻と、足を運んでくださった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。(Y)
|
|
|
| 2025年4月19日(土) |
| 南側の小道(春と冬) |
 |
 |
|
左の写真は春の(2025年4月16日)、右は冬の(2023年2月10日)南側の小道です。ピンクの花はコバノミツバツツジ。真に美しい風景は人工的な場所ではなく、自然の中にあると思います。自然が季節の移ろいを教えてくれる…。子どもたちには人工物ではなく、このような自然を残してあげたい。それが大人の役目ではないでしょうか。今年は、とりわけコバノミツバツツジの花がきれいです。(Y)
|
|
|
| 2025年4月18日(金) |
| 命あふれる季節 |
 |
 |
|
飼育箱の中でアゲハが羽化しました(写真左)。また、すぐそばに孵化したばかりのオオカマキリの幼虫が(写真右)。ため池付近にはシオヤトンボのメスが2匹。どれも今年初めて見るものです。今日の最高気温は25℃。夕方には激しい雷雨、雹も降りました。穏やかな春とはいかず、野生生物も戸惑っているでしょう。それでも命あふれる季節。ささやかでも生きものたちの命を守る行動をしたいと思います。(Y)
|
|
|
| 2025年4月17日(木) |
| 田んぼビオトープにコウノトリ! |
 |
 |
|
水の入った近くの田んぼ。トラクターで田おこし中の田んぼにコウノトリが1羽(写真左)。ダイサギとアオサギがともに3羽ずつ来ていました。みんな夢中で採餌して、近づいても逃げません(写真右。手前のアオサギはカエルをゲット!)。この2日後には同じコウノトリが田んぼビオトープに飛来。いつか田んぼビオトープにと願っていましたが、それが現実になりました。田んぼビオトープの整備を続けてきてよかった。とてもうれしい出来事でした。(Y)
|
|
|
| 2025年4月16日(水) |
| 卵殻を食べる |
 |
 |
|
チョウの幼虫は孵化直後に自分が入っていた卵の殻を食べます。カルシウム補給が目的のようです。左の写真は卵殻を食べるジャコウアゲハの幼虫。最初の食事が卵殻です。また、カエルの卵にも寒天質の膜でできた卵殻があり、カエルの幼生はこの卵殻を食べます(写真右。卵殻を食べるアカガエルの幼生)。卵殻は80%が食物繊維で残りがミネラルなど。カエルの幼生は孵化直後は体内の卵黄の栄養で育ち、さらに卵殻を食べて育つ。その後は植物質や昆虫などの死骸を食べて成長。野生生物は無駄がありません。(Y)
|
|
|
| 2025年4月15日(火) |
| セトウチサンショウウオ |
 |
 |
|
例年なら孵化は失敗することがないのに、今年は発生がうまく進みません。飼育ケースに入れていた卵のうも中の胚が全部白くなって死んでしまった様子。諦めてその卵のうを捨てました。ところが、わずかに動くものが…。匙で掬い取って水の中に入れると、セトウチの幼生が2匹!(写真左。2匹のうちの1匹)。全滅と思ったけど孵化していたものもあったのです。これは大切に育てないと…。餌はプランクトン。古いストッキングを使ってプランクトンネットを作りました(写真右)。早速田んぼビオトープで使ってみました。少しは獲れたみたいです。2匹が無事育ちますように…。ところで、先日の岡山市南区の山火事の主な現場となった貝殻山はセトウチの生息地だそうです。生息地が復活するように、セトウチの存在に光が当たるようにと願っています。(Y)
|
|
|
| 2025年4月14日(月) |
| 腹脚 |
 |
 |
|
チョウやガの幼虫は幼虫時代にしかない「腹脚」を持っています。腹脚の数は種によって違いますが5対のものが多く、最後端のものは尾脚とも呼ばれます(写真左:アゲハ終齢幼虫。腹部のイボのようなものが腹脚)。また腹脚の数の違いによって動きや移動の様子に違いがあり、例えばヒメエグリバの幼虫(写真右)は、腹部第3節と第4節の腹脚が退化しているので尺取り虫のような動きをします。胸部にある3対の脚が本物の脚。腹脚は胸部の脚とは構造的に違い、成虫になる時に吸収され消失します。観察すればするほど、生物の魅力や不思議に気づきます。「観察から自然保護へ」…今実践中です。(Y)
|
|
|
| 2025年4月13日(日) |
| ヤブキリ幼虫とオオコオイムシ |
 |
 |
|
庭では、ヒメオドリコソウの葉に止まるヤブキリの若齢幼虫。また、田んぼビオトープでは卵を背負ったオオコオイムシのオス。どちらも今季初めて見るものです。オオコオイムシは逃げ足速く、証拠写真がやっと撮れました。今日は雨が降り、肌寒いお天気。火曜日まではこんなお天気だそうですが、水曜日からは晴れて一気に夏日とか。以前とは気候が大きく変わりましたが、例年のようにヤブキリ幼虫も卵を背負ったオオコオイムシも姿を見せてくれました。自然を守ることで野生生物に応えてやりたい。それが人間の生存を守ることでもあると思うから。(Y)
|
|
|
| 2025年4月10日(木) |
| 火の怖さ |
 |
 |
|
7日から1泊で愛媛県西条市にある休暇村瀬戸内東予に行きました。着いた日には気づきませんでしたが、翌日の朝、駐車場から見る満開の桜の向こうの山が真っ黒に焦げていました(写真左)。先日の山火事は、ここまで火が迫っていたのです。今治に向かう途中の山は広範囲に黒く焦げていましたし、広い道路を挟んだ反対側も飛び火によってひどく焼けていました。山火事の原因は80%が焚火や野焼き等、人為的なものだそうです。農地では刈った草を焼くのは普通のことですが(写真右)、本当に慎重でなければいけません。大規模な林野火災の跡を見て火の怖さに身震いする思いでした。(Y)
|
|
|
| 2025年4月9日(水) |
| 春が来た! |
 |
 |
|
ソメイヨシノも、例年は3月に咲く早咲きのサクラやハナモモも一斉に満開になりました。庭に現れたのはアマガエル(写真左)。また、ジャコウアゲハ幼虫の食草であるウマノスズクサも芽を出しました(写真右)。ジャコウアゲハの蛹もそろそろ羽化が始まりそうです。アゲハの春型も飛び始め、やっと春になりました。穏やかな春が長く続きますように。(Y)
|
|
|
| 2025年4月6日(日) |
| 草刈りとジャコウアゲハの蛹 |
 |
 |
|
防獣柵の際(写真左)は草刈り機が使えないので、鎌とハサミで少しずつ刈ります。その日は作業中、ササの茎の地面から5cmほどの所にジャコウアゲハの蛹が付いていたのに気づかず、刃物で傷つけてしまいました。以前読んだある本には、蛹の中は、しばらくドロドロの状態で、やがてその中で翅や体の各部ができチョウの体が完成するとありました。今回、ジャコウアゲハには気の毒な事をしてしまいましたが、本にあるように蛹の中はドロドロできれいなオレンジ色でした。これがどうやってチョウに?…命って不思議です。右の写真は以前のものですが、羽化が始まったばかりのジャコウアゲハです(2023年9月3日撮影)。(Y)
|
|
|
| 2025年4月4日(金) |
| 続・令和の百姓一揆 |
 |
 |
|
3月30日、東京でトラクターデモが行われました(3月10日の当欄もご覧ください)。連帯した行動も全国14か所で展開されたそうです。中山間地に住んで米農家の現状を間近に見ていると、高齢化・人口減少の中で農家の窮状が見えてきます。中山間地の小規模米農家は必要ないということでしょうか。全国の農地の40%が中山間地域にあります。気候変動の中、残りの60%の農地で主食の米が賄えるのでしょうか。消費者も農家の現状を直視しなければ…。近い将来の米不足が心配です。さて、ヒメカンスゲ(写真左)とスズメノヤリ(写真右)が開花。地味ですが、春を感じる大好きな花です。(Y)
|
|
|
| 2025年4月2日(水) |
| 田んぼビオトープの小さな生きものたち |
 |
 |
|
昨日の朝はキリの木にアオゲラ、雑木林には3羽のカケス。そして、イカルの明るい高音のさえずりが響き、嬉しくなる一日のスタートでした。さて、夏日になったり、朝の気温が氷点下になったりとおかしな天気が続きます。そのせいかアカガエルの産卵は少しずつだらだらと続いて、卵塊数は累計で254個になりました。新しい卵塊を探していると、水の中の小さな生物が目につきます。左の写真はコミズムシ(体長約7mm)。3匹重なっているのを初めて見ました。右は初見のフタバカゲロウの幼虫(体長3~8mm)。多様な生物との出会いに心が弾みます。(Y)
|
|
|
| 2025年3月31日(月) |
| セトウチサンショウウオの外鰓(がいさい) |
 |
 |
|
セトウチサンショウウオは両生類。幼生の時はえら呼吸をするので、水がないと生きられません。魚類と違ってえらは体の外側にあり、これを外鰓(がいさい)といいます。変態して成体になると外鰓は消失して肺呼吸になります。今回は外鰓に注目してみました。左の写真は孵化して間がない幼生。外鰓は小枝のようです。右は変態間近の幼生。外鰓が鳥の羽のような複雑な形をしています。このように外鰓は幼生の成長とともに発達しますが、その時体内の肺も徐々に発達。そして上陸の時を迎えると外鰓は役目を終え、退化・消失します。セトウチサンショウウオの観察から生物の成長の複雑さ、不思議さが見えてきます。そしてかけがえのない命の姿も…。(Y)
|
|
|
| 2025年3月29日(土) |
| 川田龍平さん |
 |
 |
|
昨日、テレビで川田龍平さんが参議院予算委員会で質問されているのを見ました。川田さんは薬害エイズ事件の原告として実名を公表された方です。PFASの問題、食の安全や食料自給率を上げること、オーガニック給食を全国に、と一貫して国民の命と食を守ろうとの質問に共感し、感動しました。子どもたちや農業の未来に明るい展望が持てそうです。さて、3月の夏日に驚いて、今日は一転肌寒い一日。気温の変化が極端です。それでも、雑木林ではクロモジ(写真左)とヒサカキ(写真右)の花が咲きました。穏やかな春が長く続きますように…。(Y)
|
|
|
| 2025年3月28日(金) |
| アカガエルの最近の産卵事情 |
 |
 |
|
昨日の夕方からまとまった雨。冷たい雨でしたが、田んぼビオトープでニホンアカガエルの新たな卵塊を7個発見(写真左)、累計で253卵塊に。以前は2月後半に降る暖かい雨を合図に産卵が開始されました。田んぼビオトープから盛んに鳴き声が聞こえて、産卵は大きなピークに。蛙合戦も見られました(写真右。産卵に来たメスを巡ってオスが争う様子。2020年2月15日撮影)。最近は冷たい雨ばかり。鳴き声もほとんど聞こえず、蛙合戦も見られず、雨のたびに卵塊が少しずつ増える感じです。今日はシュレーゲルアオガエルの鳴き声がよく聞こえました。田んぼの主人公の交代に気づきます。(Y)
|
|
|
| 2025年3月27日(木) |
| 脱皮 |
 |
 |
|
このところ各地で頻発する山林火災に、火の恐ろしさを改めて思い知らされました。山に囲まれた当地も他人事ではありません。本当に気をつけないと…。さて、左の写真はキリギリスの脱皮、右はセトウチサンショウウオの脱皮です。昆虫類や爬虫類と同じように両生類も脱皮するのです。右の写真では撮影中はわからず、画像を見て脱皮に気づきました。多様な生物の生きざまに触れるたび、それぞれの生物の命が愛おしく感じられます。(Y)
|
|
|
| 2025年3月26日(水) |
| ツバメの飛来 |
 |
 |
|
今日は生協の共同購入の日。いつもお世話になるKさんのお宅に行くと、電線に2羽のツバメ。今年初めて見るツバメです。巣作りの場所が少なくなってツバメの数が減少しています。でもKさんのお宅では今もツバメを大事にされるので、毎年3~5番(つがい)が子育てします。うちもツバメに巣作りをしてほしいのですが来てくれない。木の外壁なのでヘビの危険を感じているのかもしれません。今年は夫が力を入れて玄関脇の壁面にツルツルのポリカーボネートボードを貼り付け、中央付近に巣の台を設置しました(写真左)。今年こそ!です。庭では昨日まで蕾だったアイスフォーリス(ラッパ水仙)が一気に満開(写真右)。梅も満開、花桃も早咲きの桜も開花間近です。(Y)
|
|
|
| 2025年3月25日(火) |
| セトウチの11個目の卵のう |
 |
 |
|
田んぼビオトープで今季11個目のセトウチサンショウウオの卵のうを見つけました(写真左)。昨日か今日産卵されたばかりのようで卵が丸く、発生がほとんど進んでいません。また田んぼビオトープではありませんが、近くの水たまりで干上がりそうなセトウチの卵のうを2個見つけました(写真右)。ここは昨季6個の卵のうがありましたが、近くの工事の影響か今季は水の状態が悪く、アカガエルとともに産卵が少ないです。早速卵のうを保護。田んぼビオトープに放してやります。(Y)
|
|
|
| 2025年3月24日(月) |
| 田んぼビオトープとアカガエル幼生 |
 |
 |
|
3月18日にニホンアカガエルの新しい卵塊3個を見つけました。ヤマアカ138卵塊、ニホンアカ98卵塊、合計236個の卵塊で今季のアカガエルの産卵は終わったようです。今、夥しい数の幼生が孵化(写真左)。早いものでは体長2~2.5cmになっています。右の写真は現在の田んぼビオトープ。枯葉色が少しずつ緑に変わっていき、水の中では命の賑わいが始まっています。(Y)
|
|
|
| 2025年3月22日(土) |
| アカガエルの卵塊の中は |
 |
 |
|
アカガエルは卵を塊で産みます。それを卵塊といいます。繁殖期に1匹のメスは1卵塊を産むので、卵塊の数がメスの数です。1卵塊に含まれる卵数はニホンアカガエルで500~3000個、ヤマアカガエルでは1000~1900個。ゼリー状の粘液に包まれた黒い粒々が卵です(写真左。中央と右上の卵には受精膜ができています)。鶏の卵のような丈夫なものではありませんが、透明な寒天質でできた卵殻があり、卵から幼生へと変化する様子を見ることができます(写真右)。カエルの不思議で美しい世界です。(Y)
|
|
|
| 2025年3月21日(金) |
| セトウチサンショウウオの幼生 |
 |
 |
|
1月に産卵されたセトウチサンショウウオの卵から幼生が孵化。卵のうから出てきたので、ケースに入れて撮影しました。左の写真は上から、右は横から撮影したもの。外鰓(外えら)がよく目立ちます。さて、地球誕生は約46億年前といわれています。地球上に両生類が出現したのは古生代デボン紀(約4億年前)、陸上生活を始めた最初の脊椎動物です。ちなみに、ほ乳類が出現したのは約2億4000万年前、人類出現は600~700万年前とされています。両生類がいかに長く地球上に存在していることか…。人間の都合でこのサンショウウオが絶滅することがあってはならない。地史のスケールの大きさとともに考えます。(Y)
|
|
|
| 2025年3月20日(木) |
| 平和への願い |
 |
 |
|
イスラエルがガザへの攻撃を再開し、一昨日のニュースでは生まれたばかりの赤ちゃんの映像がありました。死者は400人以上とか。なんて惨い…。あれこれ理由をつけても、犠牲になるのはほとんどが子どもや女性、一般市民です。武力や脅しで領土を広げたいと欲するのは国のリーダー達だけで、一般市民は何より平和を欲しています。ガザやウクライナなど世界中の紛争地で一刻も早く戦争が終わることを願っています。さて、自宅周辺ではオオイヌノフグリやホトケノザが咲き始めました。暖かい春はもうすぐです。(Y)
|
|
|
| 2025年3月19日(水) |
| ヒメエグリバの幼虫 |
 |
 |
|
昨年の8月に畑でヒメエグリバ(ガ類)の特徴的な幼虫を見つけました。本種の食草はアオツヅラフジで、ガでは珍しい幼虫越冬です。どんなガになるのか成長を見たくて飼育することにしました。幼虫は枯れた葉も食べるということなので、飼育箱にアオツヅラフジの葉と落ち葉を入れました。暖かい日にはアオツヅラフジの枯葉を食べています(写真左)。時々スプレーで水分補給も。先日測定すると、初め体長2cmぐらいだったのが今は3cmに(写真右)。羽化が楽しみです。(Y)
|
|
|
| 2025年3月18日(火) |
| セトウチサンショウウオの産卵とタシギ |
 |
 |
|
田んぼビオトープで、水草に産み付けられたセトウチの卵のうを2個見つけました(写真左。2個のうちの1個)。今季8個目と9個目です。アカガエルの新しい卵塊も2個(累計で233個)。またシギ類(鳥)を以前から時々見かけるのですが、すぐに飛び去るので種名がわかりません。近くの広場の水たまりには見たことのない鳥の羽も(写真右)。何だろう?と気になって仕方ありませんでした。今日、その水たまり近くにシギが1羽いました。これだ! 写真を撮ることはできなかったけれど、姿をしっかり見たので図鑑で確認するとタシギ。やっとこのシギ類の種名がわかりました。(Y)
|
|
|
| 2025年3月15日(土) |
| 草焼きとアシナガバチの巣 |
 |
 |
|
空気が湿って風もない絶好の草焼き日和。晩秋に刈ったままで放っていた草を焼きました(写真左)。最近の夏は体に危険な暑さ。秋まで刈れなかったススキやチガヤは大きくて焼くのも大変。以前は1か所に草を集めて焼いていましたが、今は場所を移動しながら焼いています。火が左右に広がらないように散水が欠かせませんが、炎が大きくならず、草を寄せるのも楽です。厚く積もった草を熊手で集めていると、休耕田の法面の窪みにアシナガバチ(セグロアシナガバチ?)の大きな巣(写真右)。暑い時期に無理して刈っていたら刺されたかもしれません。よかった!(Y)
|
|
|
| 2025年3月14日(金) |
| フキノトウ味噌 |
 |
 |
|
今年は例年よりたくさん、しかも大きなフキノトウが出てきました(写真左)。フキノトウの季節になるとフキノトウ味噌を作りたくなります。年々面倒と感じるようにもなってきましたが、今年もやっぱり作りました(写真右)。いつもは米味噌で作りますが、今年初めて八丁味噌で。色が悪いのでおいしそうに見えない…。でもフキの香りが良くて、ご飯のお供にとってもおいしいです。自然からの恵み、大切にいただきます!(Y)
|
|
|
| 2025年3月13日(木) |
| セトウチの新しい産卵 |
 |
 |
|
ここ数日暖かい日が続いています。田んぼビオトープでセトウチサンショウウオの今季7個目の卵のうを見つけました(写真左)。ニホンアカガエルの新しい卵塊も1個。卵塊数は累計でニホンアカ93個、ヤマアカ138個、合計231個です。週末に雨が降る予報なので、もう少し産卵を期待したいと思います。また、雑木林ではネジキの冬芽(写真右)。冬芽の中でも特に美しいと言われる「三大美芽」の一つです。(Y)
|
|
|
| 2025年3月12日(水) |
| フクジュソウとアセビ開花 |
 |
 |
|
野鳥が少なくなりました。大阪から移住した15年ほど前には、ツグミやヒヨドリが電線にたくさん止まっていたのに…。ツグミは渡って来て間がない頃は群れで、しばらくすると1羽で行動します。単独行動になってからも近くの高いカスミザクラの梢が集合場所になっていて、夕方には特徴的な飛行でねぐらに向かうツグミの群れを見ることができました。そんなツグミを今季は1羽、しかも1回しか見ていません。気候の大きな変化が昆虫やクモ類の減少、ひいては野鳥の減少に繋がっているのでしょうか。気になって仕方ありません。さて、例年より1か月遅れでフクジュソウ(左)とアセビ(右)の花が咲きました。(Y)
|
|
|
| 2025年3月10日(月) |
| 令和の百姓一揆 |
 |
 |
|
3月30日、東京・青山公園にトラクター30台が集結。徒歩参加の人たちとともに、恵比寿、原宿、渋谷から代々木公園までデモ行進するそうです。「農民に欧米並みの所得補償を!市民に安心して食を手にできる生活を!」を掲げて。コメ農家の平均所得は年1万円、時給換算すると10円…。これが主食を生産する農家の現状です。米の不足や価格高騰の中で、農家の現状に多くの人が気づいてほしい…ささやかながら応援したいと思います。さて、2月に産卵されたアカガエルの卵は孵化が始まっています(写真左)。中央付近の幼生には、孵化した直後だけに見られる外えらがあります。右の写真は近所の生垣の寒椿の花。赤い花びらがとても美しいです。(Y)
|
|
|
| 2025年3月9日(日) |
| セトウチサンショウウオのメスとオス |
 |
 |
|
今日、田んぼビオトープの泥の中でセトウチのメスを見つけました(写真左。お腹が卵で膨らんでいます)。オスは先に水の中でメスが来るのを待ち、メスは産卵の準備が整ってから水辺に下りてきます。オスと出会えば、今夜にも産卵があるでしょう。右の写真は、とりわけ早い時期に水辺に下りてきたオスです(2022年11月27日)。繁殖期のオスは下あごが白くなり、総排出腔周辺が大きく膨らむのでメスと区別できます。セトウチサンショウウオは岡山県の絶滅危惧Ⅰ類.。また2022年に特定第2種国内希少野生動植物種に指定されて売買禁止です。(Y)
|
|
|
| 2025年3月7日(金) |
| 湧水とネコヤナギの冬芽 |
 |
 |
|
3日から4日にかけてまとまった雨が降ったあと、田んぼビオトープの至る所から水が湧きだしていました(写真左)。湧水を眺めるのは、とても心地よいものです。田んぼビオトープも満水。たくさんのアカガエルの卵塊を見ることができます。お天気の長期予報では、今年も猛暑で少雨傾向とか。田んぼビオトープを眺めながら、このまま干上がることのないように願いました。右の写真はネコヤナギの冬芽。赤いカバー(芽鱗)の中に中身が入りきれなくなって、白いふかふかのものが出てきています。これは成長したネコヤナギの蕾。寒さも、もう少しの辛抱かな。穏やかな春が長く続きますように…。(Y)
|
|
|
| 2025年3月3日(月) |
| アカガエルの産卵 |
 |
 |
|
田んぼビオトープで2月6日に産卵が始まり(卵塊1個)、その後16日、17日、3月2日、3日に産卵がありました。卵塊数は累計でニホンアカ131個、ヤマアカ87個、合計218個です。しばらく雨が降らず、3日ほど暖かい日もありましたが、産卵はなし。昨日と今日は、冷たい雨でしたが計186個の卵塊がありました(写真左)。アカガエルの産卵には気温より雨が大切だということでしょう。早くに産卵されたものでは孵化が始まっています。帰り道、ボタンクサギの冬芽を見つけました(写真右)。
|
|
|
| 2025年3月2日(日) |
| 人形供養 |
 |
 |
|
吉備中央町にある円城寺の人形供養に行きました。私が持って行ったのは、50年以上前に買ってもらった高さ30cmもない小さな5段飾りのひな人形と、娘が生まれた時に買って大切にしていた人形です。お寺の本殿に置いて別れる時、またお焚き上げの時は何とも言えない気持ちに…。人形は住職さんの読経の中で大切に扱われ、煙となりました。私の中で一つの区切りがつきました。人形を供養してもらってよかったと思います。(Y)
|
|
|
| 2025年2月27日(木) |
| 野菜が高いのに… |
 |
 |
|
厳しい寒さが続いていましたが、昼間の気温が昨日12℃、今日14℃。ほっと一息です。暖かくなったので、アカガエルの新しい卵塊を探しに田んぼビオトープへ。残念ながら新しい卵塊はありませんでした。でも、近くで「キュルルルッ、キュルルルッ」とヤマアカガエルの鳴き声。明日は産卵が期待できそう…。続いて休耕田の畑へ。写真はヒヨドリが大好物のブロッコリー(左)とキャベツ(右)。これから復活してほしいな~。(Y)
|
|
|
| 2025年2月23日(日) |
| 「生物多様性を考えよう!お話し会(第2回)」 |
 |
 |
|
「生物多様性を考えよう!お話し会」、昨年に引き続き2回目。講師は夫、司会はJさん。今回は、昨年10月にモニタリングサイト1000里地調査の「2005-2022年度とりまとめ報告書」が出たこともあり、その概要と当地での調査結果も踏まえて話が進みました。私は「昆虫の役割と急激な減少」や「農薬や除草剤が土壌生物に与える影響」について強く関心を持ちました。会には小学生や若い人、米農家の方も含めて20人ほどが集まり、温かい雰囲気の中で良い時間を持つことができました。また、会場には私たちが撮りためた地域の生きもの写真や、Jさん提供の自然観察会の写真などを展示して見ていただきました。生きものの写真の中で一番反響があったトリノフンダマシ(クモ類)の写真(左)と、小学生の男の子が気に入ってくれたのでプレゼントしたメジロの水浴びの写真(右)です。
|
|
|
| 2025年2月20日(木) |
| ヒバリ |
 |
 |
|
先日,津山市の駐車場に車を止めた時、そばの草地にヒバリが3羽いるのに気付きました。ヒバリは1、2月に鳴き始めることから「春告げ鳥」とも呼ばれます。以前見たのは40年近くも前で懐かしい。翼を素早く羽ばたかせ、一直線に舞い上がってホバリング。高らかに歌う姿に、再び出会えた喜びを感じました。自宅付近にいないのはどうしてでしょうか? さて今日は、やり残した草刈りをしました(写真左)。あと少し…農業も環境保全も多くの人の手が必要です。右の写真は今季6個目のセトウチサンショウウオの卵のう。田んぼビオトープが一部干上がりそうになっています。人間も生きものたちも、まとまった雨を待っています。(Y)
|
|
|
| 2025年2月18日(火) |
| アカガエルの産卵 |
 |
 |
|
田んぼビオトープでは、16日に18個、17日には13個の新しい卵塊がありました。当地にはヤマアカガエルとニホンアカガエル、2種のアカガエルがいます。現在の卵塊数は2月6日の1個を含めて、ヤマアカ(写真左)が26個、ニホンアカ(写真右)は6個。10年ほどアカガエルの卵塊調査をしていて、2種の卵塊の違いがやっとわかるようになりました。以前は自信がなくて、2種の違いを確かめに田んぼビオトープを何度も往復。観察を続けることでわかることがある…自然観察の大切さに改めて思い至りました。(Y)
|
|
|
| 2025年2月16日(日) |
| 水田の国土保全機能 |
 |
 |
|
今朝のテレビで、備蓄米放出では解決しない米高騰の裏側について特集していました。農家の米栽培での年収は平均9万7千円とか。これでは生活できなくて、多くの農家が米作りをやめました。おまけに農家の平均年齢は69歳。近い将来の深刻な米不足を、どれくらいの人が自覚しているでしょうか。また、農水省の調査(1980年)では、農業と林業が果たしている国土保全機能(治山治水等)は貨幣換算すると、全国で年間37兆円! 水田は主食の米を作り、国土保全もしているのです。水田を管理する米農家の収入が、こんなに低いのに驚きました。今日、また小山棚田へ行きました(写真左)。ここの棚田を見ていると、水田の国土保全機能を実感します。右の写真は途中にあった放棄田。至る所で見られます。(Y)
|
|
|
| 2025年2月11日(火) |
| 冬芽と葉痕(キウイとクズ) |
 |
 |
|
左の写真はキウイの、右はクズの冬芽と葉痕。クズは哲学者のようにも、美しい顔のようにも見える大好きな冬芽です。クズははびこると大変ですが、花がきれいだし香りも良いし、冬芽も魅力的。目の敵のように刈ってしまいますが、少しは残してやりたい。クズとうまく付き合う方法はないものでしょうか。(Y)
|
|
|
| 2025年2月9日(日) |
| セトウチサンショウウオの4個目の卵のう |
 |
 |
|
今日の最低気温-6℃、最高気温+1℃。底冷えのする一日。それでも、明るくなってきた日差しに誘われて田んぼビオトープへ。途中の藪でウグイスの地鳴きが聞こえ、姿も見せてくれました。近くの山ではカケスの「ギャー、ギャー」という鳴き声とイカルの美しい囀り。木には30羽以上のカワラヒワの群れ。このような自然を保全するにはどうすれば…つい考えてしまうこの頃です。さて、田んぼビオトープの水路には今季4個目のセトウチサンショウウオの卵のう(写真左)、同じ水路でオスのアカハライモリを見つけました(写真右)。イモリは、尾が青い婚姻色になりかけていました。繁殖期には、まだ早いと思うけど…。(Y)
|
|
|
| 2025年2月8日(土) |
| カワラヒワとフキノトウ |
 |
 |
|
今日の最低気温-7.5℃、最高気温+0.5℃。朝には7~8cmほどの積雪があり、今日も厳しい寒さの一日でした。各地でも、かつてないほどの豪雪。東北は夏の豪雨に冬の豪雪、能登地方は大地震被害も加わります。豪雨も豪雪も同じ場所に長期間続くのが最近の気象の特徴。雪下ろしの大変さに胸が痛みます。さて、2月6日に紹介したカワラヒワとフキノトウの写真です。左はカワラヒワの群れ。写真の中央少し上にアトリのオス1羽が混じっていました。右はフキノトウ。あまりに寒くて、春が近いなんて思えないこの頃です。(Y)
|
|
|
| 2025年2月6日(木) |
| アカガエルの産卵 |
 |
 |
|
今朝の最低気温は-7℃。田んぼビオトープに行くとアカガエルの卵塊が1個ありました(写真左)。今季初めての産卵。こんな寒い日に…アカガエルの不思議な力に驚きます。今日は、あと3つ良いことがありました。1つ目は、自宅近くのキリの木に真新しいコゲラの巣穴(写真右)。2つ目は、田んぼに行く途中の高い木に50羽以上のカワラヒワの群れ。こんなに大きな群れを見たのは久しぶりです。3つ目は、帰宅途中で見つけたフキノトウ。春の訪れもそう遠くないと感じさせてくれました。(Y)
|
|
|
| 2025年2月5日(水) |
| 厳寒の日には(その2) |
 |
 |
|
仕込んでいた柿酢を搾りました。熟していない硬い柿で仕込んだものです。見た目パサパサしてザルで濾しても汁がでない。ダメもとでガーゼで搾ったらたっぷりの汁(写真左)。冷蔵庫で寝かせて発酵が完了したら、透明な上澄みを使います。右の写真は搾りかすで、これは畑の肥料に。無駄のなかった昔の人の生活をほんの少しでも真似てみたい。(Y)
|
|
|
| 2025年2月5日(水) |
| 厳寒の日には(その1) |
 |
 |
|
今日の最低気温は-4.5℃。このところ厳しい寒さの日が続いています。今まで雪の少なかった北海道の帯広や四国、九州でも大雪です。各地の大雪は海水温が高いからだそうです。海水温の高さは台風の大型化や豪雨災害、夏の猛暑の原因でもあります。熱は海水の中で年々蓄積しているのです。当地は幸いそれほどの積雪にはなりませんでした。左の写真は今朝の棚田。右の写真の枯葉はヤマコウバシです。枯れても春まで落ちない葉が受験生のお守りになっています。(Y)
|
|
|
| 2025年2月4日(火) |
| クモのフィールドサイン |
 |
 |
|
今日の最低気温-3.5℃、最高気温+3℃。夏が猛暑でも冬は厳しい寒さです。そして短い春と秋。これが温暖化による気候変化のようです。鳥たちは、厳しい夜の寒さをどのように凌いでいるのでしょう。さて、撮りためた写真を整理しながら、改めて記憶を呼び戻す作業。左の写真はクモの網(2019年7月13日)。網はよく見ると美しいらせん状。だから丈夫なのですね。ガレージの片隅ではクモの卵のうを見つけました(写真右)。卵から孵ったクモの幼体が抜け出た抜け殻です。生物の痕跡を見つけるのが冬の楽しみの一つです。(Y)
|
|
|
| 2025年1月31日(金) |
| 雪の棚田 |
 |
 |
|
昨日、棚田百選の小山棚田を再び訪れました(写真左)。自宅での最高気温は4℃で、風の冷たいとびっきり寒い日でしたが、美しい雪の棚田を見ることができました。帰りの山道、アオジの群れやジョウビタキ、ルリビタキ(写真右)が道路際で餌をついばんでいました。鳥が敏感で近づけなかったので、写真はどれもピンボケ。それでも当地で初めて見たルリビタキの写真を選びました。証拠写真として見てください。(Y)
|
|
|
| 2025年1月30日(木) |
| セトウチの3個目の産卵 |
 |
 |
|
1月26日に一応の整備を終えて満水になった田んぼビオトープ。28日にアカガエルやセトウチの産卵が気になって見に行くと、何ということ!水が減って干上がりかけていました。セトウチの卵のうも危機一髪(写真左)。もう少しで乾いて死んでしまうところでした。雨が降らないし、鉄バクテリアの繁殖で水路の流れが悪くなっているためです。この卵のうは水量の安定した別の田んぼビオトープに移動。さらに見て回るうちに、新しい大きな1対の卵のうを見つけました(写真右)。カエルもサンショウウオも、産卵から変態して上陸するまで水が必要。田んぼビオトープの水量が気になる季節になりました。(Y)
|
|
|
| 2025年1月26日(日) |
| 産卵準備完了 |
 |
 |
|
セトウチサンショウウオの「卵のう」を水の中から出してみました(写真左)。1匹のメスが1対の卵のうを産みます。この卵のうは1月11日に産み付けられたもの。水温が低いので発生はほとんど進んでいません。1月5日と11日のあとは新しい産卵はなく、アカガエルの産卵もまだありません。右の写真はセトウチサンショウウオの産卵があったビオトープ。作業から日が経っているので水が澄んでいます。すべてのビオトープで整備が終了。セトウチやアカガエルの産卵を待っています。(Y)
|
|
|
| 2025年1月24日(金) |
| 子どもたちに良好な自然環境を |
 |
 |
|
休耕田を借りて12年目。草刈りなどの整備をし、田んぼビオトープを作って自分たちなりの活動をしていますが、これで良いのかなと落ち込むこともあります。そんな時、保全生態学者の鷲谷いづみ氏の言葉に出会いました。「現在の日本では、里地・里山地域から生物多様性が失われる一方で、子どもが生きものに目を向けるチャンスが失われているようです。(中略)良好な自然環境を残し再生するとともに、そこで豊かな体験ができるような教育・学習の機会が提供される必要があります。」(岩波ブックレット「実践で学ぶ生物多様性」p18)。自分のやっていることは無駄ではなく、大切なことなのだと思わせてくれました。写真はワカバグモ。右はマルカメムシを捕食中です。多様な生物がいる里地・里山地域は素晴らしい!(Y)
|
|
|
| 2025年1月22日(水) |
| ガムシ |
 |
 |
|
今日もポカポカ陽気。昨日までとは別の田んぼビオトープの整備を始めました。チゴザサなどの水草を取ろうとすると、細根に絡みついた多量の泥も一緒に付いてきます。その泥を少しずつ取り除いていると、いました!待望のガムシです(写真左。体長約3cm)。ガムシが潜んでいたのは右の写真のような場所。こういう環境は生物が隠れたり、冬越しをしたり、産卵場所になったりします。できるだけ残してやることが大切だと思います。やっと会えたガムシ。環境を保全しながら、生物が増えるのを待ちたいと思います。(Y)
|
|
|
| 2025年1月21日(火) |
| 水草取りの仕上げ |
 |
 |
|
今日は、1月16日に水草取りをした田んぼビオトープで仕上げです。作業中に現れたのはアカハライモリ(写真左)2匹、オオコオイムシ2匹、それと多数のクモ類。今日も暖かい一日。私たちが作業を始めるとセグロセキレイがやってきて、出てくるクモなどの獲物をゲット! 眺めていると和みます。やっと一枚の田んぼビオトープの整備完了です(写真右。赤い色は鉄バクテリアによるもの)。所々にある草はコウガイゼキショウ(イグサ科)。セトウチサンショウウオはこの株に卵のうを産みつけることが多いので残しました。(Y)
|
|
|
| 2025年1月19日(日) |
| 水草取り |
 |
 |
|
天気予報では、この1週間は10℃を超えて14℃にも。アカガエルの産卵が例年よりうんと早くに始まるのが心配で、今日も水草取り。今日は、田んぼビオトープで一番難儀するマコモを取りました(写真左)。マコモは水質を浄化しますが、はびこるし、根が張るし、草丈も1m以上。今のうちに泥の下まで食い込んでいる根を取り除いておかないと、夏には一面のマコモ群落になってしまいます。今日の最高気温は12℃。ポカポカと絶好の作業日和です。田んぼビオトープではメダカが群れで泳ぎ、ヒメガムシ(写真右)やオオコオイムシが現れました。アカガエルの産卵までに、できるだけ水草を取って開放水面を広げておかないと…。もうひと頑張りです。(Y)
|
|
|
| 2025年1月17日(金) |
| 様々なクモ(その5) |
 |
 |
|
左の写真はトリノフンダマシ、右はシロオビトリノフンダマシ。ともにナゲナワグモ科のクモです。一昨年まで、ため池の堤防にシラヤマギクの大きな株があって、そこにトリノフンダマシがいました。毎日そばを通るのが楽しみで…。ところが昨年はシラヤマギクは生えてこず、トリノフンダマシに出会うこともなく寂しくなってしまいました。それにしても鳥のフンそっくりで、これがクモだとは。初めて見た時はとても驚きました。でもよく見ると前方に揃えた脚もあってたしかにクモですね。果たして天敵が鳥のフンだと思って、クモが命拾いすることがあるのでしょうか? (Y)
|
|
|
| 2025年1月16日(木) |
| 高温情報と水草取り(その2) |
 |
 |
|
作業中に2匹ニホンアカガエルが現れました(写真左。2匹のうちの1匹)。繁殖期が近くなるとアカガエルは水辺に集まるのです。あと、クモが大小たくさんいました(写真右。スジブトハシリグモという大型のクモです)。以前はこの時期に水草を取っていると成虫越冬のガムシやミズカマキリがよく現れましたが、昨年も今年も現れませんでした。やはり昆虫減っているのかな…。季節が以前とはすっかり変わってしまった感があります。(Y)
|
|
|
| 2025年1月16日(木) |
| 高温情報と水草取り(その1) |
 |
 |
|
テレビのニュースでは、23日頃からこの時期としてはかなりの高温となる可能性があるということです。田んぼビオトープでは、セトウチサンショウウオの産卵を例年より随分早い1月5日に確認。この分ではアカガエルの産卵も早いと予想されます。アカガエルの産卵には広い開放水面が必要。それで、急いで水草を取って開放水面を広げています。左の写真は作業を始めた時の状態。夏の猛暑で草取りができず、一面にチゴザサがはびこっています。右は今日の作業終了後。田んぼビオトープ1つの水草をほぼ取り終えました。(Y)
|
|
|
| 2025年1月14日(火) |
| 冬芽探しに出かけませんか |
 |
 |
|
左の写真はクサギ。いつも元気いっぱいという感じで、大好きな冬芽です。右はツルウメモドキ。バラの花のように見えるのが冬芽です。冬芽と葉痕合わせて2mmくらいの大きさ。小さな冬芽でも冬越しの仕組みはちゃんと備わっています。樹木によって大きさも形も違う様々な冬芽。冬芽探しに出かけませんか。(Y)
|
|
|
| 2025年1月12日(日) |
| それぞれの冬越し |
 |
 |
|
左の写真は飼育中のアオスジアゲハの蛹(2025.01.11撮影)。母蝶が庭のクスノキに産み付けた卵から孵った幼虫が越冬蛹になったものです。この時期でもきれいな緑色をしています。秋に蛹になった時は葉も蛹も緑色で目立たなかったけど、葉が枯れて目立つようになってしまいました。でも普通なら常緑樹のクスノキの葉で緑色の蛹が冬越しですからこれでいいわけです。自分が食べていた植物の葉にうまく紛れて冬越し…合理的で無駄がなくてちょっと感動します。右の写真は硬いセメント質で守られたイラガの繭。丈夫な上に表面の茶色の模様が枝のよう。これも素晴らしい冬越しのための仕組みです(この繭は右端が開いていて中は空。前の冬のものです)。(Y)
|
|
|
| 2025年1月11日(土) |
| コガタノゲンゴロウ? |
 |
 |
|
セトウチサンショウウオが厳寒の時期に産卵すると、卵が凍って死んでしまうことがよくあります。それで、今日も卵の様子を見に行きました。1月5日の卵は大丈夫。そして、そのすぐ近くで新たな卵のうを1つ見つけました(写真左。夕方だったのでピンボケ写真です)。この分だとアカガエルの産卵も例年より早いかも…。暑すぎても寒すぎても外の作業ができないので気持ちが焦ります。寒い日には撮りためた写真を整理していますが、今日は7年前に撮ったゲンゴロウの写真を見つけました(写真右)。クロゲンゴロウと同じぐらいの大きさで、側縁が黄色に縁どられています。環境省、岡山県ともに絶滅危惧Ⅱ類に指定されているコガタノゲンゴロウでしょうか?(Y)
|
|
|
| 2025年1月10日(金) |
| 冬芽を探しに |
 |
 |
|
冬芽を探しに歩いていたら、体長30~40cmのイノシシ幼獣と遭遇。怖がっているとわからせたらイノシシになめられるので、わからせないように…。でも同じようなのが次々現れて3頭! すぐ藪に逃げ込んでくれたのでほっと一息。緊張して写真を撮り損ねたのが残念。さて今日の収穫。左の写真はカキの、右はフジの冬芽。顔のように見えるのは葉痕です。カキの冬芽はいつ見ても可愛くて和みます。8日に紹介したのはヤマフジの冬芽で今回はフジ。よく似ていますが、つるの巻き方や花序の長さが違います。(Y)
|
|
|
| 2025年1月8日(水) |
| 平和、自然 |
 |
 |
|
テレビ番組の中で、19世紀ロシアの文豪トルストイの言葉を紹介していました。「人が生きるたった1つの意味は人を幸せにすることにある」。また、ジョン・レノンの楽曲「イマジン」の歌詞は「想像してごらん 国なんて無いんだと…殺す理由もなく死ぬ理由もなく、宗教もない…ただ平和に生きているって」。人がみんなそんな思いで生きていたら無益な争いや、理不尽な死も無く、環境破壊や地球温暖化から地球を守るために人々が心を1つにできるはず。それが人類の進歩だと思うのですが…。写真は冬芽。左はヤマフジ、右はカシワバアジサイ。春の芽吹きに備えて準備万端です。(Y)
|
|
|
| 2025年1月5日(日) |
| セトウチサンショウウオの産卵 |
 |
 |
|
明日は雨予報だったので、今日は田んぼビオトープの水草取りをしました。夏の猛暑で手入れができなくて、水草のチゴザサが小さい方のビオトープのほぼ一面に。しっかりと伸びた根っこを取るのに一苦労。その時、泥の中に何か動くものが。よく見るとセトウチサンショウウオです(写真左)。この冬は産卵のために水辺に下りてくるのが早いだろうと思っていましたが…。すぐそばには卵のうも(写真右)。卵のうの中には、産卵して間がないような黒くて丸い卵。記録を始めて一番早い産卵です。猛暑を生き延びての産卵…セトウチサンショウウオの命がより愛おしく感じられました。(Y)
|
|
|
| 2025年1月4日(土) |
| 様々なクモ(その4) |
 |
 |
|
2024年11月28日、11月29日、12月28日に続いて「様々なクモ(その4)」です。悪天候の日には撮りためた写真の整理をします。何度も図鑑とにらめっこしていると、特徴の違いが少しわかって来て種名がわかることが多くなりました。名前がわかると、また楽しい。左の写真はアズチグモ(カニグモ科)。頭胸部先端の三角形の褐色斑が特徴です(この写真では一部しか見えていません)、右はドヨウオニグモ(コガネグモ科)。どちらのクモも腹部背面の模様がヒトの顔に似ているような…。豊かな自然環境だからこそ見られる魅力あふれるクモたちです。(Y)
|
|
|
| 2025年1月3日(金) |
| 冬芽 |
 |
 |
|
春に芽生えてくる枝や葉や花のもとになるものが、うろこ状や毛などのカバーで保護され厳しい寒さや乾燥から守られている、これが冬芽です。冬芽は葉がある時にはわかりにくいですが、夏に作られ始めます。左の写真はカラスザンショウ幼木の冬芽(2024年9月13日)。右は同じく12月18日に撮影したものです。考えたら当たり前ですが、冬芽は作られ始めてから時とともに成長して完成するのですね。初めて気づきました。(Y)
|
|
|
| 2025年1月2日(木) |
| 柿の木 |
 |
 |
|
年末から、エナガ、シジュウカラなど馴染みの鳥たちに加えて、アオゲラやカケスも来て、雑木林から続く庭は賑やかです。さて先日、愛宕柿をいただいたお宅の別の柿の木。熟したら鳥たちが来て一気に食べつくすのに、熟すのが遅いのかまだ柿が鈴なりです(写真左)。最近はイノシシやサルなど野生動物を呼ぶといって切られる柿の木。せっかくの自然からの恵み、無駄に切られるのはもったいない。それで、新たに柿を採らせてもらって柿酢を仕込みました(写真右)。泡は酵母菌の働きによるもの。酵母菌は目に見えないけど、生物であること、生きていることを実感します。1年分の酢が賄えそうなので、これもまた嬉しい。(Y)
|
|
|
| 2025年1月1日(水) |
| 明けましておめでとうございます |
 |
 |
|
昨年元旦の能登大地震から1年が経ちました。あっという間の1年。学生の頃旅した珠洲市のユースホステルや街並みが思い出されます。遠い安全な地から何を気楽なと思われるかもしれませんが、一刻も早い復興を祈るばかり。ただ一つ、日本は地震国だということを肝に銘じたいと思います。ありきたりの日常のありがたさと共に。さて、写真は今年のミニ門松と雑煮。雑煮は大阪の白味噌雑煮です。平穏な日常が送れますように。今年もよろしくお願いします。(Y)
|
|
|