2021年9月16日(木)
終齢幼虫

 レモンとカラスザンショウにいるアゲハ類の幼虫がどちらも終齢になりました。写真左はレモンの幼虫。脱皮直後で色が薄いです。写真右はカラスザンショウの幼虫。どちらの幼虫も、背面中央部の斜めの帯がつながっているのでクロアゲハの幼虫だとわかりました。9月2日に終齢になったモンキアゲハの幼虫は今は蛹(9月5日9月10日の当欄)です。朝晩冷えるようになり、昼間の暑さも和らいでチョウたちも活発に活動。卵を見つけることも多くなりました。天敵が多い環境でどこまで保護してやれるかな。台風、被害がないといいのだけど…。(Y)

2021年9月15日(水)
ヒガンバナとサワヒヨドリ

 田んぼではヒガンバナが咲き始め(写真左)、サワヒヨドリが満開(写真右)。花の蜜を求めてたくさんの昆虫がやってきます。そしてそんな昆虫を捕食しようとカマキリなどの肉食昆虫やクモ類も。草地を歩くとバッタが跳ねて踏まないか気を遣うほど。里山地域ならどこにでもある自然。でも、いろんな命がすべて繋がっていることを実感します。そんな生きものたちの躍動がうれしくて…。大切に保全したいです。(Y)

2021年9月14日(火)
クダマキモドキとクサヒバリ

 隙間の多い家なのか、生きものたちがよく入ってきます。カマドウマ、ヤモリ、コオロギ、アマガエル、怖いムカデまで。9月9日に入ってきたのはクダマキモドキ類(写真左)。11日にはクサヒバリ(写真右)。カメラに収めてすぐ逃がしてやりました。ところで大きな台風14号の動きが気になります。私が若かったころの気候とは随分違う激しいものになっています。人間の英知と協力で温暖化を食い止めることはできないものでしょうか。(Y)

2021年9月13日(月)
ルリタテハ幼虫

 カサブランカの葉で育っているルリタテハ幼虫(8月31日の当欄)が大きくなりました。初めは4匹いましたが、今は2匹しかいません。ネットを被せていたのですが、完全ではないし病気で死んだのかもしれません。左の写真は4齢幼虫?右は終齢幼虫だと思います。刺の色が白く変わり、地肌の色もすっかり変わりました。この幼虫はユリ栽培農家の方には害虫だけれど、そうでない人でも、こんなトゲトゲの幼虫を見たら思わず殺虫剤をかけてしまいそうですね。(Y)

2021年9月12日(日)
ヤマトシジミ幼虫

 飼育ケースの中のヤマトシジミの卵が割れていました(写真左。9月10日撮影)。でも孵化したばかりであろう幼虫が見つかりません。少し時間がたってから探しに行ったら、卵の殻もなくなっていました。チョウの幼虫は自分が出てきた卵の殻を食べるので、どこかにいるはず。幼虫がもう少し大きくなったら見つかるでしょう。その時を楽しみにと思っていたら、別のカタバミの株に少し成長した幼虫がいました(写真右。体長2~3mm)。今まで気づかなかった小さな世界。知ることは楽しいです!(Y)

2021年9月11日(土)
ホタルガとジャコウアゲハ幼虫

 ホタルガの写真を撮りたいと、食草であるサカキの周辺を探していました。するとサカキの幹、地上1m程のところでジャコウアゲハの前蛹を見つけました(写真左)。ウマノスズクサ畑にたくさんいた大きな終齢幼虫が一斉に姿を消したので、どこに行ったのだろうと思っていました。畑から5~6mも離れたこんなところに! お目当てのホタルガも発見して写真が撮れました(写真右)。すぐそばのヒヨドリバナで吸蜜中でした。(Y)

2021年9月10日(金)
モンキアゲハ幼虫、蛹に

 カラスザンショウのモンキアゲハ終齢幼虫(9月5日の当欄)が昨日前蛹になり(写真左)、今日蛹になりました(写真右)。あんなに葉を食べていたのに食べなくなって、保護のために被せたネット伝いに移動したり動かなくなったり。そんな様子からそろそろ蛹化と思って一昨日飼育箱に移したばかりでした。やっとここまで…。あとは無事に羽化することを願うばかりです。というのも、せっかく蛹になっても寄生されたり原因不明で死んだりで、今シーズンはアゲハチョウ科の羽化をまだ見ていないのです。(Y)

2021年9月9日(木)
生きものたちの日常(その1)

 左の写真はナガコガネグモの狩り。獲物はコバネイナゴハネナガイナゴのどちらかです。ナガコガネグモは捕えた獲物を吐き出した糸でグルグル巻きにします。いつの間にかコガネグモがいなくなり、ナガコガネグモが産卵の季節を迎えました。今、草を刈っていると捕食中のナガコガネグモをたくさん見ることができます。右の写真は交尾中のトノサマバッタ。下にいる大きいほうがメスです。よく見るとこのメスは右の中脚がちぎれてありません。いくつもの危機を乗り越えてきたであろう命です。(Y)

2021年9月8日(水)
ツユクサとゲンノショウコ

 左の写真はツユクサ(ツユクサ科)です。花の青い色が好きで刈り残していたら、いい感じの群落ができました。もったいないので、もう少しそのままで…。右の写真はゲンノショウコ(フウロソウ科)。薬草として有名で整腸薬、止瀉薬になります。飲むとすぐに効果があるから「現の証拠」。ところで調べてみると、ツユクサも薬草で、また食べてもおいしいそうです。サラダ、お浸し、天ぷらなど。まわりにいっぱいあるので、一度食べてみようと思います。それにしても、水、空気、食べ物、薬…。人間は自然の恵みによって生かされているのですね。(Y)

2021年9月7日(火)
カヤネズミ調査

 環境省「モニタリングサイト1000・里地」のカヤネズミ調査をしました。6月の調査では巣が2個しか見つかりませんでしたが、今回は5個見つかりました。5個のうちの1個は作りかけのものでしたが、残り4個は繁殖巣と思われるしっかりしたつくりの巣でした。写真左はそのうちの1個です。暑さが和らいだし、カヤネズミ調査も終わったので、ちょっと手ごわい草地の草刈りシーズン到来です。右の写真はため池と岸に沿ったマコモ群落。ここで巣が1個見つかりました。(Y)

2021年9月6日(月)
棚田の一本道とヒマワリ

 私たちが管理している棚田の真ん中を東西方向に、軽トラが通れるぐらいの細い地道があります。私はそれを棚田の一本道と呼んでいます。昨日は雨も止んで暑さも少しマシになったので、久しぶりに田の草刈りに行きました。5年目の棚田のヒマワリが例年にも増して美しかったです。ヒマワリが終わったら、来年に向けてレンゲソウのタネを蒔きます。写真は一本道とヒマワリ。農家の組合のお世話をされているKさんの「棚田が美しいのは人の汗の賜物」という言葉。私もささやかに汗を流すつもりです。(Y)

2021年9月5日(日)
カラスザンショウの幼虫、終齢に

 8月23日31日の当欄で取り上げたカラスザンショウの幼虫。しばらく動かなかったので脱皮かなと思っていたら、やはり9月2日に脱皮して終齢幼虫になりました(写真左、右)。若齢から終齢になる時の大きな変化にはいつも驚き、感動します。この終齢幼虫は、背面中央部の斜めの帯が中央で切れているなどの特徴があり、やはりモンキアゲハでした。終齢になってからはすごい食欲。植木鉢2個分の葉がほとんど食べられて、3個目の植木鉢に移しました。羽化まで葉がもってくれるでしょうか。(Y)

2021年9月4日(土)
ヤマトシジミ

 カタバミの葉裏でヤマトシジミの2齢幼虫を見つけました(写真左。8月31日撮影)。そのカタバミは、アゲハ類の幼虫がいるカラスザンショウの植木鉢に生えたものです。雨が続いて見ることができず、今日、少し大きくなったであろう幼虫を見ようと探しましたが見つかりません。もう少し探してみます。でも別の場所のカタバミで成虫メスの産卵行動を観察していて、卵を1つ見つけました(写真右。大きさ約0.5mm)。上下が平たい錠剤のような形。ルーペで見ると表面にはレースのようなきれいな模様があるのですが、うまく撮れませんでした。手元で飼育することに。成長の過程が楽しみです。(Y)

2021年9月3日(金)
ゴマダラカミキリ

 窓辺でパソコンに向かっていたら、窓ガラス越しに見えるゴーヤの棚に何やら動くものが。近くに行ってみたらゴマダラカミキリでした。久しぶりの大きな甲虫。うーん、やっぱり迫力あります! うれしくて、しばらく眺めていました。(Y)

2021年9月2日(木)
ニホンヤモリ

 6月頃の夜、ヤモリが窓ガラスに張り付いていると、腹に2個の卵らしきものが透けて見えることがよくあります(写真左)。調べてみたらやはり卵でした。ヤモリは一度に2個の卵を産むそうで、産み落とされた卵は初めは柔らかく粘着性があるので、2個セットで壁の隙間などにくっついているそうです(産卵期は5月~9月)。右の写真はヤモリの幼体で体長4~5cm(2017年11月27日撮影)。成体はたくさんいますが卵は見たことがありません。一度見てみたいです。(Y)

2021年8月31日(火)
チョウの幼虫

 カラスザンショウにいる幼虫は、よく食べて順調に成長しています(写真左)。赤紫色の角のようなものは臭角と言います。怒ると派手な色で異臭を放つ臭角を出して威嚇します。カメラを近づけてくる私に激しく怒っているようです。この臭角の色からするとこの幼虫はモンキアゲハの幼虫ではないかと思います。また、カサブランカの葉に穴が開いていたので葉裏を見るとルリタテハの幼虫(写真右)が4匹いました。トゲトゲですが、触っても痛くないし毒もありません。どちらも無事に羽化まで育ってほしいです。(Y) PS:8月24日の当欄でクビキリギスとしたものはクサキリではないかとご指摘いただきました。よく見ると確かにクサキリでした。お詫びして訂正いたします。

2021年8月30日(月)
コバネイナゴ

 飼育中のバッタの幼虫(8月17日の当欄)は、8月27日に羽化して成虫になりました。写真左は羽化殻、右は羽化した成虫です(成虫は翌日の写真)。予想通りコバネイナゴでした。朝見たときは幼虫に変化がなかったのに、2時間後に見たら羽化殻と傍らに成虫がいました。羽化直後だったようで、翅が伸びきっておらず、透明感があって幼虫時代と同じ模様が透けていました。今回も飼育をして、幼虫と成虫がつながってよかった! 生きものたちの生の営みの神秘や美しさに触れると、その生きものがとても愛おしく感じられます。(Y)

2021年8月29日(日)
エゴノキとヤマガラ

 エゴノキの実が実りました(写真左)。今年は豊作です。エゴノキの実はヤマガラの大好物。ヤマガラが頻繁にやってきます。よく見ていると、4羽ほどが入れ代わり立ち代わりやってきては実をくわえてどこかに飛んでいきます(写真右。これは以前に撮った写真ですが)。冬越しの食料をいろんな所に蓄えているのです(5月18日の当欄)。さらにすごいことは、ちゃんとその場所を覚えていてほとんどすべてを食べてしまうこと。そしてわずかな食べ残しから、またエゴノキが芽生えます。最近よく聞く「SDGs(持続可能な開発目標)」の目標にもなっている「飢餓をゼロに」、「陸の豊かさを守ろう」が頭に浮かびました。ヤマガラはとっくに実践しているのではないかな…。(Y)

2021年8月28日(土)
狩り

 左の写真は、アメンボがイトトンボを捕食しているところ。多分、羽化したばかりのイトトンボが水に落ちたところを捕えたのでしょう。のんびりしたイメージのあるアメンボですが、俊敏な肉食昆虫です。右なカラスゴミグモの狩り。網は張りますが、ナガコガネグモなどと違って獲物を糸でぐるぐる巻きにはしません。狩りの仕方も様々です。(Y)

2021年8月27日(金)
ミソハギ群落と広場

 今日は朝から、管理地となっている休耕田の草刈りに行きました。長く降り続いた雨が止んだと思ったら、また高温多湿のお天気です。日本の夏は「耐える」季節。そんな期間は長くないほうがいいのに、年々長くなっています。暑くなる前に今日はこれで終わりと下を見たら、満開のミソハギ群落が美しかったこと!(写真左)。また軽トラで帰る途中にある広場に立ち寄った時にクルマバッタモドキを初めて見ました。自宅から200mほどしか離れていないのに、広場には自宅周辺では見られない昆虫がいます。(Y)

2021年8月26日(木)
続・カラスザンショウ

 雑木林の見上げるような大きなカラスザンショウの木(6月17日の当欄)に花が咲き始めました。植木鉢の幼木にいる幼虫は脱皮して3齢になりました(写真左。黒いものは脱皮殻)。この幼虫がいる株と卵がある株にネットを被せました(写真右)。寄生されたり、天敵に食べられたりするのを防ぐためです。いずれ幼木は「チョウの来る庭」に移植して、カラスザンショウと生きものたちの関りを観察したいと思っています。(Y)

2021年8月25日(水)
アゲハチョウ科の卵と幼虫

 カラスザンショウにいる幼虫は1cm以上になりました。さらによく見ると、葉裏に卵を1つ見つけました(写真左。黄色の今まで見たことのない卵です)。今シーズンはウマノスズクサでジャコウアゲハの卵を1個見つけただけだったので、新しい卵の発見はうれしいことでした。今まで卵が見つからないのに、いつの間にか幼虫が育っているので不思議な感じがしていました。見落としていただけということでしょう。ジャコウアゲハの幼虫はいつの間にか30匹近くに。卵も今日やっと5個見つけました。他にはレモンの木に幼虫6匹、イヌザンショウに幼虫4匹。天候がようやく落ち着いて、チョウたちも活発に活動を始めたようです。右の写真は植木鉢のカラスザンショウの幼木です。(Y)

2021年8月24日(火)
クビキリギス

 今シーズン初めてクビキリギス成虫(メス)を見ました(写真左。8月16日撮影)。部屋を出てすぐのところです。右の写真は幼虫(6月22日撮影)。天敵の多い厳しい世界で、幼虫が生き延びて成虫へと成長していく。その過程を間近で見られるのが何よりうれしいです。成虫はこのまま越冬し、来年の春に産卵して一生を終えます。(Y)

2021年8月23日(月)
カラスザンショウ

 雑木林の見上げるようなカラスザンショウの木。アゲハチョウ科の食草で、ミヤマカラスアゲハなどが好みます。観察しやすい大きさのカラスザンショウの木が欲しかったので、去年タネを蒔いたら3株が育ちました。現在10数cm~30cmほど。そのうちの1本で今朝、1匹の幼虫を見つけました(写真左)。体長5~6mm。レモンの木にも同じくらいの幼虫が1匹います(写真右)。2匹の幼虫は似ているような似ていないような…。雨が降って少し涼しくなったためか、クロアゲハモンキアゲハなどが飛ぶのをよく見るようになりました。おそらくそのどちらかだと思います。成長が楽しみ。(Y)

2021年8月22日(日)
ジャコウアゲハ幼虫、蛹に

 8月20日に前蛹になったジャコウアゲハ幼虫。翌日には蛹化すると思っていましたが、お天気が悪く気温も低かったせいか今朝蛹になっていました(写真左)。すぐそばの支柱では高さ120~130cmのところでもう一つ、きれいなオレンジ色の蛹(写真右)を見つけました。季節によって、また蛹化する場所の素材によって(例えば植物の葉と人工物とでは)蛹化の仕方や蛹の色が違うということがあるのでしょうか?観察を続けていたら、まだまだ面白いことが見つかりそうです。ところで、支柱の蛹の写真を撮っていたらピクッと動きました。蛹になったばかりです!(Y)

2021年8月20日(金)
ジャコウアゲハ幼虫、前蛹に

 ウマノスズクサ畑で、1匹のジャコウアゲハ幼虫が前蛹になっていました(写真左)。高さ30cmほどのウマノスズクサの葉裏です。去年の秋には、食草から10m以上離れた常緑樹の枝やガレージの梁などの高いところで蛹化していました。季節によって蛹になる場所も変わるのかもしれません。話変わって…今、草地を歩くと昆虫の幼虫や子ガエルがたくさんいて、踏まないように気を遣います。生きものたちがたくさん現れるのは初夏だと思っていましたが、今年の極端な天候のせいでしょうか、今頃が一番種類も数も多いような気がします。右の写真は、ウマノスズクサの葉上にいたツチイナゴの幼虫。体長1cmもない若齢幼虫です。(Y)

2021年8月19日(木)
脱皮直後

 ウマノスズクサ畑で、脱皮直後のジャコウアゲハ幼虫を見つけました(写真左)。頭部が褐色。時間がたつと頭部は黒くなります(写真右)。初めてこの状態の幼虫を見たときのこと。体がちぎれているように見え、全く動かないのでてっきり他の幼虫に食いちぎられて死んでしまったと思いました。ジャコウアゲハ幼虫は、食べるものが不足すると共食いをすると何かで読んでいたので。でも、死んだと思った幼虫はしばらくして動き出したのです。後ろのものは脱ぎ捨てた脱皮殻だということに、その時ようやく気付きました。「あー、よかった!」 初めて脱皮を見た時のことです。(Y)

2021年8月18日(水)
ツマグロヒョウモンとクモ

 先日の夕方、田んぼに行くとサワヒヨドリの花の下にツマグロヒョウモンのオスがいました。じっと動かないので、もう眠りに就いているのか…でも様子が変。近づいていくと翅が逆方向に半ば畳まれた状態で死んでいました。羽化したばかりのようなきれいな状態なのに…。よく見ると花のすぐそばに白っぽい小さなクモがいて、がっちりとチョウの頭部を捕まえていました。花を訪れた一瞬に、網を張らないクモに襲われたようです。野生の生き物はすべて食う食われるの厳しい世界にいるわけですが、美しいチョウだったので余計に強く実感させられました。(Y)

2021年8月17日(火)
バッタの幼虫

 写真左の小さなバッタの幼虫が、何の幼虫なのか気になっていました。外で作業をする機会が多くなると、出会う昆虫の種類も数も増えてきます。それにつれ興味も膨らんできて、図鑑やインターネットで調べることも多くなりました。あれこれ調べているうち、この幼虫はコバネイナゴではないか、そして右は同じ幼虫がもう少し成長したもの?そう思うようになりました。そういえば似ているような気もするし…。それで、この幼虫が成虫になる過程を見てやろうと只今飼育中。今はこの幼虫を草地や畑で頻繁に見かけます。興味を持つと、小さな生き物でもよく見えるようになるものですね。(Y)

2021年8月16日(月)
中・大型哺乳類調査

 環境省の「モニタリングサイト1000・里地」の調査サイトに登録されています。調査項目の一つ、中・大型哺乳類調査をするために、関係者の了解を得て地区内3か所にセンサーカメラを設置しています。今までにカメラに写っていたのは、イノシシ(写真左。幼体、通称ウリボウ)、ノウサギ(写真右)、タヌキ、アナグマ、キツネ、イタチ、シカ、サルなど。それに鳥類のシロハラやコジュケイ、カルガモなどの姿もあって、なかなか面白いです。これらの動物の中で厄介なのは、イノシシ、シカ、サルです。イノシシの被害は防獣柵と電気柵でかなり防ぐことができますが、シカやサルには役に立ちません。この地区ではまだシカとサルの出没頻度は低く、被害は出ていませんが、県内でも深刻な被害に悩む地域もあります。都市近郊農業は乱開発、田舎は獣害、そしてともに担い手不足。今でも極端に低い日本の食料自給率はこれからさらに下がり続けるのでしょうか。(Y)

2021年8月15日(日)
雨が止んで

 4日にわたって断続的に降り続いた雨がようやく止みました。久しぶりの晴れ間に急いで洗濯物を外へ。ここは大丈夫でしたが、全国では洪水や崖崩れの被害が多くの場所で発生しました。「数十年に一度の災害」が毎年のように起こっています。最近は「気候変動」という言葉では弱すぎるとして「気候危機」とか「気候非常事態」という言葉も使われるようになったそうです。今の政治に危機感はあるのでしょうか…。気を取り直して、家の周辺を歩いてみました。ジャコウアゲハ幼虫はウマノスズクサの葉裏で雨を避けて元気でした。ため池は満水(写真左)。写真の手前側の窪んでいるところは、水かさが増した時に排水するために作られた素掘りの水路です。雨の間じゅう、怖いくらいの勢いで水が流れ下っていたものと思われます。堤防のわきではキツネノカミソリが咲き始めていました(写真右)。(Y)

2021年8月14日(土)
草刈りのあとで

 8月10日の当欄でも、ため池堤防付近の草刈り前後の写真を紹介しましたが、今日はもう少し違う角度の写真を。左は堤防上の防獣柵に押し寄せるササや背の高い草。右はその草を刈ったあとの堤防からの眺めです。右の写真で、刈り残している場所はマコモやガマなどの草はら。カヤネズミの巣がたくさん見つかりそうなので、9月のカヤネズミ調査を終えてから刈ります。美しい風景や生物多様性に富んだ里山環境は人が地道に手を加え続けることによって維持されているもの。そして昨今の多発する大きな自然災害は、人間の過活動による自然破壊や地球温暖化に起因することはほぼ確実。その中、ほんの少しでも良好な環境を守りたい…。ささやかな抵抗。(Y)

2021年8月13日(金)
コウゾリナとキンミズヒキ

 コウゾリナ(キク科)が、ため池を背景に美しく咲いていました(写真左)。西洋風のきれいな名前だと思いますが、在来種です。茎や葉にある剛毛が剃刀(カミソリ)のように鋭いことから、カミソリナからコウゾリナに転じたようです。その通り硬くてザラザラ。でも若葉は食用になるそうです。また、自宅の周辺ではキンミズヒキ(バラ科)が咲き始めました。キンミズヒキの果実にはかぎ形の刺があり、動物の毛や人の衣服にひっついて散布されます。子どものころよく遊んだ「ひっつき虫」のひとつです。だから花は可愛いけど増えすぎると後が少しやっかい。(Y)

2021年8月12日(木)
北斜面の小道 その2

 今、北斜面の小道で見られる昆虫は、ヒカゲチョウオオチャバネセセリ(写真左)、ゴイシシジミモノサシトンボハグロトンボリスアカネ(写真右)などいろいろ。そんなわけで、北斜面の草刈りは涼しくなるまで待つことにしました。(Y)

2021年8月12日(木)
北斜面の小道 その1

 自宅から西の方角に小道があり、そこを下っていくとため池の堤防(写真左)に出ます。ため池にはさまざまなトンボが集まり、今はチョウトンボが飛び交っています。堤防の手前右側に北斜面の小道(写真右)があります。今は藪のようになってしまっていて何とかしたいのですが、猛暑を避けて昆虫たちが集まっています。(Y)

2021年8月11日(水)
最近のこと その2

 自宅そばの畑では、ブルーベリー(写真左)やミョウガ(写真右)が収穫の時期を迎えました。都会にいる時はどちらも高価なものと思っていましたが、毎年畑でたくさん採れます。ブルーベリーは傷みやすいし、ミョウガは収穫に手間がかかる。だから高価なのかもしれません。季節の移ろいとともに野に咲く花も変わり、畑で採れるものも変わります。田舎にいると、生活は不便だけど心が和むことも多いです。(Y)

2021年8月11日(水)
最近のこと その1

 8月7日、トノサマガエルを放しに久しぶりに田んぼに行った日、クルマバナ(写真左)やサワヒヨドリ(写真右)が満開でした。野の花は強く自己主張しませんが、穏やかで優しい美しさです。(Y)

2021年8月10日(火)
草の勢い

 左の写真は、防獣柵を挟んで左がため池の堤防、右が堤防の法面です。イノシシが増えて、いろんな所に防獣柵ができました。柵があると草刈りがしにくくて、おまけに法面は急傾斜。つい草刈りが億劫になってササや背の高い草が伸び放題。その草に蔓が絡んでこんな有様…。草の力で柵も傾いてきたので、先日から思い切って刈り始めました。少しずつしかできないので刈り終えるのに数日かかりました。でも堤防から見える眺めはとてもきれいで、ほっと一息です(写真右)。(Y)

2021年8月9日(月)
待望の雨

 一昨日の午後、1カ月ぶりに少しまとまった雨が降り、ビオトープ池が久々の満水に。そして昨日の夜から今日の午前中にかけて、台風9号の影響で断続的にやや強い雨と風。雨が止んだ時にカメラを持ってウマノスズクサ畑に行くと、今年初めてハネナガイナゴ成虫(写真左)とツチイナゴ幼虫(写真右。体長約1.5cm)を見つけました。ジャコウアゲハ幼虫は数が増えて、体長5~6mmから1.5cm位のものまで様々います。暑いときには北斜面でよく見かけたヒカゲチョウが軒下に2匹。雨風を避けに来たようです。ところで、台風9号は広島から島根に抜けて温帯低気圧に変わりましたが、所によっては大雨が続くとのこと。大きな災害になりませんように。(Y)

2021年8月8日(日)
ミソハギ

 何年か前、荒れ地で草に埋もれていたミソハギを見つけ2、3株を自宅そばのビオトープ池に移植。年々株が増えて手狭になったので、田んぼビオトープの湿地状の所にも株を分けました。さて、このところの猛暑でしばらく田んぼビオトープにもご無沙汰していましたが、昨日は飼育したトノサマガエルを放しに久しぶりに行きました。ミソハギの花が盛りの季節を迎えています(写真左。白い花はサワヒヨドリ)。群落が去年よりさらに大きくなっていました。右の写真は花の拡大。以前はお盆に欠かせない花として植えられていたそうですが、最近この辺りではほとんど見られなくなりました。(Y)

2021年8月7日(土)
トノサマガエル、生まれ故郷へ

 変態を終えたばかりのトノサマガエルはすごい食欲。空腹を満たしてやるのは難しいので、卵があった田んぼビオトープ(5月21日7月26日の当欄)に放しに行きました。1カ月も雨が降らずカンカン照りのお天気が続いているので、この田んぼビオトープもすっかり干上がって草地になっていました(写真左)。でもカエルになっているので移動もできるし、少々水がなくても大丈夫。草の中にはたくさんのバッタの幼虫がいて、食べることには困りません。カエルは飼育箱の中から元気に飛び出しました(写真右)。(Y)

2021年8月6日(金)
ジャコウアゲハ2齢幼虫

 チョウの越冬蛹が初夏に羽化した成虫が、そのシーズンの1化目。1化目が産卵した卵から育った成虫が2化目です。ジャコウアゲハはそろそろ2化目の産卵期のはずですが姿を見せません。他のアゲハチョウ科のチョウも連日の猛暑のせいかほとんど飛びません。でも今日はウマノスズクサ畑にジャコウアゲハのメスが来ていたので、産卵があったのではと卵を探しました。卵は見つからなかったのですが、意外にも2齢幼虫をたくさん見つけました(写真左。そばにあるのは脱皮殻)。いつの間に産卵したのでしょう。全然気が付きませんでした。今年はウマノスズクサをかなり刈り込んだので、柔らかい若い葉がたくさんあります。また畑が賑やかになりそうで楽しみ。右の写真はウマノスズクサの花(6月21日撮影)です。(Y)

2021年8月5日(木)
ワキグロサツマノミダマシ

 左の写真は、以前からよく見かける緑色の美しいクモ(8月4日撮影)。名前を知りたいと思ってもクモはハードルが高い。それでも図鑑を頻繁に見るようになると、「あっ、これはあの時のクモでは…」となることも。それで古い写真を見直して、名前がわかった時のうれしさ!今回の奇妙な名のクモもそうして分かったのですが、似た種類もあるのでちょっと自信がありません。間違っていたらご教示ください。右は同じクモで、7月10日に激しい雨が止んだ直後に、巻いた葉の中で見つけました。雨宿りをしていたのかな?(Y)

2021年8月4日(水)
トノサマガエルの尾の消失 その2

 左の写真は今日のトノサマガエルです。体長約3cm、オス。模様がくっきりとしてきました。8月1日の当欄で紹介した、尾が消失したばかりのカエル(多分メス)と違って活発です。オスとメスの違い?自然で育ったものと飼育したものとの違い?今回トノサマガエルをじっくりと観察して、興味深いことがたくさんありました。まだ2匹の幼生がいます(写真右)。この2匹も無事カエルになって放す日を楽しみに、もう少し飼育頑張ります。(Y)

2021年8月4日(水)
トノサマガエルの尾の消失 その1

 カエルの尾は切れるのではなく、体内に吸収されて短くなっていきます。8月3日午前10時前、約5cmあった尾が2cmほどに(写真左)。さらにおよそ7時間後、尾は完全に消失していました(写真右)。(Y)

2021年8月3日(火)
アキノタムラソウと昆虫たち

 アキノタムラソウ(シソ科)は小さくて地味な感じの花ですが、昆虫が蜜や花粉を集めにたくさん訪れます(「季節の1コマ」№386)。今年観察できた昆虫は、スジグロシロチョウベニシジミキタキチョウモンキチョウトラマルハナバチ(写真左)など。写真右はスキバホウジャクという昼間に活動するガだと思いますが、ちょっと自信はありません。アキノタムラソウは1株や2株だと目立ちませんが、今年は多数の株が群落を作ってすごくきれいです。もう盛りは過ぎましたが、来年もこの花に来る昆虫をじっくり観察したいと思いました。(Y)

2021年8月2日(月)
トノサマガエル幼生、カエルに

 今日、トノサマガエル幼生はさらに体が小さく引き締まり、まだ尾はありますがカエルになりました。幼生の時には青菜を煮たのやイリコ、かつお節などを与えていましたが、カエルになると生きた餌しか食べないのでアブラムシやグンバイムシなどを。今は手近にいるエノキワタアブラムシ(写真右)を与えています。野生のものはとっくに子ガエルになっているのですが、成長が遅くても必ず育つ…。飼育にちょっと自信がつきました。(Y)

2021年8月1日(日)
トノサマガエル幼生の成長

 3匹の幼生のうち、一番成長のいいものに前あしが生えてきました(写真左)。もうエラ呼吸から肺呼吸になっているので、溺れないように飼育容器の中に水から上がれる場所をこしらえてやりました。今はまだダイナミックに動いていますが、尾が消失し体も小さくなってカエルらしくなると、体内の大きな変化に耐えているかのように、しばらくじっとして動かなくなります。写真右はそんな時期です。(体長1.5~2cm。2015年6月25日撮影)。二番目に成長のいい幼生は後あしだけですが、3本の縦線が鮮明に。三番目も後あしは生えていますが縦線はまだ。同じ時期に生まれても成長に随分と差があります。それでも放流まであと少しです。(Y)

2021年7月31日(土)
クロアゲハの羽化

 レモンの木にいた2匹のクロアゲハ若齢幼虫を保護して飼育しました。7月17日と18日にそれぞれ蛹化。そして2週間近くたった昨日、2匹とも無事羽化しました(写真左。2匹のうちの1匹)。2匹は飛び立った後も家の周囲に長くいましたが、いつの間にかいなくなりました。カエルは孵化した場所に戻って産卵するそうですが、チョウも羽化した場所を覚えていて、そのあたりに産卵に来るのでしょうか。右の写真はこのチョウたちの終齢幼虫時代。食欲旺盛で何だか楽しそうにも見えて、眺めている私も明るい気持ちになったものでした。(Y)

2021年7月30日(金)
ナガコガネグモ その2

 ため池の堤防辺りで、随分前から腹側をこちらに向けて大きな網の真ん中に陣取っているクモがいます(写真左)。大きさや形からコガネグモだと思って毎日見ていました。でも何とか背側からの写真が撮れないかと、苦労してカメラを網の反対側に回して撮影(写真右)。すると、このクモはコガネグモではなく、ナガコガネグモでした。体長3cm以上あり、堂々とした体格です。お腹の膨らみは卵でしょうか。季節は生きものたちとともに移り変わって行きます。(Y)

2021年7月30日(金)
ナガコガネグモ その1

 6月、コガネグモが成体で存在感を発揮している時、ナガコガネグモやジョロウグモはまだ幼体です(写真左。ナガコガネグモの幼体)。最近になってナガコガネグモの成体がよく見つかるようになりました(写真右)。コガネグモはもうすぐ産卵を終えて姿を消し、代わってナガコガネグモが里山のクモの代表格に。そして晩秋にはジョロウグモと続きます。(Y)

2021年7月29日(木)
セミ

 今一番よく聞こえるセミの鳴き声は、「カナカナカナ…」と鳴くヒグラシです。でも羽化殻はまだ見つかりません。羽化殻がたくさん見つかるのはニイニイゼミ(写真左)とアブラゼミ(写真右)。鳴き声もよくします。ここ数年セミの数が減ったように感じていましたが、今年はうれしい復活です。梅雨の終わりごろは毎日のように激しい雷雨があって、梅雨が明けると連日カンカン照り。少しまとまった雨がほしいところですが、羽化時期の好天がセミにとってはよかったようです。ツクツクボウシも鳴き始めました。もうすぐミンミンゼミも鳴き始めます。秋には久しぶりにチッチゼミ、見られるといいな。(Y)

2021年7月28日(水)
ムカデ

 ムカデは家の中の害虫だと思っていましたが、本来は畑や草地の生きもの。好物のゴキブリなどが家の中に逃げ込むと、それを追ってムカデも(意に反して?)入ってくるそうです。家の中に入ってくると危険な害虫で、外にいれば害虫を食べてくれる益虫なのです。そう思えば、忌み嫌っていた私のムカデに対するイメージが変わってきます。それでも家の中には入れないようにしないと。一度家の中で嚙まれたことがあって、短時間で大きく腫れて急いで病院へ。大事には至らず一週間で回復しましたが、とても痛かったです。左の写真は体長10cm以上の成体。右は約3cmの幼体です。トビズムカデという種類だと思います。いずれも畑にいました。ムカデも生態系の中の大切な一員なのですね。(Y)

2021年7月27日(火)
キイトトンボのオスとメス

 左の写真はキイトトンボのオス、右はメスです。どちらも食事中。イトトンボ類で体が4cmほどと小さいので、獲物も小さくて何を食べているのかはわかりません。ところで、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、および西表島が世界自然遺産に登録されました。「やっと」の感はありますが、これらの地域の生物多様性が評価されて本当によかったです。遠い自然と近くの自然。各地の里山地域の生物多様性にも目が向けられるきっかけになればと思います。(Y)

2021年7月26日(月)
トノサマガエル幼生

 左の写真は、飼育している3匹のトノサマガエル幼生の今日の姿です。3匹のうちの一番成長のいい個体で、体長は約5~6cm。後あしも大きくなり、3本の縦線が現れて、体色もうっすらと緑色に。泳ぎもダイナミックになり、バシャッと大きな音を立てることもあります。この幼生たちは田んぼビオトープで産卵されたもの(5月21日の当欄)。卵塊から外れてしまった3個の卵を持ち帰って飼育を続けていたものです。田んぼビオトープの残ったたくさんの卵や幼生は結局すべて天敵に食べられたようなので、保護した3匹だけが生き残るという結果になりました。右の写真は少し前にたまたま撮った幼生の顔(7月20日撮影)。おちょぼ口があんまり可愛くて…。(Y)

2021年7月24日(土)
蝶が来る庭 その3

 左の写真はハナトラノオ(シソ科。カクトラノオとも)。これも蜜源となります。右の写真は水漏れ補修をしたビオトープ池。このところ雨が降らずカラカラのお天気ですが、何とか水がたまっています。ここにはチョウは来ないけど、カエルやイモリ、トンボ、水生昆虫など。小さいけれど里山の要素を取り入れようとしています。我が家の周辺が生き物たちにとっても、人にとっても居心地の良い空間になりますように…。(Y)

2021年7月24日(土)
蝶が来る庭 その2

 この2種もチョウが好む植物です。左の写真はヒャクニチソウ。右はキバナコスモス(どちらもキク科)。明るい色で、咲き始めると畑が一気に華やぎました。今はまだ蛹のクロアゲハやジャコウアゲハなど大型のチョウたちがもうすぐ飛び始めます。たくさん来たらどんな感じ?想像して、ちょっと楽しみです。(Y)

2021年7月24日(土)
蝶が来る庭 その1

 自宅そばの畑に作り始めた「蝶が来る庭」。春から育ててきた、昆虫の蜜源となる植物が花の時期を迎えました。左の写真はブッドレア(ゴマノハグサ科)。欧米ではバタフライブッシュと呼ばれるほどチョウが好む花です。右はリアトリス(キク科)。球根を8個植えたのに1株しか育ちませんでした。初めて植えた植物なので、期待通りにチョウが来てくれるでしょうか?(Y)

2021年7月23日(金)
コミスジとゴイシシジミ

 梅雨が明けたら、連日の猛暑で外の作業ができません。特に田んぼは日陰もなく、朝から夕方遅くまで強烈な日差しです。それで、暑さがましな早朝の30分間だけ草刈りをすることに。毎日やれば少しでも前へ進める、そんな思いで頑張ることにしました。とはいえ私は今日がまだ2日目。秋まで頑張れるかな? 田んぼに行く道で、昨日はコミスジ(写真左)、今日は久しぶりにゴイシシジミ(写真右)を見ることができました。また、ため池ではチョウトンボが飛び交い、田んぼではウスバキトンボが群れ飛んでいます。私たちが整備できなくなっても、このような命溢れる環境を残せないか…。最近よく考えます。(Y)

2021年7月22日(木)
狩り(クモとカマキリ)

 左の写真はドヨウオニグモ(コガネグモ科)。獲物はサシガメ(カメムシ目サシガメ科)の仲間です。右はオオカマキリ(カマキリ科)幼虫。オカトラノオの花穂の上でオオチャバネセセリ(セセリチョウ科)を大きな鎌で挟んで食べていました。「食う食われる」の世界を懸命に生きて子孫を残す…。生物は関わりあって生きているということ、そして命の重さということを生きものたちの日々の営みを見ていて実感します。(Y)

2021年7月21日(水)
擬態

 木に枯れ枝のようなものがついています(写真左)。気になって、写真を撮ってから軽く触ってみました。動いている!(写真右) 枯れ枝ではなくシャクガの幼虫でした。こういうのを擬態(ぎたい)というのだそうです。動物が身を守るために体の色や形などを周囲の物や植物・動物に似せること。私も騙されて、最初はガの幼虫とは思いませんでした。そういえば、7月4日のユリクビナガハムシの幼虫もそうですね。(Y)

2021年7月20日(火)
1杯の水の中には

 飼育しているトノサマガエル幼生の水を換えようと思って、ビオトープ池から飼育容器1杯の水を汲みました。すると水の中にはいろんな生き物が。ヤンマ系のヤゴ(写真左)、コミズムシマツモムシなどで、それらをビオトープ池に戻してからトノサマガエル幼生の引っ越し。それにしても、春にビオトープ池の補修が完了して、水が溜まるとすぐにいろんな生き物が現れたのには驚きました。右の写真は今日のトノサマガエル幼生。体長5~6cmになり、後あしも出てきました。顔つきもいかめしくなったような…。(Y)

2021年7月19日(月)
コガネグモ

 コガネグモは真夏に大きな網を張る美しいクモです(写真左。体長約3cm。クサヨシ群落にいた)。クモはすべて肉食。コガネグモが生息できるのは、餌となる昆虫が多くいて、網を張る足場の条件が整っているところ。つまり、コガネグモが多いところは自然環境が豊かな場所といえそうです。昔はどこにでもいたコガネグモも最近数が減っているといわれています。右の写真はコガネグモの仲間のチュウガタコガネグモ(写真右)。勝手口を開けたらバッタリ!迫力ありました。(Y)

2021年7月18日(日)
お母さんは一生懸命

 母鳥が若鳥を連れて、よく庭や畑にやってきます。シジュウカラ、エナガ、イカルなど。「季節の1コマ№385」でシジュウカラのお母さんが子どもに水浴びを教えるためにびしょぬれになった写真を紹介しましたが、その直前に子どもの前で懸命に水浴びをして見せていました(写真左)。エナガのお母さんも同じ(7月6日の当欄)。そして昨日、2羽の若鳥を連れて庭に来たイカルは自分より一回り大きい子どもに時々餌を与えながら採餌の仕方を教えているようでした(写真右)。ヒナが巣立ちして2週間~1か月は親が一緒に過ごすそうですが、その間に生きる術をすべて教えるのだと、ちょっと感動しました。今はシジュウカラもエナガも若鳥だけで上手に水浴びをしています。(Y)

2021年7月17日(土)
生物多様性

 2020年4月22日の山陽新聞のコラム「滴一滴」に生物多様性についてわかりやすく書いてあったので、一部を引用します。『バラエティーに富んだ生き物と、相互の複雑なつながり「生物多様性」を健全に保つことは、人が生きるためにも必要だ。その恩恵を日々の生活で実感するのは難しいが、例えば医薬品に使われる植物は5万~7万種にものぼるとか。土地開発などによって生態系の喪失はかつてない速さで進み、世界で100万種が絶滅の危機にある。動植物の発する赤信号に無頓着であってはならない。』 左の写真はベッコウハゴロモ終齢幼虫。尾端に細い針状のロウ物質を広げた特異な姿です(枝の下側にいるのはカメムシ)。右はウンモンスズメ(6月20日の当欄)の終齢幼虫。尾端に1本の大きな突起(尾角)がありますが、危険はありません。自然には実に様々な生き物がいるものです。(Y)

2021年7月16日(金)
クロアゲハ、前蛹に

 9日に終齢幼虫になったクロアゲハ。終齢になってからはすごい食欲で、わずか1週間で6~7cmに成長して今日前蛹になりました。驚くべき食欲と成長の速さです。左の写真は前蛹になり始め。糸を吐いて、体を支える帯糸を作っているところだと思います(午前8時頃)。所用で外出して夕方帰宅したら前蛹になっていました(写真右。午後6時頃)。前蛹になっても時々動くし、蛹になり始めの頃もピクッと動きます。1日遅れて終齢になった幼虫も、明日には前蛹になるでしょう。(Y)

2021年7月15日(木)
子ガエルとコオニユリ

 一昨日、幼生から子ガエルになった2匹のアカガエルを、田んぼビオトープの水路に放しました(写真左)。2匹はともにヤマアカガエル。体長1.5~2cmほどです。これで、飼育していたアカガエルはすべて放流。残っているのは3匹のトノサマガエルの幼生のみ。自然に育ったものと比べて餌不足なのか、なかなか大きくなりません。早く、縦線の入った大きな幼生まで育ってほしいです。アカガエルを放流した帰り道、コオニユリが咲き始めていました。(Y)

2021年7月14日(水)
クロアゲハとモンキアゲハ終齢幼虫

 左の写真はクロアゲハの、右はモンキアゲハの終齢幼虫です。7月12日の当欄で「モンキアゲハ幼虫の保護」とタイトルを付けましたが、12日の写真はモンキアゲハではなくクロアゲハ幼虫です。初夏のころにモンキアゲハの成虫をよく見たので、幼虫はモンキアゲハだと思い込んでいました。終齢幼虫になって、アレ?上の写真の通り、腹部の斜めの帯がつながっているのがクロアゲハ、中央で切れているのがモンキアゲハです(2020年7月20日撮影)。お詫びして訂正します。(Y)

2021年7月13日(火)
身近な爬虫類

 この辺りでよく見られる爬虫類はヘビ以外では、ニホンカナヘビ(写真左)、ニホンヤモリ(写真右)、クサガメ(2019年5月26日の当欄)がいます。ヤモリは夜、よく窓ガラスに張り付いているので、腹部にある2つの卵がよくわかります。2つはいつも腹部の離れた場所にあります。ヤモリの体の構造はどうなっているのでしょうか?ヘビは岡山県には8種類いるそうですが、当地ではその内7種を確認しています。シマヘビ、アオダイショウ、ジムグリ、ヒバカリ、シロマダラ(岡山県の絶滅危惧Ⅱ類)、ヤマカガシ、マムシです。あと1種、タカチホヘビはまだ確認できていません。これらの中で毒をもっているのはマムシとヤマカガシ。この2種の特徴をよく覚えておいて、出会ったら気を付けないといけません。(Y)

2021年7月12日(月)
モンキアゲハ幼虫の保護

 今日は朝から雷を伴った強い雨。先日には長雨のため国道沿いの崖が崩れて今も通行止めになっています。この時期、毎年どこかが崩れ、長期にわたって通行止めとなってしまいます。当地では家屋が破壊されるような大きな災害が発生していないのは救いですが。こんなに災害が多発する国なのに、リーダーたちの目はどこを向いているのでしょう。まず国民の生命を守ろうとするのが政治のはずなのに…。さて、気を取り直して生き物のこと。イヌザンショウの木に10数匹いたアゲハの幼虫が天敵に食べられたようで、すべていなくなりました。そんなこともあるので、レモンの木にいたモンキアゲハの幼虫2匹を保護。幼虫は7月9日に1匹が終齢になり、もう1匹も翌日終齢になりました。モリモリと葉を食べています。左の写真は終齢になったばかり、右は終齢直前の幼虫です。(Y)

2021年7月11日(日)
ダイミョウセセリの羽化

 家の中で保護していたダイミョウセセリの蛹(7月5日の当欄)が羽化しました(写真左)。朝、窓ガラスに何か付いている。初めはガかと思いましたが、近づいて見ればダイミョウセセリ。思いがけないうれしいことでした。同じ日に紹介したジャコウアゲハの蛹は、残念ながら何かに寄生されたようで死んでしまいました。先日大発生したヒオドシチョウの蛹もそうですが、自然の中では寄生されて羽化できないことがすごく多いです。右の写真は、枯れたヤマノイモの葉の中に残っていた羽化殻です。(Y)

2021年7月10日(土)
草刈り前と後

 今日も雨が降ったり止んだり。気温も湿度も高く蚊も多いしで、雨が止んでも外の作業をする気にならず…。最近は梅雨と言えば豪雨災害が当たり前になりました。命にかかわる豪雨、そして梅雨が明ければ命に危険な暑さ。急激な気候変動の対策を急いでと願わずにおれません。さて、少し前のことですが休耕田の草刈りをしました(写真は草刈り前と後です)。地道でも休耕田でも、草刈り直後の風景が好きです。この時期、すぐに草が伸びてきれいに保つのは大変ですが、コンクリートの地面やアスファルト道路にはない温かさ、居心地の良さを感じます。それに棚田の土の地面は災害にも強いです。(Y)

2021年7月9日(金)
トノサマバッタの幼虫と成虫

 今日も雨。いつまで降り続くのでしょう。熱海や山陰地方では大きな災害が起こっています。温暖化と盛り土などの過開発と。自然災害ではなく、人災の面が大きくなっていると感じます。自然を守ることは人間の命を守ることにもつながります。そのことにこだわって、里山の自然の素晴らしさ、面白さを発信していきたいと思います。さて、6月2日に畑でトノサマバッタ(以下トノサマ)の幼虫を見つけました(写真左)。そして6月末、同じ場所に成虫がたくさんいました(写真右。体長6~7cm)。でも幼虫の写真をよく見ると、本当にトノサマ、もしかしてクルマバッタ?分からなくなってきました。詳しいTさんに写真を送って識別点を教えていただき、トノサマと分かりました。(Y)

2021年7月8日(木)
シュレーゲルアオガエルの旅立ち

 水漏れ補修を終えた自宅そばのビオトープ池で、5月末にシュレーゲルアオガエルの小さな幼生を見つけました。成長過程が見たくて2匹捕まえてケースで飼育。自然に育ったものと比べて餌が少ないせいか成長が良くなかったのですが、ある時期から急に大きくなりました(写真左、6月14日撮影)。そして無事変態してカエルに(写真右、7月7日撮影)。体長約1.5cm。尾もなくなり、体も引き締まって、変態直前の幼生の時より随分と小さいです。体は少し緑色がかってきましたが、皮膚の黒い斑点はまだ残っています。前あしが出る頃に肺呼吸に変わるので、溺れないように水から上がれる場所を作り、餌も幼生時代に与えていた青菜を煮たものやかつお節からアブラムシに変えました。成長過程をしっかりと見せてもらったので、昨日飼育ケースから出して放してやりました。大きくなった姿は2018年8月14日の当欄をご覧ください。(Y)

2021年7月7日(水)
カワラマツバとヌマトラノオ

 いつもはあっさりと刈ってしまう、休耕田の法面に生えるカワラマツバ(アカネ科)。今年は例年になく花がきれいだったので写真撮影(写真左)。花が終わるまで刈らずにおくことにしました。右の写真は、白い小花を総状に咲かせるヌマトラノオ(サクラソウ科)。畔に群生していると、つい見とれてしまいます。(Y)

2021年7月6日(火)
今日の小鳥たち

 夕方、南向きの窓から次々とやって来る小鳥たちが見えます。その数、ざっと30羽。どこに行くのかなとバードバスを見たら、いるいる!エナガ、ヤマガラ、メジロ、シジュウカラ。順番を待ちながら、待ちきれなくて割り込みも。みんな気持ちよさそうに水浴びしていました。そしてバードバス組以外にも、畑付近にはいつもの常連にコゲラが加わった小群。早朝にはヤマザクラの実を食べにアオゲラも。蒸し暑い一日でしたが、賑やかで楽しい一日でもありました。写真はいずれも以前のものですが、左はエナガの水浴び(2019年6月1日)。ずぶぬれになっているのは、若鳥に水浴びを教えている母鳥だと思います。右はメジロの水浴び(2019年9月3日)。たくさん集まって、まさに「めじろ押し」。(Y)

2021年7月5日(月)
どこで蛹に?

 チョウの終齢幼虫は食草から移動して、どこで蛹になるのだろう。いつも疑問に思っています。去年の秋、ジャコウアゲハはガレージの梁やヒイラギの葉裏で蛹化しました。幼虫が食草のウマノスズクサから10m以上も移動したことに驚きました。そして今年春に産卵されたものは成長して、今はほとんどがウマノスズクサからいなくなっています。暖かい時期はどこで蛹に?探していると、ウマノスズクサの葉裏に見慣れた蛹が1つだけ付いていました(写真左)が他は見つかりません。もう少し探したいと思います。また、ダイミョウセセリがヤマノイモの葉を2枚重ねた巣の中で蛹になりました(写真右)。蛹は重なった上の葉に糸で留められています。ダイミョウセセリは移動せず、食草で蛹化するのです。では冬は?調べると、秋にヤマノイモの葉が落葉してもそのまま地面に落ちた巣の中で冬を越すそうです。ところで写真右のダイミョウセセリ蛹は、巣の糸を一部切ったので室内で羽化まで保護します。気が付けば家の中は一年中、幼虫や蛹でいっぱい!(Y)

2021年7月4日(日)
ユリクビナガハムシ その2

 さらにそのそばに、また変なものがありました(写真左)。下のほうに赤い色が見えて、脚もあります。虫が何かを被っているようです。調べてみたら、これはユリクビナガハムシという甲虫の幼虫だとわかりました。驚いたことに被っているのは自分のフン。赤い色の虫は、幼虫が土の中で蛹になるためにフンを脱いだ状態だったようです。ミノムシが葉や小枝を綴った袋に入って身を守るように、ユリクビナガハムシの幼虫は何と自分のフンを背中に背負うことによって身を守っていたのです。また新しい発見と驚き。手塚治虫や宮崎駿のアニメキャラクターの驚くような発想の源は、少年時代の自然体験の豊かさでは?改めてそう思いました。右の写真はユリクビナガハムシの成虫。ササユリの蕾にいました。成虫もユリを食べるようです(Y)

2021年7月4日(日)
ユリクビナガハムシ その1

 少し前のことです。蕾をつけたササユリの葉が虫に食べられてかなり傷んでいたので、切り花にしようとバケツに入れておきました。2~3日してササユリの葉に泥のようなものが(写真左)。てっきり蛾の幼虫のフンだと思って、幼虫を探しましたが見つかりません。おまけにフンが少し動いたような…。翌日、葉に赤い色をした虫がいました(写真右)。これは何?(その2へ)(Y)

2021年7月3日(土)
若鳥

 パソコンで作業している前に広がる雑木林。窓ガラス、網戸、ゴーヤの棚があって少し見にくいですが、この季節、若鳥たちの集団がよくやってきます。エナガ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラなど。みんな元気で、生きている喜びを体全体で現しているようです。若鳥は親鳥に似ているけど同じではなくて、時には別種かと思うほど印象が違うことも。右の写真はエナガの若鳥。目の周りから頬にかけて顔が黒く、まぶたが赤い。また背中のピンク色はまだありません。成鳥と若鳥の違いを見ることが今の楽しみの一つ。(Y)

2021年7月2日(金)
ダイミョウセセリ終齢幼虫

 6月14日の当欄で、ダイミョウセセリ幼虫が1枚のヤマノイモの葉に3つ巣を作ったことを紹介しました。てっきり3つ目の一番大きな巣で蛹になると思っていましたが、2~3日してさらに大きな巣が。一番大きな巣は2枚の葉を糸で留めてあります。昨日からは昼間に終齢幼虫(体長約4cm)がよく姿を見せます(写真左)。調べると、普段は巣の中に隠れていて、食事をする時は出てくるそうです。今日もまた姿を現しました。見ていると、ヤマノイモの蔓を伝って葉を2枚重ねた大きな巣(自宅?)に入っていきました(写真右)。その後も出たり入ったり。幼虫はこの中で蛹になります。面白くて興味深い昆虫の世界です。(Y)

2021年7月1日(木)
トンボ

 7月になりました。ニイニイゼミも鳴き始め、夜にはヘイケボタルの光の点滅が見られることもあります。さて、左の写真はハラビロトンボのメス(6月27日撮影)、右はショウジョウトンボのメス(6月14日撮影)。どちらも畑付近にいました。当地で今よく見られるトンボはこの2種のほかに、チョウトンボコシアキトンボキイトトンボシオカラトンボなど。昨日、今季初めてナツアカネを見ました。市街地の近くにもトンボが見られる里山のような環境があるといいな。大人も子どもも楽しめる場所。子どもと観察しながら、大人は草刈りなど環境保全にほんの少し参加する(そのうちのめりこむかも…)。夢で終わらせたくない夢です。(Y)

2021年6月30日(水)
ハンミョウとヒメカメノコテントウ

 庭でハンミョウを見つけたと思ったら、玄関前の散水栓ボックスの中にもいました(写真左)。体長約2cmの美しい昆虫で、山道でよく見かけます。近づくと少し前に飛んでまた同じ道に下りる、という行動を繰り返すので「ミチオシエ(道教え)」という愛称もあります。右の写真はヒメカメノコテントウという体長約4㎜の小さなテントウムシ。初見でした。日本の昆虫は、わかっているだけで約3万種いるそうです。これからどれだけ「はじめまして」ができるだろう…。ワクワクしながらカメラを持って歩こうと思います。(Y)

2021年6月29日(火)
子ガエル、生まれ故郷へ

 このあたりに生息するカエルの種ごとの成長過程を知りたくて、今年もオタマジャクシ(以下、幼生)を飼育しました。幼生は4種類いて、写真は時々撮っていたけれど、文章でも記録しておくべきだったと反省しています。また来年につなげたいと思います。変態したアカガエル類の子ガエル(写真左、体長2cmほど)5匹を、幼生の時にいた田んぼビオトープの水路(写真右)に放してやりました。飼育容器に残っているのは、アカガエル類、シュレーゲルアオガエル、トノサマガエルの幼生。トノサマガエルの成長が悪いのがちょっと気になります。(Y)

2021年6月28日(月)
ツマグロヒョウモン

 6月15日、ツマグロヒョウモンの終齢幼虫が蛹になる場所を求めて玄関の辺りを移動中でした(写真左)。先日のヒオドシチョウの時には、かなりの個体が食草のエノキから10m以上も移動して蛹化しました。ツマグロヒョウモンも同じだろうと思って広い範囲で蛹を探しましたが見つかりません。ところが、先日家の周辺の草刈りをしていてササを刈ったときにアレ?倒れたササの地上15cm位のところにツマグロヒョウモンの蛹がぶら下がっていました(写真右、6月25日撮影)。15日の終齢幼虫と同じ個体かどうかはわかりませんがその可能性が高いでしょう。蛹も終齢幼虫同様にトゲがいっぱいあって、下のほうのトゲには見事な「金メッキ」が。里山は今、次々と命あふれる季節です。(Y)

2021年6月27日(日)
ヤブキリの羽化

 今日は私たちが管理している休耕田の草刈りをしました。田の法面の草を刈っていると何やら大きなものが見えます。手を止めて近づいて見ると、羽化途中のメスのヤブキリ。約3㎝の産卵管を含めると、体長10㎝ほども。気付かずにいると刈り飛ばしているところでした。初めて見るヤブキリの羽化。やはり大型昆虫の羽化はダイナミックです。チョウの羽化は上向きに殻を脱いでいきますが、ヤブキリは下向き(写真左)。私が出くわしたのは長い産卵管を脱いでいるところで、すべて脱ぎ終わると体を上向きに(写真右)。そうして翅を伸ばして、翅が乾いたら羽化終了。ヤブキリ成虫の誕生です。里山環境には様々な生物がいて、それぞれの日常が見られます。このような自然環境を子どもたちにもと願っています。(Y)

2021年6月25日(金)
巣箱の中は

 昨日、シジュウカラが巣立ったあとの巣箱を開けました(写真左)。孵らなかった卵と昆虫の死骸が1つずつ。巣材が平らになっているのは、大きくなったヒナの重みのためでしょう。右の写真は、3年前卵を残して放棄されたシジュウカラの巣です(2018年4月22日撮影)。卵は9個あり、少し窪ませて作られている産座に収まっていました。巣材は主にコケですが、産座には獣毛や鳥の羽など柔らかい素材が使われています。ここ何年か自宅周辺の巣箱では繁殖がうまくいかないことが多かったので、今回の繁殖成功はすごくうれしいことでした。(Y)

2021年6月24日(木)
ブッポウソウのこと

 このところ、巣箱のブッポウソウの気配がなくなっていました。巣箱の近くを通ると見張りのオスに「ゲッ、ゲッ」と怒られていたのにそれもなくなって、今年は途中で巣を放棄したかと残念に思っていました。今日1週間ぶりに休耕田の草刈りに来て、作業の合間に巣箱を見ていたらブッポウソウが3回ほど静かに飛来しました。巣穴に首を入れて餌を渡すような動きも。ダメかと思っていたので、繁殖活動が続いているようなのは何ともうれしいことでした。例年通りなら、今頃はヒナが孵って親鳥は餌やりに忙しくなるころ。そして7月10日前後に巣立ちです。昨年はその大切な時期に雨ばかりで、そのせいか巣立ったヒナの数も少なかったようです。今年はそのようなことがないように祈りたいです。写真はブッポウソウではなく、作業中に見た昆虫。左は脱皮中のキリギリス、右はヤブキリの幼虫(たぶん終齢)です。(Y)

2021年6月22日(火)
シジュウカラの巣立ち

 5月12日に巣作りを確認して(5月13日の当欄)から40日。今日の早朝、シジュウカラのヒナが巣立ったようです。今日は朝から出かける予定。留守中に巣立ったら嫌だなと思っていたら、それより早く早朝に巣立ちを終えたようでした。今巣箱の周りは昨日までと違って、ひっそりしています。昨日まで親鳥がオス、メス交代で餌(昆虫)をヒナに与え、代わりにヒナのフンをくわえて出ていくことを繰り返していました(写真左、右)。それが日ごと頻繁になり、与える昆虫も大きくなりました。昨日にはヒナが巣箱の入り口から顔を出したりもしていました。2、3日したら巣箱を開けてみます。卵の殻は母鳥が食べてしまうので巣立ったヒナの数はわかりませんが、無事巣立ったことを確認したいです。(Y)

2021年6月21日(月)
田んぼに行く道で

 田んぼに行く途中、ため池の堤防に通じる小道にオカトラノオの花が咲き始めました(写真左)。すぐそばにはサカキの花も(写真右)。毎日のように通る道なのに、サカキの花には初めて気づきました。こんなにかわいい花が咲くとは知らなかった。最近、今までより気をつけて生きものを観察するようになりました。少しは生きものたちの変化に敏感になったかな?知識も少しは増えたかな?以前とはちょっと違うぞと自分では思っているのですが…。(Y)

2021年6月20日(日)
ウンモンスズメとヨツボシホソバ

 左の写真はウンモンスズメ(チョウ目スズメガ科)。緑色のグラデーションが美しく、しばし見とれました。右はヨツボシホソバ(チョウ目ヒトリガ科)。夕方、ゴーヤの葉上にいました。黄色っぽい翅が何とも美しい。これはメスで、オスは全く違う翅の色をしているそうです。両種とも初めて見ました。昆虫はわかっているだけでも世界で約100万種、日本で約3万種記録されているということです。(Y)

2021年6月17日(木)
カラスザンショウ

 今日は梅雨の合間の貴重な晴れ間。洗濯物を急いで外に出しました。一通り用事を終えて、大きなカラスザンショウの木の下へ。見上げると、いっぱいに広がった若葉の間から差し込む光が何とも心地よかった(写真左)。この木はスギやヒノキと違って、直接人間の役には立たないので雑木という言われ方もされます。でも、葉はミヤマカラスアゲハなどアゲハチョウ科の幼虫の食草ですし、秋に実る油分の多い実は鳥やタヌキなどの貴重な食料になります。生態系の中では大きな役割をしている木ではないかと思います(2019年11月8日「収穫の秋その3」)。右の写真は、昨年の秋に左の木のタネを蒔いて発芽させたもの。現在高さ4cmほどです。この苗木を庭で育てて、カラスザンショウに関わる生きものを調べてみたいと思っています。(Y)

2021年6月16日(水)
クリの花と庭のササユリ

 家の脇では例年のようにクリの花が満開になり(写真左。6月8日撮影)、居間から見える庭では今年初めてササユリが咲きました(写真右。6月14日撮影)。ところでこのクリの木は、10年以上前に生えてきた自生のもの。邪魔になった枝を何度切っても元気に花を咲かせ、毎年たくさんの実を実らせます。いわゆるシバグリですが、割合大きくて美味しい実です。去年大枝を切ったのに、花の様子を見ると今年もよく実りそうです。でも、生りすぎると拾っておかないとイノシシが来るし、食べるのも皮むきが大変で持て余すし…。ほどほどがちょうどいいのですが、さて?(Y)

2021年6月15日(火)
ウマノスズクサ畑とマムシ

 昨日、ウマノスズクサ畑でジャコウアゲハの終齢幼虫が前蛹になり始めていました。気になって今朝もまた見に行ったら、残念なことに何かに寄生されていたようで死んでいました。自然の中では寄生されたり、食べられたりで成虫まで無事育つのは少数です。分かっていても残念で、「うーん…」と思いつつ何気なく足元を見たら、すぐそばにマムシ!(写真左)。危ないところでした。優しい風景の中にも危険生物はたくさんいます。活動範囲の草刈りを怠らない。絶えず危険予知を心掛けながら行動する。そんなことを改めて肝に銘じました。右の写真はウマノスズクサ畑。今年は蔓の先を躊躇なく切っているので、枝がたくさん出て葉の量も今までになく多いです。(Y)

2021年6月14日(月)
続・ダイミョウセセリ

 6月10日に続いてダイミョウセセリの話題。ヤマノイモの葉で作った巣に大・中・小3つのサイズがあることに気づきました(写真左)。幼虫がいるのは一番大きな葉(一辺1cmほどの正方形に近い形)の中。残りの2つは使われなくなっていて糸が取れています。幼虫はこの大きな巣の中で蛹になるのでしょう。今日はノアザミで吸蜜している成虫を見ました(写真右)。翅がだいぶ傷んでいるようで、ダイミョウセセリも世代交代の時期です。(Y)

2021年6月12日(土)
鳥類調査の途中で

 調査コースの途中、北斜面にササユリの花が満開(写真左)。イノシシに球根を食べられてガックリしたことも何度かありましたが、見事復活。花か蕾をつけている株だけでも40本以上。辺りには上品な芳香が漂っています。こんなに数が増えて、美しく咲くササユリを見るのは初めてで、ちょっと感激しました。また、道路脇にはユニークな姿のウツボグサ(写真右)。多くの生きものとの出会いもそうですが、最高の状態の花に巡り合えるのも一期一会。鳥類調査は鳥だけではなく、他の生物との思いがけないうれしい出会いの時でもあります。(Y)

2021年6月11日(金)
鳥類調査

 環境省モニタリングサイト1000・里地、鳥類調査2021年繁殖期、5、6回目の調査をしました。今日は昨日までの真夏並みの暑さはなく、明るい曇り空で涼しい風も吹いて気持ちのいいお天気。確認できたのは、ホトトギス、キビタキ、ブッポウソウ、コゲラなど20種。これで今シーズンの繁殖期調査は終了です。ところでブッポウソウはそろそろ卵が孵化する頃。巣立ちは7月です。庭の巣箱で5月に巣作りを始めたシジュウカラは親鳥の出入りも頻繁になって、順調にいけばもうすぐ巣立ち。他の鳥では、若鳥だけの集団を見ることが多くなりました。鳥の良い写真は撮れなかったので、代わりに調査コースで見たトンボを。左はモノサシトンボのメス、右はモートンイトトンボのオスです。(Y)

2021年6月10日(木)
ダイミョウセセリ

 6月5日、ヤマノイモの葉表に毛でおおわれたダイミョウセセリの卵を見つけました(写真左)。母蝶は産卵した後、卵を隠すように腹部の先端にある毛を卵にこすりつけるそうです。6月8日には、孵化した幼虫がヤマノイモの葉を折りたたんで作った巣を見つけました(写真右。一辺約5mmの正方形に近い形。所々糸で留めてあります)。幼虫は成長するにつれて大きな巣に作り変え、その中で蛹になります。右の写真の右上、卵かと思って拡大して見ると、毛だけ残して卵の殻は食べてありました。殻を食べた主は、今はきっとこの安全な巣の中…!!。(Y)

2021年6月9日(水)
バードバス

 暑くなって、鳥たちがひっきりなしに水浴びにやってきます。ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、エナガ、ヒヨドリなど。今年生まれた若鳥たちが集団で行動し、途中でバードバスに立ち寄ります。おどおどしていたバードバス初心者も先輩のを見て、すぐに大きな水しぶき。コゲラの若鳥もよくエナガと一緒に行動しているのに、水浴びは見たことがありません。ちょっと不思議です。小鳥たちにとっては安心して飲んだり水浴びができる水がとても大切。良好な水がある環境の大切さを考えます。写真左はヤマガラとエナガ、右はエナガ。すべて若鳥のようです。(Y)

2021年6月8日(火)
いろいろあって

 自宅近くのため池は長く放置されていて所有者すらはっきりしなくなっています。雨が降らず水に困った農家の人が、このため池の水をホースで引こうと考えたようです。私たちの留守中に、ため池に通じる狭い地道に軽トラが入ったようです。私たちが保護管理している道端のホトトギス、キキョウ、オカトラノオ、ササユリが一部無残に刈り取られたり、タイヤで踏みつぶされたり…。自分の土地ではないので強くは言えませんが、少しは配慮してほしかったです。おそらく相手にすれば「ついでに周りの草刈りもしておいたよ」ぐらいのことなのでしょうが…。夕方、田んぼで作業をしての帰り道、ポンプが作動していて、穴の開いたホースから噴水のような水(写真左)でしばらく通れず呆然。いろいろあって良い日ばかりではありませんが、帰り道で生きものたちの元気な姿を見てちょっと気分が和みました。写真右は終齢を迎えて食欲旺盛なジャコウアゲハの幼虫です。(Y)

2021年6月7日(月)
ホソミドリウンカ成虫

 5月30日の当欄でホソミドリウンカの終齢幼虫を紹介しましたが、その数日後成虫がいるのを見つけました(写真左)。右の写真は終齢幼虫の集団です。このウンカは幼虫成虫ともにマコモから吸汁するとありました。マコモが生えている田んぼビオトープには子ガエルやトンボ、クモなどがたくさんいて、多分このウンカのほとんどは食べられてしまうのでしょう。ほかの多くの命を支える存在といえるかもしれません。(Y)

2021年6月6日(日)
ジャコウアゲハの羽化

 保護していたチョウの蛹の最後の一つ、ジャコウアゲハが羽化しました(写真左)。ここ数日黒くなってきて、昨夕一気に真っ黒になったので(写真右)、明日は羽化と確信。予想通り今朝7時50分頃に殻から脱出、11時半頃には飛び立ちました。およそ4時間かけて無事美しい蝶に。この蛹は昨年の11月に蛹化。長い冬を休眠状態で過ごして今日の羽化を迎えました。小さな蛹の殻の中で、姿形も生活様式もがらりと変わる。その不思議にいつもながら感動します。(Y)

2021年6月5日(土)
ハナウドとスイカズラ

 田んぼに行く途中、ため池の堤防でハナウド(写真左)とスイカズラ(写真右)が美しく咲いています。柿や栗などに「生り年」があるように、年によって花の数や美しさに違いがあります。今年のハナウドやスイカズラは例年になく花数が多く、一つ一つの花もとてもきれいです。(Y)

2021年6月4日(金)
命あふれる季節

 昨日ご近所のTさんが収穫したての玉ねぎをどっさりくださったので、早速マリネを作りました。それから切り干し大根の煮物も完成。この切り干し大根は、昨年畑で収穫した大根を少し太めの千切りにして天日に干したもの。都会では当たり前に買っていたものを自分で作ります。これが田舎暮らしの良さかな。とにかく今夜の夕食は珍しく余裕なのです。さてさて、5月16日に一斉に移動したヒオドシチョウの終齢幼虫は、その後「いかつい」前蛹から蛹に(5月17日の当欄)。そして昨日から羽化が始まりました(写真左)。今、家の周りはジャコウアゲハヒオドシチョウテングチョウサトキマダラヒカゲヒカゲチョウその他…。もう数え切れません。雑木林ではササユリが咲き始めました(写真右)。里山が一年で最も命あふれる季節を迎えています。(Y)

2021年6月3日(木)
寄り道

 今日は午前中、私たちの管理地であるTさんの休耕田の草刈りをしました。夫はいつも軽トラで草刈り機など荷物を積んで先に行き、私は家の用事を済ませてから歩いて作業地に向かいます。いつもあれこれ気になって、まっすぐ行ったためしがありません。今日は水路と田んぼビオトープで寄り道。水路ではセトウチサンショウウオが4~5cmに成長(写真左)。外鰓も縮んで、もうすぐ変態して陸に上がります。田んぼビオトープでは体長2cmほどになったニホンアカガエルの子ガエル(写真右)が元気一杯…。そんなわけで、今日もまた大遅刻です。(Y)

2021年6月2日(水)
田んぼに行く道で

 田んぼに行く途中、ため池に通じる小道にヒイラギの木があります。その枝にジャコウアゲハの越冬蛹が3つ。そのうちの2つはずっと以前から黒く変色してダメになっていたので、残りの1つの羽化を楽しみにしていました。でも昨日の夕方見たら、これも黒く変色。ヒイラギの蛹は全滅だとガッカリでした。ところが、今朝作業に行く途中ヒイラギのそばを通ったらアレ? 昨日ダメだと思ったジャコウアゲハが羽化を終えていました(写真左)。嬉しい気分で田んぼに行き、たまっていた枯れ草を焼いてホッと一息(写真右)。羽化直後のチョウはいつ見ても感動的な美しさ。とりわけ、自然下での羽化とあっては。(Y)

2021年6月1日(火)
ウマノスズクサとジャコウアゲハ

 幼虫の食草のウマノスズクサが育って、ジャコウアゲハが自宅周辺をひらひらと飛び回っています。気がつけばウマノスズクサの葉裏にたくさんの卵と幼虫が。写真左は孵化直後の幼虫と卵の殻です。幼虫は孵化したばかりの5mm位のものから3cm位まで、様々なステージのものがいます(写真右)。ウマノスズクサもあれよあれよと言う間に3mほどの高さに。この植物をうまく育てるには刈り込むことが大切ということですが、その時期や高さなど難しく悩ましいです。ジャコウアゲハを増やすにはウマノスズクサをうまく育てることに尽きます。産卵が多くても葉が不足しないようなウマノスズクサの育て方をマスターしたい。今年は記録を取りながら、いろいろ取り組んでみます。(Y)

2021年5月31日(月)
タンナサワフタギとシロシタホタルガの幼虫

 少し前のことですが…。タンナサワフタギにたくさんの蕾(写真左)。満開になるのを楽しみに毎日通いました。観察していると、いつも葉にカラフルな幼虫がいます(写真右)。名前を知りたくて調べましたがわかりません。それで、ふと思いついたのが幼虫の食草で調べること。すぐにシロシタホタルガの幼虫であることがわかりました。その後あいにくのお天気が続いて、数日後見に行ったら残念ながら花は終わっていました。次の楽しみはシロシタホタルガの成虫。早く見たいです。(Y)

2021年5月30日(日)
ホソミドリウンカの終齢幼虫

 10日ほど前の夕方、田んぼビオトープのマコモの葉に白い小さな虫がびっしり付いているのを見つけました(写真左)。写真を撮って調べたら、ホソミドリウンカの終齢幼虫だとわかりました。成虫は夏から秋にかけて出現し、成虫、幼虫ともにマコモから吸汁するということです。尾端から出ているひも状のものは白いロウ物質。それにしても不思議な姿・形。ひも状のロウ物質は何か役に立っているのでしょうか。ふとマコモを見たら、葉の縁に余分な水が水滴となって出ていました(写真右)。とても美しかったです。(Y)

2021年5月29日(土)
ホオノキの葉

 ホオノキの葉に料理を盛り付けました(写真左)。料理と言っても大したものではなく…。冷凍の穴子寿司と、蒸し野菜(ジャガイモ、ニンジン、ブロッコリー)にユズ味噌をかけたものです。ユズ味噌は自家製。ご近所のおばあちゃんからユズをどっさりいただくので、ユズ味噌とジャムは毎年作ります。ところでホオノキの花は今年は8輪咲きましたが、見上げるような高さ。来年はもっと低い所で咲いてくれないかな…。右の写真は枝先の葉の集まりです。今頃の葉は柔らかく、色もきれいでビロードのような手触り。料理の盛り付けにピッタリです。(Y)

2021年5月28日(金)
ビオトープ池

 ビオトープ池の水漏れ補修が終わり、水がいい具合に溜まっています(写真左)。早速、イモリやトノサマガエル、ニホンアカガエル、アマガエル、シュレーゲルアオガエルなどが集まってきました。また、クロスジギンヤンマシオヤトンボの産卵も。今日は1cmほどの小さなオタマジャクシを見つけました(写真右)。多分シュレーゲルアオガエルの幼生だと思いますが、飼育して確かめることにしました。どんな生きものでも、生きるためには水が必要。水の大切さを改めて考えさせてくれました(Y)

2021年5月27日(木)
コシアカツバメ

 自宅そばの福祉施設にコシアカツバメが集団営巣しています(写真右。2020年6月9日撮影)。そこからやって来るに違いありませんが、このところ我が家の雑木林の上を多数のコシアカツバメが飛び交っています(写真左)。多分、巣ではヒナが孵って餌となる昆虫がたくさん必要になったのでしょう。そして我が家の雑木林が育って、私たちには見えないけど、たくさんの小さな昆虫が飛んでいるのかもしれません。上空だったり、ケヤキの葉すれすれ、時には樹々の間をすり抜けていくものも。その数30羽以上。高速で飛ぶのでとても数え切れません。写真も4羽とらえるのがやっとでした。(Y)

2021年5月26日(水)
羽の散乱

 カラスの鳴き声がやけにうるさいと思っていたら、庭の外れの雑木林にオオタカが来ていたのでした。たまたま夫が目撃したのです。雑木林からオオタカが飛び出し、家の屋根をかすめるように高速で飛行。後ろから1羽のカラスが追いかけてあっという間に見えなくなったそうです。家の中にいた私は見ることができませんでした。残念…。庭に隣接する雑木林には野鳥がよく集まってきます。それを狙ってオオタカも来るのでしょう。今日のように姿を見ることはごく稀ですが、オオタカに襲われたと思われる小鳥の羽の散乱に出くわすことは時々あります。左の写真、犠牲になったのはイカル。右はヒヨドリです。犠牲になった小鳥は気の毒に思いますが、オオタカも生きていかなければなりません。食う食われるの厳しい世界です。(Y)

2021年5月25日(火)
オタマジャクシの卵黄

 写真は、カエルの孵化直後の幼生(ともに体長4~5mm)を横から撮影したものです。左の茶色いのはトノサマガエル。クリーム色で細長いのが卵黄です。右の黒いのはアカガエル。お腹が膨らんでいるのが卵黄です。孵化直後は何も食べず、体に蓄えられた卵黄を吸収して育ちます。幼生は小さいので肉眼では細部はわかりません。そこで写真を撮って拡大して観察します。すると、小さくて今まで知らなかった、気づかなかった世界が見えて来ます。改めて命の愛おしさを感じる瞬間です。(Y)

2021年5月24日(月)
鳥類調査の途中で(その2)

 調査コースの小道を歩いていると、割合大きな群落を作っているスゲ類を見つけました(写真左)。ジュズスゲ(カヤツリグサ科)のようです。さらに進むと、木に絡んで咲いていたテイカカズラ(キョウチクトウ科)の可憐な白い花(写真右)。これは初めて見ました。広いフィールドで限られた時期だけにひっそりと咲く花。タイミングが合わずに出会えないことも多いようです。鳥類調査の途中で、まだまだ知らないこと、魅力的なことに出会えそうで楽しみです.(Y)

2021年5月24日(月)
鳥類調査の途中で(その1)

 調査をしながら歩いていたら、ここの棚田でただ1枚米作りをされているMさんの田で田植えが始まっていました(写真左)。草むらには成虫越冬のツチイナゴ(写真右)がまだいました。でももう元気がありません。もうすぐ幼虫が現れて世代交代です。(Y)

2021年5月23日(日)
鳥類調査

 環境省の「モニタリングサイト1000・里地」鳥類調査の3、4回目をしました。晴れて暑いくらいのお天気。ホトトギス、ホオジロ(写真左)、キジ、コシアカツバメ(写真右。幼鳥)など21種を確認しました。幼鳥はコシアカツバメのほかにスズメ、セグロセキレイの3種。次回5、6回目にはもっとたくさんの幼鳥、若鳥を見ることができるでしょう。ヒナに与える昆虫を一生懸命探す親鳥、帰ってきた親鳥に全身で喜びを表すヒナ鳥。里山はまだまだ豊かです。(Y)

2021年5月22日(土)
オタマジャクシの外鰓

 左の写真はアカガエルの幼生(2月25日撮影)。右はトノサマガエルの幼生です(5月10日撮影)。どちらも孵化直後で、同じぐらいの成長段階だと思います。頭部の左右にあるのが外鰓(がいさい。外えらのことで、孵化後数日で消失)です。セトウチサンショウウオやアカハライモリは変態するまで外鰓がありますが、カエルにも短期間ながら外鰓があります。トノサマガエルの方は小さすぎてよくわからないかもしれません。(Y)

2021年5月21日(金)
トノサマガエルの卵塊

 5月3日に田んぼビオトープで2個のトノサマガエルの卵塊を見つけました。その後しばらく見に行くことができず、5月8日に見に行くと、卵塊が寒天質もろとも影も形もありません。でも少し離れた所に8個の新しい卵塊があったので(写真左)、そちらで観察を続けることができました。3日ほどたつと、孵化したばかりの幼生がたくさんいましたが、幼生を守ってくれる寒天質はすでに溶けてしまって全くありません。それで大丈夫マツモムシ(写真右。孵化したばかりの3~4mmの幼虫)などの天敵がたくさんいるのに…。案の定、その後間もなく幼生は1匹もいなくなってしまいました。天敵にすべて食べられたのだろうか?どこかにうまく隠れて生き延びている幼生がいたらいいのですが…。アカガエルは凍死という危険を冒してまでも天敵のいない早春に産卵します。アカガエルの戦略がよくわかるような気がします。(Y)

2021年5月20日(木)
フキバッタの幼虫

 バッタ科の幼虫を見たら名前がわかるようになりたいと思って、写真で記録を始めました。左の写真の幼虫が、以前からフキバッタの幼虫ではないかと思っていましたが、先日やっと証拠めいたものをつかみました。食べられた穴がいっぱいあるフキの葉(写真右)にこの幼虫がたくさんいたのです。夏になるとこのフキではフキバッタ(おそらくヤマトフキバッタ)をよく見ますから、多分その幼虫で間違いないでしょう。トノサマバッタツチイナゴそれにフキバッタ、やっと3種幼虫と成虫がつながりました。(Y)

2021年5月19日(水)
野菜の花

 左の写真は春菊の花。初冬に少し葉を食べた後は寒さで育たず、花を楽しむことにしました。右はコンニャクの花。以前何人かの方にコンニャク芋をいただいたのですが、植えっぱなし。毎年今の時期に写真のような奇妙な花が咲いて、その後株もよく育ちます。でもコンニャク作りは未だに挑戦したことなし。コンニャク作りは失敗がないと聞いています。今年は重い腰を上げて、ちょっと頑張って作ってみようかな。(Y)

2021年5月18日(火)
エゴノキとヤマガラ

 例年より3週間も早く梅雨に入りました。3、4日前に咲き始めた庭のエゴノキの花。高温であっという間に満開(写真左)。しばらく楽しめると思ったのに、一昨日、昨日の雨で早くも散り始めました。でも、今年は花がたくさん咲いて、雨でも花粉媒介者のコマルハナバチが来ていたので実もたくさんできるでしょう。エゴノキのタネはヤマガラの大好物。冬越しの食料としていろんなところに蓄えて、ちゃんとその場所を覚えているそうです。秋になって実が熟す頃、頻繁にやってくるヤマガラ(写真右。2018.09.01撮影)を見るのが今から楽しみです。梅雨、猛暑、台風…。大きな災害がありませんように。(Y)

2021年5月17日(月)
毛虫大発生(その2)

 ヒオドシチョウの幼虫は、その後エノキのそばのアキグミの葉裏やガレージの梁などいろんな所で、ぶら下がった状態の前蛹に(写真左)。今朝にはそのうち3つが蛹になっていました(写真右)。ヒオドシチョウの蛹は見たことがありますが幼虫や前蛹を見るのは初めてでした。エノキの葉はひどく食べられてしまいましたが、また新しい葉が出るでしょう。この蛹も寄生バチにやられたり鳥に食べられたりするので、すべてチョウになれるわけではありません。でも、ヒオドシチョウの羽化に立ち会えそうなので今から楽しみです。(Y)

2021年5月16日(日)
毛虫大発生(その1)

 一昨日、怖そうなトゲのある毛虫がたくさん玄関付近を歩いていました。発生源は近くのエノキで、まだ葉を食べているのもいました(写真左)。調べてみるとこの毛虫の正体はヒオドシチョウの終齢幼虫。一見怖そうでも毒針などはありません。歩いていたのは蛹になる場所を求めて移動中だったようです。右の写真は4月にアカマツで大発生していたマツノキハバチの幼虫。どちらも最初はガの幼虫だと思いましたが、そうではありませんでした。(Y)

2021年5月15日(土)
里山地域と太陽光パネル

 かつては美しい棚田が連なっていたこの地域でも、太陽光パネルが増えてきました。先日、私たちがボランティアで整備をしている放棄田に太陽光パネルが設置される予定があることを知りました。そこにはサクラタデ(岡山県の準絶滅危惧種)の大きな群落があり、カヤネズミ(岡山県の準絶滅危惧種)の生息地でもあります。それがあっという間に重機で破壊され無機質なパネルがずらりと並ぶ…。重い気持ちで草刈りの合間に観察していたら、コガネグモ(写真左)、カエル、バッタやキリギリスの幼虫、テントウムシなど(写真右)たくさんの生きものが元気に活動していました。里山地域は草刈りなど人手が必要なのに、マンパワーの不足は如何ともしがたい状況です。だから太陽光パネル?作物が作られなくなった田は役に立たない?私たちの暮らしは小さな生きものとは関係ない? 小さな虫を捕らえるクモやカエルや小鳥たち、花粉を運んで実りをもたらしてくれるチョウやハチやアブなど…。耕作されなくなっても、そんな生きものたちの生息場所として保全することは大切なことではないのでしょうか。耐用年数が20年というパネル。寿命が来たり収益が上がらなくなった時、事業者は責任をもって片づけて元通りにしてくれるのでしょうか。田の持ち主も迷いながらやむを得ず田を手放すのです。地域の住民のみならず、都会に住む人たちも里山の価値やその恩恵を理解し、将来に向けた手立てを考える時ではないかと考えます。(Y)

2021年5月14日(金)
アゲハの羽化

 保護しているアゲハの蛹が、一昨日あたりから少し黒くなってきました。今朝見たら、翅の模様まで透けて見えます(写真左。午前10時過ぎ)。羽化が近いので気になっていたのですが所用で外出。帰宅後ふと見ると羽化は終わっていて、あっという間に飛んでいきました。時計を見たら午後2時過ぎ。暖かくなると羽化も早く、見逃すことも多いです。これで、保護している蛹はジャコウアゲハのものがあと2つ。1つは明日にも羽化しそうです。右の写真は残されたアゲハの羽化殻。こんな小さな中にアゲハがコンパクト(?)に収まっていたなんて!(Y)

2021年5月13日(木)
巣箱

 昨日から雑木林に架けた巣箱(写真左、中央)でシジュウカラが巣作りを始めたようです。通常より遅い時期ですが、多分最初の繁殖に失敗したのでしょう。今回はうまくいくように、ヒナの巣立ちまで見守ってやりたいと思います。心配なのはこの巣箱にはヘビ除けを付けていないこと。支柱がすべすべなので大丈夫だとは思うのですが、念のためヘビが嫌うという木酢液を周囲に撒きました。もう一つのヘビ除けを付けた巣箱(写真右)はなぜか入居者なしのままです。(Y)

2021年5月12日(水)
狩り

 田んぼビオトープの水路を眺めていたら、オオコオイムシが何やら大きいものと一緒にこちらにやってきました。よく見たら大きいものはツチガエル。オオコオイムシが、自分の倍以上もあるツチガエルを捕まえて食べていました(写真左。2021年5月8日撮影)。右の写真は、軒下のジャコウアゲハの蛹をアシダカグモが襲っているところ(2020年7月5日撮影)。食う食われるの世界。その世界を生き延びたものだけが次の世代に命をつなぐことができるのです。(Y)

2021年5月11日(火)
キンランとタツナミソウ

 雑木林の半日陰ではキンラン(写真左)が、棚田ではタツナミソウ(写真右)が咲き始めました。Tさんの裏山では、ずっとフクロウが鳴いています。子育てをしているかもしれません。昨夜はあと2か所とで鳴き交わしていました。空を見上げれば、ブッポウソウ、ツバメ、コシアカツバメが飛び交っており、渡りの途中のコヨシキリも笹薮で賑やかに鳴いています。里山地域は多様な生きものの生息場所。その環境を守ることは生きものの命を守ること。そして人間の命を守ること。こだわって生きていこうと思います.(Y)

2021年5月10日(月)
ジャコウアゲハの産卵

 ウマノスズクサ(つる植物)を何気なく眺めていたら、一番下の葉裏に見慣れたジャコウアゲハのオレンジ色の卵が5つ(写真左)。その後次々と卵が見つかりました。まだ葉が展開していないのにも産卵しています(写真右)。オスはメスの蛹を見つけたら、羽化する前から蛹のそばにいて、羽化したらすぐに交尾するそうです。自分の子孫を残すことが大切なのです。昨年のように葉が不足することのないように、ウマノスズクサをうまく育てたいです。ジャコウアゲハは年4化で、今が1化目。秋までジャコウアゲハの不思議で魅力的な世界を紹介していきたいと思います。(Y)

2021年5月9日(日)
ジャコウアゲハとウマノスズクサ

 田んぼビオトープに向かう途中、スイバの茎に止まって翅を広げているジャコウアゲハのメス(写真左)を見つけました。羽化して間もない感じで、翅を乾かしているようにも、体を休めているようにも見えました。作業を終えて帰宅する途中、さっきと同じところにまだいたので、じっくりと観察。ジャコウアゲハ幼虫の食草ウマノスズクサもだいぶ育ってきて(写真右)、産卵が始まるのももう間もなくです。(Y)

2021年5月8日(土)
ケラ

 田んぼビオトープで作業をしていると、よくケラが出てきます。この時はお腹を上にしてもがいている様子(写真左)。水面では体勢をうまく変えられないのでしょう。ケラの腹側はじっくり見たことがないので折角の機会。写真を撮ってから体を戻してやったら、大急ぎで泥の中に潜っていきました(写真右)。翅が生えていない幼虫でした。周囲をよく見ればケラの穴がいっぱい。田んぼビオトープの水漏れはモグラのせいと思っていましたが、どうやらモグラのせいだけではなさそうです。(Y)

2021年5月7日(金)
葉祥明(ようしょうめい)展

 早春の田んぼビオトープには、アカガエルの卵塊や孵化した幼生がたくさん。このうち、食う食われるの世界を生き延びてカエルになるのはどれくらい?そんなことを考えていると、これらの卵や幼生が他の多くの命を支えていることを実感します。ところで、今日は笠岡市の「竹喬美術館」で開催されている「葉祥明展」に行ってきました。思わず心惹かれたパンフレットの葉祥明さんの詩。「無数の小さな生命が より大きな生命を支え それがもっと大きな生命を支えている 私たち人間もそのどこかで、何かから支えられ、また何かを支えている」。私も、ささやかでも他の生命を支える存在でありたいです。(Y)

2021年5月6日(木)
センサーカメラの設置

 5月3日、今シーズンの中・大型哺乳類調査のためのセンサーカメラの設置をしました。写真左は3か所設置したうちの1つです。暖かくなって草が伸び放題。それでもハハコグサの大きな群落がすごくきれいでした(写真右)。カメラを獣道(けものみち)に向けて取り付けて、撮影の邪魔になる草を刈って…。先月行った試行では、タヌキ、アナグマ、ノウサギ、イノシシが確認されました。ほかに、鳥類のコジュケイやシロハラが写っていて興味深いことでした。(Y)

2021年5月5日(水)
クロアゲハとヤブキリ幼虫

 今日は冷たい雨が降る肌寒いお天気。家事の合間に、以前に撮った写真の整理をしながら里山日記を書いています。お天気のいい昨日のこと。満開のヤマツツジで吸蜜中なのはクロアゲハです(写真左)。春菊の花には体長1.5cmほどに成長したヤブキリの幼虫(写真右)。口の周りを黄色に染めて花粉を食べていました。輝く命…。この季節になると、いつもそう思います.(Y)

2021年5月4日(火)
オオコオイムシ

 田んぼビオトープでは、卵を背負ったオスのオオコオイムシをよく見かけます(写真左)。でも、春の初め頃の産みたての卵(4月1日の当欄)と違って、卵の殻が割れて中が見えているもの、孵化した後の卵の殻がオスの背中から外れそうになっているものなど、そろそろ世代交代の時期が近いようです。右の写真は、孵化後間もない幼虫。体長約4~5mmです。(Y)

2021年5月3日(月)
クロアゲハの羽化とトノサマガエルの産卵

 今日は久しぶりに暖かく、穏やかなお天気。保護していたクロアゲハの蛹が無事羽化して飛んでいきました(写真左)。また、田んぼビオトープでは5年ぶりにトノサマガエルが産卵(2016年5月3日と10日の当欄)して、卵塊が2個ありました(写真右。2個のうちの1個)。前回はイモリなどの天敵に食べられて全滅。今回は無事育ってほしい。トノサマガエルの幼生のダイナミックな泳ぎをまた見たいです。(Y)

2021年5月2日(日)
「眠る山」と「笑う山」

 左の写真は「眠る山」(1月20日撮影)。右は「笑う山」(4月23日撮影)。春の山は刻々と変化して、すっかり緑色。毎日山を眺めていると、一口に緑色といっても様々な色があることに、今更ながら気づきました。今までは緑色と言えば、色鉛筆の緑、深緑、黄緑ぐらいしか知らなかったし、もっと違いがあることに興味も持ちませんでした。萌黄色・萌葱色(もえぎいろ)、若竹色、山葵色(わさびいろ)、若草色、松葉色…。きっと昔の人は身近にいろんな植物があって、それらの芽吹きから若葉へと変化していく様子を山の変化と照らし合わせて、いろんな「緑色」を表す言葉を考えたのだろうと思います。(Y)

2021年5月1日(土)
鳥類調査

 今日は「環境省モニタリングサイト1000・里地」の鳥類調査をしました。2021年繁殖期調査の1回目と2回目。朝、調査を始める前からブッポウソウの飛来を確認し、自宅そばの畑では久々にビンズイを見ることができました。今日はちょっといいことがありそう…。うれしい気分で調査スタート。今日の調査で確認できたのは、コチドリ、カワセミ、キビタキ、アオゲラ、ツグミなど28種。ヒクイナやコゲラを確認できなかったのは残念ですが、次回に期待したいと思います。左の写真は今年もやってきたブッポウソウ。右は毎年ブッポウソウがひと夏を過ごす森です。(Y)

2021年4月30日(金)
羽化不全

 一昨日・昨日と雨風の冷たい肌寒い日が続きました。その中で昨日、保護していたアオスジアゲハが羽化しました(写真左)が、残念ながら羽化不全で飛べません。砂糖水をティッシュに含ませてチョウのそばに置いています。今日は気温が上がったためか昨日よりは元気。あとはチョウの寿命に任せて見守ります。トンボの羽化不全は何度か見ましたが、チョウでは初めて。正常なら、蛹の殻が開いて翅が縮んだ状態の成虫が現れ、ゆっくりと翅や体が伸びて固まって飛べるようになります。昨日のアオスジアゲハは翅がうまく伸びないまま固まってしまったのです。身近で昆虫の脱皮や羽化を見ると、生きものたちの生と死は紙一重。そんなことを思い知らされます。右の写真はクロスジギンヤンマの羽化(2019年5月1日)です。(Y)

2021年4月29日(木)
ホオノキ

 左の写真はホオノキの新芽、右は若葉です(2021年4月23日撮影)。この木は20年ほど前、当地を見に来た時には新しい大きな切株でした。その木の「ひこばえ」が大きくなったので伐って、そのあと再び出た「ひこばえ」が育ったものです。今では10mほどにもなっています。一昨年から花が咲き始めましたが、高いところに2、3輪だけ。双眼鏡がないとよく見えません。今年は低い所で咲いて、大きくて美しく、香りも良い花を身近で楽しみたいものです。ところで、この木の若くて大きな葉に料理を盛り付けると、いつものご飯がちょっと豪華に見えます。今年もしてみようかな。(Y)

2021年4月28日(水)
ビオトープ池と生きものたち

 4月19日の当欄で紹介したビオトープ池。粘土張りの効果か、以前のように2、3日で干上がってしまうことはなくなりました。それでも晴天続きで水が減ったので、汲み置き水を補給したり追加の粘土張りをして、2週間ほど水が溜まっていました。すると早速生きものたちがやってきて、今はイモリ、アマガエル、トノサマガエル(2016年7月1日の当欄)、そしてマツモムシなどの昆虫がいます。水を求めて生きものたちは集まってくるのですね。左の写真は以前この池で生まれたトノサマガエルの亜成体。すでに背中に一筋の線(背中線)がはっきりしています。右はもう少し成長した段階ですが、まだ尾が残っています。この池でもう一度トノサマガエルの成長を見たいです。(Y)

2021年4月27日(火)
トチノキ

 2020年12月17日の当欄でトチノキの冬芽を紹介しましたが、暖かくなって新芽が出てきました(写真左。2021年4月14日撮影)。新芽は日に日に成長して、今は掌状の若葉が広がっています(写真左)。この木は高さ30cmほどの苗木を買って植えたものですが、木は植えて10年ほどたつと一気に大きくなります。もっと大きくならないと花は咲かないというけれど、早く咲かないかな。待ち遠しいです。(Y)

2021年4月26日(月)
チゴユリとヒメハギ

 林床の半日陰のような所で咲いているのはチゴユリ(写真左。イヌサフラン科)とヒメハギ(写真右。ヒメハギ科)。どちらも5cmほどの高さの小さな植物。チゴユリは小さな群落を作っています。当地にはハギと名がつく植物がいろいろあります。ヤマハギ、ヌスビトハギ、メドハギなど。でも、ヒメハギを始めて見たとき、名前も姿形もなんて可憐な花だろうと思いました。去年は1株見ただけですが、今年は株が増えて1つ1つの花も今までにも増してきれいに咲いています。(Y)

2021年4月25日(日)
ウワミズザクラとコバノガマズミ

 雑木林でウワミズザクラ(写真左)とコバノガマズミ(写真右)が満開です。サクラの季節は終わりましたが、今は同じバラ科のウワミズザクラが満開。一つ一つの花は小さいですが、それらが房状に咲くと何とも美しい。秋の紅葉も見事です。コバノガマズミも小さな花の集まり。秋になると花のあったところに赤い実がなり、それもまた美しい。どちらも自然に芽生え、いつの間にか大きくなって花を咲かせます。里山では四季折々、花が絶えません。(Y)

2021年4月24日(土)
マコモ

 左の写真は田んぼビオトープ。田植えをしたようにも見えますが、生えているのはマコモ(イネ科)です。マコモは成長が早く、あっという間に丈夫な葉が密に生えてきます(写真右。花が咲いています)。ここまで成長してしまうと抜き取りが大変になるので、今年はマコモが小さい時期に抜き取りをすることにしました。作業をしながら生物調査もします。こんな、しんどい思いをして何になるの?みたいな疑問が湧いてくることもあります。それでも、いつか里山の価値が理解されることを願って作業を続け、四季折々の美しい景観や生物多様性など、里山の魅力を発信し続けるつもりです。(Y)

2021年4月23日(金)
ミツバアケビ

 3枚葉のミツバアケビ。雌雄同株。左の写真は雌花。右は房状の雄花です。アケビの白い雄花もミツバアケビの濃紫色の雌花も、どちらも目立つ魅力的な花です。(Y)

2021年4月22日(木)
アケビ

 この辺りではアケビの仲間は、5枚葉のアケビと3枚葉のミツバアケビがあります。今日は5枚葉のアケビについて。雌雄同株で、左の写真は雌花。めしべが5つあり、秋には5つの実になります。右はおしべのある雄花。透き通るような白い花びらと甘い香り。大好きな花です。毎年秋にはアケビ蔓で小さな籠を編んでいましたが、今は忙しくてできないのがちょっと残念。(Y)

2021年4月21日(水)
アゲハとクロアゲハの羽化

 今日も暑いほどのお天気。保護ポケット(2021年4月14日の当欄)で蛹を保護していたアゲハ(写真左)とクロアゲハ(写真右)が羽化しました。田んぼビオトープではシオヤトンボを目撃。元農家のKさん宅の倉庫にはツバメの巣が5つ。ツバメがひっきりなしに出入りし、ヒナの声も聞こえます。近所の施設の壁で毎年巣を作るコシアカツバメが、例年より10日ほど早く飛来。生きものであふれる嬉しい季節の到来です。(Y)

2021年4月20日(火)
ホソミオツネントンボとジャコウアゲハ

 一昨日の寒さから一転。昨日今日は気温が上がって、今日は早くも夏日に。田んぼビオトープでは、ホソミオツネントンボの産卵が見られました(写真左)。家の周りではオスのジャコウアゲハ(写真右)が2匹、けん制しながら飛び回っていました。気がつけば、我が家で保護していた蛹の一つが羽化していました。これからメスを求めて探雌飛翔が見られるかと楽しみです。(Y)

2021年4月19日(月)
ビオトープ池の粘土張り・その後

 4月10日と12日に粘土張りをしました。13日と16日に雨が降り、しっかりと水が溜まってしまったので、やり残した粘土張りができなくなりました(写真左)。このまま水が減らないようなら、様子を見ながら必要に応じて補修していこうと思います。このビオトープ池に早速、アカハライモリのペアが繁殖にやってきました。この辺りでは、ため池と田んぼビオトープとここを除けば一年中水がある環境はありません。生物が生きるためには水が必要。頑張って水漏れ補修を完成させたいです(3月20日の当欄)。右の写真はトノサマガエルの卵塊(2015年5月15日撮影)。このビオトープ池に産卵したものです.(Y)

2021年4月18日(日)
タンポポとカワラヒワ

 タンポポ(写真左)がそろそろ満開を過ぎて実が熟してきています。この時期に毎年やって来るのがカワラヒワ。タンポポの実が大好物です(「季節の1コマ」№22)。観察していると、綿毛が開く前の複数の実をくわえて、うまく綿毛をはずして食べています(写真右。カワラヒワの食べ残し)。ハコベなどの小さな実も食べます(「季節の1コマ」№291)。自然には無駄なものは何もない。様々な植物の命がカワラヒワの命を支えている。生物は関わり合って生きているのだと実感します。(Y)

2021年4月17日(土)
コバノミツバツツジとカスミザクラ

 コバノミツバツツジが満開になり(写真左)、ヤマツツジが咲き始めました。またヤマザクラに続いて、庭のカスミザクラや八重桜(2020年4月25日の当欄)が満開。美しいサクラの季節も、そろそろ終わりに近づいてきました。それにしても生物の変化を過去の写真でたどると、季節の進みがやはり早くなっているようです。「地球温暖化」対策、待ったなしの段階ではないでしょうか。(Y)

2021年4月16日(金)
草焼きと春の山

 今朝は風がなかったので、春の山を背景に秋に刈ったままの草を焼きました(写真左)。1か所に草を集めて焼くと、運ぶのが大変だし火が大きくなってしまうこともあります。そこで最近は火の大きさをジョロの水でコントロールしつつ、移動しながら焼いています。それでこのように跡が帯状になります(写真右)。耕運機で耕したときに灰がまんべんなく土と混ざるのも利点です。2時間ほどで休耕田1枚の草焼き完了。草焼きを終えて見た春の山は、それは美しかったです。(Y)

2021年4月15日(木)
満開のオカオグルマ

 オカオグルマ(4月3日の当欄)が満開になりました(写真左)。名前は聞いたことがあっても、花を見るのは初めて。春に見る黄色の花は、光の具合もあってとりわけ美しいです。少し離れた湿地ではカサスゲが満開(写真右)。オカオグルマの花とは全く異なりますが、スゲ類の花はどれもさわやかな感じがして心惹かれます。(Y)

2021年4月14日(水)
アゲハの羽化

 今日午前中は暖かなお天気。外を観察しながら歩いていると、何匹かのアゲハ(ナミアゲハ)が飛んでいました。我が家でもアゲハの蛹をいくつか保護しているので、そろそろかなと思いながら帰宅。すぐに飼育箱を見ると中にアゲハの成虫がいるではありませんか。慌ててフタを取ると、外に出てゆっくり翅を乾かして(写真左)、飛んでいきました。飼育箱の中のもう一つの蛹は、帯糸が切れて宙ぶらりん。保護ポケットを作って入れてやりました(写真右)。こちらも明日には羽化するでしょう。(Y)

2021年4月13日(火)
ビオトープ池の粘土張り(その2)

 モグラが掘った穴で冬眠していたのでしょうか。シュレーゲルアオガエルのメス1匹(体長4~5cm、写真左)とアマガエル(写真右)が2匹出てきました。このカエルたちの産卵までにビオトープ池の修繕を終わらせたいです。(Y)

2021年4月13日(火)
ビオトープ池の粘土張り(その1)

 今日が雨予報だったので、昨日は漏水するビオトープ池(人工池)の修繕をしました。ベントナイト(粘土を粉にしたもの)と畑の土を水で練って耳たぶくらいの固さにしたもの(写真左)を張り付けていきます(写真右)。写っているパイプは、雨どいの水をためる雨水タンクとつながっていて、タンクが一杯になると雨水が池に入る仕組みです。昨日中にすべての作業を終わらせたかったけどできませんでした。今日は予報通り雨。今はいい感じに水が溜まっています。いつも2~3日で抜けていたのですが、今回はどうでしょう? 抜けたら最後の粘土張り。もう一息で作業終了です。(Y)

2021年4月12日(月)
セトウチサンショウウオ

 昨年、初めてセトウチサンショウウオ幼生の飼育をしました。外鰓(がいさい)や変態の様子などを観察したかったからです。わからないことばかりで、無事成長させるのが精一杯。継続的に記録することが十分にできていませんでした。成長の様子や飼育法をもう少しきちんとまとめておきたいので、今年も少数を飼育することにしました。飼育するのは卵のうから出たばかりの幼生4頭で、体長は約1.5cmです。左の写真は外鰓がよくわかるように上から撮影。右の写真は横から撮影したもの。横から見ると魚のようです。セトウチサンショウウオの不思議で魅力的な生態を、その成長とともに紹介したいと思っています。(Y)

2021年4月11日(日)
キビタキの死骸

 ご近所の方から、小鳥が死んでいるので見に来てという依頼がありました。行ってみると、夏鳥のキビタキ(オス)です(写真左)。窓ガラスに衝突したようです。夏の森で美しいさえずりは聞こえても、姿はなかなか見せてくれない鳥です。キビタキを当地で始めて見たときは感激しました。ずっと見たいと思っていた鳥だったので。でも今日、手の中のキビタキは、死んでしまっているのは残念だけど、双眼鏡で見たときとはまた違う格別の美しさでした。右の写真は、翼を広げたところ。せっかくの機会なので、風切り、雨覆い、肩羽などという翼各部の名称を確認したくて撮影しました。新鮮できれいな状態の死骸なので、博物館に連絡して標本用に引き取っていただくことになりました。(Y)

2021年4月10日(土)
新芽

 左の写真はクスノキの新芽。きれいな淡い赤色をしています。右はシロダモの新芽。葉の表面に柔らかい毛が密に生えていてビロードのようです。同じクスノキ科でも、こんなに新芽に違いがある! 驚きとともに、身近にある木さえ普段見過ごしていたことに気づかされました。春になって、山々の様相が日々刻々と変わります。それは今日見た木と同じように、山の木々もすべて新芽を出し、それが色や形を変化させながら成長しているから。想像すると何だか不思議な感動を覚えます。(Y)

2021年4月9日(金)
ユキワリイチゲ自生地へ

 ユキワリイチゲ(2020年3月14日の当欄)の自生地に行きました。例年3月中旬ごろに満開になるので、かなり遅くなってしまいました。少しだけでも残っていたらという願いも空しく、あったのは花の名残だけ。残念なことをしました。代わりにヤマルリソウ(写真左)やイチリンソウ、ムラサキケマン(写真右)、ヤマブキが満開。春の花の美しさに気持ちが少し和みました。(Y)

2021年4月8日(木)
カヤネズミ生息地の整備(その2)

 カサスゲに被さっていた枯草を取ったら、一部のカサスゲにはすでに穂が出ていました(写真左)。去年まではカサスゲの勢いが衰えていましたが、今年は分布を広げています。6年ほど前、農家の方に休耕田をお借りした時のような満開のカサスゲ群落(2018年12月7日の当欄)が期待できそうです。カヤネズミの写真も期待できるかな? 周りにツクシがいっぱい出ていたので(写真右)摘んで帰りました。晩ご飯の一品はツクシの卵とじ。年に一度の季節の味です。(Y)

2021年4月7日(水)
カヤネズミ生息地の整備(その1)
 秋に刈った草をそのままにしていたら、カサスゲの若い葉が伸びてきました(写真左)。このまま枯草を放置していたらカサスゲがうまく育たないので、熊手で取り除きました。枯草はカサスゲ、マコモ、ススキ、チガヤなど嵩の大きいものばかりで一苦労。改めて光合成のすごさに驚きました。右の写真は集めた枯草のほんの一部。これから風がなくて空気が湿った日に焼きますが、あまりの量の多さに作業前からちょっと気持ちが萎えそうです。(Y)
2021年4月6日(火)
ベニシジミとウマノアシガタ

 このところ、肌寒い日が続いています。ソメイヨシノは強い風と雨で、ほとんど散ってしまいました。でも桜は、ヤマザクラが今満開で、遅咲きのカスミザクラまで、あと1か月近く楽しめます。数日前の暖かい日には、ベニシジミが菜の花に吸蜜にやってきました(写真左)。ウマノアシガタも咲き始め(写真右)、季節は少しずつ移り変わっていきます。(Y)

2021年4月5日(月)
越冬蛹

 先日、冬の間に剪定した木の枝を焼くために軽トラで運びました。燃やす場所で全部降ろしたとき、荷台の上に緑色のものが転がっています。よく見たらアオスジアゲハの蛹。クスノキの枝もあったので、それについていたのでしょう。枝から落ちなかったら気付かずに焼いてしまうところでした。持ち帰って保護ポケットの中へ(写真左)。今、ジャコウアゲハモンキアゲハナミアゲハなどの越冬蛹をいくつか保護していますが、すでに半数以上は病気や寄生で死んでしまいました。秋に蛹になって半年。厳しい冬を越すのは難しいことだと、つくづく実感しています。右の写真はアオスジアゲハの終齢幼虫(2020年10月12日撮影)。この個体は蛹になる前に死んだので、保護ポケットの運の強い蛹は無事羽化してほしいです。(Y)

2021年4月4日(日)
満開の桜と田植えの準備

 今日は雨。こんな日は、家事と調査データのまとめ、そして撮りためた写真の整理です。左の写真は二日前の桜並木(ソメイヨシノ)。満開ですごくきれいでした。でも一昨日、昨日の風と今日の雨でもう散ってしまったでしょうか。すぐそばの田んぼでは田植えの準備が始まったようで、すでに水が張られていました。(Y)

2021年4月3日(土)
オカオグルマとヤブキリの幼虫

 オカオグルマというキク科の植物は、このあたりでは局地的にしか見られません。昨年近くの自生地からタネを少し持ち帰り、培地に蒔いたらわずかに2個が発芽しました。無事冬を越して成長したので畑に移植。その後順調に成長して開花直前です(写真左)。写真を撮っていると、葉に今年初めて見るヤブキリの幼虫(写真右)。これから次々とバッタ類が孵化してきます。幼虫を見て種類がわかるようになりたいので、今年はいろんなバッタの幼虫から成虫への過程をしっかり観察したいと思います。(Y)

2021年4月2日(金)
山笑う

 樹々が芽吹き始めると山々が萌黄色に染まり、日ごとに色濃くなっていきます。その中にパッチワークのように点々とヤマザクラのピンク色。今年も「山笑う」季節になりました。左の写真はコナラの新芽。右は近くに見える山です。以前はサクラといえば公園のソメイヨシノぐらいしか知らないでいました。当地に来て、山にはこんなにもたくさんの美しいサクラの木があるのだと感動しています。(Y)

2021年4月1日(木)
オオコオイムシとショウジョウバカマ

 今日から4月。一泊旅行から帰ると、季節は一歩も二歩も進んでいました。桜は満開。コバノミツバツツジも咲き始めました。田んぼビオトープでは卵を背負ったオオコオイムシのオス(写真左)。シュレーゲルアオガエルの鳴き声も聞こえてきます。雑木林ではシュンランが満開。ショウジョウバカマも咲き始め(写真右)、ため池には数年ぶりにカワセミがやってきました。里山の命あふれる美しい春。多様な生物と共生する幸せを感じる季節です。(Y)

2021年3月30日(火)
米子・境港一泊旅行 その2

 弓ヶ浜に沿って境港市方面へ。「弓ヶ浜展望PA」というところでしばらく海の眺めを楽しみました。きれいで広い弓なりの砂浜(写真左)。眺める海は美保湾。山陰の海は、水も砂浜もとてもきれいです。弓ヶ浜を後にして境港へ。JR境港駅付近(写真右)でふと空を見上げると多数のタカ!5~6羽の「タカ柱」も。春のタカの渡りです。初めて見るタカの渡り。今回は時間の都合で行けなかったけど、渡り鳥で有名な美保関(みほのせき)はすぐ近く。秋の渡りの時にはぜひ行きたい。そう思わせてくれた感動的な出来事でした。(Y)

2021年3月29日(月)
米子・境港一泊旅行 その1

 鳥取県米子市・境港市の弓ヶ浜に行ってきました。大山の桝水高原からよく見えて、いつか行きたいと思っていた場所です。泊りは皆生(かいけ)温泉。目の前はきれいで広い砂浜が広がっていて、素晴らしいところです(写真左)。右の写真は海浜植物のコウボウムギ。もう少し陸寄りにはハマダイコンが満開でした。イソヒヨドリの美しいさえずり、上空を舞う2羽のミサゴ、巣材運びをしているスズメやムクドリ。鳥たちも活発でした。(Y)

2021年3月28日(日)
雨の日

 今日は朝から雨。雨でもカワラヒワが2羽でやってきて、羽毛や犬の毛など巣材をいっぱいくわえて飛んでいきました。鳥たちも巣作りが始まったようです。生きものと共生する環境は人にとっても大切なもの。いつまでもこのままでと願っています。左の写真はナノハナに来たイタドリハムシ、右はヒメオドリコソウとナナホシテントウです。数日前の晴れた日に撮りました。(Y)

2021年3月27日(土)
ミソハギの移植

 自宅そばの畑のミソハギが増えすぎたので、間引きをした株を休耕田に植えに行きました。広々とした休耕田で、以前に移植した株は大きな群落になっていて、花をたくさん咲かせます(2019年7月6日2020年8月9日の当欄)。足元にはたくさんのミソハギの新芽(写真左)。株を移植していると、体長5cmほどのニホンアカガエルが出てきました(写真右)。体に土がついているので冬眠から目覚めたばかり? それにしては先日のアマガエル(2021年3月15日の当欄)と違いガッチリした体つき。暖かい日は穴から出て、しっかり食べていたようです。(Y)

2021年3月26日(金)
春の花たち その5

 昨日と今日の朝、セグロセキレイが2羽で庭にやってきました。こんなに近くに来るのは初めて。何をしているのだろうとよく見たら、くちばしにたくさんの犬の毛。飼い犬を昼間つないでいる場所で巣材集めをしていたようです。もう1羽は屋根の上で見張り。夫は写真を撮りたいのに見張りに見つかって撮れず。セキレイのほうが一枚上手でした。左の写真は当地で真っ先に咲くサクラ。右はヒメオドリコソウ。ヨーロッパ原産で明治時代に日本に渡ってきたそうです。(Y)

2021年3月25日(木)
春の花たち その4

 車で街まで買い物に。途中で今年初めてツバメを見ました。自宅周辺にやって来るのももうすぐ。今か今かと待っています。さて、左の写真はクロモジの花。枝は高級な爪楊枝になるし、葉とともに煮だすと熱くしても冷たくしてもおいしい和製ハーブティーです。右はヒサカキの花。気に留めなければ見過ごしてしまいそうな小さくて地味な花ですが、たくさん並んで咲いている様はとてもきれい。どちらも今満開です。シダ類やコケ類等を除けば、身近な植物はみんな花が咲く。ずっと都会にいたら、そんな当たり前のことにさえ気づかずにいたと思います。(Y)

2021年3月24日(水)
春の花たち その3

 田の畔でスミレ(写真左)やミツバツチグリ(写真右)が咲き始めました。一日2枚の写真で紹介するのがもどかしいほどの、たくさんの美しい花たち。小鳥たちがさえずり、近くの山では、しきりにフクロウの「ホッホー ゴロスケホッホッ」の鳴き声。カケスの「ギャーギャー」という声も。こんなに近い所から、こんなに長くフクロウやカケスの声を聞くのは初めて。命あふれる里山の春です。(Y)

2021年3月23日(火)
春の花たち その2

 左の写真はヒメカンスゲ(カヤツリグサ科)。今、至る所で開花しているのが見られます。茎の先端部が雄花の集合で、黄白色のブラシのように見えるのは葯(やく)。雌花の集合は下の方にありますが、写真には写っていません。早春を告げる花の一つで、爽やかな感じがして大好きです。右の写真は畑の一角の花桃。娘の初節句に小指位の太さの苗木を買いました。あれからうん十年。引っ越しのたびに根を切り、幹を切り…。もうだめかと思いましたが、当地の環境が合ったのか再び元気に。花もたくさん咲かせるようになりました。今年の花は、今までにも増してきれいです。(Y)

2021年3月22日(月)
春の花たち その1

 ため池に続く小道のヤマウグイスカグラの花が咲き始めました(写真左)。小道の下の北斜面にはたくさんのシュンランの株があって、こちらも花が咲き始めました(写真右)。以前大阪にいた時に、服部緑地公園で自然観察インストラクター講座を受けたことがありました。その時にメンバーの一人がシュンランの株を1つ見つけ、みんな初めて見たので花の周りに集まってとても感動した、そんなことを思い出しました。当地には普通に見られますが、高齢の方は「ジジババ」と呼ばれます。ちょっと不思議な別名ですね。(Y)

2021年3月21日(日)
アカガエルの産卵終了

 昨日と今日雨が降ったので、アカガエルの産卵を期待して田んぼビオトープに見に行きました。でも新しい卵塊はありません。3月17日に見つけた8個の卵塊を最後に、今シーズンのアカガエルの産卵は終わったようです。卵塊数の合計は158個でした。卵塊を探している時、今期8個目となるセトウチサンショウウオの卵のうを見つけました(写真左)。また、サワガニ(写真右)、アメンボなど生きものの動きも活発になってきました。(Y)

2021年3月20日(土)
ビオトープ池の補修と再生 その2

 昨年途中までは、渇水期には水道水を入れたりして何とか水を保っていました。しかし昨年夏、水道水を入れ過ぎてメダカが死んでしまい、水道水を入れるのをやめたら猛暑と少雨で水がどんどん減少。そうするとモグラが縦横に穴を掘って一気に水が全部抜けてしまいました(写真左)。以前にはミズスマシもいて、毎年クロスジギンヤンマが40頭ほど羽化していた池。残念でなりません。もうあきらめようとしましたが、小さくても自然豊かな貴重な環境だったとの思いが強く、再生をすることにしました。完成したらまた報告します。右の写真は2012年撮影の水がしっかりたまったビオトープ池です。(Y)

2021年3月19日(金)
ビオトープ池の補修と再生 その1

 自宅そばに作った小さな池(ビオトープ池と呼んでいます)が水漏れで干上がってしまいました。補修用の粘土粉末(ベントナイト)が近くでは手に入らないので、島根県出雲市にある会社まで買いに行きました。往復で330kmほども走行しましたが無事購入することができました。行き帰りに見た大山(標高1729m)の美しかったこと!左の写真は岡山県側からの大山南壁。右側の尖った山は烏ヶ山(からすがせん・標高1448m)です。右の写真は西側(鳥取県)から見た大山。見る方向によって随分姿が違います。私は西側から見る、富士山のように裾野の広い山容が大好きです。(Y)

2021年3月18日(木)
フキノトウの今

 フキノトウ(3月4日の当欄)は苞(ほう)をすべて開いて開花し始めました(写真左)。フキは雌雄異株。写真は雄の株です。雌雄同株のタンポポの花とは、同じキク科だから共通するところもあるけど、随分違うと感じる点も。タンポポと雌雄のフキの花をじっくり観察して違いを見比べてみたいと思いました。右の写真は、同じ地下茎から出てきた幅約5cmのフキの若い葉。これから成長して30cmほどの大きさになります。観察することは楽しい。その魅力にどっぷりとはまっています。(Y)

2021年3月17日(水)
羽根の散乱

 昨日は寒かったのに、今日は晴れて暖かい一日。コロコロ変わるお天気に体がついていきません。雑木林のシュンランがどうなっているか見に行きました。少し蕾が開きかけていて、明日には開花するでしょう(写真左)。すぐそばを見ると、散乱した鳥の羽根(写真右)。白い模様がある風切り羽根、金属光沢の青い羽根、グレイの体羽…。襲われたのはイカルです。襲ったのは最近よく見かけるハイタカだと思われます。タカも生きていかなければならないので必死だったでしょう。命の激しいやり取りにしばし思いを馳せました。(Y)

2021年3月16日(火)
生物と季節の移り変わり

 今日は雨が降る肌寒い一日。畑をなわばりにしていた冬鳥のジョウビタキは、昨日までいたのに今日は一日気配なし。旅立ったようです。カシラダカやミヤマホオジロは渡りを前にして、羽の色がくっきりときれいになりました。カシラダカの主要な繫殖地はカムチャッカ半島だそうです。この時期はいつも一抹の寂しさを覚えます。無事に渡りを終えて、北の国で繁殖に成功して、また秋には戻ってきてほしい…。写真は天気が良かった昨日、自宅周辺で撮ったもの。左がホトケノザ、右がオオイヌノフグリ、どちらも今満開です。里山では、生きものとともに季節が移り変わっていきます。(Y)

2021年3月15日(月)
里山の春、到来

 今日は春本番を思わせる暖かく心地よいお天気。自宅そばの畑で「オーレリアンの庭」(2020年7月26日の当欄)づくりの準備を始めました。雑草を抜いたり、枯枝や枯草を整理していたら、足元に冬眠から目覚めたばかりの痩せたアマガエル(写真左)。そして菜の花にはハナアブが(写真右)。メジロがさえずり、アカタテハテングチョウが飛び始めました。待ちに待った里山の春です。(Y)

2021年3月13日(土)
アカガエルの卵塊調査

 昨夜は雷を伴った激しく冷たい雨。今朝、卵塊調査に行くと新しい卵塊は11個でした。2月2日に最初の卵塊1個を確認してからトータルで150個、昨年の半分ほどです。暖かかった昨年と違い、朝晩冷え込むせいでしょうか。カエルたちはあまり鳴きませんし、蛙合戦も見ていません。このままシーズン終了となるのでしょうか…。産卵数が去年ほど多くなくても、田んぼビオトープは今、卵から孵ったオタマジャクシがいっぱいです(写真左)。右の写真は今朝見つけた卵塊。激しい雨で一時的にできた水たまりに産卵したようです。すぐに水の中に入れてやりました。(Y)

2021年3月12日(金)
キャベツとモンシロチョウ

 モンシロチョウの幼虫にひどく食い荒らされたキャベツ(2020年12月24日の当欄)。幼虫がいなくなってから少しずつ成長を始めて、9株のうち2株を収穫しました。直径10cmほどの可愛いサイズ(写真左)。残りはそのまま花を咲かせて昆虫の蜜源としてやります。右の写真は耕運機のカバーにあったモンシロチョウの蛹。途中でダメになったものもありますが、これは無事のよう。羽化が近そうです。(Y)

2021年3月11日(木)
もう一息

 アカガエルの卵塊は現在140個ほど。ほとんどの卵が孵化して、体長1.5~2cmほどの幼生になっています(写真左)。例年がおよそ300卵塊ですから、今年は今のところ随分少ない数。でも明日は雨が降りそうなので、もう少し産卵があることを期待したいです。雑木林ではシュンランに今にも咲きそうな大きなつぼみ(写真右)。当地ではまだまだ朝晩の冷え込みがありますが、日差しの明るさはやはり3月です。春本番までもう一息。(Y)

2021年3月11日(木)
1年ぶりの旅(その2)日野町~庄原市

 鳥取県日野町のオシドリ観察のあと、広島県庄原市へ。まずはミチノクフクジュソウを見に行きました。ミチノクフクジュソウは準絶滅危惧種の貴重な植物。大切に保護されている自生地では山裾の斜面で輝くような黄色の花が満開(写真左)。ゆっくり花を楽しんだあと帝釈峡方面へ。今日の宿は「休暇村帝釈峡」。周辺はカルスト地形の雄大な風景が広がり(写真右)、早春の日差しがとても心地よかった。翌日、近くの帝釈峡へ。帝釈峡は中国山地の中央に位置する全長約18kmの渓谷。でも今はまだちょっと寂しい風景。緑濃い季節に、有名な雄橋を見にまた来たいです。(Y)

2021年3月10日(水)
1年ぶりの旅(その1)奥大山~日野町

 1年ぶりで、近場への旅を楽しみました。初日は鳥取県の奥大山鏡ヶ成へ。自宅を出るときは暖かかったのに、奥大山は雪景色(写真左)。スノーボードやそり遊びを楽しむ人の姿も見えて、ここはまだまだ冬でした。翌日は山を降りて日野町へ。日野町はオシドリで町おこしをしています。私たちのお目当てももちろんオシドリ。観察小屋近くには「おしどり駐車場」そして「おしどりうどん」の看板(写真右)。残念ながら、ご本尊のオシドリは川の対岸に数羽がいただけで、遠くて写真も撮れません。でも、観察小屋の近くにはマンサクの花が咲き始めていて、今頃では珍しいスズメの大群も見ることができました。「おしどりうどん」はどんな味だったのでしょう。食べてみたかったです。(Y)

2021年3月6日(土)
畑の花

 ニホンズイセンが数年ぶりに花を咲かせました(写真左)。6枚ある花びらのうち、外側3枚は萼(がく)で、内側3枚のみが花弁。また中心にある筒状の部分は副花冠というそうで、その中におしべとめしべがあります。右の写真は菜の花。今日は北風が吹いてとびきり寒い一日でしたが、暖かくなったらチョウなどの昆虫が吸蜜に来るのが楽しみです。それまでに「オーレリアンの庭」(2020年7月26日の当欄)の今年のプランを完成させて、夏~秋に咲く花の種を蒔く準備をしなければ!気持ちが急ぎます。(Y)

2021年3月5日(金)
啓蟄

 今日は二十四節気の啓蟄。啓蟄とは、冬ごもりの虫が暖かくなって活動を始める頃という意味です。そういえば昨日は、早くも羽化したモンシロチョウが現れました。田んぼビオトープでは、日がたってモロモロになったアカガエル卵塊の寒天質からアカハライモリが(写真左)。孵化したばかりのアカガエルの幼生を食べていたようです。自宅そばの畑では梅が満開(写真右)。今年はどんな生きもの達との出会いがあるだろう。楽しみです。(Y)

2021年3月4日(木)
「フキノトウ」って何?

 左の写真は2月21日の当欄に載せたフキノトウ(2月7日撮影)。外側を包んでいるものは何?調べたら苞(ほう)というもので花(つぼみ)を包む葉のこと。また「フキノトウ」はフキの若い花茎のことだそうです。フキノトウはわかっても、それが何なのか今までは説明できなかったし、深く興味を持つこともありませんでした。フキとフキノトウは地下茎でつながっていることも知らなかった。ただ何となく見るのではなく、知ることで深まる生物の世界…。2月後半頃からフキノトウの苞が次々に開いてきました(写真右。2月27日撮影)。私は右の写真の方が好きですが、食べるには左のような苞の開いていないものが最高だそうです。(Y)

2021年3月3日(水)
セトウチサンショウウオの卵のう

 今日も田んぼビオトープにアカガエルの産卵状況を見に行きました。新しい卵塊は28個。産卵が始まった2月2日から合計すると130個になりました。また、水路でセトウチサンショウウオのバナナ状の卵のうを2対見つけました(写真左)。見つけにくい場所なので発見が遅れたようで、かなり発生が進んでいました。右の写真は、今日確認した新しいニホンアカガエルの卵塊。セトウチもアカガエルも水が切れて干からびてしまうことのないように。水の管理に気を遣う季節です.(Y)

2021年3月2日(火)
産みたての卵塊

 昨夜から雨が降ったので、田んぼビオトープへアカガエルの産卵を確かめに行きました。23個の新しい卵塊。産卵して間がない卵塊は、水の中で球体をしていてキラキラ光っています。ヤマアカガエルの卵塊だと思いましたが、念のため掬ってみるとおにぎりのようにコロンと手の中に収まりました(写真左)。これはニホンアカガエルのもの(2020年2月16日の当欄)。わかるようになったつもりでもまだまだ。いろんな方法で確かめることが大切だと改めて思いました。右の写真は、メスを待つオスのニホンアカガエルです。(Y)

2021年3月1日(月)
棚田の今

 左の写真は、自宅と反対方向のKさんのお宅から棚田を撮ったもの。今は他のグループが管理するブドウ畑になっています。きちんと草刈りなどの管理がされているので、棚田の跡がきれいに残っています。以前はKさんの水田があって、たくさんの人が下の田から順に手植えで田植えをしていたそうです。Kさんからお話を聞くたびに、賑やかで活気があった頃の様子が目に浮かびます。右の写真は自宅側から見た棚田。私たちが管理している所です。手が行き届かないせいもありますが、かなりワイルドな感じ。ため池、湿地、草原、雑木林など環境は変化に富んでいて生きものが豊かです。(Y)

2021年2月28日(日)
ピンチ脱出!

 田んぼビオトープが干上がっていないか心配で見に行きました。うれしいことに干上がり始めていたのが一転、満水になっています(写真左)。アカガエルの幼生たちも元気です。水路もほかのビオトープもすべて満水。昨日夫が水路の泥上げをしてくれたのが功を奏したようです。2月16日の当欄で紹介したヤマアカガエルの幼生は、さらに成長して体長1.5cmほどに(写真右)。孵化して数日はある外鰓はもうありません。すっかりオタマジャクシらしくなりました。(Y)

2021年2月27日(土)
アカガエルの外鰓

 アカガエルの卵が次々と孵化、成長しています。左の写真の幼生は外鰓(がいさい・体の外に出ている呼吸用のえら)がはっきりしています。これが見られるのは今だけで、オタマジャクシが成長すると消えてしまいます。右の写真はべたっと広がった卵塊の中にまだとどまっているたくさんの幼生。よく見ると、写真の右下の方は水がなくなって底の泥が見えています。これはピンチ!干上がってしまうと幼生は死んでしまいます。昨日の朝は弱い雨が降りましたが、水量はほとんど増えませんでした。田んぼビオトープは雨水とため池から地下を通って浸みてくる水だけが頼り。適度にまとまった雨が欲しいです。(Y)

2021年2月25日(木)
冬の仕事

 今日は風もなく穏やかな天気だったので、コナラの木の伐採をしました。シイタケのほだ木や薪にするのにちょうどいい直径15~20cmほどの太さ。木は樹種にもよりますが、植えて10年以上たつと驚くほど大きくなって、自分たちでは手に負えなくなります。だからあまり大きくならないうちに伐採して利用する。里山ではそのようにして、多様な生きものが育つ明るい雑木林が保全されてきました。(Y)

2021年2月24日(水)
アカガエルの卵

 田んぼで春一番に動き出すアカガエル。アカガエルの産卵の季節です。メスがそのシーズンに産む卵塊は1個だけ。だから卵塊の数でその付近にメスが何頭ぐらいいるのかが推定できます。寒天質で包まれた卵塊の中には800~2000個の卵があります。左の写真はその卵を数個アップで撮影したもの、右は卵塊の中のたくさんの卵です。卵は細胞分裂を繰り返し、複雑な過程を経てオタマジャクシになります(2月16日の当欄)。これだけたくさんの卵があってもカエルに成長し、産卵までできるのはごくわずか。ほとんどが里山に棲む生きものたちの餌となり、その命を支えます。(Y)

2021年2月22日(月)
アセビとイヌノフグリ

 昨年末の冷え込みがきつかったので、この冬は厳しい寒さになると思っていました。確かに大変寒い日もありましたが、このところの20℃前後の暖かさは4月下旬~5月上旬並み。平均すると、この冬も暖冬だそうです。あまり暖かいと「地球温暖化」という言葉が頭に浮かんで、気になって仕方ありません。さて、家の周辺ではアセビの花が咲き始めました(写真左)。畑周辺ではイヌノフグリも(写真右)。イヌノフグリは在来の植物で、岡山県で準絶滅危惧、環境省では絶滅危惧Ⅱ類。よく似たオオイヌノフグリはヨーロッパ原産の帰化植物です。(Y)

2021年2月21日(日)
フキノトウの天ぷら

 フキノトウが顔を出しました(写真左)。先日はフキノトウ味噌を作ったので、今夜はフキノトウの天ぷら(写真右)。フキノトウを見ると、どうしても作りたくなる季節の味です。タラの芽、コシアブラ、ワラビなど身近にある木の芽や野草を摘んで料理して食べる。田舎に住んでいるからこその幸せです。(Y)

2021年2月20日(土)
ため池の堤防で

 今日は近くに2つあるため池のうち、上の方(写真左)の近くの放棄田の草刈りをしました。この田はうちの管理地ではありませんが、カヤネズミの生息地保全のため許可を得て、年に一度は草刈りをして整備しています。作業中、ため池の堤防で毛並みのきれいなタヌキの死骸を見つけました(写真右)。ケガもないのに死因は…? 数が減っているタヌキの若い個体の死。残念でなりません。(Y)

2021年2月19日(金)
ジャノヒゲ

 一昨日・昨日とは打って変わって、今日の昼間は暖かいお天気。予報では、しばらくは暖かいお天気で、気温20℃にもなるそうです。真冬の寒さだったり4月並みの暖かさだったり、お天気の変化に体がついていきません。さて、今日は久しぶりに外の作業。防獣柵の際(写真左)を手で刈っていたら、足元にジャノヒゲの青い実(写真右)が目につきました。ここにもあそこにも。冬枯れの中で、ひときわ輝いて見えました。(Y)

2021年2月17日(水)
ヨツボシテントウダマシとクビグロアカサシガメ

 日中暖かい日が続いていたのに、今日は真冬の寒さに逆戻り。ほとんど一日中氷点下の気温で、時折雪が風に舞います。こんな日は外で作業ができないので、以前に撮った写真の整理をします。左の写真はヨツボシテントウダマシ(コウチュウ目テントウムシダマシ科)。体長4~5mm。キノコなどの菌類を食べます。クロボシツツハムシ(2020年4月28日の当欄)と同じように、ナナホシテントウに擬態しているそうです。擬態の腕前はクロボシツツハムシの方が上? 右の写真はクビグロアカサシガメ。体長8~10㎜。ヤスデなどを捕らえて体液を吸います。希少なサシガメということです。(どちらも田んぼビオトープ整備中に見つけました。1月31日撮影)(Y)

2021年2月16日(火)
孵化

 昨夕もアカガエルの声がしていたので、今日の昼間に田んぼビオトープを見に行きました。昨夜は寒くて雨も降らなかったせいか、新たな卵塊は8個だけでした。途中で、2月3日に見つけたヤマアカガエルの卵塊(写真左)が目にとまりました。よく見ると、寒天質の膜が破れて中から幼生(オタマジャクシ。体長4~5mm)が出ていました(写真右)。産卵後2週間で孵化したことになります。写真が小さくて見えませんが、孵化直後の幼生には外鰓(がいさい)があります。不思議で魅力的な生きものの世界。今年もまた忙しくなりそうです。(Y)

2021年2月15日(月)
アカガエルの産卵

 このところ日中は暖かくても朝晩は冷え込み、雨はまったく降らないという日が続いていました。そのせいか、2月2日に1卵塊から始まったアカガエルの産卵は、昨日までで3卵塊のみ。心配していたら、昨夕から降り始めた暖かい雨は、今日の午前中まで降り続き、久しぶりのまとまった恵みの雨になりました。田んぼビオトープからアカガエルの声が聞こえます。ワクワクしながら田んぼに行くと、ニホンアカ41個、ヤマアカ18個、合計59個の新しい卵塊がありました。夕方からまたアカガエルの声。明日の朝も楽しみです。左の写真はニホンアカの卵塊3個とヤマアカのが1個(右上)。右は直径5cmほどの小さな卵塊。小さいカエルは小さい卵塊を産みます。(Y)

2021年2月14日(日)
鳥類調査

 2月10日に5回目、6回目の鳥類調査を終え、2020年12月27日から始めた今シーズン越冬期の調査を終えました。1~6回すべての調査で24種を確認しました。6回目の調査では7種しか確認できずがっかり。普段よく見るノスリ、オオタカ、アオサギ、カルガモなどは調査中には現れませんでした。でも調査を終えて帰りの車の中からアオジを確認し、直後に車のすぐ前をオスのキジが横切りました。もちろん調査時間外として確認種に加えておきました。写真左はアオジのメス、右はキジのオス。どちらも以前の写真です。(Y) 

2021年2月13日(土)
南斜面で

 今日も暖かな良い天気。南斜面のササを鎌で刈っていたら、キタキチョウを見つけました(写真左)。越冬中に出てきて、日向ぼっこでもしていたのでしょう。翅を閉じると枯葉の色に溶け込んで、目を離すとすぐに見失ってしまいます。すぐ近くには、冬枯れの中に鮮やかな赤い葉が。よく見ると紅葉したナンテンです。葉っぱ4枚しかない小さな株。南斜面にも春を待つ小さな命がありました。(Y)

2021年2月12日(金)
カヤネズミの越冬巣

 以前に刈ったままにしていた草を焼こうと集めていたら(写真左)、草の下にカヤネズミの越冬巣(写真右)。チゴザサ群落の枯れた株の中にありました。古かったのでもう使われていないと思いましたが、念のため巣の上にたくさんの枯草を被せておきました。カヤネズミは良好な草地環境の指標種。彼らの棲む環境をいつまでも保全してやらねばと思います。良好な草地はとても美しいです。(Y)

2021年2月11日(木)
道も藪に!

 左の写真は、棚田の一本道(2020年11月12日2021年2月1日の当欄)の先にある高い杉の木のさらに向こう。以前は自由に往来できたのに、今は途中を防獣柵が横切っていて、その先に行くには柵を開け閉めしなければなりません。それが面倒で半年の間、向こう側は放置。先日久しぶりに柵を開けて行ってみたら、背の高い草がたくさん生えて、もう少しで藪になるところでした。急いで草刈りをして、何とか道が復活(写真右)。せっかく作った道も人が手をかけなければなくなってしまう。当然ですが改めて実感しました。(Y)

2021年2月10日(水)
春を探しに その3

 「春を探しに」最終回。昨日だけは最高気温が4℃と真冬の寒さでしたが、それ以外の日は暖かく穏やかで、ここ数日で「春」をたくさん見つけることができました。フキノトウがもう顔を出しています。野生の植物ではありませんが、早咲きの紅梅が満開間近(写真左)でフクジュソウも見頃です(写真右)。このところ、朝晩は氷が張り、霜柱が立つ寒さでも、日中の明るく暖かい日差しは春到来を感じさせてくれます。本格的な里山の賑わいが待ち遠しいこの頃です。(Y)

2021年2月9日(火)
春を探しに その2

 オオジシバリを見つけたのと同じ日に、休耕田の畑ではタネツケバナ(写真左)とオオイヌノフグリ(写真右)が咲いていました。これから次々といろんな花が咲いて、里山では晩秋まで花が絶えることはありません。(Y)

2021年2月8日(月)
春を探しに その1

 少し前には全く見つからなかった「春」(1月29日の当欄)。このところ暖かい日が続いていたので、今日はたくさん見つけることができました。左の写真はオオジシバリ、右はカンサイタンポポです。どちらもキク科。棚田の隣の施設の敷地にありました。ところで、気象庁が昭和28年から行ってきた「生物季節観測」を今年から9割廃止するそうです。都市化で身近だった生きものがいなくなってしまったのが理由です。生物によって季節の移り変わりを知ることのできる幸せ。この幸せを、大人は子どもたちから奪っていいものでしょうか。(Y)

2021年2月7日(日)
草焼き

 今日は曇りで朝のうちは風もなく、絶好の草焼き日和。休耕田にたまっていた刈草を焼きました(写真左)。いつもは草を何か所かに集めて焼くのですが、それでは炎が大きくなりすぎるし、草を運ぶのが大変です。それで、今日は少しずつ草を焼きながら前に移動する方法を試してみました。火が左右に広がらないように注意しながら前に進んで行きます。この方法では炎があまり大きくならないし、草を運ぶのも近いので楽です。おまけに刈り残しの草も焼けて、田んぼ1枚ほぼ全面焼くことができました(写真右)。時期になれば耕してヒマワリかコスモスの種を蒔きます。灰が肥料になってくれます。(Y)

2021年2月6日(土)
ケラとヒシバッタ

 昨日は暖かく、春のような明るい日差し。田んぼビオトープ4での作業中、たくさんの生きものたちが出てきました。左の写真はケラ(バッタ目ケラ科)。右は体長2cmほどのトゲヒシバッタ(バッタ目ヒシバッタ科)。ケラはモグラのように穴を掘るのに適した前脚をしていて、何とも愛らしい、愛嬌のある昆虫です。春の日差しを受けて、楽しい今季最後のビオトープ整備作業になりました。(Y)

2021年2月5日(金)
田んぼビオトープ

 今日で4つの田んぼビオトープ(以下ビオトープ)の整備を終えました。これからはお天気の状況をみて干上がらないように、水草が増えすぎないように、少しずつ手を加えていきます。左の写真は満水のビオトープ1。右の写真は、中央がビオトープ1、奥中央がビオトープ3、その右がビオトープ4です。一番手前はビオトープ2の一部。ビオトープ2は3つの大きな水たまりがあり、それらは水路でつながっています。2月3日に始まったアカガエルの産卵は、まだ卵塊3個。ビオトープ整備は何とか間に合いました。(Y)

2021年2月3日(水)
2種のアカガエル卵塊

 今日は立春。このところ暖かい穏やかな日が続いていたのに、とびきり寒い一日になりました。さて、当地ではニホンアカガエルとヤマアカガエル、2種のアカガエルがいます。田んぼビオトープ2(写真左)ではヤマアカの新しい卵塊が1つ(写真右)。昨日のニホンアカのと合わせて2個になりました。ニホンアカの新しい卵塊はコロンとしていて手で掬うことができますが、ヤマアカのは薄く広がって、掬うことができません。また産卵後数日してもキラキラしているので、ニホンアカの卵塊と簡単に区別することができます。(Y)

2021年2月2日(火)
節分とアカガエルの産卵

 例年なら2月3日ですが、今年は今日が節分。コロナウイルスを追い払って、早く当たり前の日常が戻るように祈りたいと思います。で、晩ご飯はイワシと生協の冷凍巻きずし。子どもが小さい時は、節分には巻きずしを作って豆まきをして…。鬼はお父さん!そんな頃がすごく懐かしいです。さて、今年もアカガエルの産卵が始まりました。田んぼビオトープ3(写真左)にニホンアカガエルの卵塊が1つ(写真右)。また卵塊を数えに田んぼビオトープに通う、忙しくて、ちょっとうれしい?毎日が始まります。(Y)

2021年2月1日(月)
棚田の一本道・冬

 1月30日、放棄田の草刈りに行った時のこと。その日は軽トラで。一本道は細くて方向転換できないのでバックで入ります。作業場所到着。左の写真は軽トラの荷台から撮った風景です。右側が放棄田、左が畑を作っているところ。その日は私が草刈り、夫は畑の耕うんをしました。作業を終えて耕運機にカバーを掛けようとした時、小さなモンシロチョウの蛹が1つ付いているのに気づきました。裏側を見るとなんと6個も。キャベツにたくさんいた幼虫(2020年12月24日の当欄)はどこに行った?と思っていたら、こんなところに…。(Y)

2021年1月31日(日)
田んぼビオトープの整備

 昨日までに田んぼビオトープ1~3の冬の整備を終えました。今日も暖かく穏やかお天気だったので、最後に残った田んぼビオトープ4の整備をしました。写真左が作業前で、手前側にマコモの株がたくさん残っています。これを抜き取り、たまった泥も上げるのです。作業中出てきたのは、アカガエル、アカハライモリ(写真右)、ガムシオオコオイムシ、サシガメの仲間など。暖かかったので、みんな結構活発でした。ビオトープの整備もあと少し。もう間もなくのアカガエルやセトウチサンショウウオの産卵が楽しみです。(Y)

2021年1月30日(土)
放棄田とサクラタデ

 今日は放棄田(写真左)の草刈りをしました。この場所には岡山県の準絶滅危惧種サクラタデの大きな群落(写真右)があり、それを保護するため私たちで整備をするようになりました。整備といっても、年に1~2回の草刈りと刈草を焼くので精一杯。それでもサクラタデは年々増えて、棚田のいろんな場所で見られるようになりました。近所のおばあちゃんは、サクラタデを「タデ」、イヌタデは「ネコマンマ」と言われます。サクラタデは昔から普通にあったそうです。私は当地に来て初めてこの花を見て、その美しさにいたく感動した記憶があります。(Y)

2021年1月29日(金)
南側の小道 冬と初夏

 寒波襲来。雪はそれほど降りませんでしたが風が強く、地吹雪というのを始めて見ました。この辺りでこんなですから、北海道や東北の大雪や地吹雪はどんなに大変でしょうか。左の写真は今日の自宅南側の小道。「春」を探しに行ったのですが、この寒さではどこにも見当たらず諦めて帰宅。春はまだまだ…。右の写真は同じ小道を初夏に撮ったもの(2013年5月11日撮影)。今年は、緑の温かさ、美しさ、そしてありがたさを改めて噛みしめたいと思いました。(Y)

2021年1月28日(木)
セトウチサンショウウオ

 今日は晴れて風も弱く、穏やかなお天気。田んぼビオトープ3で作業の続きをしました。水草を抜いて、泥を上げて…。作業中出てきたのは2頭のセトウチサンショウウオ(写真左、2頭のうちの1頭です)。体長約10cm。オスが先に来て、メスが来るのを待っているのです。アカガエルもセトウチサンショウウオも産卵間近。もうすぐ田んぼビオトープの賑やかな季節が始まります。右の写真は、今日で作業終了の田んぼビオトープ3です。(Y)

2021年1月25日(月)
ニホンアカガエル

 昨日まで3日間雨が降り続きました。すっかり干上がっていた田んぼビオトープ3も少し水が溜まっています。今日は昨日までと打って変わって暖かくいいお天気。絶好の水草取り・泥上げ日和です。水草を取っていたら、ニホンアカガエルが出てきました(写真左)。アカガエルは、秋になると雑木林などから水辺に移動して産卵までを過ごします。もう産卵間近です。アカガエルを見て余計に気持ちが急ぎます。早く安定した水量になるように、開放水面が広がるように…。右の写真は田んぼビオトープ3。やっと三分の一ほど作業を終え、少し水が湧いてきました。(Y)

2021年1月24日(日)
キンヒバリ

 1月20日のことです。水が少したまった田んぼビオトープ4(写真右)で、刈った草を取り除く作業をしていました。その時、体長5mmほどの小さなコオロギのような形の昆虫が出てきました(写真左)。この寒い時期にコオロギ類がいるはずありません。驚きながら写真だけは撮ることができました。家であれこれ調べて、今日やっと名前がわかりました。コオロギではなく、ヒバリモドキ科というグループの「キンヒバリ」の幼虫ということで間違いなさそうです。幼虫で越冬するバッタ目昆虫がいるというのは初めて知りました。ヒバリモドキ科はこの辺りでは、クサヒバリマダラスズは普通にいますが、キンヒバリもいることがわかりました。今まで知らなかった生きものに出会い、名前がわかる…。今日はちょっとうれしい気分です。(Y)

2021年1月23日(土)
以前の棚田風景

 昨日今日と、前線や低気圧の影響で雨が降り続いています。仕方がないので今日は古い写真の整理をしました。この2枚は今から11年ほど前の棚田の写真です。その頃はほとんどの田でお米が作られていて、きれいな風景が広がっていました。左の写真は稲刈り前、右は稲刈り後です。左の写真の一番手前の田1枚だけは今でも農家の方がお米を作っておられますが、他はすべて休耕田となってしまいました。そこは今、私たちが希少生物を保護したり、景観植物を育てたり、環境保全の田として管理しています。2014年9月11日の当欄で、私たちが田を管理するようになった頃の状況を紹介しています。(Y)

2021年1月21日(木)
晴れた日の作業

 昨日、今日と朝晩の冷え込みはきついですが、日中は暖かく過ごしやすいお天気でした。そこで2日とも水草取りと、たまっていた刈草を焼く作業をしました。とは言え家事諸々でなかなかまとまった時間が取れません。外の作業は一日2~3時間がやっとです。今日は田んぼビオトープ2で草焼き(写真左)。作業を終えて水路の水の具合を見に行ったら、陽だまりにキタキチョウがいました(写真右)。陽気に誘われて日向ぼっこ?冬枯れの中、生きものの姿が見えるとうれしくなります。(Y)

2021年1月18日(月)
山眠る

 「山眠る」は俳句の冬の季語。落葉樹が葉を落とし、冬の山の静まり返った様子をいいます(写真左)。同じように「山笑う」(春)、「山滴る」(夏)、「山粧う」(秋)があります。右の写真は山滴る新緑5月。眠る山も滴る山もほぼ同じ場所から撮ったものです。当然とは言え全く違った印象。昔からある言葉は美しく豊かです。(Y)

2021年1月16日(土)
来ているのは?

 このところ毎朝、田んぼビオトープ1の水が濁っています。原因は夜にカモが採餌のために群れでやってくるから。羽根が落ちているのでわかります(写真左)。毎年冬になるとカモの飛来で水が濁りますが、昨年12月に濁りに気付いてから1か月、ずっと続いています。こんなに長くカモが来るのは初めて。夜しか来ないので、今のところカモの種類はわかりません。今までに確認しているのはコガモ(写真右)、マガモ、カルガモです。今来ているのは何でしょう。確かめたいです。右のコガモの写真は2017年3月2日撮影のもの。当時は周辺に薮があったので昼間でも来ていました。(Y)

2021年1月15日(金)
鳥類調査

 今日もいいお天気。鳥類調査の3回目、4回目をしました。確認できたのは、アオジ、イカル、コゲラ、アオゲラなど21種でした。調査コースから見えるTさんのお宅の柿の木(写真左)。この1本だけ柿の実がいつまでも全く食べられずに残っているので、どうしてだろうと気になっていました。今日はツグミとヒヨドリがそれぞれ20羽以上、入れ代わり立ち代わり食べに来ていました。明日か明後日には柿はすべて食べつくされるでしょう。食べるものが少なくなったこの時期、Tさんの柿は鳥たちの飛び切りのご馳走だったに違いありません。右の写真は調査の折り返し地点から見た風景。棚田のブドウ畑です。(Y)

2021年1月14日(木)
水草取りと泥上げ

 今日は暖かく気持ちのいいお天気。田んぼビオトープ2の水草取りをしました。全く手を付けていなかったので干上がってぬかるみのようです。少しずつ水草を抜いて、たまった泥を上げて堤防を築く(写真左)。安定した水量にするためです。あと1か月もすればアカガエルやセトウチサンショウウオの産卵が始まります。右の写真はニホンアカガエル。産卵を控えてお腹が卵でパンパンです(2012年3月4日撮影)。あと2つの田んぼビオトープもほぼぬかるみ状態。安定した水量をと、ちょっと気が急くこの頃です。(Y)

2021年1月12日(火)
冬越し(クモとウラギンシジミ)

 北風が吹く寒い日、成体越冬のクモがヒイラギの南に面した葉表で体を縮めていました(写真左)。翌日も同じ場所にいました。ヒイラギの葉がクモを北風から守り、クモの体に密に生えた毛も寒さを凌ぐのに役立っているのでしょう。右の写真は以前のものですが、常緑樹の葉裏にいる成虫越冬のウラギンシジミ。この小さな写真ではわからないですが、中央左寄りにいます。北風が当たらない場所を選んでいて、しかも閉じた銀色の翅は葉に紛れて見事に姿を消しています。様々なやり方で巧みに冬越しする生きものたちです。(Y)

2021年1月11日(月)
草刈りとカヤネズミの巣

 今日は最低気温が-4℃、最高気温が+4℃。寒さが少しだけ緩みました。風も弱くて外に出るのが苦ではなかったので、カヤネズミの生息地として保全している田の草刈りをしました。写真は草刈り前と後。草の種類は、カサスゲ、マコモ、ススキなど。大量の刈草は、これからお天気と相談しながら焼きます。作業中に見つけたカヤネズミの巣は17個。半数以上が秋の繁殖巣と思われる頑丈で密な作りでした。カヤネズミの巣は2020年7月4日の当欄を参照してください。(Y)

2021年1月10日(日)
雑木林・夏と冬

 棚田のほぼ同じ場所から、夏と冬に自宅方向を撮影しました。左の写真は夏、こんもり見えているのが自宅北斜面の雑木林。カラスザンショウ、ウワミズザクラ、エノキ、ヤマハゼ、アオキ、サカキ、ヒサカキなどの樹木が生えていて、林床にはシュンランやショウジョウバカマの小さな群落があります。右は最近撮影したもの。落葉樹がすべて葉を落とし、全然違う雰囲気です。(Y)

2021年1月9日(土)
今朝の気温は-8.5℃

 日本全国厳しい寒波で、特に日本海側は事故も多発して大変なようです。それを思えば大したことはありませんが、当地もこの冬の寒波は厳しく、今朝の気温は昨日よりさらに下がって-8.5℃。凍結した給湯器は回復するはずもなく、今日もお湯が出ません。こうなると、いつも当たり前に出ていたお湯の有難さが身に染みます。左の写真は近くのため池。水面が凍ってその上に雪が積もっています。鳥たちも餌を探してか、動きが活発。今日はトラツグミが10年ぶりに雑木林に続く庭にやってきました(写真右)。これは嬉しいニュース。(Y)

2021年1月8日(金)
ロゼット葉(カモミール)

 昨日、七草粥の材料を探しに自宅そばの畑に行ったら、カモミールのロゼット葉を見つけました(写真左)。以前カモミールの苗を買ってきて植えましたが、枯らしてしまうばかり。何年目かにようやく定着して、今は毎年雑草のように生えてきます。暖かくなると茎が伸びて、その先にリンゴの香りがする花をたくさんつけます(写真右)。ところで、今日は昨日よりさらに寒く、最低気温は-7.5℃、最高気温は0℃でした。給湯器が凍結したようでお湯が出ません。花咲く春が待ち遠しいです。(Y)

2021年1月7日(木)
七草粥

 今日は七草の日。七草を入れた粥を食べて無病息災を祈る日で、室町時代には庶民の間に広がっていたそうです。春の七草は、セリ・ナズナ・ゴギョウ(ハハコグサ)・ハコベラ(ハコベ)・ホトケノザ(コオニタビラコ)・スズナ(カブ)・スズシロ(ダイコン)を指します。今日のお昼ご飯は七草粥(写真右)を作りました。七草のうち4種が入っています。セリ、ハコベ(写真左)は外で摘んできたもの。カブとダイコンの葉は栽培品。スーパーでは7種類揃いますが、当地ですべて揃うのは暖かくなってから。今日はこの冬一番の寒さで、朝は-4℃、昼は+1℃、夕方5時には-6℃まで下がりました。明日の朝は積雪が心配です。(Y)

2021年1月5日(火)
今年初めての…

 夫婦二人のお正月。まず断捨離をしよう、そしてあれもこれもと思っていたのに、結局何もできずにお正月は終わりました。今週後半から寒くなるというので、今日は今年初めての水草取りをしました。作業中に出てきたのは、ヤンマ系のヤゴ(写真左。体長4~5cm)、オオコオイムシ(写真右)、マツモムシの3種のみ。アカガエルやセトウチサンショウウオの産卵までには田んぼビオトープの開放水面を広げること、そして水が無くなってしまわないようにすること。今年もまた始まりました。(Y)

2021年1月2日(土)
鳥類調査の途中で その3(ウメノキゴケとエナガの巣)

 広い道路の脇に10本ほどのサクラ(ソメイヨシノ)の並木があります。冬枯れの中で幹に張り付いたウメノキゴケがよく目立ちます(写真左)。それを眺めていると、春に見つけたエナガの巣を思い出しました(2020年4月21日の当欄)。その巣はカラスに襲われたようで、ひどく壊れて道路に落ちていました。巣の表面にはウメノキゴケが張り付けられています(写真右)。その翌日、エナガが作り始めた新しい巣。木の股に作られた巣は幹に溶け込んで、よく見ないと巣だとわかりません(「季節の一コマ」№328)。それでもまたカラスに襲われました。広い道路脇は目立ちすぎるのかな。今年はヒナが無事育ったエナガの巣を見たいです。(Y)

2020年12月31日(木)
雪の大晦日

 2020年も今日で終わり。コロナ禍の1年。科学が進歩しても人間が太刀打ちできないものがいっぱいある、謙虚な気持ちを忘れてはいけないと思わされた日々でした。今日は東京で1,300人超の感染者ということです。感染者は増加の一途。病床のひっ迫や医療従事者の心身の負担が心配でなりません。来年はコロナが終息して、いい年になりますように…。写真は今朝のもの。左は雑木林、右は棚田の雪景色です。(Y)

2020年12月29日(火)
鳥類調査の途中で その2(ヤブコウジとセミの羽化殻)

 鳥類調査のコースに北斜面の小道(12月2日の当欄)が入っています。調査中、その小道を歩いている時に紅葉したヤブコウジを見つけました(写真左)。また、ヒイラギの葉裏にはセミ(ツクツクボウシのようです)の羽化殻も(写真右)。普段あまり行かない北斜面の小道。いろんな面白いものが見つかりそうです。時々は行ってみようと思いました。(Y)

2020年12月28日(月)
鳥類調査の途中で その1(柿)

 調査で歩いていると、いろんなものが目に留まります。まずは10月31日の当欄で紹介した柿。色づいてきていますが、まだ熟していないのでまったく食べられていません。昨日見ると、濃い柿色になって皺もよっています(写真左)。これは熟した証拠。左上のは食べられてヘタだけになっています。食べるものが少なくなった冬の、鳥たちの大切な栄養源です。右の写真は同じ柿の木。シロハラがご執着でした(12月26日撮影)。(Y)

2020年12月27日(日)
鳥類調査

 今日は朝のうちお天気が良かったので鳥類調査をすることに。越冬期の第1回目と、少し時間をおいて第2回目の調査をしました。今シーズンの越冬期調査はあと4回、合計6回行います。今日確認したのは、ツグミ、シロハラ、イカル、キジ、ミヤマホオジロ、トラツグミ、ジョウビタキなど16種でした。左の写真はイカル、太くて黄色いくちばしが印象的です。右はシロハラ、ツグミの仲間の冬鳥です。柿を食べていました。(Y)

2020年12月25日(金)
田んぼビオトープ1

 左の写真は、田のオーナーさんに休耕田をお借りした当時のもの(2013年3月17日撮影)。植物の「イ」がたくさん生えていて、田に入ると膝まである長靴の中まで泥が入ってしまう、ぬかるみのようなところでした。そこを水がたまったビオトープにしたい。でもイなどの水草をいくら取り除いても水がたまらない。悩みつつ作業を続けていたら、9月に5日間降り続いた雨で一気に満水になりました。うれしかった! 今ではビオトープは4つ。ここは最初に作ったので「田んぼビオトープ1」。4つのうちで一番水量が安定しています。右の写真は今日の作業の後、左の写真とほぼ同じ場所から撮影しました。田をお借りしてから、もうすぐ8年です。(Y)

2020年12月24日(木)
冬の畑

 早いもので、今日はクリスマス・イブ。子どもが寝たのを確かめてそっと枕元にプレゼントを置いてやる。そんなことにあれこれ頭を悩ませていた頃が懐かしいです。さて、休耕田に作った畑のハクサイ(写真左)とキャベツ(写真右)。今年のハクサイは今までで一番いい出来。反対にキャベツはモンシロチョウの幼虫に食べられてほとんど育っていません。生きものたちと共生の畑。幼虫たちが食べ終えていなくなったら、少しは育って私たちも食べられるかな?(Y) 

2020年12月23日(水)
チゴザサ取りとガムシ

 今日は出かける用事がなかったし、暖かかったので田んぼビオトープのチゴザサ取りをしました(写真左)。12月12日の当欄より、さらに開放水面が広がりました。右の写真は作業中に出てきた体長3~4cmのガムシ。写真を撮ってすぐに水に放したら、急いで泥の中に潜っていきました。(Y)

2020年12月21日(月)
バッタの幼虫

 初夏の頃からバッタの幼虫をたくさん見ました(写真左・右)。完全変態のチョウやトンボのように幼虫と成虫で食性や生活スタイルが大きく変わるというようなことはありません。でも、不完全変態のバッタも幼虫と成虫で姿形がかなり変わります。今の私には幼虫を見ただけでは名前がほとんどわかりません。来年は飼育して、幼虫から名前がわかるようになりたい。食う・食われるの世界を懸命に生きている、その命がすごく愛おしいです。(Y)

2020年12月20日(日)
季節の仕事

 柚子仕事でこのところしばらくユズとの格闘。調べたら、梅干しを作る梅仕事、干し柿を作る柿仕事、スダチ仕事という言葉もありました。昔の女の人は、自然からの恵みで忙しく働きながら季節を感じていたのでしょう。私の今年の柚子仕事もようやく終わりました。左の写真は整備の進んだ最近の田んぼビオトープ。右は夏に網戸にいた甲虫。名前がわからないままに放置していて、最近たまたま名前がわかりました。フタモンウバタマコメツキというコメツキムシのようです。体長3cmほどもありました。(Y)

2020年12月19日(土)
冬芽(ゴンズイとヤマウグイスカグラ)

 左の写真はゴンズイの冬芽と葉痕。葉痕が顔で、まるで帽子を被っているように見えます。右はヤマウグイスカグラ。冬芽の下に複数の葉痕が見られます。冬芽も葉痕も植物によって様々です。子どもが小さい時、よく写真絵本の「ふゆめがっしょうだん」(福音館書店)を読みました。当時は大阪にいて、本を見て「へぇー」と思うだけで冬芽をじっくりと観察する機会がありませんでした。今はいろんな植物の冬芽が身近にあるので、これから折々に紹介したいと思います。(Y)

2020年12月18日(金)
植物の冬越し その2(タネツケバナとノアザミ)

 今の時期よく見られる、地面から直接葉が放射状に出ている形をロゼットといいます。バラ模様(ローズ)からきた語だそうです。秋に発芽して春に咲く多年草や越年草が、ロゼットの状態で冬越しをします(写真左はタネツケバナ、右はノアザミ)。地面に張り付いて低温に耐え、光を十分受けられるように葉を広げて厳しい冬を乗り越えるのです。(Y)

2020年12月17日(木)
植物の冬越し その1(トチノキ)

 ここ2、3日急に寒くなり、雪も降りました。外の作業はお休みにして、今日は植物の冬越しについて調べました。左の写真はトチノキの冬芽。右の写真で、冬芽の下に顔のように見えているのは葉痕(葉がついていた痕)です。冬芽は晩夏から秋にかけて生じ、この状態で冬を越します。冬芽の中には翌年、葉や花や枝になる芽が小さくまとまっています。それらを寒さや冬の乾燥から守るために、冬芽には硬い芽鱗(がりん)や粘液で覆われたもの、毛が密生したものがあります。ちなみに、トチノキの冬芽はベタベタした粘液で覆われています。すっかり葉を落とした雑木林ですが、春への準備は万端です。(Y)

2020年12月13日(日)
カマキリの卵鞘

 草刈りをしていると、よくカマキリの卵鞘を見つけます。左の写真はすべてオオカマキリのもの、右の写真はコカマキリ(左)とチョウセンカマキリ(右)のものです。産卵した植物を切り倒してしまうことが多いので、持ち帰って保護し、5月頃に見つけたあたりに分散して戻します。二十四節気のそれぞれをさらに三分割したものが七十二候ですが、二十四節気「芒種」(6月5日頃)の最初の5日は七十二候で「蟷螂生(かまきりしょうず)」と言うそうです。まさにこの時期にカマキリの孵化が多いような気がします。(Y)

2020年12月12日(土)
ビフォーアフター

 来週の火曜日あたりから寒くなるというので、時間があれば水草取りをしています。今日はマコモではなく、チゴザサ。すごくはびこりますが、マコモより抜き取りが簡単です。左の写真は抜き取り前、右は抜き取り後。チゴザサはこんもりと茂り、そのまま枯れるので、中はふんわりと暖かいのでしょう。水のない所ではカヤネズミの越冬巣がよく見つかります。水のある所では細かい根が泥の中に密に張っていて、水生生物の冬越しの場になっているようです。だからすべて抜き取らずに、適度に残してやります。今日はチゴザサを抜いていると、大型のガムシや小型のヒメガムシが出てきました。(Y)

2020年12月10日(木)
草刈りしながら考えた

 今日は草刈りをしました(写真左、右)。高齢化と人口減少で放棄田は増えるばかり。日本全国、中山間地はどこも同じ状況でしょう。当地でも今、中心になって農業をしているのは60代後半から70代前半だと思います。その人たちにかかる負担はすごく重いものです。あと5~10年したらどうなっているのでしょうか。災害の多い国なのに、食糧自給に関心のない為政者たち。先人たちが山を切り開いて営々と築いてきた棚田ですが、食糧を供給しない田はいずれ山に戻るのでしょう。どうせ山に戻るなら、せめてきれいに戻してやりたい。草を刈ってホッとして上を見たら、まだまだ繁茂するススキ。植物の光合成のすごさに圧倒されそうです。(Y)

2020年12月9日(水)
初冬の田んぼの1コマ

 今日は町の集団健診がありました。7月の予定がコロナの影響で延びていたのです。3密を避けるとか、距離をあけるとかで例年より時間がかかり、朝9時に行って、終わったのが12時少し前。朝食抜きだったのでお腹はペコペコ、ぐったりです。コロナ、早く終息してほしい。まず人の命を守ることが経済を守ることになると思うのだけど…。さて、法面の草を刈ったら赤い実をつけたヤブコウジの小さな群落が現れました(写真左)。コバネイナゴはまだまだ元気(写真右)。初冬の田んぼでの1コマです。(Y)

2020年12月8日(火)
ブッポウソウ巣箱掃除

 今日は、3か所に架けたブッポウソウの巣箱掃除をしました。1か所は自宅そばの休耕田の畔に、あとの2か所は隣のE地区に架けたものです。左の写真は自宅そばの巣箱に残っていたもの。緑色のものはタマムシの翅。あと、カタツムリの殻が多数。例年なら雛の糞や食べ残しが固まりになっていますが、今年はしっかりと固まっていなくて厚さ2~3cm。推定で2~3羽の巣立ちです。右の写真はE地区の巣箱の中身。先にスズメが巣作りを始めていたようで、藁がいっぱいです。ブッポウソウの残留物はやはり2~3cmほどで固まっていません。その量から推定して、どの巣箱も雛の数が少なかったようです。子育ての時期に雨が非常に多かった影響かもしれません。それでもアブラゼミ、タマムシ、トンボなど餌は実に多彩です。(Y)

2020年12月6日(日)
マコモ抜きと生きものたち

 今日も日中暖かかったのでマコモ抜きの続きをしました。昨日と今日、田んぼビオトープで出会った生きものは、コバネイナゴ、オオコオイムシ、ミズムシ、キトンボ、ナツアカネ(写真左)、ドジョウ、メダカ、マツモムシ、ミズカマキリ、ツチガエル、イモリ、ハマベアワフキ(写真右)、タニシ、たくさんの小さなクモたち…。暖かい日中は、いろんな生きものに出会うことができます。初めて見たのはハマベアワフキ。ナツアカネは翅がボロボロです。様々な生きものとの出会いに日々感動し、活動の励みとなっています。(Y) 

2020年12月5日(土)
マコモの抜き取り

 割合暖かい日が続いているので、田んぼビオトープのマコモ除去を頑張っています。マコモは根や地下茎が硬く、また深く張っているので一番抜き取りがしにくい水草です。ここ数年、抜き取りを諦めて刈り取りだけにしていたら、えらくはびこってしまいました。このままでは来年早々にも田んぼビオトープが干上がりそうなので、重い腰を上げてマコモの抜き取りを始めました。左の写真は作業を始めたばかり(11月26日)。右は今日の写真です。だいぶ抜き取りが進み、開放水面が広くなりました。もう一息です。(Y)

2020年12月4日(金)
キッチンのリフォーム

 これからの10年を考えてキッチンのリフォームをしました。まず、ご近所の方に教えていただいた、美咲町の木製オーダーキッチンの会社「KitoBito」さんに相談に行きました。最初に聞かれたのは「どこが困っているのか」ということです。いろいろお話をする中で、どんどん自分たちの希望が形になっていきました。それは今まで感じたことのない不思議な感覚でした。その後、現場も見てもらって適切な提案をいっぱいしてもらいました。左の写真は調理のための主だった部分です。たくさんの引き出しで、鍋などがすべて収まりました。一番斬新だと思い気に入っているのが、流しの右側側面の引き出し(写真右)。テーブルから、取り皿などが取り出しやすくなってとても使い勝手が良いのです。このキッチンのそばにいると木のぬくもりで気持ちが落ち着きます。思い切ってリフォームしてよかった。(Y)

2020年12月3日(木)
柚子仕事

 先月、ご近所のTさんが「ユズを採りにおいで」と言ってくださったので行ってきました。5年ほど前まではTさんが収穫されたのをいただいていましたが、ユズには鋭いトゲがあって収穫するのが大変だと知ってからは高枝切鋏を持って採りに行きます。今年は「なり年」でたくさん収穫しました(写真左)。Tさんのお宅の分をお渡しし、ご近所におすそ分けしてもまだ大量にあります。さてさてどうしましょう。まずはユズみそ、生のユズジャム、ユズ大根、今日はユズ茶を仕込みました(写真右)。「梅仕事」という言葉は知っていましたが、調べたら「柚子仕事」もありました。今、柚子仕事の真っ最中です。(Y)

2020年12月2日(水)
北斜面の小道

 左の写真は、11月29日の当欄のが気に入らなくて再度撮りに行った北斜面の小道です。画面左側に防獣柵、その奥に施設の建物。どちらも20年前にはなかったものです。この道で、向こうから歩いてくるアナグマの親子と出会ったのです。夫も3年ほど前、このあたりででタヌキと出会ったそうです。小道の少し上を若いタヌキが歩いていました。こちらに気付いていない様子で通り過ぎようとするので、小声で「おい、おい」と声をかけました。すると好奇心旺盛なタヌキは立ち止まって少しの間、夫の方を見ていたそうです。おかげで、藪の中で見にくいですが、右の写真を撮ることができました。私もアナグマとの思いがけない出会いの時、カメラを持っていたら撮らせてくれたかな…。今思い出しても残念な気持ちになります。(Y)

2020年12月1日(火)
ジャコウアゲハ蛹のレスキュー

 ウマノスズクサの畑のそばに桜の木があります。その木の細い枝でジャコウアゲハの蛹を10個も見つけました。これから強い北風が吹き、雪も降るのにどうしてこんな場所で蛹になったのだろうと不思議に思いました(11月15日の当欄)。よく見ると、ウマノスズクサの蔓がこの木に絡みついています。幼虫は蔓を伝っていってそのままそこで蛹になったのでしょう。しかし、すでに3個は何かに襲われたようで壊れていたし、帯糸が切れて逆さまになったもの(写真左)、お尻が外れ帯糸の片方が切れて宙ぶらりんになったものも。これでは冬は越せないので保護することにしました。右の写真は宙ぶらりんになったものを保護ポケットでレスキュー。この桜の木を含めて、今生きている蛹は19個。来年の羽化が楽しみです。(Y)

2020年11月30日(月)
フユイチゴとヤブコウジ

 昨日紹介した、ニホンアナグマと出会った北斜面の小道。写真が良くなかったので、もう一度写真を撮って紹介し直そうと思って行ってみました。そこにはフユイチゴとヤブコウジの赤い実がたくさん。あんまりきれいだったので予定変更。左の写真がフユイチゴ、右がヤブコウジです。ともに株が増えていたので驚いて、そしてうれしかったです。小道は次の機会に。(Y)

2020年11月29日(日)
夢のような出来事

 自宅の周辺に、私の好きな4本の小道があります。棚田の一本道(11月12日の当欄)、雑木林の中の道(10月31日の当欄)、ため池に通じる道(写真左)、そして自宅北斜面の道(写真右)。ずっと前、この北斜面の道でササを刈っていたら、向こうからニホンアナグマの親1頭と子ども2頭がこちらに歩いてきます。「どうしよう、怖い」と思っていたら、私の5mほど手前で立ち止まり、穏やかにこちらを見ています。ところが、これなら大丈夫と不意に発した私の声で、3頭はくるりと向きを変えてもと来た道を戻っていきました。一度私の方を静かに振り向いて…。20年ほども前の夢のような出来事です。(Y)

2020年11月28日(土)
マコモの抜き取りとカヤネズミの巣

 水草の中で抜き取りが一番厄介なのがマコモです(写真左)。地下茎を張り巡らせてはびこるし、根っこも硬い。伸びた草を刈ってから、鎌で根茎を切りながら抜いていきます。作業をしていると見つかるのがカヤネズミの巣(写真右)。当地では巣材はマコモ、ススキ、トダシバ、チガヤ、チゴザサ、カサスゲなどですが、マコモやトダシバが多いです。ところで、私よりネズミの方がずっと敏感なので、成獣をちゃんと見ることも写真を撮ることもまだできていません(2017年1月6日の当欄)。成獣との出会いが待ち遠しいです。(Y)

2020年11月27日(金)
ヤゴ

 水草取りをしていると、トンボの幼虫「ヤゴ」に出会いました。ヤンマ系、シオカラ系、イトトンボ系など。左の写真はヤンマ系。体長5cmほどの大きなヤゴです。右はシオカラ系で体長約2cm。この仲間で春、一番初めに姿を現すのがシオヤトンボです。田んぼビオトープで冬を越して、伸びてきたマコモやミクリにつかまって羽化。来年はどんなトンボとの出会いがあるだろう。田の整備をしながら楽しみにしています。(Y)

2020年11月26日(木)
草刈りと草焼き

 左の写真は草焼き中(10月31日)。正面の雑木林は美しく紅葉していますが、右側の法面は草刈りをしていないのでセイタカアワダチソウなどが繁茂しています。右の写真は法面の草を刈って、熊手で掻き下ろして焼いた後のもの(11月22日。雑木林はほとんど葉を落としました)。草刈りをするだけではなく、刈草を集めて焼くと見違えるようにきれいになります。草を刈って焼く。時間はかかりますがきれいになるのは気持ちがいい。お天気と相談しながら、ゆっくりゆっくりです。(Y)

2020年11月25日(水)
長靴の前蛹が蛹に

 11月19日に長靴で前蛹になったジャコウアゲハの幼虫(写真左)が、11月24日に蛹になりました(写真右)。それにしても、11月9日には最後までいた3頭の幼虫がいなくなり、ウマノスズクサもすべて枯れてしまいました。朝晩の冷え込みがきつかったのによく生きていたものです。でも気温は低いし、今までの前蛹より少し小さいので蛹化は無理かもしれないと思っていました。しかし5日後に最後の脱皮をして無事蛹に。それぞれの生物が、それぞれのやり方で懸命に生きている。すごいなと思いました。(Y)

2020年11月24日(火)
ショウリョウバッタモドキ

 中山間地保全事業でブドウ畑を中心に、みんなで草刈りをしました(写真左)。草刈りの最中、足元に見慣れないバッタ(写真右)。いつか見たいと思っていたショウリョウバッタモドキに初めて会うことができました。暖かかったせいか、ニホンアマガエル、ニホンアカガエル、ツチイナゴ、コバネイナゴ、クビキリギス等々、たくさん出てきて草刈りに気を遣いました。ショウリョウバッタモドキについては、いつもお世話になるYさんに教えていただきました。(Y)

2020年11月23日(月)
ニホンアカガエルとドジョウ

 この頃の日課は、寒い日は草刈り、暖かい日は田んぼビオトープの水草取りです。寒い日は生きものたちは地面の中など暖かい所に隠れるので、草刈り機での殺傷を少なくできるし、暖かい日は田んぼビオトープの中に入って作業をしても生きものたちは素早く逃げられます。水草取りは開放水面を広げて水を溜めるため。アカガエルやセトウチサンショウウオの産卵への備えです。写真は作業中に見つけた生きものたち。左はニホンアカガエル。お腹が卵でパンパンに膨らんでいます。右はドジョウ。ヒゲのようなものは、あごの下に隠れているそうです(岡山県自然保護推進員のYさんに教えていただきました)。(Y)

2020年11月22日(日)
楽しい幼虫時代

 左の写真はイヌザンショウの枝に並んでいる、飼育中のアゲハの幼虫2頭(10月2日撮影)。大きいほうの幼虫の腹部の先端にあるのはフンです。右の写真は、ウマノスズクサの1枚の葉にいるジャコウアゲハの幼虫たち(9月23日撮影)。見にくいですが7頭います。母蝶は1枚のウマノスズクサの葉裏にいくつも産卵するので、若齢幼虫の間はいつも集まっていて同じように成長します。ひたすら食べているチョウの幼虫を見ていると、人間の感情で考えるのは良くないですが、私には幼虫がいつも楽しそうに見えてしまいます。(Y)

2020年11月21日(土)
頭部の脱皮殻

 11月3日、前蛹になったクロアゲハの幼虫が最後の脱皮をして蛹になりました(写真左)。右はその時の脱皮殻。ヘルメットのような部分が頭部の、その左側が胸部、腹部の脱皮殻です。頭部の脱皮殻は形が崩れずに残るというのを初めて知りました。里山地域の当地に来て、そんな「初めて」がたくさんあります。(Y)

2020年11月19日(木)
ジャコウアゲハの幼虫と長靴

 夫が長靴をはこうとして、ふと見たらジャコウアゲハの幼虫が前蛹の状態で付いていたそうです(写真左)。食草のウマノスズクサはとっくに枯れてしまったのに、どこで生き延びていたのでしょう。これから最後の脱皮をして蛹になります。冬を越して、来年の初夏に無事羽化するまでこの長靴は使用停止です。右の写真は9月20日、まだ暑かった頃の賑やかなジャコウアゲハ幼虫の世界です。(Y)

2020年11月18日(水)
コロナ禍の中で

 今日は東京のコロナ感染者が493人で過去最多になりました。本来なら過ごしやすいいい季節。家族で外出が楽しい時期なのに、今年はこのいい季節を楽しむことができません。子育て、就職、学業等々、コロナで困っている人がたくさんいます。税金で休業手当を手厚くして人の動きを抑えない限り、コロナの終息は望めないような気がします。左の写真はリンドウ。初秋から咲き始めるけど、晩秋に咲くリンドウが好きです。右はフユノハナワラビ(シダ類)。花ではないけれど花の少なくなったこの時期にちょっとした華やかさを感じさせてくれます。(Y)

2020年11月17日(火)
コバネイナゴ

 左の写真は交尾中のコバネイナゴ。畔を歩いていた私の気配に気づいて、慌てて水に飛び込みました(10月27日撮影)。右は11月10日。今、田や畑で動くものがいたら、ほとんどがコバネイナゴです。朝晩の冷え込みにもかかわらず、暖かい日中は元気に活動しています。卵から幼虫、成虫へと成長して、次の世代に命を繋いで一生を終える。ここは里山地域。イナゴのふるさとです。(Y)

2020年11月16日(月)
ウマノスズクサとジャコウアゲハ

 今年はジャコウアゲハがたくさん産卵して幼虫が育ったので、畑のウマノスズクサの葉がなくなってしまいました。それで、3度自生地に葉を採りに行きました(9月20日の当欄)。自生地では頻繁に刈り取りが行われているようで、若い葉が生えているのに幼虫は全くいません。卵と幼虫ごと刈り取られたようです。ところでよく見ると、若い葉は低く刈り取られた茎からたくさん出ていました(写真左)。調べたら、ウマノスズクサの葉を増やすには地上0~5cmの低い位置で刈り取ることが大切とありました。母蝶はそんな若い葉に産卵します。来シーズンは刈り方、刈る時期を考えて、途中で葉が無くなることのないようにしたいです。右の写真はウマノスズクサの茎を食べる幼虫。茎もよく食べます。(Y)

2020年11月15日(日)
ジャコウアゲハの越冬蛹(その2)

 越冬蛹は人工物の高いところが多いと本で読みました。その通り、初めて見つけたのはガレージの梁で高さ2.5mほどのところでした(写真左、右の蛹もその付近)。でも、たくさん蛹があったのは人工物ではなくて落葉樹のサクラの枝です。どうして幹ではなく、雪や風の影響を受けやすい枝なのか。ヒイラギのような常緑樹ならともかく…。幼虫が蛹化する場所を選ぶ基準のようなものがあるのでしょうか。不思議がいっぱいです。来年の初夏にはオスが探雌飛翔にやってきます。そして、羽化直後のメスを見つけたらすぐに交尾するそうです。自分の子孫を残すために。そんな光景が見られるのを楽しみにしています。探雌飛翔については、竹入隆弘さんの著書「生態写真集 おかやまのジャコウアゲハ」を参考にさせていただきました。(Y)

2020年11月14日(土)
ジャコウアゲハの越冬蛹(その1)

 ジャコウアゲハの幼虫がすべていなくなりました。よく見ると、いろんなところで蛹になっています。ガレージの梁などで4つ、シイタケのほだ木とその支柱で1つずつ(写真左。高さ約20cm。雨がかからないように木の下側で)、ヒイラギの小枝で3つ、サクラの枝で8つ(写真右はその1つ)。シイタケの場所以外はすべて地上2~3mのところです。合計17個ですが、サクラの枝の蛹3つが何者かに襲われたようで壊れているので、残りは14個。無事越冬して羽化するのはどれくらいだろう…。(Y)

2020年11月13日(金)
山粧う

 立冬(11月7日)は過ぎましたが、このあたりでは今が一番山の紅葉(黄葉)が美しいです。「山粧う(よそおう)」秋です。朝夕の寒暖差が大きいせいか、今年はとりわけ美しい(写真左)。田の周辺ではあちこちで満開のチャノキ(茶の木)。うつむいて咲くので、今まであまり気に留めることがありませんでした。今年は花つきがよく、一つ一つの花もすごくきれいです(写真右)。「山眠る」冬はもうすぐ。「山笑う」春、「山滴る」夏、そして「山粧う」秋。古くからの日本語の表現の豊かさが大好きです。(Y)

2020年11月12日(木)
棚田の一本道

 昨年6月に遊びに来てくれた、ワイルドライフアート作家でカメラマンのTさん。後日、自身のブログで私たちのフィールドを紹介してくれました。その最初の写真が、棚田の中の軽トラがやっと通れるくらいの小さな地道。いつもよく利用する道ですが、ブログの写真を見て改めてこの道が好きになり、いろんな季節にカメラに収めています。Tさんはどうしてこの道を気に入ったのか。尋ねてみると、それは「昔は子どもたちがここを歩いて学校へ通っていた」という話がとても印象的だったから、ということでした。かつて、この道は2つの地区を繋ぐ近道で、人々の往来、小中学生の通学、周辺での大勢の農作業、秋には7段のはざ架け…。近所のおばあちゃんたちに聞いた話です。ここを通るたびに賑やかだった頃が思い浮かびます。(Y)

2020年11月11日(水)
幼虫脱皮

 レモンの木で11月1日に見つけたアゲハチョウ科の1齢幼虫(写真左。体長約2mm)。やわらかい葉はないし、朝晩の冷え込みがきついこの頃。育たないと思っていたのに、わずかずつ大きくなっています。そして今日見たら幼虫は脱皮直後でした。体長3mmの2齢幼虫です(写真右)。いつもは腹部の先端にある脱皮殻が頭部のそばに(食べるために移動した?)。黒く光っているのは頭部の脱皮殻です。(Y)

2020年11月10日(火)
ヒイラギの花とジャコウアゲハの蛹

 田んぼビオトープからの帰り道、小道の脇でヒイラギの花が咲いていました(写真左)。小さいけれど純白できれいな花を撮影しながら、ふと上を見たら、地上2mほどの枝でジャコウアゲハの真新しい蛹を見つけました(写真右)。一時はウマノスズクサにたくさんの幼虫がいましたが、昨日までいた最後の3匹もいなくなりました。この蛹はそのうちの1匹かもしれません。季節の移ろいを生きものが教えてくれます。(Y)

2020年11月9日(月)
クビキリギスの成虫と幼虫

 以前に撮った写真を整理していたら、クビキリギスの写真が見つかりました。クビキリギスの成虫の口(大あご)はすごく赤いです。ほとんどは背側から撮影や観察をしますが、今回見つかった写真は腹側から撮ったもの。背側から見ていたのでは気づかない、驚くような大あごの赤さ(写真左。10月19日撮影)。そんな成虫に対して、幼虫の大あごは黄色です(写真右。9月26日撮影)。これもまた初めて知ったこと。自然観察の面白さに気付き始めたところです。(Y)

2020年11月8日(日)
青空と紅葉とアカタテハ

 昨日は小雨が降り続く一日でしたが、今日は暖かい穏やかな天気になりました。雑木林の樹々がさらに色づいてきました。左の写真には4種類の樹があります。左からまだ緑色のキリ、赤いウワミズザクラ、黄色く色づき始めたエノキ、そして右端が濃赤色のゴンズイ。青空に映えてきれいです。陽気に誘われて、アカタテハもやってきました(写真右)。翅を広げたり閉じたり。アカタテハの美しさにも、しばらく浸っていました。(Y)

2020年11月7日(土)
クモの網

 先日、ガレージの隙間を覗いたら、クモの網に付けられていた卵のうから子グモが出ていました。子グモたちは団居中(写真左、奥にぼんやり写っているのが母グモです10月31日撮影)。同じ網にかかっていた獲物は体長約4cmの子どものニホンヤモリ(写真右)。母グモは体長1cmほど。そんな小さなクモが作った網にヤモリが掛かるなんて…。網はよっぽど強いのでしょうか。今日見たら、子グモたちは脱皮殻と空になった卵のうを残して、みんな旅立っていました。団居(まどい)については6月7日の当欄をご覧ください。(Y)

2020年11月6日(金)
樹々の紅葉(その2)

 左の写真はケヤキ、右はゴンズイです。ゴンズイの花にはチョウやカミキリなど、たくさんの昆虫がやってきます。また、実も紅葉も美しい。大好きな樹の一つです。青空と紅葉と…。気持ちのいい季節は足早に過ぎていきます。(Y)

2020年11月5日(木)
樹々の紅葉(その1)

 樹々の色付きが深みを増してきました。日中は暖かくなっても夕方になると急速に気温が下がるので、10月中頃からはストーブが欠かせません。先月末から一昨日まで、キッチンの部分的リフォームをしました。たった5日キッチンを使えなかっただけですが早々に根をあげました。でも職人さんの技と私の苦労(?)の甲斐あって、使い勝手のよい素敵なキッチンになりました。今、食器など少しづつ整理しながら納めています。断捨離のいい機会にもなりました。左の写真は色づいてきた雑木林の中の小道。右はウワミズザクラの紅葉。今年は秋の冷え込みが早いせいかとても美しいです。手前はまだ緑色のエノキです。(Y)

2020年11月3日(火)
クロアゲハの蛹化

 今日、飼育しているクロアゲハの最後に残っていた幼虫が蛹になりました。脱皮を始めて2時間ほどで蛹化(写真左)。それからおよそ2時間後には、見慣れたクロアゲハの蛹の形になりました(写真右)。脱皮終盤には体を激しくくねらせますが、体が後ろに傾いていくときはゆっくり静かに進行。脱皮直後と時間がたってからでは蛹の形が変わるのが不思議でしたが、今日やっと経過を観察することができました。(Y)

2020年11月2日(月)
トノサマガエル

 少し前のことですが…。9月27日、やっと少し涼しくなったので、7月の長雨で崩れた田んぼビオトープの堤防を直していました。その時、すぐそばに体長10cmほどのメスのトノサマガエルが現れました(写真左)。さらに近くの塩ビパイプの上にオス(写真右)。オスが移動したあとに、先ほどのとは違う個体で同じくらいの大きなメス。田んぼビオトープにトノサマガエルが増えました。来春には、ここ2~3年見ていない産卵が見られるかな。ちょっと期待しています。(Y)

2020年11月1日(日)
コロナの流行

 早いもので11月です。東京にいる娘が4月末に出産。コロナの流行で会えないうちに孫は6か月になりました。夫婦で協力しながら、子育て何とか頑張っているようです。長引くコロナ禍で失業、倒産等々大きな影響を受けている人がたくさんいます。こんな時こそ、失業・休業手当、子育て環境の充実など国民のために税金を有効に使ってほしいと切に願います。さて、左の写真はリンドウ、右は草焼き中の写真で、煙の向こうに見えているのが自宅北斜面の雑木林。紅葉の美しい季節になりました。(Y)

2020年10月31日(土)
小さな秋、見つけた

 左の写真は自宅近くにある自生の柿。毎年少しだけ小さな実がなるのですが、今年は豊作。大きさも例年より一回り大きくて5~6cmほどあります。これが熟すといろんな鳥たちが来て、すぐに食べつくすのだろうな。この柿の木から少し行くと雑木林の中の小道に出ます(写真右)。大きな葉はホオノキの落ち葉。落ち葉の上を歩くと、カサカサという音が耳に心地よいです。(Y)

2020年10月30日(金)
コカマキリとジャコウアゲハ幼虫

 左の写真は、ウマノスズクサの葉を夢中で食べている体長約4cmのジャコウアゲハ幼虫と、幼虫を狙うようにじっと見ているコカマキリ。果たしてこのあとどうなるか…。でも、あまりの大きさの違い。無駄な戦いはやめさせようとコカマキリを離れた場所に移動させました。地面に目をやれば、体長2cmほどのジャコウアゲハ幼虫が移動中(写真右)。5対の腹脚で意外なほどのスピードに驚きました。以前なら気持ち悪いだけの存在が今ではいとおしい。ともに生きる仲間です。(Y)

2020年10月29日(木)
蛹化、真っ最中

 3日ほど前にガレージの梁、地上およそ3mの所で前蛹になったジャコウアゲハの幼虫を見つけました。毎日時間を見つけては観察していましたが、今日いつもと様子が違うのに気づきました。黒い皮の一部が割れていて、脱皮が始まったばかりのようです(写真左。慌ててフラッシュもたかず上を見上げて撮ったのでピンボケ)。その後、脚立に上って近い距離から撮影(写真右。黒い脱皮殻が落下した直後)。左の写真を撮った時から右の写真まで7分ほど。脱皮の速さにびっくりです。貴重な瞬間に立ち会えて幸運でした。(Y)

2020年10月28日(水)
前蛹のレスキュー法(その2)-保護ポケット-

 10月13日の当欄で、クロアゲハの幼虫が蛹になるためのレスキュー法を紹介。幼虫は15日に無事蛹になりました。次はその蛹を羽化させるための保護ポケットを紙で作りました。何度か試してみましたが、ポケットに入れようとすると蛹の腹部が動くので中止。今日も動きましたが思い切って入れました。(写真左・右)。蛹になったらもう動かないと思っていましたが、腹部は動くのでしょうか。寒いので成熟が遅い? もう少し時間がたてば動かなくなる? 不思議は募りますが、今はとにかく来年の春に無事羽化することを楽しみにしています。(Y)

2020年10月26日(月)
ヒシバッタの脱皮殻

 田んぼビオトープ周辺でよく見る小さなヒシバッタ(ヒシバッタ科)。体長1cmほど。先日、畔道を歩いていたらヒシバッタを見つけました。そばには脱皮殻(写真左)。脱皮直後のようです。初めて見たヒシバッタの脱皮殻はすごくきれいでした。右の写真も同じヒシバッタの仲間。ヒシバッタ類は可愛いバッタですが、小さくて似たものが多いので種類はよくわかりません。(Y)

2020年10月25日(日)
センブリとヤマハッカ

 雑木林の小道でセンブリが満開になりました(写真左)。田んぼではシソ科のヤマハッカが盛りを少し過ぎたところ(写真右。10月13日撮影)。この花が群生していると、青い花が輝くように美しいです。ハッカと名前がついていますが、ほとんど匂いません。(Y)

2020年10月24日(土)
眼状紋

 アオスジアゲハ(以下アオスジ)幼虫の眼状紋は、クロアゲハ(以下クロ)など他のアゲハ類のものと比べるとかなり小さいです。アオスジの眼状紋をちゃんと見たくて、アオスジとクロの終齢幼虫を正面からアップで撮影しました。左がアオスジ、右がクロです。アオスジは黒っぽい角のような部分が眼状紋です。ところで眼状紋は眼のようですが実際には胸部にある「紋」であって眼ではありません。実際の眼は、頭部にごく小さなもの(明暗しかわからない)があるだけです。頭部はそれぞれの幼虫の一番下の部分、アオスジでは葉に接している緑色の部分、クロでは白っぽい色の部分です。アゲハ類の幼虫を上から見ると頭部は隠れて見えないことが多いので、眼状紋を眼だと思ってしまいますね。(Y)

2020年10月23日(金)
サワガニとケラ

 昨日からの雨が止んで日中暖かくなったので、先日から始めた水路の泥上げと水草抜きの続きをしました。泥の中で越冬する生きものが多いので作業は寒くなる前に終わらせたいのですが、いつも年を越してアカガエルの産卵期直前までかかってしまいます。今シーズンは何としても暖かいうちに終わらせたい…。作業中に出会った生きものたち。サワガニ(写真左)とケラ(写真右)。ほかに、アカハライモリ、アカガエル、カナヘビ、コバネイナゴ等々。生きものの賑わいが作業の励みです。(Y)

2020年10月21日(水)
アオスジアゲハの幼虫

 9月14日にシロダモの葉で見つけた、体長約2mmのアオスジアゲハ幼虫(9月28日の当欄)が終齢になりました(写真右)。体長は約2.5cm。寒くなったせいか、あまり食べないので大きくなりません。それでも、もうすぐ蛹になりそうです。左の写真は終齢になる前(10月5日撮影)。青い角のようなものが3対あります。右の終齢幼虫では角は小さくなり、黄色い帯が目立ちます。そして帯の両端には眼状紋が。アオスジアゲハの眼状紋は、他のアゲハ類と比べてとても小さく、この写真ではほとんどわかりません。(Y)

2020年10月20日(火)
再びウマノスズクサ自生地へ

 ジャコウアゲハの幼虫が育ってよく食べるので、ウマノスズクサの葉がまた不足気味です。そこで9月に行った自生地(9月20日の当欄)に再び採りに行きました。ところが、前回の場所はきれいに草刈りされて全く残っていません。困ってしまったけれど諦めず周辺を探すことに。すると少し離れた場所に、草刈り後に再び伸びたと思われる若い葉の群生を発見。よかった、やれやれ。早速株を持ち帰って植木鉢に植え、葉が少なくなった場所(写真左)にくっつけて置いてやりました。しばらくすると幼虫が移動してきました(写真右)。今、体長1.5cm~4cmのものが20頭ほどいます。カマキリに食べられることはあっても、餓死だけは避けたい。早く蛹になってよ、と祈るような気持ちです。(Y)

2020年10月19日(月)
水路の泥上げ

 アカガエルが水のある田んぼビオトープに集まってきました(写真左。ニホンアカガエル)。晩秋になると、アカガエルはそれまでいた雑木林や畑などから水辺に集まります。産卵期は2月~3月。寒い時期の移動を避けるためでもあるでしょう。田んぼビオトープ4つのうち、満水なのは1つだけ。あとの3つは水がほとんどありません。産卵期までに水を溜めるために、水路の泥上げは大切な作業です。作業中に見つけたクビキリギス。赤い口(大あご)を初めて見ることができました(写真右)。想像していた以上に赤かったです。(Y)

2020年10月18日(日)
ピンク色のツチイナゴ幼虫

 ツチイナゴの成虫がたくさん見られるようになりましたが、まだ幼虫のものも少しいます。ツチイナゴは成虫で越冬し、初夏に産卵するので夏から幼虫が見られるようになります。今年は初めて、ピンク色のツチイナゴの幼虫を4頭も見つけました。1頭目は薄いピンク(9月19日の当欄)、あとの3頭は濃いピンク色(写真はそのうちの2頭)。最初は、幼虫が畑の赤シソをよく食べていたのでそのせいかなと思いました。でも、こういう色が現れるのは食べ物と関係なく、バッタの仲間ではよくあることだそうです。(Y)

2020年10月17日(土)
ヤクシソウとアキノキリンソウ

 「ヒッ、ヒッ、カッ、カッ」という特徴ある鳴き声とともに、ジョウビタキが飛来しました(10月15日)。自宅から少し離れた田の様子を見ようとカメラを持って歩いていたら、電線に10羽ほどの小鳥たち。私のカメラではゴマ粒ほどにしか撮れなかったけれど、何とかアトリと確認できました。ヤクシソウ(写真左)とアキノキリンソウ(写真右)が満開。秋は急速に深まっていきます。(Y)

2020年10月16日(金)
アゲハの羽化 その2

 コードから外した蛹は黒ずんで、殻の一部が線状に破れています。これはダメ、蛹は何か訳があって壊れて死んでしまったみたい。残念だけど後で観察してから捨てようとそのまま台の上に載せておきました。そしてしばらくたって…。えっ!部屋の壁にアゲハが(写真左)。そして台の上には脱皮殻(写真右)。生きていたのです。蛹が破れてしまったと思ったのは、羽化が始まって割れたのです。なんと羽化が始まった、そのタイミングで外してしまったようです。蛹が黒ずんでいたのは翅の色が透けて見えていたのです。蛹のまま冬越しするのだとばかり思っていたので、今頃羽化するのがいるのだとちょっと驚きでした。ともかく無事羽化できてよかった。(Y)

2020年10月15日(木)
アゲハの羽化 その1

 瓶に挿したイヌザンショウの葉を食べて大きくなったアゲハの終齢幼虫。そろそろ移動を始めるので飼育容器に入れなければ、と思っていた矢先に行方不明に。探していると床から3mほどの高さにあるコードで蛹になっていました。(写真左。9月27日撮影)。近々ストーブも焚き始めるので部屋の中ではよくない。それで、蛹を外して飼育容器に入れ、室外に出すことにしました。右は外す直前の蛹。10月12日撮影です。(Y)

2020年10月14日(水)
里山の秋

 休耕田に作っている畑で、サツマイモ3畝のうち1畝の収穫をしました。昨年までは「紅あずま」でしたが、今年は「鳴門金時」を植えました。去年はイモが大きくなりすぎてあまり良い出来ではありませんでした(2019年11月8日の当欄)。今年は店に出ているようなスマートなものではありませんが、ちょうどいい大きさです(写真左)。すぐそばには満開のコスモスの花(写真右)。晩御飯は蒸し野菜。サツマイモが美味しかったこと! (Y)

2020年10月13日(火)
前蛹のレスキュー法(その1)

 クロアゲハの幼虫(前蛹?)が腹部の先端を飼育箱の壁につけたまま逆さまにぶら下がっていました。体を支える帯糸をうまく張れなかったようです。このままでは蛹になれないでしょう。どうしようか? そう、以前に伊丹市昆虫館のYouTubeで見た、このような幼虫を助ける方法を思い出しました。ティッシュペーパーをアイスクリームのコーンの形に巻いてフィルムケースに入れ、その中に幼虫を入れるのです(写真左。幼虫は驚いて赤紫色の臭角を出しています)。2日後、無事に蛹になりました(写真右)。このあとのことは後日に。(Y)

2020年10月12日(月)
ハラビロカマキリとスジボソヤマキチョウ

 大阪にいるTさんのブログに「カマキリが我が家からいなくなりつつある」とありました。それで、ちょっと気になって畑周辺を見に行きました。いたいた! シオンの花の上にお腹の膨らんだハラビロカマキリ(写真左)。すぐ近くにはスジボソヤマキチョウ(写真右)。間近で見るのは初めて。吸蜜に一生懸命で、おかげでじっくりと美しさを堪能することができました。カマキリも多くのチョウも、都市化するとすぐにいなくなります。都市部にコリドー(回廊)のように広がる里山環境があれば野生生物も、そして人も今よりずっと生きやすくなるのに…。(Y)

2020年10月11日(日)
ノコンギクとスイカズラ

ノコンギクが盛りを迎えました(写真左)。株が増えて、田の畔や法面などで素朴できれいな花を咲かせています。また、一か所だけなのですが、初夏の花スイカズラが再び咲き始めました(写真右)。二度咲きの株なのか、ここでは毎年秋にも咲くのです。つる植物で、はびこると厄介なので根元から切ってしまうことが多いけど、ここのは伸びすぎたつるを軽く切るだけにしています。花は気品があって美しいので大好きです。(Y)

2020年10月10日(土)
クロアゲハとモンキアゲハの幼虫

 クロアゲハ(以下クロ)とモンキアゲハ(以下モンキ)の終齢幼虫の写真をを見比べました。左は前回と同じ写真でクロ、右はモンキです。色の違いは撮影条件の違いでできたもので、実物は同じような色です。見分けるポイントは、やはり腹部の斜めの帯。クロはつながっていますが、モンキでは背の部分で途切れています。色もモンキの方が濃い。やっと、この3種の違いが確認できました。それにしてもよく似ています。意識して見ないと区別できないものですね。(Y)

2020年10月9日(金)
アゲハとクロアゲハの幼虫

 アゲハチョウ科を幼虫時代からわかるようになりたいと思いつつ、つい日が過ぎてしましました。今日は思い立って2種の終齢幼虫の写真を並べてみました。左がアゲハ、右がクロアゲハです。特に違いがわかりやすいのは、腹部の斜めの帯。アゲハは青緑色ですが、クロアゲハは淡茶褐色の網目模様です。これを覚えておけばもう大丈夫。次回は、クロアゲハとモンキアゲハの終齢幼虫を見比べてみたいと思います。(Y)

2020年10月7日(水)
棚田のコスモス2020

 今年も棚田にコスモスを植えました。例年タネを直接ばらまいていましたが、どうしても密なところと疎なところができてしまいます。それで今年は半分は直播で、半分はポットで苗を育ててから移植しました。8月に雨がほとんど降らなかった時は、毎日軽トラで水運び。苦労の甲斐あってか今年のコスモスは、今までで一番きれいです。田の近くのおばあちゃんたちが喜んでくれてよかった。ちなみに直播も移植もあまり変わらないようです。(Y)

2020年10月6日(火)
方向転換

 イヌザンショウの細い枝の上で右を向いていたアゲハの幼虫が、急に頭部を左に向けました(写真左)。何をしているのかと見ていたら右向きから左向きへと方向転換(写真右)。幼虫には胸部に3対と腹部に5対の脚があります(写真右。前方の尖った3対が本来の脚で後方のイボのような5対が幼虫時代だけの脚)。8対の脚で、細い枝の上での危なげない巧みな方向転換でした。(Y)

2020年10月5日(月)
シバグリとヒガンバナ

 シバグリの季節になりました(写真左)。拾うのが楽しくて、後のこと(皮むき)を考えずつい拾ってしまいます。そのままにしておくとイノシシが来るという心配も。イノシシはクリが大好物なのです。さてさて、明日は栗ご飯にしようかな…。右の写真はヒガンバナ(9月24日の当欄に咲き始めを取り上げました)。今年は草刈りを頑張ったせいか、例年になくたくさん咲いて一つ一つの花もすごくきれいです。(Y)

2020年10月4日(日)
サワガニの稚ガニとキタテハ

 夕方4時を過ぎてから、田んぼビオトープの水草抜きに行きました。他の田んぼビオトープが干上がっても、ここだけは一年中水がなくならない場所。わずかに水が湧いているようです。そのせいか水がきれいでサワガニが棲んでいます。作業中に甲羅の幅5mmほどの稚ガニを見つけました(写真左)。サワガニのメスはお腹で卵や幼生を抱えて稚ガニにまで育てるそうで、今は稚ガニがお腹から離れて独り立ちする時期。毎年この季節に稚ガニがよく見つかります。すぐ近くではキタテハが眠りに就いていました(写真右)。起こさないように、そーっと移動。おやすみなさい、キタテハ。(Y)

2020年10月3日(土)
ノビタキと秋の空

 ノビタキが立ち寄ってくれました(写真左。9月28日撮影)。ノビタキは、春は北にある繫殖地へ、秋は南の越冬地に向かう途中で当地にも立ち寄ります。今まではノビタキらしいのがいると思っても、すぐ逃げるので確認できずにいました。今回やっとカメラに。見上げれば秋の空(写真右)。気持ちのいい一日でした。(Y)

2020年10月2日(金)
クサキリ

 左の写真はキリギリス科のクサキリ。右は同じ個体のお腹側。背中側から見たのとお腹側からとでは、随分とイメージが変わります。今年はバッタ科とキリギリス科の昆虫を幼虫から飼育したかったのですが、チョウの幼虫やセトウチサンショウウオ幼生の飼育に追われてできませんでした。来年こそバッタ・キリギリスの仲間の飼育をして、じっくりと観察したい。幼虫時代から名前がわかるようになりたいです。(Y)

2020年10月1日(木)
コミスジとアサマイチモンジ

 左の写真はコミスジ、右はアサマイチモンジです。どちらも翅がボロボロ。危険に遭遇するたびに、何とか生き延びてきたのでしょう。後ろ脚がとれたバッタ類もそうですが、このような昆虫を見ると、妙な感情移入は良くないとわかってはいても、つい胸が熱くなるような感覚になります。(Y)

2020年9月30日(水)
ベニシジミ

 ベニシジミというとすぐ頭に浮かぶのは、春型の鮮やかな赤褐色のチョウです(写真左、4月17日撮影)。実際には翅の色は季節とともに深みを増していきます。このことを知って、秋にもベニシジミの写真を撮りました(写真右、9月22日撮影)。春と秋では随分と色が変化しています。身近にたくさんいるチョウですが、ちゃんと見ていなかったことに気づかされました。(Y)

2020年9月29日(火)
脱皮殻

 畑の防鳥ネットに大きな脱皮殻があるのに気づきました(写真左)。すぐ上を見たら、羽化直後と思われる体長5~6cmの大きなツチイナゴの成虫(写真右)。脱皮殻はこのツチイナゴの羽化殻に違いありません。このように脱皮殻のそばに殻の主がいることが多いので、脱皮殻を見て種類が少しだけわかるようになりました。(Y)

2020年9月28日(月)
アオスジアゲハの幼虫

 9月14日にシロダモ(クスノキ科)の葉で、体長2mmもないアオスジアゲハの幼虫を見つけました(写真左)。ちゃんと見なければゴミと間違えそうです。飼育して2週間たち、体長は約2cmになりました(写真右)。これからの変化が楽しみです。同じアゲハチョウ科でも、幼虫の姿形も食草も様々。不思議ですごく面白いです。(Y)

2020年9月27日(日)
秋の風情

 今日は一日爽やかなお天気。久しぶりに田んぼビオトープで堤防や排水口を直したり、はびこった水草取りをしました。9月も雨があまり降らないので、4つの田んぼビオトープのほとんどが干上がったままです。アカガエルやセトウチサンショウウオの産卵までに、こらからうーんと頑張ります! 畑の電柵線には真っ赤なナツアカネが休憩中。休耕田ではススキが満開。猛暑の夏が終わりました。(Y)

2020年9月25日(金)
変身

 左の写真は、緑色が透けて見えてきたアゲハチョウの4齢幼虫です。明日くらいに脱皮だろうと思っていたのに、3時間後にはすでに脱皮を終えて緑色の終齢幼虫になっていました(写真右)。幼虫を野外で自然のまま観察していると、いつの間にかいなくなってしまうことが多いです。天敵が多いのでしょう。それでごく一部の幼虫を家の中で保護しながら観察することにしました。今はアゲハアオスジアゲハの幼虫と同居中。チョウたちは脱皮も羽化も静かに、気づかないうちに終えてしまうので、身近にいても大きな変化の瞬間に立ち会えることはほとんどありません。(Y)

2020年9月24日(木)
やっと、秋!

 ヒガンバナが咲き始め、コバノガマズミの実が赤く色づいてきました。まだまだ日中の日差しはきついですが、朝晩は寒いくらい。ようやく秋本番です。(Y)

2020年9月23日(水)
オオカマキリ

 草刈りの時に見つけたオオカマキリです。安全な場所に移動させてやろうとしたら、手袋をした私の手の上で「鎌」(前脚)と後脚の手入れを始めました(写真左・右)。後ろ脚を簡単に口に持っていくのにビックリ! カマキリの後ろ脚がすごく長いことに今頃気づきました。カマキリもまた魅力的な生きものです。(Y) 

2020年9月21日(月)
ウマノスズクサ自生地へ(その2)

 自生地の近くに棚田百選で有名なところがあり、帰り道に見に行きました。稲刈りはほとんど終わっています(写真左)。帰宅して、採ってきた株を畑に植えました。右の写真は、畑のウマノスズクサ葉裏に集まっているジャコウアゲハの若齢幼虫(体長約8mm)です。幼虫は赤・白・黒の3色で肉質突起があります。毎日見ていると愛嬌のようなものを感じ、妙なたとえですがオムツをした幼子のようです。だから幼虫がたくさんいる畑は、まるで保育園! 自生地のウマノスズクサのおかげで餓死させず何とかなりそうです。(Y)

2020年9月20日(日)
ウマノスズクサ自生地へ(その1)

 畑のウマノスズクサに終齢幼虫が10頭ほど、卵と若齢幼虫が40以上。これらを餓死させないために、ウマノスズクサの自生地に株を探しに行きました。5年位前に見つけた場所で、今はもう生えていないだろうとあまり期待していませんでした。でもありました! ただ、最近草刈りが行われてその後にまた出てきたもののようで、若い葉ばかりです(写真左)。葉には卵もなければ幼虫も全くいません。きっと、草刈りの時に卵や幼虫が葉についたまま刈り取られたのでしょう。ジャコウアゲハを保護するためには草刈りの時期が重要だということが理解できました。右の写真は農道沿いの自生地。舗装に近い部分にウマノスズクサが出てきています。少しだけ株を採らせてもらいました。(Y)

2020年9月19日(土)
あー、勘違い

 畑で青しそを熱心に食べていた、少しピンク色がかったツチイナゴ幼虫(写真左)。そのすぐそばでじっとしていたフキバッタ。次の瞬間、フキバッタはツチイナゴに飛びつきました(写真右)。フキバッタは交尾の相手を間違えたようで、地面に落ちたツチイナゴは必至で抵抗。ようやく両者が離れたのは1~2分後。カエルではよくありますが、昆虫でも間違えることがあるのですね。(Y)

2020年9月18日(金)
畑で

 自宅そばの畑で作業をしていた時に出会った生きものたち。左の写真はオクラの葉にいたアマガエル。右はエンマコオロギ(メス)です。エンマコオロギはこの時期どこにでもたくさんいますが、すばしっこくてなかなかうまく撮れません。初めて撮れた、私としては自慢?の一枚です。(Y)

2020年9月17日(木)
ジャコウアゲハの孵化

 2012年にウマノスズクサを植え、2017年初夏に初めてジャコウアゲハの産卵がありました。その後産卵がなく残念に思っていたら、今年は初夏からひっきりなしの産卵。今は今シーズン最後の産卵のピークが終わったところです。この卵は無事育つと蛹の状態で越冬し、来年初夏に羽化します。昨日、卵が付いている葉をそーっと裏返すと、ちょうど孵化が始まったばかり(写真左)。卵の殻から幼虫の黒い頭部がのぞいています。右の写真は卵から出たばかりの幼虫(体長約2mm)が卵の殻を食べているところ。心配はウマノスズクサの葉がほとんど無くなってきたこと。これだけの幼虫を餓死させないため自生地に採りに行くつもりですが、今でも生えているだろうか? 来年に向けて畑の株を根分けなどで増やすことも考え中です.(Y)

2020年9月16日(水)
ホームセンターの楽しみ方

 昨日、ユズの苗木を買いにホームセンターに行きました。ユズの木もほしかったのですが、今回はそれよりアゲハチョウ幼虫の食草確保が目的です。家のレモンやカラタチの木に今までになくアゲハ類がたくさん卵を産んだので、幼虫に食べられて葉がほとんどなくなってしまったのです。ホームセンター屋外の苗木コーナーでは、柑橘類の苗木でアオマツムシが翅を震わせて鳴いているし、アゲハも産卵しようと飛び回っています。カメラを忘れたことを後悔しました。ユズの苗木の1本にアゲハの卵が2個付いていたのでやはりその木を選んでしまいました。ホームセンターの苗木売り場もいろいろ楽しめます。写真はともに我が家のカラタチの葉にいたアゲハ類の幼虫。名前はこれから調べます.(Y)

2020年9月15日(火)
ヤクシソウとシオン

 朝晩涼しく、しのぎやすくなりました。日中はまだ日差しが強いですが、吹く風は爽やかです。自宅周辺ではヤクシソウ(写真左)が、畑ではシオン(写真右)が咲き始めました。どちらも昆虫がたくさん吸蜜に集まります。毎年シオンの花に来るスジボソヤマキチョウも間もなく姿を見せるでしょう。楽しみです。(Y)

2020年9月13日(日)
ツチイナゴ

 今日、今シーズン初めてツチイナゴの成虫を見つけました。体長約6cmです(写真左)。越冬した成虫が春に産卵し、その卵が孵化して何度も脱皮を繰り返して成虫になったのです。まさに「命は巡る」。人と野生生物ではもちろん違いますが、生活サイクルの短い昆虫などを見ていると、「死」は終わりではなく始まりであると考えるようになりました。畑には今、若齢から終齢までたくさんのツチイナゴの幼虫がいます(写真右)。(Y)

2020年9月12日(土)
シュレーゲルアオガエル

 ジャコウアゲハを家の周りでよく見かけるようになりました。メスは産卵に、オスは羽化したばかりのメスといち早く交尾するために蛹を探しています。自分の子孫を残そうと一生懸命です。今日はチョウの蛹がよく見つかる敷地北斜面に行ってみました。蛹は見つからなかったけど、シュレーゲルアオガエルを見つけました。カメラを向けると次々といろんなポーズ。写真は特に気に入った2枚です。(Y)

2020年9月11日(金)
コバネイナゴとハネナガイナゴ

 イナゴの季節になりました。休耕田にも自宅周辺や畑にもたくさんいます。大阪の友人のブログに、庭にハネナガイナゴが来たとありました。タイトルは「珍客」。友人の住んでいる辺りにはイナゴが発生するような場所はないということです。当地の里山のような所がイナゴの発生する場所で、都市化が進むとすぐにいなくなってしまうのでしょう。コバネイナゴでも翅の長いのがいるそうで、私には2種の区別がつきません。左の写真は翅が短いのでコバネイナゴ、右は長いのでハネナガイナゴだと思うのですが。間違いであれば、ご教示いただけるとありがたいです。(Y)

2020年9月10日(木)
ダイミョウセセリの羽化

 今朝ダイミョウセセリの蛹(写真左)を見たらすごく黒くなっていたので、今日にも羽化するだろうと思いました。蛹化した時(9月4日の当欄)は上になっていた頭部が下になっていますが、これは葉を綴り合せていた糸を撮影のため切ったためだと思います。さて、朝から用事で出かけていて夕方帰宅してみると、やはり飼育箱の中で羽化していました。写真を撮ろうと飼育箱のフタを開けたら、あっという間に飛んでいきました。右の写真はフタを開ける前に撮ったもの。プラスチックの窓越しですが、羽化したての美しいダイミョウセセリです。(Y)

2020年9月8日(火)
コナギとオモダカ

 朝晩涼しくなったので、外の作業が少し楽になりました。草の勢いがすごいので、今日は何とかしようと草刈りをしました。ススキやセイタカアワダチソウなど背の高い草がはびこって、草刈り機で力ずくで倒すような感じで刈っていきます。今のところ疲れる割に成果は見えませんが、毎日少しずつ刈ればそのうち成果も見えてくるだろうと…。作業に向かう途中、田んぼビオトープで見た青色のコナギ(写真左。白い花はミズオオバコです)とオモダカ(写真右)の美しさに、しばし心が和みました。(Y)

2020年9月7日(月)
トノサマバッタ

 トノサマバッタは年2化性。越冬した卵が春に孵化して幼虫が現れます。その後何度か脱皮をして終齢幼虫(写真左)になります。ロボットのような姿をした終齢幼虫を初めて見たとき、「かわいい」と思いました。大阪にいたときも成虫(写真右)は見たことがあります。でも、幼虫が何度も脱皮を繰り返して成長し、成虫になるのを見た人はほとんどいないと思います。卵は土の中に泡に包まれた状態であるそうです。卵も見てみたい。生きものの一生を見られることの幸せ。このような環境を大切に保全しなければと強く思います.(Y)

2020年9月6日(日)
キリギリス

 朝晩涼しくなりました。このまま涼しくなってほしいし、まとまった雨もほしい。超大型台風10号はやや勢力を弱めたようで少しホッとしています。大きな被害が出ないことを祈るばかりです。さて、左の写真は昨日紹介したヤブキリの幼虫と同じころに現れるキリギリスの幼虫です(5月2日撮影。体長約1cm)。背の2本のラインでヤブキリの幼虫と区別することができます。右はバッタを食べているキリギリスの成虫(2017年8月5日撮影)。キリギリスもヤブキリと同じように産卵したあと一生を終えます。(Y)

2020年9月5日(土)
ヤブキリ

 昨日、畑で作業をしていたら、盛りを過ぎたケイトウの花で久しぶりにヤブキリを見つけました(写真左)。ヤブキリはメス。これから産卵し、卵に命を託して一生を終えます。そして来年の春、卵が孵化して幼虫が誕生(写真右は今年の4月に撮影した体長約1cmの幼虫)。毎年繰り返される命の営みです。(Y)

2020年9月4日(金)
ダイミョウセセリの蛹化

 ヤマノイモの2枚重なった葉を糸で留めた「巣」(写真左)の中で、ダイミョウセセリの幼虫が蛹化していました(写真右)。初めて見たダイミョウセセリの蛹。大きさは1.5cmほどです。なんて美しいのだろうと思いました。右の写真の左下にあるのは前蛹の脱皮殻。黒いのは幼虫のトレードマークだった黒い頭部です。羽化する時は、チョウが「巣」から出て翅を広げるのでしょう。無事羽化して飛び立つまで見逃すことのないようにしたい。今からすごく楽しみです。(Y)

2020年9月1日(火)
サワヒヨドリ

 9月になりました。日中はまだまだ厳しい猛暑ですが、朝夕は少し過ごしやすくなったと感じます。朝の早い時間に短時間の草刈りなどを始めました。田んぼに作業に行くときは、軽トラで行くか畦道を歩くかを選んで。今日は歩いて行くことにしました。途中、満開のサワヒヨドリがとても美しかったです(写真左)。花にいたのはコアオハナムグリ(写真右)。どんなに暑くても、自然は季節の移ろいを教えてくれます。(Y)

2020年8月31日(月)
ダイミョウセセリ終齢幼虫

 昨夜、ビンに挿したヤマノイモのツルにいるはずのダイミョウセセリ幼虫がいません。探していたら、高さ3mほどのところのケーブルの上にいるのを発見!(写真左)。ヤマノイモの葉の交換を忘れていたので、餌を求めて移動してしまったようです。新鮮な葉に移して(写真右)、念のため飼育容器に入れました。今は2枚重なった葉を糸で留めた「巣」の中にいます。調べたら、「巣」の中で蛹になるそうです。無事羽化してチョウになるまでの変化をじっくりと見たい。なんて魅力的な生きものたち!(Y)

2020年8月30日(日)
草刈り

 7月は雨続き、8月は連日35℃前後の猛暑。おかげで草刈りなど外の作業がほとんどできませんでした。それでも放っておくわけにもいかず、4、5日前から朝のうちの短時間だけ草刈りを始めました。ススキやセイタカアワダチソウが伸び放題で刈るのにも力が必要。終わるころには汗だくですが、吹く風と飛び交うツバメの姿にほっとします。写真は草刈り前と後。右の写真の奥に黄色く見えているのは、この棚田で唯一農家の方がお米を作られている田。もうすぐ稲刈りです。(Y)

2020年8月29日(土)
雨を待ちわびて

 7月は毎日のように雨が降ったのに、8月はまとまった雨は何と1日だけ。それも割合短時間でやんでしまった。気温はいまだに連日34℃以上。強い日射にあぶられているようです。それで、毎日の水やりが大変。自宅そばの小さな畑は水道が近いのでまだ楽ですが、休耕田の畑やコスモス畑には軽トラで自宅から水を運ぶしかありません。でも全く足りないし、すぐに乾いてしまう。田んぼビオトープも一部を除いてカラカラです。若い頃には当たり前に夕立があって、暑さも一刻和らいだものだけど…。人も人以外の生きものも、みんなまとまった雨が欲しい! 左の写真は休耕田の畑の小玉スイカ。収穫後の株でまた膨らんできた。漬物材料ぐらいにはなるかな。右は休耕田のコスモスの苗。雨が降らないのでなかなか大きくなりません。(Y)

2020年8月28日(金)
ジャコウアゲハの羽化

 今朝、保護していた2頭のジャコウアゲハの蛹の1つが羽化しました。今年の第4世代(第4化)です(写真左)。残りの1頭は無事蛹化したものの羽化直前に死にました。原因は不明です。保護していてもすべてが羽化まで行くわけではありません。ところで昨夕のこと。畑のミョウガが密生している中のササの茎でジャコウアゲハの蛹を見つけました(写真右)。地上からの高さは15cmほど。この個体は、畑のウマノスズクサで育ったものでしょう。安全な場所を選んでしたたかに生きていると思いました。それでも卵からの保護・飼育は確実に羽化の成功率を上げます。これからも卵の一部を保護して育てることは続けたいです。大変だけど楽しいことでもありますから。(Y)

2020年8月27日(木)
ダイミョウセセリと寄生バチ

 どちらも庭のヤマノイモで見つけたものです。左の写真は、折り曲げた葉に糸が掛けられて葉が開かないようにしてあります。ダイミョウセセリの「巣」のようです。中には蛹がいるのでしょうか。ちょっと覗いてみたいけど、羽化するまでの我慢。右の写真は別の場所にあったもの。白っぽい小さな繭がいくつか見えます。おそらくダイミョウセセリの幼虫に寄生したハチの繭でしょう。垣間見た、生きるための厳しい戦いです。(Y)

2020年8月25日(火)
ゴミグモ

 左の写真の中央部を拡大したものが右の写真(5月撮影)。ごみと一緒にイカのような形をしたクモがいるのがわかりますか。このクモはゴミグモ(コガネグモ科)といいます。家の周辺などのそれほど高くない場所に垂直円網を張り、中央にごみを縦に並べます。ごみは食べかす、脱皮殻、枯葉などを糸でまとめたもので、産卵時には卵のうもその中に置きます。クモはごみの中に作ったくぼみの中に隠れ、獲物がかかると出てきて糸でぐるぐる巻きに。ごみに隠れるのは獲物の昆虫をだますためではなく、捕食者に見つからないためのようです。生き残るための見事な仕組み。それぞれの生物が持つ能力に驚嘆するばかりです。(Y)

2020年8月24日(月)
ダイミョウセセリの幼虫

 ダイミョウセセリの幼虫を家の中で保護しています。孵化したばかりの頃は長さ約1cmの葉を折り曲げた隙間(巣)の中にいました(8月16日の当欄)。その後折り曲げる葉の長さは大きくなっていき、今は4cmの葉の中にいます(写真左)。今日、「巣」の中から出てヤマノイモの葉をすごい勢いで食べていたので、初めて全身を見ることができました(写真右)。体長約2cm。「巣」の中で蛹になるそうです。蛹はどんなだろう。興味津々です。(Y)

2020年8月22日(土)
羽化殻と帯糸

 写真は同じモンキアゲハの羽化殻です。左の写真は前から見たもの。面白い形です。バイクに乗ったカッコイイお兄さんに見えませんか? 風になびくマフラー、左下にはヘルメットも(前蛹の脱皮殻です)。右の写真は後ろから見たもの。蛹が割れてチョウが出てきた跡がよくわかります。下の方の2本のごく細い糸がわかりますか。帯糸(たいし)と呼ばれるもので、蛹になる前の段階で吐糸して自分の体を支えます。試しに少し引っ張ってみましたが、伸びるだけで切れない丈夫な糸でした。帯糸については7月16日、17日の当欄も見てください。(Y)

2020年8月21日(金)
バードバス

 毎日猛暑の日が続いているせいか、鳥たちがひっきりなしに水浴びにやってきます。ほとんどが今年生まれの若鳥たち。常連はメジロ、ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、キジバト、ヒヨドリなど。スズメ、モズ、カワラヒワも時々やってきます。今日はカラスがバードバス・デビュー。カラスが縁に止まったらバードバスがすごく小さく見えました。カラスは敏感で少し水を飲んだだけで逃げてしまったけど。写真はバードバスで水浴びする鳥たち。鳥たちの幸せ感が伝わってきて、暑さが少し和らいだ気持ちになります。(Y)

2020年8月20日(木)
共食い?

 先日の夜、飼育しているジャコウアゲハの幼虫を見たら、左の写真のような状態で全く動きません。ジャコウアゲハ幼虫は食草が少ないと共食いすることもあるそうです。それでてっきり腹部をほかの個体に食いちぎられて死んだと思い、1匹ずつに分けてやるべきだったと悔やみました。そして翌日の朝…。死んだと思ったのに動いている! 幼虫は共食いで食われたのではなく、脱皮の最中だったのです。写真でちぎれたように見える部分は脱皮殻でした。とんだ早とちり。でも、その日のうちに、蛹(写真右)になった2頭以外の3頭の幼虫を畑のウマノスズクサに放してやりました。(Y) 

2020年8月18日(火)
猛暑

 雨が降らず、毎日猛暑が続いています。自宅の温度計では一昨日は36.5℃、昨日は36.0℃まで上がりました。でも、昨日の静岡県浜松市では41.1℃で国内最高気温タイだったとか。40℃も当たり前になりそうです。大阪に住んでいた、まだ子どもが幼かった頃の記憶です。座っているだけで噴き出す汗に温度計を見たら34℃。「うわっ!」とびっくり。でも今はそれどころではない。都市部だけでなく田舎でもエアコンなしでは夏を越せなくなりました。気候変動や環境保全にみんなが関心を持たなければと強く思います。左の写真はキタキチョウ、右はキタテハ。どちらも眠りについているようです。(Y)

2020年8月16日(日)
ダイミョウセセリの孵化

 ヤマノイモの葉に産み付けられたダイミョウセセリの卵(8月10日の当欄)が孵化しました。母蝶の毛に守られた小さな卵。だから孵化したばかりの幼虫もすごく小さい。おまけに幼虫は葉を折り曲げて作った隙間にいます(写真左。白く見えているのが折り曲げた葉で幼虫はその下にいます)。右の写真はその隙間の部分のアップ。黒いのが幼虫の頭部です。母蝶の産卵現場を偶然目撃し、卵から見守っていたから気付くことができた小さな世界。幼虫の成長が楽しみです.(Y)

2020年8月15日(土)
キキョウとフシグロセンノウ

 フシグロセンノウが咲き始め(写真左)、キキョウが満開になりました(写真右)。どちらも当地より自然度の高い隣の地区に住んでおられるTさんから株をいただいたもの。フシグロセンノウは2か月ほど前、キキョウは3年前です。キキョウはそのまま育てると背が高くなって倒れ、花もきれいに咲きません。困ってTさんに相談したら低く仕立てる方法を教えてくれました。おかげで今年は倒れないし、花も一斉に咲いてとても美しいです。おまけに株も増えました。同じように毎年倒れてしまうワレモコウやサイヨウシャジンにも応用できそうなので、来年チャレンジです。(Y)

2020年8月13日(木)
ツチイナゴ

 今年もプランターのコブナグサに、ツチイナゴの若齢幼虫が現れました(写真左)。去年と同じように羽化までじっくりと観察するのが楽しみです(2019年10月2日の当欄)。右の写真はツチイナゴの成虫(2020年5月18日撮影)。ツチイナゴは、バッタの仲間では珍しく、成虫で越冬して初夏に産卵します。この幼虫は初夏に産卵された卵が孵ったもの。「命のリレー」、ふとそんな言葉が脳裏に浮かびました.(Y)

2020年8月12日(水)
豊かな自然を子どもたちに

 毎週日曜日の山陽新聞に、写真家で切り絵作家でもある今森光彦さんのコラム「光の田園だより」が掲載されます(今森さんのことは3月27日7月26日にも)。8月9日のタイトルは「私の夢」。要約して紹介すると、「子どもの頃、夏休みになると毎日暗いうちから友達と待ち合わせて雑木林でクワガタムシやカブトムシを捕まえていた。雑木林を一巡りすると数十匹が捕れた。本当にぜいたくな時間を味わっていたと思う。その頃の自然は存分に遊ばせてくれるだけの包容力があった。子どもたちが遠慮することなく遊べる里山をつくってみたい。果たしてこの夢はかなうでしょうか」。大阪市内で育った私には、そのような子ども時代の自然体験はありませんが、今の思いは今森さんと同じ。少しでも今森さんに近づきたいと思います。左の写真はオミナエシ、右はクルマバナ。季節とともに花も移り変わっていきます。(Y)

2020年8月10日(月)
ダイミョウセセリの産卵

 ダイミョウセセリが、幼虫の食草のヤマノイモの葉に産卵しました(写真左)。初めて見るダイミョウセセリの卵です。卵の表面がツルッとしていないのは、母蝶が産卵後、腹部の先端の毛を卵に被せてカモフラージュしているのだそうです。また一つ、子孫を残すためのチョウの巧みな術を知りました。ところで、飼育していたモンキアゲハが先日すべて羽化したと思ったら、レモンの木でまた卵7個と1齢幼虫1頭を見つけました。(写真右。卵の一部が黒くなっているので孵化間近です)。どのチョウもこの季節、子孫を残すのに懸命です.(Y)

2020年8月9日(日)
サイヨウシャジンとミソハギ

 毎日暑いので、外の作業は朝の早い時間しかできません。今日はちょっと頑張って、早朝から棚田にコスモスを植える準備と草刈りをしました。田んぼに行く途中、ため池の堤防で見たサイヨウシャジンの花が青空に映えてすごく美しかったです(写真左)。田の畔を歩いているとミソハギがもうすぐ満開。一帯が濃いピンク色に染まっていました(写真右)。手前の白い花はサワヒヨドリ。こちらはすでに満開です。(Y)

2020年8月7日(金)
羽化の瞬間

 飼育していたモンキアゲハの蛹、最後の1頭が羽化しました。蛹が黒くなっていたので、いよいよ今日。生憎午前中用事があったのですが大急ぎで帰宅。間に合った…。殻が割れて羽化が始まったのは午後0時45分(写真左)。体がすべて殻の外に出るまでわずか1分20秒ほど。それから飛び立つまでおよそ1時間半(写真右は飛び立つ直前)。バッタやトンボと違って、体が完全に殻の外に出るまでの時間の短いこと! やっと見ることのできた「羽化の瞬間」ですが、あまりの速さにカメラのピントがずれまくり。次の機会には肉眼でじっくり見たいと思いました。(Y)

2020年8月6日(木)
イワタバコ

 前に行った時には小さな蕾だったイワタバコの花(7月18日の当欄)。昨日見に行ったら、満開間近で、膨らんだ蕾もたくさんついていてとてもきれいでした(写真左)。葉がタバコの葉に似ていて岩場に生えるからイワタバコ。急な崖の、土もほとんどないようなところに張り付くように大きな群落を作っていました。右の写真はそばを流れる川。カジカガエルがいます。(Y)

2020年8月4日(火)
ジャコウアゲハ卵の孵化

 昨日、モンキアゲハが羽化したのと同じ日に、ジャコウアゲハの卵4個が孵化しました(写真左)。幼虫は小さくて体長4mmほど。この卵は7月30日に産卵されたもののようです(8月1日「季節の1コマ」)。この卵もまた保護することにして、卵のついたウマノスズクサを家に持ち帰りました。その時は卵が8個と1齢幼虫2頭が葉についていました。昨日孵化したのは8卵のうちの4つで、左の写真の右端の卵は孵化直前、その左の幼虫は卵の殻を食べているようです。孵化直後に卵の殻を食べる習性があるようで、孵化後は卵の殻は残っていません。右の写真は最初の日に1齢幼虫だったもの。1cmほどになり、横幅も大きくなってガッチリ体型になりました。(Y)

2020年8月3日(月)
モンキアゲハ羽化

 7月20日に蛹化したモンキアゲハの緑色の蛹(7月24日の当欄)が一昨日あたりから少しずつ黒くなってきて、今朝はほとんど真っ黒に(写真左)。羽化が近いと思って、蛹を目の前に置いて朝ご飯を食べました。蛹の殻が透けて中の変化が感じられるのですが、羽化は始まりません。用事で出かける時間になったので仕方なく外出。4時間ほどして帰宅したら羽化は終わっていました(写真右)。飼育個体今シーズン3頭目の羽化です。またもや羽化の瞬間を見逃しましたが、羽化したばかりの美しい姿をたっぷりと見ることができました。羽化の瞬間は残っているもう1頭の蛹に期待します。(Y)

2020年8月2日(日)
ミソハギとミズオオバコ

 8月に入りました。長かった雨の季節が終わり、一気に猛暑。田んぼビオトープではコオニユリが盛りを過ぎ、入れ替わってミソハギ(写真左)とミズオオバコ(写真右)が咲き始めました。ぎっしり生えた水草を抜いていると、大きなミズカマキリが2頭現れました。季節は次々と入れ替わっていきます。(Y)

2020年8月1日(土)
ハラビロカマキリ

 7月30日の朝、エノキの樹冠部を見ようと物干し台に上りました。驚いたことに、アマガエルが10匹ほどエノキの葉の上で休息したり、獲物を探したりしています。よく見れば葉に多数のエノキワタアブラムシ(写真左)が付いていて、その分泌物目当てか小さなハエの仲間もたくさん来ています。アマガエルは食べ放題というところです。そしてポーズが可愛いハラビロカマキリ幼虫(写真右)。7月13日に書いたカマキリの幼虫が大きく成長したものでしょう。コカマキリかハラビロカマキリか、はっきりしなかったけど決着がついたと考えてよさそうです。(Y)

2020年7月30日(木)
モンキアゲハ羽化

 今日のお昼ごろ、飼育していたモンキアゲハ2頭が羽化しました(写真左・右)。またもやその瞬間には立ち会えず。今朝蛹を見たらかなり黒くなっていたので、羽化は明日の朝だと思っていたのに…。ジャコウアゲハの時は朝6時半に見に行ったらすでに羽化を終えていたので、チョウの羽化は早朝と思い込んでいました。でも、とりあえずは無事羽化してよかった。2頭のうち1頭は7月16日に、もう1頭は翌17日に蛹化して、今日2頭同時の羽化でした。蛹化から羽化までおよそ2週間。先に羽化したジャコウアゲハは18日かかりました。モンキアゲハの蛹はあと、7月20日と24日に蛹化したものが残っています。今度こそ羽化の瞬間が見られるかな? そんなことを考えていると、ジャコウアゲハがウマノスズクサに産卵に来ました。里山はこの季節、次々と命溢れる場所。また忙しくなりそうです。(Y)

2020年7月29日(水)
トホシテントウ

 テントウムシといえばお馴染みのナナホシテントウ(写真左)やナミテントウ、そしてニジュウヤホシテントウぐらいしか知りませんでした。でも最近初めてトホシテントウ(写真右)を見つけました。草食性でカラスウリ類の葉を食べるそうです。そう珍しいものではないようですが、今まで気づきませんでした。どの世界もそうですが、生きものの世界も奥が深くて知らないことばかり。もっともっと知りたい。そして多様な生きものがいることの大切さや生きものの魅力を発信していきたいと思います。(Y)

2020年7月28日(火)
優しい眼

 この辺りにはバッタの仲間がたくさんいます。バッタたちに会うたびにカメラを向けていると、ある時ふと、優しい眼…と思うようになりました。バッタたちは気配を感じると、草の茎を抱くようにくるりと回ってこちらを向きます。警戒しているのでしょうが、その眼がとても優しく愛らしいと感じるのです(写真左、ツチイナゴの幼虫)。先日羽化直後のアブラゼミを見たときも、同じように優しいと感じてしまう目をしていました(写真右)。以前はバッタやセミをじっくり見る機会もなかったし、そんなことは思いもしなかった。じっくり見ることで広がる魅力的な新しい世界です。(Y)

2020年7月27日(月)
生きているってすばらしい

 昨日の夕方、田んぼからの帰り道、羽化直後のアブラゼミを見つけました(写真左)。夜の間に体や翅が固くなり、今朝には無事飛び立ったことでしょう。また、今朝は7月22日に続いて、飼育していたジャコウアゲハの羽化がありました(写真右)。この蛹は自宅北斜面のササを鎌で刈った時に葉裏についていたものです。食草のウマノスズクサは近くに2か所あり、どちらにも幼虫がいたので、そこから移動して蛹になったのでしょう。どちらからでも約10mの距離。蛹化直前の終齢幼虫は、障害物も多い場所を通り抜けてそこまで歩いて行ったのです。本能とはいえ凄いと思いました。ササを刈ってしまったので、保護して室内で見守ってきました。今日無事にきれいなチョウになって飛び立ったのでほっとしました。梅雨明けが遅く雨続きですが、新しい命があふれる季節です。(Y)

2020年7月26日(日)
オーレリアンの庭

 借りている休耕田に割合広い畑を作ったので、家のそばの小さな畑はネギ、シソなどすぐそばにあると便利な野菜だけを作ることにしました。そして春、余った場所に花の種をまきました。ケイトウ(写真左)やヒャクニチソウ(写真右)、キバナコスモスがもうすぐ満開。色とりどりの花を見ながら密かに「オーレリアンの庭」作りの構想を練っています。「オーレリアンの庭」は写真家今森光彦さんの造語で、「オーレリアン」とは蝶を愛する人のことだそうです。今森さんが30年かけて作られたのは、蝶などの多くの昆虫や鳥、その他たくさんの生き物が集まる命溢れる庭。里山の要素が凝縮された自然豊かな庭です。我が家のそばの畑は小さいですが、近くにはため池や雑木林、棚田や草はらもあります。それらを生かしながら美しい、自然と共生する空間を作っていきたい。是非とも実現したい夢です。(Y)

2020年7月25日(土)
カサブランカとコオニユリ

 玄関わきに置いた植木鉢のカサブランカの花が咲きました(写真左)。大きくて美しい花、そして甘い香り。ずっと眺めていたくなります。さて、今日は久しぶりのいいお天気。気になっていた田んぼビオトープの様子を見に行きました。まあ、草の勢いのすごいこと! 明日からしばらくは草刈りに追われそう…。ちょっとガックリしながらの帰り道、畔に咲くコオニユリの花が緑を背景にとても美しかったです(写真右)。(Y)

2020年7月24日(金)
モンキアゲハ終齢幼虫から蛹へ(その3)

 昨日前蛹になったものが今朝には褐色の蛹になっていました(写真左)。右の緑色のは7月20日に蛹化したものです。同じモンキアゲハの蛹でも体色に違いがあります。蛹になる場所の環境によるものだと書いてあるものもありましたが、同じ場所で蛹になったものでも体色に違いがあるのは何故でしょう?(Y)

2020年7月24日(金)
モンキアゲハ終齢幼虫から蛹へ(その2)

 最後の終齢幼虫が昨日、前蛹になりました(写真左・右)。終齢幼虫の時には体長約6cmもあったのに、前蛹では約3cmに縮んでいました。右の写真は左の状態から約5時間経ったものです。糸かけも終わって体中央が枝から離れています。(Y)

2020年7月24日(金)
モンキアゲハ終齢幼虫から蛹へ(その1)

 飼育していた5頭のモンキアゲハの幼虫。2頭はすでに蛹で(7月17日の当欄)まもなく羽化を迎えます。残りの3頭の内、一番小さかった幼虫は終齢にはなりましたが、その後死んでしまいました。あとの2頭は無事成長し、今日最後の1頭が蛹になりました。左の写真の中央付近、サンショウの枝に終齢幼虫と緑色の蛹がいるのですがほとんどわからないと思います。見事に周囲の環境に溶け込んでいます。右は前蛹になる前に体内に残っていたフンや未消化の葉をすべて出したもの。蛹になる前に消化器官の中は空になります。(Y)

2020年7月22日(水)
ジャコウアゲハの羽化(その2)

 羽化の瞬間を見たいと食卓に置いていた蛹なのに…。朝食を食べ終わってふと目をやるとすでに羽化を終えた後でした(写真左・右)。何で食事中気づかなかったのだろう? 食卓の上はご覧の通りごちゃごちゃしているので、外で写真を撮ろうとそっと移動させていたら、あっという間に飛び立って開いていた窓から大空へ…。残念ながら羽化の瞬間は見ることができませんでしたが、1頭のジャコウアゲハを親チョウの産卵から無事チョウになるまで見届けることができました。うれしい経験になりました。(Y)

2020年7月22日(水)
ジャコウアゲハの羽化(その1)

 7月4日に蛹化したジャコウアゲハを、天敵に襲われないように家の中で保護していました。7月21日、その蛹が黒っぽい色になっているのに気づきました(写真左・右)。チョウになるのも近いと思っていたら今朝(7月22日)羽化してチョウになりました。(Y)

2020年7月21日(火)
生きる闘い

 昨日、刈った草を焼きに田んぼに行きました。棚田にコスモスを植える準備です。刈った草をそのままにしておくと耕うん機に絡んで面倒なのです。それに、草を焼いた灰はコスモスの良い肥料になります。さて、田んぼに行こうと畔を歩いていると、クモの網にかかったナツアカネを見つけました。クモは体長1cmほど(写真左)。激しい闘いのあと、ナツアカネは動かなくなりました(写真右)。野生生物は「食う・食われる」の世界を生き延びるために懸命なのだ、そして失われた命は別の命に引き継がれるのだと改めて思わせてくれました。(Y)

2020年7月20日(月)
キキョウとコオニユリ

 田んぼに行く道沿いにキキョウの花が咲き始めました(写真左)。田んぼの法面ではコオニユリも(写真右)。コオニユリは一昨年1株が生えてきて複数の花が咲きました。でも昨年は蕾を虫に食べられて、全く咲きませんでした。そして今年。株は10株以上に増え、蕾が20ほどあります。全部咲いたらきれいだろうな…。暑いけど、田んぼに行くのが楽しみになりそうです。(Y)

2020年7月19日(日)
トンボの寝床

 夕方、田んぼビオトープに行くとチョウトンボがマコモの葉で眠りについていました(写真左)。家に帰るとササの茎でナツアカネも(写真右)。いつもは敏感なのに眠りについてしまうと近づいても逃げません。起こしてしまわないように気を遣いましたが、ゆっくりと写真を撮らせてくれました。夏の夕暮れの静かなひとときです。(Y)

2020年7月18日(土)
イワタバコの花を見に

 久しぶりに天気が良かったので、イワタバコの花を見ようと車で15分ほどの場所に行きました。花にはまだ早かったようで、葉に隠れて小さな蕾(写真左)がありました。そばの川からはカジカガエルの澄んだ声。岩の上にはちょこんと座っている姿も。双眼鏡を持ってこなかったことを悔やみました。途中の道路沿いに数か所あったカワラナデシコの小さな群落や、周辺の棚田の緑(写真右)がとてもきれいでした。10日後くらいかな。イワタバコの花を見に、双眼鏡を持ってまた行こうと思います。(Y)

2020年7月17日(金)
終齢幼虫から蛹へ(その2)

 7月16日、蛹になりました(写真左は正面から、右は横から撮影)。蛹の左下にあるのは脱皮殻です。こんなにじっくりと蛹を見たのは初めて。正面から見ると正装した西洋の人のように見えませんか。横から見ると蛹の真ん中から90度近く曲がっているのも驚き。さらに、写真を撮ろうと飼育箱を動かしたとき、蛹が大きく動いたのです! 蛹になったら動かないと思っていましたから、びっくりしました。それにしても、前蛹がどのようにして姿形の全く違う蛹に変化していくのか。次の機会にはそのあたりをじっくり観察しようと思います.(Y)

2020年7月17日(金)
終齢幼虫から蛹へ(その1)

 左の写真はモンキアゲハ終齢幼虫(7月12日撮影)。幼虫は前蛹になる前にお腹の中のものをすべて出してしまうそうです。その後は何も食べません。右の写真は翌日、前蛹になって静止しているところ。蛹化直前です。(Y)

2020年7月16日(木)
モンキアゲハ幼虫の糸張り

 7月13日、蛹化目前のモンキアゲハ幼虫を見ていたら、頭部を左右にゆっくりと振るような動作を始めました(写真左・右)。蛹になったときに体を支える糸を張っていたのです。初めて見たので感動しましたが、あらためて疑問に思ったのは、脱皮して蛹になるときにこの糸は邪魔になるのでは? ということです。残念ながら今まで脱皮の瞬間には立ち会えていません。でも、今はネット上にどんな情報でもある時代なのですね。アゲハ類の幼虫が蛹になる様子をYOU TUBEの動画で見ることができました。糸の内側で、糸にかかることもなくスルスルと脱皮していくのです。驚きながら納得!!でした。 我が家では、この写真の個体を含め2頭が蛹になり、残り3頭も終齢になりました。小さな蛹を見ながら、動画では見られない、体内で起こっている大きな変化にあれこれ想像を巡らせています。(Y)

2020年7月14日(火)
ジョロウグモ子グモの団居、その後

 6月7日の当欄にジョロウグモの子グモ(幼体)の団居(まどい)について書きました。日がたってしまいましたが、その後について報告します。6月9日には少し場所を移動して2度目の団居。最初の団居の場所には脱皮殻が残されていました(写真左)。子グモは卵のうの中で2度脱皮をしてから外に出て、最初の団居をします。その時に3度目の脱皮をすることがわかりました。右の写真は2度目の団居です。脱皮殻は全くありません。そのあと、メンバーを減らしながら少しずつ移動して、4度目の団居の後、みんなそれぞれの場所に散っていったようです。成体になるまで生き残るのはどれぐらいでしょう。秋にはまた、大きな網を張ったジョロウグモに会いたいです。(Y)

2020年7月13日(月)
エノキの樹冠部で

 物干し台に上がると、地上3~4mほどのエノキの樹冠部が見えます。何気なく見ていたら不思議な取り合わせに気づきました(写真左)。ナミテントウナナホシテントウ? いや、ナナホシテントウとはちょっと違う…。調べてみたら、ナミテントウには体色や斑紋にいろいろなタイプがあることがわかりました。同じナミテントウ同士の交尾だったのです。他にテングチョウやアリなど、いろんな昆虫が樹冠部を利用していました。中でも目に付いたのがカマキリの若齢幼虫(写真右)。腹部の先がピンと上がってキリッとして見えます。こんなに高いところにいるのはハラビロカマキリの幼虫かな? コカマキリの幼虫のような気もするし…。私にははっきりと区別できません。里山地域にいるからこそ見える、興味深い生物の世界です。写真はどちらも6月20日に撮影しました。(Y) 

2020年7月12日(日)
モンキアゲハ幼虫、終齢へ(その2)

 左の写真は、終齢になったばかりの幼虫を少し横から撮影したものです。シワシワで一見弱っているような印象でした。でも心配は無用でした。その後すさまじい食欲を見せ、2日後にはポチャポチャ、ツルツルになりました(写真右)。(Y)

2020年7月12日(日)
モンキアゲハ幼虫、終齢へ(その1)

 8日にも書きましたが、モンキアゲハの幼虫をリビングで飼育しています。天敵から保護しつつ身近で観察するためです。全部で5頭、そのうち2頭はすでに大きな終齢幼虫になっています。7月9日、残っていた4齢幼虫のうちの1頭がサンショウの葉の上で動かなくなりました(写真左)。体表面がテカテカと光って、背の真ん中あたりが少し緑色になっています。翌日の朝に見たときにはすでに脱皮を終えて終齢になっていました(写真右)。体長は約4cm。体のすぐ下には黒っぽい脱皮殻が残っていました。(Y)

2020年7月11日(土)
情報過多

 ある会社から、申し込んでないのにスマホのLINEに通知メッセージが入りました。次々に入るので鬱陶しくなって、メッセージを止めたいとあれこれ試みましたができません。仕方がないので会社に電話しました。結局長い時間を費やしてメッセージを止めることができましたが、これって何? 暮らしが便利になった? 情報過多、その結果大切な時間を無駄にしてしまう…。そんな気がしてなりません。当地では天候不順にもかかわらず、例年と同じようにネジバナ(写真左)もヤブカンゾウ(写真右)も満開。情報に振り回されるのではなく、自然を見つめ、自然とともに生きていくことの大切さを思います。(Y)

2020年7月10日(金)
セトウチサンショウウオ、山へ

 2月23日に水路で見つけたセトウチサンショウウオの卵のうを保護して飼育を始めました。幸い水槽の中でうまく育って、20頭ほどの幼生が少しずつ成長していきました(写真左は6月9日の幼生)。幼生が大きくなって変態が近づいた頃に元の環境に戻してやります。それを何回か繰り返し、最後に残った4頭は、変態前後の様子も観察したかったので飼育を続けていました。そして7月5日。体長約5cm、変態を終え小さくても成体と同じ姿になった4頭を、水路よりも少しだけ山に近いところに放してやりました(写真右)。セトウチサンショウウオは成熟するまでの2~3年を山や雑木林で過ごすそうです。そして成熟すると産卵のために水がある場所に降りてきます。そういう生活を支えてやるために、雑木林や田んぼビオトープの環境整備を続けて頑張っていきたいです。セトウチサンショウウオについては2月21日2月24日3月21日4月18日5月6日(以後もありますが省略)の本欄にも書いています。そのうち観察記録まとめます。(Y)

2020年7月9日(木)
お菊虫

 「お菊虫」とはジャコウアゲハの蛹のこと。蛹の姿が、後ろ手に縛られた女性のようだとして、各地に残る怪談「皿屋敷」の「お菊」になぞらえてつけられた名前だそうです。この蛹は地上70cmほどの高さのレモンの木の枝にあります(7月6日の当欄。その日の写真は前蛹)。おかげで見やすくて、正面からも後ろからもじっくり観察できます(写真左・右)。前蛹からたった1~2日で不思議で複雑な形の蛹への変化。見れば見るほど自然の造形の妙に驚きと感動でいっぱいになりました。(Y)

2020年7月8日(水)
一つ屋根の下

 普段は夫婦と飼い犬、2人と1匹の暮らしです。でも今はもっと大家族? モンキアゲハの幼虫5頭がリビングで育っています。3齢と4齢が3頭、終齢が2頭です(写真左は4齢幼虫、右は終齢幼虫です)。終齢幼虫は体長6cmほどになり、蛹になるのも間近。蛹になる前にかなりの距離を移動するので、今日飼育箱に入れました。飼育箱の中で蛹になり、無事羽化する日が楽しみ。ところで昨夜は大雨の音が怖かったのか、飼い犬のウリが急な階段を私たちのいる2階に上がってきました。ウリは交通事故で右の前脚がありません。よくぞ落ちなかったこと! 犬も幼虫も命の重さは同じ。間近で暮らすとより愛おしさが増してきます。(Y)

2020年7月7日(火)
温暖化と自然破壊と新型コロナウイルス

 6月28日の「サンデーモーニング」で、シベリアのベルホヤンスクという町で38℃という観測史上最高の気温を記録したことを知りました。開発によって凍土が融けだしていることは知っていました。でも最近の温暖化で凍土の融解が加速し、そのことによってさらに温暖化が加速するという悪循環。また、凍土に閉じ込められていた未知の細菌やウイルスが地上に解き放たれ、様々な感染症を引き起こす可能性。新型コロナウイルスも開発や温暖化と大きな関係があるそうです。番組の中で、霊長類学者の山極寿一さんの言葉が心に残りました。「近年のウイルス性の感染症は、自然破壊によって野生動物との接触を加速したことが原因である。さらに自然資源の開発が続けば、深海や氷河の下に眠っている未知の微生物やウイルスを引きずり出してしまうかもしれない。今私たちに必要なのは、グローバルな地球や国の動きと、私たち自身の身近な暮らしの双方で、人間にとって大切なことは何か、ということをじっくり考えることである。コロナ後にそれが決定的な効果を生むだろうと思う」。自然や野生生物の命に畏敬の念をもって接することの大切さを強く思います。左の写真は咲き始めたカワラナデシコ、右は少しピークを過ぎたウツボグサです。(Y)

2020年7月6日(月)
ジャコウアゲハ幼虫の蛹化 その2

 ジャコウアゲハは、幼虫の時に毒草のウマノスズクサを食べることによって毒を身につけるるそうです。では、その毒はどの程度のもの? ジャコウアゲハには天敵がいない? 何となく疑問に思っていました。そんな時のことです。瓶に挿したウマノスズクサにいた3頭のジャコウアゲハ終齢幼虫。最初に旅立った1頭は行方不明に。2頭目は軒下で無事蛹化(7月2日の当欄)。そして3頭目は一時行方不明になたものの、一昨日レモンの木の枝でじっとしているのを再発見(写真左。今日は淡黄色のきれいな蛹になりました)。喜んだ次の瞬間、軒下の蛹を見上げると大きな黒いクモが覆いかぶさっているではありませんか(写真右)。アシダカグモです。その後この状態が7時間ほど続いて、アシダカグモは姿を消し後には蛹の無残な姿。ウーン何で? 蛹も毒をもっているはず…。クモは動くものしか食べないはず…。わからないことが多いです。(Y)

2020年7月4日(土)
クサヨシ群落の住人たち(その2)

 カヤネズミの巣を眺めていると、いろんな生きものの姿が見えてきました。左の写真はコガネグモ(メス)。私が去年初めて見たクモです。その時も大きいのに驚きましたが、今目の前にいるものはもっと大きい。体長3cm近くありました。コガネグモは前年の秋に孵化、6月頃に成熟し、8月には産卵して死んでしまうそうです。そしてコガネグモのすぐそばにいたのはツマグロバッタの終齢幼虫。ここには、生きものたちに食べ物や棲み処、隠れ場所を提供している、小規模な植物群落がたくさんあります。(Y)

2020年7月4日(土)
クサヨシ群落の住人たち(その1)

 定期的に草刈りをしていると、マコモやチガヤなどのイネ科植物のまとまった美しい群落ができてきます。今日はクサヨシ(イネ科)の群落(写真左)でカヤネズミの巣を3つ見つけました(写真右。そのうちの1つです)。カヤネズミはつる植物やセイタカアワダチソウなどが侵入していない、きれいなイネ科植物やカヤツリグサ科植物群落を好んで巣を作るようです。(Y)

2020年7月3日(金)
カマキリ幼虫の脱皮

 草刈り中、何か不思議なものが目にとまりました(写真左)。バッタの脱皮かな? いや、そうではないような…。しばらく眺めていて閃きました。目の前のものは初めて見るカマキリの脱皮です。草刈りは後にして、じっくり見せてもらうことに。まず頭部が現れ、触覚、鎌状の前脚、さらにすらりとした中脚、後脚。次々と慎重に脱いでいきます。新しくなった中脚、後脚はコバルトブルーですごくきれいでした(写真右)。最後まで見届けて写真も撮りたかったのですが、残念ながらここで電池切れ。最後は私の説明でご勘弁ください。しばらくこの状態でぶら下がっていましたが、脚がしっかり固まったのでしょう。くるっと回って頭部を上にしました。腹部先端からなかなか外れなかった古い殻は脚を使って外しました。脱皮完了。体長約5cmのオオカマキリ終齢幼虫誕生です。(Y)

2020年7月2日(木)
ジャコウアゲハ幼虫の蛹化

 6月29日、ジャコウアゲハの終齢幼虫が建物の板壁を登り始めました(写真左)。いよいよ蛹化に向けての旅立ちです。幼虫が上がっていくのを見ていると、実にリズミカルに腹部を上下させています。感情移入は良くないですが、なんだか幼虫が楽しそうに見えてしまいます。やがて幼虫が行き着いた先は高さ2,5mほどの軒下。そこで前蛹になり、昨日見たら脱皮して蛹になっていました(写真右)。蛹のそばの黒い塊が脱皮殻です。親チョウの産卵、卵の孵化、脱皮、蛹化、そして羽化。生きものの節目節目に立ち会える幸せ…。(Y)

2020年7月1日(水)
モノサシトンボとニホンアカガエル

 生きもので溢れる季節になりました。自宅の周辺で作業していると、いろんな生きものに出会います。今日紹介するのは、モノサシトンボ(写真左)とニホンアカガエルの子ガエル(写真右)。モノサシトンボは色彩の美しさとともに、その名の通り等間隔に記されたような腹部の模様が不思議で大好きなトンボです。ニホンアカガエルの子ガエルは、今年田んぼビオトープで生まれたものでしょう。田んぼビオトープから自宅までは200mほどありますが、急斜面をものともせず次々とやってきます。体長約3cm。食べるものがいっぱいあるのか、お腹はしっかり膨らんでいます。(Y)

2020年6月30日(火)
オカトラノオ

 オカトラノオ(サクラソウ科)が今満開です(写真左・右)。当地に定住して12年になりますが、来て間がない頃に半日陰の道端で数本咲いているオカトラノオを見ました。「なんてきれいな!」というのが最初の印象です。刈り取られるのか、当時からたくさん見られる植物ではありませんでしたが、どうしても残したくて敷地内に数株移植しました。元々は半日陰ではなく日当たりのいいところが好きな植物。移植した場所が合っていたのか、年々株も増えてきれいな花が見られるようになりました。(Y)

2020年6月27日(土)
クロアゲハとジャコウアゲハの幼虫

 クロアゲハの幼虫は、レモンやサンショウ葉を食べて、大きいもので約3cmになりました(写真左)。体色がいろいろに変化していく様子が面白くて、毎朝一番に見に行きます。ジャコウアゲハの幼虫(写真右)は大変な食欲で、ひたすら食べている感じです。すでに終齢に達しているようで、体長は4~5cmあります。飼育しているのが3頭、外のウマノスズクサにいるのが8頭ほど。こんなにたくさんの幼虫が身近で育つのは初めてで、ジャコウアゲハが悠然と華麗に舞う姿が普通に見られるようになったらと楽しみにしています。それにしても、ジャコウアゲハ幼虫の体のトゲトゲや黒・白・赤のコントラストに魅力を感じるのは私だけかな~。(Y)

2020年6月26日(金)
ヒナ誕生

 5月1日にやってきたブッポウソウ。親鳥の行動から、6月20日頃にヒナが誕生したようです。ここの巣箱で繁殖するようになって3年目。最初の年は巣箱の取り合いでしょうか、独特の鳴き声で騒いで何とも賑やかでしたが、今年はすんなりと主が決まったようで割合静かです。でも元気に巣箱周りを飛び回っていたのですが、今月半ばの大雨のあと2、3日、姿も見えず鳴き声も聞こえないという日が続きました。大雨の影響で巣が放棄され、今年の繁殖は失敗したのだとほとんど諦めていました。でも、お天気が回復して、電線に2羽の姿を見たときは本当にうれしかったです。巣箱への出入りも、巣箱の見守りも見られるようになりました。7月10日前後にはヒナの巣立ちとなるでしょう。みんな無事巣立ってほしい。今からすごく待ち遠しいです。写真は巣箱から飛び立つ親鳥です。(Y)

2020年6月23日(水)
クロアゲハ幼虫の脱皮

 レモンの木のクロアゲハ幼虫が脱皮をしました。写真左の右側、大きいほうです。すぐ下に黒い脱皮殻があるので、脱皮直後のようです。2匹は同じ時に産卵されたはずなのに、大きさに違いができてしまいました。右の写真は大きい方の翌日の様子。鳥の糞のような色になっています。これからさらに脱皮・成長して緑色の終齢幼虫になり、前蛹を経て蛹化、そして羽化して立派な蝶に。そんな変化を身近でつぶさに観察できることに幸せを感じます。(Y)
PS:私のパソコンが故障して今修理中です。この欄は別のパソコンで継続できますが、メールが受け取れません。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

2020年6月21日(日)
ウマノスズクサの花

 ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)の花が咲き始めました(写真左)。この花を初めて見た時に、花=きれいという私の中の花のイメージが崩れ、花にもいろいろあると驚いたことを覚えています。さて、このウマノスズクサはジャコウアゲハが産卵した植物(6月4日の当欄)。その時の卵が孵化して1齢幼虫になり(6月11日の当欄)、今は体長1~1.5cmに成長しました(写真右)。小さくてわかりにくいですが、最上部の黄色い突起は、アゲハチョウ類の幼虫に共通の特徴で、刺激すると異臭を発する「臭角(しゅうかく)」と呼ばれるもの。写真を撮るのに夢中になって幼虫を刺激してしまったようです。(Y)

2020年6月19日(金)
クロアゲハとモンキアゲハ幼虫

 鉢植えのレモンの木に産み付けられたクロアゲハモンキアゲハの卵(6月11日の当欄)。その卵が孵化して幼虫になりました。左の写真はクロアゲハの、右がモンキアゲハの幼虫です。それぞれ体長約7mmと5mm。小さすぎてうまくピントが合わなくて苦戦。それでも写真を見ると卵の時にはわからなかった2種の違いがよくわかります。ところが、1週間たって昨日見たらモンキアゲハの幼虫が見つかりません。レモンの木にはクモがたくさんいるし、アシナガバチも狩りにやってきます。天敵をうまくかわして、1~2頭だけでも育ってほしいのですが…。(Y)

2020年6月18日(木)
ホタルブクロ

 中国地方は6月10日に梅雨入りしました。今日は朝から雨で、明日にかけて200mmの大雨の恐れとニュースが伝えています。大きな災害が起こらないようにと祈るばかりです。さて、雨の季節に似合う花がホタルブクロ(写真左・右)。畑の片隅で、赤紫と白の2色の花がすごく美しいです。地元の老婦人が、この花の口を閉じて手のひらで叩いたらパチンと音がして破裂するので「パチンコ」と呼んでいたと教えてくれました。また、この花の中にホタルを入れてその光を楽しんだりと、昔は自然の中にたくさんの魅力的な遊びがあったのでしょう。そういえば先日の夜、この花が咲いている近くで、今年初めてヘイケボタルが点滅。とても風情がありました。(Y)

2020年6月16日(火)
セトウチサンショウウオの変態

 6月14日、飼育中のセトウチサンショウウオのうち、2匹の外エラ(正しくは外鰓[がいさい]というそうです)が無くなり、変態したことを確認しました。まずは小さなケースに入れて撮影(写真左)。体長は5~6cmあります。そのあと、ミズゴケなどを入れた成体用のケースに移して記念撮影(写真右)。この2匹はもう少し飼育・観察してから生息地に放す予定。餌はワラジムシやコオロギの幼虫など、身近で手に入るものを与えるつもりです。この日は他の個体で変態直前になっているものを4匹、田んぼビオトープに放流しました。それでも、まだ小さい個体が数匹残っています。同じ時に産卵されたものでも、食べる量の違いで成長にすごくバラツキがあるのです。また、変態が近くなると外鰓が小さくなってくること、餌をほとんど食べなくなること、泥に潜って身を隠していることが多いこと、などがわかりました。(Y)

2020年6月15日(月)
2種のカエルの見分け方(その2)

 今日はヤマアカガエルについて(写真左は幼体、右は成熟個体)。ヤマアカガエル(以下ヤマアカ)はニホンアカガエル(以下ニホンアカ)と違って、背と体側の境の線が目の後ろで下に曲がっています。他にも違いがありますが、背と体側の境の線を注意して見れば2種を見分けることができます。これから子ガエルがもう少し成長したら、水辺から離れて、ヤマアカは林縁部や林の中に、ニホンアカは草はらや畑に移動して生活します。このカエルたちが命をつなぐためには、繁殖期の水辺と非繁殖期の林や草はら、両方の環境が必要です。(Y)

2020年6月13日(土)
2種のアカガエルの見分け方(その1)

 当地にはニホンアカガエルとヤマアカガエル、2種類のよく似たアカガエルがいます。1月23日に今シーズン最初の産卵を確認。最終的に約300卵塊の産卵がありました。その卵が今、次々と子ガエルになって元気に跳ね回っています。体長は1.5~2cmほど。畔を歩くと踏みそうで歩きにくいこと! 草刈りにも気を遣います。今日は2種類のうちのニホンアカガエルの体の特徴について(写真左・右)。背と体側の境の線がほぼ直線であることがわかります。次回紹介するヤマアカガエルとの大きな違いです。(Y)

2020年6月12日(金)
オタマジャクシ以上、カエル未満

 アカガエルのオタマジャクシを今年も飼育しました。順調に育って間もなく成体になります(写真左・右、ニホンアカガエルの同じ個体)。セトウチサンショウウオとは逆に、後あしが先に出て少しずつ大きくなります。後あしが立派になった頃、しっかりした前あしが突然出てきます。色々調べると、これは前あしが出る前に皮膚の下で十分育っているからだそうです。不思議に思っていたオタマジャクシの前あしの謎が解けました。私は、4本のあしが生えてきた頃の「オタマジャクシ以上、カエル未満」(?)の時に一番魅力を感じるのですが、この頃体内では大きな変化が起こっています。尾の消失、消化器の構造変化、エラ呼吸から肺呼吸への変化等々。想像できないような生物の不思議な世界です。(Y)

2020年6月11日(木)
命の輝き

 鉢植えのレモンの木に今年もクロアゲハが産卵しました。また今年初めてモンキアゲハが何度か産卵にきて、今現在、合計20個以上の卵が産みつけられています。2種の卵は区別できません。どちらも直径1mmほどで、真珠のような輝きをもっています(写真左)。また、堤防のウマノスズクサでは、ジャコウアゲハの卵が孵化して幼虫が出てきました(写真右)。体長約4mmで卵と同じく赤っぽい色をしています。表面の毛で水滴が輝いていました(Y)

2020年6月10日(水)
鳥類調査

 昨日、モニタリングサイトの鳥類調査をしました。今季繁殖期の最後の調査です。繁殖期1回目の調査は5月1日。繁殖期に入ったばかりで、鳥たちの囀りがよく聞こえました。今回は巣立ちの時期を迎えていて、若鳥の姿をたくさん見ることができました。確認できた鳥は19種。調査コースを歩いていてふと見ると、5mほど先の電線に3羽のコシアカツバメの幼鳥。警戒心が全くなく羽繕いに余念がありません(写真左)。おかげでじっくりと観察できました。また、観察コースから見える自宅敷地北斜面のピンク色のササユリがとてもきれいでした(写真右)。(Y)

2020年6月9日(火)
ササユリ

 ササユリの花が咲き始めました(写真左)。環境整備はなかなか行き届きませんが、それでも少しずつ続けている手入れが功を奏してか、株が増えてきました。今年、花や蕾をつけているものだけで40株ほどあります。ササユリは発芽した年は1枚の葉のみで(写真右)、ここから開花まで数年かかります。そんな小さな株も含めて数えると全部で100株以上になりました。そばを通ると漂ってくる上品な甘い香り。昔の里山の美しい風景を少しずつでも復活させたい。ササユリを眺めながら募る思いです。(Y)

2020年6月7日(日)
子グモの団居(まどい)

 春に孵化したジョロウグモの子グモが卵のうを出て(写真左。子グモが出たあとの卵のう)、団居(まどい)と呼ばれる集団生活を送っています(写真右)。団居に気づいたのは6月3日ですから、今日で5日目。まだ団居は続いています。この子グモたちの親は、去年の秋に勝手口のそばに大きな網を張った個体。近くにいたので、その日常や産卵、そして死までずっと観察していたものです(当欄2019.10.182019.10.282020.01.29)。だから余計に興味がわきます。子グモたちは集団生活を送ったあと、糸を使って空を飛んでいくバルーニングで散らばっていき、独立します。ここでもまた、それぞれの生物の持つ不思議な世界や能力に驚き、感動するばかりです.(Y)

2020年6月4日(木)
ジャコウアゲハの産卵

 3年前、自宅付近に植えたウマノスズクサにジャコウアゲハが初めて産卵しました。たくさんの卵があったのに終齢幼虫まで確認できたのはわずか1頭だけ。卵寄生蜂の寄生が多いようでした。その時に、ジャコウアゲハを殖やすには、卵を早めに保護して幼虫をある程度の大きさまで育ててから元に戻すのがよいと思いました(2017.6.23の当欄)。そして今年、久しぶりの産卵です(写真左。6月1日撮影)。卵は今日までで20個。半分程度を飼育して、幼虫が大きく育ったら元の所に放すつもりです。独特の色、形をした幼虫(写真右。3年前の写真です)がまた見られると思うと今から楽しみ。(Y)

2020年6月3日(水)
セトウチサンショウウオの放流

 セトウチサンショウウオの幼生が大きいもので体長約4.5cmになりました(写真左)。同時に産まれた卵から育った幼生でも、餌を食べる量に違いがあるのか成長に大きな差があります。小さなものはまだ2.5cmくらい。これでは共食いの心配もあるし、餌やりなどの世話も大変になってきたので、大きく育ったものを中心に2度目の放流をしました(写真右)。自然界には天敵も多くいることでしょう。無事成体まで育って山に帰り、また繁殖のために田んぼビオトープに戻ってきてほしい。そんな想いで見送りました。(Y)

2020年6月1日(月)
久しぶりの遠征(その3)

 軽トラドライブも終盤。以前から目を付けていたスポットで車を止めました。シライトソウ(写真左)、ハンショウヅル(写真右)、フタリシズカ、カノコソウなど。ハナイカダは実が膨らんでいました。また、葉の上にはカワトンボ、カメノコハムシの仲間など。ハンショウヅルの花は初めて見ました。楽しい観察ドライブでした。たまには遠征もいいものですね。(Y)

2020年6月1日(月)
久しぶりの遠征(その2)

 左の写真は途中の風景です。道路脇には、クサノオウ(ケシ科。写真右)、ジャケツイバラ(マメ科)、キツネアザミ(キク科)、コガクウツギ(アジサイ科)などが満開。道路で吸水するクロアゲハや最近めっきり少なくなったオナガアゲハも見ることができました。(Y)

2020年6月1日(月)
久しぶりの遠征(その1)

 5月29日、自宅から少し北の川沿いを自然を観察しながらドライブしてきました。と言っても道が狭いので軽トラなんですが…。いつもは自分たちのフィールドで活動していることが多いので、久しぶりの遠征?です。道の途中に小さな渓谷があります。その入り口付近にあったユキノシタの大きな群落(写真左)が素晴らしくて感激。ユキノシタの花(写真右)をじっくり見たのは初めてです。何とも美しい、魅力的な花でした。(Y)

2020年5月31日(日)
ハナウドとササユリ

 今、ハナウド(セリ科)が道路際など至る所で満開。左の写真は自宅近くに群生しているもので、同じセリ科のニンジンの花によく似ています。雑木林ではササユリの蕾が膨らんできました(写真右)。元々この辺りではたくさん自生していたそうですが、いまは激減しています。過度な草刈りか放棄かの両極端な土地管理、イノシシによる球根の食害、人による盗掘などが原因のようです。でもここでは時期を選んで適度な草刈りをすることで、株が年々増加してきました。間近になった花の季節が楽しみです。(Y)

2020年5月30日(土)
クロスジギンヤンマの羽化

 今年も自宅そばのビオトープ池(人工池)でクロスジギンヤンマの羽化が始まりました。昨年の羽化の始まりは4月23日(2019年4月26日の当欄)でしたから、3週間遅い始まりでした。最近は池の水が抜けたり、水草が繁茂し過ぎたりと池の環境が悪化していたので、今年は羽化はないものと諦めていました。そんな時、羽化殻(写真左)を見つけたのです。羽化殻は少しづつ増えて、今日までに20個ほどに。羽化も見ることができました(写真右)。こんな環境でも20匹のクロスジギンヤンマが飛び立ったのですから、私も池の環境改善に向けて少しずつでも頑張らなければ…。トンボに励まされたような気がします。(Y)

2020年5月28日(木)
フタリシズカとマムシグサ

 左の写真はフタリシズカ(センリョウ科)、右はマムシグサ(サトイモ科)。どちらも雑木林に生えています。フタリシズカは、刈り取られて絶えそうな場所から3年前に数株移植したもの。今年も清楚で可憐な花を咲かせてくれました。花言葉は「いつまでも一緒に」。マムシグサは以前から敷地内に自生しています。毒草だそうですが、姿かたちの面白さが気に入っています。どちらも大好きな花です。(Y)

2020年5月27日(水)
オタマジャクシの飼育

 昨日、田の畔でニホンアカガエルの子ガエルを見つけました(写真左)。気づかないうちに成長していたのです。暖かくなって、アマガエル、シュレーゲルアオガエル、ツチガエル、トノサマガエルが繁殖期を迎えました。少し前にはカエルの声が毎晩賑やかだったこと!それも今は落ち着いて、代わりに田んぼビオトープでは多彩なオタマジャクシが見られるようになりました。この黒いオタマジャクシ(写真右)はどんなカエルになるのだろう。それが知りたくて飼育することにしました。アカガエルの飼育については2018年4月17日6月16日の当欄をご覧ください。(Y)

2020年5月26日(火)
チゴユリとヒメハギ

 左の写真はチゴユリ(イヌサフラン科)、右はヒメハギ(ヒメハギ科)、どちらも地面近くで花が咲く小さな植物です。チゴユリは雑木林のやや暗い場所に、ヒメハギはもう少し開けた明るい場所に生えています。チゴユリの花はもう終わりましたが、ヒメハギは4月~7月が花期となっているので、もうしばらく楽しめるかな。チゴユリは、自宅近くで初めてこの花の群生を見た時、清楚な美しさにとても心惹かれました。それからは気にかけて、株を覆っている落ち葉を取り除くなどの世話をしています。でも株は増えても花数は減るばかり。何が原因だろう…。チゴユリは木陰のやや湿った、腐植質の積もった場所に生育するということです。そこのところを注意して、以前のような美しい群落を育てたいです。(Y)

2020年5月25日(月)
タツナミソウとニワゼキショウ

 左の写真はシソ科のタツナミソウ、右はアヤメ科のニワゼキショウです。タツナミソウは田の畔や法面に多く咲いています。ニワゼキショウは地道や庭など乾燥した場所に群生。白色の花もあります。この花は北アメリカ原産で、日本には明治時代に入ってきて野生化した帰化植物だそうです。どちらの植物も、草刈りで大型の草を抑えている場所に年々増えてきました。タツナミソウはその名の通り、立ち上がった波のような形の青い花がとても魅力的。群生しているニワゼキショウも美しく、どちらも大好きな花です。(Y)

2020年5月24日(日)
外エラと趾(あしゆび)

 左の写真はセトウチサンショウウオ幼生の外エラ、右は後あしの趾(あしゆび)を拡大して撮影したものです。外エラは魚類のエラとよく似ています。前あしの趾は4本ですが後あしのは5本あるのがわかるでしょうか。この幼生の体長は約4cmで1週間前とほとんど変わりませんが、食欲旺盛で体色も濃くなり、随分しっかりした体格になってきました。幼生特有の外エラは目立ちますが、水中をあしで歩いて移動する姿は成体のようです。エラ呼吸から肺呼吸への変化も近いと思われますが、どのように進むのでしょう。じっくり観察して紹介したいと思います。お楽しみに!(Y)

2020年5月23日(土)
道路脇の草花 その3

 ナルコユリの様子が気になって、昨日また見に行きました。ナルコユリはまだ蕾のままでしたが、前回カノコソウとともに満開だったホウチャクソウ(写真左。5月14日撮影)は花が終わっていました。右の写真は、その場所の現在の様子です。イタドリなど背の高い植物が伸び放題。背の低い植物はもう生育できません。ここは秋に年1回だけ草刈りが行われますが、この草刈りによって春の草花の美しい景観が保たれています。(Y)

2020年5月22日(金)
アヤモクメキリガ幼虫

 サイヨウシャジン(ツリガネニンジンの仲間)の葉の上に俵型の大きなフン(写真左)がありました。長さ約1.5cm、直径7mmほどもあります。何かいるぞと思って探したら…いました!大きな青虫(写真右)。特徴のある模様をしていたので、すぐに名前がわかると思って図鑑を見ましたがわかりません。数日たって昨日、ネットでやっと見つけました。「アヤモクメキリガ」というガの幼虫でした。昆虫初心者の私にとって、自分で名前に行きついたのはとてもうれしいことでした。(Y)

2020年5月21日(木)
道路脇の草花(その2)

 昨日はモニタリングサイトの鳥類調査(繁殖期)を行い、20種を確認しました。6月中旬ごろに次回の調査をする予定で、その時には可愛い若鳥たちの姿が見られるでしょう。さて、「道路脇の草花」の続きです。今回、5月中旬に行くとカノコソウが満開でした。たくさん集まった小さな花の一つ一つがきれいだったし、群生している様子が爽やかで美しい眺めでした(写真左、右)。(Y)

2020年5月20日(水)
道路脇の草花(その1)

 標高300mの自宅から山を下ると、市街地に通じる国道に出ます。その途中の道路脇に様々な草花が花を咲かせる所があります。4月末に行った時には、オドリコソウ(写真左)とムラサキケマン(写真右)が満開。ナルコユリが蕾を付けていました。オドリコソウの花は派手さはないけれど、やさしいピンク色が大好きです。(Y) 

2020年5月19日(火)
成虫越冬

 左の写真はバッタ科のツチイナゴ、右はキリギリス科のクビキリギス。どちらも成虫越冬の昆虫です。無事越冬を終えて会うことができました。ツチイナゴは昨年、プランターの雑草畑で幼虫から脱皮・羽化を経て成虫になるまでを間近で観察したので、見つけた時は、なおさらうれしく感じました。写真を撮ったのは少し前なので、ツチイナゴもクビキリギスももう産卵を終えたころかな。卵は真夏の少し前に孵化して幼虫が現れ、秋に成虫になってそのまま越冬します。越冬したものは繁殖活動のあと、7月ごろまで生きるそうです。(Y)

2020年5月18日(月)
カマキリの孵化幼虫から思うこと

 オオカマキリの卵が孵化してたくさんの幼虫が出てきました(写真左)。冬の草刈りの時に刈った草に付いていた卵鞘を、とりあえずバーベキューコンロに入れていたのです。孵化直後の幼虫は体長1cmほどでまるで糸くずのよう。こんな小さなものたちがこれから「食う・食われる」の世界を生きていきます。生き延びて次世代を残すところまでこぎつけられるのはどれぐらいの割合? 野生のどんな生き物にも共通することですが、成長の段階で多くの個体が食べられて他の生き物の命を支え、生き残ったものだけが次代に命を繋ぐのです。生物はお互いに支え合って生きているのですね。人間も他の生物の命に支えられて生きています。彼らとの共生はすごく大切なこと。そのためにも開発一辺倒ではなく、彼らの生息環境を保全することは人間の使命ではないでしょうか。右の写真は別の場所で見つけた幼虫。孵化から少し時間が経っています。(Y)

2020年5月17日(日)
セトウチサンショウウオはこんな顔
 セトウチサンショウウオの写真、いつも上から撮ったものばかりです。いったいどんな顔をしているのだろう…。そこで先日、体長約4cmのものを観察用のケースに入れて前からと横から撮影しました(写真左、右)。体の色が随分と濃くなって、「あし」で歩くように水の中を移動します。また、オタマジャクシの外エラは孵化後間もなく消えてしまいますが、セトウチのものは変態するまで残っているようです。これから変態して成体になるまでに、外エラがどのように変化していくのでしょう。興味の対象が次々出てきます。(Y)
2020年5月16日(土)
エナガの若鳥

 昨日の午前中、バードバスにエナガの10羽以上の群れが来て、順繰りに水浴びをしていました。ほとんどが若鳥ですが親鳥も一緒です。若鳥は巣立ちから日がたっているようで、体の大きさは親鳥と変わりませんが、顔の模様が違うので区別がつきます。最近二度立て続けに破壊されたエナガの巣を見た後だけに、無事育った若鳥を見てホッとして、うれしい気持ちになりました。若鳥たちは、これから親鳥から独立して集団を作って行動します。時にはシジュウカラ、ヤマガラ、メジロなどの若鳥たちとも仲良く一緒に水浴びにやってきます。これからバードバスはもっと賑やかになるだろうな。楽しみです。(写真はどちらも昨年5~6月のものです)(Y)

2020年5月15日(金)
赤外線センサーカメラの設置

 4月30日、中・大型哺乳類の調査のために赤外線センサー付き自動撮影カメラを設置しました(写真左)。環境省のモニタリングサイト1000・里地調査の一環です。一つのサイトあたり3か所で調査しますが、林野内の林道や獣道、水路沿いなど中・大型哺乳類がよく通過していると思われる場所を探してセンサーカメラを設置します。その一つが、自宅から1kmほど離れた林道。山野草の多い場所でもあります。3月にユキワリイチゲ(3月14日の当欄)、4月上旬にはヤマルリソウ(4月8日)が美しい花を咲かせます。今回カメラを取り付けに行った時にはイチリンソウ(写真右)が満開でした。センサーカメラは1か月で一旦回収して、画像の確認と機器メンテナンスの後再設置します。今月末に初めての回収です。その結果はもちろん楽しみですが、その時にどんな花が見られるか、こちらも楽しみです。(Y)

2020年5月14日(木)
ヘイケボタル幼虫

 田んぼビオトープの一つでモノアラガイの幼貝を見つけました(写真左)。モノアラガイはヘイケボタルの幼虫の餌になる小さな巻貝です。そういえば、この田は元々湿田で水溜りにはモノアラガイがたくさんいました。でもいつしか乾田化してしまい、モノアラガイも全滅したと思っていました。昨年の秋からマコモ(湿地に生える大型の草)を取り除くなどの手入れを始めると、水も溜まって再び湿田の環境が戻ってきました。そして、わずかに生き残ったモノアラガイが復活してきたようです。その数日後にはヘイケボタル幼虫もたくさん見つけました(写真右)。ヘイケボタルも滅多に見なくなっていたのですが、今年の夏の夜には、その風情ある点滅がまた見られるかな。(Y)

2020年5月12日(火)
壊されたエナガの巣

 4月21日の当欄で、エナガの巣を拾ったこと、そして4月25日の「季節の1コマ(№328)」でエナガの巣作り(写真左)を紹介しました。ひょっとしたら2つのことは繋がっていて、巣を破壊されたペアが新たな巣を作り始めたのかもしれません。楽しみにそっと見守っていました。ところが5月1日に、その巣がひどく破壊されているのを見つけました(写真右)。コチドリの卵と同じようにおそらくはカラスの仕業。もう5月ですから、エナガが新しい巣を作ることはないでしょう。都会だけでなく、田舎にもカラスがとても多いです。生と死がいつも隣り合わせ…が野生の命とはいえ、親鳥たちの懸命な子育てを何度も見ているので悲しいです。カラスから小さな命を守ってやる手立てはないものでしょうか。(Y)

2020年5月10日(日)
コチドリの産卵

 今年も近くのグラウンドでコチドリ(写真左)が卵を産みました。本来河原や海岸の砂地で産卵する夏鳥ですが、あまり人が来ないこのグラウンドでも毎年のように産卵します(写真右)。今年も5月初旬に産卵したようです。運よくヒナが誕生した年もあったのですが、スポーツイベントのために車両による整地が行われ、卵が潰されてしまった年もありました。今年は新型コロナウイルス対策でイベントはすべて中止。それでも念のため整備事業所の窓口に確認に行ったら、整備予定はあるが、ヒナが巣立った後にしようという理解ある返事をいただきました。これで安心と思った矢先…。悲しいことに、今日は卵がすっかり無くなっていたのです。おそらくカラスに見つかってしまったのでしょう。がっかりしました。親鳥はもっと辛い思いをしたことでしょう。難しいものです。(Y)

2020年5月9日(土)
「あし」が出た!

 いつ「あし」が出てくるのだろう?と飼育容器の中のセトウチサンショウウオを見ていました。「えーっ!」、前あし・後あし、すべてあるような気が…。急いで写真を撮って拡大してみました(写真左)。やはり4本の「あし」が出ていました。同じ両生類でもカエルは後あしから出ますが、セトウチサンショウウオは前あしが先に出るそうです。ウェブ上に次のような記述がありました。『孵化直後は魚のよう。やがて体前部にヒレが生え、それが趾(あしゆび)のある「あし」に変化する。前あしが完成するころ、体後部にもヒレが出ていて、前あしより遅れて「あし」へと変化する。趾は前あしが4本、後あしが5本。』 右の写真は前あしの部分を拡大して撮影したもの。外えらのすぐ後ろから「あし」が出ているのがわかります。この分では変態も間近だと思います。なお、私は専門家ではないので、間違いがあればご指摘いただけるとありがたいです。(Y)

2020年5月8日(金)
モートンイトトンボ

 田んぼビオトープを眺めていたら、目の前の水草にスッと何かが止まりました。モートンイトトンボ(以下モートン)、うれしい今年の初見です。きれいなイトトンボで左の写真はメス、右はオスです(どちらもまだ未熟な個体)。例年ここでは多数が見られますが、去年はなぜか少産で今年が気になるところです。先日、セトウチサンショウウオ幼生の餌にプランクトンを集めようと、小さな網で藻の表面を撫でるようにしていました。そこに入ってきたのはたくさんのイトトンボのヤゴ! 今年はモートン、期待できそう。畔を歩くとき、行く手を阻むようにビオトープと草むらを行き交うモートンがまた見られそうです。(Y)

2020年5月7日(木)
ヤマツツジとラン

 コバノミツバツツジの花が終わり、ヤマツツジの花が今満開です(写真左)。その近くでランの仲間が葉を広げています(写真右)。キンランかなトンボソウかな? どちらが咲いてもうれしい。大好きな花たちです。(Y)

2020年5月6日(水)
セトウチサンショウウオの飼育

 飼育容器の中で、セトウチサンショウウオの幼生が卵のうから出てきた時の体長は1.5cmほどでした(3月21日の当欄)。あれから1か月半経って、体長は2倍の約3cmに。横幅も出て、しっかりした体格になりました(写真左)。飼育を始めたときは、プランクトンがいそうな田んぼビオトープの水や水草を入れ、泥の中から採集したアカムシ(ユスリカ類の幼虫)も与えていました。でも、プランクトンは十分いるのかよくわからず、アカムシはごく小さなものしか食べないし食いつきもよくありません。餌が十分でないのか成長もイマイチ。そこで思いついて、ブラインシュリンプの幼生を与えてみました。熱帯魚やクラゲ類などの餌として乾燥卵が市販されているものです。乾燥卵を塩水でふ化させ、塩分を除いてから水槽に入れてみました(写真右)。セトウチの幼生は小さく突っつくような動作でよく食べます。十分食べると腹部が膨らみ赤っぽい色が皮膚を透けて見えます。何度か与えるうちセトウチ幼生の成長が良くなり、アカムシも積極的に食べるようになりました。ようやく育てられる気がしてきました。今後まだまだ難関はあるでしょうが、うまくいって放流できる日が楽しみです。(Y)

2020年5月5日(火)
買い出し

 今日は買い出しに市街地へ行きました。ちょっと買い物に行くのにも車しかありません。それで、まとめ買いをしたり、いくつもの用事をまとめて済まそうとするので、いつも半日仕事以上になってしまいます。だから、たいていお昼ご飯は外食となり、それはちょっとした楽しみ。今日は時節柄、マクドのドライブスルーでハンバーガーとアイスコーヒーを買って、ドラッグストアの広い駐車場で車中食。ハンバーガーを少し張り込んだので一人690円。新型コロナウイルスで気が滅入る中のささやかな贅沢…。行き帰り、周りの山々は新緑が美しく、フジの花が満開でした。左の写真は帰宅して撮った敷地内のフジの花。足元には初めて見るバッタの幼虫(写真右。名前はこれから調べます)。季節とともに植物も動物も移り変わっていきます。(Y)

2020年5月4日(月)
青葉の季節

 青葉の美しい季節になりました。左の写真は自宅から見た雑木林。右下にあるのがバードバスです。暑くなって、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ヤマガラ、キジバト、スズメ等々、お客さんが絶えません。右の写真は田んぼで作業中、自宅周辺の雑木林があんまり美しかったので思わずシャッターを押しました。左端の樹々の後ろに我が家があります。(Y)

2020年5月3日(日)
次女の出産

 先日、東京に住む次女が無事男の子を出産しました。新型コロナウイルスの蔓延で、私たちはもちろん次女の夫も病院での赤ちゃんとの面会はできませんでした。私も産後の手伝いに行くつもりでしたが、それも叶いません。ウイルスの流行で、いつもと変わらない日常の大切さ、ありがたさに改めて気付かされました。ところで、当地では今、新しい命が次々と生まれています。左の写真はヤブキリの幼虫、右はキリギリスの幼虫です。どちらも体長5~6㎜。これから、そんなバッタやキリギリスの仲間の幼虫の成長過程に注目して観察、紹介したいと思います。(Y)

2020年5月1日(金)
幸せな一日

 モニタリングサイトの鳥類調査をしました。今日は良いお天気。先週までは北風が吹いて寒い日が多かったのに、昨日今日は一気に初夏の日差しです。そのせいか鳥や昆虫の動きも活発で、楽しい調査になりました。調査中、遠くの樹の梢にいた鳥は、青い羽に赤い脚。今年も来てくれました、ブッポウソウ!(写真左)。キビタキやウグイス、ホオジロ(写真右)の美しい囀り。上空にはツバメやコシアカツバメの飛翔。その中にいると気分が高揚してきます。今日確認できた鳥は26種。里山の豊かな自然に改めて触れることができた幸せな一日でした。(Y) 

2020年4月29日(水)
オタマジャクシが減ったのは

 2週間ほど前から、アカガエルの幼生(オタマジャクシ)が減っていくのに気づきました。幼生の天敵はミズカマキリタイコウチなどたくさんいますが、それらではこれほど急激に減ることは考えられません。一番の原因はすぐにわかりました。大型の鳥、サギ類です。左の写真は田んぼビオトープで獲物を狙うダイサギ、右の写真はアオサギとダイサギがお揃いで。人の気配が無いとみると一日に何回もやって来て食べ放題。あれほどいたオタマジャクシが一挙に減ってしまい、ビオトープによっては数えられるほどの数しか残っていません。周辺の田んぼは今は田植えを控えて水が入っていますが、アカガエルの産卵期の2~3月には乾田になっているのでオタマジャクシはいません。サギが田んぼビオトープに集中する要因でしょう。カエルが生態系で果たしている役割は大きいです。カエルを絶滅させないために、休耕田に周年水を張った場所が各所にあることが必要だと強く思います。(Y)

2020年4月28日(火)
クロボシツツハムシ

 畑で花や昆虫の写真を撮っていて、アレ?と思いました。ナナホシテントウのようだけどちょっと違う?(写真左)。調べてみると、クロボシツツハムシでした。テントウムシは苦くて鳥も食べないので、テントウムシに似せることで鳥などの捕食者から狙われないようにしている(擬態)そうです。右の写真は本物のナナホシテントウ。よく似ていると思いませんか。生き物の世界を知れば知るほど、それぞれの種が生き残るための様々な工夫を持っていることに驚嘆するばかりです。(Y)

2020年4月27日(月)
旅立ちと飛来の季節

 3月下旬にジョウビタキ(写真左)、4月中旬にミヤマホオジロ(写真右)、そして3日ほど前にカシラダカ、アオジ、シメがいなくなりました。みんな繫殖地へ旅立ったのでしょう。入れ替わりにコシアカツバメを昨日確認して、今日は雑木林でキビタキの声を聞きました。近くのグラウンドではコチドリが卵を産んでいました。まだツグミやシロハラは少し残っていますが、もう間もなく旅立つでしょう。そして、去年は4月28日にブッポウソウが飛来したので、今年もそろそろ来る頃と楽しみです。鳥たちの旅立ちと飛来の季節。毎年繰り返される営みがいつまでも続くよう、里山保全頑張っていきたいです。(Y)

2020年4月26日(日)
セトウチサンショウウオの新しい卵のう

昨日、水路でセトウチサンショウウオの卵のうを見つけました(写真左。白いのが卵)。今までに卵のうを見つけたのは2月15日と23日ですから、今回のは随分と遅い産卵です。卵のうは一対のらせん状で1つの長さが10cm以上ある大きなものでした(写真右)。卵は少し発生が進み、産卵後およそ7~8日ほど経過しているようです。うまくいけばこれから90日前後で成体になって上陸します。水切れ、天敵など前途は多難ですが、少しでも多く成体になれるように見守っていきたいと思います。(Y)

2020年4月25日(土)
カスミザクラとヤエザクラ

 左の写真はカスミザクラ。新緑の中で白い花が咲いて、名の通り霞のような風情です。右はカンザンという品種のヤエザクラ。どちらも遅咲きのサクラで今満開です。3月下旬から始まったサクラの季節も終わりに近づいてきました。バトンはサクラから他の樹々の花へ。コバノガマズミやつる植物のムベアケビの花が咲き始めました。これから晩秋まで、美しい花の移ろいを折に触れて紹介したいと思います。(Y)

2020年4月24日(金)
シオヤトンボの羽化

 田んぼの作業から帰る途中、先日サワガニのいた水たまりでシオヤトンボを見つけました。水面から3cmほどのところで小さなスギナにつかまってじっとしています(写真左)。今日の活動を終えて眠りについたのだと思って通り過ぎたのですが、もしかしてと戻ってみると、やっぱり! トンボのすぐそばに脱皮殻を発見(トンボの左手前)。トンボは羽化直後だったのです。夕方になって急に冷え込んできたので、羽化したものの飛び立つことはできなかったようです。明日は暖かくなって無事飛び立ちますように…。顔を上げると水路にきれいな水の流れ(写真右)。「春の小川」のメロディーが浮かびました。(Y)

2020年4月22日(水)
サワガニ

 田んぼビオトープで作業していると、畦際の草が大きく動いて、甲幅およそ3cmの大きなサワガニが出てきました(写真左。4月19日撮影)。「サワガニはきれいな水の指標生物の代表種。どこかに湧き水が染み出るきれいな水源があるのではないか」、といつもお世話になっているYさんに教えていただきました。そういえば、他の田んぼビオトープが干上がっても、ここだけは水がなくなることはありません。水が湧いている場所を探してみようと思います。右の写真は、昨年の11月に同じ場所で見つけた甲幅5mmほどのサワガニの稚ガニ。こんな小さな場所で命を繋いでいる…。何だか感動し、無性に嬉しくなりました。(Y)

2020年4月21日(火)
エナガの巣

 エナガの巣が道路に落ちていました。エナガの巣は、コケと羽毛とクモの糸でできた長さ12cm前後の袋状ということです。でも、持ち帰った巣は破れてボロボロ。多分、カラスに襲われたのでしょう。じっくりと観察しました。左の写真は巣の外側、右は内側です。外層は主にコケで、補強にシュロの繊維も使われています。表面にはウメノキゴケも貼り付けられています。それらが巧みにまとめられていますが、意外と簡単に裂くことができました。内層はアオバトなど、たくさんの羽毛が敷き詰められていました。タカなどに襲われた鳥の羽毛を集めてきたのでしょう。巧妙に作られていて、とても暖かそうな巣です。自然の摂理とはいえ、一生懸命に巣作りをするエナガを思い浮かべて、切ない気持ちになりました。(Y)

2020年4月20日(月)
タニシとノミノフスマ

 田んぼで作業をしていると、いろんな生きものに出会います。今日は水の中ではタニシ(写真左)。タニシの後ろに筋がついているのは餌を求めて移動した跡です。畔ではノミノフスマの白い花(写真右)。地味だけど清楚な花がいま満開。「ノミノフスマ」を漢字で書くと「蚤の衾」。衾とは夜具、布団のこと。小さな葉が向き合ってついている様をノミの布団に例えた名ということです。由来を知ると忘れられない名ですね。里山地域に住んでいると、紹介したい魅力的な動植物が一杯。まだまだ里やま日記のネタは尽きません。(Y)

2020年4月19日(日)
里山の春

 左の写真は、4月5日に棚田の休耕田に作った畑から我が家方面を撮ったもの。今から2週間前なのでサクラがすごくきれいでした。右の写真は、一昨日玄関から撮りました。コバノミツバツツジが満開です。里山の春。こんな風景をいつまでも残したいです。(Y)

2020年4月18日(土)
サンショウウオ幼生その後

 3月21日の当欄で紹介したセトウチサンショウウオの幼生。あれから1ヵ月、幼生は大きく成長しました。左の写真は田んぼビオトープで自然に育ったもの。2月15日に見つけた卵から生まれた個体でしょう。体長約4cmありました。右の写真は孵化する前から水槽で飼育しているもの。体長約2cm。餌は田んぼビオトープにいるアカムシなどを与えています。セトウチサンショウウオは5月頃、体長5cmくらいで変態します。外えらがなくなり、四肢が出てきて成体になるのです。そして6月頃に陸に上がって近くの林に移動。そこで繁殖できるようになるまで生活します。これから変態するまでの体の変化が楽しみです。ところで今日、卵が確認できなかった場所で5匹の幼生を見つけました。体長約2.5cm。産卵していたのに気付かなかったようです。嬉しい発見でした。(Y)

2020年4月17日(金)
好物はキャベツ!

 4つの田んぼビオトープにアカガエル類がおよそ300卵塊産卵しました。1卵塊には多数の卵が入っていますから、それらがすべてオタマジャクシになったとしたら概算で450000匹ほどの数になります(3月15日の本欄)。実際、一時は田んぼビオトープ一面にオタマジャクシという感じに。これではエサ不足になると思い、試しに畑に放置してあったキャベツの外側の葉を入れてやりました(写真左)。続いて柔らかく煮た葉も(写真右)。どちらも食いつきがすごいこと! でも暖かくなって藻類や水草が育ってきたのでキャベツの差し入れは終了です。これからはシュレーゲルアオガエル、トノサマガエル、アマガエル、ツチガエルの産卵期。田んぼビオトープは様々なオタマジャクシで賑わいます。(Y)

2020年4月16日(木)
排水口その後

 4月11日に応急で設置した塩ビパイプの排水口。翌日、翌々日とこの時期にしては珍しい激しい雨と風でした。雨が上がった14日、排水口がどうなっているか心配で見に行きました。左の写真がその時のもの。手前側の直線状の部分が「堤防」で、左端の灰色が塩ビパイプの排水口です。右の写真は4月6日の状態。比べると、雨のあと排水口から大量の水が流れ出て堤防の向こう側も満水になっているのがわかります。水が貯まることによって、ただの水たまりではなく浅い所、深い所、植物が生えている所、と多様性のある水環境ができました。なかなかいい感じです。この環境を維持するために奥にも堤防を作りました。ここにも今後いろんな生き物が棲みつくでしょう。新しい出会いが楽しみです。(Y)

2020年4月13日(月)
ホトケノザ
 「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ、春の七草」。春の七草たちの花がいま盛りです。ゴギョウとはハハコグサ、ハコベラはハコベ、スズナはカブ、スズシロはダイコンのことです。では、ホトケノザは? 写真左はシソ科のホトケノザ。畑や道端にごく普通です。でも春の七草のホトケノザはこれではなく、キク科のタビラコ(コオニタビラコ)(写真右)のことだそうです。こちらは最近すっかり見なくなってしまいましたが、確かにこちらの葉の方が食べやすそうです。「里やま日記」を書くようになって、知らないことが多くて一生懸命調べるようになりました。知識も大切、五感で感じることも大切ですね。里山では初春から晩秋まで花が絶えることはありません。(Y)
2020年4月11日(土)
排水口の設置

 3月17日と4月6日の本欄で、一番下の田んぼビオトープの堤防を水が越えてアカガエルの幼生(オタマジャクシ)が外に流されたことを書きました。泥上げの甲斐あって堤防の外の水たまりは水がしっかり溜まり、流れ出た幼生も元気に泳いでいます。明日は雨予報ですが、また水が溢れて幼生が外に出てももう大丈夫。でも水を被ると堤防が弱ります。そこで、余っていた塩ビパイプで排水口を作りました(写真左)。これでうまくいくかな? 右の写真は、作業中に出てきた体長4cmほどのケラです。動きが速いのでぶれてしまいました。(Y)

2020年4月10日(金)
命溢れる季節だけど

 田んぼに行く途中の小道の土手に、今年もショウジョウバカマが咲きました(写真左)。毎年大きくてきれいな花を咲かせます。ため池の堤防ではワレモコウの葉が伸びてきました。田んぼではウマノアシガタが咲き始め(写真右)、足元にはアマガエル。水辺からはシュレーゲルアオガエルの声も響いてきます。里山はこれから命溢れる季節。でも、今年はウイルスのことが気になって、あまり喜ぶ気持ちにはなりません。それでも生きものの棲み処を守りたい。都市暮らしではなくても外出は気が重い今、この場所で自分のできることを大切にこなしていきたいと思います。(Y)

2020年4月9日(木)
カエルの重量挙げ

 地元のTモータースにタイヤ履き替えに行きました。社長のTさんは手先の器用な方で、今までにも絵や木彫りのクマなどいただいています。今回はカエルが重量挙げをしている木製の置物(写真左)をいただきました。よく見るとバーベルは栗の形で、これも木製。何とも素敵でユーモラスで、眺めていると幸せな気持ちになります。右の写真は、10年以上前に同じTさんから頂いた郵便受け。取っ手が木彫りのカエルで、小さいけどこちらも素晴らしい作品。改めてTさんの才能に感じ入るとともに、温もりがあって作り手によって様々個性的な作品に姿を変える素材としての木の魅力に触れることができました。(Y)

2020年4月8日(水)
ヤマルリソウ

 3月14日の当欄で紹介したユキワリイチゲの群生地。その後どうなっているか気になって見に行きました。ユキワリイチゲの花は終わっていましたが、代わりにヤマルリソウ(写真左)が群生。タチツボスミレ類(写真右)やアオキの花とともに満開でした。よく見るとカンゾウの仲間の葉が成長しています。ノカンゾウかヤブカンゾウか。今まではユキワリイチゲしか関心が向かなかったけど、この場所の花の移り変わりが楽しみになってきました。(Y)

2020年4月7日(火)
新芽

 山々がうっすらと色づいてきました。春になって草木が芽吹き始めたようです。自宅の周辺でも、樹々の新芽が美しい季節になりました。左の写真はリョウブ、右はコバノガマズミの新芽です。何があっても自然は淡々と季節の移ろいを教えてくれる。自然を守ることは人間の命を守ること。コロナウイルスで大変な状況ですが、ささやかでも里山地域の自然を守り、その美しさを情報発信していこうと思っています。(Y)

2020年4月6日(月)
春真っ盛り

 3月は雨が多くて、一番下の田んぼビオトープに築いた堤防(3月17日の当欄)を水が越えてしまいました。アカガエルのオタマジャクシも一部が流されて下の水たまりを泳いでいます。水たまりは晴天が続くとすぐに干上がってしまうので、オタマジャクシを放っておくわけにはいきません。でも網で掬って元に戻すには数が多すぎる。それで、泥上げをして水たまりを大きくし、そこで成長してもらうことにしました(写真左)。作業を終えて帰り道、ふと上のビオトープの水面を見ると、卵を背負ったオスのオオコオイムシ(写真右)。冬らしい冬ではなかったけど、いつの間にか春真っ盛りです。(Y)

2020年4月3日(金)
シジュウカラ

 シジュウカラやヤマガラがヘビに襲われて繁殖に失敗しないように、今年は巣箱の下にヘビ除けを取り付けました(2月12日の本欄)。きっと気に入ってくれると思ったのに、この巣箱は利用してくれません。目立ちすぎるのが嫌なのでしょうか。ところが先日気付いたのですが、シジュウカラが放置してあった古い巣箱にコケや羽毛を運び込んでいます。この巣箱は材木に掛けたブルーシートの上に置いてあり、地上からの高さは30cmほどしかありません(写真左、奥の茶色の巣箱)。ヘビから巣箱を如何にして守ってやるか、頭の痛いことになりました。右の写真は以前に撮影した、巣箱から顔を出している巣立ち間際のシジュウカラのヒナ(2014年5月)。何とかここまで守ってやりたいです。(Y)

2020年4月1日(水)
マスク

 マスク、どこに行っても手に入りません。仕方がないので自分で作りました。左はキッチンペーパーで、右は古いガーゼハンカチで作ったものです。どちらも作り方は新聞に掲載されていました。それから少しだけ残っている「使い捨てマスク」は洗って再使用しています。今まで「使い捨てマスク」は少し使っただけでも捨てていました。ウイルスが終息したら、「使い捨て」に対する人の意識が少しでも変化していたらいいなと思います。それにしても感染者の急増が心配です。3つの「密」(密閉・密集・密接)が全て揃っているパチンコ店が営業していて、行列ができているのをテレビで見ました。このままでは感染爆発がいつ起きてもおかしくない。パチンコ店の営業自粛、何とかならないでしょうか。(Y)

2020年3月30日(月)
サクラ

 左の写真のサクラ、今年もいち早く咲きました。今、満開です。この木の親木は、ご近所の方の敷地内にある大きな樹で、毎年どのサクラよりも早く濃いピンク色の花を咲かせます。それが気に入って、小枝を何本かいただいて挿し木をしたものが大きくなりました。雑種のサクラではないかということです。このサクラの花が終わった後も5月まで次々とサクラが咲き、白~ピンクの濃淡が点々と萌黄色の山々を彩ります。右の写真は咲き始めたコバノミツバツツジです。(Y)

2020年3月29日(日)
いつもと変わらない1日は特別な1日

 朝ドラ「スカーレット」が終わりました。このドラマには、たくさんの心に残る言葉がありました。「いつもと変わらない1日は特別な1日」もその一つです。どんなことがあっても生きている限り日常は続く。先に旅立った人の思い出は、最期の日ではなく何気ない日常にある。日常の小さな幸せがとてつもなく幸せなのだ。昨今の頻発する大きな災害、そして終息の目途が立たない新型コロナウイルス。こんな時期だからこそ余計に、「何気ない日常」を慈しんで生きていくことの大切さを思わせてくれました。左の写真はヤマウグイスカグラ、右はクロモジの花。どちらも今、雑木林で咲いています。(Y)

2020年3月28日(土)
水路

 最上段の田んぼビオトープにある水路を広げました。そうしたら今までカラカラに乾いていた所にも水の流れができ、小川のように水が流れ出しました(写真左)。そのせいか、例年なら今頃から干上がってくる4つの田んぼビオトープが今年はすべて満水です。ゆっくりと水が流れる水路や、満水の田んぼビオトープを眺めていると何だか心が浮き立ってきます。今年はどんな生きものとの出会いがあるのかな…楽しみです。右の写真は作業中に現れた体長約20cmのカナヘビ(ニホンカナヘビ)。名にヘビが付くけどトカゲの仲間です。(Y)

2020年3月27日(金)
人がつくる風景

 3月15日の山陽新聞に写真家今森光彦さんの「光の田園だより」というコラムが掲載されていました。その中で次のような趣旨を書いておられます。春の訪れを感じさせる菜の花畑やレンゲ畑は、人が健全に働いているからこそ現れる風景です、と…。里山の美しい風景は、放っておいてできるものではなく、人々が営々と働いて築いてきたものなのですね。今森さんの言われることがとてもよくわかり心に残りました。私たちも、里山の美しさを未来にのこすため、生き物の棲み処を守るために、ささやかでも活動を続けたいと思っています。左の写真は棚田のミツバツチグリ、右は雑木林のシュンラン。どちらも今満開です。(Y)

2020年3月24日(火)
春、来たる

 サクラの花が咲き始めました(写真左)。モモの花は今が満開です(写真右)。サクラはこれから、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、カスミザクラ、カンザン(関山・八重桜)と次々咲いて5月まで花を楽しむことができます。ソメイヨシノの開花は例年より数日早くなりそうです。そして猛暑の長い夏、駆け足で過ぎ去る秋、暖かい冬…。自分の若かった頃と気候は随分と変わってきました。そして今年は新型コロナウイルスの蔓延も心配です。それでもサクラやモモの花を見ていると心が弾みます。この1年、どうか大きな災害がありませんように。(Y)

2020年3月21日(土)
セトウチサンショウウオ

 セトウチサンショウウオの産卵は2月15日と2月23日にそれぞれ1個ずつ、合計2個の卵のうを見つけてシーズンが終わったようです。ただ、水草などの中に産卵されて気づかなかった可能性もあるので、これからも幼生の発見に期待したいと思います。例年幼生は3~4cmまでは育ちますが、水が干上がって死んでしまったり、水があっても行方不明になってしまったりして、変態して成体になったのはまだ見ていません。それで今年は飼育することにしました。先日、孵化した幼生が卵のうから出てきました(写真左)。体長は1.5cmほどです。同じ頃に生まれたアカガエルの幼生は体長2~3cmほどに成長しています(写真右)。お腹の白い渦巻は腸です。(Y)

2020年3月20日(金)
今日は春分の日

 3月5日の当欄で、啓蟄とは二十四節気の一つで、意味は「冬ごもりの虫が這い出る頃」と紹介しました。今年の啓蟄は3月5日でした。加えて二十四節気は期間を示す言葉でもあり、春分の日の前日の3月19日までの期間も啓蟄といいます。それも過ぎて、今日は春分の日。一昨日には渡ってきたツバメを見ましたし、昆虫などの生物の姿も増えてきました。左の写真は体長3mmほどのコガシラミズムシ、右はニホンアカガエル。田んぼビオトープで作業中に出会った生き物たち。暖かくなったので、みんなとても元気でした。(Y)

2020年3月18日(水)
太陽光パネル

 2018年9月22日の当欄に「里山の現状」として、太陽光パネルの設置とそのための木の伐採(写真左)について取り上げました。今、その場所に太陽光パネルの設置工事が進んでいます(写真右)。パネルの耐用年数は20年とか。20年後ここはどうなるのでしょうか。そのまま放置され廃墟となってしまうことはないでしょうか。あのバブルの頃に次々と作られて廃墟となっていった施設のように…。パネルに蚕食された里山で、将来の食糧事情や豊かな自然がどうなっていくのか。心配でなりません。(Y)

2020年3月17日(火)
オタマジャクシの救出

 モグラが畦に大きな穴を開けたり、地下に排水用のパイプが通っていたりして、田んぼ1枚の全面に水を溜めるのは不可能に近いです。でも、カエルの産卵期やオタマジャクシ(以下、幼生)の時期には水を切らすわけにはいきません。そこで、確実に水を溜めるために泥で堤防を築きました(写真左)。堤防の手前側には確実に水が溜まります。しかし、今年の3月は雨が多く、何度も幼生が堤防の外に流されてしまいました。そこで今回は卵塊ではなく幼生(写真右、ヤマアカガエルの幼生)の救出。網で掬っては元に戻してやります。その後、写真のように堤防を高くしました。これで大丈夫…かな?(Y)

2020年3月16日(月)
羽根の散乱

 庭に羽根が散乱していました(写真左、右)。犠牲になったのはキジバト、仕留めたのはおそらくオオタカ。早朝の庭でキジバトとオオタカの生きるための壮絶な戦いがあったのでしょう。食べるために、また、食べられないために。そのシーンを思い浮かべて、「しっかり生きよ!」と喝を入れられた気持ちになりました。(Y)

2020年3月15日(日)
オタマジャクシがいっぱい!

 今、田んぼビオトープはニホンアカガエルとヤマアカガエルのオタマジャクシだらけです(写真左)。今シーズンは2種合わせておよそ300卵塊の産卵がありました。1卵塊当たりの卵の数は、ニホンアカガエルで500~3000個、ヤマアカガエルで1000~1900個ということですから、1卵塊の卵数を平均1500個としてそれがすべてオタマジャクシになったとしたら単純計算では450000匹ということになります。数が大きすぎてちょっとピンとこないですが…。昼間暖かいせいか、3cmほどに成長したのもいるし、遅く産卵されてまだ孵化していないのもいます。右の写真は枯れたマコモの株元に集まっているオタマジャクシ。体長1.5~3cmのいろんなサイズ。生まれた喜びを発散させているようで、見ている私もうれしくなります。(Y)

2020年3月14日(土)
気が付けば、春

 この冬は今まで経験したことのない暖かさ。そのせいか、例年大きな群れでやって来る冬鳥のアトリは全く姿を見せませんでした。渡りの途中に食糧となるタネや実がたくさんあって、当地まで南下するのをやめたのでしょうか。オオカワラヒワも数羽見ただけ。ヒヨドリも年々少なくなっているように感じます。一方、ミヤマホオジロやアオジはほぼ例年通り。カシラダカは30羽ほどの群れを見ることができました。アトリなどの減少が一過性のものであり、絶滅が心配されるほどの減少でないことを祈るばかりです。酷暑の長い夏、駆け足で過ぎ去った秋と冬。気が付けば春です(左はウメ、右は群生地のユキワリイチゲ。ともに満開)。(Y)

2020年3月13日(金)
アカガエル卵塊の救出

 左の写真は、私たちが管理している棚田で1枚だけ農家の方がお米を作っておられる田です。この時期には雨が降るとたくさんの水たまりができますが、晴天が続くと日当たりが良いのであっという間に干上がります。そんな水たまりにもアカガエルは産卵します。今年も気になって見に行くと、なんと40個ほどの卵塊が!(写真右) 間もなく春の田起こしも始まるので急いで田んぼビオトープに移動しました。この40個と田んぼビオトープの分と合わせておよそ300個の卵塊を記録して、今年のアカガエルの産卵シーズンは終わったようです。(Y) 

2020年3月11日(水)
ハリガネムシ

 ハリガネムシを3年ぶりに見つけました(写真左)。ハリガネムシはカマキリ(主にハラビロカマキリ)やバッタ、カマドウマ(写真右)、ゲンゴロウなど昆虫類の寄生虫として知られています。ハリガネムシのようなあまり人に知られていない寄生虫が、森林と河川の生態系に大きな影響を与えていることを知って、生物はお互いにつながりあってこそ生きていけるのだと実感することができました。(生態系とは、植物、動物、微生物と土壌、水、空気などが相互に関係をもって成り立っている一定のまとまりをもった空間のこと。例えば森林、河川、草はら、湿地、サンゴ礁、砂漠などです)。ハリガネムシが森林と河川の生態系に与える大きな影響については、2017年4月11日の当欄に書いています。

2020年3月8日(日)
アオサギとノスリ

 田んぼに行く途中、アオサギ(写真左)とノスリ(写真右)に出会いました。アオサギは一年中ため池のあたりでよく見かけますが、ノスリは冬になるとやって来ます。2種ともいつもは敏感ですぐ逃げてしまうのに、この時は逃げません。しょっちゅう会っていると鳥も人間の個体識別をするようです。いつも見かける安全な奴、というところでしょうか。おかげでじっくりと写真を撮ることができました。タカの仲間のノスリが狙うのはネズミ類、モグラ類が主ですが、鳥類、カエル類も食べます。冬鳥なのでもうすぐいなくなります。一方、アオサギは大きくなったアカガエルのオタマジャクシやオオコオイムシを食べに、これから田んぼビオトープに居座るようになります。(Y)

2020年3月7日(土)
シイタケの原木栽培

 シイタケの原木栽培に必要なものは、「ホダ場」と「ホダ木(原木)」と「菌(種駒)」。ホダ場に適しているのは、クヌギの雑木林のような直射日光が当たらない日陰。そこに駒打ち(植菌)したホダ木を並べて、シイタケ菌が原木に蔓延してシイタケが出てくるのを待ちます。我が家でも自家用にシイタケを栽培しています。ホダ木によく利用されるのは、ナラ、クヌギ、シデ類、クリ、カシですが、我が家では主にコナラを使っています。左の写真はコナラの木にドリルで穴をあけて、ハンマーで駒打ちをしているところ。この冬は例年にない暖冬で、冬の間中新しいシイタケを食べることができました(写真右)。こんなことは初めてです。(Y)

2020年3月5日(木)
スズメバチの巣

 今日は啓蟄。啓蟄とは季節を表す言葉で、二十四節気の一つ。「冬ごもりの虫が這い出る頃」という意味があります。とはいえ、今日は雪の降る寒い一日になりました。ところで、少し前の2月20日のこと。残していたカヤネズミ生息地(写真左)の草刈りをしていました。巣を探しながらも夢中で草刈りをしていたら、目の前に長径50cm以上はあろうかという大きなスズメバチの巣が!(写真右) 休耕田の法面にできた大きな窪みの中です。昨年の夏はすごく暑くて、秋になっても草刈りができず困っていました。でも、もし夏や秋に草刈りをしていたら巣に気づかないで刺されたかもしれません。今はもうハチはいないとわかっていても、血の気が引いてしまいました。自然は美しくもあり、危険がいっぱいでもあります。見えない所の草刈りは危険予知を意識しながら慎重に。また一つ覚えた危険な生物との付き合い方です。(Y)

2020年3月4日(水)
瀬戸内の旅 その2

 次の日は愛媛県今治市の桜井海岸(写真左)へ。ここも美しい砂浜です。手で砂をすくってじっと眺めていると(写真右)、ふと「砂」って何だろう…? 見たらわかるのだけど説明できない。調べたら、あるホームページに「砂とは岩石が風雨にさらされて壊れた『かけら』からできている」とありました。砂粒は多くの場合、鉱物結晶1個からできているそうです。岩石のかけら(礫・れき)が河川の上流から下流に運ばれる途中で、さらに細かく砕かれて砂へと変化していく。1粒の砂からスケールの大きな繋がりが見えてきます。(Y)

2020年3月4日(水)
瀬戸内の旅 その1

 3月1日~4日の日程で兵庫県の淡路島、愛媛県東予の海岸、しまなみ海道の島々、広島県尾道市などを巡る旅をしてきました。愛犬ウリも連れて、ゆっくりと。左の写真は淡路島最南端に近い阿万海岸。海の水が澄んですごくきれいです。ゴミもほとんどなく、白い砂浜が長く続いていました。こんなにきれいな砂浜は、私の少ない見聞ですが、山口県萩市の菊ヶ浜以来です。ところで、淡路島といえばタマネギ。至る所にタマネギ畑がありました(写真右)。(Y)

2020年2月27日(木)
失くした手袋

 田んぼでの作業中に置いてきたのか、帰宅してゴム手袋が無いのに気づきました。数日後ゴム手袋を見つけましたが、誰が齧ったのかボロボロです(写真左)。ところで、私の好きな絵本に「てぶくろ」(ウクライナ民話。福音館書店)があります。その内容は、「おじいさんが森の中に手袋を片方落としてしまいます。雪の上に落ちていた手袋にネズミ、カエル、ウサギ、キツネ、オオカミ、イノシシが次々と住み込み、最後には大きなクマまで。手袋の中はもう満員! そこにおじいさんが手袋がないのに気づいて戻ってきます…」 さて、手袋は? 動物たちは? 私の手袋ではそんな素敵なことは起こらなかったけど…。齧ったのはタヌキかな? すぐ近くの山でタヌキの新しい「ためフン」も見つけたし(写真右)。ボロボロの手袋は残念だけど、最近とんと見なくなったタヌキが元気でいると思うとちょっとうれしい気持ちにもなりました。(Y)

2020年2月26日(水)
アカガエルの新たな産卵

 昨夜は暖かい雨が降り、今日は昼に田んぼビオトープの方でアカガエルの鳴き声が続いていたそうです。夕方になってしまったのですが、確認に行くとたくさんの新しい卵塊があってびっくり(写真左・右)。2月15日と17日に産卵のピークがあり、卵塊の数は175個になっていました。もうこれで今シーズンの産卵は終わったと思っていましたが、また多数の卵塊です。今日の新しい卵塊は56個。合計で230個ほどになりました。記録を始めて5年。今までの最高記録はおよそ400卵塊ですが、今年は今日現在で2番目の多さ。田んぼビオトープの整備がうまくいっているのかなと嬉しくなりました。(Y)

2020年2月24日(月)
サンショウウオがつないでくれた縁

 前回、従来のカスミサンショウウオが9種に再分類されて、当地のはセトウチサンショウウオ(以下セトウチ)と呼ばれることになったと報告しました。先日、県内外の野生生物を調査されているYさんから、当地のセトウチの卵をほんの少しサンプルとして提供してもらえないかとのお話がありました。某大学に送ってDNAを調べ、より詳細なデータを得るということです。もちろん異存はありません。後日採取に来られ、ある程度発生が進んだ卵を5粒ほど持ち帰られました。犠牲は最小限にしたいとのことでした。結果が出る時が楽しみです。私たちにとっては、保全に力を注いできたセトウチを通じて専門家とつながったということが大きな喜びであり、励みにもなりました。Yさんに感謝です。左の写真は2月15日に見つけたセトウチの卵のう。右は2月23日に見つけたものです。(Y)

2020年2月21日(金)
セトウチサンショウウオ

 2019年に発表された論文で、「カスミサンショウウオ」は9種に再分類され、真のカスミサンショウウオは九州(対馬、壱岐島、福江島を含む)に分布するものだけになりました。当地に生息するのは「セトウチサンショウウオ」と呼ばれることになります。左の写真は今年2月15日に見つけた卵のう。右はお腹が膨らんだメスの成体です(体長約10cm、2019年2月撮影)。ブログ「湿地帯中毒」の中で筆者は、「これらカスミサンショウウオはじめ8種は日本列島の地史の生き証人たちです。絶滅させることの無いよう、現代に生きる我々は、責任をもってこれらのサンショウウオたちを守り、存続させていかなくてはなりません。」と書いておられます。昨年の論文発表が、開発や乱獲からサンショウウオ類を守るきっかけになればと願わずにはおれません。(Y)

2020年2月20日(木)
命の輝き

 1月に産卵された卵が孵化して寒天質の膜から出てきました(写真左)。体長1cmほどのヤマアカガエルの幼生です(2019年3月18日の当欄にカエル幼生の外エラや卵の栄養分について詳しく紹介しています)。幼生は成長して5月頃カエルに。幼生の成長につれて田んぼビオトープは賑わいを増していきます。右の写真は最近産卵されたばかりの卵塊。ほぼ球形で透明。キラキラ光って、とてもきれいです。(Y)

2020年2月17日(月)
寒い日に

 今日は北風が冷たく、時折雪の舞う寒い一日でした。例年の真冬の寒さです。こんな日は溜まっている家の用事をするのですが、やっぱりアカガエルとセトウチサンショウウオの産卵が気になって、夕方田んぼビオトープに行きました。手袋を忘れたのでカウンターのボタンを押す手が震えてあまり正確ではありませんが、70個近くの新しい卵塊がありました(写真左)。昨日が一日暖かい雨だったので、またたくさん産んだのでしょう。それにしてもこの寒い時期にと、毎年のことながらとても感動します。セトウチサンショウウオの産卵はありませんでしたが、次回に期待です。右の写真は、現在の田んぼビオトープ。今年は今までで一番整備ができました。(Y)

2020年2月16日(日)
卵塊の見分け方 その2

 2月11日に目で見てわかるアカガエル類の卵塊の見分け方について取り上げましたが、今日は手で掬ってわかる見分け方について紹介します。左の写真はニホンアカガエルの卵塊。持ち上げた時、形を保っていてプルンと弾力があります。右はヤマアカガエルの卵塊。掬いあげようとすると、手から垂れそうになってうまく掬えません。目で見てわかりにくいときはこうして手で判断します。1個の卵塊に卵がニホンアカガエルで500~3000個、ヤマアカガエルで1000~1900個あるそうです。田んぼビオトープでは、1月に産卵された卵が孵化して小さな幼生(オタマジャクシ)になりました。(Y)

2020年2月15日(土)
蛙合戦

 昨夜から降り続いた暖かい雨。気温も4月並みだとか。朝、アカガエル類の鳴き声が聞こえたので急いで田んぼビオトープに。驚くほどたくさんの卵塊がありました。水中で抱接しているカエルも。また、蛙合戦(かわずがっせん)も初めて見ることができました。(写真左。蛙合戦とは産卵のために集まったカエルがメスを巡って争う様子を言います)。新しい卵塊の数は90以上。これまでの分を合わせると100個を超えます。ニホンアカガエルとヤマアカガエルが半々ぐらい。また、セトウチサンショウウオ(最近までカスミサンショウウオと呼ばれていたものです)の卵のうが1つ見つかりました(写真右)。それに、争いで死んだとみられるカエルの死骸が6個体。せっかく産んだ卵を日干しにしないよう、ビオトープをしっかり管理しようと心に誓いました。(Y)

2020年2月12日(水)
巣箱とヘビ除け

 先日、シジュウカラの囀りを聞いて、急いで小鳥用の巣箱架けをしました。自宅周辺には雑木林が広がっています。そんな環境がいいのか、小鳥たちは毎年巣箱にやって来ます。以前はよくヒナが育ちました。でも、樹が育って環境も多様になってくるとヘビも来るようになり、卵やヒナが食べられたり、危険を感じた親鳥が卵を残して巣を放棄したり。昨年はアオダイショウが巣箱を見つけて、ヤマガラのヒナを食べてしまいました。なんとか繁殖を成功させてやりたい。それで今年は巣箱の下にヘビ除けを付けることにしました。表面がツルツルした養生マットを巻き付けたのです(写真左)。効果を期待しています。右の写真は、以前ヤマガラが途中で放棄した巣箱内の様子です。卵が孵らないまま残されていました。(Y)

2020年2月11日(火)
卵塊の見分け方

 3日間いつもの冬らしい寒さが続いたあと、今日の日中は春のような暖かさになりました。そこで、もう少し水草取りをしようと田んぼビオトープに急ぎました。作業の前に見て回ると、ニホンアカガエルの新しい卵塊が1つありました(左の写真の右側のもの。左側は1月30日に見つけたものです)。右の写真は以前からある7個の卵塊(2月11日撮影)。右上の白く曇ったようなものが、1月23日に今シーズン初めて見つけたニホンアカガエルの卵塊。あとの6個は1月30日に見つけたヤマアカガエルの卵塊。ヤマアカガエルの方は10日以上も経つのにまだ透明感があります。ようやく卵塊を見ただけで、2種のアカガエルを区別できるようになりました。(Y)

2020年2月9日(日)
雪の朝

 今朝は今シーズン初の積雪らしい積雪(2~3cm)でした。左の写真は自宅から見た雑木林。右の写真は私たちのフィールドである棚田の風景です。降りすぎると困るけど待っていた積雪。そして冬らしい冬。雪の風景もなかなかいいものです。でも、昼には明るい陽射しで、雪はあっという間に消えてしまいました。(Y)

2020年2月7日(金)
チガヤ群落とカヤネズミの巣

 一昨日、昨日といつもの冬らしい寒さになりました。今朝も冷え込みが厳しかったのですが、昼間は明るい日射が眩しく、暖かく感じる良いお天気。水草取りに絶好の日和ですが、刈り残した草がまだたくさんあるので、今日は草刈りを優先することにしました。左の写真はこれから草刈りをする場所。カヤネズミの巣材となるチガヤが群落を作っています。秋に刈ったのですが、暖かかったのでまたかなり成長しています。こういうところはカヤネズミの巣がよく見つかるところですが、いつまでも放っておくわけにはいかず、思い切って刈りました。やはりカヤネズミの巣が次々と見つかります。ここだけで7個も! でも、今はこの巣にカヤネズミはいません。多くは晩秋の出産と子育てに使ったと思われる大きな巣です(写真右)。カヤネズミのことが気になって、逡巡しながらのスローペースな草刈り。カヤネズミにとっては居心地がいいのかもしれません。(Y)

2020年2月6日(木)
水草の根

 昨日、今日とようやく冬らしい寒さになりました。今日は最低気温が-3℃、最高気温が+3℃でこの冬一番の寒さ。それでも、落ち葉掻きをしたり、柴を集めたりしていると、体がホカホカしてきます。ところで田んぼビオトープですが、1月23日にアカガエルの今シーズン初めての産卵(1個の卵塊)があり、数日後に7個の卵塊を見つけて合計8個になりました。その後は産卵がないので、先日暖かい日に水草取りをしました。写真左は水草の根です。無数の根が泥に食い込んでいて取るのに難儀します。でも、水草は地下茎を四方八方に伸ばし、次々と芽を出して広がるので、たまには一株を抜くとつながった地下茎とともに簡単に数株が抜けることも。そんな時はちょっと得した気分です。右の写真は根に絡みついたミミズ。1mmほどの細いもので、長さは10cmほど。水生のミミズがいることを初めて知りました。(Y)

2020年2月5日(水)
暖冬

 この冬は、3月並みの陽気という日が多かったです。ほとんど雪も降らず、積雪はありません。今日は珍しく北風の強い寒い一日になりました。でも、この寒さも長くは続かないようです。昨年は酷暑で長い夏。そして秋も冬も駆け足で通り過ぎて、周囲を見渡せば早くも春の気配濃厚です。フキノトウが顔を出し(写真左)、フクジュソウの花が咲き始め(写真右)、シュンランが蕾をつけています。例年なら待ちに待った春とすごくうれしくなるところですが、どれも早すぎるのではないかとちょっと複雑な思いです。(Y)

2020年2月2日(日)
鳥類調査

 今日は暖かくていいお天気だったので、モニタリングサイト1000・里地(環境省/日本自然保護協会)の鳥類調査をしました。12月に1、2回目をしたので今回は3、4回目です。あらかじめ決めたコースを往復して、行きが3回目、帰りが4回目となります。鳥の越冬期に6回、繁殖期に6回の調査をします。左の写真は調査コースの一部。左側に雑木林、右側奥に休耕田が広がっています。今回確認できたのは、カケス、ツグミ(写真右)、シロハラ、ノスリ、アオジ、カシラダカ、シジュウカラなど19種でした。毎年群れでやって来るアトリを全く見ないので、ちょっと心配。5、6回目の調査に期待したいです。(Y)

2020年2月1日(土)
ササユリのタネ

 熟して枯れたササユリの実(写真左)の中に何かが入っているのを見つけました。取り出そうとしたら、フワフワと風に乗ってたくさんの薄片が周辺に落ちていきました。拾い集めてみると周囲に薄い翼の付いたタネ(写真右)でした。毎年ササユリが咲くのにタネを見るのは初めてです。ササユリのタネは、モミジやマツと同じように風に乗って運ばれるものだったんだ! 私にとっては新しい発見です。他のはどうだろう? もうすぐ咲くシュンランのタネも見たくなりました。(Y)

2020年1月30日(木)
きたけ

 晴れていると思ったら急に雨が降ってくる。当地ではこの季節、天候がくるくる変わることがしばしばあって、洗濯物を出したり入れたりが大変です。このようなお天気のことを、県北のごく一部の地域だけらしいですが、「きたけ」と呼びます。当地でもこの言葉が使われています。鳥取との県境のあるピークは「きたけ峰」という名がついています。初め不思議な名だと思っていましたが、おそらく冬のこの天候に由来するのでしょう。昨日も「きたけ」。晴れていたのに突然の雨。洗濯物!と慌てて外に出たら、大きくてきれいな2本の虹(写真左)。洗濯物のことは忘れてしばし見とれました。雨はすぐに止んだので、田んぼビオトープに行ったら、新しいアカガエルの卵塊が7個ありました。(写真右)(Y)

2020年1月29日(水)
ジョロウグモの死

 昨日からジョロウグモの姿が見えなくなりました。勝手口のすぐ外に大きな網を架けて、いつも中心にいたジョロウグモ(写真左。1月23日)。わかってはいても突然いなくなるとやはり寂しいような気がします。昨年の10月26日に産卵(10月28日の本欄)してから3か月、暖冬とはいえ冷え込みの厳しい朝晩を生きのびました。毎日ほぼ同じ場所で動かなかったのが、1週間ほど前には、2、3日間ボロボロになった網の端から端まで結構活発に移動し、その後また元の場所に戻っていました。鳥に食べられたのでなければ、どこかの隙間で見つかるかもしれませんが、生きてはいないでしょう。ところでジョロウグモはきれい好きだそうです。そういえば、自分の脱皮殻や昆虫の翅などの食べかすは粗い網に集めて(写真右)、自分はきれいに編んだ網にいつもいました。観察を続けてきて、ジョロウグモという生物の不思議さに触れることができました。(Y)

2020年1月26日(日)
マコモの根茎切り

 今日も暖かい良い天気になりました。1月23日にアカガエルの卵塊を1個見つけましたが、その後の産卵はありません。でも今年は産卵が早いようなので、今までできていなかった田んぼビオトープ4の水草取りを始めました。ここはアカガエルも産卵しますが、マコモが小さな群落を作っていてカヤネズミの巣がたくさん見つかる所です。夏の猛暑もあって全く手をつけずにいたら、左の写真のようにほとんど水がなくなって陸地化していました。これではカエルは産卵できません。覚悟を決めて、増えすぎたマコモの根茎を切って取り除くことを始めると、少しずつ水が湧いてきました。そうしたら私も元気が出て、周囲の生きものたちの姿や行動を見る余裕も出てきます。産卵のため冬眠を中断して枯草の隙間に隠れているアカガエル、冬眠中のヤゴやウシガエル幼体、オオコオイムシ、そしてミズムシ(写真右)など。冬眠を妨げたのは悪かったけど、暖かかったので放してやると急いで泥の中に潜っていきました。(Y)

2020年1月25日(土)
薪作り

 今、来シーズンの薪ストーブ用の薪を作っています(写真左)。数年前までは樹を伐採したという情報をもらうと、遠くまで軽トラで貰いに行っていました。太い木を玉切りしていてチェーンソーが動かなくなったり、足場が悪くてどうしようもない、ということも度々。なんとか家に持ち帰っても斧で割るのがまた一苦労でした。今では敷地や周辺の樹も大きくなって比較的楽に薪を調達できるようになりました。木を伐採して太い幹は玉切り、枝は太さに応じて薪や焚き付け用に切り分けて有効活用(写真右)。コナラクヌギの木ならシイタケのほだ木にもします。着火には杉の枯葉を使います。雑木林は明るくきれいになるし、薪の火は芯から体を暖めてくれる。薪作りは大変だけど、心浮き立つ作業でもあります。(Y)

2020年1月23日(木)
アカガエルの産卵

 今日は季節外れの暖かい雨。夕方、アカガエルの鳴く声を聞いたので急いで田んぼビオトープへ。田んぼビオトープ1に数匹のアカガエルの姿が見えたけど、すぐに逃げてしまいました。そのあたりを探すとニホンアカガエルと思われる卵塊を1個発見(写真左)。今日はその1個だけでした。今夜も暖かいので明日の朝が楽しみです。ところでアカガエル産卵の初日は、昨年が2月15日(2019.02.15の日記に記録)、一昨年が2月28日(2018.03.02の日記に記録)でした。今年の冬は例年よりずいぶん暖かく雪も降らず、産卵が早まるだろうとは思っていましたが、およそ1ヵ月も早い産卵になりました。この分ではカスミサンショウウオの産卵も近いでしょう。右の写真は、きれいになった水路に設置したカスミサンショウウオの産卵床。この下に産卵してくれることを楽しみに待っています。(Y)

2020年1月21日(火)
今日も水草取り

 今日は暖かい日。明後日からしばらく雨が続くという予報なので水草取りをしました。田んぼビオトープは4つあって、作った順番に1~4の番号を付けています。1と2は水草取りを終えて、今は田んぼビオトープ3と格闘中。水草取りをしていた時に出てきた生き物たちは、たくさんの小さなクモ類(写真左)やオオコオイムシ、ケラ(写真右)など。小さなクモがたくさんいるということは、餌となる小さな生き物がたくさんいるという証拠。もうすぐアカガエルとカスミサンショウウオの産卵も始まります。できれば1月末までに草取り作業をすべて終わらせたい。今年こそ水が干上がる心配のない、命溢れるビオトープになるように。もうあとひと踏ん張りです。(Y)

2020年1月17日(金)
落ち葉掻き

 冬は雑木林の中は落葉落枝でいっぱいです。落ち葉掻きは欠かせません。熊手で掻いても掻いても葉は落ちてきますが、お正月頃には樹々はすっかり葉を落とし、見上げると気持ちの良い青空が広がっています。集めた葉は畑の堆肥にしたり、獣に荒らされない場所に積み上げてカブトムシの幼虫が育つ場所に。また、落ち葉掻きをすることでシュンランやキンラン、トンボソウ、チゴユリなどが増えてきます。落枝は「おじいさんは山へ柴刈りに」の柴として活用されてきました。私たちも堆肥に混ぜたり、薪ストーブの焚き付けとして重宝しています。左の写真は自宅近くの小道、右は落ち葉の中のシュンラン。落ち葉の上を歩くとカサッ、カサッと音がして何とも気持ちがいい。雑木林がきれいになるように、いろんな花が咲くように、これからまた落ち葉掻きの続きをします。(Y)

2020年1月15日(水)
クサギカメムシ

 三連休に次女夫婦が来て、ちょっと遅れて正月祝い。我が家は薪ストーブを焚いているので、薪に張り付いて越冬していたクサギカメムシも家の中に持ち込んでしまいます。カメムシは暖かい家の中で目覚めて家中を飛び回ります。でも、代謝が活発になるのに食べ物はないし、すぐに死んでしまいます。ちょっと気の毒なので、捕まえて小さなネットに入れて家の中の冷たい場所で一時保護。娘たちも手伝ってくれて、ネットの中のカメムシは12匹にも(写真左)。今日、暖かい昼間に、来シーズン用の薪を積んだ場所で放してやると、急いで奥に入っていきました(写真右)。カメムシ救出作戦は暖かくなるまで続きます。(Y)