ネムノキ Albizia julibrissin (マメ科 ネムノキ属)

 
  かなりの高木もある。 2012.06.29 美咲町

 
枝先に10〜20個の花が集まって咲く。つぼみを見るとそれがよくわかるが、咲いた花ではひとまとまりに見える。
淡紅色の長い糸状のものは雄しべ、白い糸状のものが雌しべ。花弁やがくは淡緑色でごく小さく、長く突き出した雄しべが
よく目立つので他のマメ科植物の花とはずいぶん印象が違う。 花には芳香がある。2010.07.25 蒜山高原


 
夜になると小葉が閉じ、2回羽状複葉の葉全体も垂れ下がる(この写真ではまだ十分に垂れ下がっていない)
ネムノキの名はこの就眠運動に由来する。逆に、花は夕方に開く(おしべを伸ばす)ようだ。 2014.07.07 18:40頃 美咲町
 
   
つぼみの拡大(トリミング写真)花弁と下方にがくが見える。
2014.06.30 美咲町 
 さやを形成する果実(豆果・とうか) 2012.08.30 津山市
   
秋になって落葉しても果実は枝についたまま。
このまま春を待つ。 2012.10.26和気町
桜が咲くころ乾燥した果実が風に舞って落ちる。果皮(さや)
が種子を遠くへ飛ばす役目を果たすようだ。
2013.04.13 美咲町
   
 落ちた果実を割ったところ。 2013.04.13美咲町  芽生え。大きなネムノキの近くではいたるところから
生えてくる。 2013.06.27 美咲町
樹の花・樹の実トップ 自然観察誌ホーム
inserted by FC2 system