2018年12月17日(月)
鳥たちの好物は

 左の写真は自宅近くにある自生の柿。実は小さくて4cmほどしかありませんが、今年はたくさんできました。食べごろになったのか、鳥たちの食べた跡がここにもあそこにも!柿の実はメジロ、ヒヨドリ、ツグミ、カラスなどの大好物なのです。写真を見ていて、私も1つ食べてみたくなりましたが、鳥たちが食べつくす前にちょっと急がなければ!右の写真はヤクシソウのタネです。こんな小さなタネは、ミヤマホオジロが好んで食べます。このような草は刈ってもすぐには焼かず、しばらくはそのままにしています。そのせいか、今年は例年になく早い時期に畑や休耕田で採餌するミヤマホオジロやアトリの群れを見ることができます。(Y)

2018年12月14日(金)
今年最後の草刈り

 今日はお天気が良かったので、自宅南斜面(写真左)の草刈りをしました。私は刈草を熊手で集める係です。この斜面は傾斜が急で、最初は寒かったのに、作業を始めるとあっという間に汗が噴き出してきました。これがこの場所の今年最後の草刈り。来年5月までお休みです。とは言え、「今年最後」をやらなければならない場所が他にもあって、まだまだ作業は続きます。なるべく早くにすべての作業を終えて、今年こそ「農閑期」というものを味わってみたいです。右の写真は作業中に見付けたモズの「はやにえ」。犠牲になったのはハラビロカマキリです。(Y)

2018年12月11日(火)
里山は食べ物がいっぱい!

 急に冷え込みがきつくなり、今朝の気温は-3℃。一昨日は少し積雪がありました。朝には雲海が見えます。ツグミも飛来して、ジョウビタキ、ミヤマホオジロ、シロハラ、シメ、アトリなど冬鳥の姿もたくさん見られるようになりました。電柱の上からネズミなどの獲物を狙う猛禽類のノスリもよく見かけます。寒くなっても鳥たちの食糧は豊富です。左の写真はコバノガマズミの実で、今年は豊作。右はカラスザンショウの実で、黒く光っているのがタネ。このタネの表面には油分が多く、鳥たちの大好物です。わが家の収穫し残した柿はすべて食べつくされましたが、まだ方々でたくさんの柿が残っています。ミヤマホオジロはススキなどの小さなタネを食べるので、刈草をすべて焼いてしまわずに一部残してやります。樹についたカイガラムシや越冬中の昆虫たちを目当てにコゲラやアカゲラもよく来ます。里山の生き物の豊かさを改めて感じる季節になりました。(Y)

2018年12月8日(土)
海を見に

 山の中で暮らしていると、たまには海を見に行きたくなります。そこで12月2日から1泊で、以前から行きたかった瀬戸内市の牛窓へ2人と1匹で行ってきました。海へ行く前に、瀬戸内市立美術館へ。新聞で「まど・みちおのうちゅう」展が開催されていると知ったからです。まど・みちおさんは、童謡「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」、「一ねんせいになったら」などの作詞者として有名で画家でもあります。詩や絵画、それに演奏も楽しむことができました。そして牛窓の海へ。曇っていましたが穏やかな瀬戸の海で犬ともどもしばしのんびりと。ウリ(犬の名)も走り回ったり、海を眺めたり(写真左)。翌日は残念ながら朝から雨。仕方がないので隣の備前市の「海の駅」へ。珍しい魚がたくさん並んでいました。新鮮なイワシがトロ箱1杯1000円!欲しかったけど、後のことを考えると…。それで、晩ご飯の鍋用にアンコウを、そして珍しかったので「カメノテ」を買いました。右はその塩茹で。味の方は???でしたが、カメノテも食べられるんだ!といたく感動しました。もっとお天気のいい日にまた行きたいです。(Y)

2018年12月7日(金)
カヤネズミの尻尾

 11月23日に刈り残していたマコモ群落の草刈りをしていたら、目の前に大きな球状巣が。手前で気づくことは難しく、巣が丸見えになってようやく気づきます。カメラを取り出したら、巣の中で何かが動いています。よく見るとグレーの尻尾と毛の生えそろったお尻。カヤネズミです!今までカヤネズミの成体をまともに見たことがありません。一瞬だけ顔を見たけれど、カヤネズミかハタネズミかアカネズミかわからないほどの一瞬です。それでこの時は捕まえてしっかりと見たい欲望に駆られましたが、そこは我慢しました。巣の写真を撮った後は、たくさんの刈草を被せてその場を去りました。左の写真はその巣。拡大するとかすかに尻尾とお尻が見えるのですが、ちょっとこれではわからないですね。右はカヤネズミが巣の材料として好むカサスゲの群落でちょうど花が満開です(2016年4月27日撮影)。※カヤネズミは岡山県の準絶滅危惧種に指定されています。(Y)

2018年12月6日(木)
アカハライモリ

 2枚の写真は、10月30日に田んぼビオトープの水草取りをしている時に出てきたアカハライモリです。左は背中側から、右はお腹側から撮りました。お腹が赤いからアカハライモリ。別名ニホンイモリともいいます。すばしっこくていつも逃げられてしまうのですが、この時は何とか捕まえることができました。イモリもカエルと同じ両生類。幼生時代は水の中で過ごし、やがて前あし、後ろあしが出、えら呼吸から肺呼吸へと大きな変化を経て成体になります。イモリの場合はオタマジャクシと違って、前あしが先に出てくるそうです。7月24日の日記に外えらのあるイモリの幼生の写真を載せています。寒くなると水から出て、水辺に近い落ち葉や石の下で冬眠するので、冬眠中のイモリを踏みつぶさないように作業しなければ…。(Y)

2018年12月4日(火)
カヤネズミ生息地と巣

 10月4日に秋の「モニ1000里地調査」(環境省)のカヤネズミ調査を終えました。そこでカヤネズミ生息地として整備しているススキ、マコモ、カサスゲ、チガヤ群落の草刈りを始めました。その作業をしていると、たくさんのカヤネズミの球状巣が見つかります。冷え込みがきつくなっても南に面した田は暖かいので、巣の中にはまだ幼獣がいるかもしれません。刈ってしまわないように気を遣います。それでも誤って巣の付近を刈ってしまった時には、巣の写真を撮り、巣材と地上高を記録してから刈草をたくさん被せておきます。カヤネズミへの影響をできるだけ少なくするため、草刈りはゆっくり、ゆっくりと。左の写真はカヤネズミが生息する草はら、右は球状巣です。(Y)

2018年12月1日(土)
巣箱作り講習会

 11月29日、「旭の自然を守る会」でシジュウカラ、ヤマガラなど小鳥用の巣箱作り講習会をしました。小鳥たちも住宅難。来春の繁殖期には、今日作った巣箱が大いに役立ってくれるでしょう。巣箱は今からかけておくと、小鳥たちは冬の寒さ除けに利用してそのまま繁殖に使われることが多いです。左の写真は作業風景、右は出来上がった巣箱です。参加者は8名で、家に帰って早速取り付けたという熱心な方もおられました。(Y)

2018年11月29日(木)
晩秋の生き物たち

 管理している田の整備を11月末までに終えなければならず、お尻に火が付いたような状況。とは言えいろんな事情もあり、結局のところは期限を少し待ってもらうことになりそうです。それでも11月末までにやれるところまでやろうと草刈りを頑張っています。暖かい日中に草を刈っていると、いろんな生き物に出会います。アカガエル、アマガエル、ナツアカネコバネイナゴツチイナゴショウリョウバッタ等々。ナツアカネやコバネイナゴは、まだまだ元気で繁殖活動をしています。左の写真はお腹が卵でパンパンのニホンアカガエル。右は交尾中のコバネイナゴです。(Y)

2018年11月27日(火)
「ちゅらさん」とゴーヤの棚

 少々季節外れの話題ですが…。2001年に放映された朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」の舞台は沖縄が中心でした。ヒロインの実家の台所の窓から「おばあ」がゴーヤを採って料理に使う場面がありました。窓の外にはゴーヤの棚があり、たくさんのゴーヤがぶら下がっていました。そのシーンがすごく印象に残り、私もいつか鈴なりのゴーヤの棚を作りたいと思うようになりました。こちらに移住してから、何度も挑戦しましたがうまくいきません。色々試行錯誤して、今年の夏、やっと納得できるゴーヤの棚ができました。左の写真は、2階から撮ったもの。蔓がよく成長して屋根の上まで伸びています。右は棚からぶら下がるゴーヤです。(Y)

2018年11月26日(月)
錦秋

 朝晩の冷え込みがきつくなりました。先日の最低気温は-2℃。バードバスに薄く氷が張りました。今、山々の紅葉がとても美しいです。ところで錦秋とは紅葉が錦のように色づいて美しい秋のことをいうそうです。立冬を過ぎましたが、当地は今まさに錦秋の季節。左の写真は自宅の東側にある山。一昨日撮影しました。右は今月中旬に訪れた備前市の閑谷学校。楷の木(かいのき)の見事な紅葉です。(Y)

2018年11月24日(土)
懸命に生きた証

 左の写真はジャノメチョウ、右はツマグロヒョウモンです。どちらも翅がひどく傷んでいます。危険な目に遭うたびに何とか生きのびたということでしょう。生きのびて産卵して、卵に新しい命を託して一生を終えます。ジャノメチョウは9月27日に、ツマグロヒョウモンは11月20日に撮影しました。(Y)

2018年11月22日(木)
山のカフェ

 18日の日曜日に、鏡野町にある「山のカフェひととき」(写真左)にランチを食べに行きました。このお店は、京都から移住された素敵なご夫婦がされている、土・日だけ営業のカフェです。飲み物だけでなく、ランチもあります。ランチは、おにぎりと蒸し野菜の2コースあり、私たちはおにぎりのコース(写真右)をいただきました。天ぷらは、干し柿、イチジク、自然薯、ウド菜、ユキノシタ、フキの葉、ムカゴなど珍しいものが盛りだくさん。デザートと飲み物もついて、お腹も心も大満足でした。里山地域には、畑の作物や山菜、果物など食材が豊富にあります。田舎に誰もが集えるこんなお店が必要だと思うし、私たちが生活している地域にもあったらいいなー。(Y)

2018年11月20日(火)
水生生物調査を終えて

 田んぼビオトープの水生生物調査を、11月8日に続いて11月17日に行いました。7月の調査結果と比べるともちろんですが、8日の調査よりもさらに生物の数は減っていました。それでも、ドジョウ、タニシ、ミズムシ類、コミズムシヒメゲンゴロウマツモムシ、ヒメミズカマキリ、ヤンマ系・シオカラ系・イトトンボ系のヤゴ(写真左)など多彩でした。調査を終えてあぜ道を歩いていると、低い法面の下にオスのキジの羽根が散乱していました(写真右)。法面や崖を利用した狩りをするのはオオタカですが、さほど大きくないオオタカがオスのキジを仕留めたとしたら、大変なことだったろうと思います。体の小さな水生生物も「食う、食われる」の世界を懸命に生きています。里山地域にいると、「生きる」とは他の生物の命をいただくことだと実感する日々です。(Y) 

2018年11月16日(金)
キツツキの巣穴

 雑木林で、キツツキの巣穴が開けられている木を2本見つけました。写真左の枯れ木には、ほぼ直線上に3個穴が開いています。この辺りにいるキツツキの仲間は、コゲラ、アオゲラ、アカゲラ、オオアカゲラの4種ですが、この枯木は春にコゲラが2週間かけて巣穴を掘っていたものです。もう1本はクリの木(写真右)。幹が途中で2本に分かれていて、片方が枯れています。巣穴は枯れた方の幹にあって、コゲラのものと比べて大きいのでアカゲラかアオゲラのものだと思います。ところで、キツツキの仲間は繁殖用とねぐら用の穴を掘るそうです。繁殖用の巣穴は毎年新しいものを作ります。ねぐら用は近くに数個あるのが特徴だそうで、コゲラの3つの穴はねぐら用かもしれません。古い巣は、シジュウカラなどのカラ類やブッポウソウ、コウモリ、リス、モモンガ、ヤマネなどに利用されるので、キツツキ類は棲み処(樹洞)提供者として生態系の中で大きな役割を果たしています。(Y)

2018年11月13日(火)
サワガニとヒメミズカマキリ

 開放水面を広げるために、ほぼ100%水面を覆っている水草を少しずつ引き抜いていると、いろんな生物に出会います。ふと気配を感じた方に目を向けると、イノシシがひっくり返した畦からサワガニが顔を出していました(写真左)。水の中にはヒメミズカマキリが(写真右)。一生懸命生きている彼らの命が愛おしいです。(Y)

2018年11月10日(土)
冬鳥の季節到来

 冬鳥の季節がやって来ました。まず、アトリ(写真左)。先月の18日から19日にかけて、収穫し残した畑のエゴマに多い時には30羽ほどの群れが来て、収穫し残したタネをすっかり食べつくしました。ジョウビタキ(写真右)より早くアトリを見るのは初めてで、渡ってきてすぐのようです。小さな群れでも、アトリの群飛を身近で見ると圧巻でした。それにしても、アトリはエゴマのおいしさや栄養価の高さを知っているのだと感心しました。その後ジョウビタキも毎日姿を見せるようになりました。それから、去年姿を見ることができなかったシメがウワミズザクラの枝に。シメの鳴き声を初めて聞きました。昨日はオス・メス2羽のミヤマホオジロが庭に姿を見せました。しばらくして慌てて飛び立ったと思ったら、小鳥たちの天敵のモズが飛来。長い間水浴びをしていました。これから冬鳥が続々とやって来るのが楽しみ。畑・雑木林・田んぼが鳥たちにとって好ましい環境になりつつあるのなら、こんなにうれしいことはありません。(Y)

2018年11月9日(金)
草紅葉

 秋、草が紅葉すること、また、色づいた草を草紅葉(くさもみじ)というそうです。左の写真はミソハギ、右はチガヤの紅葉。ミソハギはお墓やご仏壇に供える盆花として知られている植物で、以前は、田の畦に普通にあったようです。10年ほど前、近くで草に埋もれるようにあった数株のミソハギを見つけ、少し持ち帰って自宅そばのビオトープ池の岸に植えました。ミソハギは年々増えましたが、背が高くなると倒れるようになり、花も綺麗に咲かなくなりました。それで、もっと日当たりのいい、田んぼビオトープの一角に一部を移植。移植した株は順調に生育し、今年はお盆前から開花、10月初めまで次々と咲きました。そして、台風の強風にも、豪雨にも全く倒れることなく、すっくと立って樹々の紅葉と競うかのように赤く色づいています。(Y)

2018年11月8日(木)
水生生物調査 その1

 7月に岡山県自然保護センターの方が来られて、一緒に田んぼビオトープの水生生物調査をしました(7月24日の里やま日記)。今日は、水草の除去も進んだので、夫と二人で水生生物調査をすることにしました。お天気は快晴。暑いくらいです。こういう日だと、少々水の中をかき回しても生物への負担は少ないと思います。左の写真は、小さな巻貝とヤンマ系のヤゴとクロゲンゴロウ。右はニホンイモリです。他にも、オオコオイムシ、ドジョウ、イトトンボのヤゴ、ヒメゲンゴロウ、ウシガエルのオタマジャクシ、ミズムシ類など、たくさんいました。不確かなもの、わからないものは家に持ち帰って調べたり、専門家の方に同定をお願いしたりします。今日は暑くて、半分の面積をするのがやっと。続きは近いうちにする予定です.(Y)

2018年11月7日(水)
アシタバを眺めていると

 クリの花のような臭いがすると思っていたら、アシタバの花が咲いていました。その臭いはアシタバの花のものでした。たくさんの昆虫が吸蜜に集まっています。その独特な臭いのせいでしょうか、集まっているのはハエやアブの仲間が多いですが、テングチョウも結構よく来ます。じっと眺めていると目が慣れてきて、いろんなものが見えてきます。花を包んでいた鞘の上で休息を取っていたシュレーゲルアオガエル(写真左)。また、何気なくその下を見るとメスのコカマキリがバッタの仲間を食べていました(写真右)。翌日には同じコカマキリがテングチョウを。1本のアシタバにもたくさんの生物が関わっているのだと改めて思いました。(Y)

2018年11月6日(火)
ゴマの収穫

 左の写真は、以前にも紹介したゴマの花です(7月撮影)。花が終わると緑色の鞘ができました。鞘が大きくなり茶色になると弾けて、熟したゴマが飛び出してこぼれそうです(写真右。植えたのは黒ゴマです)。よく見ると、鞘の中にゴマがぎっしりと並んでいます。ゴマはわりと簡単に育てることができるのに、どうして国産のゴマは高価なのか。それはゴマの収穫、とりわけゴマとゴミを選り分けるのに手間がかかるということでしょうか。私もこれから選別にかかります。大変だけど、家で食べるくらいなら大したことはありません。近くを歩いていると、農家の畑の片隅にゴマが植えられているのをよく見かけます。(Y)

2018年11月4日(日)
野の花

 写真左はリンドウ、右はノコンギクです。どちらも田の畦や法面に株が増えてきました。リンドウは今が盛り、ノコンギクは盛りをちょっと過ぎた頃です。季節ごとに違う種類の花々が次々咲いて、田んぼには、真冬を除いて花が絶えることはありません。(Y)

2018年11月3日(土)
ヤクシソウ

 10月中旬頃、ヤクシソウが満開になりました(写真左。右は花のアップです)。この植物も刈り残していると増えてきました。輝くような黄色が美しく、私の大好きな花の一つです。昆虫も吸蜜にたくさんやって来ます。そんなヤクシソウも今は盛りを過ぎました。今日の最低気温は5℃。秋はさらに深まってゆきます。(Y)

2018年11月1日(木)
イノシシ来襲(その2)

 柵の点検に行ったら、4か所破られていました。写真左は押し広げられた柵、右はそこを補修しているところ。支柱の鉄筋の間隔が広い所、結束線を留め忘れた所などは見逃してくれません。すごい力で押し広げているようです。晩秋になるとイノシシも生きるために必死です。破られて補修する、また別の場所を破られる…まるでいたちごっこです。キツネがいなくなってからイノシシが増えました。10年以上前にはイノシシ柵なんてなかったのに。なぜキツネがいなくなったのだろう。伝染病だと聞いていますが、その後、数が戻らないのはなぜ?いったん崩れた生物のバランスが元に戻るのは難しい。もう元には戻らないかもしれません。里山地域に住む人たちが安心して暮らせるように、野生生物との共存ができないものかと考えてしまいます。(Y)

2018年11月1日(木)
イノシシ来襲(その1)

 冬に、中山間地保全事業でみんなでイノシシ柵を補強したのに、数日前に侵入されてしまいました。畑の黒大豆や、もうすぐ収穫と思って楽しみにしていた黒米がなぎ倒され、畦もひどく掘り返されました。ショックでしばらく呆然としてしまいました。柵のどこが破られたのだろう。夫と柵の点検に行くことにしました。写真左は被害を受けた黒大豆、右は黒米です。続きはその2へ。(Y)

2018年10月30日(火)
第4回自然観察会・平坦コース

 昨日、26日の尾根歩きコースに続いて、第4回自然観察会・平坦コースを行いました。かなり冷え込んだ一日でしたが、今が盛りのマユミの赤い実を見たり、自然を観察しながら南展望台、北展望台へと歩きました。南展望台から眺めた紅葉は、赤、黄、柿色と、今まで見た中でトップクラスの素晴らしいものでした(写真左)。よく似たカエデの見分け方、カマツカの赤い実、サワフタギの青い実。ツノハシバミの雄花序はもう出来ているが雌花の芽は?たくさんで行くと感動を共有し、様々な見方に触れ、疑問も次々と。また花の季節に来てみたいと思いました。ソウシチョウ(外来鳥)がたくさんいて、賑やかに鳴きながらマユミの実を食べていました。またヤマガラがエゴノキの実を木の根元に隠していました。冬越しの食糧を蓄えているのです。私たちもよくおしゃべりして、よく食べて。森林公園の魅力がより深まった、楽しい観察会になりました。(Y)

2018年10月27日(土)
第4回自然観察会・尾根歩きコース

 「〇の自然を守る会」の第4回自然観察会を、5月18日の第2回と同じ県立森林公園で行いました。今回は2回に分けて、10月26日の「尾根歩きコース」と29日の「平坦コース」。まず昨日は尾根歩きコース。管理センターを出発してすぐにマユミ、コマユミなどの赤い実やミヤマトリカブトの青い花。登山道を上がっていくと、ツルリンドウやツルアリドオシ、アズキナシの赤い実など。尾根に上がるとリンドウやマツムシソウの花。そして季節外れのアカモノの可憐な花(写真右)。それらを楽しみながら、1,090mの千軒平に到着。少し曇っていましたが、鳥取県の大山を遠望することができました。ブナの黄葉は今がピークです。皆で記念撮影のあと、お昼ご飯を食べ、観察をしながら別コースで無事下山。今回も、色づいたツタウルシやイワガラミ、ブナの実やミズナラのドングリなどこの時期にしか見られないものがたくさんありました。次は29日。ゆっくりと紅葉・黄葉とマユミの赤い実を楽しみにしたいと思います。(Y)

2018年10月25日(木)
棚田を守るということ

 毎年アカガエルやカスミサンショウウオが産卵する田んぼビオトープで、来春の産卵期のために水草を除去して開放水面を広げる作業を始めました(写真左)。作業をしながらふと上を見上げると、夫が棚田の法面の草刈りをしていました(写真右)。ところで棚田とは、20m歩いて1m以上あがる田が1ha以上広がっている所を言うのだそうです。私たちが作業している棚田はもう少し傾斜がきついです。夫が草刈りをしているのは、その棚田の中の大きな段差がある法面です。こういう場所で安全に作業をするためにはとても気を遣います。その場所やその日の条件をよく考えて、危険予測をしてから作業に入ります。先日稲刈りのイベントに参加した北庄棚田もとても傾斜のきつい所でした。棚田を守るのは大変なこと。高齢化が進む中山間地で、若い人の手が必要だとつくづく思います。(Y)

2018年10月23日(火)
ウエルカムボードとシマエナガ

 娘の結婚式で20日から22日まで東京に行っていました。普段、夜はほとんど明りのないところにいるので、夜景が珍しくてカメラに収めました(写真左)。新橋駅近くの道路です。話は変わりますが、結婚式のために娘の友達とお母さんが素敵なウエルカムボードを作ってくれました。私も触発されて羊毛フェルトの「シマエナガ」を作りました(写真右。東京へ持っていく前に自宅で撮影したものです)。式場で「ウエルカムボード」と「シマエナガ」を並べて写真を撮ろうとカメラを持って行ったのに、何かと慌ただしくて取り損ねました。誰か撮っていてくれないかなー。祈るような気持ちです。※シマエナガは北海道に生息している小鳥です。(Y)

2018年10月18日(木)
サクラタデ

 サクラタデが好きで、刈り残していたら年々増えて、棚田に大小いくつもの群落ができています。長年放置されていた田には、とりわけ大きな群落が(写真左)。今時珍しいこの大きな群落を何とか残したいと、セイタカアワダチソウなどの外来種とつる植物の除去、それにススキなどの大型植物や畦草の刈り取りをしています。サクラタデは今最盛期。右の写真は花のアップ。タデの仲間にしては大きくてサクラに似た美しい花です。岡山県の準絶滅危惧種に指定されています。(Y)

2018年10月17日(水)
シイタケを食べたのは

 この秋ははシイタケがよくできます。すでに2回収穫して、まだもう1回採れそうです。でも油断していると何者かに食べられています。よくよく見れば、ヤマナメクジ(写真左)とコベソマイマイ(写真右)がいるのに気づきました。彼らの仕業に違いありません。ヤマナメクジは体長5cmほど、コベソマイマイは殻径約1cmの小さなものでした。シイタケを食べるのに夢中です。穴だらけのシイタケは残念だけど少しは分け前も、ということで、それはそのままプレゼント。無事収穫できたものは、そのまま食べたり冷凍したり。干しシイタケも作ります。買えば高い「原木天日干しシイタケ」です。(Y)

2018年10月16日(火)
棚田のコスモス

 台風でなぎ倒された棚田のコスモス。自力で立ち上がってきて、今満開(写真左)。ここ2、3日ようやく秋らしい爽やかな青空。花にはいろんな昆虫が吸蜜に来ています。特に目立ったのはクマバチ。花から花へ、蜜集めに余念がありません。(Y)

2018年10月15日(月)
黒大豆

 柵が補強されてイノシシの心配がなくなったので、休耕田で野菜を育てています。今年はオクラやゴマ、豆類が大豊作。左の写真は黒大豆の畑です。緑色が濃い元気な株に育ちました。中を覗いてみると、こんな感じ(写真右)。莢が膨らんではじけそうです。間引きついでに湯がいて枝豆に。甘くてモチモチ、すごくおいしい。近所の方にもおすそ分けしました。間引きが終わったら、残りの豆は乾燥して正月用の黒豆に。でも、この分では、全部枝豆で食べてしまいそうです。(Y)

2018年10月13日(土)
小さなススキ

 このあたりの至る所ではびこっているコブナグサ。昨年の10月26日の本欄で紹介したように、黄八丈の黄色を染め出すのに使われる植物です。今、そのコブナグサに穂が出ています(写真左)。ススキの穂のミニチュア版という感じです。毎年この時期になると、身近な野草と共に小さな瓶にさして楽しみます(写真右)。一緒に生けているのは、ヨメナ、キツネノマゴ、イヌタデ、シラヤマギク、キンミズヒキ。コブナグサが小さなススキのように見えませんか。(Y)

2018年10月11日(木)
野の花

 左の写真はコマツナギ、右はサイヨウシャジンです。どちらも8月末に撮りました。コマツナギは「駒繋ぎ」。茎が丈夫で、馬を繋ぎ留めることができるほど、ということから名付けられたようです。サイヨウシャジンのシャジンは「沙参」でツリガネニンジンのこと。サイヨウは諸説あって、はっきりしません。ツリガネニンジンは本種の変種とされ、大変よく似ています。花はすごくきれいですが、草丈が長くなりすぎて倒れてしまうのが難点です。ツリガネニンジンとともに山菜としても価値があります。刈り残していると、年々増えてくるので、私は春には若葉を少しもらって天ぷらにします。(Y)

2018年10月10日(水)
命の重み

 晩夏にクロアゲハがレモンの木に産卵し、2匹が育って終齢幼虫になりました。蛹になる時に移動して行方不明になることが多いので、大きい方の幼虫を飼育することにしました。幼虫がいる小枝を小さなペットボトルに挿して飼育箱に。ところが翌朝、幼虫がペットボトルの水の中に落ちているのを見つけました。すぐに水から出してやりましたが、しばらくして動かなくなってしまいました。ボトルの口を綿か何かで塞いでおくべきでした。カエルがヘビに食べられるのを見るのはショックですが、自然の摂理と理解できます。でも、自分の不注意で死なせてしまうと、とても悲しく、後悔もします。そんな時、人間であろうとなかろうと、体が大きかろうと小さかろうと、命の重みはみんな同じであることに気づきます。写真は去年、飼育がうまくいったときのクロアゲハの終齢幼虫と蛹です。(Y)

2018年10月7日(日)
大きい田と小さい田

 左の写真は9月に撮ったものですが、左の方の黄色く色づいているところは、この付近で唯一、農家のMさんがお米を作っておられる広い田です。今はすでに稲刈りが終わっています。その右側手前の緑色の部分は、私たちが黒米を手植えした小さな小さな田です。右の写真は黒米の今の様子です。籾が膨らんで、かなり黒くなってきました。こちらは刈り取りまであと1ヵ月ほどでしょうか。今日は午前中、地区の方たちと神社に奉納するお餅つきをしました。明日は秋祭り。樹々の葉っぱも色づいて、秋は急ピッチで進んでいきます。(Y)

2018年10月6日(土)
コサメビタキとエゾビタキ

 毎年、秋になると1羽のコサメビタキ(写真左)が自宅周辺にやって来て、2週間ほど滞在します。大きなネムノキの枝に垂直に止まり、そこから飛び立って空中で昆虫類を嘴で捕え、再び同じ枝に戻る。その特徴的な行動で、コサメビタキが来たことに気づきます。昨年は姿を見ることができず心配していたのですが、今年は春に来て長く滞在していました。春に来るのは初めてのことです。もしかしたら近くで繁殖も!と期待したのですが、確認はできませんでした。そして秋。2羽のコサメビタキが姿を見せました。畑や庭を中心にいろんな所で空中採食したり、バードバスで水浴びをしたり。少し遅れて、以前畑で一度見たきりのエゾビタキ(写真右)も複数でやって来て3日間ほど滞在。その後越冬地へ旅立ったようです。コサメビタキはまだいます。鳥たちが我が家周辺を渡りの中継地として来てくれたことがとてもうれしい。鳥たちが安心して過ごせる環境は人間にとってもいい環境であると信じて、体の動く限り里山の保全を頑張ろうと思います。(Y)

2018年10月5日(金)
コスモスと台風と温暖化

 もうすぐ満開と楽しみにしていた棚田のコスモス(写真左)。残念ながら台風24号の影響でほとんどが倒れてしまいました(写真右)。起こしてやりたいのですが、また台風25号が近づいています。起こすのはそれが去ってから。それにしても、大阪の大地震、西日本豪雨、北海道の大地震、各地で40℃を越えた酷暑の夏。そして、いくつも発生して大きな被害をもたらした台風。今年は災害の大変多い年になりました。被災した方たちのことを思うと胸が痛みます。地震は防ぎようがないとしても、ここ数年多発している豪雨や台風、そして命にかかわるような夏の酷暑。これらが長い人類の歴史の中で繰り返されてきたものと同じであるならば、受け入れて命を守る対策を立てなければなりません。でも、温暖化のせいであるならば…。未来の人たちに負の遺産を背負わせないためにも、温暖化について真剣に考えるべき時ではないでしょうか。(Y)

2018年10月3日(水)
棚田守り隊

 車で1時間以内の所に「棚田百選」の田が4か所あります。9月23日にその内の1つ、北庄(きたしょう)棚田の稲刈りのイベントに参加しました。生協が募集していた「棚田守り隊」の会員になり、初めてのイベント参加です。棚田での米作りってどんなものか見てみたい、また、昔田んぼでよく見た、稲わらを積み上げた「藁にお」(このあたりでは「藁ぐろ」と言うそうです)の作り方を教えてもらいたい、そんな思いで参加しました。現地に着いて、まず驚いたのは、小さな子どもたちや若いお父さん、お母さんさんがたくさん参加されていること。岡山市や倉敷市からの方が多いようでした。さて、その日の作業について。長く降り続いた雨で倒伏したコシヒカリ。それを起こして鎌で刈り、10株ほどを束ねていきます。足元はぬかるんで何度も滑り、服はどろどろに。ようやく終わったら「はでかけ」の場所まで運ぶのに、急なあぜ道を上がったり下ったり。棚田での農作業の大変さが少しはわかった気がしました。棚田を守るためには大勢の人の手が必要だとも。それにしても、棚田で生き生きと活躍する若いお父さん、お母さん、子どもたち、そして現地の農家の人たち。工夫次第でまだまだ棚田の価値はなくならないと感じさせてもくれました。左の写真は北庄棚田の遠景。右は稲刈りの一場面です。(Y)

2018年9月29日(土)
カズラオドロとミヤマヒイゴ

 左の写真は、クズなどのつる植物が放置され、電柱を通り越して電線にまで絡まったものです。地元のある方がこの状態を「カズラオドロ」と言われました。聞きなれない言葉に接して興味を持ち、調べてみました。カズラはつる植物のこと。では「オドロ」とは? 難解語だそうで、「草木、茨などの乱れ茂っていること。また、その場所やそのさま。藪。」とありました。「カズラオドロ」とは、つる植物が乱れ茂って立ち木や電柱・電線などに絡みついている状態を言うのだと納得しました。そういえば10年ほど前、近くの谷筋に国道への近道になる舗装道路ができたのですが、その道路は地元で「オドロ線」と呼ばれています。何となく怖そうな、気味悪そうな名前と思っていました。これは想像ですが、昔から人が歩けるぐらいの細い道があったけれど、草木や茨が乱れ茂って難儀していたのではないでしょうか。それで新しい道路も「オドロ線」と呼ばれるようになったのではないかと思います。別の話ですが、地元の古い方はコシアカツバメ(写真右)のことを「ミヤマヒイゴ」と呼ばれます。調べると、「ヒイゴ」はツバメのこと、「ミヤマヒイゴ」は「アマツバメの異名」とありました。でも、当地にはアマツバメはいません。「ミヤマ」とは深山のほかに里山のような環境も意味するようですから、この辺りで言う「ミヤマヒイゴ」は山に多いツバメというほどの意味でしょうか。方言って魅力があって面白いです.(Y)

2018年9月27日(木)
2種のアカガエル

 最近、2種類のアカガエル成体をよく見かけます。左の写真はニホンアカガエル。今までこの近辺ではこのカエルしか見なかったのですが、今年はヤマアカガエル(写真右)にもよく出会います。ともに体長4cmほど。今年は田んぼビオトープ周辺の4か所で合計約350卵塊の産卵があり、卵から孵化したオタマジャクシは6月頃に前あし、後あしが出てカエルらしい姿になりました。その頃から2種類いることが分かったのですが、違いがもう一つはっきりと分からないこともありました。でも、成体のカエルではわかりやすいです。右のヤマアカガエルの方は頭から背中にかけての2本のラインが曲がっています。体色が暗く、後あしの横縞模様も太くはっきりしており、背中には暗色のまだら模様があります。さらに腹の模様が比較的鮮明であることが多いそうですが、その確認はまだ。今後の宿題です。この2枚の写真はどちらも自宅周辺で最近撮ったものですが、いずれも特徴がはっきりした個体です。(カエルの特徴については、山と渓谷社「日本のカエル」を参考にしました。(Y)

2018年9月26日(水)
秋の七草

 8月の末から秋の七草を少しずつ紹介してきましたが、今回で最後。最後に紹介するのはクズ(葛)です(写真左)。昔はクズの根を粉砕してデンプンを取り出し、水を何度も換えて手間をかけて精製して葛粉を作っていました。今は葛粉の代わりに、ジャガイモデンプンが片栗粉として安価で売られています。本物の葛粉は高価で希少なものになりました。飼い葉としての利用もなくなったクズは、すっかりはびこって他の草や木に絡みつく厄介な雑草に過ぎなくなりました。でもクズの花は、華やかで甘い香りのする、私の大好きな花の一つです。右の写真はススキ。前にも紹介しましたが、今回は少しアップで。秋の七草は「ハギ、キキョウ、クズ、オミナエシ、フジバカマ、オバナ、ナデシコ」です。オバナはススキのこと。フジバカマは当地にはありませんが、同じ仲間のヒヨドリバナ、サワヒヨドリがたくさんあります。(Y)

2018年9月24日(月)
野の花

 左の写真はカワラナデシコ。8月に撮ったものです。元々株があった場所では、いつも草刈りで刈り取られていました。保護しようと株を少し自宅敷地に持ってきました。ところが、日当たりなど環境が合わないのか、現状維持が精一杯でなかなか増えてくれません。いい場所を探して植え替えようと思っています。右の写真はヤマハギ。今満開です。自然に生えてきたものを大切にしていたら、こちらはだんだん株が増えてきて、今では邪魔になるものを刈り取ったりしています。(Y)

2018年9月22日(土)
里山の現状

 初夏にキビタキの明るい囀りが響いていたコナラナラガシワの林の一角が見事に伐採されました(写真)。ソーラーパネルが設置されるそうです。他でも何か所かでこのような工事が行われています。ソーラーパネルの耐用年数は20年だそうです。バブル期に作られたリゾート地の多くが廃墟と化したように、20年後、藪の中にパネルの残骸だけが残されている、というようなことはないのでしょうか。幸い斜面の下に人家はありませんが、昨今頻発している豪雨での土砂崩れも心配です。昔、里山ではコナラなどナラやカシの仲間は良質な薪や炭の原料になるので、定期的に伐採・利用されていました。樹が大きくなりすぎるというようなことはなかったそうです。しかし、燃料として利用されなくなってからは人手が入らず、大きな樹が混みあい、下は笹薮となっています。だから地元ではソーラーを歓迎する声もあります。しかし、これが長期にわたって持続的にに地元を潤すとは考えられません。そうではなく、良好な里山の自然を守りながら、例えばバイオマスエネルギーとしての活用などでこの地域の経済がうまく回っていくような方法はないものでしょうか。大木の切り株や積み上げられた伐採屑を見ながら考えてしまいます。(Y)

2018年9月21日(金)
満開のそば畑と塩釜の冷泉

 少し前のことになりますが…。娘家族がお盆休みを9月に取って中国地方への旅を計画したので、3泊目に鳥取県大山麓の宿で落ち合うことにしました。秋雨前線の停滞で娘たちの旅行中ずっと雨続き。孫が一番楽しみにしていた鳥取砂丘も土砂降りで、歩くことはもちろん風景を見ることもできなかったそうです。3日目の大山麓も雨。翌日も雨は上がったものの深い霧。仕方がないので蒜山高原まで下りました。蒜山もそう変わらないだろうと思っていたら、急に霧が晴れ青空も。素通りするつもりを予定変更で「塩釜の冷泉」へ。冷泉に手を浸けて、その冷たさや湧き出る水の青さに驚く孫。青空の下に広がる満開のそば畑も見ることができました(写真右)。最後に天候回復して、娘たちも少しは気分転換できたかな? 次の機会には良い天気に恵まれますように。(Y)

2018年9月20日(木)
野の花

 いつも田んぼの作業に行くあぜ道で、今年もヒガンバナが咲き始めました(写真左)。例年なら私かイノシシが踏みつけてしまうのですが、冬に中山間地保全事業でイノシシ柵が補強されて、イノシシが踏みつける心配がなくなりました。私も踏まないようにそろりと歩きます。ヒガンバナを見ると、新見南吉の絵本「ごんぎつね」の一場面を思い出します。兵十のお母さんの野辺送りの時に咲く満開のヒガンバナが美しく、悲しくもありました。右の写真はヒヨドリバナ。秋の花が次々と咲いて、今日は彼岸の入り。暑さ寒さも彼岸までと言いますが、穏やかで涼しい秋までもう少し…本当にそうあってほしいです。(Y)

2018年9月17日(月)
ススキと草バッタ

 ススキの穂が出てきました(写真左)。毎日の高温多湿でグッタリの私ですが、自然界は秋の気配が濃くなってきました。ところで、ススキは尾花ともいい、秋の七草の一つです。今日は曇り空で、かなり蒸し暑いけれど、頑張って草刈りをしようと田んぼへ。田んぼに着いて、いきなりちょっと休憩。ススキの葉で草バッタ(写真右)を作りました。それから重い腰を上げて少しだけ草刈り。今日の田んぼの作業はこれで終了。早く涼しくなってくれないかなー。(Y)

2018年9月16日(日)
イネの出穂とオタマジャクシ

 長く降り続いた雨が止んだので、飼育していた8匹のツチガエルのオタマジャクシをすべて田んぼビオトープに放しに行きました。後あし、前あしが出て、みんなもうすぐカエルです。そのあと、6月に植えたイネの様子を見に行ったら、穂が出て花が咲き始めていました(写真左)。黒米なので、籾の色がすでに少し黒っぽいです。ふと下に目をやると、水の中を大きなオタマジャクシがたくさん泳いでいました(写真右)。大雨で上のため池から流されてきたのでしょう。体長は7〜8cmほどと大型で、白っぽい色。見たことのないオタマジャクシです。3匹を持ち帰ってよくよく見れば、どうやらウシガエルのオタマジャクシのようです。脱皮直前で、古い皮膚が白く見えているのではないかと思います。しばらく飼育して観察することにします。生物がたくさんいる環境にいると、知らなかった生態に接して驚くことがよくあります。(Y)

2018年9月14日(金)
野の花

 左の写真はキツネノカミソリです。自宅周辺にはなかったのですが、1〜2km離れた道路際に小さな群落が何か所かありました。いつも刈られてしまうことが多いので、去年の秋に球根を少しもらってきて自宅の近くに植えました。今年の早春に葉が出て、それが枯れた後、8月に花茎が伸びてきて花が咲きました。右の写真はツルボです。畔の草刈りを続けていたら、年々株が増えてきました。キツネノカミソリもツルボも派手さはないけど心惹かれる花。これから咲くヒガンバナと同じように、花の時期には葉は見られません。(Y)

2018年9月8日(土)
田んぼビオトープと埋土種子

 私たちが管理している休耕田に水を張って田んぼビオトープにしたら、しばらくして白いきれいな花が咲き始めました。調べたら、トチカガミ科のミズオオバコでした(写真左)。この植物は、岡山県、環境省ともに絶滅危惧U類に指定されています。右の写真はオモダカです。ミズオオバコもオモダカもかつては水田雑草とされていましたが、乾田化や除草剤が使われるようになったために、ほとんど見ることができなくなりました。ここで花が咲いたのは、休耕田に水を張ることで眠っていた埋土(まいど)種子が発芽したものと思われます。この2種だけでなく、コナギ、ヘラオモダカ、ヒルムシロ等々、いろんな植物が生えてきてとても興味深いです。でも放っておくとはびこるので、増えすぎたものを除去するのに手間がかかって困ることもあります。植物同士の関わりの中で、あまり手をかけずに良い調和状態ができないものか、あれこれと思案中です。昔の人も苦労したのでしょうが、なんてきれいな花が水田にあったのだろうと思います。今後も埋土種子から何が生えてくるか楽しみです。(Y)

2018年9月6日(木)
ツチガエルのオタマジャクシ

 当地には、カエルが7種います。ニホンアカガエル、ヤマアカガエル、シュレーゲルアオガエル、トノサマガエル、アマガエル、数は少ないですがニホンヒキガエル、そして外来種のウシガエルです。昔はこの7種のほかに、ツチガエルがどこにでもいたそうですが、今は全く姿を見ることができません。初夏の頃に隣の地区のTさんが、体長5mmほどの黒い小さなオタマジャクシをたくさん持ってきてくれました。見たことがない種類でしたが、調べるとツチガエルのようです。早速飼い始めましたが、1cmほどに成長すると今度は体の中が透けて見える透明な姿に。とてもオタマジャクシのようには見えません。でももう少し成長すると、アカガエルなどのオタマジャクシと同じようになりました。彼らは食欲旺盛。日に日に大きくなって飼育容器が窮屈になってくるたび、田んぼビオトープに少しづつ放してやりました。飼育容器に残ったものはさらに成長して、後あし、前あしが出てきて、尾も短くなって、いよいよカエルです(写真)。カエルは肺呼吸。おまけに生きた餌しか食べません。そこで溺死や餓死をしないように田んぼビオトープに放しました。現在、飼育容器には8匹だけ残っています。そのほとんどは後あしが出ているので、9月中にすべて放すことになりそうです。無事越冬して、春には大きくなったツチガエルに再会したいものです。うまく定着してほしいです。(Y)

2018年9月4日(火)
1本のエゴノキから思うこと

 畑の傍に1本のエゴノキが生えてきました。数年経ち、今年はたくさんの花が咲き、実がなりました。最近、ヤマガラが毎日何度もこの木にやって来ては実をくわえてどこかに飛んでいきます(写真左)。実はすぐに食べるのではなく、冬に備えていろんな所に貯蔵しているようです。貯蔵した場所を忘れることはほとんどないということです。それでも、食べ忘れたわずかのタネが発芽してエゴノキが生えてきます。ヤマガラはエゴノキの種子を貴重な冬の食料とする一方で、種子運搬者の働きをしています。また、5月の花の季節には蜜や花粉を集めにたくさんの昆虫が集まっていました。今年はコマルハナバチが特に多かったです(写真右)。このハチはエゴノキから蜜や花粉をもらう一方、受粉を助けることで種子生産に役立っています。野生生物の世界は「持ちつ持たれつ」で巧みな調和が保たれています。人間である私は、満開の花の美しさに見入り、昆虫や鳥たちの一生懸命の活動に感動し、そして1本のエゴノキにたくさんの生物が関わり、直接間接に繋がっていることに気づきました。すべての生物はお互いに関わり合って生きています。そしてその繋がりが複雑であればあるほど豊かな自然なのだと思います。そんな豊かな自然の中でこそ人間も恵みを受け、健全に生きられると思うのです。(Y)

2018年9月2日(日)
雨上がりに

 雨上がりに、普段あまり見ることのない生物をじっくりと観察しました。左の写真はカタツムリの仲間のコベソマイマイだと思います。草の上で、体を長く伸ばしながら移動していました。よく伸びるなぁーと感心しながら見ていたら、一番伸びた時は10cm近くありました。殻径は約4〜5cmです。右はヤマナメクジ。体長7〜8cm、幅は約1.5cmでした。(大きいものは20cmぐらいあるそうで、この個体はまだ幼体かもしれません)。玄関を出た所で這い回っていたので、粘液でベタベタになって、後の掃除が大変でした。それにしても、いろんな生物が一生懸命に生きている姿に感動です。まだまだ新しい生物や珍しい生態との出会いを楽しみにしたいと思います。(文一総合出版「カタツムリハンドブック」を参考にしました)(Y)

2018年8月30日(木)
野の花

 左の写真はキキョウ、右はオミナエシです。キキョウは10年ほど前までは少しですがこの近くにありました。今は草刈りがされ過ぎたのか、環境が悪化したのか、見ることができなくなりました。そのことを棚田百選で有名な隣の地区のTさんに話したら、初夏に苗を持ってきてくれました。Tさんが住まわれる辺りにキキョウの群落があるそうです。早速植えたら、今、次々と花が咲いています。このまま定着してほしいです。オミナエシは、私たちが田を管理するようになって、刈るものと刈らないもの、選択的に草刈りをしていたら株が増えてきました。昭和30年代頃までは、たくさんのキキョウやオミナエシが咲いていたものと思われます。田んぼが野の草花でいっぱいになるように。そんなことを夢見ています。(Y)

2018年8月28日(火)
ナガコガネグモの狩り

 クモといえばクモの網(クモの巣)を思い浮かべますが、実際には身近なアシダカグモのように、ほぼ半数の種が網を張らずに獲物を捕まえるそうです。当地でよく見られるナガコガネグモは網を張るクモ。網に獲物がかかると、素早く糸を巻き付けて身動きできなくして捕えます(写真左)。右は捕らえた獲物を食べているところです。クモは体外消化といって、消化液を獲物の体内に注入して内容物を溶かして、そこに口をつけて吸い上げます。クモの口は、獲物をかじることはできません。消化できない固いキチン質(昆虫の外骨格)を除けば、ほとんどきれいに溶かして食べてしまうそうです。ところで、日々いろんな生物に接していると、次々と疑問が湧いてきて、調べ、考えます。人間は万物の霊長とか、高等生物・下等生物などと言いますが、生きていく上では生物に高等も下等もないと思います。それぞれの生物が生活に応じた素晴らしい体の仕組みを持っています。そして、多様な生物との関わりの中で、人間もまた生かされているのだと思うのです。(Y)

2018年8月26日(日)
生物との出会い

 田んぼでの作業中や行き帰りにいろんな生物との出会いがあったり、興味深い出来事に遭遇したりします。だから必ずカメラを持っていき、できるだけ記録を残すようにしています。野生動物は用心深くて敏捷で、夜行性のものも多いのでワンチャンスを逃がしたら次はいつ出会えるかわかりませんから。左の写真は、畦に置いてあったプラスチック製の手箕(てみ)の中にいた大きなサワガニです。今年初めての出会いです。この辺りで生き続けていることが確認できました。右はキリギリス。他のバッタを食べていました。狩りをしたのかどうかは不明ですが、キリギリスは肉食性が強いようです。また先日は、この辺りで唯一米作りが続いている田で、穂が出てきたイネの間からヒクイナ(鳥)が現れて、畦を横断して茂みに入って行きました。後ろには3羽の若鳥が。あっけにとられて見ていると、今度は茂みから田へ。あまりの素早さで写真に撮ることはできませんでしたが、今年もヒクイナの繁殖を確認できてうれしかったです。(Y)

2018年8月24日(金)
野の花

 お盆を過ぎたあと、2〜3日は秋を思わせる涼しい日がありましたが、またまた夏に逆戻り。厳しい暑さの毎日です。それでも生物の世界は、ちゃんと季節が秋に向かっていることを教えてくれます。私はその変化に追いつけなくて、「里山日記」に紹介することが後手後手になってしまいます。今日は1ヵ月ほど前に田の畦で撮った写真です。左はクルマバナ。群生しているのがとてもきれいでした。右は湿地に咲くサワヒヨドリ。乾いた土地では同じ仲間のヒヨドリバナの蕾が大きく膨らんできました。クルマバナもサワヒヨドリも盛りの時期が長く、今も次々と咲いて私の目を楽しませてくれます。(Y)

2018年8月22日(水)
クモの網と隠れ帯

 一般的によく言われる「クモの巣」は、正式には「クモの網」といいます。また、隠れ帯とは、コガネグモ科、アシナガグモ科、ウズグモ科、ゴミグモ科の仲間で見られる、クモの円網に付けられた糸の装飾のことです。白帯とも言われます。隠れ帯の機能についてはよくわかっていないことが多く、いろんな説があります。写真はこの辺りでたくさん生息しているナガコガネグモの隠れ帯。左は幼体が、右は成体が主に作る隠れ帯です。なんてきれいなんだろうと、見つけるたびに思います。(Y)

2018年8月19日(日)
棚田のヒマワリ

 棚田のヒマワリ、3年目。今年は雨が少なくて大きくなりませんでしたが、予定通りお盆に満開になりました。昨年、ケイトウの苗をヒマワリの間に植えましたが、そのタネがこぼれて育ったケイトウがヒマワリと一緒に満開です。近づいて見ると、ヒマワリの黄色とケイトウの赤が青空に映えてすごくきれいです。ヒマワリが終わったら、次はコスモスが咲くようにとタネを蒔きました。コスモスの苗も元気に育っています。少し離れたKさんの田にも新たにヒマワリ畑ができました。イネの緑とヒマワリの黄色。みんなの力で、美しい里山の風景が少しづつ広がっていくのがうれしいです。イネの穂が少し垂れてきました。もうすぐ収穫の秋を迎えます。(Y)

2018年8月14日(火)
寝床

 朝、何気なく外に掛けてある雑巾を見たら、大きなシュレーゲルアオガエルのメス(体長4〜5p)が夜の狩りを終えて休息していました(写真左)。シュレーゲルアオガエルは日本の固有種であり、日本に生息するカエルの中で最も美しい種の一つです。また、非常に強力な吸盤を持っていて(アマガエルの吸盤より強力)、垂直の壁もスイスイ。これから夕方まで、日射を避けながらゆっくり休みます。写真右はヤマトシジミ。午後5時前、ゴーヤの葉の上ですでに眠りについていました。蝶は眠りにつくのが早いようです。傍で草刈り機の大きな音を立てても起きません。(Y)

2018年8月11日(土)
梅干しの土用干し

 今年も梅干しの土用干しをしました。「土用」とは、立夏・立秋・立冬・立春それぞれの直前18日間を示す言葉です。一般的には立秋前の18日間の夏土用を指します。今年は7月20日から8月6日までが夏土用です。この頃の日射はとても強くて殺菌効果が期待でき、雨が少なく空気が乾燥しているので干すのに非常に適した時期です。梅干しに限らず、衣類や書物も土用干しをすることでカビや虫の害を防ぎます。そして田んぼも土用干しをすると、雑菌の繁殖を抑え、根がしっかりと張るそうです。土用干しを終えた梅干しとシソを梅酢につけたあと、梅干しとシソを保存容器に入れて冷蔵庫で保管します。今年も梅干し完成!(Y)

2018年8月9日(木)
野の花

 7月中旬頃が盛りのヌマトラノオ(写真左)とヤブカンゾウ(写真右)。ヌマトラノオは田んぼビオトープの一部がイノシシのぬた場だった時にたくさん生えていて、1m近くの高さがありました。今は田んぼビオトープの湿気た畦に50cmほどの高さで群生しています。白い小さな花をたくさんつけて清楚な感じです。ヤブカンゾウは八重で、ちょっと派手すぎるのを好まない人が多いですが、私はなぜか心惹かれる花です。ヤブカンゾウの若い芽は、湯がいて酢味噌で食べたり、あえ物にしたり。花はエディブルフラワーとしてサラダのトッピングにします。この花は一日で萎んでしまうので、咲いたばかりのはもったいなくて、夕方萎みかけたものを料理に。きれいな色で、少し甘い味がします。(Y)

2018年8月7日(火)
緑のカーテン

 暑さ対策に緑のカーテンを作ろうと、今年もゴーヤの苗を植えました。6本の苗は植えてすぐにグングン育ち、蔓を伸ばし葉を広げて、今までで一番いい緑のカーテンができました。ゴーヤも例年以上の大豊作。ゴーヤチャンプルー、佃煮、ゴーヤ茶、ジャム等々いろいろ試しています。豪雨の後の酷暑で今年は野菜が不作だそうです。我が家の畑も例外ではなく、夏野菜は壊滅状態。そんな状況の中で、ゴーヤの豊作はすごくうれしいことでした。(Y)

2018年8月5日(日)
ツバメ

 夫が夏祭り準備の草刈り作業で、朝7時前に家を出ました。私も早起きしたので、棚田のヒマワリの世話をすることに。家を出て歩き出すと、上空低い所をたくさんのツバメが飛んでいます。このあたりで生まれた子どもたちを中心に、集団ねぐらから飛んできて餌を捕ったり、渡りに備えて飛行の練習をして昼間を過ごすのでしょう。当地では毎年、ツバメとコシアカツバメが繁殖します。でも、今日飛んでいるのはこの2種だけではないような…。それにタカの仲間も飛んでいて、双眼鏡を持ってこなかったことを悔やみました。ヒマワリ畑で作業を始めると、私の頭をかすめるように飛んで、巣のある場所に向かうものがいます。ピークはとうに過ぎたもののまだ子育てが続いているようです。人間を頼りにしているようなツバメの子育てを見ていると、ここはずーっと昔からツバメを大切にしてきた土地柄だ、という田のオーナーさんの言葉が納得できます。毎年、真っ先にオーナーさんのお宅で巣作りを始めるツバメ。今年は5個の巣があり、先日見に行くと、まだ1つの巣からヒナが2羽顔を出していました。そして、蚊柱の立つころ、田んぼや畑にさらにツバメの数が増えます。餌を捕りながら北から南へ。我が家の上空は渡りのコースになっていて、長い期間たくさんのツバメを見ることができます。(写真左はツバメ、右はコシアカツバメの巣。どちらも以前に撮影したものです)(Y)

2018年8月3日(金)
「夏越の大祓」と「茅の輪くぐり」

 7月31日、近くの神社で「夏越の大祓」と「茅の輪くぐり」神事がありました。「夏越の大祓」は「なごしのおおはらい(おおはらえ)」、「茅の輪」は「ちのわ」と読みます。この神事は穢れを人形(ひとがた、人の形に紙を切り抜いたもの・写真左)に託して茅(かや)で作った大きな輪(写真右)をくぐり、罪や穢れを取り除き、心身が清らかになるようにお祈りするものです。人形には名前と年齢を書いて、息を3度吹きかけて神社に持っていきます。都会ではとうの昔になくなった行事だと思いますが、田舎では健在です。人形を持って、作法を読みながら8の字を描くように茅の輪をくぐったら、なんだか心が軽くなったような気がしました。(Y)

2018年7月30日(月)
小さな田んぼ

 6月中旬から田植えをしました。古代米の黒米です。水面を覆っている水草を除去して開放水面を少しづつ広げ、そこに苗を手で植えていったので、小さな田んぼですが2週間かかりました。田植えを始めた頃にはたくさんのオタマジャクシがいましたが(写真左)、今はすべてカエルになりました。他にもオオコオイムシやトンボの幼虫、マツモムシ、アメンボ、ミズムシ類などたくさんの生物を見つけました。こんなにたくさんの生物がいる田んぼは今では珍しいと思います。イネが育ち、イネの成長と共に環境が変化して、生息する生物も次々と変わってきます。そんな様子を見るのが楽しみです。右の写真は現在の田んぼ。イネが大きくなりました。(Y)

2018年7月28日(土)
野菜の花

 これから折に触れて、当地に来て初めて知った野菜の花や季節の野の花をご紹介したいと思います。1回目は野菜の花。一昨年、ニンジンの種まきが遅くなって小さなニンジンしかできませんでした。おまけに太い芯があって食べられる部分はほんのわずかでしたが、ボウルに山盛り一杯のニンジンの芯を取り除いて、シチューや煮物にして何とか全部食べました。翌年の初夏、畑の一角に白いきれいな花が咲きました。不思議な気持ちでよくよく見れば掘り忘れたニンジンの株が成長して花が咲いたのです。初めて見たニンジンの花。そのタネがこぼれて今年も花が咲きました(写真左)。ニンジンはセリ科。ハナウドやセリの花とよく似ています。右の写真はゴマの花。ゴマはゴマ科で、同じ仲間のものは身近にはありません。ゴマは買うものだと思っていましたが、栽培してみたら簡単にできておいしいし、花もきれい。莢の中にぎっしり並ぶゴマの粒を見るのも楽しい。細かいゴマ粒を集めるのは面倒だけど、ついまた作りたくなってしまいます。(Y)

2018年7月24日(火)
水生生物調査

 先週、岡山県自然保護センターの方が二人、田んぼビオトープの水生生物調査に来られました(写真左)。酷暑の日で条件は良くなかったのですが、巧みに足を使って大型の網に生物を追い込むという方法で、たくさんの水生生物を捕らえることができました。普段私たちが手入れしている田んぼビオトープに、たくさんの大きなドジョウがいることにも驚いたし、体長2cmほどの子どものドジョウもいて、彼らがここで繁殖していることも確認できました。ニホンイモリも、外えらがついた体長2〜4cmの幼生(写真右)がたくさん。すごくかわいいです。センターの方は、生物の密度の高さに驚かれていました。たくさんの小さなコミズムシ類、ヤンマ系・シオカラ系・イトトンボ系のヤゴたち、オオコオイムシ、クロゲンゴロウとその幼虫等々。専門家の方の大胆かつ巧みな採集によって、以前より生物の種類も数もかなり増えていることが実感できました。田んぼビオトープのような環境は、この地域ではおそらく私たちが管理するこの田だけだと思いますが、生物が自由に行き来できて多くの場所で繁殖できるように、各地域の休耕田の内、1枚だけでも田んぼビオトープにならないかなと思います。(Y)

2018年7月21日(土)
巣立ち

 7月14日頃、ブッポウソウが巣立ちました。残念ながらその瞬間を見ることはできず、状況からの判断です。巣立ちしたようだと思って巣箱に近づくと親鳥が現れて警戒する、そんなことが何回かあった後、巣箱周辺が静かになり、近づいても親鳥が警戒することもなくなりました。一斉ではなく、何日かにわたって巣立ちが行われるのかもしれません。巣立ちの前後1週間ほどは、たくさんのブッポウソウが賑やかに鳴きながら上空を飛び回っていました。早朝5時頃に、私たちが寝ている部屋のそばの電線で2羽が「ゲッ、ゲッ、ゲゲゲッ」とうるさく鳴いて、すっかり目が覚めてしまったことも。どうしてこんなにたくさんのブッポウソウが? よそから巣立ちの応援に来た? 巣立った若鳥たちが親と一緒に飛び回って周囲の風景を頭に焼き付けている? ブッポウソウについてはわからないことが多いです。でも研究者によると、親鳥は前年と同じ巣箱に戻ってくる可能性が高いということなので、来年も期待できそうです。10月に巣箱掃除をしますが、その時にこの巣箱で何羽のヒナが育ったかが糞の量から推定できます。例年ならあまり気の進まない巣箱掃除ですが、今年はちょっと楽しみ。ブッポウソウが巣立つまではと草刈りを控えていたので周辺の草は伸び放題。今日はやっとブッポウソウに気遣うこともなく草刈りができました。でも何やら名残惜しくて巣箱を見てしまいます。帰りのあぜ道で満開のコオニユリ(写真左)、ミソハギ(右)が心を和ませてくれました。(Y)
 

2018年7月15日(日)
第3回自然観察会

 7月13日、「〇の自然を守る会」の第3回自然観察会として、今年もブッポウソウ観察会を行いました。場所は町内の去年と同じ所。暑い季節なので、今年は巣箱がよく見える場所にある公民館をお借りして室内から観察することに。ここの巣箱は架けて7年目になり、毎年繁殖に使われています。下見の時の親鳥の様子から、今年は例年よりヒナの成長が遅いように思われましたが、予定通り実施することにしました。いよいよ観察会の日。公民館に着いたときには巣箱のそばの電線にいた親鳥も、警戒して姿を見せなくなり、ヒナが巣箱から顔を出すこともありません。1時間ほどしてやっと親鳥がエサをくわえて巣箱に入りました。巣箱から出た親鳥はそのまま向かいにある森の1本の木の枝に。フィールドスコープで見ると嘴を大きく開けてハーハー(写真右)。「暑いよ〜」という親鳥の気持ちが伝わってくるようでした。それから長いこと羽づくろい。ブッポウソウの普段の姿をじっくりと観察することができました。それでもヒナの様子がわからなかったので、会員さんの希望もあり、吉備中央町の「横山様」(腰痛の地蔵尊)にある観察場所へ。ここでは巣箱から顔を出すヒナも見られたし、巣箱に取り付けたビデオカメラで巣箱内の様子も見ることができました。ますますブッポウソウの魅力にはまりそうです。(Y)

2018年7月12日(木)
生まれてバンザイ

 歌人、俵万智さんの「バンザイの姿勢で眠りいる吾子よ そうだバンザイ 生まれてバンザイ」という歌が好きです。この歌からは、赤ちゃんを産んだお母さんの喜びとともに、赤ちゃんの生まれてきた喜びや命の輝きがストレートに伝わってきます。今、我が家の庭にあるバードバスでは、シジュウカラ・エナガ・メジロ・ヤマガラ・ヒヨドリの今年生まれた若鳥たちが、毎日何度も水浴びにやってきます(写真左)。双眼鏡で見ると、すごい水しぶきを上げて、本当にうれしそうに、気持ちよさそうに水浴びをしています。田の畦にあるブッポウソウの巣箱では、ヒナが大きくなって、体を3分の1くらい出して、親鳥が餌を運んでくるのを待っています(写真右)。黄色い嘴を大きく開けて、小刻みに震わせて。昨日は優しい声で「ケ、ケ、ケ」。今日は親鳥と同じように「ゲッ、ゲッ、ゲッ」。水浴びをしている若鳥たちや、親の帰りを待ちわびるブッポウソウのヒナ鳥たちは、人間の赤ちゃんと同じように、生まれた喜び、キラキラした命の輝きで溢れています。(Y)

2018年7月9日(月)
大雨のあとで

 7月5日から降り始めた雨は豪雨となって、ほとんど弱まることなく3日間降り続き、岡山県内をはじめ各地に大きな被害をもたらしました。そして今日は梅雨明け。私が若い頃とは全く異なる、熱帯のような気候になったと感じます。梅雨が明けたら酷暑の夏。被害に遭われた方たちのことを思うと胸が痛みます。明日は我が身。いつ、誰が災害にあってもおかしくない状況です。被害に遭われた方たちに自分は何ができるかを常に考えて行動しよう、そして自身の災害への備えもちゃんとしなければ! 左の写真は自宅近くのため池。右に見えるのは堤防、中央の植物はマコモです。普段は堤防とマコモの間にササ群落がありますが、ササは完全に水没しています。もう少しで水が堤防を越えるところでした。堤防の下方には老人ホームがあるのです。浚渫や堤防の補強など、ため池の維持管理が大事だと痛感しました。雨が止むと一気に生き物たちが出てきました。右の写真はレモンの葉の上で休むシュレーゲルアオガエル。豪雨を乗り越えた命がすごくいとおしいです。(Y)

2018年7月6日(金)
キアゲハとハナウド

 キアゲハの終齢幼虫がハナウドの葉を食べていました(写真左)。もうすぐ蛹になるかなと思いつつそのままにして、翌日見に行ったら姿が見えません。しばらく探したら、昨日までいた株のすぐそばの小さなハナウドの葉をモリモリ食べていました。キアゲハの幼虫の食草はセリ科植物。葉だけではなく花や若い果実も好んで食べるそうです。道理で昨日までいた株は丸裸、茎だけになっていました(写真右)。セリ科植物には、ハナウドの他にもセリ、ニンジン、パセリ、ミツバなどがあります。これらは、このあたりでは自然の中にも畑にもたくさんあるので、キアゲハはよく見る蝶です。でも特に今年はキアゲハの成虫や幼虫を目にする機会がすごく多いです。(Y)

2018年7月4日(水)
棚田のヒマワリ 2018

 中山間地保全事業で今年も棚田のヒマワリを育てることにしました。お盆の頃に満開になるように、去年より少し時期をずらして、6月14日に種まきをしました。棚田のヒマワリは今年で3年目。昨年も一昨年も夫婦2人で種まきをしましたが、今年は設立したばかりの「自然を守る会」から2人手伝ってくれて4人で作業(写真左)。農家の組合の方々が草刈りをしてくれたので、広い田んぼでの種まきも思ったより早く、楽しく終えることができました。写真右は昨日のヒマワリの状況です。少しばらつきはありますが、元気に育っています。ヒマワリの花が満開になって、たくさんの人に見に来てほしい。そして来年はもっと多くの人たちとヒマワリを育て、楽しむことができたらうれしいです。(Y)

2018年6月29日(金)
大山旅行

 6月21日から1泊で大山方面に行きました。大山には何度か登り大好きな山ですが、今回は暑い季節の犬連れなので、犬中心の休養の旅になりました。宿は「休暇村奥大山」。宿のすぐ前は鏡ヶ成(かがみがなる)と呼ばれるなだらかな土地で、芝生広場が広がっています。そこにいるのは私たちだけ、ほかにお客さんはいません。犬を放したら大喜びで走り回っています。とてもうれしい顔。犬も表情が豊かです。そばの高い木のてっぺん辺りでは、カラスが巣立ち間近の大きなヒナの餌やりに一生懸命。親が餌を持って帰るたびに大騒ぎをしていました。翌日は桝水高原方面へドライブ。途中、大山の険しい北壁が見えてきて、しばし車を降りて見入りました。帰りは蒜山に寄って、「塩釜の冷泉」でおいしい水を飲み、蒜山大根を買って帰りました。おいしい水と空気、そして豊かな自然。何度でも行きたくなる場所です。(Y)

2018年6月26日(火)
クサガメ

 昨年の5月の朝、ため池の堤防を田んぼの方に向かって歩く3匹のクサガメを見ました。いつもはため池にいるのですが、産卵のためでしょうか、毎年5月になると田んぼビオトープでよく見ます。今朝は田んぼからため池に向かっているクサガメに出会いました(写真左)。きっと産卵を終えてため池に戻ってきたのでしょう。ため池と田んぼの境にはイノシシ柵があります(写真右)。古い柵を新しい柵で補強した頑丈なものです。ため池から田んぼへはこれをくぐらないと行けません。田んぼや堤防で出会うたび、よくぞあのイノシシ柵をくぐり抜けたなと思います。
ところで、クサガメは2004年頃までは在来種とされていましたが、現在は江戸時代以降に朝鮮半島や中国から持ち込まれた可能性が高いとされ、ニホンイシガメとの交雑が問題視されているそうです。(外来種問題については「和亀保護の会」のサイトを参考にしました)(Y)

2018年6月24日(日)
野の花

 今は盛りを過ぎましたが、敷地内の北斜面に今年もササユリが美しく咲きました(写真左)。昨年はイノシシにひどく荒らされて大きな株の根っこをたくさん食べられたので、5輪以上の花をつけているようなものはありません。でもササの間でたくさんの株が1〜3輪の花をつけました。イノシシに荒らされないために、また花茎が倒れないために、今後はササを完全に刈ってしまわないでササと一緒に育てようと思っています。右の写真はハナウド。こちらは草刈りをよくするようになって株が増えました。レースのような花がすごくきれいです。今の季節は、コオニユリ、ヤブカンゾウ、ノカンゾウの蕾が大きくなって出番を待っています。(Y)

2018年6月19日(火)
ヒナ誕生

 昨日、放棄田の草刈りをしていたら、ブッポウソウが頻繁に巣箱に出入りしていました。オスが巣箱の穴に止まって、メスに何やら渡してからUターンして飛び去る様子も見ることができました。5月初めに巣箱に来て1か月半ほど。待望のヒナが誕生したようです。オスはメスが抱卵中、私たちが田で作業している時は高い木のてっぺんあたりで、私たちがいない時は近くの電線でずっと巣箱の見張りをしていました。今日は私は黒米の苗を手で田植え、夫は休耕田を耕運機で耕していました。その間、プッポウソウも忙しそうでした。オスは小さなヒナを抱いているメスに食べ物を与えたり、ヒナに与える餌をメスに渡したりしているのではないかと思います。鳴き声を出さず、静かに行動していました。ヒナが大きくなったら、食欲旺盛なヒナのために2羽で餌探しと餌運びに飛び回ります。巣立ち前には親の運ぶ餌を待ちきれないヒナが巣箱から顔を出すことも。来月上旬頃には巣箱周辺はずいぶんと活気づいていることでしょう。その時を楽しみに、今はブッポウソウの子育てを静かに見守りたいと思います。写真左は草刈りをほぼ終えた休耕田。右はブッポウソウ巣箱の遠景。(Y)

2018年6月16日(土)
2種類のアカガエル

 4月17日の里やま日記で紹介したように、背中に1対の黒斑のあるオタマジャクシと黒斑のないのとを5匹ずつ別々の容器で飼育しました。それぞれ順調に成長し、後ろあしが出て、前あしが出て、尾はすごく長いもののすっかりカエルらしくなりました。水の外に出ている時間も長くなり、小昆虫などの生きた餌が必要になってきたので、写真を撮ってから元の田んぼビオトープに放しました。改めて写真で見ると、体表にぬめりがあり、カエルというよりまだ幼生という感じです。プラスチックの飼育容器の壁面を上がっていきます。このようなことができるのはアマガエルとシュレーゲルアオガエルだけだと思っていました。でもアカガエルも上陸したばかりの頃は壁面を上がれる? 私の中で「不思議」がまた1つ増えました。来年は餌にするためショウジョウバエを飼育して、完全にカエルになるまで育てたいと思います。左の写真は黒斑のあるオタマジャクシが、右は黒斑のないオタマジャクシが成長したものです。明らかに異なる特徴を持っているのがわかります、専門家の方に見ていただいたら、予想通り左はニホンアカガエル、右はヤマアカガエルで間違いないそうです。(Y)

2018年6月10日(日)
モニ1000里地

 私たちが管理している田とその周辺が、環境省のモニタリングサイト1000里地調査(以下、モニ1000里地)の一般調査地に登録されました。鳥類、チョウ類、植物相、カヤネズミ、アカガエル、中・大型哺乳類の6項目について調査を行います。鳥類、チョウ類、植物相はすでに調査を始めていますが、カヤネズミについても近々調査を始めようと準備しているところです。モニ1000とは、全国の約1000ヵ所にサイト(調査地)を設定し、さまざまな生態系を100年にわたってモニタリング調査するという息の長いプロジェクトです。モニ1000里地もその一環で、市民参加で里地里山の生態系調査を行い、その変化を早期に把握し、保全に役立てようというものです。一般の調査地は5年ごとに募集され、今年で11年目、私たちは11年目から15年目までを担当します。最終的な結果が出るのは90年後。結果を見届けることはできませんが、この壮大な事業に5年間だけでも関われるのはすごくうれしくて、やりがいを感じます。結果の出る90年後、里地里山の環境が今よりもっと良くなっていることを願いたいです。写真左は今年5月に見つけたカヤネズミの新巣。右は、ため池の堤防の上から見たカヤネズミの生息地。ススキ、カサスゲ、マコモが優占する草はらです。(Y)

2018年6月4日(月)
生き物のすぐそばにいると

 いつも水が溜まっている田(田んぼビオトープ)が4つあります。1週間ほど前、そのうちの1つの畦で作業をしているとき、「バシャッ」と音がしました。よく見ると、体長約30cmの子どものシマヘビがアカガエルのオタマジャクシを捕まえたところでした。おとなのシマヘビがカエルを捕食するのはよく見ますが、子どもはオタマジャクシも食べるのだと知りました。今、アカガエルのオタマジャクシが次々とカエルになっています。体長は約1cm(写真左)。これも小さなヘビの格好の獲物になっていると思われます。また別の田んぼビオトープでは、みんな孵化して殻だけになった卵を背中に背負っているオスのオオコオイムシを見ました(写真右)。孵化したら卵の殻はすぐに体から離れていくと思っていましたが、そうではないようです。自然は知らないことばかり。日々生き物のすぐそばにいると、彼らの普段着の姿に接し、いろんなことを教わります。(Y)

2018年5月28日(月)
中山間地保全事業ー冬の作業

 季節外れですが、中山間地保全事業の冬の作業について報告します。この地区でも10年以上前からイノシシの被害が大きくなり、一帯の棚田を囲むようにイノシシ柵が設置されていました。しかし、その柵も古くなり、長年補修もされなかったのでイノシシが田に入って大きな被害が出るようになりました。そこで、この冬に10人ほどで新しい柵の設置作業がが行われました。写真左は作業前の放棄田の上の斜面と古いイノシシ柵です。柵の中1mほどは夫と二人で何とか毎年草刈りをしていましたが、それ以上は手が付けられない荒れた状況でした。右は放棄田の草刈りと雑木の伐採をして、イノシシ柵を新しいワイヤーメッシュで補強したあとのものです。見事にきれいになりました。斜面はササユリなどの草花がたくさん咲きそうで、平らな部分はカヤネズミのいい生息場所になりそうです。管理する場所は増えるばかりですが、生物の生息場所の保全を少しずつやっていこうと思っています。生物が好きな人や里山保全に興味がある人など、一緒に活動してくれる人を探さねば…切実な思いです。(Y)

2018年5月18日(金)
第2回自然観察会

 5月11日、「〇(地域名)の自然を守る会」の2018年度第2回自然観察会を岡山県立森林公園で行いました。暑くも寒くもない絶好のお天気。美しい新緑の中を歩いていると心地よい風が吹き抜けていきます。足元にはリュウキンカ、チゴユリ、ユキザサ、エンレイソウ、フデリンドウ等の花々。木々にも花の蕾が膨らんでいます。渓流ではミソサザイ(鳥)の美声と、地中のどこからか響くタゴガエルの不思議な鳴き声が。森林公園はどの季節に来てもいい所だと改めて思いました。遠くにある豊かな自然を楽しみ、自分たちが住んでいる地域の自然の素晴らしさに気づく。そこから、ささやかでも地域の自然を守る活動につなげていきたいと思います。(Y)

2018年5月5日(土)
棚田が美しいのは

 4月の末に特徴のある鳴き声を聞いて、ブッポウソウが渡ってきたことに気づきました。ずるずると引き延ばしにしていたのですが、さすがにお尻に火がついて、ブッポウソウの巣箱掃除と点検を行いました。Fさんの田の土手に架けた巣箱は最初の年から毎年繁殖に利用されていたのですが、放棄田が増えて巣箱に行きつくのが大変になったので、思い切って取り外すことにしました。写真左は荒れた放棄田です。私たちが管理している田に架けた巣箱は今年で7年目。2羽のブッポウソウが出たり入ったり。1羽が離れた所から見張りをしていることも。今年は繁殖が期待できそうな気配です。写真右は私たちが管理している田です。農家の組合のお世話をされているKさんのブログにあった、「棚田が美しいのは人の営みがあったればこそ。人の汗がこの美しい景観を維持するのです。」という言葉が心に沁みました。(Y)

2018年5月4日(金)
山菜の天ぷら

 放棄田で草を焼こうと集めていると、クズの新芽がたくさん伸びているのに気がつきました。放っておくと蔓が巻き付いて大変なことになります。でも、新芽は天ぷらにすると食べられる。そこで新芽の柔らかい部分だけ摘んで、あとは根元から刈ることにしました。写真左はクズの新芽です。今日の晩ご飯は山菜の天ぷら(写真右)。左から時計回りで、クズ、コシアブラ、柿の若葉、フジの花、アシタバです。アシタバは近所の方に苗をいただいて庭に植えたもの。あとはすべて周辺で調達しました。ささやかな田舎のご馳走。おいしかったです。(Y)

2018年4月30日(月)
孵らなかった卵

 3月23日の日記にシジュウカラの巣箱への出入りを紹介しました。しばらくは繁殖活動が順調に進み、巣材を運ぶ姿も何度も見ることができ期待していたのですが、その後ぱったりと姿を見せなくなりました。しばらく様子を見ていましたが、やはり異変を感じ、巣箱を外して開けてみました。中はコケが敷き詰められ、直径4〜5cmの窪み(産座)に獣毛や綿のような柔らかいものに包まれて9個の卵がありました(写真左)。1つを割ってみると内部はすでに溶けたようになっていました。また、昨年の4月25日の日記ではヤマガラが抱卵中であることを紹介しましたが、冬の間からずっと庭に居ついたモズにメスが襲われたようで、繁殖は成功しませんでした。巣箱の中にはシジュウカラと同じような産座に卵が7個残されていました(写真右)。なかなか難しいようです。でも、せっかく産んだ卵だから無事孵化してヒナが育ってほしい、巣立ちを見届けたいと強く思います。「運」ということもあるだろうけど、外敵が近づかないような環境整備、そして巣箱に注目し過ぎないで静かに見守ることが大切かな?(Y)

2018年4月27日(金)
カスミサンショウウオ

 去年8個あったカスミサンショウウオ(以下カスミ)の卵のう(写真右)、今年は水路で1つ見つけただけでした。一昨日、畦の補修をしていたら、アカガエルのオタマジャクシ(以下オタマ)と一緒に元気に泳いでいるカスミの幼生(写真左)を10匹ほどを見つけました。オタマは体全体を使う賑やかな泳ぎ。カスミは静止していることが多いですが、静かに素早く移動します。去年は田んぼビオトープの水が干上がって、オタマやカスミの幼生をたくさん日干しにしてしまいましたが、今年はたっぷり水があります。卵のうは1つしか見つけられなかったけれど、今年も田んぼビオトープで育っていたことがわかり、すごくうれしい気持ちになりました。幼生は体長3cmほど。外えらがとてもかわいいです。このまま水が干上がることなく、無事成長してほしい。変化していくカスミの外えらはどうなるのだろう。私の好奇心は膨らむばかりです。※カスミは絶滅危惧種に指定されています。(Y)

2018年4月26日(木)
安全な住処

 午前中、家の南側にあるコナラの切り株にできた隙間からアマガエルが顔を出していました。まるで日向ぼっこをしているよう。何とも言えず可愛くて、可笑しかったです。午後になって見に行ったら、カエルは奥の方に移動。今度は暑さ除け、かな? 隙間は思ったより広そうです。ここならヘビも大丈夫! 夕方出勤して、満腹になって朝帰宅。昼はのんびり寝て過ごす。快適で安全な住処を見つけたものです。(Y)

2018年4月17日(火)
アカガエルのオタマジャクシ

 当地には、ニホンアカガエルとヤマアカガエルの2種のアカガエルが生息しています。常時水のある4つの田んぼビオトープで、今年は約350個の卵塊を数えました。周辺の田の水たまりに産卵されたものを合わせると約400個です。ところで、産んで間もない新鮮な卵塊なら、手で掬ったときの様子で2種を区別できるそうで、毎年やってみるのですが、どうもよくわかりません。次に2種を区別できるのはオタマジャクシになってから。ニホンアカガエルのオタマジャクシの背中には一対の黒斑があり(写真左)、ヤマアカガエルにはありません(写真右)。しかし、個体差があって確実に2種を区別できるわけではないとか。そんなわけで、黒斑のあるものとないものとを別々に飼育してカエルになるまで育ててみようと思います。結果は6月頃にわかるでしょう。お楽しみに!(Y)

2018年4月12日(木)
「自然を守る会」設立総会

 4月8日に「〇(地域名)の自然を守る会」の正式発足総会を自宅で行いました。まずはじめに田んぼ周辺で自然観察会(写真左)。スミレがたくさん咲いていて、それぞれよく似ていますが、いろんな種類があることがわかりました。スミレ、タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、アリアケスミレ、シハイスミレなど。そのほかにも草刈りで環境が良くなったせいか、ハナウド、ツルボなどの草花が増えました。これらはまだ葉が出たばかりですが、花の季節が楽しみです。田んぼビオトープでは、アカガエルのオタマジャクシが元気に泳いでいました。楽しかった観察会のあと、部屋に入って総会です。役員選任や会則の確認など、和やかな雰囲気の中で総会を終えることができました。総会のあと、山野草に詳しい会員さんの案内でイチリンソウ(写真右)、ヤマルリソウ、ユキワリイチゲなどの群生地へ。地域の自然の豊かさに改めて触れることができました。地域の自然を楽しみ、自然の素晴らしさを伝えたい。そして自然保護への活動につなげていきたいと思います。4月8日、その第一歩を踏み出すことができました。(Y)

2018年4月7日(土)
巣を巡る闘い

 午前中外出していて帰宅したら、雑木林のあたりが何やら騒がしい。よく見るとアカゲラがコゲラの巣のある枯れ木に止まって離れません。巣穴を横取りしようとしているようです。どうみてもアカゲラの巣には小さすぎるのに。コゲラがせっかく作った巣を放棄したらどうしようと心配しましたが、コゲラも負けていません。果敢に体の大きなアカゲラに向かっていきます。手に汗握る闘い。両者の姿が見えなくなってしばらくの静けさのあと、メスのコゲラが巣に戻ってきました。どうやらコゲラの気迫に負けてアカゲラは退散したようです。今年は去年のようにモズが庭に居つくということもないし、カラスも来ないので安心していましたが…。それにしても、キツツキの世界も住宅難。アカゲラが巣にできるような大きな枯れ木がどこかにないものかと、ちょっと気の毒になりました。(写真左はコゲラ、右はアカゲラ。どちらも以前のものです)(Y)

2018年4月4日(水)
コゲラ

 コゲラが雑木林の枯れ木に巣穴を掘り始めて今日で14日目。昨日で巣穴を掘る作業はほとんど終わったようで、今は木屑を嘴でくわえては巣の外に放り出しています。初めのうちは巣穴掘りはオスの仕事だろうと思っていましたが、観察するうちに、いくらなんでもオスだけでは大変すぎると思うようになりました。そしてある日、もう1羽のコゲラが来て交代するのを目撃しました。オスとメスが交代で巣作りをしていたのです。居間の枯れ木が見える場所にフィールドスコープを設置しました。フィールドスコープを覗くと、メスが時々巣の中から顔を出して木屑を出しているのが見えます。巣の中からコツコツという音がすることもあります。仕上げの内装工事中といったところでしょうか。日本最大のキツツキであるクマゲラは、1日で巣を完成させるそうです。コゲラは日本で一番小さなキツツキで、スズメほどの大きさです。体は小さくても細くて鋭い嘴をもっています。コツコツと長い時間をかけた巣作りも完成間近。産卵、抱卵、子育て、そして無事にヒナが巣立ちするまで静かに見守りたいと思います。(Y)

2018年3月30日(金)
続・角ぐむ

 今日も休耕田で刈草集めの作業です。その時ふと、ススキやマコモの芽生えを見たことがないなと思いました。身近な植物なのに…。この田では、いつも水が溜まっているような所にはマコモ、少し湿気た所にはカサスゲ、乾燥した所にはススキが群落を作っています。ススキとマコモの芽生えを見たいと思って注意しながら作業をしていると、芽生えはここにもあそこにもたくさん見つかりました。写真左は芽生えたばかりの角ぐむススキ、右はマコモです。マコモは高さ約3cm、太さは1mmほどしかありません。大きな株になるススキやマコモの芽生えがこんなに小さいとは! 身近にあるものでも見ようとしなければ見えない。自然観察の面白さです。(Y)

2018年3月28日(水)
角ぐむ

 アシ(ヨシ)、オギ、ススキ、マコモ、カサスゲなどが角のような芽を出しかけている状態を「角(つの)ぐむ」というのだそうです。「早春賦」の2番の歌詞の中に出てきます。「氷解け去り葦(あし)は角ぐむ さては時ぞと思うあやにく 今日もきのうも雪の空 今日もきのうも雪の空」。大好きな唱歌ですが、意味もわからずに口ずさんでいました。休耕田で刈草を集めている時にふと思い立って「角ぐむ」カサスゲを探しました。大きく成長し始めた芽の中で、1つだけ芽生えて間もないものを見つけました(写真左)。そばには冬眠から目覚めたばかりのアマガエルが(写真右)。(Y)

2018年3月23日(金)
季節は春へ

 3月16日から19日まで、長女家族に会いに東京に行っていました。さて、しばらく家を空けて帰宅したら、全く鳥の姿が見えません。翌日、残っていた餌を撒いたら、数はうんと減りましたが、イカル、カシラダカ、アオジ、ミヤマホオジロ、シロハラ、キジバト、ヒヨドリが姿を見せてくれました。帰宅した19日には見ることのできたジョウビタキはすでに北に旅立ったようです。庭にやってくる鳥の数も日に日に少なくなっています。北帰行や他に魅力的な食べ物を見つけたりして、それぞれ旅立ったのでしょう。今日は静かになった庭に早速シジュウカラのカップルがやって来て、ヤマザクラに架けた巣箱(写真右)に頻繁に出入りしていました。また、コゲラは雑木林の中にある枯れ木の同じところを長時間コツコツと叩いていました(写真左)。どうやら巣穴を掘っているようです。このところ冷たい雨が降り続いていましたが、今日は風は冷たかったものの久しぶりの明るい陽射し。行きつ戻りつしながら季節は春へ。(Y)

2018年3月21日(水)
まなざし

 2月25日、ホームページにリンクさせてもらっているワイルドライフアート作家、谷上裕二さんの個展に行ってきました。会場はあべのハルカス11Fの美術画廊。谷上さんの個展もあべのハルカスも初めてで、ワクワクドキドキしながら行きました。会場にはたくさんの人、人! 出品された42点の作品は、鳥類を中心に生き物の一瞬の表情、しぐさなど自然の中で一生懸命に生きる姿を生き生きと描いたもの。絵から鳥たちが飛び出してきそうな、何かを語りかけてきそうな、作家さんの生き物への温かい眼差しが感じられる素晴らしい作品ばかりでした。谷上さんの絵は写真のような絵とよく言われます。確かに羽根1枚1枚まで実に精細なのだけど、対象物が浮き立つようでスッと引き込まれてしまう不思議な感覚。写真では味わえない世界でした。ヤマガラを正面から描いた絵の前に来た時、こちらを優しく見つめるような2つのつぶらな瞳に強く魅せられました。そして生まれて初めて絵を買いました。絵につけられていた題は「まなざし」です。(Y) 

2018年3月12日(月)
巣箱架け

 自宅敷地内には雑木林があり、3つ巣箱を架けています。そのうちの1つは寒い日のねぐらとしてメスのシジュウカラが使っていて、そのまま繁殖にも使われるようです。もう1つの巣箱も別のシジュウカラのカップルが気に入ったのか、毎日見に来て中を覗いたりしています。ひとしきり見たらバードバスで水浴びというのが日課のようです。鳥たちも住宅難。毎年この季節になると巣箱を巡っての争いが絶えません。このあたりには他にも雑木林が広がっているので、カラ類が好みそうな場所に新しく作った巣箱を架けました(写真左)。巣箱架けを手伝いながらふと見ると、足元に大きなつぼみをつけたシュンランが(写真右)。暖かい春が近いことを思わせてくれました。新しい巣箱にはヤマガラが入らないかな〜。(Y)

2018年3月10日(土)
カエルがたくさんいるということは

 3月1日の暖かい雨のあと、5日、8日、9日と雨が降りました。雨が降った翌日に田んぼビオトープに行くたびにアカガエルの卵塊が増えて、今日は348卵塊になっていました。産卵の季節もそろそろ終わりかなと思います。さて、卵塊が348個あるということは、メスのアカガエル348匹がここで産卵したということ。カエルがたくさんいるということは、カエルの餌となる昆虫やカエルを捕食するヘビや鳥などの生物がたくさんいるということ。そして、それぞれの生物が好む湿地や雑木林、ため池などさまざまな環境があるということです。命あふれる当地の豊かな自然を守り、未来につなげたいです。写真左は水中に産卵されたニホンアカガエルの卵塊(2月撮影)、右はニホンアカガエル成体(11月撮影)(Y)

2018年3月2日(金)
アカガエルの産卵が始まりました

 この冬は、最低気温が-7〜-8℃まで下がった日が数日、最高気温が氷点下の真冬日も2度あり、雪もよく降りました。さて、例年なら2月中旬に暖かい雨が降る夜があって、それをきっかけにアカガエル類の産卵が始まるのですが、この2月は全く雨が降らず厳寒の日が続きました。2月下旬になっても産卵を確認できず心配していましたが、前夜に少し寒気が緩んだ2月28日、田んぼビオトープで卵塊を1つ見つけました。そして3月1日の夜は春の嵐でしたが待望の暖かい雨。今朝、ワクワクしながら田んぼビオトープを見に行ったら多数の卵塊!数えたら219個ありました。1匹のメスが1卵塊産むので、200匹以上のメスが昨夜産卵したことになります。卵塊を眺めながら、今年は適度に雨も降って、卵やオタマジャクシが干からびることなく成長するようにと願いました。(Y)

2018年2月26日(月)
コロバン体操

 当地では、年齢の上の人のことを「年の大きい人」と言います。「年を取る」とは言いません。ところで、私は最近よくこけるので、年が大きくなっても元気でいたいと公民館の「コロバン体操」に参加することにしました。参加者は一人ずつカエルの形をした竹製のカスタネット(写真左)をいただきます。これは、お世話してくださる方のご主人が作られたものです。なんでカエルかというと、体操に行って無事カエルの意味が込められているそうです。さて、コロバン体操について。まずはじめに血圧と体重測定。それから、みんなで「どんぐりころころ」の歌に合わせてカスタネットをたたきます。「どんぐりころころ」が5番まであることを初めて知りました。歌が終わる頃には私のテンションも上がっています。いよいよ体操。仰向けに寝て腹式呼吸。10を数えながら左右交互に足を引き寄せたり、体をひねったり。腹筋運動やストレッチも。最後は深呼吸で終わります。体を動かした後は「頭の体操」です。ぬり絵、図形、折り紙(写真右)など。これが一ひねりも二ひねりもしてあって、よく頭を使います。時には「ババ抜き」、「百人一首」も。合間のティータイムとおしゃべりもあって、帰る頃には心も体もホカホカです。(Y)

2018年2月16日(金)
鳥情報

 昨年の10月頃から冬鳥の姿が見られるようになりました。初めはジョウビタキ。しばらく縄張り争いをしていましたが、決着がついてオスが自宅周辺を、メスが田の入口あたりを縄張りと決めました。他の鳥では、ツグミやシロハラなど。ホオジロ科では特にカシラダカのことが気になっていました。一昨年の12月に国際自然保護連合が絶滅の危険度を絶滅危惧U類にランクアップしたからです。でもホオジロやミヤマホオジロ、アオジは姿を見たものの、カシラダカは確認できず心配でした。年が明けて、1月下旬には最低気温-7〜8℃、最高気温が氷点下の日もあるというような厳しい寒さとなりました。そこで鳥たちの冬越し援助のため食料援助を始めました。餌は市販のまき餌と昨年採れたヒマワリのタネ。それらを庭と休耕田に撒きました。休耕田はなかなか気づいてくれませんが、庭にはたくさんの鳥がやってきます。双眼鏡で見ていると20羽前後のカシラダカも! 昨年は3羽しか来なかったのです。今年は他の場所でもよく見かけます。カシラダカの数が回復してきているのであれば嬉しいのですが。写真左はジョウビタキのオス、右はシロハラのオス。(Y) 

2018年2月7日(水)
オオタカの狩り

 古い小屋を解体したので薪になりそうな廃材を取りに来ないか、と知人から電話がありました。行ってみると、太い梁材のような、よく乾いて腐れもない良いのがかなりありました。軽トラの荷台に運んでいる時、足元に鳥の羽根が散乱しているのに気づきました(写真左)。この羽根はアオバト、襲ったのはおそらくオオタカでしょう。オオタカは、写真右の斜面にアオバトを追い詰めて仕留めたものと思われます。最低気温が連日氷点下5度くらいになる厳しい寒さの中で、鳥たちは食べることに必死です.(Y)

2018年2月3日(土)
巣箱作り

 夫が依頼を受けて巣箱を作りました。小鳥用ではなく、アオバズク用のが2つとフクロウ用のが1つ。アオバズク用(写真左)は幅・奥行き25cm、高さ50cm、フクロウ用(写真右)は幅・奥行き36cm、高さ75cm。軽い杉板を使っていますが、それでもフクロウ用は10s近くあります。庭に張ったタープの下で作業をしていましたが、とても寒いし雪が積もったりして難渋しているようでした。でもようやく完成して昨日、設置担当の人に渡すことができました。設置予定の2月下旬に間に合いました。初夏、アオバズクやフクロウがこの巣箱で子育てをしている…想像するだけでワクワクします。(Y)

2018年1月22日(月)
最後の追い込み その1

 昨年の11月末までに終えたかった田んぼビオトープの水草除去。今もまだ進行中で最後の追い込みといったところです。2月にはアカガエルやカスミサンショウウオの産卵が始まるので、作業は1月末がタイムリミット。でも作業は暖かい日の日中と決めています。水草除去をしていると、よく冬眠中の生物が出てきます。心の中で謝りながら泥の中や枯草の下に放してやるのですが、そんな時、寒いと生物は動けなくなって凍死してしまいます。暖かい日の日中なら生物にとってダメージが少ないだろうと。左の写真は作業中に出てきたニホンアカガエル。お腹が卵で大きく膨らんでいます。右はオオコオイムシです。続きはその2へ。(Y)

2018年1月22日(月)
最後の追い込み その2

 左の写真は4つの田んぼビオトープ。最初に作ったのは満水ですが、あとの3つは毎年の産卵の状況を考えて部分的に水面を広げました。作り始めた順に番号をつけて、左手前は田んぼビオトープ2、その右が1、1の奥が3、3の下が4です。田んぼビオトープ2はアカガエルのほかにカスミサンショウウオが産卵します。田んぼビオトープ3は、少しですがお米を作る予定です。田んぼビオトープ4は以前、ヘイケボタルの餌となるモノアラガイがたくさんいましたし、アカガエルやトノサマガエルもたくさん産卵しました。今季は以前と違い、かなり広範囲に水を溜めることができました。オタマジャクシやカスミサンショウウオの幼生が干上がることなく、無事成体になるように見守りたいと思います。右の写真は田んぼビオトープ4です。奥に新しい畦を作り、多様な環境を作るために所々草を残しました。。今季水を溜めるのはここまで。畦の向こう側は来季以降に整備します。(Y)

2018年1月17日(水)
羽根の散乱 その1
年末、上の池に隣接する田の畦に鳥の羽根が散乱しているのを見つけました。左の写真は、その畦から上の池を撮ったものです。畦を少し行った所に羽根が散乱していました。かなり大きな鳥。緑色が目立ったので、初めはコガモだと思いました。帰宅して調べたら、コガモの緑色の羽根は「翼鏡」と呼ばれる三列風切羽根。拾ってきたのは風切羽根ではなく、体羽と呼ばれるものです。(その2へ続く)(Y)
2018年1月17日(水)
羽根の散乱 その2

 翌日、もう一度確認に行ったら、昨日とは違う雨覆羽根と思われるものが1枚と、3つにちぎれた尾羽を見つけました。襲われたのはコガモではなく、オスのキジでした。他の痕跡はいくら探しても見つかりませんでした。オスのキジは気性が荒く、ケヅメと呼ばれる鋭い突起をもった脚や強いくちばし。元気であれば簡単に襲われるとは思えません。かなり弱っていたのでしょうか。襲ったのはオオタカなどの猛禽類ではなくほ乳類だと思います。生と死の現場に立ち会う貴重な体験の日々です。(Y)

2018年1月11日(木)
ため池

 自宅の近くには割と大きなため池が2つあります。近い方の池を下の池、少し離れた棚田の上にあるのを上の池と呼んでいます。この2つのため池をたくさんの生物が利用しています。クサガメ、フナ、メダカ、ギンヤンマキトンボチョウトンボ、カルガモ、コガモ、カワウ、アオサギ、カワセミ、水生昆虫等々。数年前には、ペアのオシドリが渡りの途中にしばらく滞在しました。岸辺のマコモ群落には毎年カヤネズミの巣がいくつか見つかります。ため池も里山の大切な環境です。ところで、地元の方が10年ほど前に下の池で巨大なウナギを捕まえたのだそうです。恐る恐る食べたら大きすぎておいしくなかったとか。それにしても、標高300mにあるため池にウナギがいたなんて! 自然は謎に満ち満ちています。(Y)

2017年12月30日(土)
タヌキとアナグマ

 左の写真は、5月に田んぼビオトープの水が干上がった時に見つけたタヌキの足跡。右は11月末に水草除去をしている時、田んぼビオトープの畦で見つけたアナグマ(正式にはニホンアナグマ)の足跡。イヌ科のタヌキとイタチ科のアナグマの足跡の違いがわかるでしょうか。10年ほど前には昼間でもよく姿を見ることができたタヌキとアナグマですが、最近はほとんど見ることができません。でも、湿気た地面に付いた足跡を見ると、数は少なくなっても今もどこかで生きていることがわかり嬉しくなります。増えるのはイノシシばかり。微妙な生物のバランスが崩れてきているようです。タヌキやアナグマの数が以前のように増えてほしいです。(Y)

2017年12月22日(金)
冬の作業とモズのはやにえ

 コナラの木を倒したが要らないか?と近所の方から電話がありました。我が家は薪ストーブを使っているので、時々そういうありがたい連絡をもらいます。コナラの木はいい薪になるので、早速いただきに行きました。伐採した場所は急な斜面。太い部分は夫がチェンソーで玉切りし、ロープで引き上げました。私は細い枝などをノコギリで切っていましたが、その時、枝先に何かが付いているのに気づきました。よく見ると昆虫のカマドウマ。久しぶりに見つけたモズのはやにえです(写真左)。作業の手を休めてしばし、食う食われるの世界、凄まじい命のやり取りを想像しました。写真右は以前に撮ったメスのモズ。(Y)

2017年12月20日(水)
水の濁りとカルガモ

 20日ほど前から田んぼビオトープの水が毎日濁っていることに気が付き、なぜだろうと疑問に思っていました。ある日の夕方、夫が薄暗くなった田んぼビオトープから14、5羽のカルガモが飛び立つのを見たそうです。2、3日後、私は田んぼビオトープの水面に浮かぶたくさんのカルガモの羽根を見つけました(写真右)。どうやら水の濁りの原因は、カルガモが採食のために動き回ったり泥の中を探ったりするためのようです。この場所では去年の冬、10羽ほどのコガモが越冬しました。今年も待っていたのですが、今年はカルガモ。カルガモは大食漢だそうです。果たして、田んぼビオトープの水生昆虫たちは無事に冬を越せるでしょうか。ちょっと心配になってきました。左の写真は、現在の満水の田んぼビオトープ。手前の大きな水たまりと左奥の方では、新たに2枚の田に水を溜めるための準備作業をしています。水のある環境づくりは、少しずつですが確実に進んでいます。(Y)

2017年12月15日(金)
保育園廃園問題

 東京都H市に住む孫が通っている公立保育園が廃園問題で揺れています。平成31年0歳児の募集を停止し、在園児の卒園をもって廃園とする計画。これを皮切りに市内の全公立保育園が廃園にされる予定です。孫の母親である長女から保育園の様子を聞くたびに、私が7歳までいた大阪市内での昭和30年代の生活を思い出します。自宅の1階が仕事場と、ちゃぶ台1つの小さな台所。2階の一部屋で一家5人が暮らしていました。家を出るとすぐに路地が広がっていて、そこは子ども天国。ビー玉、メンコ、べったん、陣取り、電車ごっこ、胴馬、お姫様ごっこ等々。一日中飽きることなく遊んでいました。私は「ごまめ」といって、鬼ごっこで捕まっても鬼にならないなど、遊びの中でどんなに失敗しても許される存在。頼もしくて優しい年上のお兄さん、お姉さんは憧れでした。その後郊外の団地に引っ越し、私は憧れのお姉さんになることなく、鍵っ子になりました。とても悲しかったことを覚えています。さて、今では皆無と思われる異なった年齢の子どもたちの集団が保育園にはあります。そういう集団の中では遊びを通して社会性や思いやり、自己肯定感など、人間にとって大切なことを自然に学びます。また、お父さんが子どもの問題や地域のお祭りなどに深く関わっていることに驚きました。保育園は地域をつなげるとともに、親も子も成長する場です。子どもたちは将来の国や地域を支える人材。それぞれの個性を生かして成長してほしい。子どもたちの健全な成長のために、どうか税金を有効に使ってほしいと思います。保育士さんの待遇改善を行うこと。今ある公立保育園を廃園にすることなく、質の高い保育園を増やして待機児童問題を解消すること。H市の公立保育園存続プロジェクトのポスターには「保育園はハコモノじゃないよタカラモノ」と。幼い頃の思い出が宝物になりますように。孫の通う保育園の存続を祈ります。(写真は保育園の運動会)(Y)

2017年12月6日(水)
冬は突然に

 今朝の気温、-3℃。地面には霜が降り、ため池の水はシャーベット状の氷になっていました。バードバスの水は一週間前には薄い氷が張っていたのに、今日は氷の厚さが2cm以上。長くて暑い夏、台風の襲来や冷たい長雨の10月。気がつけば真冬です。今年の秋は一体どこへ行ってしまったのでしょう。(Y)

2017年11月30日(木)
水草除去と水生昆虫

 11月も終わり近くになって、ようやく風のない暖かい日が続いてくれました。こんな日は草焼きや水草除去、草刈りなどいろんな作業ができます。大変なのだけど、とてもうれしい日でもあります。今日は、田んぼビオトープでマコモやガマなどの水草除去をしました。暖かいので水の中の水生昆虫たちも活発で、ズブズブと入っていく私の長靴もうまくよけてくれるので、安心して作業ができます。作業中に、久しぶりにミズカマキリ(写真左)と出会いました。一年中姿を見ることのできるマツモムシ(写真右)や小型のゲンゴロウもたくさんいます。ミズカマキリもマツモムシもゲンゴロウも肉食昆虫。田んぼビオトープには彼らの餌となる生物がたくさんいる証拠です。今は来春のアカガエルやカスミサンショウウオの産卵に向けて、あと2枚の田で水がたまるようにあれこれ試行錯誤をしています。(Y)

2017年11月28日(火)
ヒメヤママユとウスタビガ

 ひと月ほど前のことです。飼い犬と遊んでいたら、そばのケヤキの根元で落ち葉が動いているのが見えました。何か少し大きいものがいる! 近づいてみると大型のガ、ヒメヤママユです(写真左)。羽化直後のようで、頼りない感じで翅をバタバタさせ、よろよろしています。羽化途中に繭から落ちたのだろうと思ってケヤキを探しても繭は見当たりません。用事で家の中に入って1時間後にケヤキの根元に行きましたが、もうヒメヤママユの姿はありませんでした。きっと体もしっかりして、無事どこかに飛んで行ったのでしょう。先日は近所の方が、珍しいガがいたと我が家に持ってきてくれました(写真右)。夫がウスタビガだと教えてくれました。ヒメヤママユもウスタビガも自宅周辺で見ることは稀です。そういえば、今年はヤママユを見ることができませんでした。同じ仲間のクスサンばかり増えています。10月の冷たい長雨の影響か? それとも環境が悪化しているのだろうか。今、私たちにできることは? 少しでも環境整備を進めて、来年はヒメヤママユ、ウスタビガ、ヤママユとたくさん出会いたいと思います。(Y)

2017年11月22日(水)
唐箕 その2

 この唐箕は、漏斗下部の隙間の幅を変えることができ、閉じることもできます。まず閉じたままゴミの混じったヒマワリのタネを入れます。そしてハンドルをおよそ1分間に90回のペースで回して風を起こし、漏斗の隙間を少し開きます。すると、下に落ちて風で飛ばされ、充実して重いタネは正面右側の選別口から、充実が悪く軽いタネは左側の選別口から出てきます(写真左)。そして、ゴミや中身のないタネは左側面の選別口から飛び出します。たった1回風選しただけでゴミをほとんど除くことができました。2回風選するとより完璧です(写真右)。以前お米を作った時に、扇風機を使って手製の唐箕もどきを作ってみたけど上手くいきませんでした。今回、本物の唐箕の威力は感動ものでした。もっと唐箕を使いたい。次はゴマ。ゴマは割と簡単に栽培でき、脱穀も簡単。でも粒が小さいのでゴミと分けるのに大苦戦。1年でゴマは諦めました。でも来年は唐箕の力を借りてゴマ作りに再挑戦してみようかな。(Y)

2017年11月22日(水)
唐箕 その1

 ヒマワリのタネ外しを3分の2以上終えたので、田のオーナーさんから唐箕(とうみ)をお借りしました。唐箕は今でも一部のホームセンターで売っていますがすべて金属製。今回借りたのは、民俗資料館などでよく見る木製で、戦後の昭和20年代中頃に愛媛県の会社で作られたもののようですから、70年近くも前のものです。ではまず、唐箕の説明から。唐箕は、風の力でさまざまなものを選別できる農具です。構造は、左の写真で上に乗っているのが漏斗(ろうと)、円筒形の部分が起風胴(きふうどう)、この中には木製の羽根板があり、それを回す鉄製のハンドルが外に出ています。その左の四角形の部分が選別風胴、そして手前下部に2つと左側面に1つの選別口があります。唐箕は江戸時代に中国から伝わったということです。当初はすべて木でできていて、ハンドルを1回まわすと羽根車も1回まわるという単純なものだったようです。今回借りたのは歯車が使ってあり、ハンドルを1回まわすと羽根車は4回まわります。「最高名誉 優勝旗 金杯 連続受領」、「昭和廿六年度発明賞受領」の文字も本体に書かれています(写真右)。シンプルな構造ですが、細かな工夫も見られます。きっと性能がよくて故障も少なかったのでしょう。すっかり唐箕の魅力にはまってしまいました。では、次回は実際に唐箕を使ってのヒマワリのタネの風選をご紹介します。(Y)

2017年11月16日(木)
衝突死

 11月9日の朝、離れのガラス戸の下でメスのミヤマホオジロが死んでいました。衝突死です。ガラス戸に小さな羽根が付いていました。オオタカなどの天敵に食べられるのは仕方ないけれど、人間の不注意で死なせてしまうと、後悔して何とも言えない気持ちになります。改めてガラス戸や窓ガラスを眺めると、外の樹々が写ってまるでガラスの向こうに林があるように見えます。林に行こうと思ってガラスに衝突してしまうのです。大きな窓ガラスやガラス戸は、鳥にとって凶器になります。去年の冬は衝突死が全く無かったので、油断していました。早速、古くなったレースのカーテンをガラスの前に吊り下げて応急措置。これ以上の犠牲が出ませんように…。(Y)

2017年11月14日(火)
柿酢

 近所の方から、台風や大雨で傷ついた柿がたくさんあるから取りに来ないかと電話があり、早速いただきに伺いました。柿は本当にたくさん! 甘柿で、柔らかくなっているものも多いです。さてどうするか。柿を無駄にしたくないときには柿酢作りです! 8年ぶりです。まず大きなカメを洗って乾かしたものを用意します(水気が残っているとカビが出ます)。柿は、表面に発酵に必要な酵母菌がついているので、洗わないで汚れだけをふき取ります。ヘタと黒くなった部分を取り除いて、カメに入れていきます。柿が固いときは包丁で、柔らかいときは手でヘタを取ります。すべて入れ終わったら、ふきんを被せて紐でくくっておきます。毎日、乾いた木ベラなどでかき混ぜると数日で発酵が始まり、泡が出てきて酢の匂いがしてきます(写真左)。さらに毎日かき混ぜていると固形物がなくなり、3か月以上経つと完成。ざるなどで濾してビンに入れます。市販の酢が入っていたビンを使うと、洗ったり干したりする手間がいりません。まだ発酵しているかもしれないので、ビンから気体が出ていけるようにフタは軽くしめておくこと。すぐに使えますが、長く置くほどまろやかに、おいしくなります。夏は冷蔵庫に入れた方が安心です。写真右は2009年に仕込んだ柿酢です。(Y)

2017年11月10日(金)
里山の宝物 その2

 前回に引き続き、文化祭出品作品を紹介します。カヤネズミの生活を表現した「ジオラマ」です。カヤネズミの体は、自己流ですが、羊毛フェルトで作りました。ススキ株に作られた球状巣とカヤネズミの親子です。文化祭には町長さんや教育長さん、地元の議員さんも来られると聞いたので、作品を通じて、開発だけではない、地域の自然の素晴らしさやその自然を生かすことの大切さを伝えたいと思いました。少しでもそれができたらうれしいです。(Y)

2017年11月10日(金)
里山の宝物 その1

 11月3日〜5日、地域の文化祭がありました。近所の方に誘われて、私たちもいくつか作品を出品しました。「里山の宝物」をテーマに、私は以前に作ったトナカイ親子や蔓細工(写真左)、コブナグサで染めた首巻やカヤネズミの生活を表現したジオラマ、「棚田のヒマワリ」の写真などを出品しました。夫の出品は身近で撮った蝶の写真です(写真右)。ツマキチョウ、スジボソヤマキチョウ、ジャコウアゲハなど10種類。四つ切サイズで展示すると迫力がありました。改めて身近にたくさんの美しい蝶がいることに思いが至りました。次回にも作品を紹介します。(Y)

2017年11月6日(月)
カマキリの産卵

 お腹の大きなメスのカマキリを観察していると、産卵前の1週間(長いときは10日以上)何も食べなくなり、ほとんど動かずに過ごすようです。このことは、周辺に多くいるオオカマキリハラビロカマキリコカマキリに共通しています。今朝の気温は3℃。朝晩冷え込むようになって、産卵するまでに命を落とすものもたくさんいます。今日は産卵中のオオカマキリを見ました。産卵を終えると、何度も翅を持ち上げています。この行動は一体何のためでしょう。産んだばかりの卵鞘の安全を確かめているようにも見えるし、大仕事を終えた自身の体の調子を整えているようにも見えます。ところで、オオカマキリの卵鞘には200個ほどの卵が入っています。自然下において1つの卵鞘から孵化した幼虫のうち、無事に成虫にまで成長できるのは2〜3匹とも言われています。卵を食べる天敵も多く、そのためか卵鞘は一か所だけではなく、各所に何個かに分けて産むそうです。私の目の前でオオカマキリが長い時間をかけて産んだ卵鞘。来年孵化するまで大切に見守ってやりたいと思います。(写真左は古い簾に卵鞘を産み付けているオオカマキリ。右は産卵前の動かないハラビロカマキリ)(Y)

2017年11月4日(土)
バードバス

 去年、野鳥の会のカタログを見て、「来待石(きまちいし)のバードバス」を購入しました。「来待石」というのは「鳥が来るのを待つ」という意味の、野鳥の会のネーミングだと思っていました。でも、去年の秋に「島根県立三瓶自然館サヒメル」に行ったとき、岩石のコーナーで「来待石」という名前の石が目に入りました。「来待石」が実際にあるということをこのとき初めて知りました。この石は島根県の「県の石」に指定されているのだそうです。来待石のバードバスは、プラスチックや陶器で出来たものと違って表面がざらざらしています。足元が安定するのか、夏には今までになくたくさんの鳥たちが、入れ替わり立ち替わり水浴びにやってきました。また、昆虫が頻繁に吸水にやってきましたし、水に溺れて死ぬ昆虫もいなくなりました。広さもあるので、ヤマガラが巣立ったばかりのヒナを連れて4羽で水浴び。冬鳥のアトリの水浴びは芋の子を洗うよう。バードバスに入りきれない鳥たちは、縁で順番待ちをしています。たくさんの鳥や昆虫に利用されているバードバス。ちょっと高価だったので迷ったのですが、思い切って買ってよかったです。(写真左は水浴びをするヤマガラ、右はアトリ)(Y)

2017年10月26日(木)
コブナグサ

 コブナグサ(写真左)が敷地内にはびこっています。9月10日の観察会の準備をする中で、コブナグサが黄八丈の黄色を染め出す染料だと知って、生地を染めてみようと思いました。どうせならすぐに使える実用的なものにしたい。すぐに思い出したのは今愛用している首巻のこと。たまたま行った店で優しいピンク色の首巻が目に留まりました。よく見ると、2年前長女が出産でこちらに来ていた時に縫っていたオムツと同じで、ドビー織の生地の手作り品。それに染色したものであることに気付きました。これなら私にもできそう。綿100%で2000円以上もしていたので高いと思いましたが、その首巻が気に入ったのと、いつか自分で染色してみるときの参考にしたかったので思い切って購入したのです。そして今年コブナグサと出会いました。ドビー織のオムツの生地を買って、針でチクチク縫って、染めてアルミ媒染すると、落ち着いた黄色の首巻ができました(写真右)。材料費は200円くらいです。コブナグサ。里山の宝物をまた一つ見つけました。(Y)

2017年10月21日(土)
中山間地保全作業

 昨日は中山間地保全作業で11人が集まって、朝8時から4時間、休耕田と周辺の草刈りをしました。中山間地とは?  農水省のHPから引用すると、「中山間地とは、平野の外縁部から山間地を指します。山地の多い日本では、このような中山間地が国土面積の約7割を占めています。この中山間地での農業は、全国の耕地面積の約4割、総農家数の約4割を占めるなど、日本の農業の中で重要な位置を占めています。中山間地は流域の上流部に位置することから、中山間地の農業・農村が持つ水源かん養、洪水の防止、土壌の浸食や崩壊の防止などの多面的な機能によって、下流域の都市住民を含む多くの国民の財産、豊かな暮らしを守っています。」 (引用終わり) 中山間地は古くから棚田が作られ、里地・里山と呼ばれる環境が形成され、生物多様性とすぐれた景観を持つ豊かな地域でもあります。でも、全国の中山間地では高齢化が進み、休耕田・放棄田が急増しています。当地も例外ではありません。60〜70代の人たちが、今まで都会に送り出していた人たちを田舎に呼び戻そうと頑張っています。Uターンや私たちのようなIターン、米作りや畑作、環境保全、希少生物の保護など、色んな形でまた人が集まってくれればいい。そして、農林業など中山間地の保全に欠かせない仕事をする人たちに相応の収入をと願います。この地も米作りが途絶えたとしても、春にはレンゲ畑、夏のヒマワリとケイトウ、秋には満開のコスモス畑。みんなが美しいと感じ、ほっとできるような里地・里山の景観を作りたいです。(写真左は作業風景、右はきれいになった棚田)(Y)

2017年10月19日(木)
天候不順

 このところ雨続き。しかもまだまだ降りそうなので、雨の合間に畑の落花生やサツマイモ、トウガン、ミョウガなどを収穫しました(写真左)。落花生は腐ったり、芽が出てきたのもありました。収穫後すぐにまた雨。あのまま収穫せずに放っていたら、落花生やサツマイモは過湿状態の土の中でどうなっていただろうと思うと、早めに収穫しておいてよかったです。とりあえず収穫物をデッキに並べたら、そばには満開のヤクシソウ(写真右)。ヤクシソウの上には屋根があって、そこだけ雨が当たりません。こんな天候でも昆虫がたくさん集まってきます。それにしても雨続き、日照不足。天候不順の10月です。冬眠を控えてたくさん食べなければならない生きものたちも困っていることでしょう。冬鳥の飛来も遅れているようです。今日も雨。やっとヒマワリのタネ採りが一段落したと思ったら、家の中は早くに乾かさないといけない落花生やサツマイモでまたまた足の踏み場もありません。おまけに満艦飾の洗濯物。扇風機と除湿機も動員です。早くお天気にならないかな〜。(Y)

2017年10月14日(土)
秋祭り

 10月9日は当地の秋祭りでした。秋は実りの時期。豊作祈願の春の祭りに対して、秋祭りには収穫に感謝する意味があります。私は朝、地区ごとに決まった場所で神様をお迎えしました。まずお神輿が到着。お神輿は神様の乗り物。神社を出て各地区を回り、神社に戻ります。神社の宮司さんの祝詞の後、若い衆による力強い獅子舞がありました。他の地区に向かうお神輿一行を見送った後、みんなで飲んだり食べたりの小宴です。午後からは神社で歌や踊り、太鼓や古武道の奉納などがありました。これらは神様をもてなし、人も神様も共に楽しむためのもので、昔は神楽や田楽が披露されたそうです。美味しい賄い汁をいただいて、最後は餅まきで終了。たくさんの人が関わって秋祭りを支えていました。氏子の末端にいる私も、お祭りの前日に地区のみんなで餅つき(もちろん餅つき機です!)をして紅白餅を奉納しました。都会ではなくなってしまった、農業と深い関係のあるお祭りがここにはあります。(Y)

2017年10月10日(火)
変身

 6月にクロアゲハがレモンの木に産卵しました。しばらくして、幼虫を1匹発見。アゲハチョウキアゲハの幼虫がハッキリとした白色と黒色をしているのに対して、クロアゲハの幼虫は白色の部分がベージュ色で、ちょっとくすんで濡れたように見えます。7月になって成長した幼虫が動かなくなりました。終齢幼虫になる日も近いから写真を撮っておかねばと思っていたのに、うっかり忘れてしまったら、翌日にはもう終齢幼虫になっていました。たった一晩で鳥の糞のような姿形から、きれいな緑色の終齢幼虫へ。知識としては持っていましたが、じっくり見るのは初めてで、改めて終齢までの幼虫の写真を撮っておかなかったことを悔やみました。そして9月。また、クロアゲハがレモンの木に産卵しました。今回も孵化して幼虫になったのは1匹だけ。天敵が多いようです。前回は蛹になる時にどこかに移動してわからなくなってしまったので、今回はレモンの木に白いネットをかけました。幼虫はレモンの葉をモリモリ食べて成長し、今日終齢幼虫になったことを確認しました。もちろん終齢前(写真左)と後(写真右)の写真も撮りました! 秋に産まれた幼虫は、蛹で越冬して来年の春に羽化します。来年の春、無事大空に飛んでいくクロアゲハを見届けたいです。(Y)

2017年10月1日(日)
観月会

 9月30日、「曹洞宗 夢中山 幻住寺」で催された観月会に行きました。幻住寺は6月15日の里やま日記で報告した「自然を守る会」の第1回自然観察会を行った所です。竹灯籠の揺らぎに照らされた夜の幻住寺は、周囲が山に囲まれていることもあって、昼とはまた違う幽玄な世界でした。観月会の出し物は「琵琶演奏と白拍子舞の夕べ」。由緒あるお寺の本堂を舞台にしての上演。1つ目は、義経と静御前の逃避行。2つ目は琵琶演奏による「平家物語」。琵琶の演奏を生で聴くのは初めて。琵琶には筑前琵琶と薩摩琵琶の2種類があって、薩摩琵琶の方が古いということを知りました。「平家物語」は2種類の琵琶の共演で圧巻!最後にみんなで被災地の復興を祈りつつ、「花は咲く」を合唱してお開きとなりました。空にはきれいなお月さま。観月会にふさわしい夜でした。(Y)

2017年9月20日(水)
ヒマワリ800本の後始末

 朝晩めっきり涼しくなりました。日によっては寒いくらい。おかげで外作業もはかどるようになり、先日からヒマワリのタネ取りを始めました。来年の種まき用と、餌が少なくなる冬場の野鳥の食糧援助用に。食糧援助が良いのか良くないのか、いろいろ調べたり人に訊いたりしました。その中で一番納得できたのは、節度をもってすれば確実に繁殖率を上げる、ということでした。そういうわけで、私も堂々と食糧援助をすることにしました。さて、ヒマワリのタネ取りですが、まず枯れた花の部分を持ち帰って天日干し。夜には家の中に入れて。出し入れは手間ですが、当地は湿度が高く、特にこれからの季節はよく霧が発生するので、夜も外に置いたままだとすぐにカビてしまいます。それに、クマネズミが食べに来ます。そんなわけで、今家の中は枯れたヒマワリとタネだらけです。晴れた日に2、3日干してよく乾燥させた花の部分を、バーベキュー用の金網にこすりつけると、タネが花がらなどのゴミと一緒にパラパラと下に受けたカゴの中に落ちてきます。それをさらに乾燥させます。タネとゴミの分別が終わると作業終了です。分別は去年は扇風機を使って苦労しながらやりましたが、今年は田のオーナーさんが唐箕(とうみ…風を送って選別する道具)を貸してくださるそうです。唐箕の威力がどんなものが、早く試してみたいです.(Y)

2017年9月11日(月)
自然観察会

 9月10日(日)に我が家周辺の休耕田と雑木林で自然観察会を行いました。日本自然保護協会岡山県自然観察指導員連絡会(NOI岡山)の主催で、自然観察指導員対象の研修行事です。案内は私たち夫婦。準備が暑い最中で大変でしたが、お盆を過ぎて朝夕涼しくなってようやく間に合わせることができました。今までやってきたことを振り返ってまとめることができ、緊張感とともに、これから何がしたいのか、できるのかを考える機会をもらったような気がします。今回の参加者は専門家の方が多く、草刈りの時期など、教わることも多かったです。新しい経験や愉快なこともいろいろ。準備をする中で、このあたりに多いコブナグサが黄八丈の染色に使われるということで、試しにガーゼを染めてみたら、きれいな優しい黄色に染まり、皆さん感心。また、観察会の最中、解説する夫の胸ポケットにタマムシが止まって、皆が一斉にカメラを向けたり、ニホンアカガエルがたくさん現れ、ベテランの方が巧みに捕まえて後ろ足を抑えてピタリと動きを止め、解説してくれたり。我が家の庭で皆で昼食をとっていると、テーブルにコクワガタの雌が来てしばらく歩き回ったり、すぐ近くのバードバスにいつものようにヤマガラが来て水浴びを見せてくれたり。みんな心配して応援に来てくれたような気がしました。案内役として観察会を企画・準備するのは大変だったけど、貴重な体験ができました。やってよかったです。(Y)

2017年8月27日(日)
「うり」と仲間たち

 我が家には「うり」という名のメス犬がいます。7歳、沖縄生まれ。我が家の看板娘です。幼いときに交通事故に遭って右の前足がありません。歩くのは少々苦手ですが走るのは大好きで、きれいなフォーム。不自由を感じさせません。事故のあと、生後6ヵ月頃に縁あって我が家に来ました。沖縄でみんなに大事にされたのか、人間を信頼し、性格は穏やかで、辛い思いをしている人に寄り添う温かい心を持っています。躾に大切なアイコンタクトも初めからできました。名前の「うり」は「うり坊」ではなく、沖縄のいい季節を表す「うりずん」から名付けられました。「うり」には、ほぼ毎夕近くのグラウンドで遊ぶ大切な仲間がいます。幼いときに仲間に入った「うり」は、すぐにみんなと仲良くなりました。この5月に5歳のメス犬が仲間に入りました。子犬と違って少し時間はかかりますが、様子を見ながらお互いの距離を縮めていっているのがわかります。犬は協調性の高い動物だそうです。他の犬の行動を見て真似たり、学んだり。ちょっとトラブルになりかけて、しょげたりそれをかばったり。集団の中で社会性が育まれていきます。そんな様子を見ていると、人間の子どもと同じだなあ、と思います。人間の子どもも、異なった年齢の子どもたちの集団の中で育つことが大切だと改めて思いました。(Y)

2017年8月22日(火)
緑のカーテンとカエル

 ゴーヤの緑のカーテンに挑戦して5年目。やっとレースのカーテンぐらいになりました。果実も例年になく大きく育ち、数もたくさん収穫できそうです(写真左)。ゴーヤチャンプルー、天ぷら、佃煮、ジャム、ゴーヤと肉のお好み焼き、塩もみ等々、食べ方はいろいろあります。今年はゴーヤを干してお茶にしてみたい。早朝、いろんなことを考えながらゴーヤを眺めていたら、葉の上にシュレーゲルアオガエル(メス)を見つけました。体長約4cm(写真右)。昨夕出勤した彼女は、お腹いっぱい食べて眠りについたところでしょうか。夕方までゆっくり休んでね。気に入ればどこでも寝床になるカエルのシンプルライフが、ちょっぴり羨ましいです。(Y)

2017年8月3日(木)
棚田のヒマワリ

 中山間地保全事業の一環として、お盆のころに満開となるようにヒマワリの種を蒔きました。種まき、管理、草刈りなど地域の人たちとの共同作業でヒマワリはすくすく育ち、お盆にはちょっと早いですが、見ごろを迎えました。全部で約800本。棚田のヒマワリは里山の風景に溶け込んで、青空にも映えてとてもきれいです。7月20日にヒマワリの間に植えたケイトウの苗も成長して、もうすぐ色づきます。ケイトウが、お盆で帰省した人たちを温かく迎えてくれることでしょう。(Y)

2017年7月20日(木)
ブッポウソウ観察会
 7月13日、私たちも含めて10人でブッポウソウの観察会をしました。場所は車で15分ほどの所で、川が流れ、水田が広がり、山が間近に迫っています。川からはカジカガエルの鳴き声がして、きれいな里山の風景です。そこの田の畔に、5年前に巣箱を架けさせてもらいました。ブッポウソウが渡ってくる直前のタイミングでしたが、すぐに繁殖に利用され、それから毎年無事ヒナが巣立っています。
 観察会前日の下見では、大きく成長したヒナが巣箱から顔を出していたので、当日、巣立った後だったらと心配しましたが、間に合いました。観察会当日もヒナが巣箱から顔を出してくれたのです。くちばしは親鳥のように赤くはなく、付け根のあたりは黄色です。(写真左)。親鳥が巣立ちを促すかのように巣箱をのぞき込んだり、鳴きながら周辺を飛び回る姿も観察できました(写真右)。ブッポウソウを初めて見る人が多く、感激していただいて、よい観察会になりました。
 自宅敷地内の巣箱にも、一時頻繁に出入りしていたので、今年こそはと期待したのですが、残念ながら繁殖には至らなかってようです。それでも間近でブッポウソウを観察できたので、諦めず来年につなげたいです。(Y) 
2017年7月14日(金)
子ガエル

 鎌で草刈りをしていたら、体長3cmくらいの子ガエルをよく見かけます。トノサマガエル、アカガエル、シュレーゲルアオガエル、アマガエル。『カエルの一生は、たんに水中と陸地というだけでなく、湿地だったり、草地だったり、森林だったり、さまざまな環境が必要である。彼らが世代を重ねてゆくためには、それらの環境を自由に行き来できる経路も大切である。種類によっては、ちょっとしたコンクリートの段差が妨げになり、世代をつなぐことができなくなってしまう。』(山渓ハンディ図鑑9「日本のカエル」より引用)。カエルがたくさんいるということは、その場所にはさまざまな環境があり、エサとなる昆虫や小動物など多様な生物が生息している証拠です。また、カエルを食べるヘビやシラサギなども生きていけるということです。最近全国的に数を減らしているトノサマガエルは、今年の産卵を確認できず心配していましたが、子ガエルを見つけたので近くで繁殖に成功したに違いありません。とてもうれしいことでした。オタマジャクシ時代を生きのびて子ガエルになったのは産卵数の何%ぐらいだろう。さらに無事成長して次の世代を残せるのは何%? そんなことを考えていると、子ガエルたちに思わず「ガンバレ!」と声をかけたくなります。写真左はニホンアカガエル、右はトノサマガエルの子ガエルです。(Y)

2017年7月1日(土)
オオタカの朝ごはん

 少し前、連れ合いからオオタカの目撃談を聞きました。早朝雨戸を開けたら、目の前にオオタカがいて何かを食べていたそうです。10秒ほどの間、共に相手を見つめて固まっていたけれど、カメラを取りに行こうとそっと後ずさりした瞬間、オオタカは獲物を足で掴んだまま飛び去ってしまったそうです。話を聞いて現場に行ったら、たくさんの羽根が散乱していました(写真左)。この羽根はキジバトです。オオタカとキジバトの生きるための壮烈な戦いが自宅のすぐそばであったことに深い思いを抱きました。食べるとは、他の生物の命をいただくこと。人間も同じ。ここにいると、いつもそのことを実感させられます。オオタカの食事場所は伐採した木を積んだ一番高い所だったそうです(写真右)。(Y)

2017年6月28日(水)
鳥の足跡

 ここのところ恵みの雨が降って、田んぼビオトープの水量もほっと一息です。それでも真夏に日照りが続いたらあっという間に干上がりそうなので、まだまだ水草取りは続けます。1週間ほど前、干上がった田んぼビオトープの水草(マコモ)取りをしていたら、地面に鳥の足跡が。足指の長さは2.5〜3cm(写真左)。足跡はマコモの茂みの奥まで続いています(写真右)。この足跡は一体誰のものだろう。調べてみたくなりました。(Y)

2017年6月23日(金)
ジャコウアゲハ

 ジャコウアゲハが来ればと思って、5年ほど前に幼虫の食草であるウマノスズクサを植えました。3年目ぐらいには立派な株になったのですが、蝶はなかなか来てくれませんでした。今年の5月末にようやくやって来て、ウマノスズクサの葉裏に産卵しました(写真左)。たくさん卵があったので、4個を室内で飼育して観察することにしました。4個すべてが孵化して順調に成長していましたが、いつの間にか1頭が行方不明に。葉を食べる量も多くなってきたので、残った3頭を元の株に戻すことにしました。その際に、ほかに幼虫がいないかと慎重に探したのですが、見つけたのはわずかに1頭だけ。たくさんの卵があったのに、ほとんどの卵は寄生蜂などにやられたのでしょう。4卵を飼育していてよかったと思いました。ジャコウアゲハも食草のウマノスズクサも減ってきていて、野外で見ることは滅多にありません。ジャコウアゲハを殖やすにはウマノスズクサを保護するとともに、ジャコウアゲハの卵を保護して、幼虫をある程度の大きさまで育ててから放すことが必要かもしれません。次の産卵があったときにはそのようにしてみようと思います。写真右は成長して葉をモリモリ食べている幼虫です。(Y)

2017年6月15日(木)
自然観察会

 4月に近所のご夫婦と共に、地元の多くの方々のお世話にもなって「○(地域名)の自然を守る会」を設立しました。6月15日に会の行事として「第1回自然観察会」を行い、私たち夫婦を含めて10人の参加がありました。まず、作州(県北)南部の三大名刹の一つとされる「曹洞宗 夢中山 幻住寺」を見学。このお寺は奈良時代に建立されたと伝えられ、現在の名は後醍醐天皇の命名といわれる由緒ある禅宗寺です。風格のあるお寺の佇まい、手入れの行き届いたお庭と美しい花々。色んな季節に訪れたいと思いました。その後、お寺の背後にある山へ。山の入口付近にはササユリやシライトソウ、ホタルブクロが盛りでした。もう少し奥に入って、スダジイとアカガシの巨樹(写真左)に感嘆してお寺を後にしました。その後、車で移動。「まきばの館」で昼食とハーブ園の見学。ハーブ園ではラベンダー(写真右)やレモン・オレンジ・カレーの香りのするハーブもあって楽しい時間でした。初夏の風が心地よく、「自然を守る会」の記念すべき第一歩を踏み出すことができました。(Y)

2017年6月13日(火)
昆虫の子どもたち

 一年中水を溜めているはずの田んぼビオトープが、5月のカンカン照りで一部干上がり、そこにいたアカガエルのオタマジャクシなどを干からびさせてしまいました。昨年も同じようなことがありました。水量を安定させることはとても難しいです。水草が水面を埋め尽くすと陸地化が進んで、日照りが続くとあっという間に干上がってしまいます。それで、水草取りを再開しました。水草取りをしながら、じっくりと水面と向き合っているといろんなものが見えてきます。初めて子どものタイコウチを見ました(写真左)。体長約1cmです。お父さんの背中に産み付けられた卵から孵化したばかりの体長約2mmのオオコオイムシもいます。自宅のレモンの木の葉には孵化して間もないオオカマキリが(写真右)。たくさんの生き物で賑わっている里山の環境を守りたいです。(Y)

2017年6月10日(土)
親子の語らい

 伐採した木を見ていると、木切れで何か動物を作りたくなります。1作目はトナカイです(里やま日記2016.12.11で紹介しています)。3月には大きなコナラの木を植木屋さんに伐採してもらいました。コナラの木肌はゴツゴツしていて、コケも生えています。生命力の強さや温もり、優しさが感じられ、味のある木です。コナラの木で2作目、3作目のトナカイを作り(写真左)、全部で3体になりました。トナカイ親子の楽しいおしゃべりが聞こえてくるようです(写真右)。(Y)

2017年6月7日(水)
フィールドサイン

 フィールドサインとは、生き物たちの痕跡のことです。例えば、足跡・フン・食べ跡・角や爪のとぎ跡・毛・羽根・巣穴・クマ棚・イノシシやシカの「ぬた場」・モグラ塚などがあります。フィールドサインを調べれば、どんな生き物がいたか、何を食べたかなどがわかります。先日、敷地内の斜面下で久しぶりにタヌキの「ためフン」を見つけました。タヌキは同じ場所で何度もフンをする習性があるので「ためフン」となります。また、一部が干上がった田んぼビオトープでは、いろんな動物の足跡がありました。きっと、オタマジャクシなどを食べに来たのでしょう。たくさんの足跡の中に、タヌキやアナグマのものもありました。写真左はタヌキと思われる足跡です。数日後、連れ合いが斜面下の「ためフン」の近くで作業をしていたら、すぐ近くに毛並みのきれいなタヌキが現れたそうです(写真右)。以前はキツネやタヌキやアナグマがたくさんいましたが、キツネは寄生虫エキノコックスのためにいなくなったようです。タヌキは疥癬が流行っていなくなり、アナグマも見なくなりました。代わりにイノシシが爆発的に増えて、農作物被害で皆が困っています。最近はタヌキの増加に期待が持てそうですが、キツネやアナグマも復活してほしい〜。(Y)

2017年5月29日(月)
里山とは

 大阪で同窓会があり、35年ぶりに懐かしい方たちと会うことができました。うれしくて楽しくて、温かい気持ちになった、あっという間の3時間でした。その折に訊かれた「里山とは?」という質問にうまく答えられなかったので、改めて自分なりの考えを書いてみようと思います。里山とは、伝統的な農村の暮らしを支えてきた、人の営みと自然が調和した空間です。薪や炭の材料を採り、肥料にする落ち葉を集めた雑木林や、家畜の餌を得る草はら、屋根やすだれなどの材料を採るカヤ原、ザルや籠など生活用具の材料を採る竹林、集落を取り巻く田や畑、小川、ため池などが調和して美しい景観を作っていました。適度に人の手が入り、さまざまな環境に恵まれた里山は、多様な動植物で賑わっていました。ところが、高度経済成長期を境に生活様式が大きく変化し、薪や炭が電気・ガスに、竹や木製品がプラスチック製品に変わり、里山は価値のないものとなっていきました。人々の手が入らなくなり、里山と関わる知恵や技も顧みられなくなり、動植物の賑わいも消えていきました。里山の荒廃が進み、耕作放棄地が増加するようになって、ようやくその価値が多くの人の知るところとなってきました。里山には、人が手を加え、恵みをいただきながらも、資源を枯渇させることなく続けられてきた仕組みがあります。ずっと昔から、持続可能な暮らしがあったのです。今日では、バイオマス資源、景観や生活文化の維持、環境教育や自然体験の場、地球温暖化の防止など多様な機能や意義が認められるようになりました。荒廃を食い止めて、里山の恵みを将来に受け継いでいってもらいたい。私たちも里山地域に住んでいるので、里山の価値が将来につながっていくように、ささやかでも活動を続けたいと思います。…質問してくれたYさん、わかっていただけましたか?(写真左は棚田と雑木林が広がる里山の風景。写真右は里山の鳥アカゲラ)(Y)

2017年5月11日(木)
休耕田が干上がって

 ゴールデンウイーク中は晴れてカンカン照りの日が続きました。そのため水量の安定している田んぼビオトープを除いて、オタマジャクシやカスミサンショウウオの幼生がいる休耕田が、一部を残し干上がってしまいました。救出作戦も試みましたが、僅かを救出できただけでした。一昨日、ようやくまとまった雨が降り、私だけでなく生物たちも一息ついたことでしょう。水がある環境の大切さを思わずにはおれません。先日聞いた話ですが、近くで夜間に灯火を点けて作業をしていたら、大きなナミゲンゴロウがたくさん集まってきたそうです。ナミゲンゴロウがこのあたりに生息していることがわかり、ちょっと元気が湧いてきました。水がたっぷりある田んぼビオトープに気付いてナミゲンゴロウがやって来る日もそう遠くはないかもしれない! 絶滅が危惧される生物であっても、環境を整えてやることで必ず絶滅の淵から甦ります。多種多様な生物が生息できる環境は、人間が健全に生きていくためにも必要です。次の世代の人たち、そのまた次の世代の人たち…のためにも、多くの生物が生息できる環境を保全するということを早急に考えなければならないと思います。写真左は干からびて死んだオタマジャクシやカスミサンショウウオの幼生。右はほとんど干上がってしまった休耕田です。(Y)

2017年5月9日(火)
クロスジギンヤンマの羽化2017

 自宅そばのビオトープ池で、今年も4月22日からクロスジギンヤンマの羽化が始まりました。毎日1〜5個体が羽化し、5月3日には36個体目が羽化しました。その後は羽化を確認できず、今年はこれで終わりだろうと思っていたら、7日に新しい羽化殻1つと羽化の最中のものが2個体。昨日も今日も羽化はなく、今年のクロスジギンヤンマの羽化の季節は終わったようです。合計で39個体がビオトープ池でヤゴからトンボになりました。見落としもあるので多分40個体以上でしょう。今までで最多です。羽化の場所は水面から出ている植物の茎や葉が多いですが、池からかなり離れた木のベンチや植物の葉裏で羽化していることもあって驚かされます。ヤゴが陸上を長い時間かけて歩いてきたのです! ところで、トンボは羽化によって水中生活から陸上生活へ。オタマジャクシがカエルになる時も同じ。人間もお母さんのお腹にいるときは羊水に浸かっているので、誕生と同時に陸上生活になるといえます。クロスジギンヤンマの羽化は、生命の力強さ、不思議さと共に、生物は成長の初期の段階では共通することがたくさんあるということを、改めて思い起こさせてくれました。写真左はクロスジギンヤンマの羽化、右は現在のビオトープ池です。(Y)

2017年5月5日(金)
ブッポウソウ

 「ゲゲ、ゲゲゲゲ」という鼻にかかったような鳴き声とともに、今年もブッポウソウがやってきました。Fさんの田の土手、自宅敷地内、借りている休耕田の土手、と自宅周辺には3個の巣箱がありますが、毎年繁殖に利用されるのはFさんの田に架けた巣箱だけです。休耕田の巣箱は架けて3年目。ブッポウソウは毎年巣箱を見に来て、中に入ったりもするのですが利用しません。どうしてだろうと巣穴の向きを変えたり、いろいろ工夫しているのですが…。今年こそ繁殖に使われますように。祈るような気持ちです。ところで、ブッポウソウは東南アジア方面からやってきて日本で繁殖します。一方冬鳥のアトリやカシラダカ、ツグミなどは日本で越冬し、シベリア方面に渡って繁殖します。4月上旬ごろまで我が家の庭にいたアトリ達は、無事繁殖地に着いて繁殖の準備を始めたでしょうか。鳥たちに国境はありません。広い世界をまたにかける鳥たちが渡りの途中に見る風景はどんなものか、鳥と話ができたら聞いてみたい気がします。(Y)

2017年5月3日(水)
畦を歩いていると

 先日、お借りしている田んぼの地権者さんのお宅に用事があって出かけました。そのお宅は我が家のお隣とも言えるのですが、間には谷があって棚田が広がっています。一番近道の田んぼの畦を急いで行きました。お隣といっても5分以上かかります。用事を終えた帰り道は、ゆっくりと畦に咲く野の草花を観察しながら歩きました。ウマノアシガタ、キランソウ、ムラサキサギゴケ、ジシバリ、ハハコグサ等々。春の花は今が盛りです。お恥ずかしい話、大阪にいるときは、花は花屋さんか花壇にあるものぐらいにしか認識していませんでした。当地に来て、自然の中にたくさんの美しい花々があることを知りました。写真左はレンゲソウ、右は在来のタンポポです。群生しているのもいいですが、畦に咲く一株の花も楚々としてきれいです。(Y)

2017年4月30日(日)
シクラメンとカサブランカ

 3年前の秋に大阪の友人に満開のシクラメンをいただきました。うまく翌年の夏を越して、2年目もクリスマスにたくさんの花を咲かせました。でも昨年の12月には全く咲きません。それでも元気な葉の下には蕾がいっぱいついていたので、年明けには!と楽しみにしていました。でも1月が過ぎ、2月、3月になっても咲きません。4月に入って、思い切って茂りすぎた葉を抜いて隙間を作ってやりました。そうしたら次々と花が咲いて、今頃満開になりました(写真左)。もう暑くなってきたので花の期間は短いですが、うまく夏越しをさせて、夏の終わりにはまた一回り大きな鉢に植え替えてやります。そして茂りすぎた葉を除きながら、今年はクリスマスに満開のシクラメンを見たいと思っています。シクラメンと一緒にいただいたカサブランカ(ユリ)も元気に育っています(写真右)。6月の開花が楽しみです。でもイノシシ対策を考えないと…。イノシシはユリ根が大好物で最近敷地内のササユリがひどく荒らされてしまいました。カサブランカのプランターは玄関先に置いてありますが、油断はできません。(Y)

2017年4月25日(火)
レンゲ畑とヤマザクラ

 休耕田に昨年の秋、レンゲソウの種を蒔きました。今、満開のレンゲ畑。レンゲソウの種に混じっていた菜の花も満開です(写真左)。庭ではソメイヨシノよりだいぶ遅れてヤマザクラが満開になりました。ヤマザクラは一斉に咲くのではなくて、時期をずらして次々に咲くので、この季節、長い期間サクラの花が楽しめます。周辺の山々ではスギやヒノキの濃い緑とパステル調の青葉の色の間にサクラの花が点在して、とても美しいです。庭の満開のヤマザクラ(写真右)に架けた巣箱では、ヤマガラが抱卵中。ヒナが孵り、成長して無事巣立つ日を楽しみにしています。(Y)

2017年4月17日(月)
冬眠を終えて

 暖かくなって、冬眠から目覚めたり、ヤゴが羽化してトンボになったり、卵が孵化して幼虫になったり、日ごとに生物の種類も数も増えてきました。桜の花が咲き、木々の芽吹きも始まりました。先日、玄関先のプランターの位置を変えようと思って持ち上げたら、下に冬眠中のトノサマガエル(メス)がいました(写真左)。体長約6cm、大きなお腹をしています。砕石を敷いた地面に小さな隙間を作ったのでしょうか。厚みのある草加せんべいのような形になって隙間に収まっていました。上にはプランター。これでよくぞ真冬を生き抜いた! プランターの移動を諦めて、底をコンクリートの少し段差のある所に渡して隙間を作ってやりました。2、3日して見たら、体のふやけもとれて、すっかりトノサマガエルらしくなっていました。数日後、そこにカエルの姿はなく、どうやら敷地内のビオトープ池に移動したようです。産卵を期待したいと思います。ところで、トノサマガエルは平成24年に環境省のレッドリストに「準絶滅危惧種」として登録されました。当地ではまだたくさんいますが油断はできません。さて、写真右はニホンヤモリです。体長約4cmのまだ若い個体です。東京都のレッドリストで絶滅危惧種です。こちらにはたくさんいて、夏の夜に窓を開けると10cmくらいの大きいのがよく頭の上に落ちてきます。ヤモリもビックリでしょうが、私もビックリ。顔に落ちてきたときには、もう…!(Y)

2017年4月11日(火)
洗濯機がまた故障!

 一昨日の夜から洗濯機が故障して動かなくなりました。最近は5年保証でありがたいのですが、あまりに洗濯機の故障が多いのです。前に使っていた二層式洗濯機は5年の間に3回故障し、3回目の時に思い切って全自動洗濯機に買い替えました。それが2年ほどでダウンです。洗濯機は家の一番奥に置いているので、修理に来てもらうとなると家の中を少しは片付けないといけない。故障のたびにため息です。でも、故障が多いことにもひとつだけメリットが。修理の時にお願いして、普段できない洗濯機の下や裏の掃除をします。洗濯機も周辺もスッキリ。修理が終わると、ちょっと嬉しい気分。他の所もきれいにしようと力が湧いてくるようです。でも、やっぱり故障はない方がいい。さて、急に話題が変わりますが、ハリガネムシのことを。先日田んぼビオトープで、生まれて初めてハリガネムシを見ました(写真)。体長約40p、直径約2mm。文字通り針金のようです。水の中でクネクネと動き回り、アルファベットの筆記体のようになったり、楕円になったり。カマキリの寄生虫だと思っていましたが、他にもバッタやコオロギ、カマドウマなどいろんな昆虫に寄生するそうです。寄生された昆虫は水辺に誘導されるようになり、水の中に飛び込みます。ある調査では、渓流のサケ科の魚が年間に得る総エネルギーの約6割を、秋の3か月程に川に飛び込む寄生されたカマドウマが占めているそうです。カマドウマなど陸の昆虫が川に落ちることで、川の水生昆虫はあまり食べられなくなり、水生昆虫の餌である藻や落ち葉の量が減少します。実験的にカマドウマを飛び込ませないようにすると、魚は水生昆虫をよく食べるようになり、藻や落ち葉が増えるそうです。ハリガネムシのようなあまり人に知られていない寄生虫が、森林と河川の生態系に大きな影響を及ぼしていることを初めて知りました。生態系の複雑さ、生物多様性の大切さを感じます。ところで、ハリガネムシは水の中で産卵しますが、人間には寄生しないのでご心配なく。ハリガネムシの生態に関してはWikipediaを参照しました。(Y)

2017年4月7日(金)
オタマジャクシとカスミサンショウウオの幼生

 今日は朝から暖かい雨です。外に出ると、シュレーゲルアオガエルの「キリリリッ、コロロロッ、キリリリッ、コロロロッ」という乾いた、明るい、私の大好きな鳴き声が盛んに聞こえます。畦などの地中に掘った巣穴の中で鳴くため姿は見つけにくいです。さて、2月、3月は寒くて、夜に暖かい雨が降る日がなかったせいか、昨年と違ってアカガエルの鳴き声を聞くことはほとんどありませんでした。それでも2月に小さな産卵のピークがあり、3月にも少しずつ産卵があり、結局昨年の卵塊数の半分、約200個の卵塊を確認して今年のアカガエルの産卵の季節は終わりました。2月に産卵されたものは成長して、約2cmのオタマジャクシになって元気に泳いでいます(写真左)。このところ、ダイサギ2羽とアオサギがオタマジャクシを目当てに(こんなに小さなオタマジャクシが彼らの空腹を満たすとは思えないけれど)田んぼビオトープに来て、半日以上居座る時もあります。オタマジャクシが心配になって見に行くと、ほとんど姿が見えない! ガックリして帰宅しましたが、あきらめきれず、翌日また見に行きました。そうしたら驚くことに、思っていたほどにはオタマジャクシの数は減っていませんでした。泥にもぐったり、落ち葉の下にでも避難していたのでしょう。食べられる方も大変ですが、食べる方も大変だとつくづく思いました。ところで先日、数日ぶりに田んぼに行くと、アカガエルと同じころに産卵したカスミサンショウウオの卵のう(8個)が見つかりません。しばらく目印を付けておいた周辺を探していると、空になった卵のうが見つかりました。成長したカスミサンショウウオの幼生が卵のうから出て行ったのです。でも幼生は何処へ? 後日、卵のうがあった休耕田で水草取りをしていたら、田の斜面下の水たまりでカスミサンショウウオの幼生(体長約3cm)を見つけました!(写真右)。わかりにくいですがレースのような外えらがあります。この広い田んぼで、初めての幼生との出会いに感激しました。(Y)

2017年4月5日(水)
春になりました!

 3月は啓蟄を過ぎても寒い日が続いていましたが、4月になってようやく暖かくなってきました。朝晩は冷え込んで、時々バケツの水の表面がシャーベット状に凍っていることがありますが、少し前までの寒さとは比べものになりません。外作業も楽になりました。田んぼでも畑でも、生物の姿を見ることが多くなりました。ほぼ毎日田んぼに行くのですが、先日は田んぼビオトープでサワガニを見ました(写真左)。きれいな川に生息するというサワガニが、どうして近くに川などない田んぼにいるのか不思議です。土の中を通って田んぼに浸みだしたため池の水は、案外きれいなのかもしれません。また、自宅近くの草地では、体長約5cmのトノサマガエル(オス)を見かけました(写真右)。冬眠から目覚めたばかりでしょうか。とても痩せています。庭のヤマザクラに架けた巣箱にはヤマガラが出入りしています。以前にヤマガラが繁殖に使った巣箱では、親が事故に遭ったのか、4羽の巣立ち間近のヒナが死んでいました。2年ほど前には、巣箱を巡ってスズメとの争いに負けたことも。そんな訳で、今回はヤマガラの繁殖が成功するように、祈るような気持ちです。冬鳥のアトリは小群がまだいます。シロハラやツグミは5月の初め頃までいるでしょう。シロハラはいつものように、くちばしで豪快に葉っぱをどけながら採餌しています。夏鳥のツバメやヒクイナもやってきました。シュンランが咲き、サクラの蕾も膨らんで。里山は一年で一番輝く季節を迎えます。(Y)

2017年3月31日(金)
ヒヨドリ

 明日から4月というのに、今日は雪混じりの雨です。今年は、なかなか暖かくなりません。さて、今日は身近な鳥、ヒヨドリについて調べてみました。ヒヨドリはスズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属に分類されます。春、秋には渡りをします。日本国内では都市部を含めごく普通に観察されますが、分布がほぼ日本国内に限られ、国外ではサハリン、朝鮮半島南部、台湾、フィリピン北部にしかいません。このため、日本を訪れる海外のバードウオッチャーにとってはぜひ観察したい野鳥の一つとなっているそうです。ヒヨドリは世界的には珍しい野鳥なのです。ヒヨドリの食性は多岐に渡り、果実、花蜜、花弁、葉、新芽といった植物質、小型の両生類や爬虫類、昆虫、クモ、カタツムリ、時には小鳥の雛といった動物質、また冬季には畑の葉菜類も食べます。我が家の白菜も盛大に食べられて哀れな姿です(写真右)。春になって、今は2羽だけが残っていますが、冬には家の周辺にたくさん来ていました。そんな時、食べ物を巡ってヒヨドリ同士が激しく牽制しあいます。その合間にメジロやシロハラが食べ物にありつくのですが、ヒヨドリは消耗するばかりでお腹を満たすことができていないのではないだろうかと心配になります。野鳥の食べ物を巡る攻防は、見ていて興味深いものがあります。ところで、ヒヨドリは農作物に被害を与える害鳥とされ、環境省によると2000年度には有害鳥獣駆除で約3万4千羽、狩猟で34万3千羽ものヒヨドリが捕獲されています。ヒヨドリは夏季には害虫を多く食べ、農業に貢献している面もあります。日本国内でのヒヨドリの正確な生息数もわからない現状で、これほど多数を捕獲して大丈夫でしょうか。人間とヒヨドリの共存を図らなくてはいけない時期が来ていると思います。(写真左は厳冬期に捨てられた大根の葉を食べるヒヨドリ)(Y)
引用・参考:Bird Research News 2005.11.15、「日本の野鳥」(山と渓谷社)

 

2017年3月27日(月)
火の怖さ

 3月20日の午前、田んぼで枯草を少しづつ焼いていました。ほんの一瞬のことでした。連れ合いの金属の熊手に付いていた小さな火の粉が、少し離れた場所に積んでいた枯草に落ちて一気に燃え上がったのです。いつもなら簡単に消せるのに、その日はとても乾燥していたこと、周辺に枯草が幾重にも重なっていたこともあって、瞬く間に周囲に燃え広がり、自力消火は無理と判断して消防署に連絡しました。すぐに「林野火災発生」の防災放送が流れ、消防署と共に地域の消防団の方々が駆けつけて、手際よく消火にあたってくれました。おかげで田んぼを焼いただけで鎮火し、建物や人的被害がなかったのは幸いなことでした。消防団の方たちはボランティアで、仕事中でも火事が起これば仕事を中断して現場に駆け付けるそうです。でも、消防団や地域の人々からは我々を責めるような言葉は一切なく、逆に「大変だったね」、「怪我はありませんでしたか?」と気遣ってもらいました。人の優しさ、ありがたさが心に沁みました。地元の方には、常々、3月が一番乾燥して火事が起こりやすいと言われていました。重々わかっているつもりでしたが、気の緩みがありました。この度のことで、本当の「火の怖さ」を思い知りました。ここで生活する限り、草を刈り、刈草を焼くという作業を止めるわけにはいきません。これからは用心に用心を重ねて「火」と向き合うつもりです。(Y)

2017年3月15日(水)
アトリ

 冬鳥のアトリ(スズメ目アトリ科)はユーラシア大陸の、西はスカンジナビア半島から東はカムチャッカ半島に至るまでのタイガ地帯で夏に繁殖し、秋になると南下して、西はイベリア半島、東は日本列島に至るまでの広い地域で越冬します。全長16cm(スズメより少し大きい)、雑食性で草の種子や木の実、果実、昆虫などを食べます。昼間は小さな群れで行動しますが、夜は集団で休みます。日本においては、渡来直後や繁殖地へ帰る直前に数千〜数万羽になる大群を作ることがあります。「集まる鳥」ということでアトリと名がついたそうです。冬になると時には最低気温が-5℃〜-8℃にもなる当地では、毎年ほんの少し冬越し応援のために餌をまくのですが、アトリの食事コースの一つに我が家も入っています。今年はアトリがとても多く、一番多い時には200〜300羽来ました。アトリは敏感で、少しでも危険を感じたら一斉に飛び立って雑木林に逃げ込みます。また、しばしば大群で自宅周辺を飛び回ります。巧みに群れの形を変えたり、方向を変えたり。アクロバット飛行のような大群での飛翔は、一つの生命体のようで迫力満点です。そして、安全を確かめたら次々と雑木林の木に降りてきます。葉を落としたヤマザクラの木に真っ白な腹をしたたくさんのアトリが止まると、枯れ木に花が咲いたようです。そして、勇気ある(?)一羽が地面にひらひらと降りて餌をついばみ始めると、続いてゆっくり、ひらひら、ひらひらと降りてきます。そんな時は、白い花びらが1枚1枚舞い降りてくるようで、とても美しいです。私が住んでいるのは里山と呼ばれる所で、周囲は雑木林と休耕田に囲まれています。里山の荒廃が叫ばれる中、冬に野鳥が休耕田で餌を採れるようにするにはどうしたらいいのか思案の最中です。今年は啓蟄を過ぎたというのに、雪の降るような寒い日が続いています。野鳥への冬越し応援も終わりに近づき、アトリのオスもメスも体色が鮮やかさを増してきました。日本に来るアトリはシベリア方面から渡ってきます。渡りと繁殖という大仕事を終えて、また冬には我が家周辺に渡ってきてほしい。カシラダカ(本欄1月23日)も数が増えることを祈りたいです。(写真左で黒っぽいのがオス、白っぽいのがメス、写真右は地面で餌を探す群れ)(Y)

2017年3月8日(水)
コナラの伐採

 敷地内の北斜面にコナラの木が2本あります。高さ10mほどにもなり、北側に広がる棚田の風景が見えなくなってしまったのと、これ以上大きくなると、ますます手が付けられなくなることを考えて、2月18日に地元の植木屋さんに伐採してもらいました。足場の悪い急斜面で周りには他の木もあります。こんな場所で大きく枝を張ったコナラをどのようにして伐採するのか、不安もありましたが、興味も湧きました。植木屋さんは高い梯子をかけて登っていき、小さなチェーンソーで手早く枝と先端部を切り落とし、最後に根元から切り倒しました。助手の人と共に、ロープを巧みに使って枝や幹が斜面の下に落ちないよう配慮してくれました。素晴らしいプロの技でした。切り株の直径は40cm近くあり、年輪を数えると30本以上ありました。作業の様子が素晴らしくて、お願いして写真を撮らせてもらいました(写真左)。今回の伐採は植木屋さんの都合で1本だけ。もう1本は今年の晩秋ということに。伐採された木は、扱いやすい長さに玉切りしてくれましたが、それでも重い! でも少しづつ運んで、シイタケのほだ木と薪ストーブの薪作りをしなくては。1本のコナラですが、幹も太い枝もかなりの量があって、2〜3年分の薪ができそうです。棚田の風景もよく見えるようになりました。写真右は、黄葉したコナラ。2010年の11月に撮影したものです。(Y)

2017年3月2日(木)
カスミサンショウウオの産卵

 2月24日、カスミサンショウウオの卵のう(写真左。一対のゼリー状物質の中に卵が十数個から数十個程度入っています)を2個見つけました。(写真右はカスミサンショウウオの成体。2012年3月に吉備中央町で撮影したものです)。卵のうは板で作った産卵床ではなく、田んぼビオトープのすぐ上の田の、水があって水草がびっしりと生えている所に産み付けられていました。翌日その近くでもう1個見つけたので、合計3個です。アカガエルは開放水面がないと産卵しませんが、カスミサンショウウオの産卵には隠れることができる場所が必要だということがわかりました。この場所は浅く水を張った田にしたかったのですが、なかなか手が回らず、ようやく昨年末から手を入れ始めたところです。ほぼ100%水草が覆っていましたが、水草取りを頑張って、今は開放水面が少し広くなりました。今年はアカガエルもたくさん産卵しています。ここは元々湿田なので水はあります。私たちが気付かなかっただけで、カスミサンショウウオは水草の茂みで毎年産卵していたのでしょう。今日も水の具合の確認と水草取りのために田んぼに行こうとしたら、田んぼビオトープにコガモ(カモの仲間の冬鳥です)が10羽いるのに気が付いてそっとUターン。今日は田んぼ行きを諦めて、コガモの観察と写真撮影です。多様な生物が生息するには多様な環境が必要だということが、日々の活動の中で実感できるようになりました。田んぼビオトープとその周辺が生物にとって好ましい環境になって来つつあるのだとしたら、とても嬉しいです。(カスミサンショウウオは、岡山県版レッドデータブック2009で絶滅危惧T類に指定されています)(Y)

2017年2月28日(火)
松ぼっくりと蔓細工

 2月11日、瀬戸内市の錦海塩田跡地での自然観察会に行きました。帰りに牛窓オリーブ園へ。そこには大王松(ダイオウマツまたはダイオウショウとも読みます)という北アメリカ原産の大きな松の木が植わっていて、地面には松ぼっくりがいっぱい落ちていました。大きさは15〜17cm。クリスマス・リースの飾りに使われるので手芸店ではよく見ますが、自然の中で見たのは初めてです。うれしくて拾っていたら、持っていたリュックはすぐ満杯に。帰宅して大きな松ぼっくりを眺めていると、籠が作りたくなりました。実は、いつか蔓で籠を作りたいと思い、20年以上も前に「あけびを編む」(農文協)という本を買ってありました。蔓も昨年と一昨年の秋に採取したものがあります。早速、本を参考にして籠作りに取り掛かりました。保管していた蔓はあまりいいのがなかったのですが、それでも何とか籠が完成し、大王松の松ぼっくりを入れて、アカマツの小さな松ぼっくりと記念撮影です(写真左)。家の周辺で、まだまだいい蔓がたくさんあったので、丁寧に蔓を切って、編んで、二作目の籠が完成!(写真右)。さて、何をいれようかな。(Y)

2017年2月19日(日)
アカガエルの産卵

 アカガエルの産卵が始まりました。2月17日の夜に今年初めてアカガエルの鳴き声を聞きました。翌18日に田んぼに行ったら、田んぼビオトープ周辺で23個の卵塊を見つけました。水中の板を持ち上げてみると1匹のアカガエルが隠れていました。このアカガエルはヤマアカガエルのようですが、卵塊に関してはヤマアカガエルのものなのか、それともニホンアカガエルのものなのか、両者が混じっているとすればその比率はどうなのか。それをこれから調べるつもりです。写真左は17日夜に産まれたアカガエルの卵塊。写真右は板の下にいたヤマアカガエルと思われるカエルです。この板は下側の竹ひごで泥に刺してあるのですが、カスミサンショウウオ用の産卵床です。私たちの自然観察の師匠に教えていただきました。(Y)

2017年2月17日(金)
カヤネズミの赤ちゃんのその後

 今日は雨。しばらく良い天気で外作業が続いていたので、よし家の中の用事だ!と朝からちょっとうれしい気分です。ところで、1月6日に書いたカヤネズミの赤ちゃんの「その後」のことです。しばらくそのままそっとしておいたのですが、1月28日に確かめに行きました。雪と枯葉を取り除いてその巣を見つけました。上に向いて直径2cmほどの穴が開いていました。巣を元の場所に戻した時には無かった穴です。巣は全く濡れておらず他の動物に荒らされた跡もありません。そーっと開けてみましたが子ネズミの痕跡は何もありません。きっと親のカヤネズミが子どもを安全な場所に連れて行き、そこで無事に育ったのでしょう。そう信じようと思います。写真左は昨年の12月24日に見つけたカヤネズミの赤ちゃん。写真右は確認のため解体した巣です。草の厚さは約5cm。ふかふかで細かく裂かれたたくさんの巣材(マコモ)で作られた繁殖巣でした。やっと気になっていた赤ちゃんの報告ができました。時計を見たらもう5時前! アケビ蔓を使った籠作りを少しだけして、晩ご飯に取り掛かることにします。(Y)

2017年2月15日(水)
水草取りとカエルの産卵

 今日は久しぶりに暖かくていいお天気。休耕田で水草取り、とりわけ厄介なチゴザサの除去作業をしました(写真右)。水草が100%水面を覆っていたり、底に枯れた草がある所では、たとえ水が十分にあってもアカガエル類は産卵しません。逆にイノシシが掘ってできた水たまりでも、底に草がなければ競って産卵します。でも、そんな水たまりは、卵がオタマジャクシからカエルになるまでに干上がってしまいます。カエルが産卵し、無事に育つためには、十分に水があって水底に草がない場所の確保が大切なのです。そのために水草取りは欠かせません。昨年は、2月13日にアカガエル類の産卵が始まりました。今年は寒いせいかまだありません。暖かい雨が降った後に、メスを呼ぶオスの澄んだ鳴き声がして産卵が始まります。金曜日あたりに暖かい雨という予報です。今年初めての産卵が楽しみ…。水草取りを頑張って少しでも開放水面を広くしておこうと思います。(当地のアカガエル類は、ニホンアカガエルとヤマアカガエルがいるようです)(Y)

2017年2月5日(日)
金柑の甘露煮
 冷蔵庫の野菜室に入れたままになっている金柑が気になっていたのですが、今日は一念発起、甘露煮を作ることにしました。このところ毎年、金柑が出回る頃に作っています。若い頃は甘すぎて好きではなかったのですが、酢を入れて作る方法をテレビで見て、試してみたらとてもおいしかったので何度か作りました。でも、いつしか作らなくなって、作り方も忘れてしまいました。時は流れて、また無性に作りたいと思うようになり、いくつかのレシピを試してみました。そして、やっと見つけたあの時の甘露煮の味!私のいつもの作り方を紹介します。COOKPADのレシピを参考にしました。
【材料】 金柑800g、酢160cc、白砂糖またはグラニュー糖400g(きれいな色になりますが、私は粗糖をつかいました)。
【作り方】 
1. 金柑を一晩水に浸けておく(あく抜きのため)。
2. ザルにあけて水気を取り、フォークで縦に5〜6回、中まで突き刺す。ヘタも取り除く。
3. 2の金柑をホウロウ鍋に入れて、できるだけ平らに隙間なく並ぶようにしておき、砂糖と酢を加える。
4. 鍋にアルミホイルを被せてぴっちり蓋をする。アルミホイルが小さければ2枚をずらして使用してもOKです。
5. 弱めの中火にかける(強火だと充分に水が上がりません)。沸騰したらアルミホイルの蓋がこんもり膨らんできます。そうなったら弱火にして、きっちり23分煮て火から下す。
6.アルミホイルの蓋を取らずに一晩おく(しわが寄りにくくなると思います)と完成です。ビンやガラス、ホウロウなどの容器に入れ、煮汁に浸した状態で冷蔵庫で保存する。酢で煮るので砂糖が少な目でも傷みません。

 お湯で割ったり、紅茶に入れたり、ヨーグルトのトッピングにしたり(写真右)と重宝しています。喉の痛みにも効くので冬の常備品。しかも夏まで長期保存も可能な、あっさり味の甘露煮です。甘いのが好きな方は砂糖の量を増やしてくださいね。(Y)
2017年2月4日(土)
立春の日に

 朝は‐3℃と冷えたが、日中は12℃まで気温が上がり、立春にふさわしい好天となった。しかもほぼ無風。絶好の日和なので、ため池の堤防法面の草焼きをすることにした。12月に草刈りをしたけれど、まだ枯草が残っているので(写真左)すっきりさせるには燃やすのが一番。法面の下の方に火を点けると枯草がよく乾いているので斜面に沿ってじわじわと燃え広がっていく。両側に広がるから絶対に一人でしてはいけない。二人で両側の火勢をコントロールしながら焼いていく。堤防の上面まで火が広がると二人でも手が回らなくなるから、法面だけにしておく。火を止めたい時には熊手の裏側で叩くと簡単に消すことができる。1時間ほどできれいに焼けた(写真右)。奈良若草山の山焼きが1月下旬、日本三大名園の一つ、岡山後楽園の芝焼きが2月初旬。今頃が最適な時期ということだろう。春のツクシ取りが楽しみ。(T) 

2017年1月31日(火)
カマキリとカエル

 この冬は寒くて雪の降る日が多いです。今日も午前中は雪が舞う寒さで、外の作業はできませんでした。田んぼビオトープの整備をアカガエルの産卵が始まる2月中旬までに終えたいのに…ちょっと辛いです。でも、外のことを気にせず、家の中のことや考え事をするのに良い時間でもあります。さて、今日は以前見た印象的なシーンの振り返りを。3年ほど前の秋、庭のヤマザクラの高い所で、オオカマキリの雌が体長約3cmのアマガエルを前脚のカマでしっかりと挟んで食べているのを見て驚きました。真下の地面にはもう1匹のアマガエルの残骸が。産卵間近で食欲旺盛な雌が2匹目を食べていたのでしょう。ところで、肉食昆虫であるカマキリ類の孵化は、餌となる他の昆虫たちがほぼ出そろった5月末頃から始まります。同じ頃からカエル類のオタマジャクシも次々1cmほどの小さな子ガエルになり、陸上で餌を採り始めます。その時、まだ小さくてひ弱なカマキリの仔虫はカエルたちの格好の食料となるでしょう。つまりカマキリとカエルは成長段階によって食べる側になったり、食べられ側になったり、言い換えると食物連鎖の上位になったり下位になったりするということに気付かされました。植物→草食動物→小型肉食動物→大型肉食動物、などと簡単な図式で説明されることが多い「食物連鎖」も実際にはそう単純ではなさそうです。直接触れる生き物の世界は、とても複雑で興味が尽きることはありません。(写真左はニホンアカガエルの幼い成体。写真右は孵化直後のオオカマキリ幼虫)(Y)

2017年1月23日(月)
カシラダカ

 2016年12月8日にIUCN(国際自然保護連合)が発表したIUCNレッドリスト2016年版の中で、ホオジロ科の渡り鳥カシラダカの絶滅危険度が、軽度懸念(LC)から絶滅危惧U類(VU)へランクアップされたことを知りました。毎年冬になると居間から、庭の奥の方に来るカシラダカの10羽ほどの群れを毎日眺めていました。地味ですが魅力的な鳥で、当地では冬になると当たり前にみられる里山の鳥です。毎日、朝から夕方遅くまで採食し、4月末頃まで滞在します。そんなカシラダカの姿をこの冬は見ないと思っていたのですが、今日初めて3羽確認することができホッとしました。冬越し応援の食料援助を始めたので、たくさんの鳥が集まってきます。その中から双眼鏡でカシラダカを探す日々が続きそうです。最近、過去30年の間に75〜87%もの個体数が減少したことが明らかにされ、驚きとショックを受けました。繁殖地での繁殖率の低下、渡りの途中での大量捕獲、越冬地の里山荒廃などいろんな原因が考えられ、カシラダカを取り巻く環境は厳しいようです。当たり前にいた、小さくて地味だけど魅力的な鳥が絶滅の危険性が高いということ、身近で絶滅が起こりうるということを実感しました。カシラダカが絶滅に至りませんように。せめて、越冬地である当地の放棄田の環境整備を進めようと思います。今日の最低気温-5℃、最高気温+0.5℃。鳥たちの冬越しも大変です。(Y)
*IUCNは国際的な自然保護ネットワークです。

2017年1月19日(木)
雪かき

 3日間雪が降り続いて、多い所では積雪25〜30cm。昨日は道路の雪かきをしました(写真左)。とても重労働! そして今年も野鳥の冬越しをほんの少し応援してやる季節になりました。毎年、大雪が降った日から食料の援助をしてやります。庭のヤマザクラの根元に積もった雪を取り除いて、去年の秋に収穫したヒマワリやイヌビエの種をまいてやりました。今日はリンゴとミカンを横半分に切って木の枝に刺しました。それから、バター、黒砂糖、クルミ、小麦粉を混ぜ合わせて作った特製バードケーキも木の股や幹に貼り付けてやりました。大雪が続いてお腹をすかせていたせいか、すぐにたくさんの鳥が集まってきました。カワラヒワは地面の種を、エナガは器用に幹につかまってバードケーキを、メジロやヒヨドリはミカンやリンゴをおいしそうに食べます。写真右は枝に刺したリンゴです。すぐにこうなります。一度食料をやり始めたら、途中で止めるわけにはいきません。食料援助は寒さが緩む3月初め頃まで続きます。毎年冬にはヤマガラが窓近くの物干しざおに止まったりして、居間から彼らの行動をつぶさに観察することができます。今年はヤマガラではなくエナガ。物干しざおに並ぶ姿はとてもかわいいです。(Y)

2017年1月14日(土)
大雪の日

 今日は大雪。一面の銀世界です。外の作業をしたかったのですが、諦めて普段できないことをすることに。まずカレー作り。香辛料をたっぷり入れて、時間をかけて作りました。先日ネットで手に入れた4リットルのほうろう鍋で作ったので、しばらくはお昼ごはん楽勝です(笑)。次は雪を見て興奮気味の飼い犬と外で遊びました。犬も嬉しいのか笑顔です。少し休憩して、里やま日記の更新。写真左は段ボールを利用したカマキリの卵鞘(らんしょう)コレクション。オオカマキリチョウセンカマキリの卵鞘を集めたものです。草刈りや枯草を集める時に見付けると、コレクションに加えます。孵化が近づいたら、元あった環境に近くて草刈りの予定がない所に分散させてやります。カエルもですが、カマキリも成長すると自分が生まれた場所近くに産卵するような気がします。集中してはいけないので卵鞘の分散は欠かせません。写真右は庭に放置した木片に産み付けられたコカマキリの卵鞘。ここには他にハラビロカマキリ、ヒメカマキリ(数は少ない)がいます。…もう夕方。時間の経つのがなんて速いこと!(Y)

2017年1月6日(金)
たき火をしながら

 自宅のすぐ近くにある、ため池の堤防の草刈りを年末にしていたので、今日はその刈草と樹木の剪定くずを一緒に焼きました。この時期のたき火の楽しみは何といっても焼き芋! たき火の終わりごろ、昨年秋に収穫した大きなサツマイモを、新聞紙、さらにアルミホイルでくるんで、燃え残りの木片や灰の中に埋めます。待つことおよそ一時間半、おいしい焼き芋が出来ました。ねっとり甘くて、冷めても固くなりません。たき火の火がおさまった頃に芋を入れてじっくりと時間をかける。それが一番おいしくできるコツだと思います。さて、枯草焼きの話題をもう一つ。年末の24日に、カヤネズミの巣の調査をしている放棄田(以下、調査地)で以前に刈った草を集めながら焼いていました。マコモを刈った場所の刈り残したマコモの株元にカヤネズミの巣がありました。刈った時にはなかった巣で、少し緑色が残っていたけど、繁殖期も過ぎていたし、何の疑問も持たず、巣を観察しながら解体を始めました。巣は外側の粗い草の層と、内側の細かい草の層の二重構造になっています。内側の細かい草の層を開けたら、何と中には4頭のカヤネズミの赤ちゃんがいました(写真左)。急いで写真を撮って、巣材でくるんで元あった場所に置き、上から元のように枯草を被せておきました。無事巣立ってくれることを祈るのみです。自分の迂闊な行動を悔やみましたが、調査地で初めて繁殖を直接確認することができました。今年は、カヤネズミになるべく負担をかけない方法での調査を考えるつもりです。そうして、毛の生えそろった子どもか成体のカヤネズミとの、一期一会の出会いを期待したいと思います。右の写真は12月28日、雪の日の庭です。年末は寒い日が多く、雪の降る日もありましたが、お正月は晴れて暖かい日が続きました。でも今日は日陰に置いたバケツの氷が一日中張ったままでした。(Y)

2016年12月11日(日)
雨の日には

 このところお天気が安定しなくて、晴れたと思ったら急に曇って雨が降り出します。慌てて洗濯物を取り入れたら、
また晴れて…。時には青空から雨が…。そんな訳で外の作業がままなりません。大抵はたまっている家事に追われるのですが、今日は久しぶりに買い物で街に出ました。道の駅に寄ったら、立派なセロリの株がありました。新鮮で、濃い緑色。株元から葉の先まで50cm以上ありました(写真左)。カレー、ベーコンと蒸し煮、肉と炒めて等々、色んなメニューが頭に浮かんで思わず買ってしまいました。ずっしりと重い。これで280円は安いです! ほかにも色々買い物をして帰宅しました。それから、先日の簡単な木工の続きをして、やっとトナカイが完成しました(写真右)。秋〜冬は木の伐採や剪定の季節。蔓や木切れがたくさん手に入るので、それらを眺めていると創作意欲が湧いてきます。(Y)

2016年12月4日(日)
ポン酢を作る

 今日は午前中から雨が降り出し、予定していた外の作業ができませんでした。それで、前々からしようと思っていたポン酢作りを。使用した柑橘類は、冷蔵庫の野菜室にあった、カボス、スダチ、ユズ、レモンの4種類(写真左。黄色い色をしていますが、一番小さいのがスダチです)。
ポン酢の作り方
【材料】濃口醤油…2カップ、本みりん…2カップ、柑橘果汁…2カップ(大きいタネだけを除く。小さいタネは残っても大丈夫。果肉がある方がおいしい。寒い季節なので保存性も問題なし)、かつお節…60g程度(適当でいいです)
【作り方】(1)みりんを鍋に入れて煮切る。 (2)(1)に醤油を加えて煮立たせた中にかつお節を入れ、再び煮立ったらザルで濾す。 (3)(2)の粗熱が取れたら柑橘果汁を加えて混ぜる。 (4)出来上がったポン酢は、酢やお酒、みりんなどの空き瓶に入れて冷蔵庫で保存。酢などの空き瓶は、洗ったり消毒したりの手間が省けるので便利(写真右)。
この季節、1〜2か月はおいしくいただけます。もっとも、それまでに使ってしまいますが。自分で作るとおいしいので、毎年柑橘類が出回る季節には作りたくなります。
(Y)

2016年11月26日(土)
水草取り

 今、田んぼビオトープの水草取りを継続しています。夏の間に水面を100%覆っていた水草を50%以下に抑えるためです。ガマは根っこごと除去しようとしても、なかなか抜けません。まずゴム手袋をした手でガマの根元を探ります。泥の中の直径1.5cmくらいの地下茎を探し当てたら、そーっと引っ張ります。そうすると、別のガマが動きます。ガマは地下茎でつながっているのです。残したいガマは地下茎の途中で切って、除去したいガマだけを抜きます。地下茎を切ると簡単に抜けます。左の写真は抜き取ったガマです。地下茎から次々と新しい芽が出てくるのがわかります。それを見ていると、植物の逞しさに圧倒されます。右の写真は、田んぼビオトープの現在の様子です。水草をかなり除去することができました。マコモ(マコモの地下茎は深い所にあって固いので、ガマより抜きにくい)をもう少し除去して、イノシシに荒らされた畦を修復したら、田んぼビオトープでの今年の作業は終わります。(Y)

2016年11月4日(金)
炎の中からウマオイ救出

 5月末からずっと草を刈って刈草を焼く作業。今は加えて田んぼビオトープの水草取りもしています。日本の気候では、年に3回刈れば畦は芝になるといわれていますが、当地では5回以上刈らないと芝にはならないようです。水草取りは、夏に100%になってしまった開放水面を50%以下にするために行います。ガマやマコモは引っ張っても抜けなくて、根茎切りをしてから取り除きます。水底に枯れた草や根っこがほとんど無い場所でないと、アカガエル類やトノサマガエルは産卵しないのです。イノシシがたまたま掘ったような水たまりでも産卵しますが、そういう場所は雨が降らないとすぐに干上がり、卵やオタマジャクシも死んでしまいます。水底に枯れた草や根っこがなくて、安定して水のある所でないとカエルは育つことができません。それで水草取りというわけです。ところで、一昨日、枯草を焼こうと、いつものように竹の熊手で軽く叩いて、中に何かいないか確かめてから火を点けました。ところが炎が上がると、枯草の中から何かがゴソゴソ…。よく見るとウマオイでした。慌てて両手で捕まえて草はらに放そうとしましたが、手から離れようとしません。長い触角を舐めてきれいに整えて…。左の写真は後脚を舐めているところです。一通り終わったら悠然と草はらに去って行きました。おかげでじっくりとウマオイを観察することができました。さすが肉食。迫力ある顔つきです。それにしてもウマオイにケガがなくて良かった! 右の写真はリンドウ。今年はリンドウの株が大きくなって、数も増えました。花もたくさん付いて、とてもきれいです。(Y)

2016年11月1日(火)
新世代イノシシ

 最近、朝夕の明るい時間帯にイノシシを見かけることが多い。左の写真は朝の8時頃。20mほどの距離で目が会ったが、慌てて逃げる様子はない。このようなことが2回続けてあった。他の人からも同じような話をよく聞くようになった。狩猟人口が減ったせいで人を恐れなくなったのかもしれない。さしずめ「新世代イノシシ」か。クマではないので、こちらも必要以上に恐れることはないだろうが、あまり気持ちの良いものではない。被害も大きい。今年も田んぼビオトープの畦が広範囲に壊されたし、夏には電気柵のない場所のサトイモが全部食われてしまった。右は地面を激しく掘り起こした場所。ミミズやコガネムシの幼虫などを探すのだろう。全く困ったものだが、レンゲソウの種を蒔こうと思っていた場所が掘り起こされて、おかげで耕うん作業がずいぶん楽になった。まあ、サトイモのお礼にこれぐらいはしてもらっても良いだろう。野生動物と人がうまく共存できたらよいのだが。(T)

2016年10月27日(木)
収穫の秋 その3(サツマイモと柿)

 一週間ほど前にサツマイモと柿を収穫しました。サツマイモは20本苗を植えて、およそ80個できました。今年は例年になく大きなイモが多く、最大のものは2kg近くありました。畑の土がやや粘土質でこびりつくので、掘ってすぐに水で洗います。乾いたら一つずつ新聞紙に包んで段ボール箱に入れて2階で保管。サツマイモは寒さが苦手だけど、こうしておけば春まで大丈夫。甘さも増しておいしく食べられます。芋粥、焼き芋、ふかし芋、蒸し野菜にして味噌をつけて等々。今年はサツマイモご飯も作ってみようかな。さて、次は柿のこと。敷地内には2種類の柿の木(富有柿と西条柿)があります。今年は2本とも(我が家にしては)豊作。西条柿は苗木を買ったとき「横綱西条」という札が付いていたけど、その名に恥じない大きさで50個ほど採れてました(写真を撮り忘れたのでこれは去年のです)。渋柿なので干し柿にしています。保存食作りは面倒だけれど楽しいことでもあります。(Y)

2016年10月20日(木)
収穫の秋 その2(シイタケと落花生)

 シイタケのほだ木に今、シイタケが次々と出てきます。春はあまり採れなかったのに、うれしいことに秋は大豊作です。昼ごはんに採れたてをすまし汁に入れたり、うどんに入れたり。夕食には焼いてスダチを搾って、お醤油を少し。お酒の肴です。今日は、きのこご飯も作りました。シイタケの香りと歯ごたえが市販のものと違います。すぐに食べきれないものは、冷凍や干しシイタケに。少しだけ干して水分を飛ばしたものも美味です。畑では落花生を収穫。ざっと洗って土を落とし、乾かして保管。食べたい時に殻付きのままオーブン皿に重ならないように並べて、160℃で30分。食べるのは冷えてから。カリッとして甘みがあって、とても美味しいです。作物を自分で作って食べる。ささやかな幸せ…。(Y)

2016年10月14日(金)
収穫の秋 その1(クリ)

 9月下旬から敷地内のクリの収穫が始まりました。自生のシバグリですが、結構実が大きいので重宝しています。一昨年はクスサン(ガの仲間)が大発生し(700〜800匹)、木が枯れてしまうのではないかと心配しましたが、何とか持ちこたえてくれました。昨年はほんの少しの収穫。そして今年は大豊作。全部で10kgぐらいありました。10日間ほど毎日毎日クリが木から落ちてきます。拾わないとイノシシが食べに集まってくるので頑張って拾いました。イガごと頭に落ちてくると痛いこと! 収穫したクリは1.5Kgを渋皮煮にしました。尤も渋皮を傷つけずに剥けたのは半分くらい。でも、挑戦4年目にしてどうにか「おいしい」と思えるところまできました。来年は皮むきも含めて、さらに渋皮煮を極めたいと思っています。残りは、栗ご飯用に皮を剥いて少し砂糖をまぶして冷凍に。砂糖をまぶしておくと、少々時間がたっても味が落ちないと地元の人に教えてもらいました。さらに残ったものは、洗ってザルにあげて水気を取ってから1ヵ月ほど冷蔵庫へ。そのあと冷凍保存。クリのデンプンが糖に変わり、甘くなります。食べたい時に冷凍のまま湯がいたり蒸したりして、手を切らないように半分に切ってスプーンで。我が家では、おやつや酒の肴にも。簡単でおいしいです。(Y)

2016年10月1日(土)
ニホンヒキガエル

 午前中、犬と一緒に自宅そばにあるため池の堤防に行きました。カメがいたり、カモやサギやヌートリア(特定外来生物)がいたり…。いろんな生物のにおいがする、犬の大好きな場所です。しばらく自由に遊ばせていると、何やら見つけた様子。駆けつけてみると、体長(鼻先から尻までの長さ)12cmくらいのニホンヒキガエル(以下ヒキガエル)がいました。ヒキガエルとしては中くらいの大きさです。当地でヒキガエルを見るのは初めて。先日も地元の方に、昔はヒキガエルがたくさんいたのに最近は全く見なくなったと聞いたばかりだったので、とてもうれしいことでした。ヒキガエルは繁殖期だけ歩いて水辺に集まって来て、繁殖期が終わればオスは小さなグループで山や林に帰って行き、メスはひも状の卵塊のそばでしばし休憩をとる、とも。今は繁殖期ではありませんが、少しづつ環境が整ってきたのでここに移動してきたのでしょうか。そうではなくて、以前からここに細々ながらも生息していたのを今日たまたま見つけたということかもしれません。どちらにしても、存在感がありユーモラスなヒキガエルが、以前のように普通に見られる環境を整えたいと思います。これで、ヒキガエルと特定外来生物のウシガエルを含めて、当地で確認できたカエルは7種類に。山渓ハンディ図鑑9「日本のカエル」の中の「カエルが生きていくためには、他の生物を食べ、またカエル自身もほかの生物の食物となる。カエルの鳴き声が聞こえる地域は、それだけ多様性のある自然が残されている証拠でもあるのだ」の一文は、心に染みました(Y)

2016年9月28日(水)
伊良湖岬

 9月25日から27日まで、愛知県の伊良湖岬に行ってきました。犬連れだったので自家用車で。8時間ほどかかりました。最大の目的はタカの渡りを見るため。伊良湖岬はタカの渡りで有名な場所なのです。26日朝6時頃から観察場所の恋路ヶ浜の駐車場に行くと、双眼鏡やカメラを持った人がすでに何人も。お天気は薄曇りでまずまずの観察日和。しかし1時間半ほどいて、ハチクマ(1)、サシバ(1)の残念な結果でした。伊良湖岬では台風の影響で1週間雨が降り続き、食料確保のために渡りは1週間後がピークになるだろうとか、渡りのルートを変えたかもしれないと現地の方が言われる。タカはそんなことでしたが、ヒヨドリはたくさん集結していて、集団で高速で飛び回る様子は自宅周辺のいつものヒヨドリと違って圧巻でした。ヒヨドリはこれからもっと大きな、小山のような集団になって渡りをするそうです。ピーク時の、頭上をたくさんのタカや小鳥たちが渡っていく様は観察できませんでしたが、実際に伊良湖岬に来てそんな情景を想像するだけでも、自然の不思議さ、スケールの大きさを感じることができました。数は少なくても、岡山県内のなるべく自宅に近い所でタカの渡りが観察できるスポットを探そうと思います。(写真左は恋路ヶ浜、右は海浜植物のハマゴウ)(Y)

2016年9月15日(木)
ヒマワリ800本の後始末

 およそ800本のヒマワリの花が終わって1ヵ月半。タネの収穫に取り掛かりました。ふるいの網を使って枯れた花の部分をゴシゴシ。タネが花がらと一緒にパラパラ落ちてきます。30年近く前に同じ作業をしたことがありますが、あの時のヒマワリは10数本でした。今回はやりごたえがあります…というか、非常に疲れました。右の写真は花がらなどのゴミや熟していないタネを取り除いて箕(み)に入れたものです。黒いタネは一昨年に蒔いたのと同じで、今年思わぬ所から芽が出て2m以上に育ったものです(7月18日の右の写真)。左の写真がその株の花のあとです。タネの部分だけで25cmほどありました。収穫したタネは箕(み)5杯分ぐらいありました。黒いタネは来年の種まき用に、残りのタネは野鳥の冬越しのために取っておきます。ヒマワリのタネは野鳥にとって、ビフテキに相当するそうです。

2016年9月14日(水)
ヒマワリのタネを食べたのは?

 パソコンが壊れて、しばらく里やま日記の更新ができませんでした。ようやく戻ってきたので、また日々の生活の様子や、見たこと、感じたことを綴っていきます。よろしくお願いします。
 梅雨明け後、雨がほとんど降らなかったせいか、ヒマワリの花の咲いたあとがきれいに乾いて裏側がお椀のようになっていました。その中に種の殻がいっぱい! 私たちが落花生の殻を割って食べた時のようです。ヒマワリの実をここで食べたのはネズミに間違いないでしょう。ここにはハタネズミ、アカネズミ、ハツカネズミ、クマネズミ、カヤネズミの5種類のネズミがいると思われますが、一体誰のしわざ? 知りたいけれどなかなか難しい。誰かわからないけど残された殻の様子を見ていると、とてもおいしそうに食べている姿が目に浮かび、何だか私も楽しい気分になりました。(Y)

2016年7月18日(月)
ヒマワリ

 もともと棚田だった一部が畑に転用され、それも放棄されて草ぼうぼうの荒地になっていた。オーナーさんの了解を得て、ヒマワリ畑にしようと一昨年から種まきを始めたが2年続きで失敗。土が固かったり肥料が乏しいことが原因で、うまく育たなかった。そうなると執念のようなもので、今年こそと中古の耕運機を買い、鶏糞やバーク堆肥をたくさん入れ、土壌改良をしてから種をまいた。それが4月末から5月初めごろ。成果あって順調に育ち、7月初め頃から咲き始めた。大きくなる品種を選んだので高さは2mを超えるものも。数は正確には数えていないが800本位だろうか。つぼみが朝は東、夕方は西と首ふり運動をし、花が咲くと東を向いて動かなくなるというなかなか可愛い奴。一斉に花開いた様子も棚田の風景によく似あう。在来の植物ではないが、野生化はしないので生態系を乱す心配はない。今年は場所が良くなくて、あまり人に楽しんでもらうことができなかった。来年は皆さんに楽しんでもらえるようにしたい。(T,Y)

2016年7月5日(火)
カサブランカとシクラメン

 カサブランカが今年も見事に咲きました(写真左)。一昨年の11月に1鉢のシクラメンとともに大阪の友人からいただいたものです。昨年より茎は太く高くなり、花の数も17輪に増えました。昨年は花が終わったあと、ルリタテハが葉に産卵し、幼虫は葉を食べて大きくなり、蛹から成虫になって飛んでいきました。今年もルリタテハの産卵が楽しみです。シクラメンは今まで夏越しに失敗していましたが、昨年初めて休眠させない方法を試したらうまく夏越しができ、花屋さんの店先にあるようにクリスマスの頃にはたくさんの花をつけました(写真右)。今、シクラメンは少し葉を付けていて、土が乾いたら水をやり、月に一度液肥をやっています。夏の終わりが待ち遠しいです。(Y)

2016年7月1日(金)
暑い日の水浴

 ある日のこと。自宅そばのビオトープ池に行ったら、立派な体格のトノサマガエルが、クワイの根元に座って水に浸かっていました。ちょうど人間が半身浴をしている感じです。あんまり気持ちよさそうな顔をしていたので、思わず写真を撮りました。今度は田んぼビオトープに行った時のこと。黒化型のシマヘビが岸辺で体の半分を水に浸けていました。シマヘビは、カエルが来るのを待ちながらのことでしょう。カエルもヘビも人間と同じように、暑いときは暑いのです!(Y)

2016年6月28日(火)
夏野菜

 今年の梅雨は雨が多く、日照不足が心配。そんな中、夏野菜の初収穫。ナス3個、キュウリ3本、ピーマン2個。やや小ぶりながら良いのができた。早速晩のおかずに。新鮮でとてもおいしかった。さて、過湿を嫌うトマトの出来はどうなるだろうか?野菜作りは手間がかかるが、楽しみも大きいのでやめられない。(T)

2016年6月17日(金)
田んぼで授業

 地元の小学5年生1クラス8名(!)と担任の先生、ボランティアの方が来てくれて、田んぼビオトープと草原で授業をしました。授業は、あらかじめ草原で観察しやすい所に見つけておいたカヤネズミの球巣を観察することから始めました。そのあと田んぼビオトープに移動して生き物探し。タイコウチ、卵を背負ったオスのオオコオイムシ、オタマジャクシ、アカガエルの子ガエル、ヤゴなどいっぱい見つかりました。みんな大喜びでいい笑顔!それから、子どもたちはトンボやイトトンボ類の連結飛行や産卵に興味津々で、そばで見ている私も本当に楽しい時間でした。私たちの活動で生物に興味を持ち、好きになる子どもが増えたらいいな。地元の子どもたちに田んぼの素晴らしさを伝えたい、そんな私の夢が一つ叶いました。(Y)

2016年6月10日(金)
刈っても刈っても…

 俳人、種田山頭火の代表作、「分け入っても分け入っても青い山」という句が好きです。草刈りをしながらふと思い出しました。私の場合は「刈り取っても刈り取っても青い草」です。彼も同じ心境だったのかなと思います。暑くなって草の勢いがすごくなってきました。広い休耕田の草刈りをしていると、気が遠くなることがあります。順に刈っていき、最初に刈った所に戻るとまた伸びている…今はそんな感じ。これから10月末まで草との戦いは続きます。でも時折吹いてくる涼しい風。晴れ渡った大空を鳴きながら勇壮に飛んでいく数羽のブッポウソウ。また、足元にはアカガエルの子ガエルやイトトンボがいっぱい。踏まないようにそーっと歩きます。今が盛りのササユリやホタルブクロ…。自然の素晴らしさは、暑さも草刈りの大変さもいっとき忘れさせてくれます。左の写真は最近の田んぼビオトープ。右はホタルブクロ。このあたりでは白がほとんどでこの色は珍しいです。(Y)

2016年5月26日(木)
ルピナスと絵本

 娘達が幼い頃、よく一緒に絵本を読みました。もう30年くらい前になります。その中の一冊に、バーバラ・クーニー作の「ルピナスさん」というのがありました。この絵本は、一人の女性の人生の輝きと、生きるということの意味をルピナスの花に託して語りかけてくれました。私は、この絵本もですが、絵本の中に描かれたルピナスというマメ科の花が大好きになりました。そしていつかルピナスの花壇を作ってみたいと思うようになりました。念願叶い、一昨年からルピナスを育て始めました。失敗続きでしたが、3年目の今年やっときれいな花が次々と咲いてくれるようになりました。このルピナスは宿根性なので夏と冬をうまく越すことができれば、来年の春はもっと見事な花壇になるだろうと楽しみです。(Y)

2016年5月20日(金)
カヤネズミとウシガエル

 この周辺でカヤネズミが巣を作っているのがわかって、6月から本格的に調査を始めようと準備をしています。調査地はカサスゲとマコモが群生し、ススキが点在する放棄田です。まず、セイタカアワダチソウの除去をしました。この外来の植物は、根から他の植物の成長を抑える物質を出してはびこるやっかいな存在です。これを1本1本抜いている時に、ドサッと大きな物音。びっくりして音のした方を見ると、刈り取った草の山に大きなカエルらしきものが。ヒキガエルかも!と近づいて見ると、体長約20cmのウシガエルでした。おとなのウシガエルを見るのは2度目ですが、こんなに近くから見るのは初めてでした。ウシガエルも外来種ですが、ウシガエルに罪はなく…私には駆除できません。本当は駆除しなければいけないのですが…。さて、これから1本の観察道を作り、5m間隔で杭を打ちます。そうして杭を目印にして、カサスゲやマコモを踏み荒らさないように観察する予定です。繁殖期が始まったので、親子のカヤネズミを見たいものです。写真左はウシガエル、右はススキの株で見つけたカヤネズミの新しい球状巣です。(Y)

2016年5月10日(火)
トノサマガエルの産卵 その2

 先日トノサマガエルが産卵した田のすぐ下の水たまりで、また2卵塊を見つけました。先日は失敗したので今度は寒天質を壊さないよう慎重に掬って、水槽でしばらく飼うことにしました。発生は順調に進んで泳げるようになった(写真左。水槽の壁に張り付いている)ので、もう大丈夫だろうと今日ビオトープ池に放しました(写真右)。ほっと一息と思ったのも束の間。すぐに13匹ものイモリが集まり、あっという間にほとんどが食べられてしまいました。それでも少しは残ったのですが、それも日に日に少なくなり…。何匹かはビオトープ池のどこかで生き延びてカエルにまで育ってほしい、と祈るのみです。やはり干上がる心配のない場所で産卵し、そこで育つことが、もともと産卵数の少ないトノサマガエルにとって大切なことだと思いました。トノサマガエルが安心して産卵できる環境作りが今の私の課題です。(Y) 

2016年5月3日(火)
トノサマガエルの産卵 その1

 トノサマガエル(写真左)が、毎年お米を作っている田んぼの水たまりで産卵しました。3卵塊ありました(写真右)。そこでは水が干上がる心配があったので、2つは田んぼビオトープへ、あとの1つは自宅そばのビオトープ池に放しました。トノサマガエルの卵塊はアカガエルのそれと違って薄く横に広がって非常に掬いにくいので、卵を包む寒天質をかなり壊してしまいました。そのせいか、放してすぐにアメンボやイモリ、マツモムシ、それにアカガエルのオタマジャクシまで集まってきて…。あっという間に卵が食べ尽くされました。寒天質を壊してしまったこと、卵塊を移動したこと、オタマジャクシになるまで水槽で飼育しなかったことを悔いました。そして、凍死することを恐れず天敵のいない早春に産卵するアカガエルの行動が理解できた気がしました。翌日、卵塊のあった場所に行くと水は完全に干上がっていて、そのことが私の心をほんの少し軽くしてくれました。(Y)

2016年5月2日(月)
シュレーゲルアオガエル

 たんぼビオトープの開放水面を50%以上にするために、田んぼの草を根っこから引き抜く作業をしていました。バックグラウンドミュージックはシュレーゲルアオガエルの鳴き声です。キリリ、コロロとよく響くきれいな声です。ふと畦の水際を見ると大きな穴!漏水したら大変とあわてて穴を塞ごうとしたら、すぐそばに泡の塊。シュレーゲルの卵塊です(写真左)。直径は約3cm。そのあと、草の根を田んぼの水で洗って土を落としていると、窪みの中で抱接中のシュレーゲルが(写真右)。自然の中にいると、生きものの今まで知らなかったいろんな姿を目にします。シュレーゲルの、声はすれども姿は見えないというのは、畦の目につかない窪みの中でオスがメスを呼んでいたということのようです。ここにいると日々発見と感動の連続です.(Y)

2016年4月21日(木)
クロスジギンヤンマの羽化とフナ

 ビオトープ池で、4月16日から20日の間にクロスジギンヤンマ20個体が羽化しました(うち1個体は羽化失敗)(写真左)。ちなみに昨年は11個体、一昨年は37個体でした。3年ほど前に、この池で小さなフナを見つけました。川とつながっていない止水池でなぜフナが?初めは驚きましたが、池を作った時に近くのため池から採ってきた水草にフナの卵が付着していたのでは?それで合点がいきました。昨年の秋にはフナは体長20cmを超え、立派な体格になっていました。このままでは池の生物が食べ尽くされると思い、近くの広いため池に放しました。クロスジギンヤンマのヤゴも無事だったようです(一部は食われたかもしれませんが)。クロスジギンヤンマの羽化が終わると春本番。トンボの季節が始まり、オオコオイムシのオスも背中に卵を背負っています(写真右)。夕方、カヤネズミの巣がある休耕田からタシギ(鳥)が飛び出して…。今年は生物とのどんな出会いがあるか…楽しみです。(Y)

2016年4月14日(木)
ダイサギとオタマジャクシ

 アカガエルのオタマジャクシ(写真左)は暖かくなってどんどん成長して大きくなりました。でも数は日々少なくなっています。ほぼ毎日田んぼビオトープにやってくるダイサギ(白鷺の一種)は長い時間いて、そこで何かを食べています(写真右はダイサギの足跡)。多分大半はオタマジャクシでしょう。オタマジャクシの命がダイサギを育てているといえます。そんな中でカエルにまで育つオタマジャクシはどれくらいでしょうか。それでも良好な環境では、カエルがいなくなることもなく、ダイサギが増えすぎることもありません。カエルもまた昆虫などほかの命をもらって大きくなり、ダイサギもまた捕食され、ほかの生物の命を支えます。例えば、ミツバチがいるからハチミツや果物を食べられる。良好な環境でこそ、人間も自然から恩恵を受けることができるのです。ここにいると、人間もまた多様な生物の命によって支えられていることを実感します。多様な生物が生息し、関わり合うここの環境を大切に次の世代に渡したいと思います。(Y)

2016年4月1日(金)
つくし

 パソコンのトラブルでまたまた更新が滞ってしまった。なんとか復旧できたが古いパソコンなのでヒヤヒヤもの。さて、早くも4月。風景も日ごとに緑が増えてきた。日当たりの良い斜面ではつくしが最盛期(写真左)。立派なものがたくさん生えているとつい摘んでしまう。「はかま」取りが面倒なので少しにしようと思いながらもたくさん摘んでしまうのは俗人の悲しさ。早速夕食のおかずに卵とじ(写真右)。みずみずしく歯ごたえも良し。もちろんはかま取りは全部私が責任を取った。(T)

2016年3月19日(土)
レンゲソウとアマガエル

 去年の秋、休耕田にレンゲソウの種をまきました。なかなか芽が出ず心配しましたが、少しづつ出てきて今はたくさんの株が大きく成長し始めています。その種まきの後で古い種子がたくさん残っているのを見つけて、年末頃に、ダメだろうと思いながらトロ箱にまいて保温しておきました。すると案に相違してすべて発芽したようで。レンゲソウって強いんですね。その苗はビオトープ池のまわりなどに植えました(写真左)。土を掘っていたら冬眠中のやせたアマガエルが出てきました(写真右)。悪いことをしたなとカエルに謝りつつ、満開のレンゲソウを想像しているだけでうれしくなる私です。(Y)

2016年3月10日(木)
アカガエルの産卵

 2月13日の暖かい雨の夜に、田んぼビオトープでアカガエル(このあたりで見られるアカガエルは正確にはニホンアカガエルです)の産卵が始まりました。3月に入っても暖かい夜にはアカガエルの声がして、翌朝見に行く度に卵塊(写真左)が増えていきました。昨日、田んぼビオトープとその周辺の水たまりで卵塊の数を数えたら約350個ありました。1つの卵塊で500〜3000個の卵があります。1卵塊に500個としても約175,000個の卵があることになります。ちなみに去年の卵塊は約250個でした。どうして今年はこんなに増えたのか。排水路の整備により乾田化が進んだので、一年中水をためている田んぼビオトープがアカガエルにとって大切な場所になったのでしょうか。早くに産まれた卵はこのところの暖かさで一気にオタマジャクシとなり、元気に泳ぎ始めました(写真右)。この中でカエルになって子孫を残せるのはどれぐらいか。ここにいると、オタマジャクシがたくさんの生命を支えているのだということを実感します。(Y)

2016年3月8日(火)
笹刈り

 池の堤防沿いにイノシシ対策の金網があってその裏側がひどい笹の藪になっている。スズメバチや蛇が活動を始める前に何とかしようと少しずつ笹刈りをしている。何年も放置されていた場所なので2m以上にも伸びていて、おまけにクズ、ヤマノイモ、スイカズラなどの蔓がからんでひどい状態。刈払機で下の方を切っても倒れないからダメ。鎌で刈っても同じこと。やむなく能率は悪いが剪定ばさみを使う。まず立った姿勢で1m位のところを切る。絡んでいる蔓も切る。ある程度やったら今度はしゃがんで根元から切る。この時は刈払機も使えるが切った笹の軸が飛び跳ねて危ないし、後から集めるのも面倒。それで結局これも剪定ばさみ。こうして手間をかけてもすぐに新しい笹が出てきてあっという間に大きくなる。でもその時からは刈払機が使える。それを2、3年続けるとようやく笹の勢いも衰え、丈も低くなる。笹はとても手ごわいが時間をかければほどほどにコントロールはできる。(T)

2016年2月23日(火)
おひなさま

 長女の初節句に私の両親から贈ってもらったおひなさま(写真左)。今日東京の孫の初節句に間に合うように送りました。右の写真は私が小学生の頃に贈ってもらったもの。左のおひなさま一体分くらいの大きさです。さて、娘たちが大きくなり、いつの頃からかおひなさまを飾らなくなりました。最近になって私は私自身のために再び飾るようになりました。娘たちの幼いころ常だった、ひな寿司やひなまつりはないけれど、おひなさまの周りは華やいで私の心も和みます。娘たちを見守ってくれて、私を和ませてくれて。おひなさま、3度目の出番です。(Y)

2016年2月13日(土)
冬の仕事

 一昨日は刈り残した草刈りをしました。冬はカエルや昆虫がいないので安心してできます。草刈りをしていると、よくカヤネズミの球形の巣を見つけます(写真左)。新しそうな巣はその周りを刈り残してやります(また刈り残しができるのですが…)。残念ながらカヤネズミの姿はまだ見たことがないのですが、巣の多さから考えるとここには相当数がいる筈です。早く姿を見たいです。昨日は落葉掻き。落ち葉は畑や田んぼに入れて土作りに使います。
 他にも冬の作業はいっぱいあるので、たまに雨が降るとちょっと嬉しい気分。久々の休養日です。本を読んだり、手紙を書いたり…。でもほとんどは溜まった家事に追われてしまいます。
 今朝は未明から暖かい雨が降り出し、アカガエルの鳴き声がしました。昼間田んぼに行くと、やはり今年初めての産卵。田んぼビオトープに19個の卵塊(写真右)。周辺を合わせると30近くの卵塊がありました。今年も賑やかな水辺の季節が始まります。(Y)

2016年2月10日(水)
樹の伐採

 冬にもしなければならないことがたくさんあります。今日は庭に影をつくってしまうヒノキ(高さ10m位)の伐採をしました。周辺の木を傷めないように、木登り器で登って下から枝を落とし、最後にチェンソーで倒します。念のためロープと滑車を使って安全な場所から引っ張ります。ぴったり狙った方向に倒すことができました。倒した木は種類や大きさに応じて薪、斜面の土止め、階段作りの材料などに使います。細い枝も薪ストーブの最初の火おこしに重宝します。今日のヒノキの太い部分は30cm近くあるので、玉切りしてガーデン用の椅子にしようと話しています。(Y)

2016年1月21日(木)
薪ストーブ

 今日は大寒。さすがに寒い。我が家の主な暖房は薪ストーブ。入れて5シーズン目になるが、ようやく使いこなせるようになった。薪も自分で作れるようになり買う必要はなくなった。火を着けるには拾い集めた杉の葉と廃材を細く割ったものを使う(写真左)。乾いた杉の葉はよく燃えてすぐに廃材も燃えだす。後は廃材や細い薪を足していき、火力が強くなったら太い薪を入れる。最初は十分空気が入るようにする。しばらく燃えて天板の温度が100℃を超えたら、空気弁をほどほどに絞る。安定して燃えだすと耐熱ガラス越しの炎のゆらめきが何ともいえず美しく、見ていると心が落ち着くようだ。小型のストーブだけどとても暖かい。エアコンの暖房と違って体の内からほっこりと温めてくれる。(T)

2016年1月19日(火)
一挙に真冬

 暖かい冬が続いていたが、昨夜から雪が降り始め、今朝起きてみると10cmほどの積雪。雪は困ることも多いが白い風景も悪くない。気温が下がったので軽く気持ちのいい雪。歌の通り犬は大喜びで走り回っていた。歯医者の予約があったので10時頃から車で出かけたが問題なかった。もちろんタイヤは冬用に交換してある。ただ、明日以降残った雪が凍ると危なくなるので慎重に行動しなければ。まだ慣れない頃に凍った路面で転んでカメラレンズのフィルターを割ってしまったことがある。自分の骨でなくてよかったが。(T)

2016年1月4日(月)
暖冬

 今日は敷地に沿った細い道の落葉掻きをした。かつては小学校(今はなくなっている)への通学路だった道らしいが、今はほとんど通る人はいない。でも両脇のコバノミツバツツジヤマツツジがきれいで、珍しい植物が出てきたりもする貴重な環境なので毎年落葉掻きをしている。集めた落葉を空き地に積んでおくと1,2年で良い腐葉土ができるというメリットもある。ところでこの冬はちょっと異常な暖冬。県北のスキー場はどこも営業できずに困っているらしい。今日も日中は15℃位まで気温が上がり、春のような陽気。汗をかきながら落葉掻きをしているとキタキチョウが出てきた(写真左)。どこかにもぐり込んで越冬していたのを掻き出してしまったのか、それとも陽気に誘われて自分で出てきたのかはよくわからない。少しは飛ぶこともできたが、風の当たらない物陰に移し、落葉を被せておいた。右はシイタケ。去年の冬に植菌したもの。夏に遮光シートをかけてその後今までさぼってそのままにしていた。今日シートをはずしてびっくり。大きなシイタケが4つも出ていた。最大のものは笠の径が15cmほどもあった。これも暖冬のせいか?過ごしやすいのは確かだけど大丈夫かなとも思ってしまう。(T)

2016年1月1日(金)
明けまして

おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。またまたずいぶんブランクを作ってしまいました。冷や汗もんです。申し訳ありません。さて、新年。今年は子たちも帰省せず、ちょっと寂しいお正月。そこで元日登山に。近所の山好きのWさん姉妹と4人で那岐山(1255m)へ。前日午後に雪が降ったということで頂上付近は15cmほどの積雪。登山道はしっかりしていてアイゼンなしで大丈夫だった。下山してから麓のキャンプ場でWさんが持参の肉、野菜、餅で豚汁をふるまってくれた。自家製の味噌ということで最高に美味しかった。今年は例年とは違うスタートとなったが、よい元日を過ごすことができた。(T)

2015年10月30日(金)
西条柿

 5年ほど前に西条柿の苗を買って植えた。渋柿だがとてもおいしい干し柿ができる。その柿の木が今年、初めて実をつけてくれた(写真左)。ちょうど20個。数は少ないが大きくてなかなか立派なもの。さしずめ今年の新人王候補というところか。近所のお宅で毎年採らせていただくものと合わせて180個ほどを干し柿にした。2日かかったが苦労とは思わない。実もきれいだし、皮をむいてずらりと吊り下げた様もいい。それに店で売っている値段の高いものよりよほど美味しい干し柿ができる。自宅で実ったものが混じっていると思うとうれしさもひとしお。(T,Y)

2015年10月5日(月)
草を焼く

 棚田の休耕田3枚ほどをお借りして、いろいろ試みて遊んでいるが、そこ以外の場所もできるだけ草刈りをするようにしている。オーナーの方はお元気とはいえ高齢なので。刈った草の処理に関しては、堆肥化しようとか試行錯誤はしたが結局燃やしてしまうのが一番という結論。それにも要領がある。初めのうちは刈ってすぐに掃き寄せて積み上げていたが、これでは内部は乾燥しにくく、雨に濡れたりすると特に後が大変。写真左のように刈ったまま広げておくのがよいと気づいた。2、3日後にはよく乾いて、あっという間に燃えてしまう。しかし晴天続きで地面が乾いていると刈り残しの草に火が広がる恐れがあって怖い。地面が湿っていて、刈り草はよく乾いているという状態がベスト。夕方から雨の予報という日は安心で更に良い。もちろん風が強い日はご法度。火の扱いは慎重な上にも慎重にと心がけている。(T)

2015年9月27日(日)
自然観察会

 所属する「岡山県森林インストラクター会」では、毎年この時期に県内各地で参加者を募って自然観察会を行っている。今年は県東北端の西粟倉村、その中でも兵庫、鳥取県境に近い若杉天然林で実施した。場所が遠かったせいか一般参加は22名とやや少なかったが、絶好の秋晴れに恵まれ、気持ちよく楽しい観察会になった。他の県北の山地と同様、この地域もタタラ製鉄、それに伴う炭の生産などで森林が利用されていた所だが、この森は江戸幕府直轄の林地であったため、乱伐を免れ、戦後の拡大造林の時代にも貴重な自然が評価され、保全されてきた。そのため83haの面積にブナ、ミズナラ、トチノキ、カエデ類などの巨木が立ち並ぶ中国地方でも有数の天然樹林で、「森林浴の森百選」にも選ばれている。参加者もスタッフも秋の森を堪能したが、今年は特にブナの枯木に有毒のツキヨタケの発生が多く(写真右)、樹木以外にキノコ、シカ、ツキノワグマなどの話題で盛り上がった。楽しい一日だった。(T)

2015年9月15日(火)
イノシシと知恵比べ

 イノシシに田んぼビオトープの畦を荒らされるので、センサーライトを設置してみた。ツインライトのものが大型獣の目のようで効果的と考え、高かったがそれを買った(写真左、手前の白いのはクモの巣)。効果てきめんで悪さはすっかりなくなり、ザマミロと思ったのもつかの間…。一週間後には御覧の通り。今まで以上のひどい荒らされようで、麻袋の土のうもズタズタにされた。「よくも騙したな」と倍返しをされたような気がする。どうしたものか、次の一手を考えるとするか。学習能力の高いイノシシとの知恵比べは当分続きそう(負けそう)。(T)

2015年9月8日(火)
美人のカマキリ

 先日、田んぼからの帰り道、メスのオオカマキリに出会いました(写真左)。お腹が大きいので、もうすぐ産卵して一生を終えるのでしょうか。あまりに美しく、風格があったので思わず写真を撮りました。カマキリの仲間はみんなカメラ目線です。
 昨日の夕方、田んぼの雑草を手で刈っていたら、すぐそばの草にキアゲハが止まりました。写真を撮ろうと邪魔な草をどけたりしてガサガサしましたが、キアゲハは動きません。今夜の寝床と決めたのでしょう。ゆっくりおやすみ。いつもより少し早いけど、私も作業を終えて帰ることにしました。(Y)

2015年8月31日(月)
もうけもの

畑のスイカとマクワウリ。どちらも勝手に生えてきたもの。コンポストで堆肥化した生ゴミを畑に入れているので、おそらくそこに種が混じっていたのだろう。スイカもマクワウリも買った苗ではうまく育ったためしがないのに、これらはグングン成長して立派な実をつけた。スイカは幸いカラスにも見つからず、直径17、8cmまで育った。どちらも食べてみると、糖度は高くないが新鮮でとても美味しかった。これは元手いらずのもうけもの。来年からもこの無手勝流でいこう。まあ、毎年そううまくわ…(苦しい)(T)

2015年8月26日(水)
しそジュース

 しそジュースを毎年夏になると作ります。赤じそと青じその両方を使うと香りもよく、よりきれいな赤いジュースができます。
【材料】赤じそ(生の葉)50g、青じそ(生の葉)100g、クエン酸12g、砂糖(白いもの)500g、水1.5リットル。
【作り方】
@大きめの鍋でお湯を沸騰させ、洗った しその葉を入れる。再び沸騰したら弱火にして、さらに10分間煮る。

A火を止めてクエン酸を入れ、よくかき混ぜて溶けたら煮汁を漉す。しその葉はしっかり搾る。
B煮汁を鍋に戻して中火にかけ、砂糖を加えよくかき混ぜる。アクを取り除き、一煮立ちしたところで火を止める。
C煮沸して滅菌した蓋つきの瓶に入れて冷蔵庫で保存する(空いたばかりの酒、焼酎、酢などの瓶だと煮沸せずそのまま使える)。
飲む時は水や炭酸水で2〜3倍(お好みで)に薄めてください。砂糖やクエン酸の量が少ないので今夏中に飲んでください。
※(「ベニシアのハーブ便り」(世界文化社)を参考にしました)(Y)

2015年8月22日(土)
イノシシやりたい放題

 田んぼビオトープの畦は少しずつ低くなってくるので補修が欠かせない。土のうを積んだり土を盛って踏み固めたり、なかなか大変な作業。やっときれいになったと思ったら、翌日にはこの有様(写真左)。イノシシの仕業だ。土の中の虫を探すのだろうが、こんなひどい破壊行為をされるとガックリと力が抜けてしまう。ここ数年イノシシが増え、農家はどこも苦労している。他の地域ではそれに加え、シカやサルの害にお手上げ状態の所もあるらしい。中山間地の抱える大きな問題の一つ。気落ちばかりしていてもダメだから何か対策を考えようと思うが、面倒で費用もかかる電気柵以外に有効な手立てがないのが実情。すぐそばの水面で咲くミズオオバコの白い花(写真右)がなぐさめ。(T)

2015年8月17日(月)
ゴーヤの佃煮レシピ

 ゴーヤの佃煮を作りました。切り方は、薄切り、乱切り、といろいろありますが、ゴーヤの形や苦味がわかるように少し厚めに切りました。
【材料】ゴーヤ 中4〜5本(約800g)…縦半分に切って、綿と種を取ってから1cm幅に切る。(苦味が気になる人は薄切りにし、熱湯でさっとゆでて水気をしっかり切って使う)、薄口しょうゆ40ml、濃口しょうゆ40ml、酢80ml、砂糖(あまり精製されていないもの)160g、かつおぶし15g〜、炒りゴマ(白)適量、青じそ10枚(好みで増減)…みじん切りして水にさらし、水切りしておく。
【作り方】@酢、しょうゆ、砂糖を煮立たせてゴーヤを入れ、中火で水分がなくなるまで炒りつける。A汁気がなくなったら、かつおぶし、ごま、青じそを入れてさっと混ぜる。
 ゴーヤがたくさん手に入ったときにぜひ作ってみてください。おいしいですよ。(Y)

2015年8月14日(金)
ゴーヤの棚とカマキリ

 ゴーヤの緑のカーテンを始めて4年目。年々改良を加えてよくなってきていると思いますが、今年も下の方は葉が枯れてスケスケです。そこで液体肥料をやったり、米のとぎ汁をやったり…。ゴーヤの棚を見るのが日課になりました。そのゴーヤの棚で、毎年オオカマキリの幼虫が1頭居ついて成虫になります。今日も棚を眺めていると、オオカマキリ(♀)が目に止まりました(写真左)。昨日は大きな幼虫だったはず。よく見ると白い翅が生えて、そばには大きな脱皮殻。羽化直後です。しばらくじっとしていましたが、4時間後には体色も濃くなり活動を始めていました。去年の秋に産卵されたものが5月末に孵化。体長約1cmの糸くずみたいな幼虫が、体長約8cmの立派な成虫になりました。これからたくさん食べて無事産卵してね。旅立ちを見送る親になったような気持ちです。
 さて、ゴーヤ。この時期いただいたり、我が家で収穫したりで、たくさんのゴーヤが冷蔵庫の一角を占めています。お好み焼き、佃煮、チャンプルー、酢の物、熟したものはジャムにして美味しくいただきます。右の写真は白ゴーヤ。苦味がないので食べやすいです。(Y)

2015年8月12日(水)
真夏の収穫

 ちょっと余裕がなくて、長い間日記を怠っていました。クリックしていただいた方には誠に申し訳ありませんでした。これからまた週1回以上更新を目標に続けていきます。
 さて、去年の夏は雨が異常に多く、日照不足で夏野菜がさっぱりだったが、今年は一転、7月末から8月のはじめにかけて雨が降らず猛暑の日が続いた。こんな天候が合うのだろうか、今年はトマトとゴーヤがよくできた。トマトは乾いた畑が良いと聞いていたのでそのような場所に植え、ビニールで雨除けもした。そして地面が乾いてしまっても水をやらなかった。その結果、やや小粒ながら色づきのよいものがたくさん採れた。朝どりしたものを冷やして丸かじりする。トマト本来の味がして実に旨い。食べきれない分はトマトソースなどを作る(らしい)。(T)

2015年6月25日(木)
子ガエル

昼間、何気なくビオトープ池を眺めていたら、池の中の石の上に小さなトノサマガエル(写真左)。まだ尻尾がついています。(体長約4cm。口先から尾の付け根までは約2cm)。陸に上がったばかりのトノサマガエルを見るのは初めてです。それにしても、上陸間近のオタマジャクシ(写真右)の迫力と比べたら一回り小さくなって頼りない感じです。えら呼吸から肺呼吸への体内の大きな変化を想像すると無理もないかな。ゆっくり休息をとって無事に育ってね。(Y)

2015年6月14日(日)
ホタル2題
 梅雨に入ったが相変わらずの少雨傾向。雨が降らないと、つい草刈りなどの外仕事を優先するのでHPの更新を怠ってしまう。今日は所用で岡山市へ行った帰りに、いつも立ち寄る旭川河畔へ。予想通りオニグルミの葉裏にゲンジボタルが多数昼寝。きっとここは夜は綺麗なのだろうな。家から遠いのが残念。(T)
 田で作業をしていて、畦に置いていたゴム手袋を取ろうとするとヘイケボタル! 田んぼビオトープには幼虫の餌になるモノアラガイがいるので期待していましたが、やはり育ってくれていたようです。ゲンジボタルは各地で大切にされているのに田んぼで育つヘイケボタルは農薬の影響でしょう、ほとんど姿を消し、地味なので注目されることもありません。こんな生きものこそ大切に守ってやりたいと思うのです。(Y)
2015年5月28日(木)
雨が降らない

5月18日以降まとまった雨が降らず、気温も高い日が続いている。近隣の田ではため池から水を引くポンプの音が一日中響いている。我々が管理している田んぼビオトープの一部も干上がってしまった。せめて漏水を防ごうと畦切りの作業をしていたら、シュレーゲルアオガエルの卵塊が2個見つかった。大きさはピンポン玉くらい。畦の窪みに目立たないように産み付けられていたようだ(写真左)。よく見ると中でオタマジャクシが動いている。すでに孵化して雨を待っているようだ。でも降る見込みはないし、すぐ下の田は干上がってしまっている。このままでは死んでしまう可能性が高いので、自宅のビオトープ池に運んで水辺に置いてやった。少し水をかけるとすぐに卵塊は溶け始め、中から小さなオタマジャクシが次々と水の中に落下して元気に泳いでゆく(写真右)。数はきちんとカウントはできなかったが50匹くらいはいただろうか。このカエルは有名なモリアオガエルと近い種類で、同じように泡状の卵塊の中で孵化して雨天時などに水中に流れ出すという生態をもっているようだ。珍しいものが見られたのはうれしいが…カエルも人も雨が欲しい!(Y、T)

2015年4月22日(水)
カヤネズミが確かにいる!

昨年と同じ4月17日に種モミを播きました。地面に直接播いた種モミを鳥に食べられないよう上に稲わらを被せます。稲わらは1月に作った「わらにお」(写真左)をほどいて使うことにしました。半分ぐらいほどいたところに、カヤネズミの越冬巣(写真右)がありました。直径5cm(入口の直径は約1cm)ぐらいで、細い稲わらをうまく使って丸いボールのようです。「わらにお」の中はとても暖かそうです。カヤネズミはもういませんでしたが、そこで冬越しをしたと想像するだけでうれしくなります。(Y)

2015年4月6日(月)
出産ラッシュ

東京にいる長女が里帰り出産のためにこちらに来て、先月無事にに女児を出産しました。長女の出産とアカガエル類の産卵ピークが重なって忙しいこと! 用事の合間を縫ってビオトープ池や借りている田んぼ周辺の見回り。結果、目の届く範囲だけでおよそ250卵塊ありました。今はオタマジャクシになって、大きいもので体長2cmくらい。元気に泳いでいます(写真左)。このごろはシュレーゲルアオガエルの声がよく聞こえます。畦の修復をしながら、泡に包まれた卵塊を見つけるのがこれからの楽しみになりそうです。当地ではソメイヨシノが満開。ヤマザクラコバノミツバツツジも次々と咲き、美しい季節を迎えます。(写真右は作業中に現れたオオコオイムシ)(Y)

2015年3月30日(月)
シイタケ植菌

私事で忙しい日が続き、外の作業やHPの更新もままならなかったが、ようやく少し余裕ができて、今日はシイタケの植菌。1月に伐ったクヌギに電気ドリルで穴をあけ、ホームセンターで買った種菌(種駒)を打ち込んでいく(写真左)。6本の原木に200個の種駒を植えて建物の北側に並べた。種駒の袋に「従来品種より1年早く発生」と書いてあるので、来年の春には出てくるかな?新鮮な原木シイタケは最高に美味しいので今から楽しみ。(T)

2015年2月25日(水)
薪割り

寒い日の朝はまず薪割りから。ただし1日30分以内と決めている。それ以上頑張ってしまうと体にこたえる。道具は写真左の斧とくさび。斧はスウェーデン製で少し値が張ったが使いやすい。大きく振り下ろして…というのが格好いいのかもしれないが、残念ながら若くはない細くて貧弱な肉体。無理はせず真正面に構えて、腰の位置を下げながら斧を上からスッと落とすような要領。節のない部分ならこれで力もいらず安全に気持ちよく割れる。節がある部分は斧ではなかなか割れないので、くさびを使って割るのだが結構大変でこちらの節々も悲鳴を上げる。まあこれも無理はしない。温まった体で積み上げた薪を見るとなにやらうれしい気分になる。(T)

2015年2月18日(水)
アカガエルの産卵

16日の夜に暖かい雨が降ったので、田んぼに行ってみたら、2枚の田んぼビオトープと休耕田の水たまりに合計41個のアカガエルの卵塊がありました。自宅敷地内のビオトープ池にも産んだばかりのピカピカの卵塊が1つ。1月末に今シーズン初めて見つけた卵塊の中では発生が進んで、小さなオタマジャクシの姿を見ることができます。1卵塊あたりの卵数は500〜3000個。産卵は3月まで続くので、いったいどれくらいの数のオタマジャクシが生まれるのだろう。水面に氷が張る日も多いけど確実に春が近づいているのがわかります。写真左は抱接中のアカガエル(2月12日)。右は新しい卵塊。透明なゼリー状物質に包まれてとてもきれい。(Y)

2015年1月27日(火)
アカガエルの卵塊

田んぼの畦の補修に行った時に、田んぼビオトープで今年初めてのアカガエルの卵塊(写真左)を見つけました。ニホンアカガエルかヤマアカガエルかは、オタマジャクシになると区別できます。ニホンアカガエルのオタマジャクシ(写真右)には背中に1対の黒い斑点があるのです。この卵塊の主がどちらかは今後の楽しみにとっておこうと思います。卵塊は今は水面に張った氷の下にあります。どうか無事に育ちますように。(Y)

2015年1月22日(木)
クヌギの伐採

10年ほど前に植えたクヌギが直径20cm、高さ10m以上になった。これ以上大きくなると手に負えなくなるので伐採することにした。まっすぐに伸びた木なので正しい方法で伐れば予期せぬ方向に倒れる心配はないが、他の小木を傷めたくなかったのでロープと滑車を使って誘導した。右は玉切りした状態。太いものは割って薪ストーブの燃料に、ほどほどのものはシイタケのほだ木にする予定。クヌギは伐っても萌芽再生するから、それをまた育ててやろう。成長が速い割に材は充実して重く、でも斧で割りやすい。薪にはうってつけの有難い木だと思う。それにしても生木は重い。今回は問題なかったが、作業方法、チェンソーの扱いなど再確認しておく必要があると感じた。(T)

2015年1月18日(日)
藁にお(わらにお)

稲わらを積み上げたものを「わらにお」と言います。ある冊子の中で、以前は田んぼにたくさんあった「わらにお」がカヤネズミ(ススキなどの葉を編んで丸い巣を作る日本最小のネズミ)の格好の越冬場所になっていた、という一文を読んで、私も「わらにお」を作ってみました。わらの量が少なくて本物には程遠いですが、自然に溶け込んでいるのか我が家の犬も吠えません。早速スズメが残ったお米を食べに来ました。(Y)

2015年1月12日(月)
息抜き

やることがいっぱいある。暇を持て余しているよりは良いと思う。体を動かしているのも嫌いではない。でも毎日同じような日々だと気分が煮詰まってしまう。というわけで今日は休養日。以前から行ってみたいと思っていた総社市の備中国分寺(写真左)へ。今から約1270年前、天平13年に聖武天皇の勅願により建立された国分寺の一つ。現在の建物は江戸時代中期に再建されたもので国指定史跡となっている。周囲はよく整備された田畑で、一部の畑では早くも菜の花が咲いている。五重塔が風景とよくマッチしてとても良い。ぜひまた訪ねたい。帰りに同じく総社市の「ひいご池湿地」へ。ハンノキの花の写真を撮ろうと思って来てみたが1週間ほど早かったようだ。写真右は枝先に垂れ下がる雄花の穂でまだつぼみの状態。花といっても大変地味で見に来る人なんかいないだろうが、気になりだすと、よし1週間後にまたと思ってしまう。(T)

2015年1月2日(金)
雪の年明け

雪の年明けとなった。元旦も2日も強い寒気が入り、雪が降ったりやんだりの天気。左は今朝の様子。積雪は2cmほど。朝日が射しているがそのあとは曇って時折雪が激しく舞う時間も。正月らしく室内でゆっくり過ごすことに。右は元旦のお雑煮。二人とも大阪出身なので丸餅の白味噌仕立て。2日の朝はおすましで。酒はちょっと張り込んで津山の地酒「加茂五葉(カモイツハ)」の大吟醸。雪見酒でささやかにハレの日を祝う。(T)

2014年12月15日(月)
ダイコンとタマネギ

9月19日に種まきをしたダイコンが育って、先月から少しずつ収穫している。今年はやや小ぶりのものが多い。小さくても美味しい。我が家では葉もほとんど食べる。沢庵漬に挑戦したこともあるが見事に失敗。以後は面倒になってしまってそれっきり。右の写真はタマネギの苗。11月15日に定植したもの。冬に低温になる当地ではそのままだと霜柱に持ちあげられて全滅する(何回かやられた)。そこで今年はしっかりと対策を。左の畝はもみ殻と藁で防寒。右は不織布の黒マルチ。もう一畝は直播で雑草を取らない草マルチ。さてどうなるか。結果が楽しみ。(T)

2014年12月3日(水)
千歯扱き(せんばこき)

少しばかり稲を育てて収穫できたのはよいが、脱穀の手段が無い。どこかで古い脱穀機が借りられるだろうと高を括っていたが、どこの農家も処分してしまって残っていないらしい。いつまでも干したままで雀ばかりを喜ばせていた。竹でピンセットのようなもの(扱箸・こきばし)を作ってしごいてはずしたりもしたが、面倒でとてもやってられない。そこで一念発起、竹を割って櫛の歯のような道具(千歯扱き)を作った(写真左)。廃材で台も作った。これが意外とうまくいって能率が一挙に向上。喜んでいたら、訪ねてきた地元の方が、うちの倉庫に古いのがあるから貸してあげるという(もう少し早く来てほしかった)。それが右の写真。何時頃のものかはよくわからないという。竹製の雑な作りのものよりさらに能率アップ。一挙に脱穀作業が終了した。さて、ここからどうやってもみ殻をはずして玄米にするか。それはこれからゆっくり考えるとしよう。あせってもろくなことはありまセンバ。(T)

2014年11月23日(日)
干し柿

毎年100個ほど干し柿を作って楽しんでいる。ところが今年は干し柿に適した西条柿が裏年のようで、あまり店頭に出ず値段も高い。諦めていたら谷向こうのTさんが自分で取るならいくらでもあげるという。喜んでたくさん取らせてもらって今年も作ることができた。皮をむいて、紐に掛けて、熱湯をくぐらせてから吊るす。夜は霧が出ることが多いので家の中に入れる。出しっぱなしにすると必ずカビにやられる。とても面倒なんだけど、秋の日差しを浴びている柿のこの風情は大好きだ。好天が続いて畑のハクサイとキャベツ(写真右)も順調に育っている。ハクサイはすでに1個収穫した。虫に食われてはいるが安全のあかし。新鮮で美味しかった。(T)

2014年11月12日(水)
ゆりかご

隣接する放棄田から進出してきたガマが増えすぎたので、今日はガマの根茎除去作業をしました。掘り上げた根茎(およそ2m、写真左)を見て勢いのすごさに納得。張りめぐらせた地下茎から次々に新しい株ができるのです。本を読んでいて、「田んぼビオトープのような、稲作を行わない浅い水域は多様な生き物を育むゆりかごである」という一節が心に残りました。ゆりかごが居心地のいいものであるように、私の試行錯誤はまだまだ続きます。右の写真はサワガニ(10月10日撮影)(Y)

2014年11月10日(月)
DIY

今日は工作作業の日。部屋の一角に4段の棚を作った。建築廃材をもらったので材料費はゼロ。例によって計算ミスなどもあったがなんとか完成(写真左)。家の壁が板張りなのでこういう時には助かる。ノコで切った端材は風呂焚きの燃料。風呂のボイラーは兼用釜(写真右)といって灯油と薪の両方が使えるが、灯油はほとんど使わない。薪や端材で十分。火付けもコツをつかめば至極簡単。焚口が外なので寒い時期は少々つらいが、風呂は冷めにくくて気持ちがいい。便利だったり、楽だったりが幸福かというとそうでもないと思う。もちろん程度問題なんだが。(T)

2014年10月26日(日)
収穫の秋

ラッカセイ(写真左)とサツマイモ(右)を掘った。8月が日照不足だったからあまり期待していなかったが、案に反してよい出来栄え。ラッカセイは小ぶりだが虫食いなどはほとんどない。サツマイモも割合サイズが揃っていてきれいなものが多い。120個程あった。6月8日につるを20本植えたもの。冬場に落ち葉の堆肥(自作)と牛糞堆肥(無料配布)を入れただけであとは少し草取りをしただけでほおってあった。それでこれだけ採れてうれしい話。近所の人たちと焼き芋会をしよう。先日は柿の収穫をした。これは裏年で30個ほど。甘みも足りず手入れ不足が正直に出た格好。いずれにせよ楽しい収穫の秋。(T)

2014年10月23日(木)
冬鳥の季節到来
「小鳥」は秋の季語だそうです。我が家の庭にも、エナガ、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラの混群がほぼ毎日やってきます。つい先日はその中にアトリの雌(写真左。去年の写真です)を1羽見ることができました。ジョウビタキやツグミが来る前にアトリを観察するのは初めてのことでした。この冬は庭でどんな野鳥と出会えるか楽しみ…。冬鳥の季節到来です。ウワミズザクラもきれいに色づいてきました(写真右)。ジョウビタキは「季節の1コマ」bSで雌を、57で雄を紹介しています。(Y)
2014年10月12日(日)
宝さがし

同じ町内で、子どもたちのための活動をされているMさん(私たちの田んぼの先生でもあります)のイベントに参加しました。自然観察会を担当したので、ネイチャーゲームの「宝さがし」をしながら観察を楽しみました。ノビタキの群れ、カラス、キセキレイ、ヒヨドリ、タヌキのフンを観察したり、ドングリやクリ拾いをしたりと、短時間でしたがとても楽しいひと時でした。ごほうび用にマコモで作った草バッタを持っていったら、子どもたちがすごく喜んでくれました。私もうれしくなって、帰る道々話をしながら、チガヤでバッタを作ってもう一つプレゼント。観察会を終えて、コーヒー、カレー、玄米の巻きずしをいただきました。どれもおいしくて、心も体もホカホカの一日になりました。自然素材のクラフトを頑張ってみようかな。(Y)

2014年10月11日(土)
稲刈り

昨日は地域ボランティアグループの草刈り。草が茂った中に野菊の一種ノコンギクがきれいに咲いている場所(写真左)があった。一瞬迷ったが刈らずに残した。周囲の人たちも笑って見逃してくれた。これは残さなくてはね。
疲れたので今日はゆっくりするつもりだったが、大型台風の接近ということで急きょ稲刈り(写真右)。30坪ほどの狭い田だけど一株一株鎌で刈るのは結構大変だった。2日続きの肉体労働になったが気分は壮快。(T)

2014年10月8日(水)
一期一会

今から10年近く前、敷地内を鎌で草刈りをしていた時、3匹のニホンアナグマの母子連れが私の方に向かって歩いて来ました。3匹は私の5m程手前で止まり、座り姿勢でじっとこちらを見上げました。私は凍ったように動けなくなって…。先日は庭から見上げた空にカラスに追われたオオタカの姿が。羽根の模様が1枚1枚はっきりとわかる近さです。いずれも私の発した不用意な一声で、大切な出会いをフイにしてしまったけれど…。今年の春には、敷地内の斜面を上がってくる灰色の子ギツネを目撃。久々のキツネです。
昨日今日は天気も良く、メスグロヒョウモン(蝶)の産卵、真っ赤に染まったナツアカネ、ヤマガラとシジュウカラの水浴び、キジの雄(写真左)も現れ、夜には皆既月食と盛り沢山な、ちょっと贅沢な一日でした。(Y)

2014年10月7日(火)
台風一過

心配した台風18号もこちらでは6日未明にやや風雨が強まった程度だった。今日は秋晴れの好天。昨日の風で庭のホオノキの葉がかなり落ちた。大きな葉だから落ち葉の量も半端ではない。2、3回は落葉掻きをしなければならない。集めた落ち葉は空き地に積んでおいて、1、2年経ったら冬の間に畑に入れてやる。どちらの作業も結構な重労働なんだが、落ち葉の堆肥で育てたサツマイモはとても美味い。ホカホカの焼き芋を頭に描きつつ、さあ頑張るか。(T)

2014年9月30日(火)
ミョウガの花

畑の片隅の半日蔭に植えっぱなしのミョウガが今年はよく採れる。写真左はミョウガの花で、このように咲いてしまう前に掘りとって食用にする。薬味にしたり、甘酢漬にしたり。食べ過ぎると物忘れをするというのは俗信でまったく根拠はない。最近物忘れが多いがミョウガのせいにしてはいけないのだ。右はダイコン。9月19日に種まきをしたものだが、天候に恵まれ順調に育って本葉も出てきた。周辺の細い葉はカラスノエンドウ。春にピンクの蝶形の花が咲くおなじみの野草だが、9月頃発芽して寒い冬を小さな株で耐える。けなげに思うのだけど甘い顔をしていると春に急激に成長して畑がひどいことになる。でもこの時期はダイコンの成長の方が旺盛だから放っておいていいか、とまた楽をすることを考えている。(T)

2014年9月29日(月)
むかご

デッキの柱にヤマノイモが絡みつき、それが年々立派な株になります。そしてこの時期になると「むかご」がたくさんできます。毎年、軒先を貸してあげるかわりにむかごをいただいています。今日はそれと畑のミツバを収穫して(写真左)、昼食にお粥を作りました。お鍋に水を入れて沸騰させ、むかごを入れる。しばらくしてご飯を入れ、ミツバを散らす。塩少々で味付けをして完成(写真右)。※むかごは洗って冷凍しておくといつでも使えます。(Y)

2014年9月21日(日)
巣箱

自宅周辺に5つの巣箱があります。1つはブッポウソウ用の大きなもの。5月にはブッポウソウが何度も見に来ていたので期待したのに、今年も繁殖はありませんでした。残りの4つは小鳥用。うち3つが繁殖に利用されました。2つはシジュウカラが利用し、その内の1つがいは2度子育てをしました(写真左は巣立ち直前のひな)。1つはスズメが巣作りを始めたヤマガラ(写真右)を追い払って横取り。3番仔まで育てました。来年も繁殖に利用されるように、もうすぐ巣箱点検の季節です。(Y)

2014年9月19日(金)
冬野菜の準備

急に朝晩冷えるようになった。冬野菜の準備を急がなくては! 夏草で被われた畝をきれいにして白菜の苗の植え付け(写真左)。例年大きくなる前に寒さが来てうまく育たず、冬場のヒヨドリの餌になっていた。今年は少し早めに植えてみた。さてうまくいくか? 右はダイコンの種を蒔いたところ。「誰でもできる 野菜の自然流栽培」(農文協)という本にでているやり方が気に入っている。長靴の踵に重心をかけて柔らかい畝に足形をつける。その踵の部分に鶏糞と堆肥、つま先の部分に種を3,4粒。あとはうまく間引いて1本ずつにしてやればよい。毎年この方式でうまくできている。畑も凝りだすと時間がいくらあっても足りないから実にいい加減。ほおっておいてできるものしか作らないゴメンナ菜園。(T)

2014年9月16日(火)
草焼き

刈った草を積んだままにしていると夜の間にイノシシがひっくり返して下の地面を掘り返す。虫やミミズを探すのだろう。イノさんにも事情があろうが、こちらにも都合がある。そこで今日は風も弱いので刈り草を燃やすことにした。ここしばらく雨がなく乾燥しているので少しずつ慎重に。本当は夕方から雨というような日が安心なのだけど。合間に刈りっぱなしの草を集める。棚田のあぜがきれいになって気持ちが良い。ヒガンバナが咲き始めた(写真左)、右はサクラタデ。紹介しきれない魅力的な花々。(Y、T)

2014年9月11日(木)
草刈りとヒガンバナ

借りている田の周辺の草刈りをした(写真左。少し水面が見えている所が「田んぼビオトープ」)。数年前まではこの時期、黄金色の美しい棚田風景だったのが今はこんな感じ。でも今日はカラリとした快晴で風が心地よい。つい先日刈った畦でヒガンバナが出てきていた(写真右)。9月になって夏の暑さが一段落すると農家の人たちが一斉に畦の草刈りをする。それが終わるのを待っていたかのようにヒガンバナの花茎が地上に出てきて一気に成長し、中旬頃には色鮮やかな花を咲かせる。人の営みとの見事な調和に驚く。(T)

2014年9月5日(金)
稲の開花

 4月に籾を蒔き、6月に手植えした古代米(赤米、うるち)に花が咲き始めた。のぎが長くて赤い(写真左)。このあたりの農家はそろそろ稲刈りの時期だから、1か月ほど遅いけど、自然農での米作りを実践しておられる方に指導を受けて少し違う形での米作り。初挑戦で不安もあったが稲は元気に育っており、イノシシに荒らされなければ今夏の異常気象にも負けず、思った以上の収穫が望める…かな?(Y)
 不安定な天候が続いていたが今日はよい天気になった。年中水を溜めた状態にしている「田んぼビオトープ」の生きものも活気づいている。ナツアカネ(写真右)、ノシメトンボはどちらも雄雌連結飛行をしながら空中から卵をばらまく習性をもっているが、今日はどちらも10カップルほどが産卵に来ていた。
(T)

2014年9月1日(月)
田んぼビオトープ

今日は田んぼビオトープを覆いつくすコナギ(写真左)
の除草を行った。水中にはたくさんの小型のガムシやミズカマキリ、マツモムシ。オオシオカラトンボの交尾、打水産卵を見ることができた。雌が産卵している間、雄は周囲を警戒するように飛び回っていた。右はネコハギ。かわいい白猫のようです。(Y)

2014年8月29日(金)
田んぼの草刈り

田んぼの斜面の草刈りをようやく終えた。8月初めから雨と暑さの合間に少しずつ進めてきた。この斜面は長さ63m、高さ2mほど。特定の植物を残すために大きなハサミを使って手作業で慎重に行った。今、刈り残したサワヒヨドリ(写真右)やネコハギの花が満開です。(Y)

2014年8月28日(木)
ため池
2日かけて池の堤の草刈りをした。この池は今はほとんど利用されなくなっており、埋め立てられてしまうかもしれない。しかし、メダカやトンボ類など生きものにとって貴重な環境でもある。その価値を見てもらうためにも荒れ放題にしておくわけにはいかない。というわけでここの草刈りもやっている。大変といえば大変だけど、きれいになった風景は心地よい。気持ちのよい風も吹き抜ける。この堤はキジもお気に入り(キジの写真は5月のもの)。(T)
2014年8月20日(水)
田んぼ

 休耕田を4枚借りて、1枚はヒマワリ畑、2枚は田んぼビオトープ(写真左)、あとの1枚の半分にイネ(赤米)を植えている。 今日は田んぼの斜面の草刈りに行く。途中のため池ではチョウトンボ(写真右)が多数。田んぼビオトープでは、キイトトンボ、オオイトトンボ、アジアイトトンボ、シオカラトンボ、ギンヤンマ、トノサマガエルなど。斜面では、在来の植物をのこしながら、昆虫を傷付けないようにと気を遣いながらの手作業。 こちらに定住して4年目。ようやく田んぼと向き合えるようになって初めて気づいたこの時期の草の勢いのすごさ。それにしてもこの蒸し暑いお天気、どうにかならないかな。(Y)

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